JPH02188362A - 連続的に到着する略四角形の印刷物の堆積装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は連続的にすり重なり状態で到着する扁平に形成
された略四角形の印刷物の堆積装置に関する。

（従来の技術） 従来、上述したような装置の一例として英国特許筒１５
６８７５２号に示すものが知られている。この公知の装
置においては、堆積シュートに直接接続するコンベヤの
区間が先行するコンベヤの区間の下に配設され、かつ先
行の区間に対して事実上搬送方向が逆向きとなっている
。従って公知の装置では、コンベヤの先行区間で後縁で
あった印刷物の端縁が反転して先に堆積シュートに到達
する。このような搬送装置は、印刷物がすり重なった状
態で搬送されて到着する場合特に優れている。この場合
、印刷物の前縁は通常、折り目側であり、またその反対
側の端縁はいわゆる見開き部となっているが、前記公知
の装置においては堆積シュートに進入する時に印刷物の
扱いにくい端縁即ち折り目が、反転して後縁となるので
堆積シュートを画成するストップバーに衝突することを
上述のようにして避けることができる。

（発明が解決しようとする課題） しかし、公知の装置ではコンベヤの２つの区間の搬送方
向が印刷物の前縁と後縁に対して略直角となっている。

その結果、印刷物が堆積シュートに進入する時、印刷物
の前縁は相対するストップバーに衝突して必ず整列され
る。しかし、その側縁の方は案内されていないので、自
動的に整列することができない、それ故公知の装置にお
いては、印刷物の側縁を整列する側部案内装置を、堆積
シュートまたは堆積シュートに接続するコンベヤ区間の
いずれかまたは両方に設ける必要がある。これによりき
れいな直方体堆積物が生じることになる。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ずり重なり
状態で搬送される印刷物を特別の補助装置を必要とせず
に整頓された直方体堆積物に形成する堆積装置を提供す
ることを目的とする。

（課題を解決するための手段および作用）上記目的を達
成するために請求項１の構成によれば、本発明はすり重
なり状態で印刷物１５を搬送するコンベヤ１０は区間１
１の搬送方向１４に対して区間１２の搬送方向１７を所
定角度傾けるとともに、この区間１２に連接して堆積シ
ュート１８が配置されている。この堆積シュート１８に
は。

対の直交するストップバー（１９，２０）が、区間１’
ｌの搬送方向１４およびこれと直交する方向に沿って設
けられている。

この構成により、各々の印刷物１５が、その−方の隅角
部を先頭にして順次コンベヤ区間１２から堆積シュート
１８へと搬送され、印刷物１５の前縁および側縁がとも
にストップバー１９．２０に衝突することにより、ずり
重なり状態で搬送された印刷物１５が堆積シュート１８
に整頓されて積み重ねられる。

請求項２の構成によれば１本発明は、区間１２に複数の
ベルト２５．２６．２７を有するコンベヤ１６を備え、
ベルトのガイドローラを堆積シュートの内のり幅に基づ
いて配列して構成されるので、種々の大きさの印刷物を
整頓して堆積できる。

請求項３の構成によれば、本発明は、ベルト２５、２６
．２７の上側に押えベルト２８．２９．３０を設け、両
ベルト間にギャップを形成し、印刷物をこのギャップに
挟んで搬送するので、印刷物を同じ姿勢を保って搬送し
、この結果印刷物をより整頓した状態にして堆積できる
。

請求項４の構成によれば、本発明は、ベルトコンベヤ１
６の中央および側部側のガイドローラのうち側部側のも
のが高さ調整されるように構成したことにより、印刷物
の剛性を増して印刷物をより整った状態で堆積できる。

請求項５の構成によれば、本発明は１区間１２の搬送方
向１７とその速度が先行区間１１のものと同期するよう
にしたことにより、印刷物をスムーズに搬送し、これを
整った状態で堆積できる。

