JPH0218710B2 - - Google Patents

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JPH0218710B2
JPH0218710B2 JP60246426A JP24642685A JPH0218710B2 JP H0218710 B2 JPH0218710 B2 JP H0218710B2 JP 60246426 A JP60246426 A JP 60246426A JP 24642685 A JP24642685 A JP 24642685A JP H0218710 B2 JPH0218710 B2 JP H0218710B2
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JP
Japan
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ink
vehicle
carrier
solid
pigment
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JP60246426A
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JPS61159470A (ja
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Robaato Rin Ee
Emu Kutsuku Seodoa
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Ricoh Printing Systems America Inc
Original Assignee
Ricoh Printing Systems America Inc
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Publication date
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Application filed by Ricoh Printing Systems America Inc filed Critical Ricoh Printing Systems America Inc
Publication of JPS61159470A publication Critical patent/JPS61159470A/ja
Publication of JPH0218710B2 publication Critical patent/JPH0218710B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/34Hot-melt inks

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、インパルスインキジエツト(ドロ
ツプ−オン−デマンド)型の印刷機で使用するた
めのホツトメルトインキジエツトインキの分野に
関する。さらに詳しくは、この発明は、着色剤と
して可溶性染料ではなく固体顔料を用いるインキ
ジエツトインキに関する。
〔従来の技術〕
最初、静電印刷装置と関連させてホツトメルト
タイプのインキを用いる印刷が示唆された。“ジ
ドデシルセバケートを含んで成る静電印刷組成
物”と題する米国特許No.3653932(Berry等)にお
いて、1又は複数の特定のジエステルを含んで成
るインキを使用する静電的印刷法が開示された。
このBerry法においては、インキが流体状に加熱
され、そして静水圧によりノズル端において凸形
メニスカス形成するようにされる。この圧力がイ
ンキの端を静電界に押し入れる。次に、インキは
静電気的に滴の単一場流(single field stream)
中に引き込まれ、この滴はノズルの先端とキヤリ
ヤーとの間を横に動く。この方法において使用す
るために好ましいインキは、鎖中に12個以下の炭
素原子を有するパラフインのアルコールによりエ
ステル化されたセバシン酸のジエステルである。
好ましいインキのそれぞれは、“インキが例示的
貯蔵器における運転温度、すなわち約56±3℃に
おいて液相として存在すること、及びキヤリヤー
からのその流動を最少にするために一般に遭遇さ
れる室温において固体であることを保証するため
に、約51℃を超えない融点及び30℃より低くない
凝固点を有する”ものとして開示されている。
Berry等は、このようなジエステルが“高品質の
静電気的印刷をもたらすための顔料及び染料のた
めの卓越したビヒクルを提供する”ことを開示し
ており、さらにメチルバイオレツトトナー、C.I.
ソルベントイエロー、C.I.ソルベントブラツクを
用いる多くの例を開示している。これらの例のメ
チルバイオレツトトナーは、透明な黄色鉱油キヤ
リヤー中約40%のメチルバイオレツトトナーを含
んで成る。
米国特許No.3715219(Kurz等)は、約3%の染
料、例えばC.I.ソルベントブラツク又はI.C.ソル
ベントイエローを含んで成るインキ組成物を使用
する同様の静電気的印刷法を開示している。
