JPH0218661Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0218661Y2
JPH0218661Y2 JP20157985U JP20157985U JPH0218661Y2 JP H0218661 Y2 JPH0218661 Y2 JP H0218661Y2 JP 20157985 U JP20157985 U JP 20157985U JP 20157985 U JP20157985 U JP 20157985U JP H0218661 Y2 JPH0218661 Y2 JP H0218661Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
rotor
band member
bolt
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20157985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62107579U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20157985U priority Critical patent/JPH0218661Y2/ja
Publication of JPS62107579U publication Critical patent/JPS62107579U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0218661Y2 publication Critical patent/JPH0218661Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転電機の回転子に関し、特に、回
転子を駆動軸から脱装し易くするための構造に係
り、例えば、自動車等のようなエンジンに連携さ
れる磁石発電機の回転子に利用して有効なものに
関する。
〔従来の技術〕
小型自動車のエンジンに連携される磁石発電機
として回転子内転型のものがあり、これに使用さ
れる回転子として、複数個のマグネツト、ポ−
ル、スペ−サをコアの外周に順次配して固着する
とともに、全体形状を円柱体に形成し、この円柱
体の両端部にバンド部材をそれぞれ嵌着して一体
化させることにより、マグネットを遠心力から保
護しつつエアギヤツプの増大化を抑制するように
構成されているものがある(例えば、実開昭60−
14646号公報参照)。
そして、この回転子はエンジンのクランクシヤ
フトの端部にその一部を嵌合させてボルトにより
締結されるように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような回転子においては、コア、マグネツ
ト、ポ−ル、スペ−サからなる組立体がバンド部
材により一体化されているため、クランクシヤフ
トとの締結を解除するために抜きねじ部を設ける
必要がある。
本考案の目的は、駆動軸からの締結解除が可能
な回転子を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本孝案にかかる回転子は、駆動軸側に位置する
バンド部材に抜きねじ部を刻設したことを特微と
する。
〔作用〕
抜きねじ部が駆動軸に嵌合するバンド部材に配
設されているため、抜きねじ部を利用した引き抜
き力は駆動軸側のバンド部材に加わる。その結
果、回転子は駆動軸側のバンド部材により全体を
後から押されるようになるため、回転子の他の部
材には無理な力が作用しないことになる。
〔実施例 1〕 第1図は本考案の一実施例である回転子を備え
ている磁石発電機を示す縦断面図、第2図は第1
図の−線に沿う断面図、第3図はその回転子
の脱装作業を説明するための縦断面図である。
本実施例において、この磁石発電機は自動車の
エンジン(図示せず)に連携されている回転子内
転型の磁石発電機であり、略円形状に形成された
フレ−ム1を備えている。このフレ−ム1上には
起電力を発生するための固定子2が固定されてい
る。フレ−ム1はエンジンによつて直接または間
接的に回転駆動される駆動軸3と同心的に配され
ており、駆動軸3の一端部には回転磁界を形成す
るための回転子4が、固定子2の内部において駆
動軸3と一体回転するように連結されている。回
転子4はコア、マグネツト、ポ−ルピ−ス、スペ
−サおよび一対のバンド部材を次のような方法で
組み立てられて一体的に構成されている。
コア5は鉄損を少なくするため薄いけい素鋼板
6を積層されて作られており、その中心には締結
ボルトを挿通させる挿通孔7が形成されている。
マグネツト8は一対の対面がコア5の側面と略同
一形状をなす平板状の直六面体に形成され、コア
