JPH02183635A - 路車間通信システム - Google Patents

路車間通信システム

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JPH02183635A
JPH02183635A JP260589A JP260589A JPH02183635A JP H02183635 A JPH02183635 A JP H02183635A JP 260589 A JP260589 A JP 260589A JP 260589 A JP260589 A JP 260589A JP H02183635 A JPH02183635 A JP H02183635A
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JP
Japan
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modulated wave
wave component
level
antenna
vehicle
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JP260589A
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English (en)
Inventor
Yoshizo Shibano
儀三 芝野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 この発明は道路交通網の所定位置に設置された路側装置
と、車両との間で各種データを送受信する路車間通信シ
ステムに関する。
く従来の技術〉 路車間通信方式の前身としては、車両に搭載されたナビ
ゲーション装置の位置較正を行なわせる路側ビーコン方
式がある。この方式は、主要道路上の2.5〜5Kmの
間隔で路側アンテナを設置し、路側アンテナから道路上
の狭い領域に位置データ、方位データ等の標識データを
乗せた電波を放射し、この領域を通過する車両に}票識
データを提供している。
そして、最近において、上記標識データに加えて、道路
交通情報や道路地図情報等の追加サービスを行うことや
、路側ビーコンの通信エリア内に存在する車両と管制局
との間における情報の交換を行なうことか可能な路車間
通信システムが提案されている。
上記現在提案されている路車間通信システムを実用化す
るためには、地上側、車両側共に困難な問題を抱えてい
る。即ち、地上側においては、車両か上記大量の情報を
取込む時間を与える為に、通信領域を拡大する必要があ
る。しかし、通信領域を拡大すると、路側アンテナの設
置位置に対する信号受信位置のずれが大きくなり、路側
アンテナ位置の検出が正確には行なえないことになると
いう問題か発生ずる。
また、大量の情報の内から走行方向に対応した情報を車
両に選別させる為に、車両走行方向を識別させる信号を
車両に提供する必要がある。
方、車両側においては、以下の3つの機能を必要とする
。即ち、 ■,地上側からの情報を短期間に取り込むと共に、地上
0111に送信する為に、通信領域の判定を行なうと共
に、通信順域内における高品質通信を確保すること、 ■.自車両の位置を較正する為に、路側アンテナ位置の
正確な検出を行なうこと、 ■.大量の情報の内から走行方向に対応した情報を選別
する為に、車両走行方向を検出すること、である。
上記■の通信領域の判定、及び高品質通信を確保する問
題を解決するために、車載アンテナとしてアップワード
ビームアンテナを使用して、建造物、道路等から反射さ
れる散乱波を受けないようにする方法を提案した(特願
昭61−05730参照)。
また、通信領域の判定は、レベル判定器の閾値を受信可
能なレベルを設定しておき、レベル判定器が受信機の受
信レベルが受信可能なレベル以上になると、ゲートを開
く方法が考えられる。
さらに、本件発明者等は昭和63年12月17日に車載
アンテナを前方向指向性アンテナ、後方向指向性アンテ
ナ、及びアンテナ切替器で構成し、前方向指向性アンテ
ナから後方向指向性アンテナへの切り賛えは、路側アン
テナの位置検出をした時に行ない、後方向指向性アンテ
ナから前方向指向性アンテナへの切り替えは、通信領域
を離脱したと?l+定したときに時に行なう車載アンテ
ナ制御方式を提案した。
これによれば、路側アンテナに向かって走行している場
合には、動作アンテナを前方向指向性アンテナとし、前
方向指向性アンテナにより路側アンテナと交信し、路側
アンテナから遠ざかる場合には、動作アンテナを後方向
指向性アンテナにより路側アンテナと交信することによ
り、上記ア・ソプワードビームアンテナで交信する場合
よりも、さらに通信品質を向上させることができる。
また、残りの諸問題については、以下に示すAM逆変調
方式の路側ビーコン方式を提供している(特願昭82−
4561[i参照)。即ち、路側アンテナが互に異なる
主放射方向を有する少なくとも1つずつのアンテナエレ
メントを有するものであり、送信データフレームにより
変調を施した第1の変調波信号を2分し、それぞれに対
して送信データフレームと同期し且つ互に逆相にされた
振幅変調信号により変調を施すことにより第2の変調波
信号を得、路側アンテナから第1の変調波信号によるビ
ームと、路側装置の位置で放射電界が落ち込むスプリッ
トビームとの合成ビームを放射するものである。
上記路側アンテナの放射電界強度特性を第7図に示す。
そして、車両側は、アンテナにより路側アンテナからの
放射電波を受信し、送信データで変調された第1の変調
波信号に基いて多量のデータ伝送を取り込むと共に、ス
