JPH02187489A - 堀削泥水用添加剤 - Google Patents

堀削泥水用添加剤

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JPH02187489A
JPH02187489A JP601089A JP601089A JPH02187489A JP H02187489 A JPH02187489 A JP H02187489A JP 601089 A JP601089 A JP 601089A JP 601089 A JP601089 A JP 601089A JP H02187489 A JPH02187489 A JP H02187489A
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water
parts
polymerization
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drilling mud
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JP601089A
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Naotake Shioji
尚武 塩路
Yoshio Irie
好夫 入江
Teruaki Fujiwara
藤原 晃明
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、土木工事の基礎工事、石油井戸や地熱井戸の
ポーリング等の地盤を深く掘削する場合に使用される泥
水を安定化させるための添加剤に関する。
(従来の技術) 従来より地盤を掘削するに際し、掘削時に発生する高い
摩擦熱の吸収、坑底の掘削屑の地上への搬出、坑壁の維
持あるいは崩壊性地層の崩壊を防止するために地上にて
調製された泥水組成物が掘削箇所に連続且つ循環的に注
入されている。泥水組成物は通常、ベントナイト、アタ
パルジャイト、セリナイト、含水マグネシウムケイ酸塩
などの無機系泥質、用水及び泥水を安定化させるための
掘削泥水用添加剤を用いて作泥される。
従来使用されてきた掘削泥水用添加剤のうち無機系化合
物としては、トリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリ
ン酸ナトリウムなどの縮合リン酸塩;炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなどの炭酸アルカリ金属塩;アルミン酸ナ
トリウム、アルミン酸カリウムなどのアルミン酸塩等が
ある。また有機系化合物としては、アミン酸塩、リグニ
ンスルホン酸塩、カルボキシメチルセルロース(CMC
)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)ポリビニル
アルコール(PVA)、ホスホン酸類などがあるが、そ
れぞれ問題点を有しているものである。
即ち、縮合リン酸塩は比較的良好な評価を得てはいたが
長期間使用し続けると地中より拡散して海、湖等に流入
するとアオコ発生や赤潮などの原因物質となるため近年
その使用が著しく制限されている。CMCも比較的良好
な評価を得てはいたが、これを使用した泥水は腐敗しや
すいという重大な欠点があった。炭酸アルカリ金属塩、
アルミン酸塩、アミン酸塩、リグニンスルホン酸塩、H
EC,PVA、ホスホン酸類などは効果の低いものであ
った。
これら従来の添加剤が有していた上記問題点を解決する
ために特開昭55−104383号、特開昭58−84
883号、特開昭58−208376号、特開昭58−
208377号、特開昭59−135280号、特開昭
60−133085号、特開昭62−199682号な
どにポリアクリル酸(塩)の使用が提案されている。し
かし、ポリアクリル酸(塩)は耐塩性が充分でないため
に、例えば作泥時の用水として硬度成分含有量の多い水
あるいは海水を用いた場合や地中掘削部における泥水に
多量の地下水や海水等が流入した場合、泥水の流動性が
著しく損われ、場合によってはゲル化に至る結果、掘削
が困難になる。この様なポリアクリル酸(塩)が有して
いた上記欠点を改善する方法も提案されている0例えば
、特開昭58−120683号、特開昭58−2192
89号、特開昭60−181187号、特開昭61−1
208811号、特開昭62−267388号にポリア
クリル酸(塩)に他の成分を併用して成る掘削泥水用添
加剤が提案されているが、これらの添加剤は幾分かは改
良されているが充分でなく且つ比較的多量の添加量が必
要であり、ポリアクリル酸(塩)の木質的な欠点が改良
されたものとは言い難い、また、特開昭58−1049
