JPH02179366A - 直流抵抗溶接装置 - Google Patents

直流抵抗溶接装置

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JPH02179366A
JPH02179366A JP63332618A JP33261888A JPH02179366A JP H02179366 A JPH02179366 A JP H02179366A JP 63332618 A JP63332618 A JP 63332618A JP 33261888 A JP33261888 A JP 33261888A JP H02179366 A JPH02179366 A JP H02179366A
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JP
Japan
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inverter
output
current
signal
resistance welding
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JP63332618A
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English (en)
Inventor
Fumitomo Takano
文朋 高野
Nobuo Kobayashi
信雄 小林
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は直流を用いてワークを抵抗溶接する直流抵抗溶
接装置に関し、−層詳細には、例えば、三相交流を整流
して直流化し、この直流をインバータを用いて高周波交
流に変換した後、出力トランスと整流器を用いて再び直
流に変換し、この直流を溶接電極に供給することにより
ワークを溶接するインバータ式の直流抵抗溶接装置にお
いて、前記インバータの出力と前記溶接トランスとの間
にコンデンサを介装して共振回路を形成することにより
インバータ部における電力損失を軽減することが可能と
なり、しかも小型軽量化を同時に達成するようにした直
流抵抗溶接装置に関する。
[発明の背景コ 抵抗溶接装置は、例えば、一対の電極によって一組のワ
ークを挟持し、この電極間に溶接電流を通電することに
よりジュール熱を生じさせ且つ前記電極を相対的に押圧
してワークを接合する装置である。当該抵抗溶接装置は
、接合の際に、溶接棒等を必要としないことから作業能
率に優れた接合法である。
この場合、抵抗溶接による接合法は、例えば、アーク溶
接接合法等に比較して極めて大きい溶接電流が必要とさ
れることから、溶接トランスが大型且つ大重量になりが
ちである。従って、これが溶接ロボット等のアーム部に
取着する際の難点として指摘されている。
そこで、最近では、この溶接用トランスの小型化を図る
ため、直流を、−旦、高周波交流に変換し、この高周波
交流を前記出力トランスに供給して降圧した後、整流器
を用いて再び直流化して溶接ガンアームに供給するイン
バータ式の直流抵抗溶接装置が採用され始めている。高
周波交流に変換する理由は出力トランスを構成するトラ
ンスコアの断面積が前記高周波交流の周波数と反比例の
関係にあることを利用して出力トランスを比較的小型軽
量に構成出来るからである。また、再び直流化して溶接
ガンアームに供給する理由は溶接ガンアームの長さおよ
びその形状に起因するストレイインダクタンスによる高
周波インピーダンスの増加に基づ(電圧降下と表皮効果
による電圧降下を回避することが可能となり、高効率の
装置を構築出来るからである。
この種のインバータ式直流抵抗溶接装置を第1図に示す
。当該装置はコンバータ部2とインバータ部4および出
力トランス部6とから構成され、商用の三相交流電源7
から出力される三相交流をコンバータ部2を構成する整
流器8とコンデンサ10によって直流化し、この直流を
トランジスタ12a乃至12d等から構成されるフルブ
リッジ型のインバータ部4によって前記三相交流の周波
数に比較して高周波の交流に変換した後、再びセンタタ
ップ付の出力トランス14と整流器16a、16bによ
り直流に変換して溶接電極18a、18b間に供給する
構成となっている。
なあ、溶接電極18aは整流器16a、16bの共通接
続点に接続され、電極18bは出力トランス14を構成
