JPH02190254A - 研磨方法 - Google Patents

研磨方法

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JPH02190254A
JPH02190254A JP953489A JP953489A JPH02190254A JP H02190254 A JPH02190254 A JP H02190254A JP 953489 A JP953489 A JP 953489A JP 953489 A JP953489 A JP 953489A JP H02190254 A JPH02190254 A JP H02190254A
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sand
belt
abrasive
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は研磨方法に関し、−層詳細には、加工材の加工
面に対し複数の研磨材を互いに異なる方向に同時に往復
移動させ、これによって、特に家具並びに建具等の材木
の木地や塗装面全面を効率的に且つ高精度に研磨可能に
した研磨方法に関する。
[発明の背景] 一般に、家具や建具等に用いられる扉や化粧板の枠部に
はその外周辺に沿って直線的に延在する凹凸面を形成す
る場合が多い。その際、機械加工により枠部に凹凸面を
形成した後、他の化粧面と同様に、この凹凸面に仕上げ
研磨を施し、さらに前記凹凸面を塗装すると共に、当該
塗装面を滑らかに仕上げるべく塗面研磨が行われている
そこで、この種の仕上げ研磨並びに塗面研磨を行う研磨
装置として11例えば、第1図および第2図に示す装置
が従来から知られている。すなわち、第1図に示すよう
に、水平方向に延在するテーブル2上に加工材(枠材)
4を載置して送りローラ6a 、6bを矢印方向に回転
させることにより前記加工材4を矢印方向に搬送させる
一方、テーブル2の上方にはローラ8a18bに巻掛け
られたエンドレスなサンドベルトlOが加工材4の送り
方向に沿って張設されている。そして、前記ローラ3a
 、 8bの回転作用下にサンドベルト10を加工材4
の送り方向とは逆方向に変位させながら当該ローラ8a
 、8b間のサンドベルト10をパット部材12で加工
材4に押接させて前記加工材4の研磨作業を行っている
。ここで、加工材4の加工面は断面円弧状の凸部4aと
凹部4bとを有しており、パット部材12の押接面12
aは前記凸部4aおよび凹部4bに対応する凹凸面形状
に選択されている(第2図参照)。
然しなから、前記の従来技術に係る研磨装置は、移動す
るサンドベルト10をパット部材12を介し加工材4に
圧接させるため、この加工材4には相当に大きな負荷が
作用することになる。
このため、前記加工材4を矢印方向に一定の送り速度で
搬送すべく動力の大きな搬送機構が必要となり、実際上
、加工材4の上下方向に多数の送りローラ6a 、6b
を配設しなければならず(第1図参照)、これによって
経済性が悪く且つ装置自体が大型化してしまう。しかも
、加工材4の上面、すなわち、加工面に前記多数の送り
ローラ6aが摺接しているため、サンドベルト10によ
り、特に前記加工材4の内側加工面4c  (第2図参
照)を確実に研磨することが出来ないという不都合が指
摘されている。
一方、この種の研磨装置として、第1図および第2図に
示す装置とは異なり、パット部材の押接面金面に予めサ
ンドペーパー等を貼着し、このパット部材を加工材表面
に押接した状態で当該パット部材自体を往復動させる装
置が知られている。
然しながら、前記の従来技術では、パット部材を往復動
させる際に激しい振動が惹起し、このため、装置自体に
特別な防振構造を採用しなければならない。しかも、加
工材の搬送方向とその逆方向とでは前記加工材に作用す
る負荷の差が著しく、前述した第1の従来技術と同様、
動力の大きな搬送機構が必要となる。これによって、製
蓋全体が大型化すると共に、特に加工材の内側加工面を
自動的に且つ正確に研磨することは不可能となっている
[発明の目的コ 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、加工材の加工面に沿って複数の研磨材を摺接さ
せ、各研磨材を互いに異なる方向に且つ同時に変位させ
ることにより夫々の研磨材の摺動動作に起因して加工材