81号、特開昭61−241382号、特開昭62−2
15681号にスルホン酸基含有共重合体の使用が提案
されている。しかし、これらの文献で開示されているス
ルホン酸基含有共重合体は使用上初期性能面はポリアク
リル酸(塩)の本質的欠点が改善されているが、比較的
加水分解を受は易いために高温度下で長時間の使用には
限界のあるものであった。しかも、スルホン酸基含有共
重合体は一般に高価で且つ比較的多量の添加量を必要と
するなど、なお問題を残すものであった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は土木工事の基礎工事、石油井戸や地熱井戸のポ
ーリング等の地盤を深く掘削するときに使用される泥水
を安定化させるため添加される従来の掘削泥水用添加剤
が有していた上記問題点を解消するものである。したが
って、本発明の目的はベントナイトなどの無機系泥質及
び用水を用いて掘削するに際し、掘削泥水用添加剤とし
て工業的に容易且つ安価に製造できる重合体を用いるこ
とによって、比較的少ない添加量でも地下水、セメント
などに含まれる各種硬度成分や海水などに起因する悪影
響を防ぐことにある。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明は、水性
媒体中で重合して得られた数平均分子量が300〜5,
000の水溶性マレイン酸重合体(A)からなる掘削泥
水用添加剤に関するものである。
本発明に用いる水溶性マレインr!#重合体(A)は重
合溶媒として水性媒体を用い且つ数平均分子量が300
〜5.000の範囲内にあることが必要である。ここで
いう水性媒体とは水あるいは炭素数1〜4の1価アルコ
ールおよび/または炭素数3〜4のケトンを50重量%
以下の量で含む水溶液を表わすが、重合溶媒として水単
独を使用した場合に、掘削泥水用添加剤として、最も高
い性能を発現しうる水溶性マレイン酸重合体(A)が得
られる0重合溶媒としてベンゼン、モノクロルベンゼン
、トルエン、キシレンなどの水不溶性芳香族炭化水素を
用いた場合、掘削泥水用添加剤として高度の性能を発現
しうる水溶性マレイン酸重合体(A)は得られなくなり
、例えば低添加量では地下水、海水等を用いての作泥は
困難となるし、また掘削時に於ては地下水、セメント、
海水流入による悪影響が防止できなくなる。更には耐熱
性に於ても問題が生じるものである。
水溶性マレイン酸の分子量が300未満では添加剤とし
ての性能が充分でなく、5000を越えると泥水の粘度
が高くなりすぎ、好ましくない。
本発明に用いられる水溶性マレイン酸重合体(A)を得
るには前記水性媒体中において(無水)マレイン酸(塩
)を公知の技術で重合すればよい0重合開始剤としては
例えば過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アン
モニウムなどの過硫酸塩;過酸化水素; 2,2’−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、4.4′−ア
ゾビス−4−シアノバレリン酸等の水溶性アゾ化合物;
t−ブチルハイドロパーオキサイド、過コハク酸、過マ
レイン酸などの有機酸化物などを挙げることができるが
、中でも安価かつ重合率の高い過酸化水素が特に好まし
い、これらの重合開始剤の分解を促進するため重亜硫酸
(塩)、亜硫酸(塩)、アスコルビン酸(塩)、有機ア
ミンなどの還元性物質を併用することも可能である。更
に必要に応じて次亜リン酸、次亜リン酸ナトリウム、亜
リン酸ナトリウムなどの(次)亜リン酸(塩);2−メ
ルカプトエタノール、チオグリセロールなどの含イオウ
化合物;蟻酸銅、酢酸銅などの含銅化合物などの分子量
調節剤を併用することもまた可能である。また重合率を
挙げるため銅イオン、鉄イオン、バナジルイオンなどの
金属イオンを微量使用することも可能である。
本発明に用いられる水溶性マレイン酸重合体(A)を得
るに際し、重合中、マレイン酸の中和率は特に制限なく
広い範囲とすることができるが、中和率O〜75%、好
ましくは0〜49%(全カルボキシル基に対して)であ
る。
アルカリ性物質としては、ナトリウム、カリウム、リチ
ウムなどのアルカリ金属の水酸化物及び炭酸塩:カルシ
ウム、マグネシウム、亜鉛などの水酸化物及び炭酸塩;
アンモニア;モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリ
メチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン等のアルキルアミン類;モノエタノール
アミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、
モノイソプロパ/−ルアミン、ジメチルエタノールアミ
