JPH02186405A - 制御装置の切替システム - Google Patents

制御装置の切替システム

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JPH02186405A
JPH02186405A JP1242307A JP24230789A JPH02186405A JP H02186405 A JPH02186405 A JP H02186405A JP 1242307 A JP1242307 A JP 1242307A JP 24230789 A JP24230789 A JP 24230789A JP H02186405 A JPH02186405 A JP H02186405A
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JP
Japan
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switching
control
control device
output
unit
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JP1242307A
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English (en)
Inventor
Masatsune Kosaka
正恒 香坂
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 要  約 与えられる入力信号に応答して所定の1;制御処理を行
ない、処理結果に応じた制御出力を発生する常用系制御
装置と、この常用系制御装置と同等な制御処理が可能な
待機系制御装置とを含むシステムにおいて、常用系制御
装置の監視装置としてファジィ推論装置が設けられてい
る。ファジィ推論装置は、与えられる入力信号に応答し
て、所定のメンバーシップ関数を伴う所定のルールにし
たがうファジィ推論を実行し、常用系制御装置の制御出
力に対応する制御出力を発生する。ファジィ推論装置の
制御出力と常用系制御装置の制御出力とを比較すること
により常用系制御装置に障害が発生したかどうかを監視
し、障害発生検出に応答して、システムの人、出力を、
常用系制御装置から待機系制御装置に切替える。
発明の背景 技術分野 この発明は、常用系制御装置と待機系制御装置が並設さ
れるシステムにおいて、常用系から待機系への切替を行
なう制御装置の切替システムに関する。
従来の技術 一般に信頼性を確保できるリアルタイム処理システムに
は、デュアル・システム、多数決システム、デユーブレ
ックス・システム等がある。デュアル・システムは常用
系制御装置と待機系制御装置に人力信号を同時に与えて
これらを並列運転し、常時は常用系制御装置の出力を採
用し、常用系に障害が発生した場合のみ制御対象に与え
るべき出力を常用系から待機系に切替えるシステムであ
る。多数決システムは同時に複数台の制御装置を運転し
、これらの制御装置の出力のうち、多く一致の取れる出
力を採用するものである。デユーブレックス・システム
は常用系、待機系の2台の制御装置のうち1通常は常用
系の制御装置のみを運転し、待機系の制御装置はスタン
ドバイ状態としておき、常用系に障害が発生した場合、
スタンドバイしている待機系制御装置を立上げて、これ
に切替えるシステムである。
上記した従来技術のうち、デュアル・システムにおける
障害診断は、テスト用プログラムによるため検出率が不
十分であり、待機系も他の用に供し得ないのでコストが
高くなるとともに、オペレーティング◆システムが複雑
になるという問題がある。多重系の多数決システムは、
多数の制御装置を並設するのでコストが極めて高く、一
般用には採用し得ない。デユーブレックス・システムも
、障害診断はテスト用プログラムによるので。
検出率が不十分であり、オペレータの監視によるノーダ
ウンの切替は難しい。さらにいずれのシステムにおいて
も、テスト障害診断および自動切替の一連のプログラム