に作用する負荷が互いに打ち消し合って前記加工材に不
要な外力が作用することを阻止出来、−当該加工材の搬
送機構を小型化し得ると共に、加工面に送りローラ等を
配置する必要がなく、このため、特に、前記加工材の内
側加工面に研磨材を確実に摺接させて前記内側加工面を
自動的に且つ正確に研磨することを可能にした研磨方法
を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は加工材の加工面
に研磨材を押接して前記加工面を研磨する方法であって
、前記加工面に対し複数の研磨材を並設し、各研磨材を
互いに異なる方向に且つ同時に往復移動させて当該加工
面の研磨を行うことを特徴とする。
[実施態様コ 次に、本発明に係る研磨方法ついて好適な実施態様を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第3図および第4図において、参照符号20は本実施態
様に係る研磨装置を示す。前記研磨装置20は基台22
を含み、前記基台22の前方にフレーム24を配設する
と共に、この基台22の側方にはケーシング26を立設
する。前記フレーム24の上部には比較的長尺な第1の
テーブル28が橋架されており、この第1テーブル28
の上面には平滑な載置面30が設けられ、前記第1テー
ブル28の短手方向一端側にこの載置面30より上方に
突出し当該第1テーブル28の長平方向に延在するガイ
ド部32が形成される。第1テーブル28の略中央部に
は図示しない回転駆動源の駆動作用下に正転並びに逆転
自在な一対の送りローラ34a、34bが支持されてお
り、これらの送りローラ34a、34bの上端は載置面
30より僅かに上方に突出している。さらに、送りロー
ラ34a134bの両外方にあって第1テーブル28の
側部にガイドバー36a、36bが摺動自在に嵌合して
おり、前記ガイドバー36a、36bの端部に補助テー
ブル38が支持される。この場合、前記補助テーブル3
8の上面は載置面30と同一高さ位置にあり、この補助
テーブル38は後述する加工材の寸法に応じて第1テー
ブル28との間隔を調整自在に構成される。
フレーム24には第1テーブル28の下方にあって第1
のねじ軸40が橋架されており、この第1ねじ軸40は
フレーム24の両端部に鉛直方向に延在して支承されて
いる第2のねじ軸42a、42bに噛合すると共に、前
記第1ねじ軸40の一端にハンドル44が装着される。
ここで、夫々の第2ねじ軸42a、42bに第2のテー
ブル46が支持されており、この第2テーブル46は図
示しない回転駆動源の駆動作用下に正転並びに逆転自在
な送りローラ48a、48bを備えている。
次いで、ケーシング26の上部側には昇降手段50を介
し装置本体52が配設される。前記昇降手段50はハン
ドル54に軸着された回転軸56を有し、この回転軸5
6の回転作用下に装置本体52を上昇並びに下降変位さ
せるものであり、実質的にはボールねじ(図示せず)等
が使用される。また、装置本体52は図示しないアクチ
ュエータの作用下に昇降手段50に対し前後方向に進退
自在に構成される。
装置本体52のフレーム24側に突出する端面にガイド
フレーム58が係着され、このガイドフレーム58には
平行な一対のガイドバー60a、60bが上下方向に橋
架され、これらのガイドバー60a、5Qbに第1およ
び第2の研磨機構62a162bが変位手段64を介し
互いに逆方向に往復動可能に装着される。
第5図に示すように、前記変位手段64は装置本体52
上に固定される回転駆動源66を有し、この回転駆動源
66の図示しない回転駆動軸には第1のプーリ68が軸
着される。この第1プーリ68にベルト70の一端が張
設され、このベルト70の他端に第2のプーリ72を係
合する一方、前記第2プーリ72に回転軸74を軸着す
る。回転軸74は装置本体52内をガイドフレーム58
側まで延在して第1の歯車76を軸着し、前記第1歯車
76には第2の書庫78を噛合すると共に、前記第1歯
車76並びに第2歯車78にクランク手段gQa、80
bを構成するピン82a、82bが偏心して連結されて
いる。そして、クランク手段80a、80bを構成する
クランク片84a、84bが夫々第1および第2研磨機
構62a、62bを構成するスライダ86a、86bに
係着され、これらのスライダ86a186bはガイドバ
ー60a、60bと嵌合してガイドフレーム58に支持
される。
そこで、第1研磨機構62aの詳細について以下に説明