ン等のフルカノールアミン類;ピリジン等をあげること
ができるが、中でも安価かつ工業的に最も入手しやすい
水酸化ナトリウムが特に好ましい。
また、水溶性マレイン酸重合体(A)を得るに際し、本
発明の効果を損わない範囲で(無水)マレイン酸(塩)
と共重合可能な他の単量体を共重合することは勿論可能
である。共重合可能な他の単量体としては、アクリル酸
、メタクリル酸、クロトン酸あるいはそれ等の酸の1価
金属、2価金属、アンモニア、有機アミンによる部分中
和物もしくは完全中和物などの不飽和モノカルボン酸系
単量体:フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸あるい
はそれらの酸の1価金属、2価金属、アンモニア、有機
アミンによる部分中和物もしくは完全中和物などの不飽
和ジカルボン酸系単量体;(メタ)アクリルアミド、t
−ブチル(メタ)アクリルアミドなどのアミド系単量体
; (メタ)アクリル酸エステル、スチレン、2−メチ
ルスチレン、酢酸ビニルなどの疎水性単量体;3−7リ
ロキシー2−とドロキシプロパンスルホン酸、ビニルス
ルホン酸、アリルスルホン醜、メタリルスルホン酸、ス
チレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、スルホエチル(メタ)アクリレート
、スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シスルホプロピル(メタ)アクリレート、スルホエチル
マレイミドあるいはそれらの1価金属、2価金属、アン
モニア、有機アミンによる部分中和物や完全中和物など
の不飽和スルホン酸系単量体:2−ヒドロキシエチル(
メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、アリルアルコール、ポリエチレングリコ
ールモノアリルエーテル、ポリプロピレングリコールモ
ノアリルエーテル、3−メチル−3−ブテン−1−オー
ル(イソプレノール)、ポリエチレングリコールモノイ
ソプレノールエーテル、ポリプロピレングリコールモノ
イソプレノールエーテル、3−メチル−2−ブテン−1
−オール(プレノール)、ボリエチレングリコールモノ
プレノールエーテル、ポリプロピレングリコールモノプ
レノールエーテル、2−メチル−3−ブテン−2−オー
ル(イソプレンアルコール)、ポリエチレングリコール
モノイソブレンアルコールエーテル、ポリプロピレング
リコールモノイソプレンアルコールエーテル、α−ヒド
ロキシアクリル酸、N−メチロール(メタ)アクリルア
ミド、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ビニル
アルコールなどの水酸基含有不飽和単量体;ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミドなどのカチオン性単量体;
(メタ)アクリロニトリルなどのニトリル系単量体; 
(メタ)アクリルアミドメタンホスホン酸、(メタ)ア
クリルアミドメタンホスホン酸メチルエステル、2−(
メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンホスホン酸
などの含リン単量体:エチレン、フロピレン、  l−
7’テン、インブチレン、α−アミレン、2−メチル−
1−ブテン、3−メチル−1−ブテン(α−イソアミレ
ン)、I−ヘキセン、l−ヘプテンなどのα−オレフィ
ン系単量体などを挙げることができる。
これらの単量体を用いる場合は、本発明の特徴を充分発
揮させるために全単量体中の0〜30モル%とするのが
好ましい。
こうして得られる水溶性マレイン酸重合体(A)を掘削
泥水用添加剤として使用するに際し、縮合リン酸塩、炭
酸アルカリ金属塩、アルミン酸塩、フミン酸塩、リグニ
ンスルホン酸塩、CMC,HEC,PVA、ホスホン酸
など従来の掘削泥水用添加剤を併用することは自由であ
る。
(発明の効果) 本発明の水溶性マレイン酸重合体(A)を掘削泥水用添
加剤として使用すればその優れた耐塩性のため、例えば
作泥時においては用水として清水は勿論のこと地下水や
工業用水など比較的硬度成分含有量の多い水や海水も使
用できる。また掘削時においては地下水、セメント、海
水等と接触または混ざっても、泥水組成物のゲル化や増
粘傾向がないか又は少なく、且つ脱水量が大きく増加し
ないなどの理由により、優れた泥壁を形成せしめる。更
には低添加量でも優れた効果を発揮し、しかも安価なた
めに掘削費用を大幅に低減することが可能で、工業的利
用価値が極めて大きいものである。
(実施例) 以下参考例及び実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが1本発明はこれらの例によって限定されるものでは
