JPH0218108B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動送り式四角形布切れ股部縫付け
機械において四角形布切れ付きパンテイストツキ
ングの四角形布切れに設ける縫い縁を緊張させる
ための装置に関するものである。

同じ特許権者の発明特許出願第9391A／82号か
ら、下記を含む自動送り式パンテイストツキング
用四角形布切れ股部縫付け機械が既知である。

ａ 股部に縫付ける四角形布切れに設ける縫い縁
でパンテイストツキングをささえる中空ヘツド
の真下においてこの下着のパンテイ部を長く広
げると共に、こうして引き伸ばされた該パンテ
イ部を該ヘツドに引続き接近させるが、しかし
パンテイ部がヘツド内に吸い込まれる間に口に
達することはない第１気圧吸引器。

ｂ パンテイストツキングのパンテイ部とは別個
に、そして該ヘツド内へのその吸引に先立つ
て、該ヘツド内へのパンテイ部の吸引直後に、
ストツキング部を長く広げ伸ばすための、該第
１気圧吸引器のわきに配置された両第２垂直気
圧吸引器。

これまでの経験によつて確かめられた所では、
衣類、特に非常に長くしかも著しいしなやかさを
有するパンテイストツキング、のある種のもので
は、その衣類が該第１吸引器を去つた後、股部に
縫付ける四角形布切れに設ける縫い縁にしわを生
ずる場合が少くない。そのほか、ヘツド内への衣
類の吸引が不連続であり、そして緩慢である。

本発明の主要目的は、これらの欠点を除去する
ことである。

本発明の、それ以外の一目的は、送り装置から
衣類を移動させ、そして四角形布切れ股部縫付け
機械のヘツド内にこれを正しく位置させるのに要
する時間を短縮することである。これらの結果に
到達するには、本発明に合致して、ヘツドの下方
に位置しそして垂直方向にヘツドと同軸をなす状
態で可動である唯１本の垂直管内に、パンテイス
トツキングがヘツドそれ自体から吊下げられてい
る間にそのパンテイ部およびストツキング部を吸
引により集め、次に該垂直管の上端が該ヘツドの
口に接触するまで該管を接近させて間にある布地
をここに押込み締付け、そして最後に先ずパンテ
イ部をそれから引続きストツキング部を逐次ヘツ
ド内に吸引する、という着想を採用すればよい。
なお、これに協同動作するのが、まだ送り装置か
ら吊下げられているパンテイストツキングを該垂
直管の口に接近させそして案内するための手段、
および該垂直管から該ヘツド内へのパンテイスト
ツキングの吸引を容易にし増進するための手段、
である。

本発明に基づいて得られる利点はその本質にお
いて、パンテイストツキングの長さやしなやかさ
がどのようなものであつてもヘツドに付着するこ
の下着の区域内でしわを生ずることなしにパンテ
イストツキングが四角形布切れ股部縫付け機械を
移動すること、これまでに達成された値よりかな
り大きい、四角形布切れ股部縫付け機械における
パンテイストツキングの移動速度が実現されるこ
と、非常に長い期間にわたる場合であつても極め
て高い精度および動作信頼性が得られること、に
存する。

本発明のこれらの、そしてさらにそれ以外の利
点および特性は、これから述べる説明により、そ
して本発明の概略を示す実施例として掲げるので
あつて限定的な意味を持つとみなされるべきでは
ない添付図面の助けを借りる時、この方面の専門
家なら誰でもより良く理解することであろう。

本発明に基づく、自動送り式四角形布切れ股部
縫付け機械において四角形布切れ付きパンテイス
トツキングの四角形布切れに設ける縫い縁を緊張
させるための装置は、その本質的構造に絞つて考
察しそして添付図面を参照する時、下記を含む。

ａ 垂直であり、パンテイストツキングを集める
機能を有し、ヘツド４の下方にこれと同軸に位
置し、垂直に可動であり、そして下方への気圧
吸引部とパンテイストツキングのストツキング
部３６のクランプ部２２とを備えた垂直管２。
垂直管２の内部には、調節可能でありしかも互
換性を有し、垂直管２の口から突出し、そして
パンテイストツキングの内部断面積を減少して
これに吸引される空気の速度を増加すると共に
さらにその頂部によりヘツド４の口４０内に侵
入しそしてこうして間にある布地３４をここに
押込み締付ける機能を有するスリーブ２１があ
る。スリーブ２１からヘツド４へのパンテイス
トツキングの吸引を促進するために、スリープ
２１が持上げられるとその底部より低い高さに
おいて垂直管２の表面に開き口２０が設けら
れ、この開き口はヘツド４内への吸引が始まる
と直ちに既知手段により開放される。

