JPH0218381A - 半導体単結晶の製造装置 - Google Patents

半導体単結晶の製造装置

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JPH0218381A
JPH0218381A JP16778088A JP16778088A JPH0218381A JP H0218381 A JPH0218381 A JP H0218381A JP 16778088 A JP16778088 A JP 16778088A JP 16778088 A JP16778088 A JP 16778088A JP H0218381 A JPH0218381 A JP H0218381A
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JP
Japan
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single crystal
semiconductor
wire
seed crystal
holder
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Pending
Application number
JP16778088A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Shima
島 芳延
Kenji Araki
健治 荒木
Shigetoshi Horie
堀江 重豪
Yoshio Mori
毛利 吉男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、チョクラルスキー法による半導体単結晶の製
造装置に係り、さらに詳しくは、ワイヤロープによって
引上げられる半導体単結晶の回転振れの防止装置を備え
た半導体単結晶の製造装置に関するものである。
〔従来の技術〕
チョクラルスキー法による半導体単結晶(以下単に単結
晶ということがある)の製造方法においては、育成され
た単結晶を剛性を有する金属製の棒材や、ワイヤロープ
、ボールチェン等の可撓性を有し巻取可能な材料などを
用いて、単結晶を回転させながら引上げている。
金属製の棒材を用いる場合は、チャンバとの真空シール
が複雑であり、また単結晶の育成に伴なって棒材が上昇
するため装置自体の高さが高くなり、機械設計上も種々
問題があった。このためワイヤロープやボールチェン等
(以下ワイヤという)を用い、装置内の上部に設けた巻
取装置によってワイヤを巻取って単結晶を引上げる、い
わゆる巻上げ法が多用されている。
しかしながら、このような可撓性材料を用いて単結晶を
回転させながら引上げると単結晶が回転振れを生じるこ
とがあり、特に大振幅の場合は単結晶の育成が阻害され
るという問題があった。近年、単結晶の育成にあたって
は、添加物として混入する不純物の均一性が問題となっ
ており、そのため単結晶を安定して高速で回転(例えば
30r、p、■、)することが要求されており、この面
からも上述のような回転振れの抑制対策の早期実現が強
く望まれている。
このような回転振れの抑制対策の一例として、特開昭5
8−22(891号、特開昭81−111990号、特
開昭81−122184号公報に開示された発明がある
特開昭58−223691号(以下前者という)に開示
された発明は、種結晶固定具の一部に突出部を設け、こ
の突出部がチューブ・チャンバ内壁面を周動するように
したものである。
また、特開昭81−111990号及び特開昭81−1
22184号(以下後者という)公報に開示された発明
は、何れも引上軸又は単結晶にガスを吹付けて回転振れ
を防止するようにしたものである。
[発明が解決しようとする課題] 前者の発明は単結晶が回転振れを生じたときは、突出部
がチューブ・チャンバの内壁面に衝接してこれを抑制す
るようにしたものであり、チューブ・チャンバの内壁面
(又は突出部)が損傷するおそれがあり、場合によって
はこれによって生じた金属粉等が半導体融液に落下して
健全な半導体の育成を阻害することもあり、好ましくな
い。
また、後者の発明は何れも構造が複雑で高価になるとい
う問題がある。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、磁
気を利用した簡単な構造により、単結晶の回転振れを防
止できる装置を備えた半導体単結晶の製造装置を得るこ
とを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、る
つぼ内の半導体融液を可撓性のワイヤ等で引上げて半導
体単結晶を製造する装置において、前記ワイヤ等の先端
部に設けた種結晶の保持具の一部又は全部を磁石で構成
し、該磁石の周囲にこれに反発する極性の磁石を配設し
てなる回転振れ防止装置を備えた半導体単結晶の製造装
置を提供するものである。
[作 用] 保持具に設けた磁石とその周囲に設けた磁石とは互いに
反発しあい、保持具を常に中心部に拘束し保持する。こ
