JPH02185418A - 熱可塑材を射出する前に射出成形機の半鋳型間にラベルを供給する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑材を射出する前に射゛出成形機の半鋳型
間にラベルを供給する方法に関する。

〔従来の技術〕

例えば箱又は箱の蓋の製造用の射出成形機では、熱可塑
材を射出する前に半鋳型間にラベルを供給することが知
られている。このため、ラベルの供給手段から鋳型の空
隙にある停止手段に接触するまで下向に流れていく間ラ
ベルを案内するための溝が設けられている。

〔発明が解決しようζする課題〕

このような装置の欠点の一つは、ラベルが完全に平坦で
ない限り、スムーズに落下しない可能性があり、その場
合、その下端が機械の一方の半鋳型の上側に当り、ラベ
ルが成形中そごに残るため成形物がラベルなしで製造さ
れ、製造が停止する恐れがある。さらに、ラベルは（た
とえ半鋳型の一つに捕まらなかったとしても）停止手段
に接触するまでには長い距離を落下しなければならず、
特にラベルがその端部において小さいながらも縦方向の
厚みがある場合、製造速度が遅くなりラベルが鋳型の空
隙に対して斜めに位置する可能性がある。

本発明の目的の一つは、上記の従来型装置を改良して製
造速度のみならず走行安定性をも高め、同時にラベルが
鋳型の空隙に対して正しく位置するような方法を提供す
ることにある。

〔課題を達成するための手段〕

この目的は特許請求の範囲の特徴を述べる部分に開示し
た特徴を有する発明により達成することができる。

即ち、射出成形機の半鋳型１．２の間に実質的に平坦な
ラベルを供給するに当って、供給手段から放たれて落下
せしめられる各ラベルが空隙３，４の辺りに位置するよ
うに溝８により側端に沿って案内され、対をなす溝は空
隙の両側において延長され、最初のラベルＥは／１８の
中へ落下し続ける前に転置可能な第一停止手段１５によ
り上部鋳型空隙３の上の中間位置において停止するまで
落下せしめられ、最初のラベルＥは下部鋳型空隙４の下
方に位置する第二停止手段８ａＺ　８ｂ’により溝８の
中へと落下し続けるのを阻止されており、同一対の溝８
の中への次のラベルＥの落下は、転置可能な第三停止手
段１６の上方に位置する鋳型空隙３にちょうど対向して
停止せしめられるようにする。

この場合において、第一停止手段１５は半鋳型１．２に
より形成された鋳型が閉鎖されている限り作動するもの
とし、供給手段から放たれて第一停止手段１５により停
止せしめられていた最初のラベルＥは鋳型を開けた際に
第一停止手段１５が作動しないことにより溝８の中へ落
下せしめられ、最初のラベルは作動しない状態を保って
いるが最初のラベルの通過により作動せしめられる第三
停止手段１６を通過することができ、最初のラベルは第
二停止手段８ａ’、　８ｂにより落下を阻止され、次の
ラベルはその直後供給手段により放たれ作動していない
第一停止手段１５を通過することができその後作動して
いる第三停止手段１６により停止せしめられるようにす
るのがよい。

〔作　用〕

転置可能な第一停止手段１５が作動している間、成形機
に付設された供給手段から排出されたラベルは溝８の中
へ落下するのを阻止される。

第一停止手段１５が作動しなくなるとラベル；ま溝８に
沿って落下し、下部の空隙４の下方に位置する第二停止
手段８ａ’、　８ｂ’により落下が阻止され、空隙４の
辺りに位置する。

一方、次のラベルは最初のラベルと同しように溝８の中
へ落下せしめられるが、第３停止手段１６の上方に位置
する空隙３にちょうど対向して停止せしめられ、空隙４
の所へは送られない。

かくして、空隙３．４に対向するごとく２枚のラベルが
半鋳型１．２間に送り込まれる。

転置可能な第一停止手段１５は鋳型が閉鎖されている開
作動しているが、鋳型を開けると第一停止手段１５は作
動しなくなる。すると、供給手段から放たれて第一停止
手段１５により停止せしめられていた最初のラベルは満
８の中へ落下せしめられる。そして、作動しない状態を
保っている第三停止手段１６を通過して第二停止手段８
ａ’＋　８ｂ’の所迄送られ、そこで落下を阻止される
。かくして、最初のラベルは空隙４に対向して停止せし
められる。次のラベルはその直後成形機に付設された供
給手段により放たれ作動していない第一停止手段１５を
通過して溝８の中へ落下する。ところが、最初のラベル
の通過により第三停止手段１６が作動しているから、溝
８の中へ送られた次のラベルはこの第三停止手段１６に
より落下を阻止され、空隙３に対向して停止せしめられ
ることになる。