Kurz等のインキのその他の成分は、一般式CH3
(CH2oCH2OH(式中nは12〜26の整数である)
を有するパラフイン系の少なくとも1種のアルコ
ールを含んで成るビヒクルである。Kurzによれ
ば、好ましいホツトメルトタイプのインキは、約
61℃を超えない融点及び約30℃より低くない凝固
点を有する。この方法においては、流体状のイン
キが一定流速で供給チユーブ10により示される
供給源から毛細孔を有するノズル12で終る容器
11に供給される。例示的装置の室11は、開示
された工程中約62℃〜82℃の範囲の温度に保持さ
れる。開示されたインキの粘度は運転温度におい
て50センチポイズの上限を有し、Kurz等の参照
中の例示的インキは80℃において4.0〜5.9の粘度
を有する。
さらに最近では、ホツトメルトインキを使用す
るインパルスインキジエツト印刷法が開示され
た。インパルスインキジエツト印刷法は、典型的
にはピエゾ電気ヘツド要素により達成される比較
的低い圧力に反応して個々の滴が印刷ヘツドから
放出される点において、静電気的印刷とは異る。
静電気的印刷法とは異なり、このようなドロツプ
−オン−デマンド(drop on demand)法は、非
常に大きな滴を生成し、この滴は、それがキヤリ
ヤーに向かつて移動する際に減速し、加速しな
い。
最近の1つのホツトメルトインパルスインキジ
エツトインキが、“天然ワツクス含有インキジエ
ツトインキ”と題する米国特許No.4390369
(Merritt等)(特開昭58−108271)に開示されて
いる。この特許は、多くの天然ワツクス、例えば
ホロウ、カンデリラワツクス、カルナウバワツク
ス等の使用を開示している。これらのワツクス
は、インキの基礎流体ビヒクルとして、又は他の
流体ビヒクル例えば脂肪酸、さらに詳しくはベン
ジルエーテルを伴うオレイン酸の添加剤として、
0.5〜97.0重量%で使用される。Merritt等は、
165゜F(約74℃)において6.7〜15.7の粘度を有する
このような多数のインキを開示している。
Merritt等は、“着色剤又は染料、例えば油又は溶
剤可溶性染料が一般に可視用組成物に添加され
る。”旨開示している。開示された着色剤には
HDビクトリアブルー、カルコニグロシン塩基、
アセトシルイエロー、RLSN、及びオイルブラツ
クBNが含まれる。
この発明のインキ以外の、周囲温度において固
体又は半固体である多数のホツトメルトインパル
スインキジエツトインキが本出願人の施設におい
て開発された。他の1つの好ましいインキは約50
〜99%の重量範囲でステアリン酸を含んでいる。
商業的に入手し得るステアリン酸は、動物脂肪か
ら鹸化されそして蒸留されて製造され、この場合
このものは一般に60%の液酸及び40%の固体酸か
ら成り、多量の液酸が油圧プレスにより固体酸か
ら分離され、そして例えば一回圧搾ステアリン
酸、二回圧搾ステアリン酸、三回圧搾ステアリン
酸等が製造される。Handbook of Chemistry
and Physics(第49版)によれば、化学的に純枠
なステアリン酸はオクタデカン酸〔CH3
(CH216COOH〕(融点70.1℃)である。ホツト
メルトインキを製造するため、ステアリン酸のほ
かに、添加剤、例えばオレイン酸、タイポフオー
ルブラツク(Typophor black)、ニグロシン塩
基、ベンジルエーテル、配合され又は化学的に修
飾されたワツクス(天然物又は他の合成物を包含
する)、着色剤又は染料、例えば油又は溶剤可溶
性染料等を使用することができる。
さらに、C20〜C24の範囲の酸又はアルコールビ
ヒクル;有意な比率の比較的高融点のケトン、例
えばステアロン;固体可塑剤、例えばアクリル樹
脂;及び着色剤、例えば染料を含んで成るホツト
メルトインパルスインキジエツトインクが本件出
願人により開発されている。(特開昭61−83268)。
他方、ビヒクルはワツクス、例えばカンデリラワ
ツクス及び/又は65℃以上で溶融する他の特定の
ワツクスを含んで成ることができる。
多くの従来技術の参考文献が、他の(非インパ
ルス)印刷用又は筆記用の種々の着色剤を開示し
ている。例えば、米国特許No.4238807(Bovio等)
は非インパクト印刷装置を開示しており、この装
置は、インキ粒子をロツドから浸食しそしてノズ
ルを通して紙に押し出すために高電圧パルスが与
えられる固体インキのロツドから固体インキ粒子
を放出する。このインキのロツドは、結合剤とし
ての5〜20%のステアリン酸と共に圧縮されたカ
ーボンブラツクから成るものとして開示されてい
る。米国特許No.4273847(Lennon)等には、パル
ス電気印刷用のインキが開示されている。この方
法によれば、インキ粒子、例えば炭素粒子が支持
シートに近い他の粒子からの電流の伝導により荷
電され、電界により離され、そして次に電界のみ
によつて誘起される力によつて受理紙に移送され
る。
顔料、例えばカーボンブラツクを含有する他の
インキが他の目的のために知られている。米国特
許第3421910(Gilson等)及び第3330673(Voet等)
はそれぞれステンシルペースト及び新聞印刷イン
キに関し、これらは鉱油中カーボンブラツクの分
散体である。米国特許No.4337183(Santiago)、No.
