JPH0218776Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0218776Y2 JPH0218776Y2 JP1984095315U JP9531584U JPH0218776Y2 JP H0218776 Y2 JPH0218776 Y2 JP H0218776Y2 JP 1984095315 U JP1984095315 U JP 1984095315U JP 9531584 U JP9531584 U JP 9531584U JP H0218776 Y2 JPH0218776 Y2 JP H0218776Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snow
- seat
- sled
- receptacle
- wire rope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 claims description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 239000002990 reinforced plastic Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、雪の上をワイヤーロープによつて
牽引されて走行する雪そりであつて、スキー場の
リフトの代りとして、あるいは、雪見のために走
行させるものである。
牽引されて走行する雪そりであつて、スキー場の
リフトの代りとして、あるいは、雪見のために走
行させるものである。
[従来の技術]
従来、スキー場における輸送手段としては、リ
フトあるいはロープウエイがあるが、これらはい
ずれもゴンドラをワイヤーを吊り下げるようにす
るもので、風の影響を受け易く、危険防止のため
に運転中止や中断が余儀なくされることが多かつ
た。また墜落事故により死傷事故が惹起されるこ
とにもなつていた。
フトあるいはロープウエイがあるが、これらはい
ずれもゴンドラをワイヤーを吊り下げるようにす
るもので、風の影響を受け易く、危険防止のため
に運転中止や中断が余儀なくされることが多かつ
た。また墜落事故により死傷事故が惹起されるこ
とにもなつていた。
また、スキー場等で利用されているリフトやス
ノーモービルは一人ないし二人乗りで大量の輸送
手段としては不適切であつた。
ノーモービルは一人ないし二人乗りで大量の輸送
手段としては不適切であつた。
加えて、除雪された道路以外の山中における雪
景色を広範囲の人々(特に老人やスキーをしない
人)に楽しませるための乗物がこれまでは殆ど提
供されていなかつた。
景色を広範囲の人々(特に老人やスキーをしない
人)に楽しませるための乗物がこれまでは殆ど提
供されていなかつた。
[考案が解決しようとする問題点]
この考案は従来のこのような、欠点を解消すべ
く考案されたもので、風の影響をけないスキー場
の輸送手段として一度に大量の人員を輸送できる
ようなものとして、加えて、観光目的の乗物とし
ても好適な雪そりを提供しようとして開発された
ものである。
く考案されたもので、風の影響をけないスキー場
の輸送手段として一度に大量の人員を輸送できる
ようなものとして、加えて、観光目的の乗物とし
ても好適な雪そりを提供しようとして開発された
ものである。
[問題点を解決するための手段]
本考案は上記の目的を達成するために、透明な
ガラスないしプラスチツクにて大きくかつ構成し
た窓を備え、ワイヤーロープで雪上を牽引する雪
そりであつて、座席の受け具が半円状を呈するよ
うにし、この受け具内に座席の下端部を揺動自在
に嵌め込むように構成し、後端部に左右一対のフ
オーク状の起倒自在なブレーキを設けると共に、
底面を波型に構成したことを特徴とするものであ
る。
ガラスないしプラスチツクにて大きくかつ構成し
た窓を備え、ワイヤーロープで雪上を牽引する雪
そりであつて、座席の受け具が半円状を呈するよ
うにし、この受け具内に座席の下端部を揺動自在
に嵌め込むように構成し、後端部に左右一対のフ
オーク状の起倒自在なブレーキを設けると共に、
底面を波型に構成したことを特徴とするものであ
る。
[実施例]
図面はこの考案の実施例を示すもので、車体1
は全体として船舶の如き外形をなし前部は流線
型、後部は箱型を呈するように形成してある。車
体1の主要部は強化プラスチツクないし鋼板にて
形成し、上部周囲の窓2は透明なガラスないしプ
ラスチツクにて大きく且つ広く構成するものであ
る。この窓2により乗客を寒風や吹雪から保護す
る。
は全体として船舶の如き外形をなし前部は流線
