JPH0219214B2 - - Google Patents

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JPH0219214B2
JPH0219214B2 JP21052485A JP21052485A JPH0219214B2 JP H0219214 B2 JPH0219214 B2 JP H0219214B2 JP 21052485 A JP21052485 A JP 21052485A JP 21052485 A JP21052485 A JP 21052485A JP H0219214 B2 JPH0219214 B2 JP H0219214B2
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JP
Japan
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yarn
speed
unwinding
winding
yarn length
Prior art date
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Application number
JP21052485A
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English (en)
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JPS6269844A (ja
Inventor
Hiroshi Sakamoto
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KAWAMOTO IND
Original Assignee
KAWAMOTO IND
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は糸条群を多数個のパツケージから解
舒して整経するための整経機において、糸条群の
巻取り速度を制御する方法に関する。
(従来の技術) 従来の整経機では各糸条はパツケージの巻始め
から巻終りにわたつて一定速度で解舒されて整経
ビームや整経ドラムに巻取られていた。
(発明が解決しようとする問題点) 従つて、パツケージ内の糸条巻径の大小差に伴
う解舒張力の変動、例えば、搬送中の取扱い不良
に基づく巻糸層外層部の変形や外層部の解舒時の
過大バルーニングによる糸条相互の衝突、中層部
の巻形状不良(リボン巻等)、内層部の過小バル
ーニングによる絡み合い等の原因によつて糸切れ
が多発し、糸切れ毎に整経機の運転を休止して糸
継ぎ作業後再運転する必要があるため、整経能率
が著しく低下する問題点や、機台停止の際糸条群
全体が緩んで張力のバラツキや糸条群の配列乱れ
が起生したり、風綿が付着して整経糸の品質が低
下する問題点等があり、従来では整経機を安全速
度で運転していた。
本発明の目的は上記問題点を解消して整経能率
を高めうるとともに、整経糸の品質を良化しうる
整経機における巻取り速度の制御方法を提供する
ことである。
(問題点を解決するための手段) 本発明はパツケージから解舒された糸条の通過
糸長を検出してこの実測通過糸長データが、パツ
ケージ内の総糸長を段階的に区分した各ステツプ
毎にそれぞれ設定された各解舒糸長範囲の各下限
にそれぞれ達したときに、その解舒糸長範囲に対
応するステツプを教示する信号を、前記各解舒糸
長範囲内の糸条の解舒にそれぞれ適応するように
設定された巻取り速度を記憶した速度記憶装置に
伝送し、この速度記憶装置が記憶した各ステツプ
の巻取り速度データに合わせて巻取り用モータの
回転速度を段階的に変速制御する整経機における
巻取り速度の制御方法を要旨とするものである。
(作用) パツケージから糸条を解舒して整径するに際
し、パツケージ内の総糸長を段階的に区分した各
ステツプ毎にそれぞれ設定された各解舒糸長範囲
内の糸条の解舒にそれぞれ適応する巻取り速度を
速度記憶装置に記憶させ、パツケージから解舒さ
れた糸条の通過糸長を検出してこの実測通過糸長
データが前記各解舒糸長範囲の各下限に達したと
きにその解舒糸長範囲に対応するステツプを教示
する信号を前記速度記憶装置に伝送し、巻取り用
モータの回転速度を、前記速度記憶装置が記憶し
た各ステツプの巻取り速度データに基いて変速制
御して糸条をパツケージから各段階の巻径にそれ
ぞれ適応する解舒速度で解舒する。
(実施例) 続いて、本発明の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
