JPH02187448A - フェノール樹脂組成物 - Google Patents
フェノール樹脂組成物Info
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- JPH02187448A JPH02187448A JP706689A JP706689A JPH02187448A JP H02187448 A JPH02187448 A JP H02187448A JP 706689 A JP706689 A JP 706689A JP 706689 A JP706689 A JP 706689A JP H02187448 A JPH02187448 A JP H02187448A
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、接着性、耐燃性に優れた繊組強化用マトリッ
クス樹脂として好適なフェノール樹脂組成物に関する。
クス樹脂として好適なフェノール樹脂組成物に関する。
従来、金属等のハニカム材を芯材とし、その表面にプリ
プレグを接着させ、硬化する製品においては、プリプレ
グを作成する為のマトリックスとして接着性、強度の点
より、エポキシ樹脂が用いられてきた。
プレグを接着させ、硬化する製品においては、プリプレ
グを作成する為のマトリックスとして接着性、強度の点
より、エポキシ樹脂が用いられてきた。
しかしながら、エポキシ樹脂を用いた場合、その燃焼特
性に難があり、特に煙の抑制が極めて困難であった。
性に難があり、特に煙の抑制が極めて困難であった。
また、燃焼特性に優れたフェノール樹脂を用いた試みも
あるが、その場合ハニカム上への接着強度が悪く、実用
性が乏しかった。
あるが、その場合ハニカム上への接着強度が悪く、実用
性が乏しかった。
本発明は、従来使用されてきた繊維強化用マトリックス
樹脂の上記欠点、即ちエポキシ樹脂における燃焼特性、
フェノール樹脂における接着性を削除した、優れた燃焼
特性及び接着性を兼備する繊維強化用マトリックス樹脂
として好適なフェノール樹脂組成物を提供するものであ
る。
樹脂の上記欠点、即ちエポキシ樹脂における燃焼特性、
フェノール樹脂における接着性を削除した、優れた燃焼
特性及び接着性を兼備する繊維強化用マトリックス樹脂
として好適なフェノール樹脂組成物を提供するものであ
る。
〔3題を解決するための手段、作用〕
そこで、本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意
研究した結果、液状レゾール型フェノール樹脂100重
量部に対して、重量平均分子ff1(以下単に分子量と
いう) 20.000〜700.000のポリアクリル
アミド5〜30重量部を配合したフェノール樹脂組成物
をマトリックス樹脂として用いることによって、前記課
題が解決できることを見出し、本発明を完成した。
研究した結果、液状レゾール型フェノール樹脂100重
量部に対して、重量平均分子ff1(以下単に分子量と
いう) 20.000〜700.000のポリアクリル
アミド5〜30重量部を配合したフェノール樹脂組成物
をマトリックス樹脂として用いることによって、前記課
題が解決できることを見出し、本発明を完成した。
本発明に於いて使用可能な液状レゾール型フェノール樹
脂としては、フェノール類1モルとアルデヒド類0.3
〜3.0モルをアルカリ性触媒の存在下で反応して得ら
れる液状レゾール型フェノール樹脂初期縮合物である。
脂としては、フェノール類1モルとアルデヒド類0.3
〜3.0モルをアルカリ性触媒の存在下で反応して得ら
れる液状レゾール型フェノール樹脂初期縮合物である。
この初期縮合物は酸で部分中和されていても良い。また
、脱水し、水を適当な溶剤で置換しても良い。フェノー
ル類としては、フェノール及びその同族体のクレゾール
、キシレノール、アルキルフェノール等があげられる。
、脱水し、水を適当な溶剤で置換しても良い。フェノー
ル類としては、フェノール及びその同族体のクレゾール
、キシレノール、アルキルフェノール等があげられる。
アルデヒド類としてはホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド及びフルフラール等である。
ヒド及びフルフラール等である。
本発明において使用するポリアクリルアミドは、一般式
(−CHCHCONH2)。で示されるノニオン型のタ
イプであり、アクリルアミドモノマーを常法により重合
することにより得られる。
(−CHCHCONH2)。で示されるノニオン型のタ
イプであり、アクリルアミドモノマーを常法により重合
することにより得られる。
市販されているポリアクリルアミドは、その分子量が8
0万〜数百万と極めて高く、フェノール樹脂と組合せた
場合、溶液粘度が著しく高くなり、繊維に含浸させる際
、均一に含浸しなt)。また、分子量が2万以下の場合
には、硬化物が硬くなりすぎ、接着強度が劣るようにな
る。