プリットビームを形成する振幅変調成分を検波して、路
側アンテナの正面で急激な落ち込み特性を示す位置、即
ち路側アンテナの位置を検出することができる。また、
振幅変調信号の位相を比較することにより、振幅変調信
号が逆相か正相かを判定し、走行方向を検出することが
できる。
以上のように、本件発明者らは、ユーザサイドの要請に
応じて種々の改良を行なって、通信領域の判定、通信領
域内における高品質通信を確保、路側アンテナ位置の正
確な検出、走行方向を検出することができる車載装置を
提供した。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記技術的問題を全て解決した車載装置
をそのまま実用化すると、複雑且つ高価格になるという
問題がある。
即ち、上記路側ビーコン方式における受信装置を具体的
に構成した場合には、第8図に示されるように、車載ア
ンテナ、検波回路(47)、バンドパスフィルタ(48
)、検波回路(49)、ピークホールド回路、(37)
、レベル判定回路(40)、位置検出用ゲート回78(
38)、コンパレータ(41)等の複数のアナログ素子
を必要とする。
従って、通信領域の判定、及び通信領域の高品質通信の
確保、路側アンテナ位置の検出、走行方向の検出等を、
上記のようにそれぞれ独立した複雑な回路で行なわせる
と、装置が大型化すると共に、生産性が悪くなる。
また、当然に部品点数が多くなるので、生産性とも相俟
って高価格となる。これでは、路車間通信システムによ
り可能な限り多くの車両に交通情報を提供することによ
り、車両の運行をスムーズに行なわせるという要請を達
成し古ない。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
車載装置の構成を単純化すると共に、低コスト化を達成
することを可能にする路車間通信システムを提供するこ
とを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するためのこの発明は、車載装置が、受
信した合成ビームから第1の変調波成分、及び第2の変
調波成分を分離して抽出する抽出手段と、第1の変調波
成分より送信データフレームを再生するデータフレーム
再生手段と、再生された送信データフレームに基いて送
信データフレームクロックを検出する同期検出手段と、
送信データフレームクロックを分周して振幅変調信号の
周波数と同じ周波数のクロックを生成するクロック生成
手段と、第1の変調波成分のレベルに基いて通信可能な
領域か否かを判定し、上記クロックの位相と抽出された
第2の変調波成分の位相とを比較して車両がスプリット
ビームのどの領域にいるかを検出し、さらに、第2の変
調波成分の振幅を検出し、この振幅の変動に基いて第2
の変調波成分の落ち込み点を検出する演算処理手段とを
有するものである。
但し、上記演算処理手段が、第2の変調波成分を所定周
期にわたってサンプリングし、第2の変調波成分の振幅
を検出するものであってもよい。
く作用〉 以上の構成の発明によれば、演算処理手段により、第1
の変調波成分のレベルに基いて通信可能な領域か否かを
判定し、上記クロックの位相と抽出された第2の変調波
成分の位相とを比較して車両がスプリットビームのどの
領域にいるかを検出し、さらに、第2の変調波成分の振
幅を検出し、この振幅の変動に基いて第2の変調波成分
の落ち込み点を検出しているので、通信領域の判定、及
び通信領域の高品質通信の確保、路側アンテナ位置の検
出、走行方向の検出等を行なう回路を、それぞれ複数の
アナログ素子で構成するのと比較して、大巾に車載装置
の構成を単純化することができると共に、低コスト化を
達成することができる。
また、上記演算処理手段が、第2の変調波成分を所定周
期にわたってサンプリングし、第2の変調波成分の振幅
を検出するものであれば、第2の変調波成分から振幅を
検出する為の検波器を省略することができ、路車間通信
システムに適用される受信装置の構成を簡素化すること
ができる。
〈実施例〉 以下には、図面を参照して、この発明の実施例について
詳細に説明をする。尚、地上装置は既に示したA M逆
変調方式の装置を使用する。
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図であり、車
載装置は、前方向指向性アンテナ(1)と、後方向指向
性アンテナ(2)と、動作アンテナを前方向指向性アン
テナ(1)から後方向指向性アンテナ(2)へ、或はそ
の逆に切替えるアンテナ切替器(3)と、受信増幅器(
4)と、受信増幅器(4)の受信出力を検波する検波器
(5)、検波器(5)の検波出力から変動成分を取除き
、第1の変調波成分の受信電界強度(以下受信レベルと
略称する)を抽出する低域フィルタ(6)と、検波器(
5)の検波出力から第2の変調波成分を抽出する帯域フ
ィルタ(7)と、受信増幅器(4)からの受信信号に基
づいて送信データフレームを復元するデータ再生器(8
)と、上記データ再生器(8)で復調された送信データ
フレームから同期クロックを検出する同期検出器(9)
と、同期検出器(9)からの同期クロックを1 / n
倍して振幅変調周波数と等しい周波数のクロック(以下
、このクロックを1 / nクロックと称する)を生成
する第2の変調信号クロック再生器(10)と、送信デ
ータフレーム中のアイドルビットを検出するアイドルビ
ット検出器(11)と、上記受信レベル、第2の変調波
成分、1 / nクロック、及びアイドルビットをディ
ジタル信号に変換する第1から第4のA/D変換器(1
2) (13) (14) (15)と、上記第1から
