JPS623185B2 - - Google Patents

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JPS623185B2
JPS623185B2 JP54067235A JP6723579A JPS623185B2 JP S623185 B2 JPS623185 B2 JP S623185B2 JP 54067235 A JP54067235 A JP 54067235A JP 6723579 A JP6723579 A JP 6723579A JP S623185 B2 JPS623185 B2 JP S623185B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
solvent
printers
alcohol
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP54067235A
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English (en)
Other versions
JPS55160070A (en
Inventor
Akio Oowatari
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP6723579A priority Critical patent/JPS55160070A/ja
Publication of JPS55160070A publication Critical patent/JPS55160070A/ja
Publication of JPS623185B2 publication Critical patent/JPS623185B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、流体インクを媒体とするプリンタ、
特にインクジエツトプリンタ、インク式ワイヤド
ツトプリンタのインクに関するものである。 インクジエツトプリンタは、現在ノンインパク
ト式プリンタとして注目を集めているが、その印
刷システムは、流体インクを加圧することにより
50〜150μmのノズルオリフイスからインク小滴
として分離せしめ、該小滴を必要に応じて記録紙
に噴出することにより印刷することができる。一
方、インク式ワイヤドツトプリンタは、ドツトプ
リンタのワイヤにインクを付着させ、ワイヤ表面
のインクを記録紙に転写することにより印刷する
システムである。両者いずれも、流体インクを用
いるため、記録ヘツドへのインク供給方法など共
通する点が多い。従つて問題点も共通する点が多
く、インクで必要とされる要件は、次の事柄が挙
げられる。 (1) インクが記録ヘツドノズルにおいて目詰りを
しないこと。 (2) インクが記録紙に転写された時、迅速に乾燥
すること。 (3) インクが温度変化により凝固して、インク中
に気泡を発生しないこと。 (4) インクが長期にわたり変質を起こさず、貯蔵
性がよいこと。 (5) インクがガラスや金属を腐食しないこと。 (6) インクの濃度が大きく紙に転写されたとき、
ドツトの円形度、コントラストが明確であるこ
と。 以上がインクジエツトプリンタおよびインク式
ワイヤドツトプリンタに要求されるインクの要件
であるが、これらは前記(1)、(2)のようにお互いに
相反する性質があり、これらすべてを満足するイ
ンクをつくることは非常に難しいことであつた。 本発明の目的は、前記インク要件をすべて満足
するインクジエツトプリンタ、インク式ワイヤド
ツトプリンタに適するインクを提供することにあ
る。 従来のインクジエツトプリンタ用インクは、ほ
とんどが水溶性インクであり、該インクの構成は
染料、湿潤剤、水、より成るが、この系において
は湿潤剤が染料のバインダーの役割を果し、乾燥
によるノズルの目詰りを防止している。その反面
記録紙に転写後のインクの速乾性はなく、速乾性
を出す場合には前記系に界面活性剤を添加し、イ
ンクの表面張力を低下させ記録紙に浸透させるこ
とにより速乾性をだす方法が用いられている。し
かし、この方法によると、前記インク要件(6)のド
ツトの円形度が、紙の繊維のにじみのため出せな
い欠点がある。また、水溶性インクのほとんどは
凝固点が−10℃以上のため、凍結による気泡の発
生がインク中に起こり、インクジエツトプリンタ
の場合、気泡の存在によりインクの圧力が伝播さ
れず、印刷不能となる。 本発明は、かかる欠点を除去したプリンタ用流
体インクを提供することを目的とする。 本発明のプリンタ用流体インクは、油溶染料を
用いたワイヤ用流体インクにおいて、染料の溶媒
が20℃、1気圧のもとで蒸気圧が7mmHg以下、
粘度20cp以下、融点−30℃以下の特性をもつア
ルコール類、及び/又は多価アルコールのアルキ
エーテル誘導体類であることを特徴とする。 本発明のインクに使用できる前記有機溶剤に
は、n−アミルアルコール、イソアミルアルコー
ル、n−ヘキサノール、メチルアミルアルコー
ル、2−エチルブタノール、n−ヘプタノール、
n−ドデカノール、ベンジルアルコール、フルフ
リルアルコール等のアルコール類、エチレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、エチレング
リコールジブチルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリ
コールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジ
ブチルエーテル等の多価アルコールのアルキエー
テル誘導体類がある。 また、本発明に用いる染料は、前記有機溶剤に
可溶なものがノズルの目詰りをおこし難いことか
ら油溶染料が適している。 例えば、 C、I、Solvent Yell ow 2・14・16・21・
56・61・80 C、I、Solvent Orange 1・2・5・6・
14・37・40 C、I、Solvent Red 1・8・23・30・49・