は高度の技術を要し、デパックテストも難しい。
発明の概要 この発明は、上記問題点に着目してなされたものであっ
て、故障診断の手法を簡略化し、低コストでしかもノー
ダウン切替の成功率が高い切替システムを提供すること
を目的としている。
この発明による制御装置の切替システムは、与えられる
入力信号に応答して所定の制御処理を行ない、処理結果
に応じた制御出力を発生する常用系制御装置;与えられ
る入力信号に応答して上記常用系制御装置と同一の制御
処理を行なうことが可能であり、処理結果に応じた制御
出力を発生する待機系制御装置;与えられる入力信号に
応答して、所定のメンバーシップ関数を伴う所定のルー
ルにしたがってファジィ推論を行ない、上記常用系制御
装置が発生する制御出力に対応する制御出力を発生する
ファジィ推論手段;上記常用系制御装置の制御出力と上
記ファジィ推論手段の制御出力とを比較し、比較結果が
所定の条件を満たさないときに上記常用系制御装置の異
常を示す切替制御信号を出力する比較手段;上記比較手
段の切替制御信号に応答して、入力信号の入力を上記常
用系制御装置から待機系制御装置に切替える入力切替手
段;および上記比較手段の切替制御信号に応答して、制
御対象に与えるべき出力信号を上記常用系制御装置から
待機系制御装置に切替える出力切替手段を備えているこ
とを特徴とする。
好ましくは、上記出力切替手段は、上記比較手段からの
切替制御信号の発生時点から、上記常用系制御装置から
待機系制御装置への出力の切替時点までの間、上記ファ
ジィ推論手段の制御出力を制御対象に与えるよう構成さ
れる。
複数台の常用系制御装置に対して1台の待機系制御装置
を設けることもできる。この場合には。
上記ファジィ推論手段と比較手段は常用系制御装置のそ
れぞれに対して設けられる。
この発明によれば、切替のための監視手段としてファジ
ィ推論手段が用いられているため、従来の切替システム
に比べてコストが安く、信頼性が高いシステムを提供で
きる。さらに、オペレータによる監視が不可能な高速応
答のフィードバック制御系であっても、ファジィ推論手
段によって人間の思考に類似したルールを用いて監視を
行なうことができる。また、プログラミングがやさしく
、デパックやテストが容易といった種々の利点がある。
また、待機系制御装置はバッチ処理、オフライン・ティ
ーチング、プログラム開発、制御シミュレーシン等に使
用できるので経済的である。
さらに、ファジィ推論手段による推論処理が複雑になる
場合には、ファジィ推論をオフラインで処理するとよい
。この場合には、上記ファジィ推論手段はあらかじめ定
められた擬似入力信号に応答して所定のファジィ推論を
行ない、上記常用系制御装置に期待される制御出力に対
応する1、制御出力を発生するオフライン・ファジィ推
論部と、上記オフライン・ファジィ推論部の制御出力を
入力信号に対応して記憶するメモリ手段と、入力信号に
応答して、それに対応する制御出力を上記メモリ手段か
ら読出す手段とから構成される。
入力信号のあらかじめ定められた組合せについてオフラ
インでファジィ推論を行ない、そのファジィ推論結果を
入力信号と対応させて上記メモリにテーブルの形で格納
しておく。常用系制御装置の動作の監視は6人力信号に
対応する推論結果を上記メモリから読出し、これと常用
系制御装置の制御出力とを比較することにより行なう。
これにより、ファジィ推論ルール等の煩雑化等にともな
う診断機能の応答速度の低下を回避することができる。
好ましい実施例の説明 以下1図面に示す実施例を用いて、この発明をさらに詳
細に説明する。
第1図は、この発明が実施されるオンライン・リアルタ
イム処理システムのブロック図である。
同図において、常用系制御ユニット]はセンサ・ユニッ
ト31.32.・・・、3nからの検出信号をセンサ切
替ユニット5を介して入力しく信号AおよびD)、所定
の演算処理を行ない、その演算結果をアクチュエータ4
1.42.・・・、4vを駆動するための信号として、
アクチュエータ切替ユニット6を介して出力するもので
あり(信号F、B)、 一種の多入力、多出力、フィー
ドバック制御演算機能を持つ。待機系制御ユニット2は
