JPH0218820Y2 - - Google Patents
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- JPH0218820Y2 JPH0218820Y2 JP1984073555U JP7355584U JPH0218820Y2 JP H0218820 Y2 JPH0218820 Y2 JP H0218820Y2 JP 1984073555 U JP1984073555 U JP 1984073555U JP 7355584 U JP7355584 U JP 7355584U JP H0218820 Y2 JPH0218820 Y2 JP H0218820Y2
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- Japan
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- cover
- ball bearing
- sleeve
- flange
- side plate
- Prior art date
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Links
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Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 産業上の利用分野
この考案は、プラスチツクスリーブを有する自
動調心型のクラツチレリーズ軸受に関するもので
ある。
動調心型のクラツチレリーズ軸受に関するもので
ある。
(2) 従来の技術
自動車のエンジンとトランスミツシヨン間に組
込み使用されるクラツチのレリーズ軸受1は第1
図に示すように、トランスミツシヨン2に突設さ
れたフロントカバー3上に、軸方向へ摺動自在と
なるよう装着されている。
込み使用されるクラツチのレリーズ軸受1は第1
図に示すように、トランスミツシヨン2に突設さ
れたフロントカバー3上に、軸方向へ摺動自在と
なるよう装着されている。
クラツチペダルを踏むと二股状のレリーズフオ
ーク4がクラツチレリーズ軸受1を第1図左側に
押圧するので、上記軸受1はフロントカバー3上
を軸方向に摺動してダイヤフラムスプリング5を
押圧し、このスプリング5の弾性により、クラツ
チデイスク6をフライホイル7に押圧しているプ
レツシヤープレート8がクラツチデイスク6から
離れてクラツチが開放され、エンジンの出力軸9
の回転がトランスミツシヨン2側に伝達されない
ようになつている。
ーク4がクラツチレリーズ軸受1を第1図左側に
押圧するので、上記軸受1はフロントカバー3上
を軸方向に摺動してダイヤフラムスプリング5を
押圧し、このスプリング5の弾性により、クラツ
チデイスク6をフライホイル7に押圧しているプ
レツシヤープレート8がクラツチデイスク6から
離れてクラツチが開放され、エンジンの出力軸9
の回転がトランスミツシヨン2側に伝達されない
ようになつている。
第10図と第11図は上記のようなクラツチに
組込まれている従来の自動調心型クラツチレリー
ズ軸受の構造を示している。
組込まれている従来の自動調心型クラツチレリー
ズ軸受の構造を示している。
同図において、クラツチレリーズ軸受は、内径
が前記フロントカバー3上を摺動する役目を果
し、外周面にフランジ部10が周設された円筒状
のスリーブ11と、前記フランジ部10の一方側
面に装着した側板12と、フランジ部10の他方
側面側においてスリーブ11に外嵌した玉軸受1
3と、玉軸受13の外周を覆うカバー14と、カ
バー14の端部と玉軸受13の間に介在させた波
形ばね15との組合せによつて構成されている。
が前記フロントカバー3上を摺動する役目を果
し、外周面にフランジ部10が周設された円筒状
のスリーブ11と、前記フランジ部10の一方側
面に装着した側板12と、フランジ部10の他方
側面側においてスリーブ11に外嵌した玉軸受1
3と、玉軸受13の外周を覆うカバー14と、カ
バー14の端部と玉軸受13の間に介在させた波
形ばね15との組合せによつて構成されている。
上記側板12はレリーズフオーク4の案内面を
有するプレス成形品であり、焼入を施すことによ
りフランジ部10を補強すると共に、レリーズフ
オーク4との接触部分が摩耗するのを防止してい
る。
有するプレス成形品であり、焼入を施すことによ
りフランジ部10を補強すると共に、レリーズフ
オーク4との接触部分が摩耗するのを防止してい
