JPS5850212Y2 - 多室用冷房装置 - Google Patents
多室用冷房装置Info
- Publication number
- JPS5850212Y2 JPS5850212Y2 JP10633279U JP10633279U JPS5850212Y2 JP S5850212 Y2 JPS5850212 Y2 JP S5850212Y2 JP 10633279 U JP10633279 U JP 10633279U JP 10633279 U JP10633279 U JP 10633279U JP S5850212 Y2 JPS5850212 Y2 JP S5850212Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- valve
- pressure
- capillary tube
- pipe
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はキャピラリーチューブを減圧機構として使用し
た場合における該減圧機構の冷媒流量制御性能を向上せ
しめることにより、室内ユニットの運転台数が増減した
ときあるいは各ユニットの冷房負荷が変動したときに、
この装置のエネルギー有効比の低下を防止するとともに
、圧縮機への液戻りを防止し、特に系統内の循環冷媒量
を適正値に制御し得る如き多室用冷房装置を提供しよう
とするものである。
た場合における該減圧機構の冷媒流量制御性能を向上せ
しめることにより、室内ユニットの運転台数が増減した
ときあるいは各ユニットの冷房負荷が変動したときに、
この装置のエネルギー有効比の低下を防止するとともに
、圧縮機への液戻りを防止し、特に系統内の循環冷媒量
を適正値に制御し得る如き多室用冷房装置を提供しよう
とするものである。
1台の室外ユニットに対して複数の室内ユニットを多重
接続する形式の冷房装置で装置を安価に提供する目的か
ら減圧器にキャピラリーチューブを使用したものがある
が、例えば2室用で1室運転時と2室運転時とでは所要
冷媒量に差があるのに対して、キャピラリーチューブの
制御性能が固定的であるために冷媒の過不足を生じ安定
した運転が得られないという欠点があった。
接続する形式の冷房装置で装置を安価に提供する目的か
ら減圧器にキャピラリーチューブを使用したものがある
が、例えば2室用で1室運転時と2室運転時とでは所要
冷媒量に差があるのに対して、キャピラリーチューブの
制御性能が固定的であるために冷媒の過不足を生じ安定
した運転が得られないという欠点があった。
かかる問題と解決手段として第3図に示す如き冷房装置
が特公昭52−18945号公報によって提案されてい
るが、この装置は高圧分岐管の分岐点16′と各開閉弁
11 a’、11 b’との間にキャピラリー10a’
、10b’を設けて、コノ各キャピラリー103’、1
0b′と各開閉弁11 a’、11 b’と各開閉弁1
1 a’、11b′との間の分岐管を並列に連結するバ
イパス管12を設けて1室運転時と2室運転時とでは冷
凍サイクル系中の減圧量を調節できるようにしたもので
ある。
が特公昭52−18945号公報によって提案されてい
るが、この装置は高圧分岐管の分岐点16′と各開閉弁
11 a’、11 b’との間にキャピラリー10a’
、10b’を設けて、コノ各キャピラリー103’、1
0b′と各開閉弁11 a’、11 b’と各開閉弁1
1 a’、11b′との間の分岐管を並列に連結するバ
イパス管12を設けて1室運転時と2室運転時とでは冷
凍サイクル系中の減圧量を調節できるようにしたもので
ある。
ところがこの装置は次の如き欠点がある。
即ち、2室運転時に最適な状態となるよう冷媒充填量を
決定すると、1室運転時に冷媒の余剰が生じてこの余剰
冷媒が凝縮器4′に溜まり、該凝縮器4′の有効伝熱面
積が減少することによす凝縮器4′の能力が低下して高
圧々力が上昇し、その結果として冷房能力が減少する反
面、圧縮機動力が増大してエネルギー有効比(EER:
冷房能力の圧縮機人力に対する比)が極端に悪くなって
ランニングコストの増大を招くシ、省エネルギーの面か
らも好ましくない。
決定すると、1室運転時に冷媒の余剰が生じてこの余剰
冷媒が凝縮器4′に溜まり、該凝縮器4′の有効伝熱面
積が減少することによす凝縮器4′の能力が低下して高