し、第2研磨機構62bについては同一の構成要素に同
一の参照数字にbを付し、その詳細な説明を省略する。
すなわち、第1研磨機構62aを構成するスライダ86
aには板状のブラケッ)88aが係着され、このブラケ
ッ)88aの下部側に孔部90aを穿設すると共に、こ
の孔部90aの上方にこれを中心にして円弧状を呈する
ガイド溝92aを形成する。第3図および第4図に示す
ように、前記孔部90a並びにガイド溝92aにはねじ
付つまみ部材94a、95aを挿通し、夫々の先端部を
ボディ96aに穿設されている図示しない螺孔に螺入し
てこのボディ96aを所定の角度だけ傾動自在にブラケ
ット88aに支持する。前記ボディ96aは鉛直方向に
延在する筐体状を呈、しており、このボディ96aの両
側部路中央部に揺動アーム98a198aの一端部が支
持されると共に、スプリング100a、100aを巻回
して夫々の揺動アーム98a198aの他端部を互いに
離間する方向に付勢し、且つ前記他端部にローラ102
a、 102aを支承する(第7図参照)。
次いで、ボディ96aの上部にブラケット104aを介
し駆動ローラ106aが支承されると共に、この駆動ロ
ーラ106aは送出手段108aを介して一定方向に所
定角度ずつ回転自在に構成される。すなわち、第6図に
示すように、駆動ローラ106aの中央部から延在する
回転軸107aはその途上においてブラケッ) 104
aの支持板110aに嵌合して支持される。この回転軸
107aの端部には上方から調整ねじ112aが係合す
る一方、下方からコイルスプリング114aが当接し、
前記調整ねじ112aを所定方向に螺回することにより
駆動ローラ106aの傾きが調整される。
前記回転軸107aには支持板110aと駆動ローラ1
06aとの間にあってチェーンホイール116aが軸装
されると共に、このチェーンホイール116aには図示
しないラチェット機構等が設けられ、これにより駆動ロ
ーラ106aを一定の方向にのみ回転するよう構成して
いる。前記チェーンホイール116aにはチェーン11
8aが懸架され、このチェーン118aの一端はボディ
96aに固着されたエアシリンダ120aから鉛直上方
向に延在するピストンロッド121aに係合し、前記チ
ェーン118aの他端はボディ96aに一端部を固設さ
れた引張用スプリング122aの他端部に係止される。
そして、駆動ローラ106a並びにローラ102a、 
102aに帯状研摩材、例えば、エンドレス状の紙や布
等のベルト材に砥粒を設けたサンドベル) 124aが
張設される。このサンドベルト124aは夫々のローラ
102a、102aを支承する揺動アーム98a、98
aに設けられているスプリング100a、100aの付
勢作用下に所定の張力に維持されると共に、前記ローラ
102a、 102aにより加工材Wの搬送方向く矢印
X+ 、X2方向)に直交する方向に指向することにな
る。
さらに、ボディ96a内には、第7図に示すように、鉛
直方向にシリンダ126aが固設され、このシリンダ1
26aから鉛直下方向に延在するピストンロッド128
aに連結ロッド130aの一端が係着される。この連結
ロッド130aの他端は中空状の筐体132a内に臨入
し、その大径部131aにより前記筐体132aを吊持
する。その際、連結ロッド130aにはスプリング13
4aが外装され、このスプリング134aは連結ロッド
130aの一端と筐体132aとに係止される。前記筐
体132aから鉛直下方向に押圧ロッド136aが延在
し、この押圧ロッド136aの下端部に取付台138a
がポル) 140aを介して着脱自在に装着される(第
9図参照)。前記取付台138aは、第8図に示すよう
に、断面略コ字状を呈し、その両端部に鉛直下方向に指
向してガイド部142a、142aを形成すると共に、
この取付台138aの対角位置に切欠部144a、14
4aを設ける。
そこで、前記取付台138aにパット部材146aを係
着する。前記パット部材146aは弾性力のある、例え
ば、合成樹脂あるいはゴム材料からなり、取付台138
aの切欠部144a、 144aに対応する位置に夫々
切欠部148a、 148aが形成される。前記パット
部材146aの押接面147aは加工材Wの加工面であ
る凹凸面Waの形状に対応して凹凸状をなしており、こ
の押接面147aには加工材Wの搬送方向に直交する方
向に延在する複数の切れ目150aが所定の深さまで形