4248746(Greiner)及び3353974(Trimble)はそ
れぞれ、ビヒクル中炭素顔料を使用するジエツト
印刷機以外の目的のインキを開示している。着色
材料、例えば顔料又は染料と共にグリセリン、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール等を含
むインキ(そのインキのほとんどが水を基材とし
ている)が米国特許No.3421910(Gilson)、No.
3846141(Ostergren)、No.4396429(Matsumoto
等)、No.4395287(Kobayashi等)、No.4409040
(Tobayashi等)、No.4421559(Owatari)、及びNo.
4176361(Kawada等)に開示されている。米国特
許No.4443820は、室温で固体でありそして上昇し
た温度において液体である、熱可溶性タイプの炭
化水素中に分散された10%より多くの染料を含有
するインキを開示している。このインキは、ジエ
ツト発生ユニツトからの放出によりゼラチン版マ
スター上に付着される。付着されたインキが冷却
され、こうして原像の多数の複製のゼラチン版印
刷中での使用に適する固化されたインキの像構成
が形成される。この液状インキは3〜20cpの粘
度を有する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の開示にもかかわらず、標準型インパクト
−タイプ印刷、例えば標準型オフイスタイプライ
ター又はデイジー−ホイール(daisy−wheel)
印刷機からの印刷、の複製に接近する又はそれを
超越する複製を生成することができる改良された
インパルスインキジエツトインキを提供する必要
性が存在する。このようなインキは、容易にジエ
ツト化され、分離又は分解を伴わないで長期間貯
蔵されそして運搬され、そして使用される場合に
なおシヤープで、濃く、明瞭なコピーをもたらす
ことができるべきである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、C18〜C24酸もしくはアルコール又
は65℃より高い融点を有するワツクスを含んで成
るビヒクル中に分散された固体顔料を含んで成る
新規な、ホツトメルトインキジエツトインキを提
供する。好ましいインキは室温において固体であ
るが、ビヒクルの融点より高い濃度、好ましくは
80℃以上に加熱された場合にジエツト形成可能な
粘度を有する。好ましいインキはさらに油キヤリ
ヤーを含有し、この油キヤリヤー中に固体顔料が
最初に分散され、そしてこのキヤリヤーは酸、ア
ルコール又はワツクスビヒクルと相溶性である。
低分子量ビヒクル、例えばオレイン酸ビヒクルと
異り、液状態で長期間置いた後でも黒鉛顔料は沈
降又は分離しない。
従つて、耐光堅牢性であり、卓越した保存性を
示し、腐蝕性をほとんど又は全く示さず、良好な
縁取り、良好な熱安定性及び良好なドツトサイズ
を示すインキジエツト印刷のための非揮発性イン
キ系が提供される。この発明のインキは、滴が紙
に当つた場合、横への拡がりをほとんど又は全く
示さず、積層印刷の可能性を提供し、そして光沢
ある色採、忠実なプロセス−カラー印刷、及び
OCR読み取りコピーの可能性を提供する。
この発明の好ましいインキは、50〜75ミクロン
のインキジエツトノズルから容易に噴射される1
ミクロンより小さい粒子サイズを有するコロイド
性黒鉛の前分散体を用いる。黒鉛粒子は液体ビヒ
クルを有するインキから沈降する傾向を有する
が、この発明に開示されたインキの高分子量適合
性が、ジエツト形成温度での延長された操作期間
中でさえそのような分離を回避する。
従つて、この発明の第1の目的は、顔料含有非
揮発性インパルスインキジエツトを提供すること
である。
この発明の他の目的は、卓越した耐光堅牢性、
保存性、縁取りの明瞭性、熱安定性及びドツトサ
イズを示すインパルスインキジエツトインキを提
供することである。
この発明の他の目的は、腐蝕性をほとんど又は
全く示さず、そして毒性の低いホツトメルトイン
パルスインキジエツトインキを提供することであ
る。
この発明の他の目的は、光沢を有するカラーイ
ンキ、忠実なプロセス−カラー印刷に適するイン
キ、及びOCR読取可能なインキを提供すること
である。
この発明のこれらの目的及び他の目的は、次の
一層詳細な記載から明らかになるであろう。
〔具体的な説明〕