圧々力が上昇し、その結果として冷房能力が減少する反
面、圧縮機動力が増大してエネルギー有効比(EER:
冷房能力の圧縮機人力に対する比)が極端に悪くなって
ランニングコストの増大を招くシ、省エネルギーの面か
らも好ましくない。
一方、2室運転時であっても室温低下に起因する冷房負
荷減少の際に、高・俄雨圧力が共に低下して、所要冷媒
量が減じることから余剰冷媒が生じて凝縮器4′に溜ま
り、冷媒の溜まりを生じないときに比べて高圧の低下程
度が少く、矢張りエネルギー有効比の低下を招き好まし
くなかった。
荷減少の際に、高・俄雨圧力が共に低下して、所要冷媒
量が減じることから余剰冷媒が生じて凝縮器4′に溜ま
り、冷媒の溜まりを生じないときに比べて高圧の低下程
度が少く、矢張りエネルギー有効比の低下を招き好まし
くなかった。
さらに冷媒調節機能について見ても、1室運転時、2室
運転時何れも室外コイルが余剰冷媒の調節を行うように
なってエネルギー有効比の低下は免れ得ないものである
。
運転時何れも室外コイルが余剰冷媒の調節を行うように
なってエネルギー有効比の低下は免れ得ないものである
。
このように従来の冷房装置が種々の問題を有していた事
実に鑑み、本考案は上記諸欠陥を根本的に排除し得る如
き新規な冷房装置を考案するに至ったものであり、その
特徴とするところは、全室運転時に最適な分担減圧量と
なるキャピラリーチューブと、その出口側に設けた開閉
弁とを備えてなる高圧分岐管に対して、バイパス用キャ
ピラリーチューブを介して有するバイパス管を並列的に
連絡して各キャピラリーチューブと各開閉弁との間の配
管を該開閉弁の操作によって低圧ラインと中間圧ライン
とに切換え得る如く威す一方、低圧ラインとの熱交換可
能に設けた液溜め容器と前記配管とを夫々連絡してなる
構成を特徴とする。
実に鑑み、本考案は上記諸欠陥を根本的に排除し得る如
き新規な冷房装置を考案するに至ったものであり、その
特徴とするところは、全室運転時に最適な分担減圧量と
なるキャピラリーチューブと、その出口側に設けた開閉
弁とを備えてなる高圧分岐管に対して、バイパス用キャ
ピラリーチューブを介して有するバイパス管を並列的に
連絡して各キャピラリーチューブと各開閉弁との間の配
管を該開閉弁の操作によって低圧ラインと中間圧ライン
とに切換え得る如く威す一方、低圧ラインとの熱交換可
能に設けた液溜め容器と前記配管とを夫々連絡してなる
構成を特徴とする。
以下、本考案の内容を図面に示す実施例によって詳細に
説明する。
説明する。
第1図において、1は室外ユニツ)、2a、2b、2C
は室内ユニットであり、室外ユニット1は、圧縮機3、
凝縮器4、減圧機構5、アキュムレータ6および液溜め
容器7a、7b、7Cにより構成される一方、室内ユニ
ット2a、2b、2Cは蒸発器8a、8b、8Cおよび
図示しない室内ファンによって夫々構成される。
は室内ユニットであり、室外ユニット1は、圧縮機3、
凝縮器4、減圧機構5、アキュムレータ6および液溜め
容器7a、7b、7Cにより構成される一方、室内ユニ
ット2a、2b、2Cは蒸発器8a、8b、8Cおよび
図示しない室内ファンによって夫々構成される。
室外ユニット1の高圧液管15に設けた前記減圧機構5
は、前記液管15を室内ユニツ)2a、2b、2Cの数
に対応して分岐させた分岐管9a、9b、9C中に設け
られていて、この各分岐管9a、9b、9Cに夫々設け
た電磁弁の如き開閉弁11a。
は、前記液管15を室内ユニツ)2a、2b、2Cの数
に対応して分岐させた分岐管9a、9b、9C中に設け
られていて、この各分岐管9a、9b、9Cに夫々設け
た電磁弁の如き開閉弁11a。
11 b、11 Cと、各分岐管9a、9b、9Cを分
岐した分岐点16との間にキャピラリーチューブ10a
。
岐した分岐点16との間にキャピラリーチューブ10a
。
10 b 、10 Cを夫々介設するとともに、各キャ
ピラ)−チューブ10 a 、10 b 、10 Cと
各開閉弁11a。
ピラ)−チューブ10 a 、10 b 、10 Cと
各開閉弁11a。
11 b、11 Cとの間の各分岐管9a、9b、9C
相互を並列的に連絡するバイパス管12 a 、12
b 、12 Cを設け、このバイパス管12 a 、1
2 b 、12 Cにキャピラリーチューブ13 a
、13 b 、13 Cを介設した構造をなしている。
相互を並列的に連絡するバイパス管12 a 、12
