JPH02180631A - ゾル・ゲル法によるセラミック中空微小球及びその製法 - Google Patents

ゾル・ゲル法によるセラミック中空微小球及びその製法

Info

Publication number
JPH02180631A
JPH02180631A JP1296034A JP29603489A JPH02180631A JP H02180631 A JPH02180631 A JP H02180631A JP 1296034 A JP1296034 A JP 1296034A JP 29603489 A JP29603489 A JP 29603489A JP H02180631 A JPH02180631 A JP H02180631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow
ceramic
hollow microspheres
sol
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1296034A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyung Hwa Moh
キュング フワ モ
Harold G Sowman
ハロルド ジーン ソウマン
Thomas E Wood
トーマス エドワード ウッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH02180631A publication Critical patent/JPH02180631A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/009Porous or hollow ceramic granular materials, e.g. microballoons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2/00Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • B01J2/02Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by dividing the liquid material into drops, e.g. by spraying, and solidifying the drops
    • B01J2/06Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by dividing the liquid material into drops, e.g. by spraying, and solidifying the drops in a liquid medium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2/00Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • B01J2/02Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by dividing the liquid material into drops, e.g. by spraying, and solidifying the drops
    • B01J2/06Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by dividing the liquid material into drops, e.g. by spraying, and solidifying the drops in a liquid medium
    • B01J2/08Gelation of a colloidal solution

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゾル・ゲル法による微細なミクロ組織をもつ
(microstructured)セラミック酸化物
及び非酸化物中空微小球(microbubbles)
に関する。
他の態様として、本発明は、そのような中空微小球を製
造するための方法に関する。中空微小球は、研磨材、低
密度構造複合体、充填剤、触媒基体、加工可能な耐火物
及び薬物放出調節担体として有用である。
〔従来の技術〕
繊維状及び複合体状のセラミックが用いられていること
はよく知られている。触媒担体、触媒、反射材料及び研
磨材として有用な、特に非中空球状のセラミックもよ(
知られている。最近多くのセラミックがゾル・ゲル法を
用いて製造されている。
ゾル ゲル法は当分野で知られている。例えば、米国特
許第4,349,456号、第3,709,706号及
び第4,290,847号参照、最近の技術についての
一般的な解説は、A、ウェストウッドその他による「ハ
イ・テクノロジー・セラミックス(HighTecbn
ology Cera論1cs)」(カッティング・エ
ツジ・チクノロシーズ、ナショナル・アカデミ−・オブ
・エンジニャリング)(Cutting Edge T
echnologies。
National^cademy of Engine
ering)(ワシントン、D、C,ナショナル・アカ
デミ−出版社)(1984)第117〜130頁に記載
されている。
噴霧乾燥により中空セラミック微小球を製造することは
、米国特許第4,421,562号明m1に教示されて
いる。この技術の欠点は、微小球が穴や亀裂をもつこと
である。
米国特許第4,837,990号明細書には、吹き込み
法により製造された中空セラミック多孔買微小球が記載
されている。得られたセラミック微小球は、2000〜
4000μlの直径を有し、−暦車さな大きさの中空球
状体(bubble)は教示されていない。
米国特許第4,279,632号明細書には、押し出し
た材料を個々の球状体へ破断する振動法により同心状の
中空球状体を製造する方法及び装置が記載されている。
この方法は、上昇させた操作温度で流体のガラス又は金
属の如き低融点材料を用いる場合に有用である。
非ガラス状セラミック金属酸化物マイクロカプセル及び
そのようなマイクロカプセルをゾル・ゲル法により製造
する方法は、米国特許第4,349,456号明細書に
記載されている。この方法により製造されたゲル中空球
状体は有機脱水用液体で満たされており、それは中空球
状体を壊さないようにかなりの注意を払って除去しなけ
ればならない。
被覆、焼結及び還元の組合せによって製造された中空セ
ラミックボールは、米国特許第4,039,480号明
細書に記載されている。しかし、この方法は複雑で、そ
のようにして得られたボールは大きいく例えば、2.7
9〜3 、96xzである5×7メツシユの大きさ)。
中空有81樹脂微小球に金属化合物を含浸させ、焼成し
て助剤を除去することにより製造されたセラミック金属
酸化¥@微小球は米国特許第3.792,136号明細
書に記載されている。得られる中空微小球は、一般に5
0μ2〜10xxの大きな直径を持ち、一つの例として
平均直径が311の時、肉厚は17μlであると記載さ
れている。
米国特許第2,978,340号明細書には、気体発生
剤を用いた融解(溶融又はガラス状態)法により製造、
された無機微小球が記載されている。その製品は大きさ
が均一でなく、微小球は全てが中空になるわけではない
米国特許第3,975,194号明細書には、複雑な方
法により製造された中空微小球が教示されている。
得られる微小球は不均一な断面を有する。
米国特許第4,772,511号明細書には、ジルコニ
アを基に・したセラミックビーズを製造するために、形
成媒体として植物油又はその誘導体を使用することが記
載されている。
〔本発明の要約〕
簡単に述べると、本発明は、非酸化物成分(又は相)及
び酸化物成分(又は相)の少なくとも一種類から本質的
になるばらばらな自由流動性のセラミック中空微小球で
、各中空微小球がセラミック壁及び一つの中心空腔を有
し、1〜300μlの範囲の直径と、中空微小球の直径
の10%より小さい肉厚を有するセラミック中空微小球
を与える。
本発明は、ゾル・ゲル法により導かれた非ガラス状の微
細なミクロ組織をもつ均一で中空の滑らかな酸化物含有
及び非酸化物含有セラミ・ツク中空微小球を与える。中
空微小球は、その直径の0.5〜約8%の肉厚を有する
のが好ましい6本発明の中空微小球は本質的に全てが酸
化物であるか、又は全てが非酸化物であるか、又はそれ
らは酸化物と非酸化物との組合せからなっていてもよい
、酸化物成分は非酸化物成分と固溶体として存在してい
てもよく、或はそれら二つの成分がX線回折分析(X 
RD ’Iによって同定することができる分離した相と
して互いに混合した形で存在していてもよい(両成分の
比は本質的に重量でo : too〜100:Oである
)、特に有用な中空球状体は、95:5〜5:95の重
量比の範囲の非酸化物対酸化物成分の組成物を有する。
これらの比率はX線回折分析によって決定してもよい1
本発明の中空微小球は、すべてが酸化物相か、又はすべ
てが非酸化物相から本質的になっていてもよく、或はそ
れらは窒化物、炭化物及び酸化物相の少なくとも一種類
との混合物からなっていてもよい、特に有用なものは、
本質的に100重量%の非酸化物を含む中空球状体であ
るが、酸化物含有量が5重量%より少ないものも有用で
ある。
別の態様として、本発明は、ゾル・ゲル法により誘導さ
れた微細なミクロ組織をもつ酸化物及び非酸化物含有セ
ラミック中空球状体を含む成形セラミック物品を与える
更に別の態様として、本発明は、高晶質(均一な大きさ
及び形)で肉薄の酸化物含有及び非酸化物含有セラミッ
ク中空微小球を高収率で与えるゾル・ゲル法を教示する
。ゾル前駆物質及び、膨張剤として言及する適当な液体
を適当な条件の下で中空球状体形成促進媒体に添加する
と、生のゲル化した中空微小球を与え、それを焼成する
と、中空球状体の直径の10%より小さい肉厚を有する
セラミック中空微小球になる。その方法は、それら中空
球状体が形成される条件によって、中にガス又はガス混