のため、単結晶を引上げるワイヤ等の見掛は上の長さが
短かくなり、回転振れのための支点が保持具の直上に位
置するため、共鳴振動を生ずる回転数が非常に高くなる
。この結果、単結晶を高速回転しても共鳴振動を生ずる
ことがなく、シたがって単結晶が回転振れを起すことは
ない。
[発明の実施例] 第1図は本発明に係る半導体単結晶の回転振れ防止装置
を備えた半導体単結晶製造装置の一例を示す模式図であ
る。図において、1は加熱炉のチャンバで、上部中央部
には引上げチャンバ2が設けられている。3は内部に半
導体融液6が収容された石英製のるつぼで、上下動かつ
回転可能な支持軸5に取付けられた黒鉛るつぼ4内にセ
ットされている。7は黒鉛るつぼ4の周囲に設けられ、
るつぼ3内の半導体融液6を加熱するヒータ、8はヒー
タ7の外周に配設された断熱材である。
9は引上げチャンバ2の上部に設けられた巻取装置で、
巻取ドラムIOと、この巻取ドラム10を正逆に回転さ
せるモータ11とからなっている。12は一端が巻取装
置9の巻取ドラムIOに巻かれたワイヤで、他端には種
結晶14の保持具13を備えている。
15は半導体融液6から育成された半導体単結晶である
。20は引上げチャンバ2内に設けられたワイヤの回転
振れ防止装置である。
第2図は上記の回転振れ防止装置の実施例を模式的に示
した断面図、第3図はそのA−A断面図である。図、に
おいて、21は中心部にワイヤ12の径よりや−大きい
径の貫通穴22を有し、下部に円錐状の切除部23が設
けられた円筒状の永久磁石で、図の如く上部がS極に、
下部がN極に着磁されている。24a、24b、24e
は永久磁石21に放射状に取付けられた複数本の腕部で
、外端部には引上げチャンバ2の内壁に摺接するローラ
25が設けられている。28a、28bは永久磁石21
とローラ25との間おいて、腕部24a〜24cに設け
られた重錘である。27は上部が永久磁石21の切除部
23の形状に整合して円錐状に形成された永久磁石で、
上部はN極に、下部はS極に着磁されており、種結晶1
4の保持具l3と一体的に構成され、永久磁石21の貫
通穴22に挿通されたワイヤ12に取付けられている。
なお、上述の永久磁石21及び27はアルニコ系の材料
がらなっており、キューり点は800 ’C以上と高く
、残留磁束密度もloKG以上と大きいものが使用され
ている。
上記のように構成した回転振れ防止装置2oにおいては
、永久磁石21は引上げチャンバ2内に上下に移動可能
に配置され、自重及び重錘26a〜28eにより常に下
降する力が作用している。しがしながら、切除部23内
に同極性が対向する永久磁石27が位置しているため互
いに反発され、この反発力と重錘26a〜26cとが平
衡した位置で停止し、永久磁石27、したがってワイヤ
12は常に永久磁石21の中心に拘束保持される。そし
て、ワイヤ12が上昇又は下降すれば、これに追従して
永久磁石21も上昇又は下降する。
次に、上記のように構成した回転振れ防止装置20を備
えた半導体単結晶製造装置の作用を第1図により説明す
る。先するつぼ3内に塊状の半導体多結晶を装入し、ヒ
ータ7で加熱して溶解する。
次に、巻取装置9を巻戻してワイヤ12を下降させ、先
端部に取付けた種結晶14を半導体融液の液面に接触さ
せ、ついで、種結晶14を回転(例えば30r、p、m
、)させながら巻取装置9により徐々に引上げると、種
結晶14に柱状の半導体単結晶が育成される。このとき
、ワイヤ12は回転振れ防止装置20によって抑制され
て常に中心部に拘束保持されているので、半導体単結晶
15に回転振れを生ずることはない。
ところで、半導体単結晶製造装置において発生する単結
晶の回転振れは、以下の理由によるものである。可撓性
のワイヤを上部より吊下げて半導体単結晶を引上げる方
式では、ワイヤは第1図に示すように吊下げ部分の長さ
gに応じた実際の15cm程度の大口径単結晶の製造装
置においては、gは2m程度、gは重力加速度で9.8
m/S であるから、固有振動数は約0.t55ec−
’、即ち、約21m1n−’であり、単結晶の回転が2
1r、I)、1゜近傍のときに共鳴振動を生じ、回転振
れを生じる。
このようなことから、単結晶を高速で回転させながら回
転振れの発生を防止するために、本発明においては、前
述のように種結晶14の保持具13を、永久磁石からな
る回転振れ防止装置20により水平面内ではゾ固定し、
ワイヤ12の長さを見掛は上短かくして共鳴振動を生ず
る単結晶15の回転数を高くしたものである。例えば、
見掛は上のワイヤ■2の長さを0.1 mにすれば、共
鳴を起す単結晶の回転数は計算上90r、p、m、以上
となる。
このように、本発明においては種結晶14の保持具13
に回転振れ防止装置を設けることにより、回転振れのた
めの支点を保持具13の直上に位置させるようにして見
掛は上のワイヤの長さを極めて短かくしたので、単結晶
15を高速回転(例えば30r、p、m、以上)させな
がら引上げても回転振れを生ずることがなく、健全な単
結晶を引上げることができた。
第4図は本発明に係る回転振れ防止装置20の別の実施
例を示す模式図である。本実施例は、種結晶14の保持