第4のA/D変換器(12) (13) (14) (
15)によりディジタル変換された受信レベル、第2の
変調波成分、1 / nクロック、及びアイドルビット
を入力とし、受信レベルに基いて受信可能な通信領域が
否かを判定し、1 / nクロックに基づいて上記振幅
変調信号の位相変化を検出して車両が上記路側アンテナ
のどの主放射方向の領域にいるかを検出し、第2の変調
波成分から振幅を検出すると共に、振幅の急激な落ち込
みに基づいて路側アンテナ位置を検出し、さらにアイド
ルビット時にアンテナ制御信号を出力する演算処理装置
(16)とを有する。
さらに詳細に説明すれば、前方向指向性アンテナ(1)
は、指向性が、水平方向よりも上方向で且つ前方向に主
放射領域を有し、また、上記後方向指向性アンテナ(2
)は、指向性が水平方向よりも上方向で且つ後方向に主
放射領域を有する。これらのアンテナ(1) (2)は
、車両のボンネット、トランク、屋根等の室外に取付る
ことか可能であり、また室内の前後の窓に近接して設置
することも可能である。そして、車両が路側アンテナに
向かって走行している場合には、前方向指向性アンテナ
(1)を動作させて、路側アンテナと送受信を行ない。
車両が路側アンテナから遠ざかって走行している場合に
は、動作アンテナを前方向指向性アンテナ(1)から後
方向指向性アンテナ(2)に切替えて、路側アンテナと
送受信を行なっている。以上のようにアンテナを前方向
指向性アンテナ(1)と後方向指向性アンテナ(2)と
で構成することにより、他の車両、路面、周辺建物等か
らの反射波を受信せず路側装置から直接到来してくる波
のみをを選択的に受信することができ、高品質の通信を
行うことができる。
但し、受信装置の価格を下げる為に、アンテナ(1)(
Zを一つにしても良い。
受信増幅器(4)は、RF増幅回路(4a)、ミキサー
回路(4b)、IF増幅回路(4c)を有し、アンテナ
(1)(2)から入力された受信出力は、RF増幅、お
よびミキシングされて中間周波数に変換された後に、I
F増幅される。IF真出力2分され、検波器(5)、お
よびデータ再生器B)に出力される。
検波器(5)は、IF真出力検波した後、2分し、低域
フィルタ(6)、および帯域フィルタ(力に出力してい
る。
低域フィルタ(6)は、検波出力から変動成分を取除き
、受信アンテナの受信レベルに比例した電圧信号に変換
し、第1のA/D変換器(12)に出力している。第1
のA/D変換器(12)は、電圧信号をディジタル信号
に変換し、演算処理装置(1B)の入力端子(II)に
供給する。
帯域フィルタ(7)は、検波出力から第2の変調波成分
を抽出し、第2のA/D変換器(13)に出力している
。第2のA/D変換器(13)は、抽出された第2の変
調波成分をディジタル信号に変換した後、演算処理装置
(16)の入力端子(12)に供給する。
上記データ再生器(8)は、IF比出力ら受信データ信
号を復調し、これを同期検出器(9)、アイドルビット
検出器(11)、およびデータ処理装置に供給している
。同期検出器(9)は、受信データ信号から同期クロッ
クを検出し、同期クロックをデータ再生器にフィードバ
ックすると共に、第2の変調信号クロック再生器(10
)に供給する。第2の変調信号クロック再生器(10)
は、同期クロックを1 / n倍して、レート周波数を
振幅変調信号の周波数と等しくした1/nクロツクを生
成する。第3のA/D変換器(14)は、1/nクロツ
クをA/D変換した後、演算処理装置(1G)の入力端
子(13)に供給する。
アイドルビット検出器(11)は、受信データフレーム
からブロックデータ間に挿入されているアイドルビット
を検出する。第4のA/D変換器(15)は、アイドル
ビットをA/D変換した後、演算処理装置(16)の入
力端子(i4)に供給する。
演算処理装置(16)としては、例えば、メモリと一体
化された1チツプマイコンがコンパクトに構成ことがで
き、また紅済的に好ましいが、ROMとRAMとCPU
で構成されたマイクロコンピュータを使用することが可
能である。
上記演算処理装置(16)は、入力端子(11)に供給
されるディジタル化された受信レベルに基づいて、受信
レベルが通信可能なレベルか否かを判定する通信領域判
定プログラム、入力端子(12)に供給される第2の変
調波成分のディジタル信号と、入力端子(i3)に供給
される1 / n同期クロックとに基づいて車両が路側
アンテナの何れの主放射領域にいるかを判定して走行方
向を検出する走行方向検出プログラム、入力端子(12
)に供給されるディジタル化された第2の変調波成分の
振幅を検出するプログラム、さらに振幅の変動に基いて
第2の変、7!1波成分のレベルの落ち込を検出し、こ
の落ち込んだ地点を路側アンテナの位置とする位置検出
プログラム、入力端子(14)にアイドルビットが入力
されたタイミングで動作アンテナを前方向指向性アンテ
ナ(1)から後方向指向性アンテナ(2)へ、或はその
逆に切り替えるアンテナ制御信号を生成するプログラム
等を記憶している。そして、上記各プログラムに基いて
通信領域の判定、路側アンテナ位置の検出、走行方向の
検出、アンテナ選択等を行ない、通信領域判定信号El
、位置検出信号E2、走行方向検出信号E3.E4をデ
ータ処理装置に供給すると共に、アンテナ制御信号E5
゜E6をアンテナ切替器(3)に供給する。
上記各信号の出力形態は次のように設定されている。即
ち、通信領域判定信号Elは、車両が通信領域外である
場合には、LOVレベルとなり、通信領域内の場合には
、II I CI+レベルとなるものとする。そして、
llIC11レベルの信号が出力されている間にデータ
処理装置は位置データ、交通情報等の各種データを取り
