JPH02186969A - 粒状添加剤を含むタバコの煙フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は、粒状添加剤、例えば活性炭、シリカゲノベ海
泡石、アルミナ、イオン交換樹脂、等の如き吸着剤を含
むタバコの煙フィルターに関する。

〔従来の技術とその課題〕

このようなフィルターを製造するための種々の従来の操
作は、製造上の問題、製品の品質及び均一性に関する制
御の問題及び機械摩耗の問題の一つ以上で難点があった
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、粒状添加剤の少なくとも一部がフィル
ター材料の残りのボディ中に含まれる一つまたは制限さ
れた数のスレッド及び／またはストリップ上で濃厚にさ
れ、添加剤が上記の一つ以上のスレッド及び／または一
つ以上のストリップに接着する。フィルター中の粒状添
加剤の少なくとも大部分は、上記の一つ以上のスレッド
及び／または一つ以上のストリップにより保持されるこ
とが好ましい。フィルターが一つ以上のスレッド及び／
または一つ以上のストリップ上に配置されない一部の粒
状添加剤を含むことは可能であるが、全ての粒状添加剤
は上記のように保持されることが最も好ましい。

粒状添加剤は、ホットメルト接着剤、高融点ポリエチレ
ングリコールまたはＰＶＡの如きエマルション型接着剤
により上記の一つ以上のスレッド及び／または一つ以上
のス）　ＩＪツブに適当に接着される。

使用される粒状添加剤は、単一物質または混合物であっ
てもよい。

添加剤を含むスレッド及び／またはストリップは、通常
フィルターロッドの全長にわって延びる。

一つまたは夫々の添加剤を含むスレッドまたはストリッ
プは、その全長にわたって接着された粒状添加剤で均一
に被覆されることが好ましい。しかしながら、不均一の
被覆物があってもよく、このようなスレッドまたはスト
リップは、接着された粒状添加剤を有するその長さの一
つ以上の部分と粒状添加剤をもたないか、あるいは異な
る一種以上の添加剤を有するその長さの一つ以上の別の
部分とを有することが可能である。両者の型く被覆され
た全長及び被覆された部分長さ）が存在してもよい。一
つのストリップまたはスレッドは異なる粒状被覆物（例
えば被覆重量、識別点または組成、及び粒径またはその
他の特性の一つ以上で異なる）をもつその長さの異なる
部分を有してもよいが、所定のスレッドまたはストリッ
プは均一な粒状被覆物（全長または部分長さのいずれに
しても）のみを有することが好ましい。一つのストリッ
プまたはスレッド上の一種以上の粒状被覆物は、別のス
）　ＩＪツブまたはスレッド上の一種以上の被覆物と異
なっていてもよい。

二つ以上の粒状添加剤を有するスレッド及び／またはス
トリップがある場合には、それらはフィルター断面を横
切って分布されてもよく、あるいは一緒に一団とされて
フィルター材料の残りのボディ中の添加剤を含む一つ以
上のコアを形成してもよい。このようなコアは、有利な
ことに、フィルターの残部の圧力損失よりも低い圧力損
失のフィルター中の通路を与えることができ、こうして
添加剤と接する煙の流れを増大する。このようなコアは
一つのスリーブ、例えばプラスチックフィルムまたは通
常のプラグラップ（ｐｌｕｇｗｒａｐ）のスリーブ中に
包囲されてもよい。このようなスリーブは空気透過性ま
たは不透過性の材料であってもよ（、多孔質であっても
よい。スリーブを有するコアは、通常、予備成形品であ
る。

粒状添加剤を有する一つ以上のスレッド及び／または一
つ以上のストリップを含むフィルターボディは、タバコ
の煙く例えばシガレット）フィルターの製造に通常の材
料製であってもよい。こうして、それはステープルファ
イバー製またはフィラメント状トウ製くいずれの場合に
も、酢酸セルロース製であることが好適である）であっ
てもよく、あるいはそれはクレープ紙製であってもよい
。

添加剤が一つ以上のスレッドに接着される場合には、ス
レッドは、通常、残りのフィルターボディを形成する繊
維（例えば、ステーブルファイバーまたはフィラメント
状トウ）よりも粗大である。