型、後部は箱型を呈するように形成してある。車
体1の主要部は強化プラスチツクないし鋼板にて
形成し、上部周囲の窓2は透明なガラスないしプ
ラスチツクにて大きく且つ広く構成するものであ
る。この窓2により乗客を寒風や吹雪から保護す
る。
図示しないが屋根まで透明なプラスチツク等に
て覆うようにして視界を広げるようにしてもよ
い。
て覆うようにして視界を広げるようにしてもよ
い。
屋根には、ワイヤーロープWに固定するアーム
3を二つ設けてあり、ワイヤーロープWを図示し
ない原動機により牽引することにより雪上を滑走
するようになつている。
3を二つ設けてあり、ワイヤーロープWを図示し
ない原動機により牽引することにより雪上を滑走
するようになつている。
図示しないが、ワイヤーロープWは、適宜の間
隔をもつて配置された支持用支柱プーリーに無端
状に張るようにする。
隔をもつて配置された支持用支柱プーリーに無端
状に張るようにする。
車体1底部の滑走面4は、平滑ではなく、断面
波型となるように構成してあり、雪を波型内部に
抱え込むことにより横揺れを防止するようにする
と共に、滑走面4により雪上に残されるトレール
が軌道類似の凹凸を形成することにより安定した
走行が確保できるようにしてある。
波型となるように構成してあり、雪を波型内部に
抱え込むことにより横揺れを防止するようにする
と共に、滑走面4により雪上に残されるトレール
が軌道類似の凹凸を形成することにより安定した
走行が確保できるようにしてある。
5は後端部に設けたフオーク状の起倒自在なブ
レーキで、一対両側に設けてあり、運転席等で操
作することにより、雪の中に食い込ませるように
するもので、主として斜面を下降するときに雪そ
りのスピードを制御し、車体1のアーム3がワイ
ヤーロープWから離反するのを防ぐように適宜左
右のブレーキ5を働かせるようにするものであ
る。また、万一の場合は、滑走を停止させるため
に働かせる。
レーキで、一対両側に設けてあり、運転席等で操
作することにより、雪の中に食い込ませるように
するもので、主として斜面を下降するときに雪そ
りのスピードを制御し、車体1のアーム3がワイ
ヤーロープWから離反するのを防ぐように適宜左
右のブレーキ5を働かせるようにするものであ
る。また、万一の場合は、滑走を停止させるため
に働かせる。
加えて、所定の滑走通路から何らかの理由によ
り少し外れた場合に一方のブレーキ5を作動させ
て軌道の修正を図るようにする。この目的のため
には、ブレーキ5に代えて、あるいはブレーキ5
と併用して、滑走面に方向舵(図示せず)を設け
るようにすることもできる。
り少し外れた場合に一方のブレーキ5を作動させ
て軌道の修正を図るようにする。この目的のため
には、ブレーキ5に代えて、あるいはブレーキ5
と併用して、滑走面に方向舵(図示せず)を設け
るようにすることもできる。
車体1の内部は床板6を張設し、座席7を設け
るようにしてある。
るようにしてある。
床板6は、一部あるいは全部を開閉自在とし、
波型の滑走面4を形成する底板と床板6により構
成される断面三角状の床下を収納部とし、スキー
板Sや荷物を納めるようにする。
波型の滑走面4を形成する底板と床板6により構
成される断面三角状の床下を収納部とし、スキー
板Sや荷物を納めるようにする。
座席7の下方にも同様な収納部を設けるように
することもできる。
することもできる。
座席7は第3図において長手方向に向い合うよ
うに配置してあるが車体1の大きさ、幅員により
適宜の配置とすることができる。
うに配置してあるが車体1の大きさ、幅員により
適宜の配置とすることができる。
座席7は、斜面の昇降による車体1の傾斜に拘
らずほぼ水平を保つように座席を可動可能とす
る。具体的には、第4図に示すように、座席7の
受け具8を半円状を呈するようにし、この半円状
の受け具8内に座席7の下端部が揺動自在に嵌め
込むようにする。
らずほぼ水平を保つように座席を可動可能とす
る。具体的には、第4図に示すように、座席7の
受け具8を半円状を呈するようにし、この半円状
の受け具8内に座席7の下端部が揺動自在に嵌め
込むようにする。
なお、9はブレーキ5に繋がる連結棒体であ
る。
る。
[効果]
本考案は以上のような構成からなるもので、ワ
イヤーロープにより、雪上を牽引するようにした
雪そりであるので、風や雪の影響を比較的受けず
に運行ができるのである。また、従来のリフトや
ロープウエイに比較して大型のものとすることが
でき大量の輸送手段としては好適なものといえ
る。
イヤーロープにより、雪上を牽引するようにした
雪そりであるので、風や雪の影響を比較的受けず
に運行ができるのである。また、従来のリフトや