成されている。これによって、押接面147aには実質
的に複数の独立した押接部位151aが設けられること
になる。
第1研磨機構623は基本的には以上のように構成され
るものであり、第2研磨機構62bも同様に構成される
。その際、夫々のパット部材146aと146bとは対
称形状をなしており、夫々のパット部材146a、 1
46bに形成される切欠部148a 。
148bは加工材Wの隅角部形状に対応している(第1
0図参照)。
一方、装置本体52に一対の屈曲する棒体152a、1
52bが立設され、夫々の棒体152a、152bの水
平方向に延在する端部にカバー154.が支持される。
前記カバー154にはエアブロ−用のノズル156a。
156bが配設され、このノズル155a、 156b
は送出手段108a、 108bを構成するエアシリン
ダ120a。
120bに図示しない管路を介して連通し、前記エアシ
リンダ120a、 120bの排気を夫々のサンドベル
) 124a、124bに噴射して清浄作業を行う。さ
らに、カバー154にはダクト158が設けられており
、このダクト158には前記清浄作業により浮遊する粉
塵等を吸引すべく図示しないポンプが接続されている。
なお、第1および第2研磨機構621.62bにより加
工材Wの研磨作業を行う際に発生する粉度等を吸引すべ
く、例えば、第1テーブル28の近傍に吸引口159を
設けておく (第4図参照)。
また、装置本体52の側部にはガイドバー160を介し
て水平方向、すなわち、補助テーブル38と同一方向に
進退自在なコントロールボックス162が支持されてお
り、このコントロールボックス162には第1および第
2研磨機構62a162bの駆動制御を行うための把持
部164が設けられている。
本実施態様に係る研磨装置は基本的には以上のように構
成されるものであり、次にその作用並びに効果について
説明する。
先ず、研磨される加工材Wの寸法に対応し、予め補助テ
ーブル38をガイドバー362.36bの案内作用下に
第1テーブル28から所定の距離だけ離間させて固定し
ておく。また、コントロールボックス162においても
同様に、ガイドバー160を介し前記補助テーブル38
の位置に対応し、すなわち、作業者がこのコントロール
ボックス162の把持部164を外方から容易に把持し
得る位置に当該コントロールボックス162を位置決め
する。
一方、第1および第2研磨機構622.62bの高さ方
向の位置は昇降手段50により調整しておく。すなわち
、ハンドル54を所定方向に回転させることによりこの
ハンドル54を軸着した回転軸56を回転させ、図示し
ないボールねじ等により装置本体52を昇降変位させ、
これによって前記第1および第2研磨機構62a、62
bの高さ位置調整が行われる。なお、装置本体52を図
示しないアクチュエータの作用下にフレーム24に対し
進退変位させて第1および第2研廖機構62a、62b
の前後方向の位置決めをなす。
さらに、サンドベルト124a、 124bが送出手段
108a、 108bの駆動作用下に左右にずれること
なく好適に所定量ずつ送り出されるよう駆動ローラIQ
6a、 106bの角度位置を調整する。これは、実質
的には前記駆動ローラ106a、 106bの回転軸1
07a、 107bに上方から当接している調整ねじ1
12a、 112bを所定方向に螺回し、この調整ねじ
112a、 112bの端部とコイルスプリング114
a。
114bに上下方向から保持されている回転軸107a
107bの角度位置を徳整することによって遂行される
そこで、図示しないメインコントローラあるいはコント
ロールボックス162の把持部164を操作して第1お
よび第2研磨機構622,62bを駆動する。
すなわち、第7図に示すように、第1研磨機構623に
おいてシリンダ126aの駆動作用下にピストンロッド
128aを鉛直下方向(矢印方向)に変位させ、これに
係合する連結ロッド130aを下降させて筐体132a
、押圧ロッド136aを介し取付台138aと一体的に
パット部材146aを下降させる。
その際、連結ロッド130aにスプリング134aが介
装されているため、このスプリング134aの弾発力を
介しパット部材146aの押接面147aがサンドベル
) 124aを加工材Wの凹凸面Waに所定の押圧力で
押接させる。一方、第2研磨機構62bにおいても同様
に、パット部材146bを介しサンドベル) 124b
が凹凸面Waに押接する。
次いで、図示しない回転駆動源の駆動作用下に送りロー