する2次コイルのセンタタップ19に接続されている。
このような構成によって一対のワークW1、Wbが溶接
電極18a、18b間に挟持されると溶接電流が通電さ
れ、ワークW4、Wbとの接触部位が溶融して接合する
ところで、このように構成されるインバータ式の直流抵
抗溶接装置においては、供給電流の大電流化および当該
装置の小型化が常に要請されている。これによって、鋼
板の溶接に対してメツキ鋼板等の融点の異なる材質が存
在する鋼板あるいはアルミニウム板等の熱伝導率の大き
い材質の溶接を行うに際しても大電流を供給し得ること
が 出来るからである。
然しなから、従来の直流抵抗溶接装置において、さらに
高周波化を図り且つ電流容量を増加しようとすると、第
2図に示すように、インバータ部4を構成するトランジ
スタ12a乃至12dのコレクタ・エミッタ間電圧Va
tとコレクタ電流I、との積によって規定される電力損
失Pc(図中、ハツチング部に対応する分)が増加する
。結局、インバータ部4にふける効率が低下することに
なり、しかもこの電力損失Pcの増加に対応する放熱構
造を採用しなければならず、また、トランジスタ12a
乃至12dを、夫々、並列接続構成とする必要性が生じ
ることからさほどには当該装置の小型化が図れないとい
う不都合が露呈する。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、インバータ式の直流抵抗溶接装置において、イ
ンバータ部の負荷が共振回路を構成することによりトラ
ンジスタのスイッチング時における電力損失を極めて小
さくすることが出来、それによってインバータ部の高周
波化が図れ溶接トランスを小型軽量化することを可能と
する直流抵抗溶接装置を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は直流をインバー
タを用いて交流に変換した後、その交流を出力トランス
の1次コイルに導入し、前記出力トランスの2次コイル
に誘起する交流を整流し再び直流にしてワークを溶接す
る直流抵抗溶接装置において、前記インバータの出力側
と前記出力トランスの1次コイルとの間にコンデンサを
接続し、インバータの出力側から出力・トランス側を見
たインダクタンスと前記コンデンサとで共振回路を形成
するよう構成することを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る直流抵抗溶接装置について好適な実
施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第3図は本発明に係る共振回路付直流抵抗溶接装置の概
略構成を示す。当該直流抵抗溶接装置は基本的に三相交
流電源20から出力される三相交流を直流に変換するコ
ンバータ部22と、このコンバータ部22の出力である
直流を所定の高周波交流に変換するインバータ部24と
、このインバータ部24の出力端子25a、25bから
出力される電流と電圧を検出する電流電圧検出部26と
、前記インバータ部24の負荷であり且つ共振回路を構
成するコンデンサ28および共振用補助コイル29と、
この共振用補助コイル29の他端側に接続される出力ト
ランス32、および前記電流電圧検出部26の出力側に
接続される波形整形回路34a、34bを介して前記イ
ンバータ部24を構成するフルブリッジ型のトランジス
タ36a乃至36dに対してパルス幅変調されたベース
電流を供給するベースドライブ回路38を駆動する共振
制御回路40とから構成される。
なあ、前記コンバータ部22は整流ダイオードスタック
42とリアクトル44とコンデンサ46から構成され、
電流電圧検出部26は交流電流iの検出手段としての変
流器48と交流電圧Vの検出手段としての抵抗分圧回路
50とから構成され、出力トランス32は入力端子51
a、51bと1次コイル52とトランスコア54と2次
コイル56と出力端子55a、55bおよびセンタタッ
プ57とから構成される。さらに、前記2次コイル56
は整流器30a、30bの一端側に接続され、前記整流
器30a、30bの他端側の共通接続端子および出力ト
ランス32のセンタタップ57はワークWいW。
を挟持する溶接電極58aおよび58bに接続される。
第4図は第3図に示す直流抵抗溶接装置の中、共振制御
回路40の詳細等を示すブロック図である。共振制御回
路40は位相比較器60を含み、この位相比較器60は
位相差検出器62.2回路2接点の連動スイッチ64.