合物が閉じ込められた中空微小球を与える。
本発明の方法は、酸化物含有セラミ・ツクを非酸化物含
有セラミックへ転化するため当分針で知られている範囲
よりかなり低い焼成温度範囲、好ましくは約300℃よ
り低い範囲を与える。
従来技術では教えられていないことであるが、本発明で
教示することは、均一な球形をした1〜300μlの範
囲の直径を有する、ゾル・ゲル法により誘導された非ガ
ラス質で微細なミクロ組織をもつ肉薄中空非酸化物含有
セラミック微小球で、好ましくはそれら中空球状体の直
径の約0.5〜約8%、−層好ましくは0.5〜5%の
肉厚を有する中空微小球、それらの中空球状体を含む成
形物品及びそのための製造方法である。中空球状体は、
肉薄中空微小球と言ってもよく、研磨材、触媒担体、絶
縁材料等として有用である。
本明細書中で用いられている用語の説明:「ゾル前駆物
質」又は[ゾル・ゲル前駆物質」とは、金属塩、塩基性
金属塩、加水分解可能金属錯体、例えば、アルコキシド
、酸化物、水酸化物、オキシ水酸化物又はそれらの混合
物の如き無機固体のコロイド状分散物、及びフィルム形
成剤の如き助剤を含む液体(溶液又は分散物又はそれら
の混合物)を意味する。
「セラミック」とは、その製造過程の成る段階で高温を
適用することが必要な無機非金属材料(金属の酸化物、
炭化物及び窒化物を含む)を意味する。
[本質的に全てが酸化物又は非酸化物」とは、標準粉末
X線回折分析によって酸化物又は非酸化物相が検出され
ることを意味する。
「ゾル・ゲル」とは、セラミック分野で用いられている
用語であり、ゾル又は溶液前駆物質又はそれらの組合せ
からセラミックを製造するのに適用される。
「フィルム形成剤Jとは、ゾル前駆物質又はそれらの混
合物に添加した時、溶剤を除去する間にフィルム形成を
惹き起こす、即ち、液体の表面が溶媒を除去する間に粘
度が増大し、表面に皮又は膜を形成する化学物質、一般
に重合体を意味する。
溶媒を除去すると、溶液表面で惹き起こされる)イルム
形成剤の濃度増加が粘度の増大を起こし、それが″皮′
°又は膜を形成するものと考えられる。
「助剤」とは、中空球状体を形成する際に肉厚や大きさ
を一層均一にするのに役立つ、前駆物質混合物中のソー
ダ(例えば、炭酸ナトリウムとして導入されたもの)、
ボリア又は五酸化燐の如き融剤及び、メチルセルロース
の如き発散性重合体添加物を含めた、本発明の組成物中
に存在させてもよい物質を意味する。
[膨張剤(bloating agent) Jとは、
中空球状体形成促進媒体の温度以下の沸点を有し、ゾル
前駆物質に対し大きな溶解度又は混和性を有し、加熱で
生じた中空球状体の迅速なi張を惹き起こす液体を意味
する。
「非ガラス質」とは、セラミックが、溶融ガラスの如く
、高温で液体状態にした原料の溶融物又は混合物から誘
導されたものではないことを意味する。ここで用いられ
ているように、この用語は本発明のセラミック中空微小
球を、溶融法によって調造されたガラス組成の中空球状
体から区別するものである。
「焼成」又は「焼成された固体」とは、実際の酸化物同
等物を意味し、その重量%は、試料を秤り、それを乾燥
し、発散性成分を除去し且つ酸化物へ転化するのに充分
な温度、例えば、400℃以上、好ましくは600〜1
000℃の範囲の温度へ焼成し、水及び有機物質及び他
の全ての揮発性成分を除去し、その焼成した試料を秤量
し、この焼成重量を最初の試料重量で割り、その商を1
00倍することによって得られる。
「透明」とは、壊れたセラミック中空微小球即ち球状体
の壁を光学的R微鏡(例えば、100倍で)見た時、可
視光線を透過する性質を有し、その為、中空微小球の壁
の下にある物体、例えば、中空微小球と本質的に同じ性
質を有する物体を、その中空微小球の壁を通してはっき
りと見ることができることを意味する。推奨される方法
は、中空球状体の破片を透明油中に沈めて観察すること
であろう、その油の屈折率は、中空微小球の壁の屈折率
に、それらが見えなくなる程(完全に屈折率が一致した
場合のように)近くてはいけない、完全な中空球状体全
体をW4微鏡で調べると、球状体の中の中空空間は、空
気と油の屈折率の相違のため暗く見える。本発明の中空
球状体は全てが透明或は半透明になるわけではない、多
くのもの、例えば、主に炭化物を含有する組成物の中空
球状体は不透明である。
F完全に緻密」とは、中空球状体の璧が理論的密度に近
く、B 、E 、T 、窒素吸着法(材料に窒素ガスを
接触させて得られた窒素分子吸着量に基づく)の如き標
準的分析法により検出することができる開口気孔を実質
的に持たない(即ち気孔の量は4体積%より少ない)こ
とを意味する。そのような測定は、試料の単位重量当た
りの表面積(例えば、x”/l)についてのデーターを
与える。密度は、水銀ビクノメーター又は多孔度肝を用
いた方法により壁の破片について測定することができる
。比表面積(m2/g>が大きくなる程表面不規則性及
び(又は)気孔率が大きくなることを示している。比表
面積及び気孔率の測定は、ニューヨーク州ジオセットの
カンタクロム社(Quantachrome Corp
、)製の力ンタソルブ(Quantasorb) (商
標名)装置で行なってもよい。
[グレインJとは、1)結晶材料中の結晶子、及び 2
)無定形材料中のドメイン(domain)又はコロイ
ド成粒子分意味する。
「ミクロ組織(microstructure) Jと
は、セラミック物体を構成する一次結晶子の構造及び大
きさ、これらの結晶子を配列させる充填状態、そのよう
な配列構造及びそれらの結晶子から導がれな三次元的網
目構造を意味する。微細な「ミクロ組織」とは、材料が
非常に小さな結晶子(一般に同軸結晶子の場合に約1μ
l以下の直径)からなることを指している。
「平衡沸点法Jとは、次のような中空微小球形成法を意
味する。膨張剤として言及する低沸点液体の成る量と混
合又はそれを含む液滴の形にゾル前駆物質を噴霧し、熱
い撹拌された液体の中空球状体形成促進媒体中へ液滴状
に入れ、ゾル液滴の大きさに依存した成る時間の後、そ
れらの液滴は平衡沸点に達し、ゲル粒子は内部のガスが
膨張するのに従って膨らむ、膨らんだ中空球状体の密度
が中空球状体形成促進媒体の密度より低くなると、平衡
沸点に到達し、粒子は中空球状体形成促進媒体中を上昇
し、その表面に浮く。
[生)とは、焼成によってセラミック物品へ転化するこ
とができる未焼成ゲル化物品を意味する。
「凝集防止剤」とは、焼成前の本発明の生のゲル化中空
微小球と混合された分解可能な炭素含有化合物を意味し
、それは化合物の混合物或は嵩張った形態をしていても
よく、そのような薬剤の存在は中空微小球の付着を防止
する。
〔好ましいB様についての詳細な記述〕一つの態様とし
て、本発明は、微細なミクロ組織をもつ中空で滑らかな
酸化物及び非酸化物含有セラミック中空球状体の製造方
法で、 (1)セラミックゾル前駆物質と、ここでは膨張剤とし
て言及する揮発性液体とを含有する混合物を与え、 (2) 前記混合物を、好ましくは液滴として、適切な
速度及びやり方で、生の中空微小球を形成させるのに適
した温度に維持された与えられた中空球状体形成促進媒
体中へ入れ、好ましくは前記中空球状体形成促進媒体は
脂肪族アルコール、例えば、オレイルアルコール、又は
ビーナツツオイルの如き長鎖カルボン酸エステル、又は
それらの混合物、又はオレイルアルコールと他の植物油
又は植物油誘導体との混合物の如き液体であり、(3)
生の中空微小球を、好ましくは濾過により分離し、 (4)前記生の中空微小球を、任意に炭素源を与える凝
集防止剤と混合して、酸化物含有セラミック中空微小球
のためには空気中で、非酸化物含有中空微小球のために
は不活性又は還元性雰囲気中で、前記生の中空微小球を
酸化物又は非酸化物含有セラミックへ転化するのに充分
な温度範囲で焼成し、そして (5) 前記焼成したセラミック中空微小球を収集する
、 諸工程からなるセラミック中空球状体の製造方法を与え
る。
ゲル化した中空微小球へ木質セルロースの如き炭素源を
添加することは、 a)処理中の中空球状体の凝集を防ぎ、h)非酸化物含
有中空微小球が望まれる場合には、炭素源が中空微小球
を非酸化物含有中空微小球へ転化するのを助ける、 ことに役立つ。
ゲル化した又は生のセラミック中空微小球の焼成が、不
活性又は還元性雰囲気の存在下で充分高い温度で行われ
る場合、生の酸化物含有セラミック中空微小球は、IP
M化物含有セラミック中空微小球へ転化することができ
、好ましい雰囲気は窒素又はアルゴンである。
本発明の中空酸化物含有セラミック微小球を製造するの
に有用なゾル前駆物質は、当分前でよく知られており、
それには、アルミナ、アルミナ・マグネシア、チタン酸
バリウム、ムライト、アルミナ・シリカ(米国特許筒4
,047,965号)、アルミナ・ボリア及びアルミナ
・ボリア・シリカ(米国特許筒3,795,524号参
照)、チタニア(米国特許筒4.166.147号)、
シリカ、ジルコニア、ジルコニア・シリカ〈米国特許筒
3,709,708号及び第3,793,041号〉、
ジルコニア・イツトリア、ジルコニア・マグネシア、ジ
ルコニア・カルシア、ジルコニア・セリア及び他のジル
コニア倉有材料(米国特許筒4.772,511号)、
ドリア・シリカ・金属(1)酸化物(米国特許筒3,9
09,278号)及びアルミナ・クロミア・金属(IV
)酸化物(米国特許筒4,125,406号)が含まれ
る。
ゾル前駆物質の代表的な例には、酢酸ジルコニル、アル
ミニウムホルモアセテート、テトライソプロピルチタネ
ート、及び米国特許筒4349456号明細書に記載の
ものが含まれる。非酸化物含有セラミック中空微小球を
製造するのに有用なゾル前駆物質には、金属及び非金属
の窒化物及び炭化物のコロイド状粒子を含むものも含ま
れ゛る。ゾル前駆物質の濃度は、ゾル成分の性質に依存
するであろうが、−iに9〜22重1%の固形物の範囲
のにあるであろう、ゾル前駆物質の密度は、1.1〜1
 、f/CCの範囲にすることができる。ゾル前駆物質
の粘度は、50〜1oose Pの範囲、好ましくは5
00〜800e Pの範囲にすることができる。
本発明で用いられる膨張剤には、ゾル前駆物質又はその
混合物へ添加される液体で、加熱により液滴の膨張即ち
膨らみを起こすどのような液体でも含まれる。この膨張
