JPH02185774A - 磁気ヘッド組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク装置の同一磁気ディスク面の異
なった半径位置に対応する複数個の磁気ヘッドスライダ
を有する磁気ヘッド組立体に関する。

〔従来の技術〕

従来の磁気ディスク装置の磁気ヘッド組立体は、例えば
回転位置決め方式の磁気ディスク装置に使用される磁気
ヘッド組立体としては、第３図に例示するようなものが
ある。第３図の例は、同一の磁気ディスク面に対応して
２個の磁気ヘッドスライダを有する磁気ヘッド組立体の
例である。

第３図において、内側磁気ヘッドスライダ（内側スライ
ダ）２４を坦持している内側磁気ヘッドスライダ負荷ば
ね（内側負荷ばね）２２の取付部（内側負荷ばね取付部
）２６と、外側磁気ヘッドスライダ（外側スライダ）２
５を坦持している外側磁気ヘッドスライダ負荷ばね（外
側負荷ばね）２３の取付部（外側負荷ばね取付部）２７
とを結ぶ線すなわち２個の負荷ばね２２および２３の長
手方向は、磁気ヘッド組立体の動作（シーク）方向５と
ほぼ平行となっており、内側負荷ばね２２と外側負荷ば
ね２３とを同じ長さにすることによって、内側スライダ
２４と外側スライダ２５とをそれぞれ磁気ディスク（図
示省略）の内周側および外周側に配設している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述のような従来の磁気ヘッド組立体は、内側負荷ばね
取付部２６と外側負荷ばね取付部２７とがシーク方向Ｓ
に平行に配設されているため、磁気ヘッド組立体を磁気
ディスク装置に組立てるとき、内側スライダ２４と外側
スライダ２５とを別個に磁気ディスクにロードしなけれ
ばならない。すなわち、組立て前に内側スライダ２４お
よび外側スライダ２５が共に磁気ディスクに接触しない
ように、内側負荷ばね２２および外側負荷ばね２３をそ
れぞれ別個の治具によって保持し、最初に内側スライダ
２４が磁気ディスクの最外周部に接触する位置まで磁気
ヘッド組立体を動かしたのち、内側負荷ばね２２を保持
する治具をはずして内側スライダ２４を磁気ディスクに
ロードし、次に磁気ヘッド組立体をさらに磁気ディスク
の内周方向に動かして外側スライダ２５が磁気ディスク
の最外周部に接触する位置まで移動し、外周負荷ばね２
３を保持する治具をはずして外側スライダ２５をロード
する。このとき、内側スライダ２４は磁気ディスク上か
ら浮上しない状態でその半径方向に動かされるので、こ
のとき磁気ディスクや内側スライダ２４を損傷させるお
それがある。このような事情は、リニアアクチュエータ
方式に使用する磁気ヘッド組立体についても同じである
。

更に他の欠点は、外側スライダ２５の周囲がアーム２１
によって“コ″の字状に包囲される構造となっているこ
とである。すなわち、磁気ディスクが第３図の矢印り方
向に回転するとき、外周スライダ２５の周囲のアーム２
１の“コ°°の字状の部分が、磁気ディスクの回転によ
って生ずる空気流を受止めるため、この部分に磁気ディ
スク装置内の塵埃（ダスト）がたまりやすく、このため
に外側スライダ２５がヘッドクラッシュを起しやすいと
いう欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の磁気ヘッド組立体は、磁気ディスク装置の同一
磁気ディスク面上の異なる半径位置に対応する複数個の
磁気ヘッドスライダを有する磁気ヘッド組立体において
、前記複数個の磁気ヘッドスライダのそれぞれを搭載す
る負荷ばねの取付部を同一直線上に並べ、かつ前記負荷
ばねの長手方向を前記直線とほぼ直角を保つように配設
し、かつ前記負荷ばねの長さを前記複数個の磁気ヘッド
スライダが前記磁気ディスク面の所定の位置に対応する
ように異なった長さとしたものである。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の第一の実施例を示す平面図である。本
実施例は本発明をロータリーアクチュエータ方式の磁気
ディスク装置に使用し、同一ディスク面に対して２個の
磁気ヘッドスライダを有する磁気ヘッド組立体に適用し
た例である。