整経機のクリールに配列された多数個のパツケ
ージからそれぞれ解舒されて整経ビーム2に巻取
られる糸条1の通過糸長を検出するために糸条1
の通過途中に可転支持された測長ローラ3は糸条
1の走行で摺転し、この測長ローラ3の回転はロ
ータリエンコーダ4及びタコジエネレータ5に伝
達される。
測長ローラ3の回転に基づいて発信されるロー
タリエンコーダ4のパルス信号は測長器6に入力
されてカウントされ、測長ローラ3を摺過した糸
条1の通過糸長が測長器6で積算されるととも
に、測長器6の通過糸長データTは表示器15に
伝送されて糸長表示窓15bにデジタル表示され
る。
制御器7は満管パツケージの糸条の始端から終
端までの総糸長を適数個のステツプP1,P2,P3
…に段階的に区分した各ステツプPnの解舒糸長
範囲、すなわち、糸条1の解舒開始時から各ステ
ツプPnまでの各積算解除糸長L(L0,L1,L2…)
を記憶した糸長記憶装置8の各解舒糸長データ
Lnと、ロータリエンコーダ4のパルス信号に基
いて測長器6から伝送された実測通過糸長データ
Tとを比較して実測通過糸長データTが各ステツ
プPnの解舒糸長範囲Lの各下限にそれぞれ達し
た時点で、その解舒糸長範囲Lに対応するステツ
プPnを教示する出力信号を発信する。この出力
信号はステツプデータを記憶したステツプ記憶装
置16に入力され、実測通過糸長に対応するステ
ツプ番号がステツプ記憶装置16から表示器15
に伝送されてステツプ表示窓15aに表示される
とともに、制御器7の出力信号は各ステツプPn
の解舒糸長範囲Ln〜Ln+1に対応する巻径をも
つパツケージから糸条1を解舒するときに糸条1
が各解舒糸長範囲内の糸条1の解舒に適応する解
舒速度で解舒されるように各ステツプPn毎にそ
れぞれ設定された巻取り速度S(S1,S2,S3…)
を記憶した速度記憶装置9に伝送され、速度記憶
装置9からその時点の実測通過糸長に対応する各
ステツプPn毎の巻取り速度データSnが出力され
る。そして、この巻取り速度データSnは表示窓
15に伝送されて速度表示窓15cでデジタル表
示されるとともに、DA変換器10でアナログ変
換されてから、増幅器11で増幅されて速度制御
器12へ伝送される。
速度制御器12は測長ローラ3の回転が入力さ
れたタコジエネレータ5の出力電圧と、増幅器1
1から入力した各巻取り速度データSnとに基づ
いて出力電圧を増減制御し、この速度制御器12
の出力電圧が整経ビーム2を回転駆動するために
設置された制御モータ、すなわち、巻取用モータ
13に入力され、巻取用モータ13が変速制御さ
れる。
従つて、整経ビーム2は各ステツプPnの各巻
取り速度データSnに基づいて回転制御され、糸
条1は各解舒糸長Lに相当する係長が測長ローラ
3を通過する毎に各ステツプPnの各巻取り速度
Sに変速されて整経ビーム2に巻取られる。
ここで、ステツプ数n、各ステツプPnの解舒
糸長範囲Ln〜Ln+1、及び各ステツプPnにおけ
る巻取り速度Sは糸条1の素材、番手、パツケー
ジの巻形状等に基づいてステツプ設定器17、糸
長設定器18、速度設定器19でそれぞれ設定さ
れる。
第2図に示す実施例では総糸長65000mのパツ
ケージの糸条を整経するに際し、ステツプPを6
段階に区分し、解舒糸長Lが0〜1000mの範囲を
P1、1000〜2000mの範囲をP2、2000〜3500mの
範囲をP3、3500〜7000mの範囲をP4、7000〜
62000mの範囲をP5、62000〜65000mの範囲をP6
とし、ステツプP1〜P6の各巻取り速度をそれぞ
れ500,600,700,800,700m/minに設定して
ある。
また、第3図のグラフはステツプ数を3とし、
パツケージの最外層部付近及び最内層部付近での
糸条の解舒速度をそれぞれ減速するように設定し
た例を示したものである。
次に、上記した構成をもつ実施例の作用と効果
を説明する。
本例では多数個のパツケージからそれぞれ糸条
1を解舒して整経ビーム2に巻取るに際し、パツ
ケージから解舒された糸条1の通過糸長を検出し
てこの実測通過糸長データTが、パツケージ内の
総糸長を段階的に区分した各ステツプPn毎にそ
れぞれ設定された各解舒糸長範囲Lの各下限にそ
れぞれ達したときに、その解舒糸長範囲Lに対応
するステツプPnを教示する信号を、各解舒糸長
範囲L内の糸条の解舒にそれぞれ適応するように
設定された巻取り速度Sを記憶した速度記憶装置
9に伝送し、実測通過糸長データTが各ステツプ
Pnの解舒糸長範囲Lの各下限にそれぞれ達した
時点で、速度記憶装置9が記憶した各ステツプ