b 、12 Cを設け、このバイパス管12 a 、1
2 b 、12 Cにキャピラリーチューブ13 a
、13 b 、13 Cを介設した構造をなしている。
一方、前記液溜め容器7a、7b、7Cは室外ユニット
1において低圧ガス管17と熱交換可能な適宜位置に配
設していて、図示例においては室内ユニツ)2a、2b
、2Cの数に対応した3個の液溜め容器7a、7b、7
Cを第2図々示の如く低圧ガス管17に気密的に囲繞さ
せた密閉容器に形成する。
1において低圧ガス管17と熱交換可能な適宜位置に配
設していて、図示例においては室内ユニツ)2a、2b
、2Cの数に対応した3個の液溜め容器7a、7b、7
Cを第2図々示の如く低圧ガス管17に気密的に囲繞さ
せた密閉容器に形成する。
そして、前記液溜め容器7 a 、7 b 、7 Cそ
れぞれを第1図の如く前記開閉弁11 a、11 b、
11 Cの入口側配管に配管18 a 、18 b 、
18 Cで接続させており、以上のようにして冷媒回路
が構成される。
れぞれを第1図の如く前記開閉弁11 a、11 b、
11 Cの入口側配管に配管18 a 、18 b 、
18 Cで接続させており、以上のようにして冷媒回路
が構成される。
しかして前記キャピラリーチューブ10a、10b、I
OCは各室内ユニット2a、2b、2Cに対応させて冷
媒の制御を行うための主たる減圧器であって、それ等は
室内ユニット2 a、2 b、2 Cの同時作動による
全室運転時において最適な運転状態を呈し得る如く、そ
れぞれが分担する減圧量を適正な値に設定しておくが、
室内ユニツ)2a、2b、2Cが同能力である場合には
、室外ユニット1の能力と見合わせた上で当然同じ減圧
量となることは言う迄もない。
OCは各室内ユニット2a、2b、2Cに対応させて冷
媒の制御を行うための主たる減圧器であって、それ等は
室内ユニット2 a、2 b、2 Cの同時作動による
全室運転時において最適な運転状態を呈し得る如く、そ
れぞれが分担する減圧量を適正な値に設定しておくが、
室内ユニツ)2a、2b、2Cが同能力である場合には
、室外ユニット1の能力と見合わせた上で当然同じ減圧
量となることは言う迄もない。
上述の構成になる冷房装置において冷房を行う場合、充
填冷媒量を3台運転で最適になるよう設定した条件下で
3室運転を行うと、圧縮機3から吐出された高温温圧の
冷媒ガスは、凝縮器4で外気と熱交換し高圧液冷媒とな
り、分岐管9a、9b、9Cに分流し、キャピラリーチ
ューブ10a、10b、IOCで夫々減圧した後、開閉
弁11 a 、11 b 、11Cを経て室内ユニツ)
2a、2b、2Cの各蒸発器8 a 、8 b 、8
Cに至り、室内空気から吸熱蒸発し冷媒ガスとなって低
圧ガス管17・・・・・・を夫々経て、アキュムレータ
6を通った後、圧縮機3に吸入される。
填冷媒量を3台運転で最適になるよう設定した条件下で
3室運転を行うと、圧縮機3から吐出された高温温圧の
冷媒ガスは、凝縮器4で外気と熱交換し高圧液冷媒とな
り、分岐管9a、9b、9Cに分流し、キャピラリーチ
ューブ10a、10b、IOCで夫々減圧した後、開閉
弁11 a 、11 b 、11Cを経て室内ユニツ)
2a、2b、2Cの各蒸発器8 a 、8 b 、8
Cに至り、室内空気から吸熱蒸発し冷媒ガスとなって低
圧ガス管17・・・・・・を夫々経て、アキュムレータ
6を通った後、圧縮機3に吸入される。
このようにして3室同時運転を行っている場合前記吸入
ガスの圧力と前記各液溜め容器7a・・・・・・内の圧
力との関係は、前記容器7a・・・・・・内の圧力、即
ち各キャピラリーチューブ10 a・・・・・・出口の
圧力に比し、吸入ガスの圧力は、室外ユニット1と各室
内ユニツ)2a・・・・・・との間の配管及び各蒸発器
8a・・・・・・の抵抗分だけ低下しており、定常運転
時は液溜め容器7a・・・・・・内の冷媒温度と吸入ガ
ス温度とは同じ温度になっている。
ガスの圧力と前記各液溜め容器7a・・・・・・内の圧
力との関係は、前記容器7a・・・・・・内の圧力、即
ち各キャピラリーチューブ10 a・・・・・・出口の
圧力に比し、吸入ガスの圧力は、室外ユニット1と各室
内ユニツ)2a・・・・・・との間の配管及び各蒸発器
8a・・・・・・の抵抗分だけ低下しており、定常運転
時は液溜め容器7a・・・・・・内の冷媒温度と吸入ガ