81・82・83・84・100・109・121 C、I、Solvent Violet 8・21・27 C、I、Solvent Blue 2・55・73 C、I、Solvent Black 5・22・23・123等 がある。 油溶染料の中でもモノアゾ系の染料が本発明に
用いるインクに適しており、有機溶剤に対する溶
解性が優れている。 本発明のインクの組成としては、油溶染料2〜
30部
【重量部】を有機溶剤に溶解したものが好ま
しい。前記有機溶剤の数種類の混合物を溶媒とし
ていることも可能である。 本発明のインクは、通常でそれ自体揮発が遅い
溶剤から成るため、ノズル部の目詰りはほとんど
起らない。また、凝固点も有機溶剤自体の融点が
−30℃以下であるため、それ以下になると考えて
よいから、凝固による気泡の発生は起らない。実
際、インクジエツトプリンターに本発明のインク
を用いた場合、3日間程度インクを詰めたヘツド
を放置しても、印刷可能であつた。また、油性イ
ンクは記録紙への浸透が早いため、ドツトの円形
度などきれいに出ず、印刷品質が劣ると一般的に
は考えられて来たが、本発明のインクでは記録紙
への浸透が瞬時にしておこり、紙の繊維のにじみ
も少なく、良好な円形ドツトが得られた。しか
も、浸透が瞬時におこることにより、見かけ上の
インクの速乾性がでてきて、印刷一秒後に印刷物
に触れても、紙がよごれることはなかつた。 インク式ワイヤドツトプリンタに本発明のイン
クを用いた場合も、前記インクジエツトプリンタ
と同様の効果が得られ、しかもワイヤーなどの金
属部分を腐食することなく、潤滑円としての効果
もあるため、本発明のインクは非常に有効であ
る。 本発明のインクの貯蔵性に関しては、該インク
を構成する系が安定性の高い有機溶剤であるため
直射日光をさけるなど薬品の最低限の保守を行え
ば、数年に渡る貯蔵においても変質は起らない。 次に本発明の実施例を挙げる。 実施例 1 アイゼン スピロン バイオレツト アールエ
イチ(Aizen Spilon Violet RH、C.I.ゾルベン
ト バイオレツト21相当) 5重量部 ベンジルアルコール(アルコール類) 95重量部 上記の組成に基いて、ベンジルアルコールを撹
拌機に入れ60℃の温度の基で、Spilon Violet
RHを除々に加えながら、およそ2〜3時間撹拌
を続ける。撹拌後、未溶解分や不純物、ごみ等を
除去するため、ミリポアフイルター1μmで濾過
を行い所望のインクを得た。 実施例 2 アイゼン スピロン バイオレツト ブラツク
ビー エイチ(Aizen Spilon Black、BH、
シー アイ ソルベント ブラツク22相当)
2重量部 ベンジルアルコール(アルコール類) 50 n−ヘキサノール(アルコール類) 48 上記の組成に基いて、ベンジルアルコール、n
−ヘキサノールを撹拌機に入れ、実施例1と同様
にして、所望のインクを得た。 実施例 3 アイゼン スピロン レツド ビー イー エ
イチ(Aizen Spilon Red BEH、シー アイ
ソルベント レツド 83相当) 5重量部 エチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート(多価アルコールアルキルエーテル類) 35 ベンジルアルコール(アルコール類) 60 上記の組成に基いて、実施例2と同様にして、
所望のインクを得た。 これらのインクを用いて、インクジエツトプリ
ンタ、インク式ドツトプリンタで印刷した結果、
目詰りは3日間の放置に対しても起らず、速乾性
1秒以下でドツトコントラストが濃く、良好な印
刷物が得られた。 以上の如く、本発明のインクは、流体インクを
媒体とするプリンタ用インクに、目詰り、速乾
性、気泡発生の防止、貯蔵性、ドツト形とコント
ラストの点で優れており、その効果は非常に大き
い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油溶染料を用いたプリンタ用流体インクにお
    いて、前記染料の溶媒が20℃1気圧のもとで蒸気
    圧が7mmHg以下、粘度20cp以下、融点−30℃以
    下の特性をもつアルコール類及び/又は多価アル
    コールのアルキルエーテル誘導体類であることを
    特徴とするプリンタ用流体インク。
JP6723579A 1979-05-30 1979-05-30 Fluid ink for printer Granted JPS55160070A (en)

Priority Applications (1)

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JP6723579A JPS55160070A (en) 1979-05-30 1979-05-30 Fluid ink for printer

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JP6723579A JPS55160070A (en) 1979-05-30 1979-05-30 Fluid ink for printer

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62280514A Division JPS63152679A (ja) 1987-11-06 1987-11-06 プリンタ用流体インク
JP62280513A Division JPS63152678A (ja) 1987-11-06 1987-11-06 プリンタ用流体インク
JP62280515A Division JPS63152680A (ja) 1987-11-06 1987-11-06 プリンタ用流体インク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55160070A JPS55160070A (en) 1980-12-12
JPS623185B2 true JPS623185B2 (ja) 1987-01-23

Family

ID=13339042

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JPS55160070A (en) 1980-12-12

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