る。
前記玉軸受13は、内輪16と外輪17、ボー
ル18、保持器19及びシール20,21からな
り、内輪16には前記したクラツチのダイヤフラ
ムスプリング5と接触する半円形の接触部16a
が設けてある。
ル18、保持器19及びシール20,21からな
り、内輪16には前記したクラツチのダイヤフラ
ムスプリング5と接触する半円形の接触部16a
が設けてある。
この玉軸受13の外側を覆うプレス成形品のカ
バー14は外周に設けた複数の爪22でフランジ
部10と側板12のフランジ部12aとを重なり
状態にカメシ固定している。
バー14は外周に設けた複数の爪22でフランジ
部10と側板12のフランジ部12aとを重なり
状態にカメシ固定している。
従つて、スリーブ11と側板12及びカバー1
4の三者は固定一体化すると共に、カバー14の
自由端部に設けた屈曲片14aと外輪17の間に
組込んだ波形ばね15により、外輪17がフラン
ジ部10と波形ばね15間で軸方向に保持されて
いる。
4の三者は固定一体化すると共に、カバー14の
自由端部に設けた屈曲片14aと外輪17の間に
組込んだ波形ばね15により、外輪17がフラン
ジ部10と波形ばね15間で軸方向に保持されて
いる。
上記カバー14の内径と玉軸受13における外
輪17の外径とには予め所定の間隙23が設けら
れ、玉軸受13が半径方向に移動できるようにな
つている。
輪17の外径とには予め所定の間隙23が設けら
れ、玉軸受13が半径方向に移動できるようにな
つている。
従つて、前記フロントカバー3の軸心と出力軸
9の回転中心とに組込上の誤差があつても、玉軸
受13はその偏心量だけ半径方向へ自動的に移動
する調心作用を生じ、この調心位置が波形ばね1
5で押圧保持され、自動車に作用する振動や衝撃
等で玉軸受13の調心状態が崩れることはない。
9の回転中心とに組込上の誤差があつても、玉軸
受13はその偏心量だけ半径方向へ自動的に移動
する調心作用を生じ、この調心位置が波形ばね1
5で押圧保持され、自動車に作用する振動や衝撃
等で玉軸受13の調心状態が崩れることはない。
前記のようなクラツチレリーズ軸受において、
スリーブ11は金属材料を用いて形成するのが一
般的であつたが、近年においては、フロントカバ
ー3の摩耗低減と摺動性(クラツチフイーリン
グ)を一層向上させ、加えて軽量化を図るため、
スリーブ11をプラスチツクの成形品で形成する
ことに移り変わつてきた。
スリーブ11は金属材料を用いて形成するのが一
般的であつたが、近年においては、フロントカバ
ー3の摩耗低減と摺動性(クラツチフイーリン
グ)を一層向上させ、加えて軽量化を図るため、
スリーブ11をプラスチツクの成形品で形成する
ことに移り変わつてきた。
上記プラスチツクスリーブは当初ガラス繊維を
含む材料を用いていたが、相手部品であるフロン
トカバー3の摩耗をより一層改善するため、全く
ガラス繊維を含まない、自己潤滑性のあるナイロ
ンの如きプラスチツクのみを単用したスリーブが
開発されてきた。
含む材料を用いていたが、相手部品であるフロン
トカバー3の摩耗をより一層改善するため、全く
ガラス繊維を含まない、自己潤滑性のあるナイロ
ンの如きプラスチツクのみを単用したスリーブが
開発されてきた。
ところで、第10図と第11図に示したよう
に、従来のクラツチレリーズ軸受は、スリーブ1
1のフランジ部10と側板12のフランジ部12
aの両者の外周をカバー14の爪22でカシメる
ことによつて固定する構造を採用しているが、相
手部品との取付位置関係により軸受設計上の寸法
的制約が多く、第10図のように、カバー14の
爪22の位置がスリーブフランジ部10の円周上
において不均一に設ける必要がある。
に、従来のクラツチレリーズ軸受は、スリーブ1
1のフランジ部10と側板12のフランジ部12
aの両者の外周をカバー14の爪22でカシメる
ことによつて固定する構造を採用しているが、相
手部品との取付位置関係により軸受設計上の寸法
的制約が多く、第10図のように、カバー14の
爪22の位置がスリーブフランジ部10の円周上
において不均一に設ける必要がある。
しかし、プラスチツクのみを単用したスリーブ
は、ガラス繊維を含んだプラスチツクのスリーブ
に比べて熱による伸縮率が大きく、このため軸受
が自動車に使用される雰囲気下において、低温→
高温→低温の冷熱サイクルを繰り返し与えられる
と、スリーブフランジ部10が膨脹及び収縮す
る。
は、ガラス繊維を含んだプラスチツクのスリーブ
に比べて熱による伸縮率が大きく、このため軸受
が自動車に使用される雰囲気下において、低温→