ス温度とは同じ温度になっている。
従って、吸入ガスは前記抵抗分に対応する過熱度の過熱
ガスとなっている。
ガスとなっている。
次に、各室内ユニツ)2a・・・・・・の冷房負荷が減
少すると、吸入ガスは過熱されなくなり、湿り気味とな
る。
少すると、吸入ガスは過熱されなくなり、湿り気味とな
る。
ところが、この吸入ガスの温度は液溜め容器7a・・・
・・・内の冷媒温度より低い温度になり、液溜め容器7
a・・・・・・内の冷媒は吸入ガスにより冷却され、液
化し、液冷媒となって貯溜され、冷凍サイクル中の冷媒
循環量は減少する。
・・・内の冷媒温度より低い温度になり、液溜め容器7
a・・・・・・内の冷媒は吸入ガスにより冷却され、液
化し、液冷媒となって貯溜され、冷凍サイクル中の冷媒
循環量は減少する。
この結果、吸入ガス温度は上昇し、液溜め容器7a・・
・・・・内の冷媒温度と同温度となり、吸入ガスは適正
過熱度となる。
・・・・内の冷媒温度と同温度となり、吸入ガスは適正
過熱度となる。
次に、例えば、一つの室内ユニツ)2aのみを運転し、
他の室内ユニツ)2a、2bは停止する場合、開閉弁1
1 aを開放し、他の開閉弁11 b、11 Cを閉成
する。
他の室内ユニツ)2a、2bは停止する場合、開閉弁1
1 aを開放し、他の開閉弁11 b、11 Cを閉成
する。
すると、凝縮器4の高圧冷媒液は、分岐管9a、9b、
9Cに分流して、キャピラリーチューブ10 aで減圧
した冷媒と、キャピラリーチューブ10b、13aを経
て減圧した冷媒と、キャピラリーチューブ10 C,1
3Cを経て減圧した冷媒とが合流した後、開閉弁11
aを通過して室内ユニット2aの蒸発器8aに至り、こ
こで蒸発液化した後、アキュムレータ6を経て圧縮機3
に吸入される。
9Cに分流して、キャピラリーチューブ10 aで減圧
した冷媒と、キャピラリーチューブ10b、13aを経
て減圧した冷媒と、キャピラリーチューブ10 C,1
3Cを経て減圧した冷媒とが合流した後、開閉弁11
aを通過して室内ユニット2aの蒸発器8aに至り、こ
こで蒸発液化した後、アキュムレータ6を経て圧縮機3
に吸入される。
この場合に、休止側室内ユニツ)2b、2Cの回路、特
に開閉弁11 b出口から蒸発器8b出口までの間と、
開閉弁11 C出口から蒸発器8bまでの間では、3室
運転時には液ガス混合状態であるのに対して低圧ガスの
みとなるので、休止側回路内分の冷媒量が減って、全体
として1室運転の場合が3室運転の場合に比し必要冷媒
量が少くて良いことは当然で゛ある。
に開閉弁11 b出口から蒸発器8b出口までの間と、
開閉弁11 C出口から蒸発器8bまでの間では、3室
運転時には液ガス混合状態であるのに対して低圧ガスの
みとなるので、休止側回路内分の冷媒量が減って、全体
として1室運転の場合が3室運転の場合に比し必要冷媒
量が少くて良いことは当然で゛ある。
しかして本考案装置においては、閉止側制御弁11 b
、11 C入口側における冷媒圧力は高圧ラインの圧力
に近い中間圧となっており、低圧ガス管17の冷媒圧力
に比して高いことから、この部分の温度は低圧ガス管1
7に比して高く、従って閉止側開閉弁11 b、11
Cに直接連絡された方の液溜め容器7b、7C内の冷媒
は低圧ガス管17に放熱して凝縮液化し、その結果液溜
め容器7b、7CC内体に冷媒が充填される。
、11 C入口側における冷媒圧力は高圧ラインの圧力
に近い中間圧となっており、低圧ガス管17の冷媒圧力
に比して高いことから、この部分の温度は低圧ガス管1
7に比して高く、従って閉止側開閉弁11 b、11
Cに直接連絡された方の液溜め容器7b、7C内の冷媒
は低圧ガス管17に放熱して凝縮液化し、その結果液溜
め容器7b、7CC内体に冷媒が充填される。
なお、開放側開閉弁11 aに直接連絡された方の液溜
め容器7a内には、前述3台同時運転時と同作用により
、定常運転時には吸入ガス温度相当の飽和ガスが充満す
るのみで液として溜ることはなく、吸入冷媒に対して過
熱度調整作用を行う。
め容器7a内には、前述3台同時運転時と同作用により
、定常運転時には吸入ガス温度相当の飽和ガスが充満す
るのみで液として溜ることはなく、吸入冷媒に対して過
熱度調整作用を行う。
従って、液溜め容器7 a 、7 b 、7 Cが所定
の容量であれば、3室運転と1室運転とでは、この運転
の違いに見合った冷媒の調節が行われることとなり、さ
