JPH02184613A - 皮膚化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な皮膚化粧料に関するものである。さら
に詳しくは、霊芝抽出液をリポソーム化し有効成分とし
て含有せしめ、安定性が優丸　皮膚表皮の細胞を賦活化
し、整肌効果に優れた皮膚化粧料に関するものである。

〔従来の技術〕

霊芝は、従来、強化　鎮静薬として神経衰弱症不眠凪　
消化不良、老人性気管支炎などの慢性病に応用さね　ま
た、抗癌薬としての用途も開発されつつある。

近年、霊芝子実体の抽出液や、霊芝菌糸体培養物を配合
し、皮膚の保湿、色つやの改善、小じわの防止、美白、
整肌効果を有する事が見いださねこれを化粧料に用いる
ことが報告されている。　（特開昭５８−１１３１１８
．　　特開昭６ｌ−９１１〔発明が解決しようとする問
題点〕 霊芝子実体抽出液や霊芝菌糸体培養物はそのままでは、
安定性の面で問題があり、不安定で変色　変臭の原因と
なる。さらにまた、ＩＩ芝壬子実体抽出液霊芝菌糸体培
養物をそのまま皮膚化粧料に配合しても、皮膚透過性が
悪く、優れた整肌効果が得られない。

〔問題を解決するための手段〕

このような事情に鑑み、本発明者らは、鋭意研究を重ね
た結策　霊芝の溶媒抽出液をリポソーム化して皮膚化粧
料に配合することにより、経時安定性に優ね　皮膚透過
性が良く、優れた整肌効果を発揮することを認め本発明
を完成するに至った。

すなわち１本発明は、霊芝の溶媒抽出液を内包したリポ
ソームを有効成分とする新規皮膚化粧料に関するもので
ある。

本発明で使用する霊芝とは、担子菌類、　ヒダナシタケ
口、サルノコシカケ科、マンネンタケ嵐マンネンタケ属
のマンネンタケで学名Ｇａｎｏｄｅｒｍａ　　ｌｕｃｉ
ｄｕｍ　　ｋａｒｓｔというキノコをいう。

本発明の霊芝の溶媒抽出液とは、霊芝の一種または二種
以上の子実体または菌子体を溶媒で抽出したものであっ
て、溶媒としては、たとえば水、エタノール、プロピレ
ングリコール等の溶媒、あるいはこれらの混合液で抽出
し、必要に応じて、濃縮あるいは希釈して化粧品原料と
して用いることができる。

本発明のリポソームは、霊芝抽出液　リン脂質及び水の
３成分に超音波をかけて得られる。このリポソームはリ
ン脂質の二分子膜の一重層あるいは多重層から成る球状
の小胞体で、霊芝抽出液がリン脂質の膜中または小胞体
内に取り込まれた状態（内抱）となる。

リポソームの安定化の目的でコレステロール、グルコー
ス、アミノ酸、高級アルコール、非イオン性界面活性斉
Ｌ　イオン性界面活性剤等を添加することができる。リ
ポソーム化にはこれ以外にホモミキサー広　薄膜法、注
入法、界面活性剤除去法等があり、どの方法においても
本発明のリポソームを調製することができる。

リポソーム化に用いられるリン脂質は、大豆リン脂質、
卵黄リン脂質、水添大豆リン脂質、水添卵黄リン脂質、
合成リン脂質等であり、一種又は二種以上混合して用い
ることができる。

本発明において皮膚化粧料に配合されるリポソームに使
用する霊芝溶媒抽出液は、霊芝溶媒抽出液の乾燥物とし
て０．０１〜２０重量％、好ましくは０．０５〜５ｉ量
％の割合になるように添加される。０．０１重量％以下
の配合量では効果はみられない、また、　２０重量％以
上の配合量では効果の著しい増加は見られず経済的では
ない。

〔実施例〕

次に実施例により本発明をさらに説明するが、本発明は
これにより限定されるものではない。処方中の数字は重
量％を示す。

実施例−１クリーム ■スクワラン ■ステアリルアルコール ■セチルアルコール ■ポリオキシエチレン（２０） ソルビタンそノステアレート ■ソルビタンモノオレート ■ミリスチン酸オクチルドデシル ■ワセリン ■精製水 １２゜ ０゜ ０゜ １゜ ２゜ ４゜ ５２゜ ■１，３−ブチレングリコール ［相］パラオキシ安息香酸メチル ■水添大豆リン脂質 ■霊芝抽出液（固形分として５％） ■精製水 霊芝抽出液は、霊芝２０ｇを粉砕し、水１００ｍ１で２
時間づつ３回加熱抽出し、活性炭を用いて脱色し、　５
％水溶液となるように濃縮した。

この霊芝抽出液を、成分■、■とともに７５℃で超音波
処理し、　３０℃まで冷却して調製する。

成分■〜■を８０℃で加熱溶解後、あらかじめ８０℃に
加熱溶解した成分■〜［相］を加えて乳化し、３０℃ま
で冷却し、成分■〜＠で調製したリポソームを添加し、
撹拌混合するとクリームが得られる。