具13の一部又は全部を永久磁石30で構成し、例えば
上部をN極、下部をS極に磁化する。
また、この保持具I3の周囲に、中心部に保持具13の
外径よりや−大きい内径の貫通穴29を有し、上部がN
極、下部がS極に磁化された円筒状の永久磁石28を配
設し、この永久磁石28を先端部に引上げチャンバ2の
内壁に摺接するローラ25を備えた腕部24a〜24c
で支持させ、この腕部24a〜24cを保持具I3の上
方においてワイヤ12に取付けた永久磁石31により、
ワイヤ32a〜32eで支承させたものである。なお、
33は永久磁石31と保持具13との間において、ワイ
ヤ12に取付けた永久磁石である。
本実施例の作用は第1図の実施例の場合とはV同様であ
るが、保持具13は磁気の反発力で上方へ移動しないよ
うに、充分重くしである。
上記の実施例では、本発明に係る回転振れ防止装置を、
第1図に示す半導体単結晶の製造装置に実施した場合を
示したが、育成れさた単結晶をワイヤで引上げる方式の
ものであれば、他の構造の装置にも実施することができ
る。
[発明の効果] 上記の説明から明らかなように、本発明は育成された単
結晶をワイヤで引上げる方式の単結晶製造装置において
・、種結晶の保持具の一部又は全部を磁石で構成し、そ
の周囲に配設された磁石との反発作用により保持具を中
心部に拘束保持し、半導体単結晶の回転振れを防止する
ようにしたので、引上げる半導体結晶を高速度で回転す
ることが可能になり、大口径かつ高品位の半導体単結晶
を効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例を模式的に示した断面図、第2図
は本発明の要部をなす回転振れ防止装置の実施例を模式
的に示した断面図、第3図はそのA−A断面図、第4図
は回転振れ防止装置の他の実施例を模式的に示した断面
図である。 1:チャンバ、2:引上げチャンバ、3:るつぼ、6:
半導体融液、7:ヒータ、9:巻取装置、12:ワイヤ
、13:種結晶の保持具、15:半導体単結晶、20:
回転振れ防止装置、21.27.28,30 :永久磁
石。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. るつぼ内の半導体融液を可撓性のワイヤ等で引上げて半
    導体単結晶を製造する装置において、前記ワイヤ等の先
    端部に設けた種結晶の保持具の一部又は全部を磁石で構
    成し、該磁石の周囲にこれに反発する極性の磁石を配設
    してなる回転振れ防止装置を備えたことを特徴とする半
    導体単結晶の製造装置。
JP16778088A 1988-07-07 1988-07-07 半導体単結晶の製造装置 Pending JPH0218381A (ja)

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JP16778088A JPH0218381A (ja) 1988-07-07 1988-07-07 半導体単結晶の製造装置

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JP16778088A JPH0218381A (ja) 1988-07-07 1988-07-07 半導体単結晶の製造装置

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JPH0218381A true JPH0218381A (ja) 1990-01-22

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ID=15855973

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JP (1) JPH0218381A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5997641A (en) * 1996-12-06 1999-12-07 Komatsu Electronic Metals Co., Ltd. Seed-crystal holder for single-crystal pulling devices with magnetic field applied thereto
CN1056656C (zh) * 1996-12-27 2000-09-20 西北工业大学 永磁传动г型导槽试样操纵与籽晶施加机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5997641A (en) * 1996-12-06 1999-12-07 Komatsu Electronic Metals Co., Ltd. Seed-crystal holder for single-crystal pulling devices with magnetic field applied thereto
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