（実施例） 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は堆積シュートに送給するコンベヤＩＯの一部を
示す平面図であり、コンベヤ１０は２つの区間１１．１
２を備えている０区間１１については端末部だけが、ま
た区間１２については先端部だけがそれぞれ第１図に示
されている。コ、ンベヤ１０の区間１１はベルトコンベ
ヤ１３で形成されている。印刷物−この場合は新聞１５
−が拘束されずに載置されてずり重なり状態でベルトコ
ンベヤにより矢印１４の方向に搬送される。この場合搬
送方向１４は新聞１５の前縁と後縁に対して直交してい
る１区間ｌｌの末端に接続する区間１２もベルトコンベ
ヤ１６を有し、その搬送方向は区間１１の搬送方向１４
に対して成る角−この場合は約４５°−だけ傾いている
。従って１区間１２に引渡された新聞１５はその前縁が
区間１１の搬送方向１４に対しては直交したまま図示の
ようにやはりずつ重なった状態で搬送されるが、ここで
新聞の前縁は決められた区間１２の搬送方向１７に関し
て４５°ねじれている。このため区間Ｉ２ではそれぞバ
一方の隅角部が新聞の前端を成す、なお、区間Ｉ２の搬
送方向Ｉ７が区間Ｈの搬送方向１４に対してＯ°〜９０
°傾くように各部を設定してもよい。

ここで、ベルトコンベヤ１６の搬送方向１７とその速度
はベルトコンベヤ１３の搬送方向１４とその速度に同期
させることが望ましい、このことにより・、区間１１か
ら区間１２への新聞の移行に際し、加速変化が極めて小
さくなって、ずり重なり間隔がほぼ一致した状態で新聞
をスムーズに１多行できることになる。

次に第２図と第３図を見れば明らかなように、コンベヤ
１０の区間１２の端部は堆積シュート１８に連接してい
る。堆積シュート１８の側部はストップパー１９．２０
．２１．２２によって画成され、堆積シュート１８の底
部にはスライダ２３（又はスライダ対）を設けている。

第３図に示すスライダは図平面に対して直角の方向に移
動することができる。スライダ２３の下に本来の紙受は
台２４が配設されており、詳しくは図示しない手段によ
って昇降可能であり、さらに垂直軸を中心に１８０°回
転することができる。

区間１２の端部にはベルトコンベヤ１６に接続する３本
の送り込みベルト２５．２６．２７　（第３図）とこれ
らのベルトに対応した押＾ベルト２８゜２９、３０との
セットが設けられている。各々の送り込みベルトと押え
ベルト間には搬送ギャップが形成される。この搬送ギャ
ップではベルトコンベヤ１６から受取った新聞が挟み付
けられ、同じ姿勢で即ち一方の隅角部を先にして転送さ
れる。送り込みベルト２５〜２７はベルトコンベヤ１Ｂ
と同じ速度で駆動される。押えベルト２８〜３ｏも同じ
速度で駆動することができるが、空転することもできる
。また第２図と第３図で明らかなように、対応する送り
込みベルト２５．２６と押えベルト２８．２９の作用側
の端部を成すガイドローラ（番号を省く）は、ストップ
パー２１と近接して配設され、送り込みベルト２７及び
押えベルト３０のガイドローラはストップパー２２に近
接して配設されている。この結果、はぼ対角線状に挟み
付けられて送られる新聞１５は、その側縁がストップパ
ー１９及びこれに直角に配列されたストップパー２０に
衝突する直前まで、その重心も案内されることが保証さ
れる。この利点は従来の送給方式では全く不可能なこと
である。送られた各新聞１５の互いに直角の２つの側縁
は、こうして堆積の形成と共に２つのストップによって
堆積位置が固定されるのである。

送り込みベルト２５〜２７と押えベルト２８〜３０の２
つのガイドローラはそれぞれフレーム２５′２７′又は
２８′、　２９’　、　３０′に回転自在に支承され、
これらのフレームは下側又は上側の横軸３１又は３２に
沿って移動及び固定することができる。送り込みベルト
２６のフレームは第３図に見えない、この調整方式によ
って、到着する扁平な印刷物の種々の寸法に合わせて装
置を極めて簡単に調整することができる。

例えば第２図に鎖線の輪郭１５’で示した寸法を有する
印刷物を堆積するときは、フレーム３０′又は２７′を
軸３２又は３１に沿って移動することにより押えベルト
３０と送り込みベルト２７を第２図に一点鎖線３０″の
想像線で示した位置まで移動すればよい。押えベルト２
９と送り込みベルト２６及び押えベルト２８と送り込み
ベルト２５についても同様のことが言える。これらの部
材についてもその移動した位置を一点鎖線の想像線２９
″又は２８″で示した。堆積装置で一般に知られている
ように、ストップパー！９〜２２もその位置を移動させ
ることによって到着する印刷物の寸法に適応させなけれ
ばならない。第２図に示すようにし、区間１２の縦中心
線！７′が堆積シュート１８の中心軸１８′　と交わる
ならば堆積装置におけるストップパーの位置調整が有利
となる。

