JPH0218294B2 - - Google Patents

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JPH0218294B2
JPH0218294B2 JP3356382A JP3356382A JPH0218294B2 JP H0218294 B2 JPH0218294 B2 JP H0218294B2 JP 3356382 A JP3356382 A JP 3356382A JP 3356382 A JP3356382 A JP 3356382A JP H0218294 B2 JPH0218294 B2 JP H0218294B2
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glass
filled
oxide powder
glass pipe
powder
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Kazunori Senda
Akira Iino
Masao Nishimura
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Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光フアイバ用母材、ロツドレンズ用母
材のごときオプテイカルガラスロツドの製造方法
に関する。
一般に、光フアイバやロツドレンズなどの母材
は石英系、多成分系などのガラス棒(ガラスロツ
ド)からなり、このガラスロツドをつくる際の1
手段として採用されている液相法(Liquid
Phase Techniques)では、耐熱性のルツボ内に
ガラス系酸化物粉末を入れてこれを溶融状態に
し、こうして得られたコア用ガラス、クラツド用
ガラスを再度炉中で溶融一体化してガラスロツド
をつくつている。
ところが上記の方法によりガラスロツドをつく
る場合、酸化物粉末をガラス化する際のルツボか
ら溶出した微量成分が当該ガラス中に混入してし
まい、このため屈折率のバラツキや伝送損失増が
生じるなど、光フアイバ用、ロツドレンズ用とす
べき良質のガラスロツドが得られなかつた。
また、上記の方法による場合は酸化物粉末の溶
融ガラス化からこれを棒状のガラスとするまでに
多くの工程を要することになるため、工程数が多
くなるとか、複雑になるといつた問題もあり、し
かもこの方法では、中心の屈折率が最大となり、
その中心から外周へ向うにしたがい屈折率が漸減
するようなガラス合成ができないから、GI型光
フアイバ用の母材となるガラスロツドはつくれな
い。
本発明は上記の問題点を解消すべくなされたも
のであり、以下その方法につき説明する。
まず、本発明方法の原理を第1図により説明す
ると、この第1図では一端が開口され、他端が閉
塞されている石英製のガラスパイプ1内に、すな
わち同パイプ1の空間部2内にガラス系の酸化物
粉末3を所定量だけ充填する。
ここでいうガラス系の酸化物粉末3は、気相ま
たは液相のガラス原料を火炎加水分解法または熱
分解法により別途に生成したものであり、その組
成は1例としてSiO2−GeO2−P2O5よりなる。
この酸化物粉末3はあとで熱処理されることに
より透明ガラスとなるが、その屈折率はGeO2
より高く、かつその融点はP2O5により低くなつ
ており、したがつて当該酸化物粉末3のガラス化
物は、高純度SiO2(石英)からなるガラスパイプ
1に比べ、高屈折率、低融点となる。
もちろんこの場合、酸化物粉末3はSiO2を主
成分とし、上記以外の高屈折率化合物、低融点化
合物を副成分としてもよい。
つぎに、空間部2内に酸化物粉末3が充填され
た上記ガラスパイプ1の開口端側を、回転自在か
つ上下動自在な支持具4により挾持し、同パイプ
1を回転させながら加熱装置(電気炉)5内へ低
速挿入する。
この加熱装置5内ではガラスパイプ1および酸
化物粉末3がともに高温加熱されることになる
が、酸化物粉末3はガラスパイプ1よりも低融点
であるから同パイプ1に先行して溶融され、透明
ガラス化される。
もちろん、この際の透明ガラスはガラスパイプ
1と融着する。
こうして酸化物粉末3を透明ガラス化した後