ロープウエイに比較して大型のものとすることが
でき大量の輸送手段としては好適なものといえ
る。
座席の受け具が半円状を呈するように構成し、
この受け具に座席の下端部が揺動自在に嵌め込ま
れているので、常に水平状態で外の景色を見るこ
とができるので快適なものといえる。
この受け具に座席の下端部が揺動自在に嵌め込ま
れているので、常に水平状態で外の景色を見るこ
とができるので快適なものといえる。
後端部に左右一対のフオーク状の起倒自在なブ
レーキを設けようにしてあるので、これにより緊
急時の停止、方向の変更が可能となるので極めて
安全性に富むものといえる。
レーキを設けようにしてあるので、これにより緊
急時の停止、方向の変更が可能となるので極めて
安全性に富むものといえる。
そして、滑走面である底面を波型としたので、
雪を波型の内部に抱え込むことになるので横滑り
を防止できることは勿論、走行により雪の上に軌
道が形成されることになり、安定した走行が可能
になるのである。
雪を波型の内部に抱え込むことになるので横滑り
を防止できることは勿論、走行により雪の上に軌
道が形成されることになり、安定した走行が可能
になるのである。
この雪そりは、スキー場のみならず、観覧車と
して緩斜面を長距離に渡り運行させるようにする
ことにより、交通の途絶した山中の雪景色を多く
の人に楽しませることができ、雪国を観光地とし
て再開発する手段として寄与することができるの
である。
して緩斜面を長距離に渡り運行させるようにする
ことにより、交通の途絶した山中の雪景色を多く
の人に楽しませることができ、雪国を観光地とし
て再開発する手段として寄与することができるの
である。
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は全体の斜視図、第2図は後部を示す斜視図、第
3図は断面図、第4図は座席の揺動状態を示す概
略図である。 1……車体、2……窓、3……アーム、4……
滑走面、5……ブレーキ、6……床板、7……座
席、8……受け具。
は全体の斜視図、第2図は後部を示す斜視図、第
3図は断面図、第4図は座席の揺動状態を示す概
略図である。 1……車体、2……窓、3……アーム、4……
滑走面、5……ブレーキ、6……床板、7……座
席、8……受け具。
Claims (1)
- 透明なガラスないしプラスチツクにて大きくか
つ広く構成した窓を備え、ワイヤーロープで雪上
を牽引する雪そりであつて、座席の受け具が半円
状を呈するようにし、この受け具内に座席の下端
部を揺動自在に嵌め込むように構成し、後端部に
左右一対のフオーク状の起倒自在なブレーキを設
けると共に、底面を波型に構成したことを特徴と
する牽引式雪そり。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9531584U JPS6111466U (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | 牽引式雪そり |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9531584U JPS6111466U (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | 牽引式雪そり |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6111466U JPS6111466U (ja) | 1986-01-23 |
JPH0218776Y2 true JPH0218776Y2 (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=30654384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9531584U Granted JPS6111466U (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | 牽引式雪そり |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6111466U (ja) |
-
1984
- 1984-06-27 JP JP9531584U patent/JPS6111466U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6111466U (ja) | 1986-01-23 |
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