は、主に発生時のゲル中空球状体内部で、気化した膨張
剤からなるガス又は蒸気が急速に形成される結果である
と考えられる。
膨張剤は、中空球状体形成促進媒体の温度より低い沸点
及び、ゾル前駆物質又はその混合物に対する大きな溶解
度又は混和性の性質をもつことを特徴する。中空球状体
形成促進媒体の温度以下の沸点を有する揮発性化合物は
、中空微小球の形成に有用である0代表的な例には、大
気圧(7601−−ル)で25〜100°Cの範囲で沸
騰する液体が含まれ、クロロホルムの如きハロカーボン
、ホルムアルデヒドの如きアルデヒド、エーテル、エタ
ノール及びメタノールの如きアルコール、アセトン及び
メチルエチルケトンの如きケトン及びそれらの混合物、
例えば、液体ハロカーボン〔例えば、フレオン(Fre
on) (商標名)11(プラウエア州つイルミントン
のデュポン社)及びゼネトロン(Genetron) 
(商標名)11にュージャージー州モリスタウンのアラ
イド・ケミカルil:)〕とメタノールとの混合物〔1
ハ体積比(vol/vol))が含まれる。好ましい膨
張剤には、アセトン、及び液体フレオン11とメタノー
ルとの混合物(1/1体積比)が含まれる。
本発明で有用な膨張剤は、本発明の平衡沸点法のゲル形
成温度以下で完全な揮発性示す、適当な膨張剤には、中
空球状体形成促進媒体の沸点より低い沸点を有し、ゾル
前駆物質と混和できる有機液体が含まれる。膨張剤又は
その混合物は、ゾル前駆物質に対し溶解度又は混和性(
少なくとも5重量%)を有する。11張剤の混和性又は
溶解度は、前駆物質で用いられる液体の選択によって影
響を受けることがある。
本発明で用いられる中空球状体形成促進媒体とは、中空
球状体形成温度で液体であるものを指し、その液体にゾ
ル前駆物質と膨張剤との混合物を液滴状に入れ、続いて
平衡沸点法により中空球状体へ転化し、それら中空球状
体はゾル・ゲル過程で固くなる。有用な中空球状体形成
促進媒体には、少なくとも8個の炭素原子を有する長鎖
脂肪酸のエステル、植物油、例えば、コーン油、サフラ
ワー油、大豆油、ひまわり油、ビーナツツ油、これらの
油の種々の誘導体及びそれらの混合物、及び少なくとも
8個で20個までの炭素原子を有する長鎖アルコール、
例えばオイルアルコール及びそれらの混合物、及びこれ
らのカルボン酸エステル、アルコール及び油のいずれか
の組合せが含まれる。
特に有用な中空球状体形成促進媒体は、オレイルアルコ
ール及びオレイルアルコールとビーナツツ油との混合物
、特にそれらの171(体積化)混合物である。
成形セラミック物品を製造するためのゾル・ゲル法は当
分野でよく知られており、当分野で教示されている0例
えば、米国特許第4,349,456号、第3,709
,706号及び第4,290,847号参照。一般にゾ
ル・ゲル法は、金属酸化物のコロイド状分散物、ゾル、
アコゾル(nquasol)、又はヒドロシル、又はそ
の前駆物質をゲルへ転化する方法である。ゲルは、一種
類以上の成分が化学的又は物理的に三次元網目構造を形
成するような程度まで架橋された材料である。この網目
構造の形成は、混合物の粘度を増大し、網目構造内に液
体相を機械的に固定する結果を与える。ゾル・ゲル法は
、ガラス中空球状体形成法よりも低い処理温度を使用す
ることができる利点を有し、従って、製造される単位重
量当たり必要なエネルギー消費が少なくてすむ。
本発明の方法では、ゾル・ゲル法により高品質で肉薄の
生のセラミック中空微小球が製造され、この場合そのゾ
ル・ゲル法は、ゾル前駆物質と液体m張剤との混合物を
中空球状体形成促進媒体へ液滴状に添加し、得られた中
空微小球を調節されたゲル化(平衡沸点法)にかけるこ
とにより、これらの中空微小球を形成させる現象を利用
している。
加圧空気(0,4〜1.1kg/cm2の範囲)と加圧
ゾル前駆物質(0,4〜1.1ky/cm”の範囲)と
の組合せが、当分野で知られているような噴霧ノズルを
通して噴霧された時、微小粒径(例えば、200μlよ
り小さい)液滴を形成するゾル前駆物質をもたらすこと
が見出された。ゾル対膨張剤との比率は、ゾルの性質に
依存する。一般に、ゾル前駆物質対膨張剤の体積比は、
(70〜99):(1〜30)の範囲にすることができ
る。ゾル前駆物質対中空球状体形成促進媒体の体積比は
(1〜20) : (80〜99)の範囲にすることが
できる。
ゲル化工程に続き、形成された中空微小球を乾燥して生
の(未焼成)生成物を与え1次にその生の中空微小球を
焼成して高温で安定な耐火性セラミック材料を与えるこ
とが屡々行われる。
アセトン又はエタノール、好ましくは1:1体積比の液
体ハロカーボンとメタノールの如き低沸点液体(Eij
張剤と呼ぶ)を成る量含むゾル前駆物質液滴は、熱い液
体(中空球状体形成促進媒体と呼ぶ)中に滴下した時膨
張即ち中空球状体になることが発見された。更に、その
液滴を膨張と同時にゲルにすると、得られた生のゲル化
中空球状体が得られ、それらは分離して焼成すると強く
て良く形成されたセラミック中空微小球を与えることが
発見された。
ゲル化は、一つの方法又は複数の方法の組合せによって
惹き起こすことができ、その選択は前駆物質溶液の性質
に依存する。米国特許第4,349,458号明細書に
教示されているように、塩基性金属塩を含有するゾルは
屡々脱水的にゲル化することができ、即ち、形成用媒体
によってゾル液滴から水を除去することにってゲル化す
ることができる。
米国特許第2,689,226号明細書に記載されてい
るように、熱分解してアンモニアを生ずるヘキサメチレ
ンテトラミンの如き助剤をゾル前駆物質中に配合すると
ことは、成る系で発生時の中空球状体をゲル化するのに
用いることができる。ゲル化を惹き起こす他の方法には
、米国特許第2,668,749号明細書に教示されて
いるような弱塩基の添加、及び制御された金属対イオン
(counterion)の除去〔例えば、J、L、ウ
ッドヘッド及びり、L、七ガルによるOr、 Cera
m、 Proc、、 36(1985)123−128
参照〕が含まれる。これらの技術を変えたもの及びそれ
らの限界は当業者に明らかである。
理論に縛られたくはないが、ゾル前駆物質と液体膨張剤
との混合物の液滴又は微小液滴は、温度制御された中空
球状体形成促進媒体に添加すると、膨張して中空微小球
になると考えられる。低沸点膨張剤は、熱い中空球状体
形成促進媒体と接触すると、気化し、得られた蒸気又は
ガスが中空球状体の形成を惹き起こすと考えられる。こ
の全過程を平衡沸点法として言及する。
好ましい態様として、膨張剤とゾルとの混合物からなる
液滴を熱いオレイルアルコール(中空球状体形成促進媒
体)中へ浸漬すると、高品質の生の中空微小球を生ずる
1本発明は、中空球状体形成促進媒体ではなく、ガス(
例えば、空気、ガス、蒸気等)で充填された中空球状体
を与える。生の中空微小球の壁は、生の中空微小球を充
分高い温度へ焼成することにより完全に緻密にすること
ができる。
ゲル化工程では、中空球状体形成促進媒体は、ゾル前駆
物質及び助剤を含めた他のゾル成分に対する溶解度が低
く(例えば1重量%より少ない)5使用する温度範囲で
合理的な安定度をもち、得られるセラミックの化学的前
駆物質(例えば、ゾル前駆物質、助剤、凝集防止添加剤
等)に対し不活性であり、その媒体を回収しく適当な処
理、例えば水、酢酸等の除去により)、そして再循環可
能である特徴を有する。
中空球状体形成促進媒体の温度は、50〜150℃、好
ましくは80〜ioo℃、最も好ましくは90〜97℃
の範囲に維持される(本発明で言及される温度は全て、
特に指示しない限り、℃による)、中空球状体形成促進
媒体はオレイルアルコールであるのが好ましい、オレイ
ルアルコールと、植物油、コーン油、サフラワー油、大
豆油、ひまわり油、ビーナツツ油及びそれら油の種々の
誘導体の如き油との混合物も用いることができる。オレ
イルアルコールとビーナツツ油との混合物は便利な媒体
である。
中空球状体形成促進媒体は、中空微小球形成後、r過に
より回収し、得られたP液を約118℃より僅かに高く
加熱することにより再生しく例えば、金属酢酸塩及び金
属ホルモアセテートの如きゾル前駆物質から残留酢酸及
び蟻酸及び水を除去し)。
次に中空球状体の形成のために用いることができる。
例えば、ムライトセラミック中空微小球を製造するため
には、塩基性カルボン酸アルミニウムと、コロイド状シ
リカと、安定化剤(例えば、アルミニウム硼珪酸塩繊維
についての米国特許第3.795,524号及び第4,
047,965号明細書に記載されているような乳酸)
の如き助剤との混合物からなるゾル前駆物質を、一般に
濃縮しく典型的には焼成固体約20重量%へ)、然る後
、膨張剤及び任意の助剤からなる第二の混合物を添加し
、その任意の助剤にはメチルセルロースの如きフィルム
形成剤〔メトセル(Methocel)(商標名)、ミ
シガン州ミツトランドのダウ・クミカル社〕又はポリビ
ニルピロリドンが含まれてもよく、その結果得られた混
合物は、その混合物を噴霧器を通して中空球状体形成促
進媒体中へ添加した時、液滴又は微小液滴を形成させる
のに都合の良い密度及び粘度(例えば、密度= 1.1
〜1.5g/cc、好ましくは約LZg/cc、粘度5
0〜1000c P、好ましくは約500c Pの範囲
にある)を持つようにする。
着色剤、フィルム形成剤及び安定化剤の如き助剤を、ゾ
ル前駆物質の0〜10重量%の範囲の量でゾル前駆物質
又は膨張剤に存在させることができる。
上述の混合物の濃縮は、商業的回転蒸発器〔例エバ、ニ
ューヨーク州ウエストべり−のバチ/ブリンクマン(口
uchi/Br1nk+5ann)回転蒸発器〕で蒸発
させることにより簡単に達成することができる。
要するに、回転蒸発は、外部から加熱された回転容器か
ら液体を蒸発させ、冷却された収容フラスコ中へ導くこ
とを含み、屡々減圧で行われる。
ゾル前駆物質、フィルム形成剤の如き助剤及び膨張剤か
らなる混合物を、加熱された中空球状体形成促進媒体へ
液滴又は微小液滴として添加する。
上記液滴を形成するのに、スプレー、噴霧、注射器によ
る添加及び池の当分野で知られた手段の如きどんな手段
でも利用できる。中空微小球は噴霧によって最もよく形
成される。噴霧とは、噴霧ノズルを通ってスプレーする
時に、約0.4〜1.1kg7cm2、好才しくは0.
