JPH02191265A - シアヌル酸の固結防止方法 - Google Patents

シアヌル酸の固結防止方法

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JPH02191265A
JPH02191265A JP24863589A JP24863589A JPH02191265A JP H02191265 A JPH02191265 A JP H02191265A JP 24863589 A JP24863589 A JP 24863589A JP 24863589 A JP24863589 A JP 24863589A JP H02191265 A JPH02191265 A JP H02191265A
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Mikio Tsuchida
土田 美喜夫
Masaki Tsukuda
佃 正樹
Hiroko Furuya
古屋 裕子
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Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シアヌル酸又はこれを主成分として含有する
組成物の固結防止方法に関する。
シアヌル酸は、プール消毒剤等の殺菌消毒剤であるトリ
クロルイソシアヌル酸、ジクロルイソシアヌル酸ナトリ
ウムの原料として、又、耐熱性のフェス用として使われ
るトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
トリス(2,3−エポキシプロビル)イソシアヌレート
等の原料として用いられている。
シアヌル酸は、通常、工業製品としては、溶解速度の高
い粉末或いは顆粒が望まれているが、貯蔵が長期に及ぶ
場合には固結し易い。
このような固結が起こると、使用前に粉砕しないと計量
が回能であったり、また、例えば、トリクロルイソシア
ヌル酸の製造の際にカセイソーダ水溶液に溶解させるの
に長時間を要する等の不都合を招くので、長期保存によ
っても固結の起らないシアヌル酸の提供が望まれている
(従来の技術) シアヌル酸の固結防止方法としては、特公昭51−76
75号に、N Hsとシアヌル酸とを接触させることに
より流動性の良いシアヌル酸を得る方法が開示されてい
る。更に、シアヌル酸に界面活性剤やステアリン酸の塩
類、シリカ微粉末等を混入させる方法も知られている。
(発明が解決しようとする課題) 上記界面活性剤を混入させる方法では、得られたシアヌ
ル酸を溶媒などに溶かして使用する際に泡立ちが起こり
易く、また上記ステアリン酸の塩類添加の場合には、シ
アヌル酸とステアリン酸塩とが反応を起こし、その結果
ステアリン酸が遊離するので、溶媒の表面にステアリン
酸の油膜が生じやすい、更に、上記シリカ微粉末を混入
させる方法によると得られたシアヌル酸を取扱う際に発
塵が起こり易く、作業環境が害される。更にシリカ微粉
を混入させる方法によると、上記トリス(2−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレートの製造に使用する際、不溶
解物として残存し、耐熱性フェスを製造する際にピンホ
ールの発生等の不都合を生ずる。
本発明者等は上記の問題点を解決するために鋭意研究を
行い、意外なことに、シアヌル酸の長期保存中の固結防
止にエチレンカーボネート、多価アルコール、オキシ酸
又はシアヌル酸誘導体等の特定の有機化合物が効果ある
ことを見出し本発明を完成した。
本発明の目的はシアヌル酸又はこれを主成分として含有
する組成物の長期間の保存中に固結するのを防ぎ、且つ
シアヌル酸を原料として使うときに影響がない、シアヌ
ル酸の固結防止方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、シアヌル酸又はこれを主成分として含有する
組成物に、固結防止剤として、エチレンカーボネート、
多価アルコール、オキシ酸又は下記の一般式(1)で表
されるイソシアヌル酸誘導体 (但し、Rは−(CHxCHzO)ll Rt、又は、
−(cHx)+eCOORiで、nは1〜3、R,は水
素、C1〜C11のアルキル基、CI−CI lのアル
キルモノカルボン酸残基又はグリシジル基、R2は水素
又は−CHs、R4及びR3は水素、C3〜C11のア
ルキル’IJ、CI−Cl @のアルキルモノカルボン
酸残基又はグリシジル基、mは1〜2、R6はC1〜C
11のアルキル基を示す、)で示される化合物の中から
選ばれた少なくとも1種の化合物を加えることを特徴と
するシアヌル酸の固結防止方法に関する。
本発明の対象とするシアヌル酸は、粉末及び顆粒状のも
のである0粒子径は特に制限を有するものではないが、
通常の粉末状あるいは顆粒状の工業製品に適用できる。
固結防止剤であるエチレンカーボネート、多価アルコー
ル、オキシ酸又は一般式(I)で示されるシアヌル酸誘
導体の添加量は、シアヌル酸に対して0.1−10重量
%が好ましい、0.1%未満では、固結防止が殆ど達成
されない、10重量%を越えて添加しても、さ程その効
果の向上がなく、シアヌル酸の純度低下を招来すると同
時に、経済的でないので好ましくない。
本発明の固結防止剤である一般式(1)で示されるシア
ヌル酸誘導体のうち、好ましい化合物としては、 Rが、 (CHt CHz O) −Rr (D場合は
、n−1、R,−OHである一CHgCHzOHのトリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、n=l
5R,=OCR,である一CHz CHz OOCHl
のトリス(2−アセトキシエチル)イソシアヌレート、 n=2、Rt ” Hである=CH,CH,0CHIC
H、OHのトリス(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
チル)イソシアヌレート、 2.3−エポキシプロポキシ)エチル)イソシアヌレー