実施例−２乳液 ■スクワラン ■セチルアルコール ■ステアリルアルコール ■グリセリルモノステアレート ■ポリオキシエチレン（２０） ソルビタンモノオレート ■ステアリン酸 ■セチルイソオクタノエート ４．５ ０．５ ０、　　７ １．５ ２゜ １゜ ５゜ ■精製水　　　　　　　　　　　　　　　６５．３■１
，３−ブチレングリコール　　　　　　８．０［相］バ
ラオキシ安息香酸メチル　　　　　　　０．２０卵黄リ
ン脂質　　　　　　　　　　　　　０．　８０霊芝抽出
液（固形分として１０％）５．００精製水　　　　　　
　　　　　　　　　　５．０霊芝抽出液は、霊芝２０ｇ
を粉砕し、３０％重量エタノール水溶液１００ｍ１で２
時間づつ３回、４０℃で加熱抽出し、活性炭を用いて脱
色し、　１０％水溶液となるように濃縮した。リポソー
ム化は、成分■〜０を５０℃でホモミキサーをかけ３′
０℃まで冷却して調製する。

成分■〜■を８０℃で加熱溶解後、あらかじめ８０℃に
加熱溶解した成分■〜［相］を加えて乳化し。

３０℃まで冷却し、成分■〜＠で調製したリポソームを
添加し、撹拌混合すると乳液が得られる。

実施例−３化粧水 ■エタノール ■１，３−ブチレングリコール ■グリセリン ■バラオキシ安息香酸メチル ■精製水 ■水添大豆リン脂質 １■コレステロール ■霊芝抽出液（固形分として１５％） ■精製水 １０．０ ４．０ ３．０ ０、　　１ ７４、　９ ０．５ ０．１ ０．５ ８．９ 霊芝抽出液は、細切りした霊芝１００ｇを５０％重量エ
タノール水溶液で３時間づつ２回加熱抽出し、活性炭を
用いて脱色し、　１５％水溶液となるように、濃縮した
。　リポソーム化は、成分■〜■を５５℃で超音波処理
し、　３０℃まで冷却して調製しＬ 成分■〜■を撹拌溶解後、成分■及び成分■〜■で調製
したリポソームを加え、撹拌混合して化粧水を得た。

〔発明の効果〕

本発明の効果は、　リポソーム化した霊芝溶媒抽出液を
配合することにより、経時安定性に優ね細胞賦活作用を
活発にし、整肌効果に優れた化粧料である。

次に、本発明の効果について経時安定性試験及び細胞賦
活試験、使用試験の結果を示す。

抽出液　２．０％及び精製水　７．７％をリポソーム化
せず、そのまま配合して実施例−１と同様にクリームを
ｍ製し九 １　　　　　性試験　果 （経時安定性試験） 実施例−１のクリーム及び下記の比較例−１のクリーム
について、　５℃、　２０℃、　４０℃の恒温器に保管
し、色及び状態の変化について目視にて観察した　その
結果を表　１に示す。

表　１の結果より、霊芝抽出液をリポソーム化し配合し
たクリームは、変色や変臭の発生が無く経時的に安定で
あった　それに対して、霊芝抽出液をそのまま配合した
クリームは、変色と変臭が認められた。

比較例−１クリーム 実施例−１のクリームより、■〜０を除き霊芝○；　良
　好　　Δ；　やや変色変臭あり×；　変色変臭認めら
れる （細胞賦活試験） 年齢４０才以上の表皮角化速度の遅い女性モニター３０
名を被験者として、　１グル一プ各１５名づつ実施例−
２及び下記の比較例−２の乳液を２ケ月毎日使用させた
。

２ケ月後の角質層のターンオーバーについて、ダンジル
クロライド蛍光法にて改善度を測定した。

・ダンジルクロライド蛍光法 蛍光試薬のダンジルクロライドを白色ワセリンに５％分
散させ、直径１０ｍｍのフィンチャンバーで皮膚に２４
時間閉塞貼付し、角質層を蛍光染色する。次に、極大波
長３３８ｎｍの紫外線を照射し、ダンジルクロライドに
て蛍光染色処理された角質層の蛍光強度を計測器にて、
経日的に測定する。

皮膚に塗布されたダンジルクロライドの蛍光強度が、未
塗布部の蛍光強度まで減少した日数を角質層のターンオ
ーバータイムと定義する。正常な場合は、　１４日であ
る。

比較例−２乳液 実施例−２の乳液より■〜０を除き、霊芝抽出液　５．
０％及び精製水　５．８％をリポソーム化せず、そのま
ま配合して実施例−２と同様に乳液を調製した。

試験結果を表　２に示す６表　２の結果より、霊芝抽出
液をリポソーム化し配合した乳液は、細胞賦活効果に優
ね　表皮の角化速度を正常化する新規皮膚化粧料である
。

表　２　長期連用試験による角質層のターンオーバー日
数変化（細胞賦活効果） ＊ターンオーバー日数は１５名の平均値上標準偏差（使
用試験） 実施例−３の化粧水及び下記の比較例−３の化粧水を用
い、年齢２０〜５０才の一般女性３０名を対象に１ヶ月
の使用試験を行なり旭　使用方法＃九右頬に実施例−３
の化粧水を、左傾に比較例−３の化粧水を、コツトンで
毎朝−回適量塗布した。

その結果を表　３に示す。

表　３の結果より、霊芝抽出液をリポソーム化し配合し
た化粧水は、整肌効果に優れた新規皮膚化粧料である。

３長 用試験による整肌　果 比較例−３化粧水 実施例−３の化粧水より■〜■を除き、霊芝抽出液　０
．５％及び精製水　９．５％をリポソーム化せずそのま
ま配合し、実施例−３と同様に化粧水を調製した 以下余白 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 霊芝抽出液を内包したリポソームを有効成分として配合
   したことを特徴とした皮膚化粧料。