ｂ 捕集管２のかたわらに固定され、パンテイス
トツキングのストツキング部３６およびパンテ
イ部３５を自発的に内部に捕集する最も狭い区
域を有し、かつ平面図でＶ字形の輪郭を有する
クレート３。

ｃ 垂直管２の口の上方においてパンテイストツ
キングのストツキング部およびパンテイ部を唯
１回で移動させそして案内しそしてこうして垂
直管２の内部への吸引を促進する機能を有し、
既知の手段により該クレート３の頂部で往復水
平運動をするかま（鎌）状のレバー５。

動作順序は次の通りである。

吊下げた状態でパンテイストツキングを運ぶ送
り装置９が、四角形布切れ股部縫付け機械のヘツ
ド４のまわりに同軸的な位置を占めると、パンテ
イストツキングのストツキング部３６およびパン
テイ部３５がクレート３内に配置され、その時レ
バー５が管２の口に移動し、そこでパンテイ部お
よびストツキング部は垂直管２内でスリーブ２１
を経て吸引される。引続き、ストツキング部３６
がクランプ２２により保持されている間に垂直管
２が持上げられ、そしてパンテイ部３５がヘツド
４中に吸引される。垂直管２の頂部がヘツド４の
口４０に達すると、スリーブ２１の頂部が、こう
して緊張した、間にある布地３４を該口４０内に
押込み締付ける。最後にストツキング部３６もヘ
ツド４内に吸引される。

ともかく、実際には、実施上の細部の点は、要
素の形状や寸法や配置につき、また使用材料の性
質につき、同等の様式で変えることができ、これ
によつても採用された解明の着想の範囲から逸脱
することはなく、従つてまた工業発明に関する本
特許により付与された権利の限界内に留まる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、四角形布切れ股部縫付け機械の送り
装置がパンテイストツキングを吊下げている時
の、本発明に基づく装置の非動作部の全体を示す
側面図である。第２図は、第１図の非動作部の平
面図である。第３図は、四角形布切れ股部縫付け
機械のヘツドがパンテイストツキングを吊下げて
いる時の、垂直管が引下げられそしてその内部で
吸引が作用した状態における、第１図の各部の、
一部断面で描いた全体の側面図である。第４図
は、垂直管の口にパンテイストツキングを案内す
るための部分を作動させた、第１図の各部の平面
図である。第５図は、垂直管が四角形布切れ股部
縫付け機械のヘツドに接近しつつある状態におけ
る、第３図の各部の、一部断面で描いた全体の側
面図である。第６図は、垂直管の口にパンテイス
トツキングを案内するための部分を作動させな
い、第５図の各部の平面図である。第７図は、垂
直管が上昇行程の終わりにあり、その内部で吸引
は作用せず、ストツキング部は締付けられ、そし
て四角形布切れ股部縫付け機械のヘツド内で吸引
が作用した状態における、第３図の各部の、一部
断面で描いた全体の側面図である。第８図は、ヘ
ツドの口内に間にある布地を押込み締付けるため
の部分の側面を示す断面図である。第９図は、パ
ンテイストツキングのパンテイ部およびストツキ
ング部が四角形布切れ股部縫付け機械のヘツド内
に吸引された状態における、第７図の各部の、一
部断面で描いた全体の側面図である。 ２……垂直管、４……ヘツド、５……レバー、
９……送り部、２０……開き口、３４……布地、
３５……パンテイ部、３６……ストツキング部、
４０……口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 下記を含むことを特徴とする、自動送り式四
   角形布切れ股部縫付け機械において四角形布切れ
   付きパンテイストツキングの四角形布切れに設け
   る縫い縁を緊張させるための装置。 ａ 口４０に達するまでヘツド４の下方の位置に
   ありながら共軸的に可動であり、かつヘツド４
   の口４０内にそう入されて間にある布地３４を
   ここに押込み締付けるように垂直管２の頂部か
   ら突き出ししかもその内部にあるスリーブ２１
   を有する垂直管２。 ｂ 該垂直管２のかたわらに位置しかつ平面図で
   Ｖ字形の輪郭を有するクレート３ ｃ 該クレート３の頂部にあつて往復水平運動を
   するかま（鎌）状レバー５。 ２ 該垂直管２が下向きの気圧吸引部を備えるこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の装
   置。 ３ 該垂直管２がクランプ部２２を備えることを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の装置。 ４ 該垂直管２が、スリーブ２１を持上げた時に
   その底部より低い位置を占めかつ既知の手段でさ
   えぎることのできる開き口２０を備えることを特
   徴とする、特許請求の範囲第１項記載の装置。 ５ 該スリープ２１が互換性を有ししかも該垂直
   管２に関して調節可能であることを特徴とする、
   特許請求の範囲第１項記載の装置。