上述のほかに更に次の部材が堆積シュート１８に設けら
れる。それは−組の支持フォーク３３であり、このフォ
ークに取付けられた空気又は液圧シリング３４によって
フォーク３３がストップパー１９の縦開口部３５を貫い
て堆積シュート１８の中に進出し、また堆積シュート１
８から後退する。シリンダ３４はキャリッジ３６に固定
されている。このキャリッジ３６は支柱３７に沿って案
内され、２Ｍの直列接続の空気又は液圧装置３８．３９
によって垂直に移動することができる。２つの装置３８
．　：１９が完全に進出したときは、シリンダ３４は、
第３図で実線で示すように送り込みベルト２５〜２７の
端部の上に位置する。装置３８だけを引込め、これに対
して装置３９がなお進出しているときは、シリンダ３４
及びこれに対応したフォーク３３（進出している場合）
は第３図に鎖線３３′で示した位置、即ち送り込みベル
ト２５〜２７の端部の真下にある。いずれの装置も引込
められているときは、シリンダ３４及びフォーク３３も
鎖線で示したようにスライダ２３の真上に位置する。

次に、第４ａ図ないし第４ｄ図を参照して図示の装置の
機能を説明する。

まず、第４ａ図に示すようにフォーク３３が進出して、
第３図中３３′で示した位置に移動する。

そして、フォークは、この位置にあることにより、新聞
１５−すなわち送り込みベルト２５〜２７と押えベルト
２８〜３０を離れてストップパー１９．２０に衝突する
新聞１５−のための仮保持面を成す。

この時、スライダ２３は開いており、それまでに形成さ
れた堆積物の一部ＳＩは降下する紙受は台２４に載って
いる。

次に、第４ｂ図に示すようにフォーク３３は最低位置の
近傍に達し、前記堆積物Ｓ１と別個に堆積物Ｓ□を担持
する。既に形成された堆積物Ｓ１はその間にスライダ２
３の下に達し、スライダは続いて閉鎖位置に置かれてい
る６紙受は台２４はここで垂直軸を中心に１８０°回転
する。

この後、第４Ｃ図に示すようにフォーク３３は後退する
。一方、閉状態のスライダ２３は堆積物Ｓ２を載置した
状態で堆積形成を進める。同時に紙受は台２４が持ち上
げられ、その上にある堆積物Ｓ、がスライダ２３に押し
付けられて圧縮される。

そして、第４ｄ図に示すようにシリンダ３４及びフォー
ク３３が最上部の位置に移動し、次いでフォーク３３が
再び進出することになる。その間にスライダ２３上の堆
積物Ｓ２の堆積形成は完了する。また、紙受は台２４は
回転され、圧縮された堆積物Ｓｌとともに降下する。

次にスライダ２３を開いた状態とし、フォークを位置３
３′に降下する。この後再び第４ａ図に示す状態になる
。

第３図で送り込みベルト２５．２７およびこれに対応す
る押えベルト２８．３０の端部を、送り込みベルト２６
及び押えベルト２９の端部より高い位置になるように調
整すれば、新聞１５は、第５図で示すような形状、すな
わち方向１７と平行の軸の回りに反った湾曲した形状と
なる。このように新聞１５が湾曲することにより新聞は
その搬送方向の剛性を増すことになる。

本発明は上述の実施例に限るものでない。例えば、扁平
な印刷物が堆積シュートに到達すると同時に、先頭の隅
角部に隣接する側縁がストップバーに同時に衝突し、こ
の衝突により印刷物が整列して堆積されるように、堆積
シュートが少くとも１対の互いに直交するスト・ツブバ
ーによって画成されていることを前提として、堆積シュ
ート及び所定の部材を任意に備えるようにしてもよい。

またコンベヤの区間１２は新聞１５をずり重ねて搬送す
るので、新聞１５が堆積シュート１８に到達する直前に
その数量を確実に計数できる。この計数は例えばフォト
セルで行なうことができるにの場合、フォトセルの光は
第２図中点５０で示す位置で区間１２の搬送平面を貫通
する。また計数パルス発生器は新聞１５が堆積シュート
！８に進入する直前に計数を行なうことが重要である。