7kg/cz2(5〜15、好ましくはlopsig>
の加圧空気と、約0.4〜L1kg/cj2、好ましく
は0.5ky/cz2(5〜15psig、好ましくは
7 psig)の加圧ゾル前駆物質との組合せを用いる
ことにより、ゾル前駆物質を!R細な大きさの液滴へ破
断することを意味する。
液滴が、加熱された中空球状体形成促進媒体中へ導入さ
れた時、液滴の膨張とゲルの形成が同時に起き、生の中
空微小球を与える。
得られたゲル化した即ち生の中空微小球は、濾過により
中空球状体形成促進媒体から取り出すことができく中空
球状体形成促進媒体P液は再循環することができる)、
そして焼成してセラミック中空微小球を与えることがで
きる。好ましくはそれら中空球状体を先ずエタノールの
如き適当な有機溶媒で洗浄しく残留中空球状体形成促進
媒体を除去するために)、市販のツルカフロック(So
 l kaFloe) (商環名)〔ニューハンプシャ
ー州ベルリンのジームス リバー社(Ja@es Ri
ver Corp、))の如き純粋な木質セルロース源
と混合し、この混合物を次に酸化性雰囲気(例えば空気
)中で焼成する。得られた中空球状体を、緻密化を起こ
させるのに充分な温度へ焼成することにより、丈夫な透
明で肉薄の不透過性(即ち、本質的に流体の拡散或は流
れを通さない)セラミック中空球状体を生ずる。
用いられる特定のゾル前駆物質及び焼成温度により、力
2成したセラミック中空球状体の壁は多孔質であるが熱
で密関可能なものになるか、又は緻密で不透過性のもの
になる。中空球状体の壁中の金属酸化物は、全体又は一
部分が、多結晶質状態で存在するか、又は更に焼成する
と多結晶質状態へ転化することができる無定形状態で存
在する。
−層高い温度は、気孔を密画する即ち緻密化することに
より、中空球状体の壁を不透過性にする働きをすること
ができる0例えば、アルミナ・ボリア シリカ(A B
 S )から製造された乾燥ゲル化中空機小球は、85
0℃で焼成して、透明な無定形壁を有する不透過性セラ
ミック中空微小球を形成させるか、又は更に1000℃
へ焼成してアルミニウム硼珪酸塩の多結晶質相と無定形
相とを与えるようにすることができる。
一般に、tooo℃〜1400℃の範囲の高い焼成温度
は、完全に緻密な壁を持つ中空微小球を得るのに役立つ
、焼成工程中、これらの中空球状体は均一で自由流動性
の焼成生成物を4えるように、炭素源と一緒に緩く詰め
る。炭素源、好ましくは硫黄の如き望ましくない不純物
を含くまない木質セルロースの形の炭素源は、酸化物を
非酸化物セラミックへ転化する還元剤として山くことが
できる。
これらのゾル・ゲル法により誘導されたセラミック中空
球状体の焼結温度は、今まで当分野で教示されていたよ
うに、従来のセラミック粉末加工製品を結晶質の緻密な
セラミックへ転化するのに必要な温度よりも数百度低い
ことも見出されている0例えば、T i Otを炭素で
熱還元し、次に窒素及び(又は)アンモニアガスで窒化
するには、高い温度、例えば、1600℃を必要とする
ことが示されている〔例えば、M、ヨシムラ、M、ニシ
オカ及びS、ソミャによるJ、 Water、 Sci
、 Lett、 61463(1987)参照〕、ここ
に記載した方法によれば、チタニア微小球から1400
℃より低い温度で完全に転化したV&細なミクロ組織を
もつ窒化チタンセラミック中空球状体が製造されている
既に述べように、良く形成された中空微小球を得るため
の成る因子を考え、それらを最適にすることができる0
例えば、ゾル前駆物質、膨張剤、フィルム形成剤及び他
の助剤からなる混合物の濃度、従って、粘度、中空球状
体形成促進媒体の温度範囲及びその中空球状体形成促進
媒体へ液滴状に混合物を添加するやり方は、成る選択さ
れた平均直径及び肉厚のセラミック中空球状体を誘導す
る1fJL適方法を決定するように変えることができる
これらの因子についての最適値は、異なったゾル・ゲル
前駆物質及びそれらの混合物に対して変えることができ
る。即ち、アルミナ・ボリア・シリカ中空微小球を製造
するための条件は、アルミナ・マグシア中空微小球のた
めの条件とは必ずしも同じにはならないであろう、これ
らの因子について適切な条件を選択することにより、比
較的均一な厚さの壁を持つ一つの中心空腔を持つ良く形
成された中空微小球を与えることができる0本発明で「
比較的均一」と言う言葉は、肉厚が中空球状体の直径の
2%より大きく変1ヒすることはないことを意味する。
前に記述したように、ゾル前駆物質混合物の粘度は50
〜1000c Pの範囲にあるであろう、この粘度範囲
は、特定のゾル混合物について用いることができる固形
物濃度範囲を限定するであろう、−般に、固形物濃度を
上昇させると粘度の増大を伴う、高い固形物濃度又は高
い粘度のゾルを用いると、特定の大きさの前駆物質液滴
から形成された中空球状体について、小さい直径及び厚
い壁をもたらす。
膨張剤の濃度も変化させることにより、特定の大きさの
前駆物質液滴について、形成される中空球状体の大きさ
及び肉厚を変えることができる。
一定のゾル濃度及び液滴の大きさについて、膨張剤の濃
度を増大すると1、得られる中空球状体の平均直径が増
大し、平均肉厚が減少する。ゾル前駆物質対膨張剤の体
積比は、(70〜99):(1〜30)の範囲にするこ
とができる。
中空球状体形成促進媒体の温度は、本発明の中空球状体
の大きさ、肉厚及び品質に影響を与える。
成る限界まで中空球状体形成促進媒体の温度を上昇させ
ると1.中空球状体を大きくし、肉厚を薄くする結果に
なる。この温度限界は、ゾルの濃度、ゾルの性質及び膨
張剤の濃度に依存する。この温度限界を越えると、最終
生成物中の壊れた中空球状体の割合を増加する結果にな
る1発泡剤の濃度を上昇させると、この温度限界が低下
する。一般にゾル濃度を増大すると、この温度限界が上
昇する。ゾル前駆物質に種々の重合体添加物又はフィル
ム形成剤を更に添加しても、この温度限界が上昇するこ
とがある。中空球状体形成促進媒体の温度は、50〜1
50℃、好ましくは80〜100℃、最も好ましくは9
0〜97℃に維持される。
本発明の方法により製造されるセラミック中空微小球の
物理的及び機械的性質を改善するために、壊れた中空球
状体の形の欠陥又は傷及び孔を生じないようにすべきで
ある。孔の形の欠陥は、中空球状体を互いに接触させる
前にそれら中空球状体をゲル化することにより、最小に
することができる。中空球状体は、中空球状体形成促進
媒体の過度に高い温度に曝すことにより、又は過剰の膨
張剤を配合することにより、又はそれらの組合せにより
壊れることがある。
熱い中空球状体形成促進媒体中でのアニーリング(an
neal ing)及び熱処理工程は、分離で他の粒子
との接触を起こす前に、熱い中空球状体形成促進媒体中
でばらばらな粒子として、個々の発生時のゲル中空球状
体を完全にゲル化させることにより完全で一層緻密な一
層強いゲル中空球状体と生成させるのに役立つ。ゲル化
した中空球状体は、その中空球状体形成後、−層低い温
度で(例えば約60〜80°C)でアニールする必要が
ある。アユリンク工程後、中空球状体を、例えば、80
℃から115°Cまでの一層高い温度へ曝すことにより
硬1ヒし、然る後、それら中空球状体を中空球状体形成
促進媒体から分離する。
中空球状体の肉厚は、適切な膨張剤、ゾル前駆物質混合
物の濃度及び粘度の組合せにより調節することができ、
それらの因子については上で論じである。肉厚は走査電
子順微鏡(SEM)又は透過電子顕微鏡(TEM)によ
り測定することができる。
本発明の中空微小球は、平衡沸点法により形成される9
平衡沸点法に適した温度は、膨張剤の性質、11弘剤の
濃度、ゾル前駆物質の濃度、ゾル前駆物質のゲル化方法
及び中空球状体形成促進媒体の物理的特性に依存する。
一般にその温度は、80〜100℃の範囲、最も好まし
くは90〜97℃の範囲にあるであろう。
本発明は、非酸化物セラミック中空微小球及びその製造
方法にも関する。本発明の方法では、還元剤、例えば、
木質セルロースの如き炭素源を、焼成工程前の生の中空
球状体と混合する。焼成工程は、例えば、アルゴン又は
窒素雰囲気中で又はそれら二種類のガスの混合物中で行
うことができる。ゲル化した中空微小球を希望の非酸化
物セラミック中空微小球へ転化するのに有害にならない
どんな雰囲気を用いてもよい、非酸化物中空球状体が望
まれる場合、酸化物含有量が5%より少ないものが好ま
しい。
特に、上述の如く製造された生の酸化物含有微小球な、
アルゴン、キセノン、ネオン、ヘリウム、窒素又はそれ
らの混合物の如き希ガス、及び成る反応性ガスの還元維
持雰囲気の存在下で木質セルロース粉末床内で焼成する
と、導電性の微細なミクロH1織をもつ(SEMにより
決定して)非酸化物セラミック中空微小球を生ずる。そ
れらは殆ど炭化物及び窒化物の形をしている。還元維持
雰囲気とは、酸化物含有セラミックの非酸化物含有セラ
ミックへの転1ヒを維持するか、少なくともそれに有害
ではない雰囲気を意味する。X線回折(XRD)結果は
、例えば、酢酸ジルコニルから還元剤として木質セルロ
ースを用いて誘導されたセラミック中空球状体の場合、
酸化物と炭化物の混合物、ZrC及びZrO2の混合物
がアルゴン雰囲気中で1480℃より低い温度で生成さ
れることを示している。その温度より高いと、検出され
る唯一の結晶相は炭化ジルコニウムであった。
上述の如くして製造された未焼成即ち生の酸1ヒチタン
含有中空微小球を、窒素雰囲気の存在下で木口セルロー