5の側面の数と等しい4個が用意されている。4
個のマグネツト8はコア5の4つの側面に接着等
による接着等のような適当な手段によりそれぞれ
固着されている。ポ−ル9はマグネツト8の数と
等しい4個が用意されており、各ポ−ル9は強磁
性材料により、一組の対面がマグネツト8の外面
と略同一形状をなす平板状の直六面体に形成され
ている。4個のポ−ル9は4個のマグネツト8の
外面に接着等のような適当な手段によりそれぞれ
固着されている。4個のスペ−サ10はコア5の
側面における4本の稜において相隣るマグネツト
8とポ−ル9とによる複合面相互が形成する間〓
のそれぞれに介挿され、接着等のような適当な手
段により固着される。これにより、上下面が正方
形の直六面体が一体的に形成されることになる。
この正方形の直六面体はその側面部を形成する
各ポ−ル9および各スペ−サ10の外周部を円形
に切削されることにより円柱体11に形成され
る。円柱体11の両端部には一対の小径部12が
マグネット8を残してポ−ル9およびスペ−サ1
0の外周部を切削することにより一定の半径およ
び高さをもつて環帯状にそれぞれ形成されてい
る。円柱体11の両小径部12にはチタン材等の
非磁性材料により形成された第1および第2バン
ド部材13,14が端面に没設された浅い凹部を
それぞれ嵌合され、接着等適当な手段により固着
されている。
両バンド部材13,14は円柱体11の外径と
等しい外径を有する略円柱形状にそれぞれ形成さ
れており、その中心にはボルト挿通孔13a,1
4aがコア5の前記挿通孔7に一致するようにそ
れぞれ開設されている。そして、第2バンド部材
14のボルト挿通孔14aには雌抜きねじ部15
が刻設されており、この抜きねじ部15の内径は
各ボルト挿通孔の内径よりも小さく、かつ、駆動
軸3に開設されている後記ねじ穴の内径よりも大
きく設定されている。
第2バンド部材14には雌嵌合部16が円柱体
11と反対側の端面に没設されている。他方、駆
動軸3には雄嵌合部17が雌嵌合部16と嵌合す
るように突設されており、雄嵌合部17には締結
用のねじ穴18が開設されている。
前記構成にかかる回転子4は回転子2内に第2
バンド部材14側を先にして挿入され、駆動軸3
の一端面に雌嵌合部16と雄嵌合部17とが嵌合
するように突合される。続いて、締結ボルト21
が第1バンド部材13側から挿通孔13a,7,
14aに挿通されるとともに、駆動軸3のねじ穴
18に螺入されて締め上げられる。その結果、回
転子4は雌雄の嵌合部16,17およびボルト2
1を介して駆動軸3に一体回転するように締結さ
れる。
次に作用を説明する。
前記構成にかかる磁石発電機において、回転子
4が駆動軸3により回転されると、マグネツト8
の回転磁界により固定子2におけるコイルに作用
する磁束が変化し、このコイルに起電力が発生す
る 本実施例においては、マグネツト8、ポ−ル9
およびスペ−サ10は、これらが形成する円柱多
11の両端における小径部12にそれぞれ嵌着さ
れたバンド部材13,14により抱束され、遠心
力に抗して抱束するバンド部材13,14は、マ
グネット8、ポ−ル9の両端部に配されているた
め、ガラス繊維やカ−ボン繊維による束縛の場合
のようなエアギヤツプの増大化が回避され、これ
により大出力を得ることが可能になる。また、ね
じ止めを使用しないため、マグネツトの割れ等の
損傷、および回転不均衝の問題等の発生が回避さ
れる。
なお、第1図中、19はフレ−ム1に装備され
ているパルサ、20は回転子4に共締めされてい
る検出子であり、パルサ19は回転子4と共に回
転する検出子20を磁気的に検出することによ
り、電気信号を点火信号として発生するように構
成されている。
ところで、補修点検等のような任意の理由によ
り、回転子4を駆動軸3から脱装したい場合、雌
雄の嵌合部16,17が強力に結合しているた
め、締結ボルト21による締結を解除しただけで
は脱装し得ない事態が発生する。
このような場合、本実施例においては第3図に
示されているように、抜きボルトを回転子の挿通
孔に挿通してねじ込むことにより、雌雄嵌合部の
結合を強制的に解除させることができるため、回
転子を駆動軸から安全に取り外すことができる。
すなわち、抜きボルト22にはその先端部に突
当部23が駆動軸3のねじ穴18を挿通してその
底部に当接するように形成されているとともに、
その中間部に雄抜きねじ部24が回転子4の雌抜
きねじ部15に螺合し得るように形成されてい
る。このボルト22は回転子4の挿通孔13a,
7,14aに挿通するとともに、雄抜きねじ部2
4を第2バンド部材14の雌抜きねじ部15に螺
入して行くと、突当部23が駆動軸3のねじ穴1
8における底に突き当たる。さらに、ボルト22
がねじ込まれると、ボルト22は突当部23を介
して駆動軸3から反力をとつて、抜きねじ部24