この発明は、インパルスインキジエツト装置に
おいて使用するための新規なホツトメルトインキ
ジエツトインキ組成物を提供し、この組成物は、
C18〜C24酸もしくはアルコール又は一層好ましく
は65℃より高い融点を有するワツクスを含んで成
るビヒクル中に分散した固体顔料を含んで成る。
この明細書において、“顔料”なる語は、インキ
中で可溶性ではないが微小粒子として懸濁又は分
散する可視性材料を意味する。好ましい固体顔料
は、25ミクロン未満、好ましくは10ミクロン未
満、そして一層好ましくは1ミクロン未満の粒子
サイズを有し、非揮発生油キヤリヤー、例えば鉱
油中に担持されるコロイド性黒鉛である。黒色が
目的とする色である場合黒鉛が特に好ましいが、
しかしながら、上記の粒子サイズ要件に合致し、
そして許容されない程度に凝集せず又はインキか
ら沈降しない限りにおいて、他の公知の顔料、例
えばカーボンブラツク及びバリウムリソールもこ
の発明において使用するのに適当である。
前記のごとく、1つの好ましいビヒクルはC18
〜C24脂肪酸ビヒクル又はアルコールであり、酸
がアルコールより好ましい。ステアリン酸及びベ
ヘン酸が2つのこのような好ましい酸であり、目
下のところベヘン酸がステアリン酸より好まし
い。好ましい具体的なビヒクルは65℃より高い融
点を有するワツクス、特にカンデリラワツクスで
ある。適当であると信じられる他のワツクスに
は、竹葉ワツクス、幾つかの蜜ロウ、カランダ (caranda)ワツクス、カルナウバ
(carnauba)ワツクス、水素化ヒマ油、イボタロ
ウ(Chinese insect wax)、ワタロウ(cotton
wax)クランベリーワツクス(cranberry
wax)、ある種のドグラス(Douglas)モミ樹皮
ワツクス、アスパルト(asparto)ワツクス、あ
る種の亜麻ワツクス、トウモロコシワツクス、マ
ダガスカルワツクス、ほとんどのミクロクリスタ
リンワツクス、モンタンワツクス、オウリクリー
(ouricury)ワツクス、オゾセライト
(ozocerite)ワツクス、パームワツクス、ピート
ワツクス、米糖ロウ、シエラツクワツクス、サイ
ザル麻ワツクス、モロコシ実ワツクス、サルオガ
セモドキ(Spanish moss)ワツクス、精製惹糖
ワツクス、及びこれらの混合物が含まれ、これら
はいずれも65℃より高い融点を有するものであ
る。ジエツト形成に適することが見出されたこれ
らのワツクスの混合物には、カンデリラとカルバ
ウバとの50−50混合物(97%ワツクス、3%ダツ
グ)が含まれる。
好ましい具体例においては、固体顔料はインキ
の0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%、さ
らに好ましくは2〜3重量%を構成すべきであ
る。この発明のインキのこの明細書において開示
するビヒクルは、インキの50〜99.1重量%、好ま
しくは90〜99重量%、一層好ましくは95〜98重量
%を構成すべきである。この発明のインキジエツ
トインキは、上昇した温度、好ましくは約80℃よ
り高温においてインパルスインキジエツト装置か
ら放出された場合、約15センチポイズの、好まし
くは約14センチポイズより低い最大粘度を有すべ
きである。
上記の成分に加えて、この発明のインキは追加
の添加物、例えばケトン、例えばステアロン又は
ラウロンを含有することができ、これらのケトン
はインキの50重量%を越えるべきではない。この
明細書開示されるインキは、場合によつてはさら
に4重量%までの可塑剤、例えばアクリル樹脂可
塑剤を含むことができる。これらの添加剤につい
てのこれ以上の記載は、“高分子量ホツトメルト
インパルスインキジエツトインキ”と題する前記
の出願を参照のこと。
この発明は、新規なインキを提供するほか、ホ
ツトメルトインパルスインキジエツト印刷の新規
な方法を提供し、この方法は(a)C18〜C24脂肪酸も
しくはアルコール、又は65℃より高い融点を有す
るワツクスを含んで成るビヒクル中に分散された
固体顔料を含んで成るホツトメルトインパルスイ
ンキジエツトインキを用意し;(b)このインパルス
インキジエツトインキを65℃より高温、好ましく
は80℃より高温に加熱して、約15センチポイズよ
り低い粘度を有する組成物を得;そして(c)前記イ
ンキジエツト組成物を前記上昇した温度において
基材に対してインパルス噴射し、こうすることよ