常用系制御ユニットが稼働中は、オフライン業務用周辺
装置9にユニット5,6を介して接続され(信号CA。
CE、CG、CB)オフライン処理系として稼働される
か、またはスタンバイ状態で待機している。待機系制御
ユニット2は通常、常用系用のプログラム開発、シミュ
レーション、オフライン・ティーチング等に用いられる
センサ・ユニット31〜3nは制御対象系の各種状態を
検出する。アクチュエータ41〜4Ilは制御対象系に
それぞれ所定の作用を与えるものであり2例えばサーボ
モータ等によって実現される。
システム監視ユニットIOは、センサ・ユニット31〜
3nの検出出力の全部または一部を入力しく信号AC)
、予め設定された監視領域(センサの入力値の組合せが
ある範囲内にある状態をいう)において、設定されたフ
ァジィ崇ルール群に基づいてファジィ推論を行ない、ア
クチュエータ41〜4■の全部または一部を駆動するた
めの出力(すなわちファジィ推論によるフィードバック
制御演算出力)を発生し、これを常用系の#Jatユニ
ット1の制御演算出力(信号F、H)と比較する。これ
らの両出力の間に設定値以上の差異があったときはタイ
マが起動される。設定値以上の差異が所定時間以上継続
してタイマがタイム・アップすると。
システム監視ユニットlOは常用系制御ユニット1に機
能障害が発生したと判定し、切替制御信号Cを出力し、
後述するように所定のシーケンスにしたがって、センサ
切替ユニット5およびアクチュエータ切替ユニット6を
通して制御対象系の制御ユニットを常用系制御ユニット
1から待機系制御ユニット2に切替える。
この切替後においては、待機系制御ユニット2がセンサ
・ユニット31〜3nからの検出信号を受取り(信号A
、E)、制御演算を行ない、アクチュエータ41〜4m
を駆動する(信号G、B)。待機系制御ユニット2が制
御対象系を制御しているときにもシステム監視ユニット
10は待機系制御ユニット2の出力(信号G、H)とユ
ニットlOの演算結果出力とを比較し、これらの再出力
間に所定設定値以上の差異があるかどうかを監視する。
所定設定値以上の差異が無い場合にのみ待機系制御ユニ
ット2は制御対象系の制御を行なうことを許される。
常用系、待機系制御ユニット1.2のそれぞれの出力は
複数のアクチュエータ41〜4膳を制御するために複数
種類の出力を包含している。またシステム監視ユニット
10の演算結果出力も一般には複数の出力を含む。両出
力の比較とは、常用系または待機系ユニット1.2の複
数種類の出力とこれらに対応するシステム監視ユニット
IOの複数種類の出力をそれぞれ比較することを意味す
る。1つの比較結果により得られる差が所定設定値を超
えたときに異常としてもよいし、特定種類の出力の差が
設定値を超えたときに異常としてもよいし。
複数の比較結果の組合せにより異常と判定してもよい。
出力の種類ごとに異なる設定値を設けておいてもよい。
常用系制御ユニット1から待機系制御ユニット2への切
替の過渡期間においては、アクチュエータ41.42.
・・・、4mはシステム監視ユニット10の出力(信号
J)により制御される。このシステム監視ユニット10
の具体構成については後述する。
センサ切替ユニット5は、センサ・ユニット31〜3n
に対して常用系制御ユニット1と待機系制御ユニット2
を切替えるとともに(信号Aに対して信号りとE)、オ
フライン業務用周辺装置9に対して常用系制御ユニット
1と待機系制御ユニット2を切替えるものである(信号
CAに対して信号CDとCE)。センサ切替ユニット5
はシステム監視ユニット10から与えられる切替制御信
号Cに応答してこの切替動作を行なうためのfi制御部
5aを備えている。
センサ切替ユニット5の具体的構成例が第2図に示され
ている。センサ切替ユニット5は、センサ・ユニット3
1〜3nからの検出信号Aを、常用系制御ユニット1へ
の入力信号りと待機系制御ユニット2への入力信号Eと
の間で切替えるスイッチ群5bと、オフライン業務用周
辺装置9からの信号CA(この信号は一般には複数存在
するが。
簡略化のために1つのみ図示されている)を待機系制御
ユニット2への入力信号CEと常用系制御ユニット1へ
