JPH02182244A - 動力式寝台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、放射線治療装置や核磁気共鳴映像装置等に
用いられる動力式寝台に関し、特に全ての衝突を検出し
て自動的に動作を緊急停止させる動力式寝台に関するも
のである。

［従来の技術］ 第３図は、例えば特開昭５５−８７２４７号公報に記載
された従来の動力式寝台用衝突防止機構を示す構成図で
ある。

図において、（１）は導電ループ状の衝突検出スイッチ
であり、衝突によって容易に破壊されて断線するように
脆弱に形成されている。（２）は衝突検出スイッチ（１
）の両端間に接続された直流電源、（３）は衝突検出ス
イッチ（１）と直流電源（２）との間に挿入された抵抗
器である。

（４）は衝突検出スイッチ（１）の両端に接続された電
圧モニタ、（５）は電圧モニタ（４）に接続されて制御
信号Ｃを出力するコントローラである。

第４図は第３図の衝突防止機構を放射線治療装置に適用
した一例を示す構成図であり、（６）は制御信号Ｃによ
り駆動される動力源、（７）は動力源（６）により矢印
Ａ方向く例えば上下方向）に移動される寝台、（８）は
寝台（７）上に載置された人体である。

（９）は人体（８）に放射線を照射するための照射ヘッ
ドであり、人体（８）と対向する端面に衝突検出スイッ
チ（１）が取り付けられている。

次に、第３図及び第４図を参照しながら、従来の動力式
寝台の動作について説明する。

通常、コントローラく５）は、患者即ち人体く８）の治
療位置に応じて制御信号Ｃを出力し、動力源（６）を駆
動して寝台（７）を上下方向に移動させる。

このとき、衝突検出スイッチ（１）の導電ループは健全
であり、電圧モニタ（４）がほぼ零レベルの電圧を検出
しているため、コントローラ（５）は正常な制御信号Ｃ
を出力している。

ここで、人体（８）が寝台（７）と照射ヘッド（９）と
の間に挾まれそうになると、その直前に、人体（８）に
より検出スイッチ（１）が破壊されて導電ループが断線
する。これにより、電圧モニタ（４）は、直流電源（２
）及び抵抗器（３）により決定する高電圧を検出し、こ
の検出信号をコントローラ（５〉に入力する。従って、
コントローラ（５）は、制御信号Ｃを緊急停止として動
力源（６）を停止させ、人体（８）の安全を保証する。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の動力式寝台は以上のように、衝突検出スイッチ〈
１）を用いているので、衝突検出スイッチ（１）を取り
付けた特定部分に対する衝突しか防止することができず
、人体（８）の安全を確実に保証することができないと
いう問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たものて、不特定部分に対するあらゆる衝突をも防止で
きる動力式寝台を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る動力式寝台は、寝台を移動させるための
動力源と、寝台の実際の移動速度を検出する速度モニタ
と、動力源を駆動すると共に移動速度に基づいて寝台を
緊急停止させるためのコントローラとを備えたものであ
る。

［作用］ この発明においては、コンｌ−ローラが指令速度と移動
速度とを常に比較し、移動速度が異常に低下した場合に
は直ちに寝台を緊急停止させる。

［実施例１ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示す構成図であり、（５Ａ）
はコントローラ（５）に対応しており、（６）〜（８）
及びＣは前述と同様のものである。又、一 人体（８）の上方には、図示しないが、第４図と同様に
照射ヘッド（９）が対向配置されている。

（１０）は寝台（７）の実際の移動速度■を検出してコ
ントローラ（５＾）にフィードバックするための速度モ
ニタである。

第２図は時間に対する速度特性を示す波形図であり、実
線は制御信号Ｃに基づく指令速度■ｃ、破線は検出され
る移動速度■を示している。

次に、第２図を参照しながら、第１図に示したこの発明
の一実施例の動作について説明する。

通常、寝台（７）及び人体（８）がどこにも衝突しない
場合は、第２図（ａ）のように移動速度■は指令速度Ｖ
Ｃとほぼ一致した波形となり、人体（８）は寝台（７）
と共に制御子定位置まで移動して停止する。

このとき、制御信号Ｃは、寝台（７）を所定速度で移動
するように動力源（６）を制御するので、指令速度ＶＣ
は矩形波形となり、移動速度■は時間遅れにより台形波
形となる。

一方、寝台（７）の移動中に、寝台（７）又は人体（８
）が何かに衝突すると、第２図（ｂ）のように移動速度
■は急に低下する。

このとき、−点Ｍ線で示す制御予定の指令速度パターン
と移動速度■とを比較することにより、コントローラ（
５＾）は、移動速度Ｖが異常に低下したことを判定する
。この結果、コントローラ（５Ａ）は、衝突による異常
と判断し、移動予定位置まての指令速度パターン（−点
鎖線）を直ちに打ち切り、制御信号Ｃを緊急停止として
、指令速度ＶＣを零にして寝台（７）を停止さぜる。

これにより、衝突は初期段階で回避され、衝突の場所や
情況にかかわらず、人体（８）の安全は確実に保証され
、又、機器の破損も防ぐことがてきる。

尚、上記実施例では、放射線治療装置に適用した場合に
ついて説明したが、ＭＨＩと呼ばれる磁気共鳴映像装置
に適用してもよい。

又、寝台（７）の移動方向を上下方向としたが、他の移
動方向に対しても同等の効果を奏する。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、寝台の実際の移動速度
を検出する速度モニタと、動力源を駆動すると共に移動
速度に基づいて寝台を緊急停止させるためのコントロー
ラとを備え、移動速度が異常に低下した場合には直ちに
寝台を緊急停止させるようにしたので、いかなる衝突も
検出して人体の安全を確実に保証できる動力式寝台が得
られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す構成図、第２図（、
）及び（ｂ）は時間に対する速度特性を示す波形図、第
３図は従来の動力式寝台用衝突防止機構を示す構成図、
第４図は従来の動力式寝台の一例を示す構成図である。 （５＾）・・・コントローラ　　（６）・・・動力源（
７）・・・寝台　　　　　　（８）・・人体（１０）・
・速度モニタ　　　■・・移動速度Ｃ・・・制御信号　
　　　　Ｖｃ・・・指令速度尚、図中、同一符号は同−
又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 寝台を移動させるための動力源と、前記寝台の実際の移
   動速度を検出する速度モニタと、前記動力源を駆動する
   と共に前記移動速度に基づいて前記寝台を緊急停止させ
   るためのコントローラと、を備えた動力式寝台。