第１図において内側負荷ばね２および外側負荷ばね３は
、それぞれ内側負荷ばね取付部（取付部）６および外側
負荷ばね取・封部（取付部）７においてアーム１の先端
部に取付けられている。２個の負荷ばね２および３の長
手方向は、共に取付部６と取付部７とを結ぶ線とほぼ直
交している。

また内側負荷ばね２の長さは、外側負荷ばね３の長さよ
りも長くなっている。これによって内側スライダ４は磁
気ディスクの半径方向に対して外側スライダ５よりも内
周側に配置され、内側スライダ４および外側スライダ５
は、それぞれ磁気ディスクの内周部および外周部におい
て記録再生動作を行なうことができる。

このような構造の磁気ヘッド組立体は、まず第一に、磁
気ディスク装置への組込みが容易となる。すなわち２、
内側負荷ばね取付部６と外側負荷ばね取付部７とが磁気
ディスクに対してほぼ同じ半径位置にあるため、内側負
荷ばね２と外側負荷ばね３とを治具によって同時に保持
することができ、従って磁気ディスクに同時にロードす
ることができる。このため、内側スライダ４を磁気デイ
スフに接触させながら内周方向に動かさずに組立てるこ
とができ、従って磁気ディスクやスライダを損傷させる
おそれがない。第二に、アーム１は、磁気ディスクの回
転によって生ずる空気流を停滞させる構造となっていな
いため、磁気ディスク装置内のダストが堆積する部分が
なく、したがってヘッドクラッシュの発生の危険度も小
さくなる。

第２図は本発明の第二の実施例を示す平面図である。本
実施例は、本発明をリニアアクチュエータ方式の磁気デ
ィスク装置に使用する磁気ヘッド組立体に適用した例で
ある。

本実施例も、第１図の実施例と同様に、内側負荷ばね取
付部１６と外側負荷ばね取付部１７とを結ぶ線と、二つ
の負荷ばね１３および１４の長手方向とが直交しており
、かつ、内側負荷ばね１２の長さは外側負荷ばね１３の
長さよりも長くなっている。このような構造にすること
によって、第１図の実施例と全く同じ作用を得ることが
できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の磁気ヘッド組立体は、内
側負荷ばねの取付部と外側負荷ばねの取付部とを結ぶ線
と、二つの負荷ばねの長手方向とがほぼ直角を保つよう
に配置することにより、組立て作業のとき、内側スライ
ダおよび外側スライダを同時に磁気ディスク上にロード
することができるため、磁気ディスク上にスライダを接
触させながら動かすことなく磁気ディスク装置を組立て
ることができ、従ってそれによる磁気ディスクやスライ
ダの損傷を防止することができるという効果がある。ま
た、磁気ディスクの回転によって生ずる空気流を停止さ
せる構造をもたないため、磁気ディスク装置内のダスト
が堆積することがなく、従ってヘッドクラッシュの発生
の危険度を下げることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例を示す平面図、第２図は
本発明の第二の実施例を示す平面図、第３図は従来の磁
気ヘッド組立体の一例を示す平面図である。 １・１１・２１・・・アーム、２・１２・２２・・・内
側（磁気ヘッドスライダ用）負荷ばね、３・１３・２３
・・・外側（磁気ヘッドスライダ用）負荷ばね、４・１
４・２４・・・内側（磁気ヘッド）スライダ、５・１５
・２５・・・外側（磁気ヘッド）スライダ、６・１６・
２６・・・内側負荷ばね取付部、７・１７・２７・・・
外側負荷ばね取付部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ディスク装置の同一磁気ディスク面上の異なる半径
   位置に対応する複数個の磁気ヘッドスライダを有する磁
   気ヘッド組立体において、前記複数個の磁気ヘッドスラ
   イダのそれぞれを搭載する負荷ばねの取付部を同一直線
   上に並べ、かつ前記負荷ばねの長手方向を前記直線とほ
   ぼ直角を保つように配設し、かつ前記負荷ばねの長さを
   前記複数個の磁気ヘッドスライダが前記磁気ディスク面
   の所定の位置に対応するように異なった長さとしたこと
   を特徴とする磁気ヘッド組立体。