つて前記組成物を固化してホツトメルトプリント
を形成する;段階を含んで成る。
固体顔料、例えばコロイド状に分散した黒鉛の
使用は、このようなインキ中に染料を使用する場
合に遭遇される多くの困難を克服する。高温、例
えばホツトメルトインキを噴射するのに好ましい
温度において、染料は顔料ほど安定ではなく、色
が強くなく、永続的でない。染料の主たる利点
は、それらがほとんどのインキ配合物中で可溶性
であり、そしてそのようなインキの貯蔵、輸送又
は使用中に沈澱又は分離しないことである。
本発明者等は、高分子量を有し比較的高い融点
を有するビヒクル、例えばC18〜C24脂肪酸又はワ
ツクスを使用する場合、コロイド性黒鉛は非操作
期間中懸濁状に凝固することを認識した。さら
に、加熱された場合にさえ、高融点材料、例えば
カンデリワツクスは、対応する液体インキ、例え
ばオレイン酸を基材とするインキよりも非常に長
い時間にわたつてこのような黒鉛粒子を懸濁状に
維持することが見出される。さらに、このような
顔料の熱安定性及び他の利点は、これらのコロイ
ド性懸濁物を長時間にわたつて維持するために撹
拌が使用される場合でさえ、非常に有利であろ
う。
次に、この発明をさらに説明するため例を記載
する。
例 1 鉱油中オイルダツグ(OilDag)(分散した
Acheson黒鉛)をオレイン酸により固形物(黒
鉛)約2%稀釈した。粘度は20℃にて約60cp、
そして57℃にて13cpとなつた。このインキは95
重量%のオレイン酸、3重量%の鉱油及び2重量
%の黒鉛から成る。この溶液を、エクソン・オフ
イス・システムス(Exxon Offise Systems)か
ら“オーカーイメージングサブシステム
(Archer Imaging Subsystem)”の商品名のも
とに入手することができる標準的液体インパルス
インキジエツト系を用いて噴射した。キヤラクタ
ー印刷を行い、高品質、明瞭に識別されるドツト
及びキヤラクターが得られた。この系を少なくと
も4時間運転し、一夜放置し、そして次の日に満
足に再運転した。性能に影響を与える粒状物の不
都合な効果は観察されなかつたが、しかしながら
顔料は沈降する傾向があり、そして2日過ぎてイ
ンキは徐徐に色を失い、そして無色になつた。こ
のインキはインパルスインキジエツト印刷には適
当でない。なぜなら、貯蔵、輸送及び/又は通常
の使用中、分散した黒鉛が、噴射のための再懸濁
が実施できなくなる点まで沈降するであろうから
である。
例 2 95重量%のカンデリワツクス、及び5重量%の
オイルダツグを含んで成り、やはり約2重量%の
コロイド性黒鉛及び3重量%の鉱油を有するイン
パルスインキジエツトインキを調製した。得られ
たインキは90℃〜120℃の運転容器温度において
卓越したジエツト形成性を有することが見出され
た。110℃におけるその粘度は約10cpであつた。
このインキは、最初、及び液の状態で運転温度に
おいて199時間置いた後のいずれにおいても、非
常に良好な印刷品質をもたらした。これらの結果
は、この組成物中のビヒクルとコロイド性黒鉛と
の間の卓越した適合性に一部由来し、そしてさら
におそらく、90℃+この試験の運転温度における
インキ内での対流の効果に由来すると信じられ
る。
例 3 95重量%のステアリン酸、2重量%のコロイド
性黒鉛、及び3重量%の鉱油を含んで成るインパ
ルスインキジエツトインキを製造した。得られた
インキは、80℃において10cpの粘度を有してい
た。ステアリン酸は、この明細書に開示したイン
キのためのビヒクルとして使用するのに適する低
分子量酸の1つを代表し、そしておそらくベヘン
酸のごとき高分子量酸ほどには好ましくない。そ
れにもかかわらず、このステアリン酸インキは、
最初及び90℃の運転温度において16時間(一夜)
置いた後、適当なジエツト形成性及び良好な印刷
品質を示すことが見出された。目下のところ、ほ
とんどの商業的用途のためにはこのような放置時
間が許容されることは信じられないが、それにも
かかわらず、分散を改良するための他の既知の技
法、例えば乳化剤の使用が導入されれば、このよ
うな顔料性ホツトメルトインキインパルスインキ
ジエツトインキの商業ベースでの使用が促進され
るであろう。さらに、ステアリン酸と高融点ケト
ン、例えばステアロン又はラウロンとの調和のと
れた使用、又はさらに上記のワツクス又は高分子
量脂肪酸もしくはアルコールとの使用はこのよう
なインキの長時間安定性をさらに改良するであろ