の人力信号CDとの間で切替えるスイッチ5cとを備え
ている。これらのスイッチ群5b、 スイッチ5Cはも
ちろん半導体スイッチング素子によって実現される。ス
イッチ群5bとスイッチ5Cによる切替は相互に逆であ
る。すなわち1 スイッチ群5bによって常用系制御ユ
ニット1が選択されているときにはスイッチ5Cによっ
て待機系制御ユニット2が選択される。またスイッチ群
5bによって待機系制御ユニット2が選択されていると
きにはスイッチ5Cによって常用系制御ユニット1が選
択される。
アクチュエータ切替ユニット6の基本的な機能はセンサ
切替ユニット5と同じく常用系制御ユニット]と待機系
制御ユニット2とを、アクチュエータ41〜4mおよび
オフライン業務用周辺装置9に対してそれぞれ切替える
ものである。第3図に示す具体的構成例において上記の
基本的機能は切替スイッチ群6bおよび切替スイッチ6
Cにより実現される。
アクチュエータ切替ユニット6は上記の機能に加えて、
制御ユニット1の出力信号Fまたは制御ユニット2の出
力信号Gをアクチュエータ41〜41に与えることと、
システム監視ユニットIOの出力信号Jをアクチュエー
タ41〜41こ与えることとを選択できる機能を持って
いる。この機能はスイッチR6dによって実現される。
ユニット6もまたこれらのスイッチ6b、6c、6dを
切替制御信号Cに応答して制御するための制御部6aを
備えている。
待機系から常用系への切替(復帰)は、センサ切替ユニ
ット5.アクチュエータ切替ユニット6とも図示しない
手動切替手段によって行なわれる。
オフライン業務用周辺装置9は1例えばテレタイプライ
タ、ビデオ−デイスプレィ、外部記憶装置等である。装
−置9は、場合により、このシステムの外部に設けられ
、このシステムに通信回線網を介して接続されることも
ある。
システム監視ユニットlOの構成例が第4図に示されて
いる。システム監視ユニットlOは、上述したように2
つの機能を持っている。その1つは。
センサ・ユニット31〜3nの検出信号の全部または一
部(入力信号AC)を入力し、所定のメンバーシップ関
数と所定のルール(If’、 thenルール;モーダ
スーボネンスにしたがうファジィ推論のためのルール)
とを用いてファジィ推論演算を行ない、アクチュエータ
41〜4麿の全部または一部を駆動するための制御信号
(出力信号J)を生成することである。
入力信号ACは入力インターフェース72を介してファ
ジィ推論部70に与えられる。ファジィ推論部70はフ
ァジィ・メモリ71を備えている。ファジィ・メモリ7
1にはすべての入力変数と出力変数に関するメンバーシ
ップ関数が所定のルールにしたがう形で予め設定されて
いる。ファジィ推論部70は人力信号を入力変数(前件
部)に関するメンバーシップ関数に適用し、その適用結
果に所定の演算を施す。さらにこの演算結果を出力変数
(後件部)に関するメンバーシップ関数に適用し、さら
にこの適用結果に所定の演算を施すことにより、出力変
数ごとにファジィ推論結果を得る。上記の演算にはたと
えばMIN/MAX演算が用いられる。
ファジィ推論部70から出力される推論結果はデフアシ
ファイア73に与えられ、たとえば重心演算により非フ
ァジィ化される。デフアシファイア73の出力信号は出
力インターフェース74を経て信号Jとして出力される
ファジィ推論部70およびファジィ・メモリ71はアナ
ログ・タイプ、ディジタル・タイプを問わずファジィ推
論専用のアーキテクチャを持つものを採用することもで
きるし、所定のルールにしたがうファジィ推論を実行す
るようにプログラムされたバイナリイーコンピュータφ
システムを用いて実現することもできる。
システム監視ユニットlOのもう1つの機能は。
常用系制御ユニット1または待機系制御ユニット2の動
作状態を監視し1障害が発生したときに切替制御信号C
を出力することである。この機能は監視領域検出部75
.比較部7B、タイマT7および入力インターフェース
78によって実現される。
監視領域検出部75はファジィ推論部70における入力
(センサの検出信号)に関する値(たとえば入力信号を