66および積分器68とから構成されている。この位相
比較器60を構成する位相差検出器62の夫々の入力端
子52a、62bには前記波形整形回路34a、34b
から出力される電流の位相を表す電圧信号I (以下、
電流信号という)および電圧の位相を表す電圧信号V(
以下、電圧信号という)が導入されている。
位相差検出器62の出力信号S、 SS、は出力端子6
2C,62dから前記スイッチ64および66を構成す
る接点64G、66Cに導入される。ここで、スイッチ
64を構成する接点64bは電源+5vに接続され、ス
イッチ66を構成する接点66bは積分用電源70に接
続されている。なお、スイッチ64.66は前記位相差
検出器62の出力端子62eから出力する信号によって
同時に切り換えられる。
前記スイッチ64および66の共通接点64a、66a
は夫々積分器68の入力端子68aおよび68bと接続
されている。
前記積分器68の出力端子68cから出力信号S、が電
圧を周波数に変換する電圧−周波数変換器72(以下、
V/F変換器という)と微分手段等から形成される変化
点検出回路740入力側に導入される。前記V/F変換
器72の出力信号である位相制御信号ω、は前記インバ
ータ部24を構成するフルブリッジ型のトランジスタ3
6a乃至36dのベースを駆動するためのベースドライ
ブ回路38を駆動するインバータ制御回路76に導入さ
れる。この場合、インバータ制御回路76の他方の入力
端子には前記変化点検出回路74からの制御停止信号S
、が導入されている。
インバータ部24の出力信号は基本的にコンデンサ28
とインバータ部24の出力側から出力トランス32側を
見たインダクタンスとからなる共振回路78を駆動する
。この場合、当該インダクタンスはインバータ部24の
出力端子25a、25bから出力トランス32の入力端
子51a、51bに至るまでの配線インダクタンスと前
記共振用補助コイル29のインダクタンスおよび出力ト
ランス32の入力端子51a、51bから二次側を見た
インダクタンスの合成インダクタンスとなる。前記共振
回路78の交流電流iと交流電圧Vとが変流器48と抵
抗分圧回路50によって検出された後波形整形回路34
aと34bにおいて所定の電圧振幅に変換され、電流信
号Iおよび電圧信号■として共振制御回路40を構成す
る前記位相比較器60の入力側に帰還されている。
第5図は第4図に示す共振制御回路40の中、積分用電
源70を含む位相比較器60の具体的な回路図を示す。
前記したように、位相比較器60は位相差検出器62と
積分器68とから構成されている。位相差検出器62は
その人力部にDタイプフリップフロップ80.82を含
み(以下、D−F/Fという)このD−F/F80.8
2のクロック入力端子CK、、CK2に、夫々前記電流
信号l並びに電圧信号Vが導入されており、この電流信
号Iと電圧信号Vの立ち上がりエツジによって当該D−
F/F80.82が動作する。この場合、D−F/F8
0.82のデータ入力端子D1、D2、プリセット端子
PR,、PH1は夫々電源電圧+5Vに接続されている
。D−F/F80.82の出力端子QISQ2は夫々ナ
ントゲート84、エクスクル−シブオアゲート86(以
下、EX−ORという)の2つの入力端子に接続されて
おり、ナントゲート84の出力端子は前記D−F/F8
0.82のクリア入力端子CLI、CL2に接続されて
いる。
前記位相差検出器62の一方の出力信号St はスイッ
チ64を介して積分器68を構成する電界効果トランジ
スタ88(以下FETという)のゲート端子に導入され
ると共に、1次微分手役等から構成されスイッチ64.