高温→低温の冷熱サイクルを繰り返し与えられる
と、スリーブフランジ部10が膨脹及び収縮す
る。
ところが、スリーブフランジ部10の外周が爪
22によつて不均一に挟持されているため、上記
フランジ部10の膨脹及び収縮量が円周上におい
て不均一となり、この影響がスリーブ11の内径
部にも作用し、カバー14の爪22の位置の方向
を短径とする楕円形状に変形が進行して行き、相
手部品であるフロントカバー3の外径との間に設
定された隙間の量によつては、クラツチ操作時の
フイーリングが悪化したり、最悪の場合はフロン
トカバー3上に喰い付くことになり、摺動不能、
即ちクラツチ操作が不能になるという問題があ
る。
22によつて不均一に挟持されているため、上記
フランジ部10の膨脹及び収縮量が円周上におい
て不均一となり、この影響がスリーブ11の内径
部にも作用し、カバー14の爪22の位置の方向
を短径とする楕円形状に変形が進行して行き、相
手部品であるフロントカバー3の外径との間に設
定された隙間の量によつては、クラツチ操作時の
フイーリングが悪化したり、最悪の場合はフロン
トカバー3上に喰い付くことになり、摺動不能、
即ちクラツチ操作が不能になるという問題があ
る。
このような問題を解決する対策として、スリー
ブフランジ部10の肉厚を増加させたり、カバー
14の爪22の拘束力を弱めることが考えられ、
これに基づいて本出願人は各種テストを実施した
が、前者の方法はやはりスリーブ11に不均一な
変形が発生し、後者の方法は軸受全体の剛性が低
下し、クラツチレリーズ時に繰返し荷重を受ける
ため早期破損に至り易いという結果しか得られな
かつた。
ブフランジ部10の肉厚を増加させたり、カバー
14の爪22の拘束力を弱めることが考えられ、
これに基づいて本出願人は各種テストを実施した
が、前者の方法はやはりスリーブ11に不均一な
変形が発生し、後者の方法は軸受全体の剛性が低
下し、クラツチレリーズ時に繰返し荷重を受ける
ため早期破損に至り易いという結果しか得られな
かつた。
(3) 考案が解決しようとする問題点
そこでこの考案は、プラスチツクスリーブを用
い、雰囲気の温度変化によりクラツチ操作時にフ
ロントカバー上で摺動不良が生じることのないよ
うにする点にある。
い、雰囲気の温度変化によりクラツチ操作時にフ
ロントカバー上で摺動不良が生じることのないよ
うにする点にある。
(4) 問題点を解決するための手段
上記の問題点を解決するために、この考案は、
外周にフランジ部が周設されたプラスチツクスリ
ーブと、前記フランジ部の一面側に装着した側板
と、前記スリーブの外周でフランジ部の他方側面
側に配置した玉軸受と、前記フランジ部及び玉軸
受の外周を覆うように配置したカバーと、このカ
バーの一方端部に設けた内側への屈曲片と玉軸受
の対向面間に介装され、側板との間に玉軸受とフ
ランジ部を軸方向に押圧保持するためのばねとで
構成され、前記カバーはフランジ部外周との間に
膨張時の拡径を吸収する隙間と、玉軸受の外周と
の間に調心用の隙間を形成するように、フランジ
部及び玉軸受よりも大径に形成され、このカバー
の他方端部がプラスチツクスリーブのフランジ部
よりも大径となる側板にカシメ固定されている構
造としたものである。
外周にフランジ部が周設されたプラスチツクスリ
ーブと、前記フランジ部の一面側に装着した側板
と、前記スリーブの外周でフランジ部の他方側面
側に配置した玉軸受と、前記フランジ部及び玉軸
受の外周を覆うように配置したカバーと、このカ
バーの一方端部に設けた内側への屈曲片と玉軸受
の対向面間に介装され、側板との間に玉軸受とフ
ランジ部を軸方向に押圧保持するためのばねとで
構成され、前記カバーはフランジ部外周との間に
膨張時の拡径を吸収する隙間と、玉軸受の外周と
の間に調心用の隙間を形成するように、フランジ
部及び玉軸受よりも大径に形成され、このカバー
の他方端部がプラスチツクスリーブのフランジ部
よりも大径となる側板にカシメ固定されている構
造としたものである。
(5) 作用
プラスチツクスリーブに外嵌挿した玉軸受がば
ねの押圧による挟持力のみによつて軸方向に保持
されているため、エンジン側出力軸に対して自動
調心作用を行ない、スリーブのフランジ部はカバ
ーによる拘束力を全く受けないため、雰囲気の温
度変化によるスリーブの膨脹及び収縮量が円周上
において均一になり、フロントカバー上での摺動
不良が生じないようにするものである。
ねの押圧による挟持力のみによつて軸方向に保持
されているため、エンジン側出力軸に対して自動
調心作用を行ない、スリーブのフランジ部はカバ