らに吸入冷媒の過熱度調整も威され、しかも凝縮器4に
冷媒が溜る如き不都合は解消される。
の容量であれば、3室運転と1室運転とでは、この運転
の違いに見合った冷媒の調節が行われることとなり、さ
らに吸入冷媒の過熱度調整も威され、しかも凝縮器4に
冷媒が溜る如き不都合は解消される。
また、3室中の2室の室内ユニツ)2a、2bを運転し
、室内ユニツ)2Cを停止させる2室運転の場合につい
ても、同様な作用によって容器7Cは中間圧相当、容器
7 a 、7 bは低圧相当の圧力域となって、容器7
Cには冷媒液が充填し、残る容器7 a 、7 bは吸
入ガス温度相当の飽和ガスが充満するのみで吸入冷媒に
対して過熱度調整作用を行つ0 従って運転状態に応じた冷媒調節ならびに過熱度調整が
威される。
、室内ユニツ)2Cを停止させる2室運転の場合につい
ても、同様な作用によって容器7Cは中間圧相当、容器
7 a 、7 bは低圧相当の圧力域となって、容器7
Cには冷媒液が充填し、残る容器7 a 、7 bは吸
入ガス温度相当の飽和ガスが充満するのみで吸入冷媒に
対して過熱度調整作用を行つ0 従って運転状態に応じた冷媒調節ならびに過熱度調整が
威される。
なお、本考案装置は第1図の3室構造に限定されるもの
ではなく、2室、4室以上のものにも適用し得ることは
言う迄もないことである。
ではなく、2室、4室以上のものにも適用し得ることは
言う迄もないことである。
本考案装置は斜上の構成ならびに作用を有するものであ
って、室内ユニットの数に対応した高圧液分岐管9a・
・・・・・に対して、それ等のキャピラリーチューブ1
0 a・・・・・・出口間相互を導通するバイパス管1
2a・・・・・・を設けて、このバイパス管12 a・
・・・・・にバイパス用のキャピラリーチューブ13a
・・・・・・を介設すると共に、室内ユニットの数に対
応した液溜め容器7a・・・・・・を低圧ガス管17に
対し熱交換的に配設して、この液溜め容器7a・・・・
・・と各開閉弁11 a・・・・・・の入口側配管とを
、配管で夫々連絡した構成としたことにより、室内ユニ
ットの一部を運転する部分負荷運転時には、凝縮器4に
冷媒を停溜させず、停止中の室内ユニットに対応する液
溜め容器内に液を溜める一方、運転中の室内ユニットに
対応する液溜め容器では過熱度調節をするようにしてい
るので、凝縮器4の伝熱部分がその有効面積を100%
活用できて冷房能力の向上がはかれる一方、圧縮機動力
は低下し、従ってエネルギー有効比(EER)が良くな
ってランニングコストの低減化も果される。
って、室内ユニットの数に対応した高圧液分岐管9a・
・・・・・に対して、それ等のキャピラリーチューブ1
0 a・・・・・・出口間相互を導通するバイパス管1
2a・・・・・・を設けて、このバイパス管12 a・
・・・・・にバイパス用のキャピラリーチューブ13a
・・・・・・を介設すると共に、室内ユニットの数に対
応した液溜め容器7a・・・・・・を低圧ガス管17に
対し熱交換的に配設して、この液溜め容器7a・・・・
・・と各開閉弁11 a・・・・・・の入口側配管とを
、配管で夫々連絡した構成としたことにより、室内ユニ
ットの一部を運転する部分負荷運転時には、凝縮器4に
冷媒を停溜させず、停止中の室内ユニットに対応する液
溜め容器内に液を溜める一方、運転中の室内ユニットに
対応する液溜め容器では過熱度調節をするようにしてい
るので、凝縮器4の伝熱部分がその有効面積を100%
活用できて冷房能力の向上がはかれる一方、圧縮機動力
は低下し、従ってエネルギー有効比(EER)が良くな
ってランニングコストの低減化も果される。
一方、全室同時に運転する全負荷運転の場合においては
液溜め容器7a・・・・・・に液を溜めずに必要循環冷
媒量を確保する作用を威す結果、部分負荷、全負荷の運
転に対し何れの場合も安定した運転が果されるし、さら
に吸入ガスが外気低温時に湿り状態となる如き不都合も
解消される。
液溜め容器7a・・・・・・に液を溜めずに必要循環冷
媒量を確保する作用を威す結果、部分負荷、全負荷の運
転に対し何れの場合も安定した運転が果されるし、さら
に吸入ガスが外気低温時に湿り状態となる如き不都合も
解消される。
第1図は本考案冷房装置の1例に係る冷凍回路図、第2
図は第1図における液溜め容器の暗示構造図、第3図は