入力変数に関するメンバーシップ関数に適用したときに
得られるメンバーシップ関数値(グレード)、またはメ
ンバーシップ関数値の入力変数ごとのMIN演算結果)
が監視領域の範囲内にあるかどうかを検出する。たとえ
ばこの検出に75は人力に関する値が設定値以上である
とき。
監視領域内であることを示す信号を出力し、比較部76
をイネエーブルにする。
デフアシファイア73の出力信号(J)は比較部7Bに
与えられている。また、常用系制御ユニット1または待
機系制御ユニット2の出力信号(FまたはG)もアクチ
ュエータ切替ユニット6を経(信号H)、さらに入力イ
ンターフェース78を通って比較部76に与えられてい
る。比較部7Bは。
センサ検出Iit号値が監視領域の範囲内に属する場合
に、デフアシファイア73の出力と常用系または待機系
制御ユニット1または2の出力とを比較する。そして比
較部7Bは、これらの出力の差の絶対値が所定値を超え
たときは、タイマ77をセットし、その計時動作をスタ
ートさせる。タイマ77が設定時間の計時を終了する前
に上記出力の差の絶対値が所定値以下になったときには
タイマ77はリセットされるので、タイマ77は計時動
作を停止する。タイマ77はセットされたのち、リセッ
トされないまま設定時間を計時すると切替制御信号Cを
出力する。タイマ77は、−時的なノイズにより不必要
な待機系への切替が生じるのを防ぐための遅延機能を6
するものである。タイマ77の出力Cによりセンサ切替
ユニット5およびアクチュエータ切替ユニット6は常用
系から待機系に切替えられる。
第1図に示すシステムの全体的な動作はプログラム制御
部(図示路)によって制御され、その制御手順の一例が
第5図に示されている。次に、システム監視ユニットl
Oの監視によって、第1図のシステムが常用系制御ユニ
ットから待機系制御ユニットへ切替られる処理動作につ
いて、第5図に示すフロー図および第6図に示すタイム
チャートを参照して説明する。
動作がスタートすると、特定のセンサ検出値が監視領域
内にあるか否かが判定される(ステップST(以下ST
という)1)。センサ検出値が監視領域内にあるか否か
の判定は、特に必要な1または2以上のセンサ・ユニッ
トの出力が所定の範囲にあるか否かを判断することによ
り行なわれる。たとえば第6図に示すように、センサ・
ユニット31の出力とセンサ・ユニット32の出力がと
もに所定の範囲内にある場合には、監視領域内であると
し、この場合にのみシステム監視領域ユニットIOによ
る監視動作を行なう。STIの判定がYESの場合には
、システム監視ユニットIOが所定のセンサ・ユニット
からの入力信号を受けて、ファジィ推論を行なって得た
出力値Jと、常用系制御ユニット1から出力されアクチ
ュエータ切替ユニット6を介してユニットIOに入力す
る信号Hとの差の絶対値が算出、され、この差が所定値
に以内であるか否かが判定される(Sr1)。信号Jと
H1!複数の信号を含んでいるので、これらの信号のう
ち特定の対応するものを比較してもよいし、対応するも
の同志の差の平均値を求めてもよい。この差が所定値以
内であると(Sr1でYES)、特に切替動作を必要と
しないから、処理はSTIに戻り、常用系制御ユニット
1の稼働がそのまま継続される。
差値が所定値に以上であるということは(Sr1でNo
) 、常用系制御ユニット1の出力と、システム監視ユ
ニット10のファジィ推論による制御出力とが、所定値
以上離れていることを示している。この場合には、常用
系制御ユニット1に障害が発生したものであるとし、セ
ンサ切替スイッチ5bを待機系側に切替え、かつスイッ
チ5cを常用系側に切替える(S T 3)。また、ア
クチュエータ切替ユニット6内のスイッチ6dを、シス
テム監視ユニットの出力信号Jを通過させるように切替
える(Sr1)。これにより、常用系制御ユニット1は
システムから切離され、暫定的に監視ユニット10の出
力Jがアクチュエータ41〜41こ与えられることにな
る。
さらに、自動切替中通告を行ない(Sr5)。
待機系制御ユニット2がそれまで実行していたオフライ
ン・プロセスを終結させる(Sr1)。