ーによる拘束力を全く受けないため、雰囲気の温
度変化によるスリーブの膨脹及び収縮量が円周上
において均一になり、フロントカバー上での摺動
不良が生じないようにするものである。
(6) 実施例
以下、この考案を添付図面の第1図乃至第9図
に示す実施例に基づいて説明する。
に示す実施例に基づいて説明する。
図示のように、クラツチレリーズ軸受は、外周
にフランジ部31が周設されたプラスチツクスリ
ーブ32と、フランジ部31の一方側面に装着し
した側板33と、前記スリーブ32の外周でフラ
ンジ部31の他方側面側に配置した玉軸受34
と、フランジ部31及び玉軸受34の外周を覆う
ように配置したカバー35と、このカバー35の
端部と玉軸受34の間に介装した波形ばね36と
で構成されている。
にフランジ部31が周設されたプラスチツクスリ
ーブ32と、フランジ部31の一方側面に装着し
した側板33と、前記スリーブ32の外周でフラ
ンジ部31の他方側面側に配置した玉軸受34
と、フランジ部31及び玉軸受34の外周を覆う
ように配置したカバー35と、このカバー35の
端部と玉軸受34の間に介装した波形ばね36と
で構成されている。
前記プラスチツクスリーブ32は、フロントカ
バー3に外嵌する円筒37と、その外周に設けた
円板状のフランジ部31とからなり、ガラス繊維
を含まないナイロン等の樹脂を用いて形成されて
いる。
バー3に外嵌する円筒37と、その外周に設けた
円板状のフランジ部31とからなり、ガラス繊維
を含まないナイロン等の樹脂を用いて形成されて
いる。
前記側板33は、スリーブフランジ部31の補
強及びレリーズフオーク4の案内用であり、フラ
ンジ部31よりも少し大径のリング状に形成され
ている。
強及びレリーズフオーク4の案内用であり、フラ
ンジ部31よりも少し大径のリング状に形成され
ている。
第2図と第3図に示す側板33は外周の軸心を
挟む二箇所に盗み部38を設け、スリーブ32の
フランジ部31にはこの盗み部38に嵌合する突
部39が一体に成形されている。(第6図と第7
図参照) また、第4図と第5図に示す側板33は、内周
縁を多角形孔40に形成し、スリーブ32のフラ
ンジ部31にはこの多角形孔40に嵌合する多角
形突部41を設けたものである。(第8図と第9
図参照) 上記のように、盗み部38と突部39又は多角
形孔40と多角形突部41の嵌合により、スリー
ブ32と側板33の軸心のずれを防止すると共
に、スリーブフランジ部31がクリープするのを
防止する役目を果している。
挟む二箇所に盗み部38を設け、スリーブ32の
フランジ部31にはこの盗み部38に嵌合する突
部39が一体に成形されている。(第6図と第7
図参照) また、第4図と第5図に示す側板33は、内周
縁を多角形孔40に形成し、スリーブ32のフラ
ンジ部31にはこの多角形孔40に嵌合する多角
形突部41を設けたものである。(第8図と第9
図参照) 上記のように、盗み部38と突部39又は多角
形孔40と多角形突部41の嵌合により、スリー
ブ32と側板33の軸心のずれを防止すると共
に、スリーブフランジ部31がクリープするのを
防止する役目を果している。
なお、側板33とスリーブフランジ部31の結
合は図示の構造に限るものではなく側板33の強
度を低下させることがなく製作の容易な形状や位
置を任意に選べばよい。
合は図示の構造に限るものではなく側板33の強
度を低下させることがなく製作の容易な形状や位
置を任意に選べばよい。
前記玉軸受34は、内輪42、外輪43、ボー
ル44、シール45,46からなり、内輪42が
スリーブ32の円筒37に対して半径方向へ自由
に移動する内径に形成され、内輪42の端部にダ
イヤフラムスプリング5との接触部47が設けら
れている。
ル44、シール45,46からなり、内輪42が
スリーブ32の円筒37に対して半径方向へ自由
に移動する内径に形成され、内輪42の端部にダ
イヤフラムスプリング5との接触部47が設けら
れている。
カバー35は、玉軸受34及びフランジ部31
の外径よりも大径の円筒状に形成され、一方の端
部に設けた複数の爪48が側板33のフランジ部
33aの外周にカシメ固定されている。
の外径よりも大径の円筒状に形成され、一方の端
部に設けた複数の爪48が側板33のフランジ部
33aの外周にカシメ固定されている。
上記カバー35の内周と玉軸受34及びスリー
ブフランジ部31の外周との間には隙間49が形
成され、玉軸受34の半径方向への移動と、スリ
ーブフランジ部31の膨脹による拡径に何ら干渉
することのないようになつている。
ブフランジ部31の外周との間には隙間49が形