ス粉末床中で焼成すると、導電性の微細なミクロ組織を
もつ(SEMにより決定して)窒化チタンのセラミック
中空微小球が得られた。
X線回折の結果は、窒化物と酸化物の混合物が、窒素雰
囲気中で1420’Cより低い温度で生成され、その温
度より高いと、検出される唯一の結晶相は窒化チタンで
あることを示していた。
本発明の非酸化物中空微小球は、次の一般的特性を有す
る:約1〜300μlノ直径;約0.02〜0.2Ωc
ooの電気抵抗〔シンプソン(Sinpson)電流計
(イリノイ州シカゴのシンプソン・エレクトリック社)
により測定して〕:及び組成物による着色、壁は0.1
μsより小さいなグレイン又は結晶子を持つ完全に緻密
になものにすることができる。例えば、炭化チタンは黒
色不透明で、窒化チタンと窒化ジルコニウムの両方は金
色である。
理論によって拘束されるものではないが、生の又は酸化
物含有セラミック中空微小球を還元維持雰囲気及び木質
セルロースの如き炭素源の両方の存在下で焼成する間、
木質セルロースは炭素又は炭素含有中間相へ還元され、
それが生の又は酸化物含有セラミック中空微小球を非酸
化物含有セラミック中空微小球へ転化させるものと考え
られる。
この転化を行わせる焼成温度は、通常の酸化物含有セラ
ミック粉末と粉末炭素との混合物を非酸化!l!5片有
セラミック粉末へ転化するのに必要な焼成温度よりも約
300℃低い所にあることが更に発見された。更に、走
査電子顕微鏡(SEM)写真は、本発明の中空微小球の
球状体壁中に存在する個々の結晶子の大きさが0.1μ
lより小さいことを示しており、X線回折(X RD 
)による研究で、中空球状体中に見出されてる唯一の結
晶相は、窒化物(例えば、1360℃の焼成温度で形成
されたTiN及び1420℃で形成されたZrN)、又
は炭化物(TiC11420°C;ZrC11480’
C)であることが示されている0種々の非酸化物セラミ
ック中空微小球の電気抵抗(0cmで報告されている)
、焼成温度及び還元維持雰囲気は表1に要約されている
中空球状体の直径の約1〜約8%の肉厚及び約約1〜約
300μlの中空球状体直径を有する酸化物型の中空セ
ラミック微小球を得ることができる。
本発明の中空微小球は、形及び肉厚が均一で、透明であ
り、丈夫で耐久性があり、引っ掻き傷、破砕及び亀裂を
非常に受けにくい。
本発明の中空微小球の壁中の空腔は、ゲル化した中空微
小球前駆物質を600℃以上の温度で緻密な状態へ焼成
することによりそれを無くすのが望ましい、これは透明
性を改善し、構造間隙又は欠陥及びそれに1′iわれる
脆弱化効果の両方を防止し、中空微小球を劣化すること
がある水分又は他の液体の吸収を防止する。−最に、焼
成温度が高い程、セラミック中空微小球の壁の緻密化が
促進される。
用いられる特定の酸化物前駆物質材料及び焼成温度によ
り、焼成されたセラミック中空球状体の壁は多孔質であ
るが、熱による密閉が可能、即ち不透過性にすることが
できるものになるであろう。
−mに、非酸化物中空球状体を密閉するのに必要な温度
は、酸化物中空球状体を密閉するのに必要な温度より高
いであろう0例えば、T i O2中空球状体は600
〜700℃の範囲の温度で密閉することができる。窒化
チタンは約1360℃で密閉することができる。
密閉された中空微小球内の圧力は、密閉が行われた温度
及びその温度で選択されたガスの圧力に依存する0例え
ば、選択されたガスの圧力及び密閉された中空微小球内
のその圧力は、減圧(真空)から加圧、即ち、0.00
01〜2.0気圧以上、好ましくは0.5気圧〜2.0
気圧(380〜1520トール)の広い範囲に亙って変
えることができ、気体の法則により予め決定するか又は
近似させることができる。
この方法により、非常に純粋なガス及び予め選択された
ガスの組合せをカプセル化することができる。
本発明の中空微小球は真の球状であってもよいが、それ
らは僅かに扁平又は長くなっていてもよい、一般にそれ
らは球状である。好ましいセラミ・ツク中空微小球は一
最に次の特性を有する:l〜300μlの範囲の直径、
中空微小球の直径の好ましくは1〜8%の範囲の肉厚、
滑らかな表面及び03〜0.6g7cm”の密度、滑ら
かな表面とは、表面の粗さが2500人より小さいこと
を意味し、この場合表面粗さとは、走査電子顕微鏡(S
EM)を用いて凹凸の底から頂点まで垂直に測定して、
繰り返し即ち規則的表面凹凸の平均高さとして定義され
ている。
殆どの金属酸化物は、多結晶質又は微結晶質相を形成す
る。酸化イツトリウムの如き添加物はジルコニアの如き
他の酸化物と固溶体を形成し、金属酸化物の安定化又は
部分的安定化(例えば、立方晶系又は正方晶形のジルコ
ニア)をもたらすことができる。
米国特許第4,349,456号明細書に教示され、本
発明で適用できるものとして、還元された金g*化物、
例えば、酸化第一鉄、又は金属、例えば鉄を含むセラミ
ック中空微小球を形成したい場合には、水素又は他の還
元雰囲気を用いることができる。不活性雰囲気、例えば
、アルゴン、窒素、キセノン、ネオン、又はヘリウムを
、特にそのような不活性雰囲気が充填され、それと共に
熱密閉されなセラミック中空微小球を形成したい場合に
は、用いることができる。一般に、真空又は選択された
ガス(空気以外)が中に閉じ込められた密閉セラミック
中空微小球を形成したい場合には、92燥したゲル化中
空微小球を多孔質のセラミック中空微小球へ転化するの
に空気雰囲気を用い、次にそれらを、多孔質の壁を不透
過性にするのに充分な、セラミックにより500〜14
00℃の範囲にある高い温度で、上述の如く真空又は選
択された不活性ガスの雰囲気中で焼成して熱密閑するの
が便利である。得られた中空球状体は、その唯一の空腔
内が真空であるか、又はその中に選択されたガスを含む
であろう。還元性雰囲気(例えば、−酸化炭素又は水素
)を含むセラミック中空球状体も、適当な雰囲気中で焼
成することにより製造することができる6焼成段階中、
もし酸素が存在すると、中空球状体の表面を酸素に富む
ものにすることができる。
及ユ 非酸1ヒ物セラミック中空微小球の電気抵抗11空球状
体  焼成温度  雰囲気  比抵抗胆え1L−−色H
−匹■1 TiC1420アルゴン   0.02’r’iN  
    1420    i!素   0,05ZrC
1480アルゴン   020 Z「・N      1420    窒素   0,
09大 全ての中空球状体は0.1μlより小さな粒径
をもっていた。
本発明の種々の中空微小球についての詳細な実駿条件及
び成る物理的特性は表2に要約しである。
3AlzOz、I B2O3・2SiO2組成ノセラミ
ンク中空微小球の成る物理的及び機械的性買は表3に報
告しである。
本発明の幾つかの中空球状体の幾っがの焼成条r1及び
結晶子の特性は表t1に与えられている。
本発明の中空微小球を含む物品は、有用な三次元的形態
のものに作ることができる0例えば、本発明の中空微小
球を、水ガラス、エポキシ樹脂の如き重合体、ゾル・ゲ
ル法による結合剤の如き種々の結合剤材料と一緒にする
ことにより、低密度構造補強複合体、触媒基体、機械加
工可能な耐火物及び支持体を与えることができる。更に
、それら中空微小球は医薬等の担体として、調節された
放出が望まれる用途に対し用いることができる。
本発明の目的及び利点は次の実施例によって更に例示さ
れるが、これら実施例に記載された特定の材料及びそれ
らの量及び他の条件及び明細は、本発明を不当に限定す
るように考えてはならない。
〔実施例〕
試料番号1〜14(表2参照)は酸化物含有中空微小球
である。実施例1は酸化物含有中空微小球の’XJ’a
を代表するものであり、それらを製造するための詳細な
条件は上記衣2に簡単に要約しである。
実施例1 この例は、膨張剤としてアセトン、中空球状体形成促進
媒体としてオレイルアルコールを用い、3AIiOs・
I BzOz・2SiOz組成ノセラミック中空微小球
を製造する場合について記述する。
計算された組成3A1203・I BtOx−2SiO
zを有するアルミニウム硼珪酸塩ゾル前駆物質(米国特
許第3.79!i、524号参照)(4h>を、水で希
釈して焼成固体16.5%の溶液を調製した。20gの
アセl〜ンと0.8.のメチルセルロース(メ!・セル
、ミシガン州ミツトランドのダウ・ケミカル社)を、そ
の希釈したアルミニウム硼珪酸塩ゾル80gへ撹拌しな
がら添加した。混合物(焼成固体13.1%)を蒸発を
防ぐため不活性ワックスシート〔パラフィルム(Par
afilm)(商標名)M、コネティカット州グリニッ
チのアメリカン・カン社(American Can 
Co、))で覆い、最初に形成された白色綿状体が溶解
するまで撹拌した。このゾルを噴霧により細がくし、熱
(95℃)オレイルアルコール中ヘスプレーした。
スプレー乾燥機の噴霧器〔ブチ([1uchi)、スイ
ス〕を、熱オレイルアルコールの表面がら9.5cm(
3,75in)の所に配置した。噴霧器への空気及びゾ
ルの供給圧力は、夫々0.7J)/cm’(10psi
)及び0゜5kFI/ca’(7psi)であった、液
滴は小さな中空球状体を形成し、オレイルアルコールの
表面に浮いた。撹拌した混合物を95℃で15分間維持
した。ゲル化した中空微小球を濾過により分離し、石英
皿上に置き、室温から900℃まで空気中で100℃/
時の速度で加熱し、この温度に1時間保持することによ
り焼成した。次にこの試料を炉と共に冷却させた。3!