フィルターボディは、それ以外にその他の通常の材料、
例えばクレープ紙製であってもよい。

本発明の一つの製造方法に於いて、フィルター材料（好
ましくはフィラメント状トウ）は、集められて管形に形
成され（例えば、中央マンドレルを有するガーニチ＋　
−（ｇａｒｎｉｔｕｒｅ）　により）、ついで粒状添加
剤が接着された一つ以上のスレッド及び／またはストリ
ップが中央通路に供給されて（例えば、マンドレル中の
中央内腔により）、管が形成される際またはその後にコ
アを形成し、得られる連続的に製造されたロンドが有限
長さに切断される。添加剤を含むコアは、周囲の環状部
分よりも低い圧力損失のフィルター中の通路を与え得る
。この目的のため、周囲の管を形成するフィラメントよ
りも粗大であり、及び／または一層密に詰められていな
いコアスレッドを使用し得る。

コンテイニング・スリーブ中の添加剤を有する複数のス
レッドまたはストリップの予備成形コアが、マンドレル
を通して供給されてもよい。

本発明の別の方法に於いて、フィルター材料（例えば、
ステープルファイバー、フィラメント状トウ、クレープ
紙またはその他の通常のフィルター材料）が、棒形に集
められ、粒状添加剤が接着された一つ以上のスレッド及
び／またはストリップは、ロッド形成が例えば通常のガ
ーニチャーにより起こる際、またはその前にフィルター
材料により連行される。

本発明のこれらの方法に於いて、フィルター材料及び添
加剤を含む一つ以上のスレッド及び／または一つ以上の
ス）　ＩＪツブの供給、それらを集め棒形または有心管
形に形成すること、及び得られる細長い製品を有限長さ
に切断することは、通常のフィルター製造機械を用いて
連続的に、しかもインラインで行なうことができる。フ
ィルター材料は、それが集められ成形される際に、結合
されてプラグラップを用いないで寸法安定性である製品
を得てもよい。必要により、または所望により、プラグ
ラップが連続的に供給され、フィルターが形成される際
にフィルターのまわりに包囲される。

一つ以上のスレッド及び／または一つ以上のストリップ
は、上記のインライン連続法の一部として接着剤により
被覆され（例えば、接着剤の浴またはその他の供給材料
中に引出すことにより）、ついで添加剤で被覆されても
よい（例えば、接着剤が活性である間に粒状添加剤の溜
め、流動床、循還流またはその他の供給材料中に引出す
ことにより）。それに代えて、接着剤が被覆された一つ
以上のスレッド及び／または一つ以上のストリップが別
々に製造され、あるいは外部の供給業者から得られても
よく、接着剤の活性化（例えば熱軟化）及び添加剤の適
用が、フィルター製造とインラインで、しかも連続的に
行なわれる。接着剤（例えば、ＰＶＡ液の浴から）の均
一な適用は、例えばオリフィスを通して、または一つ以
上のブレードの通過後、もしくはその間で、ナイフ塗布
することにより確実にされてもよい。接着剤が被覆され
たスレッドまたはストリップ−・の粒状添加剤の塗布量
は通常可能な最大量であり、これは粒径、スレッドまた
はス）　ＩＪツブの周長、等の如き因子に依存する。粒
状添加剤を有するスレッドの包装コアが使用される場合
には、被覆されたスレッドが上記のように連続的に形成
され、通常のインライン操作により連続的に集められ包
まれ、ついで得られたスリーブ付きコアが上記のフィル
ター製造にインラインで直接供給される。それ程好まし
くないが、添加剤が被覆された一つ以上のスレッドまた
は一つ以上のストリップが、別々に予備成形され、つい
でフィルター製造法に供給されてもよい（必要により包
装コア製造法により）。

本発明に使用するのに適したホットメルト接着剤は、種
々のポリエステル接着剤である。

本発明の目的のため、添加剤が被覆されたスレッドは、
ストリップよりも好ましい。１〜１０、例えば１〜４の
スレッドが、例えばフィルターボディ中に含まれてもよ
い。各スレッドの添加剤塗布量は、製品要件に従って、
広く変化してもよく（例えば、０．２５〜２．０　ｍｇ
／　ｍｍ）　、同様に合計チップ塗布量も広く変化して
もよい（２０ｍｍの長さのチップの場合、例えば２５〜
１００　ｍｇ）。チップ塗布量は、勿論、スレッドの数
及び／またはそれらの塗布量を選択することにより調節
し得る。

また、その他のパラメーターは、製品要件に応じて広く
変化してもよく、これらは例えばフィルターボディがフ
ィラメント状トウ製である場合にはフィラメント／トウ
のテ′二−ノベスレッドが使用されて粒状添加剤を有す
る場合にはスレッドのデニール、添加剤の粒径、等を含
む。好適なフィラメント／トウのデニールは、例えば５
　／３２０００．５／９００００　、及び２．５　／４
５０００を含む。好適な添加剤を有するスレッドは、例
えば約１０００デニールのスレッドである。活性炭添加
剤の一つの好適な粒径は、１２／３０英国標準メツシュ
であり、別のものは３０／７０英国標準メツシュである
。

