JPH0218806A - 誘電体磁器組成物 - Google Patents
誘電体磁器組成物Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野］
本発明は、焼成容易で、かつ高いＱ値を有する誘電体磁
器組成物に関する。
器組成物に関する。
マイクロ波回路に用いる誘電体磁器は、近年マイクロ波
による通信や放送機器、更には人工衛星を使用したＳＨ
Ｆ放送受信機、自動車用電話などのニューメディアの実
用化が盛んになり、その応用が増加している。そして、
その応用は帯域通過濾波器、固定発振器の周波数安定化
用、或いはマイクロ波集積回路（ＭＩＣ）などに使用さ
れる誘電体基板、導波線路、アンテナなどがある。
による通信や放送機器、更には人工衛星を使用したＳＨ
Ｆ放送受信機、自動車用電話などのニューメディアの実
用化が盛んになり、その応用が増加している。そして、
その応用は帯域通過濾波器、固定発振器の周波数安定化
用、或いはマイクロ波集積回路（ＭＩＣ）などに使用さ
れる誘電体基板、導波線路、アンテナなどがある。
しかして、マイクロ波回路応用機器の技術進歩に伴って
、高誘電率で高いＱ（ａ（低損失）、かつ共振周波数の
温度係数が低い値（Ｏｐｐｍ／’Ｃ前後）で自在に変化
できる誘電体磁器の開発が切望されている。なお、上記
Ｑ値は、誘電正接（ｔａｎ δ）のほぼ逆数（１／ ｔ
ａ ｎ δ）である。
、高誘電率で高いＱ（ａ（低損失）、かつ共振周波数の
温度係数が低い値（Ｏｐｐｍ／’Ｃ前後）で自在に変化
できる誘電体磁器の開発が切望されている。なお、上記
Ｑ値は、誘電正接（ｔａｎ δ）のほぼ逆数（１／ ｔ
ａ ｎ δ）である。
そして、従来、高いＱ値の誘電体磁器としてはＢａ （
ＭｇＴａ）Ｃｈが知られている。
ＭｇＴａ）Ｃｈが知られている。
しかしながら、上記従来のＢａ （ＭｇＴａ）０、は１
難焼結性であり、高いＱ値を得るには１５００〜１７０
０°Ｃという高温下で焼成する必要があり、更にばかか
る高温度まで１００〜１６００”ｃ／分という比較的急
激な昇温速度で加熱操作をしなければならない。
難焼結性であり、高いＱ値を得るには１５００〜１７０
０°Ｃという高温下で焼成する必要があり、更にばかか
る高温度まで１００〜１６００”ｃ／分という比較的急
激な昇温速度で加熱操作をしなければならない。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、焼成容易で、高
いＱ値を有し、かつ温度係数が±８９Ｐｍ ／ ’Ｃ以
内程度で自由に変化できる誘電体磁器組放物を提供しよ
うとするものである。
いＱ値を有し、かつ温度係数が±８９Ｐｍ ／ ’Ｃ以
内程度で自由に変化できる誘電体磁器組放物を提供しよ
うとするものである。
本発明は、 一般式（１−ｘ） ・Ｂａ（Ｍｇ＋ｚｚ
Ｔａｚｙｓ ） Ｏｓ −Ｘ−ＢａＷＯａ （但し、
Ｑ＜Ｘ≦０．２５）で示される誘電体磁器組成物にある
。
Ｔａｚｙｓ ） Ｏｓ −Ｘ−ＢａＷＯａ （但し、
Ｑ＜Ｘ≦０．２５）で示される誘電体磁器組成物にある
。
ここに、Ｂａはバリウム、Ｍｇはマグネシウム。
Ｔａはタンタル、０は酸素、Ｗはタングステンである。
しかして、上記組成物において、Ｘがゼロ（０）の場合
には高いＱ値が得られず、また前記温度係数が大きい、
Ｘが０．２５を超えると高いＱ値が得られない。
には高いＱ値が得られず、また前記温度係数が大きい、
Ｘが０．２５を超えると高いＱ値が得られない。
予め、 Ｂ ａ （Ｍｇ＋ｙｚ Ｔａｔ７ｓ ） Ｏｓ
及びＢａＷ Ｏａを作製し、その後両者を所定の割合に
混合し、焼成して、誘電体磁器組成物を製造した。得ら
れた組成物について、その特性を測定し、その結果を表
に示した。
及びＢａＷ Ｏａを作製し、その後両者を所定の割合に
混合し、焼成して、誘電体磁器組成物を製造した。得ら
れた組成物について、その特性を測定し、その結果を表
に示した。
即ち、まず炭酸バリウム（ＢａＣＯ５）と、酸化マグネ
シウム（ＭｇＯ）と、酸化タンタル（Ｔａｘｉｓ）とを
１モル比が３：ｌｌとなるように配合し、アルミナ玉石
、純水と共にポリエチレン容器を用いて１２時間混合し
た。該混合粉末を乾燥後、大気中１２００℃で２時ｔｂ
”ｌ仮焼し、 Ｂａ（Ｍ ｇ ＋／３ Ｔ ａ ！／
３ ） Ｏｓの粉末を得た。
シウム（ＭｇＯ）と、酸化タンタル（Ｔａｘｉｓ）とを
１モル比が３：ｌｌとなるように配合し、アルミナ玉石
、純水と共にポリエチレン容器を用いて１２時間混合し
た。該混合粉末を乾燥後、大気中１２００℃で２時ｔｂ
”ｌ仮焼し、 Ｂａ（Ｍ ｇ ＋／３ Ｔ ａ ！／