う。
上記の観点において、比較的高分子量の前記の
アルコール又は脂肪酸、及び65℃より高い融点を
有する前記のワツクスは、この発明のインキの製
造において使用するために特に適切なビヒクルで
あると予想される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インキジエツト装置に供給するためのホツト
    メルト固体インキであつて、該装置は該固体イン
    キを上昇した噴射温度に加熱しそしてそれを液体
    インキとして小ノズル直径のインパルスインキジ
    エツトに供給するものであり、前記ホツトメルト
    固体インキが、 (1)65℃より高い融解温度を有するワツクス又は
    (2)C18〜C24脂肪酸もしくはアルコールを含んで成
    る高分子量ビヒクルであつて、前記噴射温度にお
    いて15cp以下の噴射可能な粘度を有するもの; 前記ノズル直径に比べて非常に小さい粒子サイ
    ズを有する記録手段としての固体顔料;及び 前記固体顔料を懸濁している非揮発性キヤリヤ
    ーであつて、前記ビヒクル中に分散しており且つ
    該ビヒクルと相容性であり、これにより該キヤリ
    ヤー及び顔料を噴射温度においても該ビヒクル中
    に長時間分散したまま保持することができる前記
    キヤリヤー; を含んで成るホツトメルト固体インキ。 2 前記キヤリヤーが油キヤリヤーである特許請
    求の範囲第1項に記載のインキ。 3 前記キヤリヤーが鉱油である特許請求の範囲
    第1項に記載のインキ。 4 前記固体顔料がコロイド性黒鉛である特許請
    求の範囲第1項に記載のインキ。 5 前記ノズル直径が50〜75ミクロンであり、そ
    して前記顔料の粒子サイズが25ミクロン未満であ
    る特許請求の範囲第1項に記載のインキ。 6 前記上昇した噴射温度が65℃より高温である
    特許請求の範囲第1項に記載のインキ。 7 前記上昇した噴射温度が80℃より高温である
    特許請求の範囲第1項に記載のインキ。 8 前記上昇した噴射温度が80℃より高温であ
    り、そして前記噴射可能な粘度が14cp以下であ
    る特許請求の範囲第1項に記載のインキ。 9 前記固体顔料がインキに対して0.1〜5重量
    %で存在する特許請求の範囲第1項に記載のイン
    キ。 10 前記ビヒクルがカンデリラワツクスである
    特許請求の範囲第1項に記載のインキ。 11 前記ビヒクルがステアリン酸もしくはベヘ
    ン酸又はこの両者である特許請求の範囲第1項に
    記載のインキ。 12 65℃〜120℃の融点を有するケトンを含有
    する特許請求の範囲第1項に記載のインキ。 13 前記ケトンがステアロンである特許請求の
    範囲第12項に記載のインキ。 14 ホツトメルト固体インキの使用方法であつ
    て、 (a) ホツトメルト固体インキを上昇した噴射温度
    に加熱して液体インキを形成せしめ、ここで該
    ホツトメルト固体インキが、 (1)65℃より高い融解温度を有するワツクス又は
    (2)C18〜C24脂肪酸もしくはアルコールを含んで成
    る高分子量ビヒクルであつて、前記噴射温度にお
    いて15cp以下の噴射可能な粘度を有するもの; 噴射用ノズル直径に比べて非常に小さい粒子サ
    イズを有する記録手段としての固体顔料;及び 前記固体顔料を懸濁している非揮発性キヤリヤ
    ーであつて、前記ビヒクル中に分散しており且つ
    該ビヒクルと相容性であり、これにより該キヤリ
    ヤー及び顔料を噴射温度においても該ビヒクル中
    に長時間分散したまま保持することができる前記
    キヤリヤー; を含んで成るものであり; (b) 印刷期間のあいだ、 (1) 前記液体インキの滴をインパルスインキジ
    エツトを介して近くの印刷基材に向けて放出
    せしめ、そして (2) 該基材のインパクトによりその上にプリン
    トを形成した後に前記インキを固化せしめ; そして (c) 待ち時間のあいだ、次の印刷期間に備えて、
    前記顔料の前記ビヒクルからの沈降又は分離を
    伴わないで前記液体インキを前記上昇した温度
    に保持する; 段階を含んで成る方法。
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