冷房装置の冷凍回路図である。 1・・・・・・室外ユニツ)、2 a、2 b、2 c
・・・・・・室内ユニット、7a、7b、7C・・・・
・・液溜め容器、9a、9b。 9C・・・・・・分岐管、10 a 、10 b 、1
0 C・・・・・・キャピラリーチューブ、11a、1
1b、11C・・・・・・開閉弁、12a。 12b、12C・・・・・・バイパス管、13 a 、
13 b 、13 c・・・・・・キャピラリーチュー
ブ、15・・・・・・高圧液管、16・・・・・・分岐
点、18 a 、18 b 、18 C・・・・・・配
管。
図は第1図における液溜め容器の暗示構造図、第3図は
冷房装置の冷凍回路図である。 1・・・・・・室外ユニツ)、2 a、2 b、2 c
・・・・・・室内ユニット、7a、7b、7C・・・・
・・液溜め容器、9a、9b。 9C・・・・・・分岐管、10 a 、10 b 、1
0 C・・・・・・キャピラリーチューブ、11a、1
1b、11C・・・・・・開閉弁、12a。 12b、12C・・・・・・バイパス管、13 a 、
13 b 、13 c・・・・・・キャピラリーチュー
ブ、15・・・・・・高圧液管、16・・・・・・分岐
点、18 a 、18 b 、18 C・・・・・・配
管。
Claims (1)
- 複数の室内ユニツ)2a・・・・・・を1台の室外ユニ
ット1に接続してなる多室用冷房装置において、高圧液
管15を前記室内ユニツ)−2a・・・・・・の数に対
応し分岐させて分岐管9a・・・・・・となし、この各
分岐管9a・・・・・・に開閉弁11 a・・・・・・
を夫々設け、各分岐管9a・・・・・・の分岐点16と
各開閉弁11 aとの間にキャピラリーチューブ10
a・・・・・・を夫々設けるとともに、各キャピラリー
チューブ10 a・・・・・・と各開閉弁11 a・・
・・・・との間の各分岐管9a・・・・・・相互を並列
的に連絡するバイパス管12a・・・・・・を設け、こ
のバイパス管12a・・・・・・にキャピラリーチュー
ブ13aを介設して、各開閉弁11 a・・・・・・の
開閉操作によって各キャピラリーチューブ10a・・・
・・・と各開閉弁11 a・・・・・・との間の配管を
低圧ラインあるいは中間圧ラインに切り換え得る如くな
す一方、前記各配管を、室内ユニツ)2a・・・・・・
の数に対応して低圧ガス管17と熱交換的に夫々設けた
液溜め容器7a・・・・・・に各々配管18a・・・・
・・で連絡したことを特徴とする多室用冷房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10633279U JPS5850212Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 多室用冷房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10633279U JPS5850212Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 多室用冷房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5623372U JPS5623372U (ja) | 1981-03-02 |
JPS5850212Y2 true JPS5850212Y2 (ja) | 1983-11-15 |
Family
ID=29338974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10633279U Expired JPS5850212Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 多室用冷房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850212Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-31 JP JP10633279U patent/JPS5850212Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5623372U (ja) | 1981-03-02 |
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