３ ） Ｏｓの粉末を得た。
次に、ＢａＣＯ５と酸化タングステン（ＷＯ。
）とをモル比が１：１となるように配合し、アルミナ玉
石、純水と共に上記と同様にして１２時間混合した。該
混合粉末を乾燥後、大気中１２００℃で２時間仮焼し、
ＢａＷＯａ粉末を得た。なお。
石、純水と共に上記と同様にして１２時間混合した。該
混合粉末を乾燥後、大気中１２００℃で２時間仮焼し、
ＢａＷＯａ粉末を得た。なお。
上記各原料は純度９９．９％のものを用いた。
次いで１両粉末を所定のモル比に配合し、アルミナ玉石
と純水と共に２４時間粉砕、混合し、乾燥させ、７０メ
ツシユの篩を通して誘電体磁器粉末とした。そして、該
誘電体磁器粉末をパラフィンを用いて造粒した後、 ６
００ ｋｇ／ｃｊの加圧下で。
と純水と共に２４時間粉砕、混合し、乾燥させ、７０メ
ツシユの篩を通して誘電体磁器粉末とした。そして、該
誘電体磁器粉末をパラフィンを用いて造粒した後、 ６
００ ｋｇ／ｃｊの加圧下で。
直径１２閤、長さ２５−の円柱軟体に成形し１次いでこ
れをアルミナ粉末上、大気中で焼成し、誘電体磁器組成
物の焼結体を得た。また、上記焼成時の加熱温度は１４
５０°Ｃ１該温度までの昇温速度は２°Ｃ／分であった
。
れをアルミナ粉末上、大気中で焼成し、誘電体磁器組成
物の焼結体を得た。また、上記焼成時の加熱温度は１４
５０°Ｃ１該温度までの昇温速度は２°Ｃ／分であった
。
得られた焼結体に対して１円柱状に研磨加工を施し、測
定用サンプルとし、諸物件を測定した。
定用サンプルとし、諸物件を測定した。
その測定結果を下表に示した。同表において、Ｘは前記
一般式における係数を示す、また、誘電率εｒ、Ｑ値は
誘電体磁器共振法により測定した。
一般式における係数を示す、また、誘電率εｒ、Ｑ値は
誘電体磁器共振法により測定した。
また、共振周波数の温度依存性は、２０’Ｃから１００
℃の範囲で測定し、温度係数τｆを求めた。
℃の範囲で測定し、温度係数τｆを求めた。
共振周波数は８〜９ＧＨｚの範囲であった。
同表において、試料阻１〜６は本発明、Ｎ１１Ｃ１〜Ｃ
３は比較例である。
３は比較例である。
一表一
上表より知られるごとく１本発明にがかる隘１〜６の組
成物は高誘電率、高いＱ値を示し、また温度係数も低い
値で自由に変化させることができる優れた性質を示して
いる。なお９本発明において、Ｘの下限は０．Ｏｌとす
ることが好ましい。
成物は高誘電率、高いＱ値を示し、また温度係数も低い
値で自由に変化させることができる優れた性質を示して
いる。なお９本発明において、Ｘの下限は０．Ｏｌとす
ることが好ましい。
これに対して、比較例ＮｌＩＣ１はＢａ（Ｍｇ＋／１Ｔ
ａｔ／ツ）０３のみからなるものであり、高誘電率で、
比較的高いＱ値を有するが、ｍ度係数が１Ｏｐｐｍ／”
ｃと高い。また、ｋＣ２はＢａＷＯ４のみからなるもの
であり、誘電率、Ｑ値とも低く。
ａｔ／ツ）０３のみからなるものであり、高誘電率で、
比較的高いＱ値を有するが、ｍ度係数が１Ｏｐｐｍ／”
ｃと高い。また、ｋＣ２はＢａＷＯ４のみからなるもの
であり、誘電率、Ｑ値とも低く。
また温度係数は一９０ＰＰｍ／”Ｃと極めて大きい。
また、ＮｌＩＣ３はＸの値が大きいため、誘電率、Ｑ値
が低く、温度係数も大きい。
が低く、温度係数も大きい。
次に１本発明にかかる前記組成物の製造について説明す
れば２例えば各元素の原料化合物を所定のモル比に配合
し、仮焼し、所定の粉末とする。
れば２例えば各元素の原料化合物を所定のモル比に配合
し、仮焼し、所定の粉末とする。
しかして、該粉末を所望の形状に成形し、１４００〜１
５００’Ｃ，２〜１２時間焼成して誘電体磁器素子とす
る。上記原料化合物としては９例えばＢａについてはＢ
ａｄ、ＢａＣ０，、Ｂａ （ＯＨ）ｚ 、Ｍｇについて
はＭｇＯ，ＭｇＣＯ５、Ｍｇ （ＯＨ）ｔ Ｔａについ
てはＴａ、Ｏ，、ＷについてはＷＯｆｆなどがある。即
ち、各元素の酸化物。
５００’Ｃ，２〜１２時間焼成して誘電体磁器素子とす
る。上記原料化合物としては９例えばＢａについてはＢ
ａｄ、ＢａＣ０，、Ｂａ （ＯＨ）ｚ 、Ｍｇについて
はＭｇＯ，ＭｇＣＯ５、Ｍｇ （ＯＨ）ｔ Ｔａについ
てはＴａ、Ｏ，、ＷについてはＷＯｆｆなどがある。即
ち、各元素の酸化物。
炭酸化物、水酸化物など加熱によって最終的に酸化物と
なる化合物を用いることができる。
なる化合物を用いることができる。
また、上記組成物の製造は、実施例に示すごとく、予め
Ｂａ （Ｍｇ＋ｚｓ Ｔａｚｙｓ ）Ｏｘ及びＢａＷＯ
ｌの各粉末を作成しておき、これを所定の割合で混合し
、成形し、１４００〜１５００°Ｃ，２〜１２時間焼結