0万〜数百万と極めて高く、フェノール樹脂と組合せた
場合、溶液粘度が著しく高くなり、繊維に含浸させる際
、均一に含浸しなt)。また、分子量が2万以下の場合
には、硬化物が硬くなりすぎ、接着強度が劣るようにな
る。
また、ポリアクリルアミドの添加量は、フェノール樹脂
100重量部に対し、ポリアクリルアミドが5重量部よ
り少量の場合、プリプレグ間の接着力が劣るようになり
、逆に、ポリアクリルアミドが30ffl量部より多量
の場合、ポリアクリルアミドの分子量が2万のものでも
その溶液は、数百ボイズとなり、含浸性が劣るようにな
り、均一な樹脂の耐着ができなくなり、好ましくなt)
。
100重量部に対し、ポリアクリルアミドが5重量部よ
り少量の場合、プリプレグ間の接着力が劣るようになり
、逆に、ポリアクリルアミドが30ffl量部より多量
の場合、ポリアクリルアミドの分子量が2万のものでも
その溶液は、数百ボイズとなり、含浸性が劣るようにな
り、均一な樹脂の耐着ができなくなり、好ましくなt)
。
以下、実施例により、本発明を更に詳細1こ説明をする
。
。
実施例 1
フェノール100g1::37%ホルマリン水溶110
3gを加え、20%水酸化ナト+J iム水溶液6gを
添加した後、70℃3時間反応させ、反応終了後直ちに
80mmHgの減圧下で脱水を行い、不揮発分50%に
調整した。この時の重量平均分子量は、200、水希釈
性は無限に可能であった。
3gを加え、20%水酸化ナト+J iム水溶液6gを
添加した後、70℃3時間反応させ、反応終了後直ちに
80mmHgの減圧下で脱水を行い、不揮発分50%に
調整した。この時の重量平均分子量は、200、水希釈
性は無限に可能であった。
このフェノール樹脂中間生成物100重量部に対し、不
揮発分20%に調整したポリアクリルアミド(分子量2
00.000粘度15.000cps)20重量部を添
加、混合し、目的のフェノール樹脂組成物を得た。
揮発分20%に調整したポリアクリルアミド(分子量2
00.000粘度15.000cps)20重量部を添
加、混合し、目的のフェノール樹脂組成物を得た。
更に、このフェノール樹脂組成物を水:メタノール−1
:1重量比の溶液で不揮発分40%に稀釈して、ガラス
クロス(平織200 g /rrr)に含浸し、90℃
、20分の予備乾燥を行い、プリプレグを作成した。
:1重量比の溶液で不揮発分40%に稀釈して、ガラス
クロス(平織200 g /rrr)に含浸し、90℃
、20分の予備乾燥を行い、プリプレグを作成した。
この時のレジン耐着fjXk(RC)は42%、揮発分
(VC)は、3.5%であった。
(VC)は、3.5%であった。
実施例 2〜4
フェノール樹脂中間生成物に対するポリアクリルアミド
の添加量と分子量を第1表記載の如く変えた以外、実施
例1と同様の方法によりプリプレグを作成した。結果を
第1表に示す。
の添加量と分子量を第1表記載の如く変えた以外、実施
例1と同様の方法によりプリプレグを作成した。結果を
第1表に示す。
(以下余白)
第 1 表
*l フェノール樹脂中間体固型分100重量部に対す
るポリアクリルアミド固型分、 重量部における添加量。
るポリアクリルアミド固型分、 重量部における添加量。
比較例 1
実施例1にて調整したフェノール樹脂生成物中間体をメ
タノールにて不揮発分42%に希釈し、ガラスクロス(
平織200 g / rrr )に含浸し、90℃、2
0分の予備乾燥を行いプリプレグを作成した。
タノールにて不揮発分42%に希釈し、ガラスクロス(
平織200 g / rrr )に含浸し、90℃、2
0分の予備乾燥を行いプリプレグを作成した。
この時のレジン附着量は43%、揮発分3.4%であっ
た。
た。
比較例 2
実施例1と同様の方法で調整したフェノール樹脂中間体
100重量部に対して、不揮発分20%に調整したポリ
アクリルアミド(分子量200.000) 3重量部を
添加、混合し、更に実施例1と同様の方法でプリプレグ
を作成した。
100重量部に対して、不揮発分20%に調整したポリ
アクリルアミド(分子量200.000) 3重量部を
添加、混合し、更に実施例1と同様の方法でプリプレグ
を作成した。
更に、これらのプリプレグの接着性及び硬化物の特性を
試験した。
試験した。
(接着性試験)
プリプレグの仮接着性は、プリプレグを長さ150關、
幅25+amにカットし、2枚を重ね合せたのち、その
上に5kgのローラーを5往復させ圧着した後丁字ビー
ル強度を測定し評価した。
幅25+amにカットし、2枚を重ね合せたのち、その
上に5kgのローラーを5往復させ圧着した後丁字ビー
ル強度を測定し評価した。
(硬化物試験)
硬化物の接着性は、125X25X2’+mのJIS
5052アルミ材2枚の間に25X25mlにカットし
たプリプレグをはさみ込み、150℃1時間10kg/
cd圧でプレス硬化させた後に引張りセン断強度を測定
し評価した。
5052アルミ材2枚の間に25X25mlにカットし