66を切換制御する位相差判定回路90に導入される。
一方、位相差検出器62の他方の出力信号S2はスイッ
チ66および抵抗92を介して前記FET88のソース
側と接続されている。この場合、FET88のソース側
には抵抗94を介して電源電圧−12Vに接続されてい
る。前記FET98のドレイン側はオペアンプ96と帰
還コンデンサ98とからなる帰還増幅器100に接続さ
れ、この帰還増幅器100の出力信号S、は第4図に示
す共振制御回路40を構成するV/F変換器72と変化
点検出回路740入力側に導入されている。
なお、本実施態様に係る直流抵抗溶接装置は図示しない
制御回路によってその動作が制御される。この制御回路
の記憶手段に記憶された制御動作のアルゴリズムを第6
図のフローチャートに示す。
本実施態様に係る直流抵抗溶接装置は基本的には以上の
ように構成されるものであり、次にその作用並びに効果
について添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する
そこで、先ずワークWa、Wbが溶接電極58a右よび
58bによって挟持されると共に初期加圧がなされる(
第6図、5TP1)。次に、時刻to  (第7図参照
)において共振制御回路40を構成する積分器68と積
分用電源70とが接続される(SrF2)。すなわち、
スイッチ64.66の共通接点64a、66aと接点6
4b、66bとが接続される(第5図における接続状態
)。
この状態に右いて三相交流電源20から出力される三相
交流はコンバータ部22を構成する整流ダイオードスタ
ック42と、リアクトル44およびコンデンサ46によ
って直流化され、この直流がインバータ部240入力端
子に導入される。
一方、積分用電源70からの出力信号(この場合、接地
電位信号)はスイッチ66を構成する接点66b1共通
接点66aを介して積分器680入力端子68b側に導
入される。図の接続状態において、F E Ta2は能
動状態とされているのでソース電位と前記接地電位信号
並びに電源−12Vと抵抗92.94で決定される積分
電流がF E Ta2のドレイン側からソース側に通流
する。従って、積分器68の出力信号S、が徐々に増加
する。この変化により、V/F変換器72の出力信号で
ある位相制御信号ω、の周波数は、第7図の当該位相制
御信号ωfの周波数変化特性の時刻t0点以降に示すよ
うに、その周波数が徐々に増加方向に向かう。この位相
制御信号ω、の周波数に応じてインバータ制御回路76
は駆動され、ベースドライブ回路38においてインバー
タ部24を構成するフルブリッジ型のトランジスタ36
a乃至36dを駆動するのに十分なベース電流に増幅さ
れ、この増幅後のベース電流によってインバータ部24
が駆動される。インバータ部24の出力交流は前記コン
デンサ28、共振用補助コイル29を介して出力トラン
ス3201次コイル52に導入される。1次コイル52
に導入された交流は出力トランス32によって変圧され
2次コイル56に所定の交流を誘起し、2次コイル56
に誘起された交流は整流器30a、30bによって整流
された後、その共通接続点と前記出力トランス32のセ
ンタタップ52とから溶接電極58a、58bを介して
ワークWいWbに供給される(SrF2)。
ここで、共振回路78の共振周波数ω、は、前記したよ
うに、コンデンサ28と、化カドランス3201次側か
ら2次側を見たインダクタンスとインバータ部24の出
力端子25a、25bから出力トランス320入力端子
51a、51bまでの配線インダクタンス並びに共振用
補助コイル29のインダクタンスによってその周波数が
規定されている。一方、インバータ部24の出力交流の
中、交流電流iに係る成分は変流器48を介して波形整
形回路34bに導入され、交流電圧Vに係る成分は抵抗
分圧回路50を介して波形整形回路34aに導入される
。この波形整形回路34a、34bに導入された交流電
流iに係る成分と交流電圧Vに係る成分とは、前記した
ように、位相差検出器62を構成するD−F/F80.