は、ガラスパイプ1を加熱装置5内から取り出し
て各部の冷却を待てばよく、これにより所定のガ
ラスロツドが得られる。
上記により製造されたガラスロツドは、酸化物
粉末3の透明ガラス化物が高屈折率であり、ガラ
スパイプ1がこれよりも低屈折率であるから、こ
のガラスロツドを既知の紡糸手段で加熱延伸する
ことにより、光フアイバが得られることになる。
また、上記酸化物粉末3の透明ガラス化工程と
その後の光フアイバ紡糸工程とを同時に行なう場
合、加熱装置5の後段に別の加熱装置(紡糸炉)
を配置しておき、上記により製造されたガラスロ
ツドをその加熱装置(紡糸炉)内へ連続導入して
紡糸すればよいことになる。
つぎに第2図、第3図で示した本発明の第1実
施例について説明すると、この実施例では多重管
構造としたガラスパイプ1a,1b,1c,1d
と、これらパイプ1a〜1dの各空間部2a,2
b,2c,2d内に充填された酸化物粉末3a,
3b,3c,3dとにより所望のガラスロツドを
製造するようにしたものである。
この実施例でも、各ガラスパイプ1a〜1dの
一端は開口され、その他端が閉塞状態となつてい
るが、これら各パイプ1a〜1dは当該閉塞状態
において互いに連結された構造となつている。
一方、各ガラスパイプ1a〜1dの空間部2a
〜2d内に充填された酸化物粉末3a〜3dはい
ずれもSiO2を主成分としているが、その副成分
であるドープ剤(例えばGeO2)の含有量が異な
つているため、3a>3b>3c>3dのごとく
中心の酸化物粉末3aが最大の屈折率、その中心
から外周へ向うにしたがい、他の酸化物粉末3
b,3c,3dの屈折率は段階的に小さくなつて
いる(第4図参照)。
上記のごとく酸化物粉末3a〜3dが充填され
た多重管構造のガラスパイプ1a〜1dも、第1
図の場合と同様加熱装置5を介して熱処理するの
であり、これにより各酸化物粉末3a〜3dは透
明ガラス化されることになる。
この際、各空間部2a〜2d内の酸化物粉末3
a〜3dからは高温の熱によりドープ剤の一部が
拡散することとなり、その拡散したドープ剤が各
ガラスパイプ1a〜1dへ溶けこむことになる。
したがつて、この実施例において各酸化物粉末
3a〜3dが透明ガラス化されてガラスロツドと
なつた場合、その屈折率分布は第5図のようにな
る。
つまり第2図、第3図の第1実施例ではGI型
光フアイバ用、ロツドレンズ用のガラスロツド
(母材)が得られることになる。
なお、この実施例において、各ガラスパイプ1
a〜1d相互にも屈折率差をもたせておいてもよ
く、こうした場合には第5図に示した屈折率分布
がよりなめらかになる。
さらに第2図、第3図の上記実施例の場合も、
これにより得られたガラスロツドを第1図と同様
の手段で紡糸することにより、所定のGI型光フ
アイバが得られ、もちろん当該ロツドの減径加工
率を小さくした場合にはロツドレンズが得られる
ことになる。
つぎに本発明の第2実施例を第6図、第7図に
より説明すると、この実施例では多重管構造とし
た粉末充填器6を介してガラスパイプ1内にガラ
ス系の酸化物粉末を充填するようにしたものであ
り、これに際しては、はじめ第6図のごとく開口
端を上向きとした粉末充填器6の各空間部7a,
7b,7c内へそれぞれ酸化物粉末3a,3b,
3cを充填した後、該粉末充填器6の外周にガラ
スパイプ1を被せ、つぎに第7図のごとくガラス
パイプ1の開口端が上向き、粉末充填器6の開口
端が下向きとなるようにこれらを反転させた後、
粉末充填器6のみを上方へ抜きとつて各酸化物粉
末3a,3b,3cをガラスパイプ1内へ残置さ
せるのである。
つまり、粉末充填器6内の各酸化物粉末3a,
3b,3cを、その充填状態を保持したまゝガラ
スパイプ1内へ入れかえるのである。
以下は第1実施例で述べたと同様の処理を施す
のであり、これにより所望のガラスロツドが得ら
れる。
もちろん、この第2実施例の場合も、各酸化物
粉末3a,3b,3cの組成を異ならせておくこ
とにより、第4図、第5図で説明した屈折率分布
が得られることになる。
また、ガラス化後の屈折率分布をより滑らかに
する場合は、ガラス化前においてガラスパイプ1
内の各酸化物粉末3a,3b,3cに振動を与え