Pnの各巻取り速度データSnに合わせて巻取り用
モータ13を段階的に変速制御するように構成し
てある。
このため、糸条1をパツケージの巻径が順次減
少する過程でそれぞれの巻径に適応する速度で解
舒して各ステツプPnでの巻取り張力を適正化す
ることができ、糸条1の巻取り中に巻形状不良や
配列不良や、バルーニング形態不良等によつて糸
条が切断したり、糸条に過大張力が付加される不
具合を排除し、パツケージ内の糸条をその始端か
ら終端にわたつて円滑に解舒して定張力で巻取
り、整経工程を安定化することができる。
従つて、糸切れ毎に整経機の運転を停止する不
具合を排除して整経能率や生産性を高めうるとと
もに、機台停止後の再運転に伴う配列乱れや風綿
巻込み等を抑止して整経糸条の品質を高めうる効
果がある。
(発明の効果) 本発明は前記したように構成してあるので、糸
条をパツケージから各段階の巻径にそれぞれ適応
する解舒速度で安定に解舒することができ、パツ
ケージの巻径が糸条の高速解舒が可能な範囲では
糸条を許容最高速度で解舒し、高速解舒が不適な
範囲では巻径に適応する速度に減速して糸条を解
舒することができるので、整経時の糸切れを低減
して整経能率を向上させ、また、整経糸条の品質
を良化しうる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はブロツクダイヤグラム、第2図,第3図はそれ
ぞれステツプと解舒糸長と巻取り糸長との関係を
例示するグラフである。 1…糸条、9…速度記憶装置、13…巻取り用
モータ、Ln…解舒糸長データ、Pn…ステツプ、
Sn…巻取り速度データ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パツケージから解舒された糸条の通過糸長を
    検出してこの実測通過糸長データが、パツケージ
    内の総糸長を段階的に区分した各ステツプ毎にそ
    れぞれ設定された各解舒糸長範囲の各下限にそれ
    ぞれ達したときに、その解舒糸長範囲に対応する
    ステツプを教示する信号を、前記各解舒糸長範囲
    内の糸条の解舒にそれぞれ適応するように設定さ
    れた巻取り速度を記憶した速度記憶装置に伝送
    し、この速度記憶装置が記憶した各ステツプの巻
    取り速度データに合わせて巻取り用モータの回転
    速度を段階的に変速制御することを特徴とする整
    経機における巻取り速度の制御方法。
JP21052485A 1985-09-24 1985-09-24 整経機における巻取り速度の制御方法 Granted JPS6269844A (ja)

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JP21052485A JPS6269844A (ja) 1985-09-24 1985-09-24 整経機における巻取り速度の制御方法

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JP21052485A JPS6269844A (ja) 1985-09-24 1985-09-24 整経機における巻取り速度の制御方法

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Publication Number Publication Date
JPS6269844A JPS6269844A (ja) 1987-03-31
JPH0219214B2 true JPH0219214B2 (ja) 1990-05-01

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ID=16590790

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JP21052485A Granted JPS6269844A (ja) 1985-09-24 1985-09-24 整経機における巻取り速度の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH673663A5 (ja) * 1987-06-19 1990-03-30 Benninger Ag Maschf

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JPS6269844A (ja) 1987-03-31

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