ない、又1例中、特にことわりのない限り、部は全て重
量部、%は全で重量%を表わすものとする。
参考例1 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた容量141の
ガラス製画つロフラスコに無水マレイン酸196部、脱
イオン水75.1部及び硫酸鉄(m)アンモニウム#1
2水和物0.010部を仕込んだ後、攪拌しながら該水
溶液を常圧下で沸騰温度まで昇温した6次に攪拌下に6
0%過酸化水素水96.3部を3時間に亘って連続的に
滴下し重合反応を行った。尚、重合時の温度は終始系の
沸点となるようにコントロールした0次いで同温度にて
1時間攪拌を行い重合を完結した。得られた水溶性マレ
イン霞重合体(A)である水溶性マレイン酸重合体(1
)の数平均分子量は950であった。
参考例2 参考例1で得られた水溶性マレイン#重合体(1)の水
溶液に同量の脱イオン水を加えた後、水酸化カリウムに
てPH8になるように中和を行い水溶性マレイン酸重合
体(2)を得た。
参考例3 参考例1で得られた水溶性マレイン酸重合体(1)の水
溶液に同量の脱イオン水を加えた後、アンモニア水にて
PH6になるように中和を行い水溶性マレイン酸重合体
(3)を得た。
参考例4 参考例1で用いたのと同じ重合容器に無水マレイン酸2
73.4部、脱イオン水54.6部、48%水酸化ナト
リウム水溶液39.3部(中和率10%)及び硫酸バナ
ジルΦ2.2水和物0.019部を仕込んだ後、攪拌し
ながら該水溶液を100℃まで昇温した0次に攪拌下に
60%過酸化水素水133部を4時間に亘って連続的に
滴下し重合反応を行った。尚、重合時の温度は終始10
0℃となるようにコントロールした0次いで同温度で3
0分間攪拌を行い重合を完結した。冷却後、該重合体水
溶液に同量の脱イオン水を加えた後、水酸化ナトリウム
にてPH8になるように中和を行い水溶性マレイン酸重
合体(4)を得た。水溶性マレイン酸重合体(4)の数
平均分子量は1,050であった・ 参考例5 参考例1で用いたのと同じ重合容器にマレイン酸262
.8部、脱イオン水45.7部、48%水酸化ナトリウ
ム水溶液75.5部(中和率20%)及び硫酸バナジル
・2.2水和物0.019部を仕込んだ後、攪拌しなが
ら該水溶液を常圧下で沸騰温度まで昇温した0次に攪拌
下に60%過酸化水素水128部を4時間に亘って連続
的に滴下し重合反応を行った。尚、重合時の温度は終始
系の沸点となるようにコントロールした0次いで同温度
にて30分間攪拌を行い重合を完結した。冷却後、該重
合体水溶液に同量の脱イオン水を加えた後水酸化ナトリ
ウムにてPH8になるように中和を行い、水溶性マレイ
ン酸重合体(5)を得た。水溶性マレイン酸重合体(5
)の数平均分子量はt、tooであった。
参考例6 参考例1で用いたのと同じ重合容器にマレイン酸197
.4部、脱イオン水25.0部、48%水酸化ナトリウ
ム水溶液148.9部(中和率52.5%)を仕込んだ
後、該水溶液を常圧下で沸騰温度まで昇温した0次に攪
拌下に60%過酸化水素水51部を2時間に亘って滴下
した0次いで30%過硫酸ナトリウム水溶液29.0部
及び60%過酸化水素水42.5部を各々、別々の滴下
ノズルより3時間で滴下し重合を完結した。冷却後、該
重合体水溶液に同量の脱イオン水を加えた後水酸化ナト
リウムにてPH8になるように中和を行い水溶性マレイ
ン酸重合体(8)を得た。水溶性マレイン酸重合体(8
)の数平均分子量は1,900であった。
参考例7 参考例1で用いたのと同じ重合容器に無水マレインfi
196部及び脱イオン水75部を仕込んだ後、該水溶液
を常圧下で沸騰温度まで昇温した。
次に攪拌下に60%過酸化水素水68部を2時間に亘っ
て滴下した。尚、この間反応液の温度は系の沸点となる
ようにコントロールした0滴下終了後、同温度にて30
分間熟成を行った0次いで48%水酸化ナトリウム水溶
液167部(中和率50%)を2時間に亘って、又30
%過硫酸ナトリウム水溶液35部及び60%過酸化水素
水50部を3時間に亘って各々、別々の滴下ノズルより
同時に滴下した。この間1反応液の温度は系の沸点とな
るようにコントロールした0滴下終了後、同温度にて1
時間熟成を行い重合を完結した。冷却後、該重合体水溶
液に同量の脱イオン水を加えた後、水酸化ナトリウムに
てPH8になるように中和を行い水溶性マレイン酸重合
体(7)を得た。水溶性マレイン酸重合体(7)の数平
均分子量は390であった。
参考例8 参考例1で用いたのと同じ重合容器に無水マレイン酸1
96部及び脱イオン水300部を加え攪拌下60℃まで
加熱した0次いで30%水酸化ナトリウム水溶液138
部(中和率25.9%)及びイソプロピルアルコール1
40部を添加した。該マレイン酸含有水性媒体を常圧下