［実施例］ 図面は本発明の方法を実施するための装置に含まれる射
出成形機の一例の詳細のみを主に図示したものである。

成形機に関しては成形面１ａ。

１ｂ及び２ａ、　２ｂを有する２つの金型又は半鋳型ｌ
。

２が空隙３，４を形成しつつ一方が他方の上に乗る形で
存在し、紙または可塑材でできたラベル（第１図、第３
図では図示しない）が各空隙３．４にある時に、その中
に熱い液体熱可塑材がノズル５．６を介して半鋳型２の
中に流し込まれる。半鋳型２は静止しており、−古手鋳
型ｌは、半鋳型が比較的離れている第１図に示す位置と
半鋳型が空Ｆ＋！３．　４を形成するために互いに接触
している第３図に示す位置との間を、図示されない手段
により移動させることができる。

半鋳型ｌが第３図に示す位置にある時、半鋳型１に強固
に固定された溝７は、開口部が対向するように設けられ
た２つの縦型で、互いに距離をおいたＵ型の部分８ａ＋
　８ｂを擁する一対の溝８により形成された溝より上方
に縦に空間をおいて設けられている０部分８ａ、　８ｂ
は、その対向するウェブ面が溝７．８の中へと流れるこ
とを意図されたラベルＥの幅よりやや太き（距離を取っ
た位置と、それらが空隙３．４を形成するために半鋳型
ｌの半鋳型２への動きを邪魔しないよう大きく空間を取
った位置との間で、互いに水平方向に反復運動ができる
ように半鋳型１の」−に設置する。

第２図においては、８ａ、　８ｂが互いに大きく距離を
取った状態を実線で示し、それらが互いに小さく距離を
取った状態を鎖線で示している。

部分８ａ、８ｈは常に平行であるように成形機と関連さ
せた手段（図示されない）により案内され、それらは第
２圀において鎖線で示す位置に偏らせるテンション・ス
プリング９により互いに繋がれている。

部分８ａ、８ｂは第１図及び第２回の下方に示すところ
の半鋳型２に固定された曲面体１０及び部分８ａ、８ｂ
に回転可能に設けられた２つのローラ】１を擁する機購
により、第２図において実線で示す位置まで移動させる
ことができる。半鋳型１を半Ｓｈ型２に向けて移動させ
ると、曲面体１０はローラ１１と噛み合う、半鋳型ｌが
連続して動く際、ローラは、従って部分８ａ、　８ｂは
、半鋳型２の逃げ部１２に入り、それにより半鋳型ｌの
２つの雌部が半鋳型２の２つの雄部を囲むのを邪魔しな
いように互いに離される。

成形面１ａ、　ｌｂの中央にはラベルＥが各空隙３４の
ちょうど前に位置し、部分８ａ、８ｂが互いに離されて
いない時に作動する真空弁１３．１４がある。

半鋳型２の上半分には、半鋳型１．２が互いに接近して
いる時、溝７．８の間に突出する２つのピン１５の形を
とる停止手段を設ける。半鋳型ｌには２つのピン１６の
形をとる停止手段を設けるが、それは第１図に示すよう
にラベルＥが該ピンを通過するのを防ぐために部分８ａ
。

８ｂ間でピンが突出する位置と、ラベルが通過できるよ
うに後退した位置との間で操作手段（図示されない）に
より光電気的に動きを制御する。

部分８ａ、　８ｂの下端には底８ａ’、８ｂ’　を設け
る。この８ａ’、　８ｂ’は第二停止手段として利用さ
れる。

次に、この装置を用いてラベルを供給する方法に関しそ
の概要を示す。

熱可塑材を空隙３．４に射出しラベルＥが成形中に熱可
塑材と一体になる時、第３図に示す位置に半鋳型１．２
を置くと、ピン１５は成形機に付設された供給手段から
溝７の中へ排出されたラベルが満８の中へ落下するのを
阻止する。