ト、      R2 星 Rが、 CHz CHCH3の場合は、R,=CHのト
リス(2−ヒドロキシプロピル)イソシアヌレート、 Rz−Hのトリプロピルイソシアヌレート、R,−CH
,のトリス(2−メチルプロピル)イソシアヌレート、 R5−Hのトリス(2,3−エポキシプロピル)イソシ
アヌレート、 R,=CH,のトリス(2−メチル−2,3−エポキシ
プロピル)イソシヌレート、 Rが一〇 Ht CH(ORa ) CHORsの場合
は、R,−H,R,=Hである=CH,CH(OH)C
H,OHの、トリス(2,3−ジヒドロキシプロピル)
イソシヌレート、 R,−H,R,=CH,であるトリス(3−メトキシ−
2−ヒドロキシプロピル)イソシヌレート、Rが−(C
Hz)、COORhf)場合は、m−1、Ri”=Hの
トリス(カルボキシメチル)イソシヌレート、及びこの
カルボン酸のメチル、エチル或いはプロピルエステル、 m=2 、Ra −Hのトリス(カルボキシエチル)イ
ソシヌレート、及びこのカルボン酸のメチル、エチル或
いはプロピルエステル等が挙げられる。
また、本発明の固結防止剤として用いる多価アルコール
としては、脂肪族の多価アルコールが好ましく、例えば
グリセリン、ペンタエリスリトール、ジエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール等が挙げられ、更にオキ
シ酸としては、脂肪族のオキシ酸が好ましく、例えばリ
ンゴ酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸等が挙げられる
これらの化合物は単独、混合して添加してもよい。シア
ヌル酸とこれらの固結防止剤の混合は、通常の混合機、
例えば■型混合機等を用いることにより容易に行える。
混合時間は、加えた固結防止剤による固結防止効果が発
現するに充分な時間でよい。通常の混合機によるときは
、5〜60分程度でよい。この際、シアヌル酸に粉末で
加えることが好ましい、また、上記混合機による混合の
他、粉砕機を用いることもできる。エチレンカーボネー
トでは、結晶でシアヌル酸に混合してもよい。水溶性の
固結防止剤の場合は、その水溶液をシアヌル酸にスプレ
ー混合した後に乾燥してシアヌル酸を得る方法等でも良
い。
(発明の効果) 本発明によると、固結性のシアヌル酸を極めて簡易に非
固結性のシアヌル酸に変性することができ、長期にわた
る保存中に起る固結を防止する。
更に、本発明は、従来の固結防止方法であったシアヌル
酸を原料に用いた際の問題も生じない優れたシアヌル酸
の固結防止方法である。
以下に実施例と比較例を示し、更に、本発明の詳細な説
明する。
実施例1〜10及び比較例1〜2 シアヌル酸粉末に、エチレンカーボネート、トリス(2
−ヒドロキシエル)イソシヌレート、トリス(2,3−
エポキシプロピル)イソシアヌレートを、表1に示す様
にそれぞれ単独に添加したものを内径50mm1高さ1
00mmのステンレス製の二つ割筒状容器に充填し、1
00ミクロンの低密度ポリエチレン袋に入れヒートシー
ル後、0゜2kgの荷重をかけたまま、温度30℃、湿
度70%、及び温度40℃、湿度80%の恒温恒温室内
に10日間放置した後、円柱状に成型した試料をとり出
し、破砕圧測定機にかけその破壊荷重を測定した。比較
のために、シアヌル酸単独の場合も同様に行った。結果
を併せて表1に示す、破壊荷重の測定値が小さいものが
固結度の低いことを示す。
(以下余白) E、C1Iエチレンカーボネート T、H,E、1.C寓トリス(2−ヒドロキシエチル)
イソシアヌレート T、B、P、 1.C驚トリス (2,3−エポキシプ
ロピル)インシアヌレート 実施例11〜19及び比較例3 シアヌル酸粉末に、表−2に示す化合物の水溶液をそれ
ぞれ単独にスプレーし、混合後、105℃で乾燥したも
のを、実施例1と同様に評価した。
但し、使用した低密度ポリエチレン袋は厚さ40ミクロ
ン、荷重は0.1 k gで、温度35℃、湿度80%
で15日間放置した。比較のために、シアヌル酸単独の
場合も同様に行った。結果を併せて表−2に示す。
(以下余白) 表1及び2に示すように、実施例に用いられた化合物の
添加によって、シアヌル酸の固結防止に効果があること
がわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シアヌル酸又はこれを主成分として含有する組成
    物に固結防止剤として、エチレンカーボネート、多価ア
    ルコール、オキシ酸又は下記の一般式で表されるイソシ
    アヌル酸誘導体 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは−(CH_2CH_2O)_n−R_1、
    ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 −CH_2CH(OR_4)CHOR_5、又は、−(
    CH_2)_mCOOR_6で、nは1〜3、R_1は
    水素、C_1〜C_1_8のアルキル基、C_1〜C_
    1_8のアルキルモノカルボン酸残基又はグリシジル基
    、R_2は水素、−OH又は−CH_3、R_3は水素
    又は−CH_3、R_4及びR_5は水素、C_1〜C
    _1_8のアルキル基、C_1〜C_1_8のアルキル
    モノカルボン酸残基又はグリシジル基、mは1〜2、R
    _6はC_1〜C_1_8のアルキル基を示す。)の中
    から選ばれた少なくとも1種の化合物を加ええることを
    特徴とするシアヌル酸の固結防止方法。
  2. (2)固結防止剤の添加量が、シアヌル酸に対して0.
    1〜10重量%である請求項1記載のシアヌル酸の固結
    防止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10128577A (ja) * 1996-10-23 1998-05-19 Nissan Chem Ind Ltd フラックス組成物

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