本発明に使用されるスレッドまたはス）　ＩＪツブは、
如何なる無毒の材料製であってもよい。スレッドまたは
ス）　ＩＪツブは繊維材料、例えば１本以上のモノフィ
ラメント、糸もしくはスライバーもしくはトワイン、ま
たは織りボンもしくは不織りボンであってもよい。好適
なスレッドは、その均一性に優れた縫製スレッドである
。スレッドの識別点は重要ではなく、それは天然及び／
または合成の繊維製であってもよい。レーヨン、ナイロ
ン及びポリエステルがスレッドに満足に使用し得る材料
であるが、その他の材料は綿、特に良好な品質の縫製ス
レッドに使用されるシルケット加工綿である。

粒状添加剤は、通常、吸着剤または吸着剤の混合物であ
るか、またはそれらを含む。粒状添加剤の少なくとも一
部は香料を含んでもよい。

本発明は、通常の装置を用いて、製造上の問題または装
置上の問題を生じないで、しかも特別に、均一な添加剤
の塗布量及び必要とされる場合にはこの塗布量の簡単で
正確な変化の容易な獲得でもって、タバコの煙フィルタ
ー中の活性炭またはその他の粒状添加剤の混入を可能に
する。本発明のフィルターは、一つ以上のスレッド及び
／または一つ以上のス）　ＩＪツブに接着された粒状添
加剤が、タバコの煙流に対しでそのフィルター作用を、
妨害されずに、または実質的に妨害されずに、奏するこ
とを可能にする。こうして、本発明のフィルターは良好
なタール、ニコチン及び蒸気相の保持、並びに良好なタ
ール／ニコチン保持比を得ることができる。

本発明のフィルターロッドは、連続的に製造され、有限
長さに切断し得る。夫々個々のこのような有限長さは、
それ自体でシガレット用フィルターとして使用し得るが
、複合（例えば二重または三重の）シガレットフィルタ
ーの一部として少なくとも一種のその他のフィルター要
素と長さ方向に配列されて使用されることが好ましい。

本発明の個々のフィルター要素は、通常の外観の長さ方
向に配列された口辺端部（ｂｕｃｃａｌ　ｅｎｄ）要素
、例えば酢酸セルロースのフィラメント状トウの均一な
プラグと連結して使用されることが好ましい。

以下の実施例により、本発明が説明される。

実施例１〜６は、スレッド上のホットメルトポリエステ
ル接着剤により三つの繊維スレッドに被覆された１２／
３０英国標準メツシュサイズのＳＣ２カーボン（ケムビ
ロン（Ｃｈｅｍｖｉｒｏｎ）から人手）を使用した。夫
々のスレッドは約１０００デニールであった。夫々の場
合のフィルターロッドの長さは２０ｍｍであり、その円
周は約２５＋ｒ＋＋ｎであった。

実施例１及び２は、三つの活性炭を有するスレッドが供
給されてコアを形成するマンドレル上で管形に集められ
る２、　５　／４５．０００デニールの酢酸セルロース
トウを使用して行なった。

実施例３に於いて、実施例１及び２と同じ酢酸セルロー
ストウは、中央マンドレルを用いずに三つの活性炭を有
するスレッドの同時連行により、棒形に集められた。

実施例４〜６は、酢酸セルローストウをクレープ紙に代
え、紙の包装が夫々の場合に異なるロンドの圧力損失を
与えるようなものであった以外は、実施例３と同様にし
て行なった。

下記の表は、標準条件で標準の喫煙機械で標準のシガレ
ットと組合せて試験した時の、種々の蒸気相成分に関す
る保持率と一緒に、夫々のフィルターの圧力損失及び合
計カーボン塗布量を示す。

表中の圧力損失は、“完全に包囲されて”、即ち端面の
みが標準の空気流条件下に露出されて、測定され、ｍｍ
Ｗｇ　（水ゲージ）で表わされる。

実施例７ この実施例は、１２／３０英国標準メツシュサイズのサ
ツトクリフ・スピーク７　ン（Ｓｕｔｃｌｉｆｆｅ　Ｓ
ｐｅａｋ−ｍａｎ）　２０８Ｃ活性炭を使用した。夫々
約１０００デニールの５つの繊維スレッドを、スレッド
上の接着剤により活性炭で被覆し、スレッド当りの平均
被覆量は約１．５ｍｇ／ｍｍであった。５つのスレッド
を、まずそれらを液体接着剤の浴中に通しナイフ塗布し
て接着剤の調節された均一の被覆物を得ることによりＰ
ＶＡ型接着剤で被覆し、この後添加剤がまだ活性である
間にスレッドを活性炭の溜め中に同時に長さ方向に引出
して活性炭被覆物を付着する。