Q微鏡による検査で、それらの中空球状体の大部分が透
明で完全なままであり、5〜100μmの範囲の直径で
、全直径の1〜2%の肉厚をもっていることが判明した
実施例2 この例は、実施例1で用いたものとは異なる膨張剤混合
物及びゲル化手順を用いた、3A1□0.・lB2O,
・2 S i O2組成の中空微小球について記述する
31算された組成3 A + 203 1B 20 )
 ’ 2 S ! 02を有するアルミニウム硼珪酸塩
ゾル前駆物質(米国特許第3,795,524号参照)
(392gりを、1222の脱イオン(D、1.)水で
希釈し、そのゾルに196gの2%メトセル(15,0
OOcps)溶液を混合した。液体フルオロカーボン〔
ゼネトロン(GeneLron) (商標名)11、ニ
ューシャーシー州モリスタウンのアライド・ケミカル社
〕とメタノールとの加圧混合物(48,2,,5015
0体積比)を、フィルム形成剤と一緒にした計算された
組成3A1.O,−I B2O3・2SiO2を有する
希釈アルミニウム硼珪酸塩ゾル前駆物質(米国特許第:
ll、795,524号参照)710.へ撹拌しながら
添加した。混合物(焼成固体17.1%)をパラフィル
ムで覆い、最初に形成された白色綿状体が溶解するまで
撹拌した。このゾルを噴霜により細かくし、熱(95℃
)オレイルアルコール181中ヘスブレーした。その熱
オレイルアルコールは個々の中空球状体がその渦を巻く
熱媒体中でばらばらになるように撹拌されていた。95
℃でゲル中空球状体を最終的に形成した後、それらゲル
中空球状体を先ず低い温度(70”C)でアニールし、
次に105℃までの高い温度に曝し、然る後、室温へ冷
却した。熱媒体中のゲル中空球状体は、その油を室温へ
冷却させる時、撹拌することによって凝集しないように
保たれた。ゲル中空球状体を濾過により分離し、石英皿
上に置き、室温から950℃まで空気中で100°C/
時の速度で加熱し、この温度に1時間保持することによ
り焼成した0次にこの試料を炉と共に冷却させた。閉微
鏡による検査で、それらの中空球状体の大部分が1〜6
0μlの直径で、全直径の1〜3%の肉厚を持ち、透明
で完全なままであることが判明した。
実施例3 迅・速に撹拌しながら、78gのアンモニア安定化コロ
イドシリカ〔ナルコ(Nalco)(商標名)2326
、イリノイ州オークプルツクのナルコ・ケミカル社(N
alco Chemicel Co、))を389gの
り、I 、水で5倍に希釈し、約0.5xlの濃HNO
,を添加することにより迅速に酸性にした。この酸性化
されたシリカゾルを、アルミニウムホルモアセテート(
酸化アルミニウム9.5%)〔調製については、カーク
・オスマーのエンサイクロペディア・オブ・ケミカル・
テクノロジー第3版、第2巻、202−204(197
8)参照〕319.の迅速に撹拌した溶液へゆっくり添
加した。得られた混合物を減圧回転フラスコ中で蒸発さ
せることにより焼成固体的20%まで濃縮した。
これに順番に、toyの乳酸、18.のジメチルホルム
アミド(D M l? )、48.のアセトン及び2.
13.のメトセル粉末(15,000c P )を添加
し、得られた混合物を最初に形成された白色綿状体及び
メトセル粉末が溶解するまで撹拌した。92〜95℃に
維持したオレイルアルコールを用いて、実施例2に記載
したようにしてゲル化中空微小球を製造した。ゲル中空
球状体を濾過にり分陰し、エタノールで洗浄し、石英皿
上に置き、室温から1200℃まで空気中で100’C
/時の計画速度で加熱し、この温度に1時間保持するこ
とにより焼成し、室温へ冷却した。得られたセラミック
中空微小球は固く、自由流動性の滑らかな表面をした均
質で透明の球状体で、約200μlまでの直径を持ち、
約1〜2μlの均一な肉厚を持っていた。xi回折分析
により、セラミック微小球は多結晶質ムライトであるこ
とが確認された。
実施例4〜6は非酸化物含有中空微小球について記述す
る。実施例4は非酸化物含有中空微小球を製造する場合
の代表的なものであり、それらの製造の詳細な点は表4
に簡単に要約しである。
実施例4 酢酸ジルコニル(100,、オハイオ州クリーブランド
のバーショー・フィルトロ(llarshaw−11i
1tro) )を水で希釈し、焼成固体15%の溶液を
調製した。
ポリビニルピロリドン(18,,5%溶液、PvPK3
0(商標名)、ニューヨーク州ニューヨークのゼネラル
・アニリン・アンド・フィルム社(CeneralAn
iline & Files Corp、)) 、 1
6.5yのアセトン及び1.5gのメトセルを、希釈し
たアセテートゾル167gへ撹拌しながら添加した。混
合物をバラフィルムで覆い、最初に形成された白色綿状
体が溶解するまで撹拌した。このゾルを噴霧により細か
くし、熱(95℃)オレイルアルコール中ヘスブレーし
た。
噴霧器は、熱オレイルアルコールの表面から9.5cz
(3,75in)の所に配置した。液滴は小さな中空球
状体を形成し、オレイルアルコールの表面に浮いた。
撹拌した混合物を95℃で15分間維持した。ゲル化し
た中空微小球を濾過により分離し、エタノールで洗浄し
、セルロース繊維(ツルカフロック 5W40、ニュー
ハンプシャー州ベルリンのジェームス・リバー社)と1
74の重量比で混合し、然る後、再び濾過し、80℃で
2時間乾燥した。ゲル中空球状体(ZrO2組成)とツ
ルカフロック粉末のこれら混合物を黒鉛型中に入れ(密
閉系)、N2及びA「雰囲気中で1420℃及び148
0℃へ、Ilf御された加熱過程(2時間で室温から1
200℃へ、次に夫々1.5時間で1200℃から14
20℃及び1480℃まで)に従い加熱し、それらの温
度に2時間維持することにより焼成した0次に試料を炉
と一緒に冷却した。これらの試料のXrZDの結果は、
それらの試料(ZrO−を基にした中空球状体をN、及
びAr雰囲気中で1420℃及び1480℃へ焼成した
もの)に見出される結晶相は、夫々ZrN及びZrCだ
けであることを示していた。SEMによる検査により直
径20.〜100μlで肉厚が0.2〜1μlの中空球
状体の壁中に存在する個々の結晶子の大きさは、窒化物
又は炭化物相を有する中空球状体試料の場合の1710
μmより小さいことを示していた。この方法により製造
されたZrN中空球状体及びZrC中空球状体の電気抵
抗は、夫々O,Q9及び0.20ΩC論であった。 1
420℃へ2時間焼成した窒化物中空球状体の色は金色
で、1480℃へ焼成した炭化物中空球状体は黒色であ
った。
実施例5 DMF(ジメチルホルムアミド、10g)及びアセトン
(109)を、アルミニウムホルモアセテ−1・(酸化
アルミニウム9,5%)(調製については、カーク・オ
スマーのエンサイクロペディア・オプ・ケミカル・テク
ノロジー第3版、第2巻、202−204(1978)
参照) 77.5.と乳酸チタンゾル(TYZORLA
(商標名)、プラウエア州つイルミントンのE、I 。
デュポン・ド・ヌマー・アンド・カンパニーIna、)
32gとの混合物へ、撹拌しながら添加した。
得られた混合物をパラフィルムで覆い、最初に形成され
た白色綿状体が溶解するまで撹拌した。このゾルを噴霧
により細かくし、熱(95°C)オレイルアルコール中
ヘスプレーした。噴霧器を、この場合ら熱オレイルアル
コールの表面から9.5cm(3,75in)の所に配
置した。液滴は小さな中空球状体を形成し、オレイルア
ルコールの表面に浮いた。撹拌した混合物を95°Cで
15分間維持した。ゲル化した中空微小球を、次にオレ
イルアルコール中に入れたツルカフロックと混合し、そ
の混合物を濾過により分離し、BN坩堝中に入れ、N2
雰囲気中で1750’Cへ、制御された加熱過程(20
分間で室温から1000℃へ、次に25℃/分の速度で
1000℃から1750℃まで)に従い加熱し、この温
度に1時間維持することにより焼成した0次に試料を炉
と一緒に冷却した。顕微鏡による検査は、中空球状体の
大部分は直径が20〜100μlで、肉厚が全直径の1
〜2%であり、完全であることを示していた。SEMI
I鏡写真は、この中空球状体の壁中に存在する個々の結
晶子の大きさは、1/10μlより小さいことを示して
いた。この中空球状体の試料のXRD分析は、試料中の
結晶相がTiN及びAINであることを表していた。
実施例6 D M F (10g)及びアセトン(10g)を、ア
ルミニウムホルモアセテート(酸化アルミニウム9.5
%)〔調製については、カーク・オスマーのエンサイク
ロペディア オブ・ケミカル・テクノロジー第3版、第
2巻、202−204(1978)参照) 78.と乳
酸チタンゾル(T Y Z ORL A )32yト<
7)混合物へ、撹拌しながら添加した。得られた混合物
を約30分間撹拌し、次に噴霧器を用いて90〜95℃
のオレイルアルコール中へ69k P a (10ps
 i )の空気圧で注入した。液滴は小さな中空球状体
を形成し、オレイルアルコールの表面に浮いた。撹拌し
た混合物を95°Cで15分間維持した。ゲル化した中
空微小球をr過により分離し、30分間でN2雰囲気中
で1480℃へ焼成した。これらの中空球状体のXRD
分析は、試料中にA1□O5及びTiN相が存在するこ
とを示していた。
実施PA4で製造されたジルコニアゲル中空球状体を、
ツルカフロック又はカーボンブラック粉末を入れずに、
N2及びAr雰囲気中で1480℃へ2時間焼成した。
アルゴン雲囲気中で1480℃へ焼成した試料のXRD
分析により見出された結晶相は2rC及び単斜晶形Zr
O2であり、窒素雰囲気中で1480℃l\焼成された
試料では立方晶系ジルコニア、窒化ジルコニウム及び単
斜晶形ジルコニアであった。
本発明の範囲及び本質から離れることなく、本発明の種
々の修正及び変更が当業者に明らかになるであろうが、
本発明はここに例示した具体例に不透に限定されるもの
ではないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の3A120i・lBaO1・2Si
O2組成のセラミック中空微小球の粒子構造を示す25
0倍の光学的m黴鏡写真である。 第2図は、本発明ノ3AI□03・I B20.−2S
iO2組成のセラミック中空微小球(10〜50j1x
の粒径範囲)の粒子構造を示す300@の走査電子顕微
鏡(SEM)写真である。 第3図は、中空球状体の薄いN(殻)を例示するため、
第2図の中空微小球をわざと破砕して示した粒子構造の
走査電子w4微鏡(SEM>写真(300倍)であり、
中空球状体は第2図の中空微小球を顕微鏡のスライドの
間で押し付けることにより破砕された。 代  理  人 浅  村 皓

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非酸化物成分及び酸化物成分の少なくとも一種類
    から本質的になる自由流動性のばらばらなセラミック中
    空微小球で、各中空微小球が微細なミクロ組織をもつセ
    ラミック壁及び一つの中心空腔を有し、1〜300μm
    の範囲の直径と、該中空微小球の直径の10%より小さ
    い肉厚を有するセラミック中空微小球。
  2. (2)a)ゾル前駆物質及び揮発性液体膨張剤からなる
    混合物を中空球状体形成促進媒体へ、生の中空微小球を
    与えるのに充分な温度及び圧力で添加し、そして b)任意に、前記生の中空微小球を焼成し て、酸化物相即ち酸化物成分及び非酸化物相即ち非酸化
    物成分の少なくとも一種類からなるセラミック中空微小
    球を与え、然も、前記焼成工程は凝集防止剤の存在下で