以上の処理のタイミングが第6図にaで示されるタイミ
ングである。それまで常用系制御ユニット1に入力され
ていたセンサ・ユニットの検出信号が、待機系制御ユニ
ット2側に切替えられるとともに、アクチュエータに与
えられる信号は、常用系制御ユニット1の出力からシス
テム監視ユニットlOの出力に切替えられることになる
。そして、これ以後は、システム監視ユニットlOから
出力されるファジィ推論による制御出力値Jが一時的に
出力され、この信号によってアクチュエータ41〜4t
aの制御動作が実行される。つまり常用系制御ユニット
1から待機系制御ユニット2に完全に切替えられるまで
の間、制御動作出力をシステム監視ユニット10の出力
で代替する。
続いて、待機系制御ユニット2のオンライン・システム
の立上げを行ない、待機系制御ユニット2の動作を開始
させ(ST7)、変数Nを1インクリメントしく5T8
)、さらに待機系制御ユニット2のオンライン・プロセ
スを立上げるとともに、アクチュエータ切替ユニット6
のスイッチ群6bを待機系制御ユニット2側に、スイッ
チ6Cを常用系制御ユニット1側へそれぞれ切替える(
ST9)。これが第6図にbで示すタイミングである。
これにより、待機系制御ユニット2がセンサ・ユニット
31〜3nからの検知信号に応答して動作し、アクチュ
エータ41〜4mの駆動のための制御信号Gを出力する
ことになる。この信号Gはスイッチ群6bを介して信号
Hとして監視ユニット10に与えられる。
したがって、今度は、システム監視ユニット10におい
て、新たに出力とされている待機系制御ユニット2の出
力とシステム監視ユニットIOの制御出力とが比較され
、それらの差の絶対値が所定値に以上であるか否か判定
される( S T 10)。差の絶対値が所定値以内で
あれば待機系制御ユニット2は正常に動作しているので
、アクチュエータ切替ユニット6のスイッチ6dを待機
系制御ユニット2側(オンライン側)に切替え、待機系
制御ユニット2への出力をアクチュエータ41〜4ml
こ与える(ST1.1)。これが第6図Cのタイミング
である。最後に、自動切替完了通告を行なう(ST12
)。以上のようにして切替動作が完了する。
5TIOで差の絶対値がKを超えている場合には、Nが
2より大であるか否かが判定され(ST13) 、  
2を超えていない場合にはST7に戻り。
上記ST7から5TIOの処理を繰り返す。5T13で
Nが2より大である場合には、待機系制御ユニット2の
方にも障害があることを意味し、この場合にはシステム
ダウン通告を行なう(ST14)。
上記実施例は、常用系$−II mユニット1個に対し
て1個の待機系制御ユニットが設けられる構成のもので
ある。第7図に示すように、常用系制御ユニットN個に
対して、待機系制御ユニットが1個の場合でも同様の切
替制御を行なうことができる。第7図において、常用系
制御ユニット11゜12、・・・、INは、それぞれ独
立して同一アルゴリズムの制御を行なうか、または1つ
のシステムを分担し相互に異なるアルゴリズムにしたが
う制御(分散処理制御)を行なう。これらの常用系制御
ユニット1l−INはセンサ切替ユニット50およびア
クチュエータ切替ユニットBOを介して、それぞれセン
サ群131〜13N、アクチュエータ群141〜14N
と接続可能である。また常用系制御ユニットII−IN
に対して切替ユニット60を介してシステム監視ユニッ
ト111〜IINが接続されている。
待機系制御ユニット2は障害の発生したいずれかの常用
系制御ユニットに代わって、切替ユニット50.80を
介して、対応するセンサ群およびアクチュエータ群に接
続可能である。この待機系制御ユニット2には障害の発
生した常用系制御ユニットと同一のプログラムがオフラ
イン業務用周辺装置91こよりロードされる。ランダム
アクセスg己憶装置12は常用系および待機系制御ユニ
ットのためのプログラム、その他のデータを格納してい
る。
第8図はシステム監視ユニットlOの他の構成例を示し
ている。
上記実施例ではシステム監視ユニットのファジィ推論部
70は入力信号に応答してオンライン・リアルタイムで