および15を介して第2バンド部材14を駆動軸
3から離反させる方向に相対的に押すことにな
る。
このようにして、回転子4は抜きボルト22の
ねじ込みにより、駆動軸3に嵌合している第2バ
ンド部材14を駆動軸3から離反される方向に付
勢されるため、全体的に後から押されたような状
態になり、回転子4がコア5、マグネット8、ポ
−ル9およびスペ−サ10からなる円柱体11の
両端部に第1および第2バンド部材13,14を
被せて一体化されているものであつても、回転子
4に無理な力が作用しない。
これに対して、駆動軸3とは反対側に位置する
第1バンド部材13に雌抜きねじ部が配設されて
いる場合には、抜きボルトのねじ込みにより、回
転子4に第1バンド部材13を引き抜く力が加わ
る。
〔実施例 2〕 第4図は本孝案の他の実施例を示す縦断面図、
第5図はその回転子の脱装作業を説明するための
縦断面図である。
本実施例2が前記実施例1と異なる点は、雄抜
きねじ部15Aが第2バンド部材14Aにおける
外周に刻設されている点にある。
本実施例において、回転子4Aを駆動軸3から
脱装する場合、抜き治具と抜きボルトを使用して
次のような作業が行われる。すなわち、治具25
は回転子4Aとの磁着を防止して作業性を良くす
るため、非磁性材料を用いて回転子4Aの外径よ
りも大きめの略円筒形状に形成されており、その
一端開口部には雌抜きねじ部26が第2バンド部
材14Aにおける雄抜きねじ部15Aに螺合する
ように形成されている。治具25の他端面には閉
塞壁27が形成されており、閉塞壁27にはねじ
孔28が同心的に配されて開設されている。そし
て、抜きボルト29は治具25のねじ孔28に螺
合するように更成されている。
回転子4Aを駆動軸3から脱装する際、締結ボ
ルト21が若干緩められた状態で、治具25がそ
の雌抜きねじ部26を雄抜きねじ部15Aに螺合
されて回転子4Aに装着される。続いて、抜きボ
ルト29が治具25のねじ孔28に螺合されて行
くと、締結ボルト21の頭面に突きあたる。さら
に、ボルト29がねじ込まれると、ボルト29は
締結ボルト21を介して駆動軸3から反力をとつ
て、ねじ孔28を介して治具25を駆動軸3から
離反させる方向に付勢することになる。この治具
25には第2バンド部材14Aが螺合されている
ため、回転子4Aは治具25により全体的に後か
ら押されるような状態になり、雌嵌合部16と雄
嵌合部17との結合を強制的に解除されることに
なる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、回転子、抜きボルト、抜き治具等の具
体的な形状、構造は前記実施例に限らない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、円柱体
の両端部にバンド部材を被せられて一体化されて
いる複合構造の回転子であっても、無理なく駆動
軸から安全に脱装することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である回転子を備え
ている磁石発電機を示す縦断面図、第2図は第1
図の−線に沿う断面図、第3図はその回転子
の脱装作業を説明するための縦断面図である。第
4図は本考案の他の実施例を示す縦断面図、第5
図はその回転子の脱装作業を説明するための縦断
面図である。 1……磁石発電機のフレ−ム、2……固定子、
3……駆動軸、4……回転子、5……コア、6…
…けい素鋼板、7……挿通孔、8……マグネツ
ト、9……ポ−ル、10……スペ−サ、11……
円柱体、12……小径部、13……第1バンド部
材、14,14A……第2バンド部材(駆動軸側
バンド部材)、15……雌抜きねじ部、15A…
…雄抜きねじ部、16……雌嵌合部、17……雄
嵌合部、19……パルサ、20……検出子、21
……締結ボルト、22……抜きボルト、23……
突当部、24……雄抜きねじ部、25……抜き治
具、26……雌抜きねじ部、27……閉塞壁、2
8……ねじ孔、29……抜きボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 複数個のマグネツト8、ポ−ル9およびスペ
    −サ10がコア5の外周に環状に配されて、円
    柱体11に形成されており、この円柱体11の
    両端部に第1バンド部材13および第2バンド
    部材14,14Aがそれぞれ嵌合されて一体化
    されている回転子4,4Aであつて、 駆動軸3に同心的に配される固定子2内に挿
    入されて、前記第2バンド部材14,14Aが
    この駆動軸3に、この第2バンド部材14,1
    4Aの端面および駆動軸3の端面にそれぞれ対
    向して形成された雌嵌合部16と雄嵌合部17
    とが嵌合されて、突合されるとともに、前記第