成され、玉軸受34の半径方向への移動と、スリ
ーブフランジ部31の膨脹による拡径に何ら干渉
することのないようになつている。
このカバー35の自由端部には内側への屈曲片
50が設けられ、波形ばね36はこの屈曲片50
と玉軸受34の外輪43との間に縮設され、側板
33とで玉軸受34及びスリーブフランジ部31
を軸方向に押圧保持している。
50が設けられ、波形ばね36はこの屈曲片50
と玉軸受34の外輪43との間に縮設され、側板
33とで玉軸受34及びスリーブフランジ部31
を軸方向に押圧保持している。
この考案のクラツチレリーズ軸受は上記のよう
な構成であり、第1図に示したように、クラツチ
のフロントカバー3上でレリーズフオーク4とダ
イヤフラムスプリング5の間に取付けられる。
な構成であり、第1図に示したように、クラツチ
のフロントカバー3上でレリーズフオーク4とダ
イヤフラムスプリング5の間に取付けられる。
玉軸受34は波形ばね36により軸方向に押圧
保持され半径方向には移動自在であるため、エン
ジンの出力軸9とフロントカバー3の心違い量を
自動的に調心すると共に、スリーブ32のフラン
ジ部31は隙間49の存在によりカバー35で半
径方向の拘束を受けるようなことがなく、従つて
高温によるフランジ部31の膨脹は円周上におい
て均一になり、スリーブ32の円筒34が変形
し、フロントカバー3上で摺動不良を起すという
ようなことがない。
保持され半径方向には移動自在であるため、エン
ジンの出力軸9とフロントカバー3の心違い量を
自動的に調心すると共に、スリーブ32のフラン
ジ部31は隙間49の存在によりカバー35で半
径方向の拘束を受けるようなことがなく、従つて
高温によるフランジ部31の膨脹は円周上におい
て均一になり、スリーブ32の円筒34が変形
し、フロントカバー3上で摺動不良を起すという
ようなことがない。
(7) 効果
以上のように、この考案によると上記のような
構成であるので、以下に示す効果がある。
構成であるので、以下に示す効果がある。
() カバーを玉軸受及びスリーブフランジ部
よりも大径とし、フランジ部外周に膨張時の拡
径を吸収する隙間と玉軸受の外周に調心用の隙
間を形成する直径に形成し、このカバーを側板
に固定するようにしたので、スリーブフランジ
部の冷熱サイクルによる膨脹及び収縮が円周に
おいて均等に生じ、スリーブの円筒が楕円形等
に変形することがなく、従つてフロントカバー
上で摺動不良が起きず、円滑なクラツチ操作が
得られる。
よりも大径とし、フランジ部外周に膨張時の拡
径を吸収する隙間と玉軸受の外周に調心用の隙
間を形成する直径に形成し、このカバーを側板
に固定するようにしたので、スリーブフランジ
部の冷熱サイクルによる膨脹及び収縮が円周に
おいて均等に生じ、スリーブの円筒が楕円形等
に変形することがなく、従つてフロントカバー
上で摺動不良が起きず、円滑なクラツチ操作が
得られる。
() スリーブフランジの膨脹及び収縮が摺動
不良を起すことがないので、ガラス繊維を含ま
ないナイロン等のプラスチツクスリーブの実用
化が可能になる。
不良を起すことがないので、ガラス繊維を含ま
ないナイロン等のプラスチツクスリーブの実用
化が可能になる。
第1図は自動調心形クラツチレリーズ軸受の使
用状態を示す説明図、第2図はこの考案に係る軸
受の第1の例を示す正面図、第3図は第2図にお
ける矢印−に沿う断面図、第4図は同第2の
例を示す正面図、第5図は第4図における矢印
−に沿う断面図、第6図は第1の例に用いるス
リーブの正面図、第7図は第6図における矢印
−に沿う断面図、第8図は同第2の例に用いる
スリーブの正面図、第9図は第8図における矢印
−に沿う断面図、第10図は従来の軸受を示
す正面図、第11図は第10図における矢印XI−
XIに沿う断面図である。 31……フランジ部、32……スリーブ、33
……側板、34……玉軸受、35……カバー、3
6……波形ばね、48……爪、49……隙間。
用状態を示す説明図、第2図はこの考案に係る軸
受の第1の例を示す正面図、第3図は第2図にお
ける矢印−に沿う断面図、第4図は同第2の
例を示す正面図、第5図は第4図における矢印
−に沿う断面図、第6図は第1の例に用いるス
リーブの正面図、第7図は第6図における矢印
−に沿う断面図、第8図は同第2の例に用いる
スリーブの正面図、第9図は第8図における矢印
−に沿う断面図、第10図は従来の軸受を示
す正面図、第11図は第10図における矢印XI−
XIに沿う断面図である。 31……フランジ部、32……スリーブ、33
……側板、34……玉軸受、35……カバー、3