ファジィ推論を行なう。この変形例ではあらかじめ定め
られた入力信号の組合せに対してオフラインでファジィ
推論を行ない、この推論結果を入力信号の組合せに対応
してテーブルの形で記憶しておくものである。
第8図において入力量子化部81はセンサ・ユニット3
1〜3nから与えられる入力信号のレベルをそれぞれ複
数のしきい値と比較して量子化し1量子化された値をコ
ードとして出力する。アドレス生成部82は入力量子化
部81から与えられるコードをファジィ推論出力チーブ
ルナメモリ83のアドレス信号に変換してメモリ83に
与える。メモリ83は、ファジィ推論装置85によって
あらかじめ作成されたファジィ推論結果を記憶する。
1M似入カデータ生成部84は上記入力量子化部81か
ら得られるものと同じようなコードを順次発生する。フ
ァジィ推論装置85は上述のファジィ推論部70とファ
ジィ・メモリ71とデフアシファイア73とを含むもの
で、データ生成部84から与えられるコードを入力信号
として所定のファジィ推論を行ない、その結果をメモリ
83に与える。メモリ83に与えられるファジィ推論結
果を生じさせるコード入力はアドレス生成部82に入力
するので、アドレス生成部82からは対応するアドレス
が出力される。したがって、メモリ83において、ファ
ジィ推論結果はその結果を生じさせる入力に対応したア
ドレスに記憶されることになる。擬似入力データ生成部
84とファジィ推論装置85はオフライン系を構成する
。したがって、制御装置全体の動作とは全く無関係に(
制御装置の動作停止時でも運転中でも)、あらかじめフ
ァジィ推論を行なわせることができる。ファジィ推論装
置85は待機系制御ユニット2と兼用することも可能で
ある。待機系制御ユニット2がプログラムされたコンピ
ュータを含む場合には、ファジィ推論のためのプログラ
ムを待機系制御ユニット2に組込んでおけばよい。
ファジィ推論は入力信号の特定の組合せについてのみ行
なわれる。監視領域判定部75Aには入力量子化部81
の出力コードが与えられており、このコードが動作監視
可能な領域にあるかどうか(すなわち、入力信号がファ
ジィ推論可能な特定の組合せに含まれているかどうか)
を判定する。
第8図に示す他の構成は第4図に示すものと同じである
したがって制御装置がオンライン動作中は、入力信号A
Cが入力量子化部81に与えられると、量子化部81か
ら出力されるコードに応じたアドレスがアドレス生成部
82から発生し、メモリ83がアクセスされる。メモリ
83から読出された推論結果は、必要に応じてアナログ
信号に変換され、比較部76に与えられ、常用系制御ユ
ニット1の制御演算出力Hと比較部7Bにおいて比較さ
れることになる。この比較結果に応じて上述した切替え
制御が行なわれることになる。
このようにして、ファジィ推論のためのルールが煩雑で
演算量が多く、システム監視ユニットの負担が大きい場
合には、あらかじめオフラインでファジィ推論を実行し
、ファジィ推論出力テーブルを作成しておけばよい。そ
うすることにより。
入力信号に応じてこのテーブルから推論結果を読出し、
これと制御出力とを比較することにより。
迅速に障害の発生等を発見することができる。すなわち
1診断機能の応答速度の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すオンライン リア
ルタイム処理システムのブロック図である。 第2図は、同リアルタイム処理システムのセンサ切替ユ
ニットの具体的回路を示す図である。 第3図は、同システムのアクチュエータ切替ユニットの
具体的回路を示すものである。 第4図は、同システムのシステム監視ユニットの構成を
示すブロック図である。 第5図は、同処理システムにおける切替動作を説明する
ためのフロー・チャートである。 第6図は、同システムの切替動作を説明するためのタイ
ム−チャートである。 第7図は、他の実施例のリアルタイム−システムの構成
を示すブロック図である。 第8図はシステム監視ユニットの他の実施例を示すブロ
ック図である。 1、11.12.・・・、 LN・・・常用系制御ユニ