込む。
上記位置検出信号E2は、幅の狭いパルスであり、この
パルスを受けたデータ処理装置は、通信領域侵入時に取
り込んだ位置データ等をパルスを受は取った地点に合わ
せる等して現在位置の較正等を行なう。
上記走行方向検出信号E3は、1 / nクロックと振
幅変調信号とが同相である方向から逆相である方向に走
行した場合には、LOWレベルとなり、走行方向検出信
号E4はIt I G IIレベルとなるものとする。
一方、1 / nクロックと振幅変調信号とが逆相であ
る方向から正相である方向に走行した場合には、走行方
向検出信号E3は、II I C!+レベルとなり、走
行方向検出信号E4は、LOWレベルとなるものとする
。そして、走行方向が判定できない場合には、走行方向
検出信号E3.E4共にLO%レベルの信号を出力する
上記アンテナ制御信号E5.E6は、前方向指向性アン
テナ(1)を動作さる場合には、E5がII I CI
Iレベル、E6がLOWレベルとなり、後方向指向性ア
ンテナ(2)を動作させる場合には、E5がLOWレベ
ル、E6が旧GHレベルとなるものとする。
尚、上記II I G 1ルベル、LOwレベルの状態
は、信号の授受における約束事であって、II I G
 !+レベル。
LOWレベルを逆にすることは、何等差し支えがない。
上記車載装置の動作を第2〜5図に基いて説明する。
第2図は、受信電界強度分布、及び第2の変調波成分の
検出レベル分布を示す図であり、受信電界強度分布は、
路側アンテナの正面で大きくなり、路側アンテナから離
れるに従って小さくなる(第2A図参照)。そして、実
際の道路では、近在する建造物や他の車両等による電波
の散乱の影響を受けてフェージングが発生し、山形の分
布にピッチの細い変動が乗った特性を示す。電界強度は
受信レベルに比例するから、電界強度分布は受信レベル
分布と見做すことができる。そして、電界強度が第2A
図中の閾値ecよりも大きい範囲では、十分良好な通信
か行なえるものと見做し、この範囲を通信領域と判定し
ている。電界強度が大きくなってくるとフェージングも
減少し、高精度の位置検出が可能になる。そこで、第2
A図中の閾値epより大きい範囲を位置検出領域とする
。尚、上記閾値ec、epは演算処理装置く16)に記
憶されている。
また、第2B図に示される位置検出用の第2の変調波成
分の検出レベルは、受信電界強度レベルと同様にフェー
ジングの影響を受けて細いピッチの変動かある。そして
、路側アンテナに近づくに従ってレベルが高くなり、路
側アンテナの正面で急激に立ち下がり、再び急激に立ち
上がる。そして、路側アンテナから離れるに従って細か
いピッチの変動を含んた山形の特性を示しながら減少し
ていく。
そこで、路側アンテナの位置検出は、第2の変調波成分
の振幅e posを算出し、e posと山形の変化と
を比較し、両者の比が所定値eβ以下になる点を路側ア
ンテナの設置位置と判定し、位置検出を行なう。尚、上
記eβは、eβ−α・e InaXpなる式により求め
られる。またα−(1/2) k(k−1,2,3・・
・)とする。
第3図は、上記e posの算出を説明する為の波形図
である。即ち、演算処理装置(1B)は、第2の変調波
成分のディジタル信号eI2を後述する時間間隔Δτで
一周期(2TO)にわたってサンプリングし、さらにサ
ンプリングした値を総和することにより、eH2の振幅
に比例した値e posを求めることができる。即ち、
上記e posは第2の変調波成分の振幅と見做すこと
ができる。尚、第3図ではe12の一周期にわたってサ
ンプリングしているが、周期の整数倍にわたってサンプ
リングしてe posを求めることも可能である。
第4図は、走行方向の検出を説明する為の波形図であり
、第4図においてeHは1 / nクロックの波形であ
り、e12は第2の変調波成分をディジタル変換した信
号の波形であり、両信号が同位相の状態を示している(
逆位相の場合には、eH2のLOWレベルとII I 
CI+レベルとが入れ代わる。τは、eH2が帯域フィ
ルタ(7)を通過するためe13より遅延する時間であ
る。この遅延時間τの影響があるので、そのまま1 /
 nクロックと第2の変調波成分とに基いて正相か逆相
かを判定すると走行方向を誤って検出する可能性がある
そこで、演算処理装置(I6)は、A/D変換器による
eH2,e13のサンプリング間隔をΔτとし、eH2
とe]3とを、e13の立ち上がりのタイミングから一
周期2TOにわたってJM回(JM−2TO/△τ)サ
ンプリングを行ない、eH3の半周期TOの間(サンプ
リング回数J T−TO/Δτ)に両者が同じ状態にな
っている回数と、異なる状態になっている回数とに基い
て、同相か逆相かを判定する。このようにすることによ
り、遅延時間τに拘りなく、正確に走行方向を検出する
ことかができる。尚、上記遅延時間τは、−一1定、及
び計算により予め求めることができる値である。
そして、演算処理装置(1G)は第5図のプログラムに
従って通信領域の判定、走行方向の検出、路側アンテナ
位置の検出を行なう。尚、これらのブログラムは車両が
路側アンテナの通信領域外から通信領域に向かって進行
し、通信領域に侵入し、そして、通信領域を通り抜けて
離脱する場合を想定している。
第5A図は、この装置全体のメインフローチャートであ
り、ステップ■において、システムの初期設定をする。
これにより、車両が通信領域外にいることを明確にする
。ステップ■において、前方向指向性アンテナ(1)の
受信レベルに基づいて通信領域に侵入していることを判
定をする。ステップ■において、走行方向を検出する。
ステップ■において、位置検出を行なう。ステップ■に