ラ34a、34bを所定の方向に回転させ、これらに摺
接している加工材Wを矢印X1方向に搬送すると共に、
変位手段64を構成する回転駆動源66を駆動する。第
5図に示すように、前記回転駆動源66の駆動作用下に
第1ブーIJ68を、例えば、矢印方向に回転すると、
これにベルト70を介して係合する第2プーリ72が回
転し、この第2プーリ72を軸着する回転軸74を介し
第1歯車76とこれに噛合する第2歯車78とが夫々逆
方向に回転する。従って、前記第1歯車76および第2
歯車78にクランク手段80a、80bを介して係合す
るスライダ86a、86bはガイドバー60a、60b
の案内作用下に互いに近接する方向および離間する方向
に往復変位することになる。
このため、第10図に示すように、第1および第2研暦
機構62a、62bを構成するパット部材146a、 
146bは加工材Wにサンドベルト124a、124b
を圧接させた状態で互いに近接する方向(図中、二点鎖
線参照)、および互いに離間する方向(図中、実線参照
)に同時に往復移動する。これによって、矢印X1方向
に搬送されている加工材Wの凹凸面W6 には前記往復
移動するサンドベルN24a、 124bを介し研磨加
工が遂行されるに至る。そして、第2研磨機構62bを
構成するパット部材146bが加工材Wの隅角部に至る
と、このパット部材146bに予め切欠部148bが形
成されているためにこの加工材Wの隅角部を好適に研磨
することが出来る。
ここで、例えば、パット部材146aにより直接加工材
Wの凹凸面W2に摺接して研磨を行っているサンドベル
) 124aの研磨性能が低下すると、送出手段108
aを介して前記サンドベル) 124aを前記パット部
材146aに対し所定量だけ送り出す。
すなわち、予めシリンダ126aの駆動作用下に取付台
138aと一体的にパット部材146aを上昇させてお
き、前記送出手段108aを構成するエアシリンダ12
0aを駆動してピストンロッド121aを、第6図中、
矢印方向(鉛直下方向)に変位させる。
このため、前記ピストンロッド121aに一端を係着さ
れているチェーン118aがスプリング122aの引張
力に抗して矢印方向に変位し、このチェーン118aを
懸架するチェーンホイール116aが矢印方向に所定の
角度だけ回転する。従って、前記チェーンホイール11
6aを外装する回転軸107aを介し駆動ローラ106
aが矢印方向に所、定角度だけ回転し、前記駆動ローラ
106aおよびローラ102a、102aに張設されて
いるサンドベル) 124aが所定の量だけ送り出され
る。これによって、パット部材146aに対応する部位
には新たな砥面が配置されるに至る。
次に、エアシリンダ120aを威勢すれば、スプリング
122aの引張力を介しチェーン118aに係止されて
いるピストンロッド121aが矢印とは逆方向に突出す
る。このため、チェーンホイール116aが矢印とは逆
方向に回転する一方、このチェーンホイール116aに
図示しないラチェット機構を介して係合する回転軸10
7aは矢印とは逆方向に回転することがない。
その際、サンドベルト124aを所定量だけ送り出すべ
くエアシリンダ120aを駆動すると、このエアシリン
ダ120aの排気は図示しない管路を介してカバー15
4に装着されているノズル156aに送給される。従っ
て、ノズル156aからサンドベル) 124aに圧力
空気が噴射され、このサンドベル) 124aに付着し
ている研摩屑等が除去されると共に、ダクト158に接
続される図示しないポンプの駆動作用下に前記研摩屑等
が外部へと導出されることになる。以上のように、サン
ドベル) 124aに対し圧力空気を噴射して清浄作業
を行うことにより、前記サンドベルト124aの目詰ま
りを防止し加工材Wの研磨作業を好適に遂行することが
可能となる。
このように、送出手段108aを介しサンドベル) 1
24aを所定量ずつ送り出していくと、このサンドベル
) 124aの全面が研磨作業に供せられた後、再度同
じ研磨部位がパット部材146aに対応する位置に配置
される場合がある。そこで、サンドベル) 124aの
研出位置を変更する際には、例えば、送出手段108a
を駆動することなく作業者が直接このサンドベル) 1
24aを送り出せばよい。また、サンドベル) 124
aの位置変更を自動的に行おうとすれば、例えば、駆動
ローラ106aにエンコーダ等の検知手段を配置してお