同じ連続インライン法に於いて、得られた５つの活性炭
被覆スレートを集め、通常のガーニチャーによりニクズ
ク・ヒート・シール（Ｅｃｕｓｔａ　ＨｅａｔＳｅａｌ
）多孔プラグラップ中に包み、得られた包装コアをガー
ニチャーの中央マンドレル中に通し、３、３　／３２０
００デニールのフィラメント状酢酸セルローストウを集
めてマンドレルからの包装コアのまわりの管形とし、複
合フィルターロッドを連続的に形成した。このロッドを
、それが形成される際に有限長さに切断した。この複合
フィルターの完全包囲された圧力損失は、長さ１ｍｌ１
１当り約２ｍ［［ｌＷｇであった。この複合フィルター
（包囲された圧力損失約２３ｍＩｌｌＷｇ）の長さ（１
２ｍｌＴｌ）をマルチプルフィルターとし、１２ｍｍの
長さを二つの６ｍの長さのＮＷＡフィルターく未包装の
結合された酢酸セルロースのフィラメント状トウ）の間
で端部と端部で接するようにし、この組立体を通常のプ
ラグラップ中に包んだ。

そのマルチプルフィルターは、長さ２４ｍｍ、円周２４
．４ｍｍであり、８８ｍｍＷｇの包囲された圧力損失を
有し、下記の蒸気相保持を与えた。

アセトアルデヒド　　２７．６％ アクロレイン　　　　４９．４％ アセトン　　　　　　４９．３％ イソプレン　　　　　３１．７％ トルエン ５４．１％

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、粒状添加剤を含むタバコの煙フィルター材料のロッ
   ドを含むタバコの煙フィルターであって、粒状添加剤の
   少なくとも一部がフィルター材料の残りのボディ中に含
   まれた一つまたは制限された数のスレッド及び／または
   ストリップ上で濃厚にされ、添加剤が上記の一つ以上の
   スレッド及び／または一つ以上のストリップに接着する
   、タバコの煙フィルター。 ２、全ての粒状添加剤が上記の１つ以上のスレッド及び
   ／または１つ以上のストリップ上にある請求項１記載の
   フィルター。 ３、上記のスレッド及び／またはストリップの一つまた
   は夫々が粒状添加剤で実質的に均一に被覆される請求項
   １記載のフィルター。 ４、一緒に集められてコアを形成する複数の上記の添加
   剤を有するスレッド及び／またはストリップを有する請
   求項１記載のフィルター。 ５、上記のコアがスリーブと接している請求項４記載の
   フィルター。 ６、少なくとも一つの上記のスレッド及び／またはスト
   リップが他の上記のスレッド及び／またはストリップと
   異なる粒状被覆物を有する請求項１記載のフィルター。 ７、接着された粒状添加剤を有する一つまたは制限され
   た数のスレッド及び／またはストリップの混入によりタ
   バコの煙フィルター材料を棒形または管形に集めること
   を特徴とするタバコの煙フィルターの製造方法。 ８、まず複数の上記の添加剤を有するスレッド及び／ま
   たはストリップを一緒に集めてコアを形成し、ついでコ
   アをフィルター材料の残部と共に連行して集めて、必要
   により上記のコアがフィルター材料の残部との混入の前
   にそれ自体の包装材料を備えつけられる請求項７記載の
   方法。 ９、上記の一つ以上のスレッド及び／または一つ以上の
   ストリップを粒状添加剤で被覆する工程及び上記の添加
   剤を有する一つ以上のスレッド及び／または一つ以上の
   ストリップをその他の煙フィルター材料と集めて棒形ま
   たは管形にする工程の少なくとも一つの工程が連続のイ
   ンライン操作で行なわれる請求項７記載の方法。 １０、上記の一つ以上のスレッド及び／または一つ以上
   のストリップを液体接着剤（例えばＰＶＡ）の供給材料
   中で引出し、ついで上記の接着剤がまだ活性である間に
   粒状添加剤の供給材料中で引出すことを含む請求項７記
   載の方法。