おいて、動作アンテナを前方向指向性アンテナ(1)か
ら後方向指向性アンテナ(2)に切替える。ステップ■
において、後方向指向性アンテナ(2)の検出レベルに
基づいて路側アンテナ位置の検出をする。ステップ■に
おいて後方向指向性アンテナ■の受信レベルに基づいて
通信領域を離脱していることを判定し、ステップ■の処
理に戻る。尚、それぞれの処理はサブルーチンでおこな
わている。
第5B図は、初期設定フローチャートを示す図であり、
ステップ■からステップ■において、アンテナ制御信号
E5をlllG11レベル、E6をLOWレベル、通信
領域判定信号ElをLOWレベル、位置検出信号E2を
LOwレベル、走行方向検出信号E3.E4を1□0W
レベル、さらに、ステップ■においてメモリ変数a 1
laXpを0にし、ステップ■においてメインフローチ
ャートに戻る。
第5C1図は通信領域への侵入判定のフローチャートで
あり、ステップ■において、メモリ変数Nを「1」にす
る。ステップ■において、入力端子(11)に供給され
た受信レベルに比例した電圧eilに基いて極小値e 
1nを検出し、これを演算処理装置(16)内のメモリ
に格納する。尚、変動の極小値をとったのは、車両の進
行と共に、フェージングにより変動するからである。ス
テップ■において、e 1nとeeとを比較し、emi
n>eeでない場合には、ステップ■に戻る。上記ステ
ップ■において、逆に、efflin>eeである場合
には、ステップ■において、e a+InがNM回連続
してea+in>ecとなるか否かを判別し、e ll
1inがN M回連続してea+In>ecとらない場
合には、ステップ■において、NをN+lにし、ステッ
プ■に戻る。上記ステップ■において、e 1nがM回
連続してeffirn>ecである場合には、ステップ
■において、通信領域に侵入したと判定して、通信領域
判定信号E1をII I G 1ルベルにする。ステッ
プ■において、メインフローに戻る。
上記の処理フローによれば、フェージングによる変動の
極小値がNM回連続して閾値eCより大きい場合に、初
めて通信領域に侵入したと判定しているので、正確に通
信領域に侵入したことを判定することができ、通信領域
判定信号Elが旧GHレベルの期間中に、データ処理装
置にデータを取り込ませることができる。
第5C2図は、第5C1図のステップ■における極小値
検出のフローチャートを示し、ステップ■においてメモ
リ変数NCを「0」にする。ステップ■において入力端
子(11)から供給される電圧信号ellをCPU内の
メモリに取込む。ステップ■においてeNを極小値とし
て格納する。ステップ■において入力端子(11)から
供給される次の電圧信号eilを取込む。ステップ■に
おいてステップ■で格納したe ll1inの値と、a
llの値とを比較し、emln>eilである場合には
、ステップ■においてメモリ変数NCを「1」にし、ス
テップ■から■の処理を繰返す。上記ステップ■におい
てemln < e IIである場合には、ステップ■
においてメモリ変数NCが「1」であるか否かを判別し
、「1」でないと判別した場合には、ステラ■から■の
処理を繰り返す。逆に、ステップ■においてメモリ変数
NCが「1」でないと判別した場合には、ステップ■に
おいて第5C1図のステップ■に戻る。
第5D図は、上記第4図の波形図に基いて走行方向検出
を行なうフローチャートであり、ステップ■、■におい
てメモリ変数Ell、EOIを「0」にする。ステップ
■においてメモリ変数Nを「1」にする。ステップ■、
■においてメモリ変数Nl、NOを「0」にする。上記
Elfは位相fす定1・ψ作中にe12とei3とが同
位相と判定される回数であり、EOIは逆位相と判定さ
れる回数である。上記N1は走行方向検出中において、
またe i2 (帯域フィルタ(7)による遅延を考慮
したもの)と、e13とが同しになった回数であり、N
Oは両人力が異なった回数である。
ステップ■において入力端子(13)から供給される電
圧信号e13を演算処理装置(16)内のメモリに取り
込む。ステップ■において、e13かLOWレベルか否
かを判別し、LOWレベルでない場合には、ステップ■
の処理を繰返し、e13が1、OW レベルである場合
には、ステップ■において、入力端子(13)から供給
されるe13を取り込む。ステップ■においてei3が
II I G 1ルベルか否かを判別し、e13が11
1 C11レベルでない場合には、ステップ■の処理を
繰返し、e13がII I CI+レベルである場合に
は、ステップ[株]において、サンプリング回数設定用
のメモリ変数をJを「1」にする。
即ち、上記ステップ■から■まての処理により、ei3
が最初にLOWレベルになった時からlllCl+レベ
ルに転するタイミングが検出される。そして、メモリ変
数Jを「1」にして、位相比較に入る。
ステップ■においてe13を時間間隔へτでサンプリン
グし、ステップ■においてメモリE3f月に格納する。
ステップ■において入力端子(12)から供給される電
圧信号をei2を取り込み、ステップ■においてei2
をΔτでサンプリングしてメモリE2i月に格納する。
ステップ■においてサンプリングをJM回(2To/Δ
τ回)行なったか否かを判別し、JMM回行っていない
と判別した場合には、ステップ[有]において、メモリ
変数JをrJ+IJにし、ステップ■において△てだけ
遅延さ、ステップ■の処理をする。即ち、JM回サンプ
リングするまでステップ■からステップ■の処理を繰り
返す。そして、サンプリングをJ M回行なったと判別
した場合には、ステップ■において、メモリ変数Jを「
1」にする。