で沸騰温度まで昇温した0次にFe SO41%水溶液
(Feとして) 0.25部を添加した後、60%過酸
化水素水40部を6時間に亘って滴下した。この間重合
温度は系の沸点となるようにコントロールした。
滴下終了後、同温度に2時間保持し重合を完結した0次
いで残留するイソプロピルアルコールを除去した後、水
酸化ナトリウム水溶液を用いてPH8になるように中和
を行い、水溶性マレイン酸重合体(8)を得た。水溶性
マレイン5ffi合体(8)の数平均分子量は760で
あった。
比較参考例1 参考例1で用いたのと同じ重合容器に無水マレイン酸1
50部、モノクロルベンゼン10(l及びキシレン50
部を仕込み、攪拌しながら常圧下で沸騰温度まで昇温し
た0次に重合開始剤であるジターシャリ−ブチルパーオ
キサイド50部とモノクロルベンゼン/キシレン=2/
1  (重Ji比)からなる混合溶媒75部との混合液
を4時間に亘って滴下した。尚、重合時の温度は終始系
の沸点となるようにコントロールした0次いで同温度に
て4時間攪拌を行い重合を完結した。冷却後、溶媒層2
37部を除去した後、脱イオン水150部を添加し減圧
蒸留を行うことにより残留溶媒を完全に除去した。得ら
れた重合体水溶液を濾過し同量の脱イオン水を加えた後
、水酸化ナトリウムにてPH8になるように中和を行い
比較用重合体(1)である水溶性マレイン酸重合体を得
た。比較用重合体(1)の数平均分子量は800であっ
た。
比較参考例2 参考例1で用いたのと同じ重合容器に脱イオン水260
部を仕込み攪拌しながら常圧下沸騰温度まで昇温した0
次に攪拌下に37%アクリル酸ナトリウム水溶液540
部、6%過硫酸ナトリウム水溶液100部及び10%過
酸化水素水100部を各々、別々の滴下ノズルより滴下
し重合反応をを行った。尚、重合時の温度は終始系の沸
点となるようにコントロールした0次いで同温度にて1
時間の攪拌を行い重合を完結した。得られた比較用重合
体(2)であるアクリル酸重合体の数平均分子量は2,
000であった。
実施例1 内径90wmφ、高さ180mmの5US304製タン
クに脱イオン水100部、ベントナイト6部及び掘削泥
水用添加剤として参考例1で得られた水溶性マレイン酸
重合体(A)である水溶性マレイン酸重合体(1)を固
形分換算で0.2部をとり、デイシルバー攪拌羽根(羽
根径40mmφ)を用い2000 rprrrで15分
間攪拌し掘削泥水組成物(1)を得た。
※注1)500mlのファネル粘度計で測定した。
単位は秒 ※注2)ファンVGメーターで測定した。単位はパスカ
ル ※注3)API規格による濾過機を用い3 kg/ a
iの圧力下30分後の脱水量を測定した。
単位はml 耐セメント 上記掘削泥水組成物(1)をセメント5部に添加し1日
放置後の泥水のファネル粘度(FV)、10分ゲルスト
レングス(100el)、脱水量を測定しその結果を第
1表に示した。
11水並1j 上記掘削泥水組成物(1)にアクアマリンS(へ州薬品
株製 人工海水の25倍濃縮品)4部混合し1日放置後
の泥水のファネル粘度(FV)、10分ゲルストレング
ス(lOGel)、脱水量を測定しその結果を第1表に
示した。
実施例2〜8 掘削泥水用添加剤として参考例2〜8で得られた水溶性
マレイン酸重合体(2)〜(8)を用いた他は実施例1
と全く同様にして掘削泥水組成物の物性、耐セメント性
及び耐海水性を評価し、その結果を第1表に示した。
実施例9 掘削泥水用添加剤としてカルボキシメチルセルロースを
0.1部併用した他は実施例1と全く同様にして掘削泥
水組成物の物性、耐セメント性及び耐海水性を評価し、
その結果を第1表に示した。
比較例1〜2 掘削泥水用添加剤として比較参考例1〜2で得た比較用
重合体(1)〜(2)を用いた他は実施例1と全く同様
にして掘削泥水組成物の物性、耐セメント性及び耐海水
性を評価し、その結果を第2表に示した。
比較例3 掘削泥水用添加剤としてカルボキシメチルセルロースの
みを用いた他は実施例1と全く同様にして掘削泥水組成
物の物性、耐セメント性及び耐海水性を評価し、その結
果を第2表に示した。
比較例4 掘削泥水用添加剤を全く使用しなかった他は実施例1と
全く同様にして掘削泥水組成物の物性、耐セメント性及
び耐海水性を評価し、その結果を第2表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水性媒体中で重合して得られた数平均分子量が30
    0〜5,000の水溶性マレイン酸重合体(A)からな
    る掘削泥水用添加剤。 2、水性媒体が水である請求項1記載の掘削泥水用添加
    剤。 3、掘削泥水がベントナイト泥水である請求項1または
    2記載の掘削泥水用添加剤。
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