ット。 2・・・待機系制御ユニット。 5.50・・・センサ切替ユニット。 6.60・・・アクチュエータ切替ユニット。 9・・・オフライン業務用周辺装置。 1.0.111〜IIN・・・システム監視ユニット。 31、32.・・・、3n、・・・センサーユニット。 41、42.・・・、41・・アクチュエータ。 70・・・ファジィ推論部。 71・・・ファジィ−メモリ。 73・・・デフアシファイア。 81・・・入力量子化部。 82・・・アドレス生成部。 83・・・ファジィ推論出力テーブル・84・・・擬似
入力データ生成部。 85・・・ファジィ推論装置。 131〜13N・・・センサ群。 141〜14N・・・アクチュエータ群。 メモリ。 以

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 与えられる入力信号に応答して所定の制御処理
    を行ない,処理結果に応じた制御出力を発生する常用系
    制御装置, 与えられる入力信号に応答して上記常用系制御装置と同
    一の制御処理を行なうことが可能であり,処理結果に応
    じた制御出力を発生する待機系制御装置, 与えられる入力信号に応答して,所定のメンバーシップ
    関数を伴う所定のルールにしたがってファジィ推論を行
    ない,上記常用系制御装置が発生する制御出力に対応す
    る制御出力を発生するファジィ推論手段, 上記常用系制御装置の制御出力と上記ファジィ推論手段
    の制御出力とを比較し,比較結果が所定の条件を満たさ
    ないときに上記常用系制御装置の異常を示す切替制御信
    号を出力する比較手段,上記比較手段の切替制御信号に
    応答して,入力信号の入力を上記常用系制御装置から待
    機系制御装置に切替える入力切替手段,および 上記比較手段の切替制御信号に応答して,制御対象に与
    えるべき出力信号を上記常用系制御装置から待機系制御
    装置に切替える出力切替手段,を備えた制御装置の切替
    システム。
  2. (2) 上記出力切替手段は,上記比較手段からの切替
    制御信号の発生時点から,上記常用系制御装置から待機
    系制御装置への出力の切替時点までの間,上記ファジィ
    推論手段の制御出力を制御対象に与えるよう構成されて
    いる請求項(1)に記載の制御装置の切替システム。
  3. (3) 複数台の常用系制御装置に対して1台の待機系
    制御装置が設けられている請求項(1)に記載の制御装
    置の切替システム。
  4. (4) 上記ファジィ推論手段と比較手段が常用系制御
    装置のそれぞれに対して設けられている請求項(1)に
    記載の制御装置の切替システム。
  5. (5) 上記ファジィ推論手段が, あらかじめ定められた擬似入力信号に応答して所定のフ
    ァジィ推論を行ない,上記常用系制御装置に期待される
    制御出力に対応する制御出力を発生するオフライン・フ
    ァジィ推論部と, 上記オフライン・ファジィ推論部の制御出力を入力信号
    に対応して記憶するメモリ手段と,入力信号に応答して
    ,それに対応する制御出力を上記メモリ手段から読出す
    手段と, から構成されている請求項(1)に記載の制御装置の切
    替システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019086859A (ja) * 2017-11-02 2019-06-06 三菱電機株式会社 プラント機器の監視制御装置
JP2022069608A (ja) * 2017-12-26 2022-05-11 Ube株式会社 プラント管理システム、プラント管理サーバ、プラント管理装置、推定用モデルの生成方法、及び学習用データの生成方法
JP2022078082A (ja) * 2016-05-09 2022-05-24 ストロング フォース アイオーティ ポートフォリオ 2016,エルエルシー 産業用のモノのインターネットのための方法およびシステム

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