することにより得ることができる。
Ｂａ （Ｍｇ＋ｚｓ Ｔａｚｙｓ ）Ｏｘ及びＢａＷＯ
ｌの各粉末を作成しておき、これを所定の割合で混合し
、成形し、１４００〜１５００°Ｃ，２〜１２時間焼結
することにより得ることができる。
この方法によれば、前記一般式におけるＸを任意に変え
た誘電体磁器組成物を容易に得ることができる。また、
このように２相を混合し、焼成して組成物とした場合に
は、！Ａ成時の熱により両相の構成イオンが他相に侵入
してＱ（ｌｆｆの劣化を起こしたり、また緒特性を悪く
する第３相の出現によって誘電率、温度係数が悪くなる
といった悪影響を生ずるおそれがない。
た誘電体磁器組成物を容易に得ることができる。また、
このように２相を混合し、焼成して組成物とした場合に
は、！Ａ成時の熱により両相の構成イオンが他相に侵入
してＱ（ｌｆｆの劣化を起こしたり、また緒特性を悪く
する第３相の出現によって誘電率、温度係数が悪くなる
といった悪影響を生ずるおそれがない。
また、上記のごとく予めＢａ （Ｍｇ＋ｚ＋ Ｔａｚｙ
、）Ｏ！と３ａＷＯ４を作製しておき、これを混合、焼
成する手段を取るときには、正の温度係数を有するＢａ
ＣＭｇ＋ｙｓ Ｔａｚｙｘ ）０３と負の温度係数を
有するＢ ａ Ｗ Ｏａの２相が互いに独立した状態で
混合されて、誘電体磁器を構成することができ１両者の
比を変えることにより、温度係数を自在に変化させるこ
とができる。
、）Ｏ！と３ａＷＯ４を作製しておき、これを混合、焼
成する手段を取るときには、正の温度係数を有するＢａ
ＣＭｇ＋ｙｓ Ｔａｚｙｘ ）０３と負の温度係数を
有するＢ ａ Ｗ Ｏａの２相が互いに独立した状態で
混合されて、誘電体磁器を構成することができ１両者の
比を変えることにより、温度係数を自在に変化させるこ
とができる。
本発明によれば、前記従来組成物に比して、焼成容易で
、比較的低温の焼成により誘電体磁器組成物を得ること
ができる。
、比較的低温の焼成により誘電体磁器組成物を得ること
ができる。
しかして１本発明によれば、１８〜２４の高誘電率 ７
０００〜１６０００の高いＱ値を有し。
０００〜１６０００の高いＱ値を有し。
かつ共振周波数の温度係数を±８ｐｐｍ／’ｃ以内で自
在に変化させることができる誘電体磁器組成物を提供す
ることができる。
在に変化させることができる誘電体磁器組成物を提供す
ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式 （１−ｘ）・Ｂａ（Ｍｇ＿１＿／＿３Ｔａ＿２＿／＿３
）Ｏ＿３−ｘ・ＢａＷＯ＿４（但し，０＜ｘ≦０．２５
）で示される誘電体磁器組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63169323A JPH0218806A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63169323A JPH0218806A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 誘電体磁器組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0218806A true JPH0218806A (ja) | 1990-01-23 |
Family
ID=15884418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63169323A Pending JPH0218806A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0218806A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116283284A (zh) * | 2023-02-17 | 2023-06-23 | 深圳市麦捷微电子科技股份有限公司 | 一种中温烧结微波介质陶瓷材料及其制备方法 |
-
1988
- 1988-07-07 JP JP63169323A patent/JPH0218806A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116283284A (zh) * | 2023-02-17 | 2023-06-23 | 深圳市麦捷微电子科技股份有限公司 | 一种中温烧结微波介质陶瓷材料及其制备方法 |
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