    任意に行われる、 諸工程からなる請求項1に記載のセラミック中空微小球
    の製造方法。
  3. (3)請求項1に記載の中空微小球からなる成形物品。
  4. (4)膨張剤が大気圧で25〜100℃の範囲の沸点を
    有する請求項2に記載の方法。
  5. (5)膨張剤がハロカーボン、アルデヒド、アルコール
    、エーテル、ケトン及びそれらの組合せからなる群から
    選択される請求項4に記載の方法。
  6. (6)膨張剤が、1)アセトンと、2)体積比1/1の
    ハロカーボンとメタノールとからなる群から選択される
    請求項2に記載の方法。
  7. (7)中空球状体形成促進媒体が、長鎖脂肪酸及びそれ
    らの誘導体及び長鎖アルコール及びそれらの組合せから
    なる群から選択される請求項2に記載の方法。
JP1296034A 1988-11-17 1989-11-14 ゾル・ゲル法によるセラミック中空微小球及びその製法 Pending JPH02180631A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US272526 1988-11-17
US07/272,526 US5077241A (en) 1988-11-17 1988-11-17 Sol gel-derived ceramic bubbles

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02180631A true JPH02180631A (ja) 1990-07-13

Family

ID=23040172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1296034A Pending JPH02180631A (ja) 1988-11-17 1989-11-14 ゾル・ゲル法によるセラミック中空微小球及びその製法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5077241A (ja)
EP (1) EP0369638B1 (ja)
JP (1) JPH02180631A (ja)
KR (1) KR900007751A (ja)
AU (1) AU623693B2 (ja)
DE (1) DE68908092T2 (ja)
IL (1) IL92003A0 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000129172A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Nagashima Tokushu Toryo Kk 遮熱性塗料及びその塗装方法
JP2001342010A (ja) * 2000-05-30 2001-12-11 Kyocera Corp 無機質中空粉体とその製造方法
JP2004027241A (ja) * 2003-10-14 2004-01-29 Nagashima Tokushu Toryo Kk 遮熱性塗料及びその塗装方法
JP2008506700A (ja) * 2004-07-13 2008-03-06 アルテアーナノ,インコーポレーテッド 薬物の制御された放出のためのセラミック構造体
JP2008506699A (ja) * 2004-07-13 2008-03-06 アルテアーナノ,インコーポレーテッド 薬物転用防止用セラミック構造体
JP2008267797A (ja) * 2007-03-28 2008-11-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金属溶解用ルツボ及びその表面処理方法
JP2011016718A (ja) * 2010-09-06 2011-01-27 Kyocera Corp 無機質中空粉体およびその製造方法
JP2016098155A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造方法

Families Citing this family (82)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555475B2 (ja) * 1990-10-16 1996-11-20 工業技術院長 無機質微小球体の製造方法
US5204289A (en) * 1991-10-18 1993-04-20 Minnesota Mining And Manufacturing Company Glass-based and glass-ceramic-based composites
US5312571A (en) * 1993-01-07 1994-05-17 Norton Company Shaped bodies and the production thereof
US5268199A (en) * 1993-04-02 1993-12-07 The Center Of Innovative Technology Alkali corrosion resistant coatings and ceramic foams having superfine open cell structure and method of processing
US5552351A (en) * 1993-11-29 1996-09-03 Wisconsin Alumni Research Foundation Ceramic membranes having macroscopic channels
US6537518B1 (en) 1994-01-21 2003-03-25 Sirtex Medical Limited Particulate material
JP3770906B2 (ja) * 1994-01-21 2006-04-26 シルテックス、メディカル、リミテッド 粒状材料
AU690630B2 (en) * 1994-01-21 1998-04-30 Sirtex Medical Limited Particulate material
US5492870A (en) * 1994-04-13 1996-02-20 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Hollow ceramic microspheres by sol-gel dehydration with improved control over size and morphology
JP3462562B2 (ja) * 1994-04-14 2003-11-05 日本原子力研究所 ゲル粒子製造方法及び装置
CA2171038C (en) * 1995-03-15 2001-05-15 Mitsuo Minagawa Expanded ceramic molded plate
US5691059A (en) * 1995-11-21 1997-11-25 Minnesota Mining And Manfacturing Company Glass and glass-ceramic bubbles having an aluminum nitride coating
US5813180A (en) * 1996-03-28 1998-09-29 Minnesota Mining And Manufacturing Company Privacy enclosure
IL125855A (en) * 1998-04-06 2007-06-03 Technion R & D Foundation Ltd Method for the production of foamed ceramic materials
US6099894A (en) * 1998-07-27 2000-08-08 Frisby Technologies, Inc. Gel-coated microcapsules
US7456571B1 (en) 2002-05-21 2008-11-25 Imaging Systems Technology Microsphere plasma display
US7923930B1 (en) 2000-01-12 2011-04-12 Imaging Systems Technology Plasma-shell device
US6572697B2 (en) 2000-03-14 2003-06-03 James Hardie Research Pty Limited Fiber cement building materials with low density additives
US7405516B1 (en) 2004-04-26 2008-07-29 Imaging Systems Technology Plasma-shell PDP with organic luminescent substance
US8138673B1 (en) 2002-05-21 2012-03-20 Imaging Systems Technology Radiation shielding
US8198812B1 (en) 2002-05-21 2012-06-12 Imaging Systems Technology Gas filled detector shell with dipole antenna
US7727040B1 (en) 2002-05-21 2010-06-01 Imaging Systems Technology Process for manufacturing plasma-disc PDP
US7932674B1 (en) 2002-05-21 2011-04-26 Imaging Systems Technology Plasma-dome article of manufacture
US8513887B1 (en) 2002-05-21 2013-08-20 Imaging Systems Technology, Inc. Plasma-dome article of manufacture
US8198811B1 (en) 2002-05-21 2012-06-12 Imaging Systems Technology Plasma-Disc PDP
US6906009B2 (en) * 2002-08-14 2005-06-14 3M Innovative Properties Company Drilling fluid containing microspheres and use thereof
US7767629B2 (en) * 2002-08-14 2010-08-03 3M Innovative Properties Company Drilling fluid containing microspheres and use thereof
CA2495696C (en) 2002-08-23 2012-01-31 James Hardie International Finance B.V. Synthetic hollow microspheres
MXPA05003691A (es) 2002-10-07 2005-11-17 James Hardie Int Finance Bv Material mixto de fibrocemento de densidad media durable.