たプリプレグをはさみ込み、150℃1時間10kg/
cd圧でプレス硬化させた後に引張りセン断強度を測定
し評価した。
燃焼性はプリプレグを5層にし150℃1時間の熱プレ
スにて成型し、JIS A−1321燃焼性難燃3級テ
スト方法に準じ評価した。
スにて成型し、JIS A−1321燃焼性難燃3級テ
スト方法に準じ評価した。
比較例 3
市販のエポキシ樹脂を用いたプリプレグにて同様の試験
を実施した。尚、硬化物の作成は熱プレスで、80’C
10分加熱した後125℃まで昇温し、さらに、125
℃90分保持し硬化させた。
を実施した。尚、硬化物の作成は熱プレスで、80’C
10分加熱した後125℃まで昇温し、さらに、125
℃90分保持し硬化させた。
以上の試験結果をまとめて第2表に示す。
第 2 表
〔発明の効果〕
第2表から明らかな如く、本発明の樹脂組成物を用いた
プリプレグは、接着性及び燃焼特性に於いてバランスの
とれた優れた繊維強化物を与え、FRPとして種々の用
途に極めて有用である。
プリプレグは、接着性及び燃焼特性に於いてバランスの
とれた優れた繊維強化物を与え、FRPとして種々の用
途に極めて有用である。
Claims (1)
- 液状レゾール型フェノール樹脂100重量部に対して、
重量平均分子量が20,000〜700,000の範囲
にあるポリアクリルアミド5〜30重量部を配合するこ
とを特徴とするフェノール樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP706689A JPH0768434B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | フェノール樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP706689A JPH0768434B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | フェノール樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02187448A true JPH02187448A (ja) | 1990-07-23 |
JPH0768434B2 JPH0768434B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=11655698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP706689A Expired - Lifetime JPH0768434B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | フェノール樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768434B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999028383A1 (fr) * | 1997-12-03 | 1999-06-10 | Toray Industries, Inc. | Composition de resine phenolique pour materiau composite renforce aux fibres, preimpregne pour materiau composite renforce aux fibres, et procede de production d'un preimpregne pour materiau composite renforce aux fibres |
-
1989
- 1989-01-13 JP JP706689A patent/JPH0768434B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999028383A1 (fr) * | 1997-12-03 | 1999-06-10 | Toray Industries, Inc. | Composition de resine phenolique pour materiau composite renforce aux fibres, preimpregne pour materiau composite renforce aux fibres, et procede de production d'un preimpregne pour materiau composite renforce aux fibres |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0768434B2 (ja) | 1995-07-26 |
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