JPH02178577A - マルチヒートポンプ給湯機の作用媒体分布量制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、−台の熱源機の熱を作用媒体によって複数台
の貯湯ユニトに与えるマルチヒートポンプ給湯機の作用
媒体分布量制御装置に関するものである。

従来の技術 マルチヒートポンプ給湯機は、第２図に示すように、貯
湯槽１、水ポンプ２、凝縮器３、及び作用媒体制御弁４
からなる貯湯ユニット５を複数台設け、これら複数の貯
湯ユニット５に対して、圧縮機６、蒸発器７、及び膨張
弁８からなる一台の熱源ユニット９を設け、これら貯湯
ユニット５と熱源ユニット９とを、ヒートポンプの作用
媒体管路１０．１１で接続して構成されている。

貯湯槽１には、給湯に供する高温水が貯えられており、
出湯栓１２を開くと高温水が出湯され、出湯した分だけ
市水管１３より低温水が貯湯槽１内に供給され、貯湯Ｗ
１内に滞留する。貯湯ｆｆｆｌ内に滞留した低温水は、
水ポンプ２により凝縮器３に送られ、そこで加熱され高
温水となり貯湯槽１に戻り、貯えられる。出湯栓１２が
らの各出湯状況に応じて、各作用媒体制御弁４の開度が
調整され、この結果各凝縮器３における加熱量が制御さ
れる。

このとき、加熱停止状態にある凝縮器３では、作用媒体
制御弁４は全閉となって、凝縮器３内の作用媒体は、凝
縮器３からの自然放熱により凝縮液化し、凝縮器３内に
液状作用媒体として徐々に蓄えられるため、加熱運転状
態にある凝縮器３内の１ヤ用媒体量が不足状態となり、
加熱能力の低下を招く結果となる。

逆に加熱停止状態にある凝縮器３の作用媒体制御弁４を
全開にした場合には、凝縮器３内の作用媒体は全て加熱
運転状態にある凝縮器３内に移動し、作用媒体量が過剰
状態になって内圧力が上昇し、圧縮機６の仕事量を増大
させる。

これらを防ぐため、従来は加熱停止状態の作用媒体制御
弁４を一定時間間瀦で開閉させることにより、作用媒体
の分布量制御を行なっていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような作用媒体分布量制御では実際
の作用媒体分布状態と無関係に行なわれるため、加熱動
作状態の凝縮器３内の作用媒体量を常時最適量に維持す
ることができないという問題点があった。

課題を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解消するためになされたもので
、加熱停止状態の各凝縮器３内の作用媒体量を検出する
検出器を設け、その検出器出力によって、加熱停止状態
の各作用媒体制御弁４の開度を調節するものである。

作用 加熱停止状態の各凝縮器３内の作用媒体量が少ない場合
に、各作用媒体制御弁４の開度を小さくすることにより
各凝縮器３内の圧力が低下し作用媒体量を増やすことが
できる。逆に多い場合に各作用媒体制御弁４の開度を大
きくすることにより各凝縮器３内の圧力が上昇し作用媒
体量を減少させることができる。このように加熱停止状
態の各凝縮器３内の作用媒体量を調整することにより、
加熱動作状態の凝縮器３内の作用媒体量が常時最適量に
維持され、ヒートポンプサイクルとして常時最適状態を
保つことができる。

実施例 以下、本発明の一実施例におけるマルチヒートポンプ給
湯機の作用媒体分布量制御装置を図に基づいて説明する
。

第９図は、マルチヒートポンプのシステム構成図であり
、貯湯槽１、水ポンプ２、凝縮器３、及び作用媒体制御
弁４からなる貯湯ユニット５を複数台設け、これら複数
の貯湯ユニット５に対して、圧ｍ機６、蒸発器７、及び
Ｊ５ｊ張弁８からなる一台の熱源ユニット９を設け、こ
れら貯湯ユニット５と熱源ユニット９とを、ヒートポン
プの作用媒体管路１０．１１で接続して構成されている
。

ヒートポンプの作用媒体蒸気は、圧縮器６において圧縮
された高温高圧の蒸気となって作用媒体管路１０に吐出
され、作用媒体制御弁４を通って凝縮器３内で凝縮液化
し、凝縮器３二次側の水を加熱する。液化した作用媒体
は、作用媒体管路１１を通って膨張弁８に至り、適度な
絞りを受けて低圧となり、蒸発器７において熱源よりの
熱を受けて蒸発し、低圧蒸気となって圧縮器６に吸入さ
れる。