ステップ@においてE3i月に格納したe13の値と、
E21Jlに格納したej2の値とが等しいか否かをJ
 −1,2,3・・・JTについて判別し、等しい場合
には、ステップqノ1こおいて、NIをrN I +1
にし、等しくない場合には、ステップ■において、No
をrNO+ljにする。そして、ステップ@において、
ステップ■から@の処理をJT回(e13の判周期のサ
ンリング回数)行なったか否かを判別し、JT回行なっ
ていないと判別した場合には、ステップ■においてメモ
リ変数Jを「J+1」にし、ステップ■の処理をする。
逆に上記ステップ[相]においてステップ■から@の処
理をJT回行なったと判別した場合には、ステップ■に
おいてei2とei3とが同じ値になった回数(Nl)
と、e12とe13とが異なった値になった回数(NO
)とを比較し、Nl>Noである場合には、ステップ■
において、e12とe13とは同相であると判定し、メ
モリEI+Nlを旧Gllレベルにし、Nl<Noであ
る場合には、ステップ[相]においてEIiNlの状態
をt、OWレベルする。そして、ステップ[相]におい
て上記ステップ■から[相]までの処理をM回行なった
か否かを判別し、M回行なっていない判別した場合には
、ステップ■においてメモリ変数NをrN+IJにし、
ステップ■から[相]の処理を行なう。上記ステップ0
において逆にM回行なっていると判別した場合には、ス
テップOにおいてei2とei3とか同位相と判定され
る回数(Ell)と、逆位相と判定される回数(EOI
)とを比較し、Ell)EOIである場合には、ステッ
プ■において走行方向検出信号E3をII I CI+
レベルにし、ステップ■においてE4をLOWレベルに
する。逆に、Ell<EOIである場合には、ステップ
@において走行方向検出信号E3をLOWレベル、ステ
ップ■においてE4を111 G 1ルベルにする。ス
テップ■においてメインフローに戻る 以上の走行方向検出フローを要約すれば、■から■まで
のステップにより、初期設定を行ない。
■から[相]までのステップにより、e13が最初にL
OWレベルになった時からII I C1ルベルに転す
るタイミングが検出される。
そして、■から0までのステップにより、ei3の一周
期2TOにわたってJM回(JM−2TO/△τ)サン
プリングを行ない、これをメモリE1 (N)に−時格
納し、ep3の判周期TOの間にep2とe13とが同
じ状態になっている回数(Nl)と、ep2とe13と
が異なった値になった回数(NO)とに基いて、−時的
に同相か逆相かをM回判定している。
次に、0から[有]までのステップにより、e12とe
13とが同位相と判定される回数(Ell)と、逆位を
目と判定される回数(EOI )とを比較し、メモリE
llの数が多ければ、最終的にe12とep3とが同相
であると判定し、走行方向判定信号E3をllIC11
レベル、E4をLOW レベルトすル。逆にEOIの数
が多ければ走行方向判定信号E3をtOWレベル、E4
をIIIGHレベルにしている。
第5E1図は、路側アンテナの位置検出を示すフローチ
ャートであり、ステップ■において、車両が位置検出領
域(第2図A参照)へ侵入していることを判定する。こ
れは、第5B図に示したフロチャートのステップ■のe
cをepに置き換え、ステップ■の処理を除いたフロー
チャートで実行される。また、変数NMは通信領域判定
の数と−致さる必要はなく、多くても少なくても良い。
そして、ステップ■においてep2の振幅e posを
検出する(第3E2図参照)。ステップ■においてピー
ク値e maxpと振幅e posとを比較し、e f
IlaXp> e posでない場合には、ステップ■
においてe posを現時点でのピーク値として保持し
、ステップ■においてep−α・e maxpなる式に
基づいてepを算出する。
(但し、α−(1/2) kであり、kシフト回数であ
り、適当に設定することが可能である。βは検出レベル
の急激な落ち込みを検出するための係数である。) 上記ステップ■において、逆にe ll1aXp> e
 posである場合には、そのままステップ■の処理を
する。ステップ■においてe posとepとを比較し
、e、pos>epの場合には、ステップ■の処理に戻
り、e pos < epになるまでステップ■から■
の処理を縁り返す。そして、epos<epとなると・
ステップ■において、位置検出信号E2をII I C
IIレベルにし、ステップ■においてメインフローに戻
る。
第5E’)図は、上記第5E1図のステップ■における
e12の振幅e posを、第3図の波形図に基いて検
出するサブルーチンを示す。ステップ■において演算処
理装置(1B)内のe pos格納メモリを「0」にす
ると共に、ステップ■において変数メモリJを「1」に
する(初期化する)。ステップ■において入力端子(1
2)に供給された第2の変調波成分の電圧信号e12を
、演算処理装置(16)内のメモリに格納する。ステッ
プ■においてepos −epos+ef2なる式に基
いて順次e posを算出し、ステップ■においてe 
posをJM回(ep2の一周期にわたるサンプリング
回数)算出したか否かを判別し、1M回算出していない
と判別した場合には、ステップ■においてJをJ+1に
し、ステップ■においてΔτだけ遅延させ、ステップ■
の処理をする。即ち、JM回サンプリングするまでステ
ップ■からステップ■の処理を繰り返す。そして、サン
プリングをJM回行なったと判別した場合には、ステッ
プ■において第5E1図のステップ■に戻る。
以上の路側アンテナ検出フローチャートによれば、演算
処理装置(16)により第2の変調波成分の振幅e p