つまり、進入直前に計数すると計数結果はそのまま堆積
シュート１８の堆積数量を示す。このためコンベヤの区
間１１又は区間１２の初めに（例えば新聞の取出しによ
り）ずつ重なり状態に異常があっても、その計数結果は
精確に堆積シュート１８の堆積数量を示すことになる。

（発明の効果） 本発明は１以上説明したように、堆積シュートに印刷物
がその一方の隅角部を先頭にして到着し、印刷物の前縁
のみならず、その側縁も堆積シュートのストップバーに
衝突させて前縁及び側縁を整列させるので、別個に側部
案内装置を設けることなく整頓した直方体堆積物を形成
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における堆積シュートに通じ
るコンベヤの２つの区間の間の連接部を示す平面図、第
２図は堆積シュートに接続するコンベヤ区間の端部を示
す平面図、第３図は第２図の矢印Ｉ１１方向から見た側
面図、第４ａ図、第４ｂ図、第４Ｃ図、第４ｄ図はそれ
ぞれ装置の種々異なる動作段階を模式的に示す側面図、
第５図は到着する扁平形成物にいかにして搬送方向に大
きな剛性を付与することができるかを示す斜視図である
。 １０・・・　コンベヤ １１　　・・・　先行する区間 １２　　・・・　堆積シュートに連接する区間１５　　
・・・　印刷物（扁平形成物）特許 搬送方向 堆積シュート ストップバー ストツブバー ストップバー ストップバー

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに接続した区間（１１、１２）に区分された
   コンベヤ（１０）と、ストップバー（１９、２０、２１
   、２２）によって画成され、かつコンベヤ（１０）に連
   接した堆積シュート（１８）と、を有し、コンベヤ（１
   ０）からずり重なり状態で搬送されて堆積シュート（１
   ８）に連続的に到着する略四角形の印刷物（１５）の堆
   積装置において、堆積シュート（１８）に直接接続する
   コンベヤ（１０）の区間（１２）が先行の区間（１１）
   とほぼ同一平面にあり、かつ先行の区間（１１）の搬送
   方向（１４）と所定の角度を成す搬送方向（１７）を有
   し、扁平に形成された前記印刷物（１５）の一方の隅角
   部が先に堆積シュート（１８）に到着することを特徴と
   する装置。
2. （２）堆積シュート（１８）に直接連接する区間（１２
   ）が、送り込みベルト（２５、２６、２７）をそれぞれ
   有するベルトコンベヤ（１６）を備え、ベルトコンベヤ
   （１６）の端部を成すベルト（２５、２６、２７）のガ
   イドローラを堆積シュート（１８）の内のり幅に基づい
   て配列してなることを特徴とする請求項１に記載の装置
   。
3. （３）ベルトコンベヤ（１６）の端部には、送り込みベ
   ルト（２５、２６、２７）と連動して印刷物を挟持する
   ために前記ベルト（２５、２６、２７）の数に対応する
   数の押えベルト（２８、２９、３０）を設けたことを特
   徴とする請求項２に記載の装置。
4. （４）扁平に形成された印刷物（１５）に搬送方向（１
   ７）と平行の軸線回りに反りを形成するために、ベルト
   コンベヤ（１６）の端部の側部ガイドローラの高さを残
   余のガイドローラに対して変位及び固定させてなること
   を特徴とする請求項２又は３に記載の装置。
5. （５）堆積シュート（１８）に連接するコンベヤ区間（
   １２）の搬送方向（１７）とその速度が先行区間（１１
   ）の搬送方向（１４）とその速度に同期するように設定
   したことを特徴とする請求項１に記載の装置。
6. （６）堆積シュート（１８）に連接するコンベヤ区間（
   １２）の搬送方向（１７）が先行区間（１１）の搬送方
   向（１４）に対して約４５°偏ってなることを特徴とす
   る請求項１ないし５のいずれかに記載の装置。
7. （７）堆積シュート（１８）に連接するコンベヤ区間（
   １２）の搬送方向中心線（１７′）が堆積シュート（１
   ８）の内部空間の中心軸（１８′）と交ってなることを
   特徴とする請求項１ないし６のいずれかに記載の装置。