貯湯器１には、給湯に供する高温水が出湯され、出湯し
た分だけ重水管１３より低温水が貯湯器１内に供給され
、貯湯器１内に滞留する。貯湯器１内に滞留した低温水
は、水ポンプ２により凝縮器３に送られ、そこで加熱さ
れ高温水となり貯湯器１に戻り、貯えられる。出湯栓１
２−ｉ（ｉは１からＮ）からの各出湯状況に応じて、各
作用媒体制御弁４−　ｉの開度が調整され、この結果各
凝縮器３−　ｉにおける加熱量が制御される。

第１図は、本実施例におけるマルチヒートポンプ給湯機
の作用媒体分布量制御装置のブロック構成図であり、凝
縮器３内の作用媒体量を測るべく設けられた各作用媒体
量検出器１４から、各作用媒体量信号が作用媒体制御弁
開度制御部１５に送られ、各作用媒体量制御部１６に入
力され、各作用媒体量ｆｆｄＪｔｎ部１６において作用
媒体量を目標値に一致させる弁開度信号が出力され、作
用媒体制御弁操作量選択スイッチ１７を通して加熱停止
状態の作用媒体制御弁４に加えられ、開度が操作される
。

一方、加熱運転状態の作用媒体制御弁４は、加熱量制御
部１８からの操作信号が作用媒体制御弁操作量選択スイ
ッチ１７を通して加えられ、各作用媒体制御弁４の開度
が操作され、各凝縮器３における加熱量が制御される。

加熱停止状態にある各凝縮器３内の作用媒体量が目標値
より多い場合には、各ｆ％用媒体制御弁４の開度が大き
くなるように操作され、各凝縮器３内圧力が上昇し、作
用媒体が加熱運転状態にある凝縮器３内に移動する。逆
に加熱停止状態にある各凝縮器３内の作用媒体量が目標
値より少ない場合には、各作用楳体ｆｌ／１ｍ弁４の開
度が小さくなるように操作され、各凝縮器３内圧力が低
下し、作用媒体が加熱運転状態にある凝縮器３内から加
熱停止状態にある凝縮器３内に移動する。

このように加熱停止状態の各凝縮器３内の作用媒体量が
目標値に一致するように各作用媒体制御弁４の開度を操
作する事により、加熱運転状態の凝縮器３内の作用媒体
量を常時ｆｉ適量に維持することができる。

発明の効果 以上述べてきたように、本発明によるマルチヒートポン
プ給湯機の作用媒体分布量制御装置では、加熱停止状態
の凝縮器３内の作用媒体量が目標値に一致するように、
作用媒体制御弁４の開度を操作する事により、加熱運転
状態の凝縮器３内の作用媒体量が常時最適量に維持され
、ヒートポンプサイクルとして常にｆ＆８状態となり、
加熱能力の低下や圧縮機の仕事量の増大のない高効率な
運転がなされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例におけるマルチヒートポン
プ給湯器の作用媒体制御弁開度制御部のブロック構成図
、第２図は、マルチヒートポンプ給湯機のシステム構成
図である。 １　・・貯湯槽、２・　・水ポンプ、３凝縮器、４・・
・作用媒体制御弁、５・・・貯湯ユニット、６・・・圧
縮機、７・・・蒸発器、８・Ｊδｊ張弁、９・・・熱源
ユニット、１０．１１・・・作用媒体管路、１４・・・
作用媒体量検出器、１５・・・作用媒体制御弁開度制御
部、１６・・・作用媒体量制御部、１７・・・作用媒体
制御弁操作量通訳スイッチ、１８　・・加熱量制御部。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はが１名。 傷 １図 ３−　凝詞り器 ４−作用昧体計岬芳 １４−−・作用蜂俸ｌ埃此呑 １５−　　イ乍Ｍぢ１体ｖＩ淘升開度制堝甲音や／６−
作」ト煤４髪制御部 １７−　　作７！￥謀体シ■り１汁摺Ｕ）量」Ｌ担スイ
ッチ１８−　μｒ　？！”、、　ｔ　ｉ’Ｔ靜節、ｌ（ 一一一 −」

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 貯湯槽、水ポンプ、凝縮器、及び作用媒体制御弁からな
   る複数台の貯湯ユニットに対して、圧縮機、蒸発器、及
   び膨張弁からなる一台の熱源ユニットを設け、これら熱
   源ユニットと貯湯ユニットとをヒートポンプの作用媒体
   管路で接続してなるマルチヒートポンプ給湯機で、加熱
   停止状態の前記各貯湯ユニット内の前記各凝縮器におけ
   る各作用媒体量検出器の出力に応じて、加熱停止状態の
   前記各貯湯ユニット内の前記各作用媒体制御弁の開度を
   調節するように構成したことを特徴とするマルチヒート
   ポンプ給湯機の作用媒体分布量制御装置。