osを検出しているので、第2の変調べ成分を検波して
振幅を検出する為の検波回路を不要とすることができ、
車載装置の構成を簡素化することができる。
また、順次検出される振幅e posの内から最大値e
 1laXpを検出し、この最大値をep−α・eBx
pなる式に代入することにより、第2の変調波成分の急
激な落ち込みの検出するための基準をep−α拳ema
xpなる式により求め、さらに、eposとepとを比
較することにより、第2の変調波成分の急激な落ち込み
の検出を相対的に行なっている。
即ち、閾値eβを第2の変調波成分の検出レベルの変化
に基いて変動させているので、受信装置の感度のバラツ
キや、路側アンテナと離れた車線を走行した場合におけ
る受信レベルのバラツキ等による路側アンテナ位置の検
出ミスを防止することができる。
しかも、eβ−Q ’ e ff1aXpなる式によれ
ば、e maXI)を2 kCk−1,2,3,−)で
割ることにより、θβ値を算出することができる。即ち
、e maxpをに回シフトするだけで、eβを求める
ことができるので、αとして適当な数値を代入するのと
比較して非常に処理速度を速くすることができる。
第5F図は、アンテナ切替えのフローチャートを示し、
ステップ■において、人ツノ端子(14)から人力され
るアイドルビットei4を演算処理装置(16)内のメ
モリに取込む。ステップ■において、ci4かII I
 G I+レベルか否かを判定し、II I G Hレ
ベルであると判定した場合には、ステップ■においてア
ンテナ制御信号E5を1.0νレベルにし、ステップ■
においてE6をII I CI+レベルにする。即ち、
ステップ■と■の処理により動作アンテナを前方向指向
性アンテナ(1)から後方向指向性アンテナ(2)に切
替える。ステップ■においてメインフローに戻る。
第5G図は、第5E図で説明した位置検出後における元
の状態への復帰フローチャートである。
ステップ■において入力端子(i2)に供給された電圧
信号ei2に基いてe posを検出し、これを演算処
理装置(1G)内のメモリ格納する。ステップ■におい
てe posとeβとを比較し、e pos < eβ
の場合には、ステップ■の処理に戻り、epO3>eβ
になるまでステップ■及び■の処理を繰り返す。そして
、ep□S>eβとなると、ステ・ンブ■において、位
置検出信号E2をLOWレベルにし、ステップ■におい
てメインフローに戻る。
第5H図は車両が通信領域から離脱する場合のフローチ
ャートである。
ステップ■においてメモリ変数Nを「1」にする。ステ
ップ■において、入力端子(11)に供給された受信レ
ベルの極小値(emin)を演算処理装置(16)内の
メモリに格納する。ステップ■において、極小値とee
とを比較し、efflln<ecでない場合には、ステ
ップ■に戻る。上記ステップ■において、逆に、emi
n>eeである場合には、ステップ■において、極小値
がNM回連続してemin>ecとなるか占かを判別し
、極小値がNM回連続してe[Iin>eeとらない場
合には、ステップ■において、NをN+1にし、ステッ
プ■に戻る。上記ステップ■において、極小値がM回連
続してemln<ecである場合には、ステップ■にお
いて、通(≦領域を離脱したと判定して、通信領域判定
信号E1をLOWレベルにする。ステップ■において川
明設定(メインフローチャートのステップ■)を行なう
第6図は、他の実施例を示すフローチャートであり、上
記実施例と相違する点は、第5E1図のステップ■にお
ける位置検出領域の判定を、受信レベルのディジタル信
号elfの極小値とep  (第2A図21(α)との
比較に基いて行なうのに替えて、e posとepとの
比較に基いて行なっている点である。
即ち、第6A図のステップ■において、メモリ変数Nを
「1」にする。ステップ■において、入力端子(12)
に供給された電圧信号ei2の極小値e minを検出
し、これを演算処理装置(16)内のメモリに格納する
。尚、極小値をとったのは、ei2も車両の進行と共に
、フェージングにより変動するからである。ステップ■
において、emlnとepとを比較し、ea+In>e
l)でない場合には、ステップ■に戻る。上記ステップ
■において、逆に、emln>epである場合には、ス
テップ■において、e ll1inがNM回連続してe
mln>ecとなるか否かを’I’ll別し、e mi
nがNM回連続してemin>el3とらない場合には
、ステップ■において、NをN+1にし、ステップ■に
戻る。上記ステップ■において、e winがM回連続
してe min>epである場合には、ステップ■にお
いて、通信領域に侵入したと判定して、通信領域判定信
号E1をII I CI+レベルにする。ステップ■に
おいて、メインフローに戻る。
上記の処理フローによれば、第2の変調波成分に基いて
位置検出領域の判定を行なうことができる。
第6B図は、上記第6A図のステップ■における極小値
検出のフローチャートを示し、ステップ■においてaW
処理装置(16)の極小値e 11inを格納するメモ
リを「0」にし、ステップ■においてメモリ変数NCを
「0」にする(初期化する)。
ステップ■においてe posを検出する(第5E2図
のサブルーチン)。ステップ■においてe posを極
小値として演算処理装置(16)内のメモリに取込む。
ステップ■において次に検出されるe posを取込む
。ステップ■においてステップ■て格納したe win
の値と、e posの値とを比較し、e min > 
e posである場合には、ステップ■においてメモリ
変数NCを「1」にし、ステップ■から■の処理を繰返