き、サンドベル) 124aが1回転して同じ位置に至
る際、エアシリンダ120aのストロークを変更する。
これによって、前記サンドベル) 124aの異なる研
磨部位がパット部材146aに対応することになる。
ここで、エアシリンダ120aのストロークを変更する
ためには、このエアシリンダ120aに、例えば、近接
センサや磁気を利用する各種変位センサを装着すること
により容易に達成することが出来る。
加工材Wの凹凸面Waの加工は前述したように行われる
ものであるが、この凹凸面Waに対しさらに研磨を遂行
してもよい。この場合には、−旦加工材Wを矢印X1方
向に搬送した後、送りローラ34a、34bを前記とは
逆方向に回転させて前記加工材Wを矢印X2方向に変位
させながら第1および第2研暦機構62a、62bによ
り当該凹凸面W6の研磨を行う。なお、加工材Wを矢印
x1およびX2方向に所定の回数だけ往復移動させてそ
の凹凸面W、の研■を遂行し得ることは勿論である。
また、加工材Wの外周側面の研磨を行う際には第2テー
ブル46を用いればよい。すなわち、加工材Wの一外周
側面を送りローラ48a、48bに当接させてこの加工
材Wを立位状態に維持し、前記送りローラ48a、48
bを回転駆動することにより前記加工材Wを矢印X1あ
るいはX2方向に搬送しながら第1および第2研磨機構
62a162bを介し外周側面の研磨作業を行う。ここ
で、第2テーブル46の加工材Wに対する高さ調整はハ
ンドル44を所定方向に螺回することによりこれに軸着
されている第1ねじ軸40を回転させ、この第1ねじ軸
40に噛合する第2ねじ軸42a142bを介し第2テ
ーブル46を昇降させることにより行われる。
この場合、本実施態様では、変位手段64の駆動作用下
に前記第1および第2研磨機構62a162bを構成す
る夫々のパット部材146a、 146bを互いに近接
する方向および離間する方向に同時に進退変位させてい
る。このように、夫々のパット部材146a、 146
bを同時に且つ異なる方向に変位させて加工材Wの研磨
作業を行うため、当該加工材Wに負荷が作用することが
ない。
すなわち、例えば、単一の研磨材を往復変位させて加工
材Wの研磨作業を行えば、前記単一の研磨材の摺動抵抗
が直接前記加工材Wに作用し、この加工材Wに相当に大
きな負荷がかかってしまう。然しながら、本実施態様で
は、夫々のパット部材146a、 146bが同時に異
なる方向に変位するため、各パット部材146a、 1
46bを介して加工材Wに作用する抵抗が互いに打ち消
し合い、これによって前記加工材Wに負荷が作用するこ
とを阻止出来る。このため、加工材Wの下面に摺接する
送りローラ34a、34bのみにより前記加工材Wを矢
印X1あるいはX2方向に円滑に搬送することが可能と
なり、従来のように、当該加工材Wの凹凸面W6に他の
送りローラを配設する必要がない。結果的に、加工材W
の加工面において、特に内側加工面Wbの研磨作業を自
動的に且つ確実に遂行することが出来るという効果が得
られる。
ここで、前記第1および第2研磨機構62a、62bを
往復変位させるだめの変位手段64として、回転駆動源
66の回転力を夫々のスライダ86a、86bの直線変
位に変更すべくクランク手段80a、80bを用いてい
るが、例えば、第11図に示す変位手段166を使用す
ることも可能である。すなわち、前記変位手段166は
実質的にシリンダやソレノイドバルブ等のリニアアクチ
ュエータ167a、 167bを有し、前記リニアアク
チュエータ167a、 167bから延在するC1−7
ド168a、 168bに取付板169a、 169b
を介しスライダ86a、86bを連結している。従って
、リニアアクチュエータ167a、 167bを同期し
て駆動すれば、07ド168a、168bが夫々進退変
位してこれらに連結されているスライダ86a、86b
が互いに近接する方向および離間する方向に同時に往復
変位することになる。このように、スライダ86a、8
6bを互いに異なる方向に変位可能であれば、前述した
変位手段64や166に代替して種々の機構を使用し得
ることは勿論である。
また、本実施態様ではサンドベル)124a。
124bが送出手段108a、 108bを介し加工材
W(7)搬送方向(矢印L 、X2方向)と交差する方
向に間欠的に所定量ずつ送り出される。このため、前記
サンドベル)124a、 124bにおいて、パット部
材146a、146bを介し実際に研磨作業に使用され