82で処理し得るレベルの電圧信号に変換される。この
ように変換された実際には電圧信号である前記交流電流
成分に比例する電流信号lと交流電圧成分に比例する電
圧信号Vが位相差検出器62の入力端子62a、62b
を介して夫々D−F/F80.82のフロップ入力端子
に導入される。ここで、D−F/F80.82は前記し
たように信号の立ち上がりエツジで動作するフリップフ
ロップである。
ところで、当該直流抵抗溶接装置の電源投入時刻t0か
ら時刻t、に至る時間において電流信号Iと電圧信号V
との極性は、第8図a、 bに示すように、電流信号I
の位相が電圧信号Vの位相に比較して進相となっている
。この場合、両信号■とVとの位相差θ(実際には時間
差)はEX−OR86の出力端子に出力信号Slとして
表れる(SrF2、第8図C参照)。
次いで、位相差判定回路90において出力信号S、に係
る位相差θが所定時間、例えば、電流信号Iの1周期T
に対応する時間内に零値であるか否かが判定される(S
rF2)。この場合、位相差θは零値でないのでこの判
定は成立せず、スイッチ64.66は第5図の状態がそ
のまま保持され、位相差θを検出する毎に積分器68に
よってその出力信号S、の値が増加する(第8図C参照
)。この状態において、積分器68の出力信号S、が増
加するとF/V変換器72の出力信号である位相制御信
号ω、の周波数が増加し、これによってインバータ制御
回路76、ペースドライブ回路38を通じてインバータ
部24を構成するフルブリッジ型のトランジスタ36a
乃至36dから出力される交流電流が増加する(再び5
TP3)。次いで、再び位相差検出器62においてこの
増加した電流に対応する電流信号Iと電圧信号Vとの位
相差θが検出される(再び5TP4)。
前記位相差判定回路90はE X −OR86の出力信
号S1 に係る位相差θが零値に至った時にスイッチ6
4.66の共通接点64a、66aを接点64C166
c側に切り換えられるものであり、今、時刻1+  (
第7図参照)において電流信号■と電圧信号Vとの位相
差θが零値、すなわち、位相制御信号ωfの周波数が共
振周波数ω、に等しくなるものとする(第9図a乃至d
参照)。この時刻t3点において第6図のフローチャー
トに示すステップ5における判断が成立し、ステップ6
に示すように、位相差判定回路900作用下にスイッチ
64.66の共通接点64a、66aは接点54c、6
6C側へ切り換えられ(SrF2)、当該直流抵抗溶接
装置が共振状態を保持しつつフイードバック動作をする
。なお、位相制御信号ωfの周波数が共振周波数ω、に
なった時には積分器68の出力信号S3は第9図eに示
すように一定値となる。
次に、時刻t3点以降のフィードバック動作について説
明する。先ず、変化点検出回路74は位相制御信号ω、
に対応する積分器68の出力信号S、の変化、例えば、
出力信号S3の微分係数が所定の正の値から急激に小さ
な値に変化した2回目の時点で制御停止信号S、を付勢
しインバータ制御回路76の動作を停止させるように構
成されている。この場合、位相制御信号ω。
の周波数の増減と出力信号S3の信号の大きさの増減と
が比例することから出力信号S、の時間変化特性は第7
図に示す位相制御信号ω、と同一または相似の特性と考
えることが出来るので、微分係数の変化は煩雑を避ける
ためこの特性曲線について考慮する。そうすると、時刻
1、点において第1回目の変化点が検出されるので、時
刻t1点以降時刻t2の間では少なくともステップ7の
判定は成立しない(SrF2)。
そこで、時刻t3点以降においては、フィードバック動
作が遂行される。すなわち、第8図に示すように、電圧
信号Vに対して電流信号Iが進み信号である場合には積
分信号S3が増加する方向に働いて位相差信号S1にお
ける位相差θが小さくなるように動作し、一方、第10
図に示すように、電流信号■が電圧信号Vに比較して遅
れ信号である場合には積分信号S3の値は減少方向にな
り、位相差信号S1の位相差θが小さくなるように動作
することによって、第7図に示すように、時刻tl乃至
t2間においては巨視的に観察すると、共振周波数ω、
は略一定値となっている(SrF2.5TP9)。
次いで、時刻t2点において前記ワークW1、W1間の
接触部位においてナゲツトが生成されると、前記出力ト
ランス3201次側から2次側を見たインダクタンスが
変化するので、このインダクタンスの変化に起因して共
振周波数ω。
が変化する。そこで、時刻t5点において所定のナゲツ
トが完全に生成されると、暫くの間(図中、t1点まで
)はナゲツトがそれ以上には大きくならないことが確認
されている。
時刻t3点において変化点検出回路74によって微分係
数が所定の正の値から急激に小さな値に変化する2回目
の点が検出されることになるので、ステップ7における
判定が成立しく5TP7)、変化点検出回路74の出力
信号である制御停止信号Spが付勢され、インバータ制
御口v&76の動作が停止する(SrF2)。このため