KR20040039906A (ko) * 2002-11-05 2004-05-12 마이크로코어텍(주) 졸 전구체의 세라믹 버블 및 졸 전구체의 분무건조에 의한세라믹 버블 제조방법
US7687106B2 (en) 2003-06-20 2010-03-30 Certainteed Corporation Algae resistant roofing granules with controlled algaecide leaching rates, algae resistant shingles, and process for producing same
US7811630B2 (en) * 2003-06-20 2010-10-12 Certainteed Corporation Algae resistant roofing granules with controlled algaecide leaching rates, algae resistant shingles, and process for producing same
US20050065240A1 (en) * 2003-09-24 2005-03-24 Kyte William J, Grout composition, dispenser therefor, and method of use
US20090156385A1 (en) 2003-10-29 2009-06-18 Giang Biscan Manufacture and use of engineered carbide and nitride composites
US7772773B1 (en) 2003-11-13 2010-08-10 Imaging Systems Technology Electrode configurations for plasma-dome PDP
NZ548221A (en) 2004-01-12 2010-06-25 Hardie James Technology Ltd Composite fibre cement article with radiation curable component
US8106586B1 (en) 2004-04-26 2012-01-31 Imaging Systems Technology, Inc. Plasma discharge display with fluorescent conversion material
US8339041B1 (en) 2004-04-26 2012-12-25 Imaging Systems Technology, Inc. Plasma-shell gas discharge device with combined organic and inorganic luminescent substances
US8129906B1 (en) 2004-04-26 2012-03-06 Imaging Systems Technology, Inc. Lumino-shells
US8113898B1 (en) 2004-06-21 2012-02-14 Imaging Systems Technology, Inc. Gas discharge device with electrical conductive bonding material
US7604523B1 (en) 2004-06-21 2009-10-20 Imaging Systems Technology Plasma-shell PDP
US8368303B1 (en) 2004-06-21 2013-02-05 Imaging Systems Technology, Inc. Gas discharge device with electrical conductive bonding material
US7998571B2 (en) * 2004-07-09 2011-08-16 James Hardie Technology Limited Composite cement article incorporating a powder coating and methods of making same
WO2006013947A1 (ja) * 2004-08-06 2006-02-09 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. 絶縁化超微粉末および高誘電率樹脂複合材料
US8951608B1 (en) 2004-10-22 2015-02-10 Imaging Systems Technology, Inc. Aqueous manufacturing process and article
US20060186378A1 (en) * 2005-02-22 2006-08-24 Pentam, Inc. Crystalline of a nuclear-cored battery
US20060185153A1 (en) * 2005-02-22 2006-08-24 Pentam, Inc. Method of making crystalline to surround a nuclear-core of a nuclear-cored battery
US20060185975A1 (en) * 2005-02-22 2006-08-24 Pentam, Inc. Decomposition unit
US7438789B2 (en) * 2005-02-22 2008-10-21 Medusa Special Projects, Llc Decomposition cell
US8299696B1 (en) 2005-02-22 2012-10-30 Imaging Systems Technology Plasma-shell gas discharge device
US20060185720A1 (en) * 2005-02-22 2006-08-24 Pentam, Inc. Method of recycling a nuclear-cored battery
US7488889B2 (en) * 2005-02-22 2009-02-10 Medusa Special Projects, Llc Layered nuclear-cored battery
US7491882B2 (en) * 2005-02-22 2009-02-17 Medusa Special Projects, Llc Super electromagnet
US7491881B2 (en) * 2005-02-22 2009-02-17 Medusa Special Projects, Llc Method of manufacturing a nuclear-cored battery
US7482533B2 (en) * 2005-02-22 2009-01-27 Medusa Special Projects, Llc Nuclear-cored battery
US20060185722A1 (en) * 2005-02-22 2006-08-24 Pentam, Inc. Method of pre-selecting the life of a nuclear-cored product
CN101160266A (zh) * 2005-02-24 2008-04-09 詹姆斯哈迪国际财金公司 耐碱性玻璃组合物
US20060251807A1 (en) * 2005-05-06 2006-11-09 Hong Keith C Roofing Granules With Improved Surface Coating Coverage And Functionalities And Method For Producing Same
US7730746B1 (en) 2005-07-14 2010-06-08 Imaging Systems Technology Apparatus to prepare discrete hollow microsphere droplets
AU2006321786B2 (en) 2005-12-06 2012-05-10 James Hardie Technology Limited Engineered low-density heterogeneous microparticles and methods and formulations for producing the microparticles
US7595107B2 (en) * 2005-12-22 2009-09-29 Certainteed Corporation Algae resistant roofing system containing silver compounds, algae resistant shingles, and process for producing same
US20070148342A1 (en) * 2005-12-23 2007-06-28 Kalkanoglu Husnu M Controlled time-release algae resistant roofing system
US7845409B2 (en) * 2005-12-28 2010-12-07 3M Innovative Properties Company Low density proppant particles and use thereof
KR20070074344A (ko) * 2006-01-09 2007-07-12 삼성전자주식회사 박막 트랜지스터 기판과 그 제조 방법 및 이를 포함한 액정표시 장치
US8618733B1 (en) 2006-01-26 2013-12-31 Imaging Systems Technology, Inc. Electrode configurations for plasma-shell gas discharge device
US7863815B1 (en) 2006-01-26 2011-01-04 Imaging Systems Technology Electrode configurations for plasma-disc PDP
US7535175B1 (en) 2006-02-16 2009-05-19 Imaging Systems Technology Electrode configurations for plasma-dome PDP
US8035303B1 (en) 2006-02-16 2011-10-11 Imaging Systems Technology Electrode configurations for gas discharge device
US8410695B1 (en) 2006-02-16 2013-04-02 Imaging Systems Technology Gas discharge device incorporating gas-filled plasma-shell and method of manufacturing thereof
US8278824B1 (en) 2006-02-16 2012-10-02 Imaging Systems Technology, Inc. Gas discharge electrode configurations
US7791037B1 (en) 2006-03-16 2010-09-07 Imaging Systems Technology Plasma-tube radiation detector
KR100869946B1 (ko) 2006-04-06 2008-11-24 삼성전자주식회사 컨텐츠 관리 서버 및 그의 컨텐츠 관리방법
US8993462B2 (en) 2006-04-12 2015-03-31 James Hardie Technology Limited Surface sealed reinforced building element
WO2008047334A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-24 Kingspan Research And Developments Limited An insulating medium
US8038865B2 (en) * 2007-05-11 2011-10-18 Ppg Industries, Ohio Inc. Diaphragm for electrolytic cell
US7850861B1 (en) * 2007-06-18 2010-12-14 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Microfluidic device, and related methods
US8481438B2 (en) 2008-06-13 2013-07-09 Washington Mills Management, Inc. Very low packing density ceramic abrasive grits and methods of producing and using the same
US9013102B1 (en) 2009-05-23 2015-04-21 Imaging Systems Technology, Inc. Radiation detector with tiled substrates
US8815408B1 (en) 2009-12-08 2014-08-26 Imaging Systems Technology, Inc. Metal syntactic foam
JP6151689B2 (ja) * 2011-07-12 2017-06-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー セラミック成形研磨粒子、ゾル−ゲル組成物、及びセラミック成形研磨粒子を作製する方法
US9394418B2 (en) 2014-05-27 2016-07-19 Qatar University Sol-gel templates formed with infusion of gas bubbles
US10730799B2 (en) 2016-12-31 2020-08-04 Certainteed Corporation Solar reflective composite granules and method of making solar reflective composite granules

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL232500A (ja) * 1957-10-22
US3442821A (en) * 1966-09-29 1969-05-06 Universal Oil Prod Co Manufacture of spheroidal silica-alumina particles
US3709706A (en) * 1969-05-16 1973-01-09 Minnesota Mining & Mfg Refractory fibers and other articles of zirconia and silica mixtures
US3792136A (en) * 1971-11-02 1974-02-12 Atomic Energy Commission Method for preparing hollow metal oxide microsphere
US3975194A (en) * 1974-03-04 1976-08-17 Canadian Patents And Development Limited Formation of hollow spherical articles
US4039480A (en) * 1975-03-21 1977-08-02 Reynolds Metals Company Hollow ceramic balls as automotive catalysts supports
US4290847A (en) * 1975-11-10 1981-09-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Multishell microcapsules
US4349456A (en) * 1976-04-22 1982-09-14 Minnesota Mining And Manufacturing Company Non-vitreous ceramic metal oxide microcapsules and process for making same
US4637990A (en) * 1978-08-28 1987-01-20 Torobin Leonard B Hollow porous microspheres as substrates and containers for catalysts and method of making same
US4777154A (en) * 1978-08-28 1988-10-11 Torobin Leonard B Hollow microspheres made from dispersed particle compositions and their production
US4279632A (en) * 1979-05-08 1981-07-21 Nasa Method and apparatus for producing concentric hollow spheres
US4421562A (en) * 1980-04-13 1983-12-20 Pq Corporation Manufacturing process for hollow microspheres
US4772511A (en) * 1985-11-22 1988-09-20 Minnesota Mining And Manufacturing Company Transparent non-vitreous zirconia microspheres
JPS62191426A (ja) * 1986-02-17 1987-08-21 Etsuro Kato ジルコニア多結晶マイクロバル−ン及びその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000129172A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Nagashima Tokushu Toryo Kk 遮熱性塗料及びその塗装方法
JP2001342010A (ja) * 2000-05-30 2001-12-11 Kyocera Corp 無機質中空粉体とその製造方法
JP2004027241A (ja) * 2003-10-14 2004-01-29 Nagashima Tokushu Toryo Kk 遮熱性塗料及びその塗装方法
JP2008506700A (ja) * 2004-07-13 2008-03-06 アルテアーナノ,インコーポレーテッド 薬物の制御された放出のためのセラミック構造体
JP2008506699A (ja) * 2004-07-13 2008-03-06 アルテアーナノ,インコーポレーテッド 薬物転用防止用セラミック構造体
JP2008267797A (ja) * 2007-03-28 2008-11-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金属溶解用ルツボ及びその表面処理方法
JP2011016718A (ja) * 2010-09-06 2011-01-27 Kyocera Corp 無機質中空粉体およびその製造方法
JP2016098155A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 太平洋セメント株式会社 中空粒子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE68908092D1 (de) 1993-09-09
US5077241A (en) 1991-12-31
DE68908092T2 (de) 1994-03-03
IL92003A0 (en) 1990-07-12
KR900007751A (ko) 1990-06-01
AU4359489A (en) 1990-05-24
EP0369638A1 (en) 1990-05-23
AU623693B2 (en) 1992-05-21
EP0369638B1 (en) 1993-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02180631A (ja) ゾル・ゲル法によるセラミック中空微小球及びその製法
US5492870A (en) Hollow ceramic microspheres by sol-gel dehydration with improved control over size and morphology
Yoldas Alumina gels that form porous transparent Al 2 O 3
Vijayan et al. Preparation of alumina foams by the thermo-foaming of powder dispersions in molten sucrose
JP2002068854A (ja) アルミナ多孔体及びその製造方法
Yuan et al. Preparation of calcium hexaluminate porous ceramics by novel pectin based gelcasting freeze-drying method
US6620458B2 (en) Method to produce alumina aerogels having porosities greater than 80 percent
EP0479553B1 (en) Production of porous ceramics
JP2959683B2 (ja) 高純度アルミナ繊維成形体の製造方法
Luan et al. Hierarchically cell-window structured porous cordierite prepared by particle-stabilized emulsions using potato starch as a modifier
CN114394612B (zh) 一种耐高温、低密度氧化铝纳米棒气凝胶及其制备方法
Luo et al. Novel method of fabricating ultra-light aluminum borate foams with hierarchical pore structure
EP1237828B1 (en) Monolithic alpha-alumina articles having controlled porosity, and sol-gel process for making them
Kim et al. Packaging of sol–gel‐made porous nanostructured titania particles by spray drying
WO2018097210A1 (ja) 多孔質セラミックスの製造方法ならびに多孔質セラミックス
Lin et al. Near-net-size porous mullite ceramics with tuneable sintering shrinkage for thermal insulation applications
Khattab et al. Fabrication of Porous TiO 2 Ceramics Using Corn Starch and Graphite as Pore Forming Agents
Chen et al. Preparation of alumina-zirconia materials by the sol-gel method from metal alkoxides
Krüger et al. Structural Evolution in Sol–Gel‐Derived Yttrium Aluminum Garnet–Alumina Precursor Fibers
Kang et al. A novel approach to fabricate porous magnesia materials with excellent properties via pore-forming agent
JPS63297267A (ja) ジルコニア質複合耐火物
Belov et al. Preparation of spherical Yttria‐stabilized zirconia powders by reactive‐spray atomization
Richardson et al. Sintering of yttrium oxide powders prepared by emulsion evaporation
Moh Sol-Gel derived ceramic bubbles
Surabhi Production of alumina based porous ceramics using naphthalene as the pore former