JPH02179547A - デファレンシャルロック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はデファレンシャルロック装置に係り、特に四
輪駆動切換えスイッチを備えた車両のデファレンシャル
ギヤをロックさせるデファレンシャルロック装置に関す
る。

〔従来の技術〕

旋回走行時に内側車輪と外側車輪とに作動を生じさせ、
回転差を吸収するデファレンシャルギヤを備えた車両で
あって、いずれか−側の車輪が空転した場合に、他側の
車輪へ伝達される駆動力の減少により走行し得な（なる
不都合を解消し走行性を向上すべく、電気や油圧等を利
用してスイッチやレバー等の操作によりデファレンシャ
ルギヤをロックし、作動機能を停止させ得る車両がある
。

このデファレンシャルギヤのロックには、機械式の直結
型のものと、リミテッドスリップテフと呼ばれる多板ク
ラッチ式の摩擦型のものとがあるが摩擦型のものは直結
型と比しスリップ率が大きいため能力的に劣るものであ
る。

また、特開昭５８−９３６２６号公報に開示されるもの
は、差動作用を少なくして走行安定性を向上すべく、内
燃機関と駆動軸側とを連結しているプロペラ・シャフト
側を制動しせようたいに維持するパーキング・ブレーキ
系統が動作される時に前軸側後輪と後軸側後輪とを確実
に制動状態に維持するものがあった。

更に、爪付きスリーブとして構成された切換えスリーブ
が差動装置ハウジング上に移動可能に支持され、切換え
スリーブの複数の爪が差動装置ハウジングの互いに平行
なスリッドにより案内され、かつ車軸傘歯車またはその
背面に設けられて車軸に相対回転しないように結合され
る拘束体にある凹所にはまっているものがあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来のデファレンシャルロック装置は、四輪
駆動切換えスイッチと別体に形成されており、車両が二
輪駆動状態で走行している時もデファレンシャルロック
装置を作動させることができ、また、四輪駆動状態で走
行している時は、前記デファレンシャルロック装置の切
換えスイッチを切換えないとデファレンシャルロック装
置を動作させることはできなかった。

この結果、舗装路を二輪駆動状態で走行している時にデ
ファレンシャルロック装置の切換えスイッチを切換えた
場合、四輪駆動時のデファレンシャルロック装置の使用
に比して走破性が悪化するとともに、舗装路では大なる
危険を伴い、実用上不利であるという不都合があった。

また、四輪駆動状態で走行している時に前記デファレン
シャルロック装置を切換える場合は、四輪駆動切換えス
イッチとデファレンシャルロック装置の切換えスイッチ
とが別体に形成されていたので操作が二動作となり、使
い勝手が悪化するという不都合があった。

〔発明の目的〕

そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、車両を四輪駆動に切換えた際にオン動作する四輪駆動
センサを設け、この四輪駆動センサのオン動作時に前記
デファレンシャルギヤをロックすべく連動して動作する
構成としたことにより、デファレンシャルロック装置の
誤操作を未然に防止するとともに、四輪駆動の切換えと
前記デファレンシャルロック装置の切換えとを連動動作
で行うことができるデファレンシャルロック装置を実現
するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するためにこの発明は、デファレンシャ
ルギヤをロックし得るデファレンシャルロック装置にお
いて、車両を四輪駆動に切換えた際にオン動作する四輪
駆動センサを設け、この四輪駆動センサのオン動作時に
前記デファレンシャルギヤをロックすべく連動して動作
する構成としたことを特徴とする。

〔作用〕

上述の如く構成したことにより、デファレンシャルロッ
ク装置を動作させる際には、車両を四輪駆動に切換えて
四輪駆動センサをオン動作させ、この四輪駆動センサの
オン動作に連動してデファレンシャルロック装置を動作
させている。

〔実施例〕

以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
。

第１〜３図はこの考案の実施例を示すものである。図に
おいて、２は動力伝達装置の変速機、４はクラッチ、６
はトランスファである。変速機２は、内燃機関（図示せ
ず）の出力軸に接続した入力軸８に連結するメイン軸１
０にｌ連用第１歯車１２．２連用第２歯車１４．３連用
第３歯車１６．４速用第４歯車１８．５連用第５歯車２
０、そしてリバース用歯車２２が所定に配設されている
。

また、上述の各歯車は、カウンタ軸２４に取付けた夫々
歯車に噛合っている。

前記メイン軸１０にトランスファ駆動スプロケット２６
が固設され、このトランスファ駆動スプロケット２６に
はトランスファ出力側軸２８に固設したトランスファ被
駆動スプロケット３０に巻掛けたトランスファドライブ
チェーン３２が巻掛けられている。