、インバータ部24は動作を停止し、溶接電極58a1
58b間に供給される溶接電流が零値となる。この状態
においてもワークW、 、W、は加圧保持される(Sr
F2)。そこで、保持されているワークW−、Wb間に
生成された図示しないナゲツトが略完全に固化し、ワー
クW、とW、とが接合される。しかる後、図示しない制
御機構によって電極58a、58b間が離間してワーク
Wa、 Wbが取り出され新たなワークW1、Wbが介
装される。
この場合、本実施態様によれば、インバータ部24の出
力回路を共振回路に構成しているので、トランジスタ3
6a乃至36dのベース電流I、に対してコレクタ・エ
ミッタ間の電圧VCI!とコレクタ電流I。は第11図
a、bに示すような関係となり、電力損失Pcは図に示
すハツチング部分のみとなり、第2図に示した従来技術
に係る電力損失P。に比較して極めてその値を小さなも
のとすることが出来る。従って、インバータ部における
発振周波数を高周波化した場合においても電力損失の増
加はなく、極めて効率の高い直流溶接抵抗装置が得られ
る。
[発明の効果コ 以上のように、本発明によれば、インバータ式直流抵抗
溶接装置において、その出力回路を共振形にしてワーク
に対して溶接電流を供給するように構成している。この
ため、インバータを構成するトランジスタのコレクタ・
エミッタ間を通流する電流の立ち上がり並びに立ち下が
り時における傾斜が緩やかになり、スイッチング時に発
生する電力損失を略零値に低減することが出来る。従っ
て、インバータ式直流抵抗溶接装置の高周波化が可能と
なり、この高周波化に伴い出力トランスの小型化等、装
置の小型化が図れる。しかも、この電力損失によってト
ランジスタから外部に放出される熱量が減少するので当
該インバータ部を構成するフルブリッジ型トランジスタ
の並列接続を回避することが出来る。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
例えば、積分用電源を方形波信号発生器に代替する等、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るインバータ式直流抵抗溶接装置
の構成図、 第2図は第1図に示す直流抵抗溶接装置のインバータ部
におけるトランジスタの電力損失の説明図、 第3図は本発明に係る共振回路を取着した直流抵抗溶接
装置の構成説明図、 第4図は第3図に示す直流抵抗溶接装置の中、共振制御
回路等の構成ブロック図、 第5図は第4図に示す共振制御回路の中、位相比較器の
詳細回路図、 第6図は当該直流抵抗溶接装置の動作を説明するフロー
チャート、 第7図は当該直流抵抗溶接装置の動作を説明する周波数
変化特性図、 第8図乃至第10図は当該直流抵抗溶接装置の動作を説
明するタイムチャート、 第11図は当該直流抵抗溶接装置のインバータ部にふけ
るトランジスタの電力損失の説明図である。 22・・・コンバータ部24・・・インバータ部26・
・・電流電圧検出部28・・・コンデンサ32・・・出
力トランス   40・・・共振制御回路48・・・変
流器      52・・・1次コイル54・・・トラ
ンスコア 60・・・位相比較器 68・・・積分器 56・・・2次コイル 62・・・位相差検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直流をインバータを用いて交流に変換した後、そ
    の交流を出力トランスの1次コイルに導入し、前記出力
    トランスの2次コイルに誘起する交流を整流し再び直流
    にしてワークを溶接する直流抵抗溶接装置において、前
    記インバータの出力側と前記出力トランスの1次コイル
    との間にコンデンサを接続し、インバータの出力側から
    出力トランス側を見たインダクタンスと前記コンデンサ
    とで共振回路を形成するよう構成することを特徴とする
    直流抵抗溶接装置。
JP63332618A 1988-12-28 1988-12-28 直流抵抗溶接装置 Pending JPH02179366A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016131998A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 新日鐵住金株式会社 スポット溶接電源

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62148091A (ja) * 1985-12-23 1987-07-02 Toshiba Corp 抵抗溶接機の制御装置
JPH01118379A (ja) * 1987-10-29 1989-05-10 Shinko Electric Co Ltd 抵抗溶接用電源装置

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