    1バンド部材13側から挿通される締結ボルト
    21が前記駆動軸3のねじ穴18にねじ込まれ
    ることにより、駆動軸3に固着されるように構
    成されている回転子において、前記第2バンド
    部材14,14Aに抜きねじ部15,15Aが
    形成されていることを特徴とする回転子。 2 前記第2バンド部材14に開設されたボルト
    挿通孔14aの内周に、雌抜きねじ部15が形
    成されていることを特徴する実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の回転子。 3 前記第2バンド部材14Aの外周に、雄抜き
    ねじ部15Aが形成されていることを特徴する
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の回転子。
JP20157985U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0218661Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20157985U JPH0218661Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20157985U JPH0218661Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62107579U JPS62107579U (ja) 1987-07-09
JPH0218661Y2 true JPH0218661Y2 (ja) 1990-05-24

Family

ID=31165166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20157985U Expired JPH0218661Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0218661Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62107579U (ja) 1987-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5770407B2 (ja) 永久磁石を固定するシステム
US7990011B2 (en) Rotor for electric motor
US20020125780A1 (en) Magnet rotor and high-output AC machine having the same
US8937417B2 (en) Rotating electric machine and wind power generation system
JPH02241339A (ja) ターボチャージヤ直結回転機用永久磁石回転子
CN103580355B (zh) 电动马达
JPS60502035A (ja) 磁気回転子及びその組立方法
WO2023124152A1 (zh) 一种转子铁芯、转子、电机、电机驱动系统及电动车
WO2013107127A1 (zh) 分段式永磁同步电机转子结构
JP2001112221A (ja) 回転電機の組付け構造
JP3893127B2 (ja) 電気モータのステータをモータハウジングと結合する装置及び結合する方法
CN1157837C (zh) 用于内燃机的磁发电机的转子
JPH0218661Y2 (ja)
JPH0588165U (ja) 電動機のロータ
JPH10336929A (ja) 回転磁石電動機のロータ及びその製造方法
JPH01264554A (ja) 永久磁石式直流機の製造方法
JPS63290147A (ja) 回転電機の回転子の製造方法
US9407115B2 (en) Shaft attachment means for high efficiency permanent magnet machine with separated tab pole rotor
JP3518922B2 (ja) 外転型永久磁石回転電機及び外転型永久磁石回転電機を用いた電動車両
WO2021093103A1 (zh) 一种永磁体固定结构
JPS619147A (ja) 回転電機
JPH0715334Y2 (ja) 無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機
JP2001025196A (ja) モータ
US9525315B2 (en) Magnet tiles assembly
US9479018B1 (en) Electrical machine having locked permanent magnets and rotor slices