前記メイン軸１０に後側プロペラ軸３４が連結するとと
もに、トランスファ出力側軸２８には前側プロペラ軸３
６が連結している。

なお、符号３８はクラッチレリーズ軸受、４０は歯車シ
フトレバ−４２はトランスファシフトレバ−である。

前記変速機２に車両を四輪駆動に切換える図示しない四
輪駆動切換えスイッチを設け、この四輪駆動切換えスイ
ッチのオン動作時に四輪駆動センサ４８をオン動作させ
て後述するデファレンシャルギャ５４をロックすべく連
動して動作する構成とする。

詳述すれば、前記トランスファシフトレバ−４２により
往復動される軸部４４に四輪駆動・二輪駆動用検出部４
６を設け、この検出部４６の停止位置によってオン・オ
フ動作する前記デフロツタ装置の四輪駆動センサ４８を
設ける。

この四輪駆動センサ４８にバキューム・スイッチング・
バルブ（ＶＳＶ）５０が連絡されるとともに、バキュー
ム・スイッチング・バルブ５０にはこのバキューム・ス
イッチング・バルブ５０により動作されるアクチュエー
タ５２が接続されている。

このアクチュエータ５２を、第２．５図に示す如く、デ
ファレンシャルギヤ５４近傍に設けるとともに、デファ
レンシャルギヤ５４のデフロック用スリーブ５６に係合
凹部５８を設け、この係合凹部５８に係合するフォーク
６０を設ける。そして、フォーク６０を前記アクチュエ
ータ５２によってスリーブ５６の軸方向に移動させるべ
（設ける。

さすれば、前記図示しない四輪駆動切換えスイッチのオ
ン動作による四輪駆動センサ４８のオン動作時にバキュ
ーム・スイッチング・バルブ５０を作動させてアクチュ
エータ５２を動作させ、前記スリーブ５６をデフロック
方向に移動させて前記四輪駆動センサ４８のオン動作に
連動するものである。

次に作用について説明する。

図示しない車両を図示しない四輪駆動切換えスイッチを
動作させて四輪駆動に切換えた際には、トランスファシ
フトレバ−４２により軸部４４が、第１図の実線矢印に
示す如く、四輪駆動側に移動される。

このとき、前記軸部４４に設けられた検出部４６の移動
によって四輪駆動センサ４８がオン動作し、バキューム
・スイッチング・バルブ５０を作動させてアクチュエー
５２を動作させ、デファレンシャルギヤ５４近傍に設け
られるスリーブ５６をデファレンシャルギヤロック方向
に移動させて、デファレンシャルギヤ５４をロック状態
にしている。

これにより、四輪駆動への切換え状態を四輪駆動センサ
４８によって検出し、軸部４４によってデファレンシャ
ルギヤ５４をロック状態にすることができ、デファレン
シャルギヤ５４の切換えを短時間で行うことができると
ともに、四輪駆動時の走破性を向上し得て、実用上有利
である。

また、前記デファレンシャルギヤ５４の切換えと二・四
輪駆動の切換えとを連動させることにより、デファレン
シャルギヤ５４の切換え誤動作を確実に防止できるとと
もに、このデファレンシャルギヤ５４用切換えスイッチ
を省略でき、構成を簡略化できる。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した如くこの発明によれば、車両を四輪
駆動に切換えた際にオン動作する四輪駆動センサを設け
、この四輪駆動センサのオン動作時に前記デファレンシ
ャルギヤをロックすべく連動して動作する構成としたの
で、デファレンシャルロック装置を四輪駆動センサのオ
ン動作との連動によって動作させることができ、デファ
レンシャルロック装置の切換えを短時間で行うことがで
きるとともに、四輪駆動の走破性を向上し得て、実用上
有利である。また、デファレンシャルロック装置を四輪
駆動切換えスイッチとの連動したことにより、前記デフ
ァレンシャルロック装置の誤動作を確実に防止し得る。

【図面の簡単な説明】

第１〜６図はこの発明の実施例を示し、第１図はデファ
レンシャルロック装置の概略説明図、第２図は第１図の
矢視■部分の要部拡大断面図、第３図は変速機の概略断
面図、第４図はデファレンシャルギヤの平面図、第５図
はデファレンシャルギヤの概略断面図、第６図はデファ
レンシャルギヤの左側面図である。 図において、２は変速機、４４は軸部、４６は四輪駆動
・二輪駆動用検出部、４８は四輪駆動センサ、５０はバ
キューム・スイッチング・バルブ、５２はアクチュエー
タ、５４はデファレンシャルギヤ、 凹部・ ６はデフロック用スリーブ、 ６０はフォークである。 ５８は係合 特 代 許 出 理 願 人 人 鈴木車両工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、デファレンシャルギヤをロックし得るデファレンシ
   ャルロック装置において、車両を四輪駆動に切換えた際
   にオン動作する四輪駆動センサを設け、この四輪駆動セ
   ンサのオン動作時に前記デファレンシャルギヤをロック
   すべく連動して動作する構成としたことを特徴とするデ
   ファレンシャルロック装置。