す。上記ステップ■においてemin < e pos
である場合には、ステップ■においてメモリ変数NCが
「1」であるか否かを判別し、「1」でないと判別した
場合には、ステラ■から■の処理を繰り返す。逆に、ス
テップ■においてメモリ変数NCが「1」でないと判別
した場合には、ステップ■において第6C1図のステッ
プ■に戻る。
尚、この発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、例えば前方向指向性アンテナ(1)と後方向指向性ア
ンテナ(2)とを従来と同様に一つのアンテナで構成し
、アンテナ切替器(3)、アイドルビット検出器(11
)を省略することが可能であり、その他種々の設計変更
を施すことが可能である。
〈発明の効果〉 以上のこの発明であれば、受信装置の演算処理手段によ
り、第1の変調波成分のレベルに基いて通信可能な領域
か否かを判定し、振幅変調信号の周波数と同し周波数の
クロックの位相と第2の変調波成分の位相とを比較して
車両がスブリットビムのどの領域にいるかを検出し、さ
らに、第2の変調波成分の振幅を検出し、振幅の変動に
基いて第2の変調波成分のレベルの落ち込み点を検出し
ているので、通信領域の判定、及び通信領域の高品質通
信の確保、路側アンテナ位置の検出、走行方向の検出等
を、それぞれ独立した回路で行なイつせるように構成す
るのと比較して、大1↑1に車載装置の構成を簡素化す
ることができると共に、低コスト化を達成することがで
きる。
従って、多くの車両に車載装置を搭載することを可能に
することができるので、路車間通信システムの活用を促
進させ、車両の運行をスムーズに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示すブロック図、第2図
は、受信電界強度分布、及び第2の変調波成分の検出レ
ベル分布を示す図、 第3図は、第2の変調波成分と1/[1のクロックとを
1 / nクロックの一周期にわたってサンプリングし
た状態を示す波形図、 T44図は、第2の変調波成分を一周期にわたってサン
プリングした状態を示す波形図、第5図は、フローチャ
ート、 第6図は、他の実施例、 第7図は、A/M逆変調方式の放射電界強度を模式的に
示す図、 第8図は、従来の車載装置のブロック図。 (4)・・受信増幅器、(8)・・データ再生器、(9
)・・・同期検出器、 (10)・・・第2の変調信号クロック再生器、(1G
)・・・演算処理装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、送信データフレームにしたがった信号により変調を
    施した第1の変調波信号によるビームと、送信データフ
    レームと同期し且つ互に逆相にされた振幅変調信号によ
    り変調を施した第2の変調波信号によるスプリットビー
    ムとを合成した合成ビームを、道路交通網の所定の位置
    に設置された路側アンテナから放射し、上記合成ビーム
    を受信する車載装置が、合成ビームから送信データフレ
    ームを復元して、各種データを取り込むようにした路車
    間通信システムにおいて、 上記車載装置が、受信した合成ビームから第1の変調波
    成分、及び第2の変調波成分を分離して抽出する抽出手
    段と、 第1の変調波成分より送信データフレームを再生するデ
    ータフレーム再生手段と、 再生された送信データフレームに基いて送信データフレ
    ームクロックを検出する同期検出手段と、 送信データフレームクロックを分周して振幅変調信号の
    周波数と同じ周波数のクロックを生成するクロック生成
    手段と、 第1の変調波成分のレベルに基いて通信可能な領域か否
    かを判定し、上記クロックの位相と抽出された第2の変
    調波成分の位相とを比較して車両がスプリットビームの
    どの領域にいるかを検出し、さらに、第2の変調波成分
    の振幅を検出し、この振幅の変動に基いて第2の変調波
    成分のレベルの落ち込み点を検出する演算処理手段を有
    することを特徴とする路車間通信システム。 2、上記演算処理手段が、第2の変調波成分を所定周期
    にわたってサンプリングし、第2の変調波成分の振幅を
    検出するものであることを特徴とする上記特許請求の範
    囲第1項記載の路車間通信システム。
JP260589A 1989-01-09 1989-01-09 路車間通信システム Pending JPH02183635A (ja)

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JP260589A JPH02183635A (ja) 1989-01-09 1989-01-09 路車間通信システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210057125A (ko) * 2018-09-30 2021-05-20 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 통신 방법 및 관련 기기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210057125A (ko) * 2018-09-30 2021-05-20 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 통신 방법 및 관련 기기

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