6……波形ばね、48……爪、49……隙間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外周にフランジ部が周設されたプラスチツク
スリーブと、前記フランジ部よりも大径に形成
され、このフランジ部の一方側面に装着した側
板と、前記スリーブの外周でフランジ部の他方
側面側に配置した玉軸受と、前記フランジ部及
び玉軸受との外周を覆うよう配置したカバー
と、このカバーの一方端部に設けた内側への屈
曲片と玉軸受の対向面間に介装され、側板との
間に玉軸受とフランジ部を軸方向に押圧保持す
るためのばねとで構成され、前記カバーは、フ
ランジ部外周との間に膨張時の拡径を吸収する
隙間と、玉軸受の外周との間に調心用の隙間を
形成するように、フランジ部及び玉軸受よりも
大径に形成され、このカバーの他方端部がプラ
スチツクスリーブのフランジ部よりも大径とな
る側板にカシメ固定されていることを特徴とす
るプラスチツクスリーブを有するクラツチレリ
ーズ軸受。 (2) プラスチツクスリーブは、プラスチツク材料
単用によつて形成されている実用新案登録請求
の範囲第1項に記載のプラスチツクスリーブを
有するクラツチレリーズ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7355584U JPS60184434U (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | プラスチツクスリ−ブを有するクラツチレリ−ズ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7355584U JPS60184434U (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | プラスチツクスリ−ブを有するクラツチレリ−ズ軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60184434U JPS60184434U (ja) | 1985-12-06 |
JPH0218820Y2 true JPH0218820Y2 (ja) | 1990-05-25 |
Family
ID=30613036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7355584U Granted JPS60184434U (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | プラスチツクスリ−ブを有するクラツチレリ−ズ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60184434U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991018220A1 (en) * | 1990-05-18 | 1991-11-28 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Release bearing assembly |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824653A (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 耐圧容器 |
-
1984
- 1984-05-18 JP JP7355584U patent/JPS60184434U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824653A (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 耐圧容器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991018220A1 (en) * | 1990-05-18 | 1991-11-28 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Release bearing assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60184434U (ja) | 1985-12-06 |
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