る部位を新たな砥面に容易に変更することが可能となり
、加工材Wの凹凸面W6に対し連続的に且つ高精度な研
磨作業を遂行し得るという利点が挙げられる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、2個以上のパット部材
を同時に且つ夫々互いに異なる方向に往復移動させ、前
記パット部材に係合する研磨材を介して加工材の研磨作
業を行っている。
このため、加工材に作用するパット部材の摺動抵抗が相
互に打ち消し合い、結果的に、前記加工材に負荷が発生
することを阻止することが可能となる。従って、加工材
を搬送するための搬送機構を小型化出来ると共に、特に
、従来、前記加工材の加工面側に配設されていた送りロ
ーラ等を不要とし、これによって内側加工面を含む当該
加工材の加工面全面を自動的に且つ確実に研磨すること
が可能となる効果が得られる。
しかも、サンドベルトを間欠的に且つ定量ずつ送り出し
ながら加工材の研磨作業を遂行している。従って、必要
に応じ迅速に且つ容易に新たな研磨面を研磨作業に供す
ることが出来、良好な研磨性能を維持しつつ効率的な研
磨作業を遂行することが可能となるという効果が得られ
る。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図右よび第2図は従来技術に係る研磨装置により加
工材を研磨する際の要部正面図および縦断説明図、 第3図は本発明に係る研磨方法を実施するための研磨装
置の概略斜視説明図、 第4図は当該研磨装置の側面図、 第5図は当該研磨装置を構成する変位手段の斜視説明図
、 第6図は当該研磨装置を構成する送出手段の斜視説明図
、 第7図は当該研磨装置を構成する研磨機構の背面図、 第8図は当該研磨装置を構成するパット部材の拡大斜視
説明図、 第9図は第8図の一部断面正面図、 第10図は当該研磨装置により加工材を研磨する際の動
作説明図、 第11図は当該研磨装置を構成する他の実施態様に係る
変位手段の平面図である。 20・・・研磨装置       52・・・装置本体
2a1 1013a。 124a。 145a。 62b・・・研磨機構   64・・・変位手段108
b・・・送出手段 124b・・・サンドベルト 146b・・・パット部材 FIG、1 FIG、2 FIG、4 FIG、6 FIG、8 FIG、11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加工材の加工面に研磨材を押接して前記加工面を
    研磨する方法であって、前記加工面に対し複数の研磨材
    を並設し、各研磨材を互いに異なる方向に且つ同時に往
    復移動させて当該加工面の研磨を行うことを特徴とする
    研磨方法。
  2. (2)請求項1記載の方法において、複数の研磨材を実
    質的に加工材の搬送方向に並設し、前記加工材を搬送し
    ながら各研磨材を前記搬送方向に対し互いに異なる方向
    に且つ同時に往復移動させて加工面の研磨を行うことを
    特徴とする研磨方法。
  3. (3)請求項1または2記載の方法において、研磨材を
    進退自在なパット部材により加工面に押接することを特
    徴とする研磨方法。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の方法において
    、研磨材は実質的に帯状研磨材からなり、前記帯状研磨
    材を当該帯状研磨材の往復移動方向に交差する方向に所
    定量ずつ間欠的に送り出し、これによって新たな研磨面
    で加工面の研磨を行うことを特徴とする研磨方法。
  5. (5)請求項4記載の方法において、帯状研磨材は実質
    的にエンドレス状のサンドベルトからなることを特徴と
    する研磨方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107378699A (zh) * 2017-07-28 2017-11-24 许宏奎 一种新型高效横纹机

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CN107378699A (zh) * 2017-07-28 2017-11-24 许宏奎 一种新型高效横纹机

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