るとか、回転による遠心力を与えるのがよく、こ
うすることにより、各酸化物粉末相互の界面で一
部の粉末が混じり合い、この結果、ガラス化した
際の屈折率分布が滑らかになる。
なお、上記において用いる粉末充填器6として
は金属製、プラスチツク製、ガラス製など、適宜
のものが採用できるが、特に望ましくは酸化物粉
末に対し滑性のあるものがよく、その滑性を得る
ため表面にコーテイング処理を施すこともある。
以上説明した通り、本発明方法によるときは、
一端が開口され、他端が閉塞されているガラスパ
イプ内に、別途に生成された互いに組成の異なる
ガラス系の酸化物粉末をそれぞれ同心円状の層に
区分して充填し、その後、当該粉末充填状態にあ
るガラスパイプを加熱して、その内部の酸化物粉
末を透明ガラス化するとともに該ガラス化物とガ
ラスパイプとを溶融一体化することを特徴として
いる。
したがつて本発明方法による場合、所望のガラ
スロツドをつくるのにルツボは不要であり、この
結果ルツボから溶出する微量成分がガラスロツド
中に混入するといつた品質上の問題は回避でき、
また、そのガラスロツドを得る工程は粉末充填工
程と加熱工程だけで殆ど足りるので製造難度がな
いとともに少ない工程数による能率向上もはか
れ、さらにGI型光フアイバ用、ロツドレンズ用
なども簡易につくれるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の原理を示した略示断面
図、第2図、第3図は本発明方法の第1実施例を
示した略示平面図と略示断面図、第4図、第5図
は同第1実施例における加熱前と加熱後における
屈折率分布を示した説明図、第6図、第7図は同
上の第2実施例を示した斜視図と断面図である。 1,1a〜1d……ガラスパイプ、2,2a〜
2d……空間部、3,3a〜3d……酸化物粉
末、6……粉末充填器、7a〜7c……空間部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端が開口され、他端が閉塞されているガラ
    スパイプ内に、別途に生成された互いに組成の異
    なるガラス系の酸化物粉末をそれぞれ同心円状の
    層に区分して充填し、その後、当該粉末充填状態
    にあるガラスパイプを加熱して、その内部の酸化
    物粉末を透明ガラス化するとともに該ガラス化物
    とガラスパイプとを溶融一体化することを特徴と
    したオプテイカルガラスロツドの製造方法。 2 多重管構造としたガラスパイプの各空間部内
    にそれぞれガラス系の酸化物粉末を充填する特許
    請求の範囲第1項記載のオプテイカルガラスロツ
    ドの製造方法。 3 多重管構造とした粉末充填器の各空間部内に
    それぞれガラス系の酸化物粉末を充填し、当該粉
    末充填状態を保持して各酸化物粉末をガラスパイ
    プ内へ入れかえる特許請求の範囲第1項記載のオ
    プテイカルガラスロツドの製造方法。 4 ガラス化時における屈折率分布が中心から外
    周に向けて徐々に小さくなるよう、ガラスパイプ
    内にはそれぞれ組成の異なる酸化物粉末を充填す
    る特許請求の範囲第1項または第2項または第3
    項記載のオプテイカルガラスロツドの製造方法。
JP3356382A 1982-03-03 1982-03-03 オプテイカルガラスロツドの製造方法 Granted JPS58151336A (ja)

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US8132429B2 (en) * 2004-04-27 2012-03-13 Silitec Fibers Sa Method for fabricating an optical fiber, preform for fabricating an optical fiber, optical fiber and apparatus
KR101140458B1 (ko) 2004-04-27 2012-04-30 실리텍 피버스 에스에이 광섬유와 그 프리폼 및 그 제조방법과 장치

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