半鋳型１が半鋳型２から離れる動きの中で、このラベル
はその下端が部分底８ａ’、　８ｂ”に当たるまで溝８
の中へ流れていく、ラベルは作動していないピン１６を
通過する。該ラベルが部分底８ａ’、　８ｂ’に到達し
た直後で、半鋳型ｌが第１図に示す左端にある時、次の
ラベルは、溝７の中に供給され、先行するラベルの通過
により部分８ａ、　Ｂｂ間に突出するごとく作動せしめ
られたピン１６に下端が当たる迄溝７．８に落下せしめ
られる０両ラベルはこの時、それぞれ空隙３゜４にちょ
うど対向する位置にある。半鋳型ｌの動きを逆行させた
後、曲面体１０はローラ１１によって部分８ａ、　８ｂ
を互いに引き離し、真空弁１３．１４は溝８により離さ
れたラベルが成形面１ａ、　ｌｂに対して吸引されるご
とく同時に作動する。半鋳型１が空隙３，４を形成する
ために半鋳型２と接触するべく移動せしめられると、熱
可塑材は成形物、例えば蓋又は人物が成形されそれらに
ラベルが付けられまで射出される。

この工程において、ピン１５に接触するよう新しいラベ
ルが溝７に供給される。弁１３．１４の作動が停止する
と、半鋳型ｌは成形物が排出されピン１５により停止さ
れたラベルが放たれる間に半鋳型２から離される。

以上、本発明によるラベル供給方法の一実施例のみを図
示した装置に基いて説明したが、本発明はこの実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲によってのみ
限定されるものである。

〔発明の効果〕

請求項１記載の発明によれば、ラベルの走行安定性が大
幅に向上するのみならず、ラベルを鋳型の空隙に対して
正しく位置せしめ得る効果がある。

請求項２記載の発明によれば、ラベルを鋳型の空隙に１
枚づつより確実に送り込んでそこに正しく位置せしめ得
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、射出成形機の半鋳型間に゛平坦なラベルを供
給する方法を実施するための装置の一例を示す横断面図
、 第２図は、第１図の■−■線に沿った断面図、第３図は
、第１図の１１線に沿った断面図であり、半鋳型を別の
相対的な位置に置いた場合を示す。 １．２−−一半鋳型、　３，４−・−空隙、　８−溝、
１５−第一停止手段、　８ａ’　＋　８ｂ’　−第三停
止手段、１６−・第三停止手段、　Ｅ・−・ラベル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、実質的に平坦なラベルＥを、熱可塑材を射出する前
   に、主に一方が他方の上に位置するような２つの鋳型の
   空隙３、４に供給するごとく、射出成形機の半鋳型１、
   ２の間に供給する方法であって、各ラベルは供給手段か
   ら放たれて落下せしめられ、ラベルが空隙３、４の辺り
   に位置するように溝８により側端に沿って案内され、対
   をなす溝は空隙の両側において延長され、最初のラベル
   Ｅは溝８の中へ落下し続ける前に転置可能な第一停止手
   段１５により上部鋳型空隙３の上の中間位置において停
   止するまで落下せしめられ、最初のラベルＥは下部鋳型
   空隙４の下方に位置する第二停止手段８ａ’、８ｂ’に
   より溝８の中へと落下し続けるのを阻止されており、同
   一対の溝８の中への次のラベルＥの落下は、転置可能な
   第三停止手段１６の上方に位置する鋳型空隙３にちょう
   ど対向して停止せしめられることを特徴とするラベルを
   成形機に供給する方法。 ２、第一停止手段１５は半鋳型１、２により形成された
   鋳型が閉鎖されている限り作動するものとし、供給手段
   から放たれて第一停止手段１５により停止せしめられて
   いた最初のラベルＥは鋳型を開けた際に第一停止手段１
   ５が作動しないことにより溝８の中へ落下せしめられ、
   最初のラベルは作動しない状態を保っているが最初のラ
   ベルの通過により作動せしめられる第三停止手段１６を
   通過することができ、最初のラベルは第二停止手段８ａ
   ’、８ｂ’により落下を阻止され、次のラベルはその直
   後供給手段により放たれ作動していない第一停止手段１
   ５を通過することができその後作動している第三停止手
   段１６により停止せしめられることを特徴とする請求項
   １記載の方法。