JPS5850210Y2 - 多室用冷房機 - Google Patents

多室用冷房機

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Publication number
JPS5850210Y2
JPS5850210Y2 JP3394279U JP3394279U JPS5850210Y2 JP S5850210 Y2 JPS5850210 Y2 JP S5850210Y2 JP 3394279 U JP3394279 U JP 3394279U JP 3394279 U JP3394279 U JP 3394279U JP S5850210 Y2 JPS5850210 Y2 JP S5850210Y2
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JP
Japan
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refrigerant
liquid
pipes
pipe
air conditioner
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JP3394279U
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English (en)
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JPS55133172U (ja
Inventor
孝之 杉本
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はキャピラリーチューブを減圧機構として使用し
た場合における該減圧機構の冷媒流量制御性能を向上せ
しめるとともに、全室運転の際に生じ易い冷媒偏流を防
いで液戻り、能力低下の問題を解消し得る多室用冷房機
を提供しようとするものである。
1台の室外ユニットに対して複数の室内ユニットを多重
接続する形式の冷房装置で装置を安価に提供する目的か
ら減圧器にキャピラリーチューブを使用したものがある
が、例えば2室用で1室運転時と2室運転時とでは所要
冷媒量に差があるのに対して、キャピラリーチューブの
制御性能が固定的であるために冷媒の過不足を生じ安定
した運転が得られないという欠点があった。
かかる問題の解決手段として第3図に示す如き冷房装置
が特公昭52−18945号によって提案されているが
、この装置は高圧分岐管の各分岐点と各開閉弁11 a
’、11 b’との間にキャピラリー10a’。
10b′を設けて、この各キャピラリーチューブ10a
’、10b’と各開閉弁11 a’、11 b’との間
に分岐管を並列に連絡するバイパス管15を設けて、1
室運転時と2室運転時とでは冷凍サイクル系中の減圧量
を調節できるようにしたものである。
ところがこの装置は次の如き欠点がある。
即ち、2室運転時に最適な状態となるよう冷媒充填量を
決定すると、1室運転時に冷媒余剰が生じてこの余剰冷
媒が凝縮器として作用する室外コイル4′に溜まり、該
コイルの有効伝熱面積が減少することにより室外コイル
4′の能力が低下して高圧圧力が上昇し、その結果とし
て冷房能力が減少する反面、圧縮機動力が増大してエネ
ルギー有効比(EER;冷房能力の圧縮機入力に対する
比)が極端に悪くなってランニングコストの増大を招く
シ、省エネルギーの面からも好ましくない。
一方、2室運転時には室温低下に起因する冷房負荷減少
の際に、高・低側圧力が共に低下して、所要冷媒量が減
じることから余剰冷媒が生じて室外コイル4に溜まり、
冷媒の溜まりを生じないときに比べて高圧の低下程度が
少く、矢張りエネルギ有効比の低下を招き好ましくなか
った。
さらに冷媒量調節機能について見ても、1室運転時、2
室運転時何れも室外コイルが余剰冷媒の調節を行うよう
になってエネルギー有効比の低下は免れ得ないものであ
る。
また、実用面について考えても、例えば将来買増しの予
定で取り敢ず室外ユニットに対し1基の室内ユニットを
組合わせて設置した場合、2台の室内ユニットを組合わ
せの上1台しか使わない場合の何れにおいても前述した
ようにランニングコストの増大は避けられず不経済な面
があることは否めなかった。
このように従来の冷房装置が種々の問題を有していた事
実に鑑み、本考案は上記諸欠陥を根本的に排除すること
が可能で、しかも低コスl−化を果し得る如き新規な冷
房機を案出するに至ったものであり、その特徴とすると
ころは、多室用冷房機における高圧液管を室内ユニツI
・の数に対応し分岐させて分岐管となし、この各分岐管
に全室運転時最適な分担減圧量となるキャピラリーチュ
ーブと、その出口側に連絡した開閉弁とを夫々設ける一
方、液溜め容器を外気との熱交換可能に設けて、前記各
キャピラリーチューブの出口側配管に対しキャピラリー
チューブが介設された配管を吐出して、この配管の端部
を前記液溜容器内上方部に夫々開口してなる構成にある
以下、本考案の内容を図面に示す実施例によって詳細に
説明する。
第1図において、1は室外ユニット、2a、2bは室内
ユニットであり、室外ユニット1には、圧縮機3、凝縮
器4、減圧機構5、アキュムレータ6および液溜め容器
7により構成される一方、室内ユニツ)2a、2bは蒸
発器8 a 、8 bおよび図示しない室内ファンによ
って夫々構成される。
室外ユニット1の高圧液管16に設けた前記減圧機構5
は、液管16を室内ユニツ)2a、2bの数に対応して
分岐させて分岐管9a、9bとなし、この各分岐管9
a 、9 bに開閉弁11a、llbを夫々設けて、各
開閉弁11a、llbの出口を各室内ユニツ)−2a、
2bの蒸発器8 a 、8 bに連絡するようにしてお
り、さらに前記分岐点17と各開閉弁11a、llbと
の間にキャピラリーチューブ10a。
10 bを夫々介設してなる構成であって、この減圧機
構5にはキャピラリーチューブ12.12および前記液
溜め容器7からなるバイパス回路18が関連配設されて
いる。
上記バイパス回路18は各キャピラリーチューブIOa
、10 bと各開閉弁11a、llbとを接続する配
管間に橋絡したものであって、液溜め容器7を適宜位置
例えば外気との熱交換可能な適当個所に設置するととも
に、キャピラリーチューブ10a、10bと開閉弁11
a、11 bとを夫々接続する両配管を、キャピラリ
ーチューブ12.12を介して、液溜め容器7内の上方
部に夫々連絡した構造をなしている。
上記液溜め容器7は第2図に構造の1例が示されるよう
に、圧力容器に形成されていて、前記両キャピラリーチ
ューブ12.12の各端部に接続した配管13.13を
、上記圧力容器本体の底部に気密貫通させて該本体内に
立設するとともに、両配管13゜13の先端開口を液溜
め容器7内の上方部所定位置において開口せしめること
によって、前記バイパス回路18が構成される。
なお、前記配管13.13は、溶溜め容器7内で底部近
傍位置の管壁に、細孔14,14が夫々穿設されている
が、この細孔14,14は冷媒液中に含有されている潤
滑油を、冷媒系統内に戻すために機能するものである。
しかして前記キャピラリーチューブ10 a 、10b
は各室内ユニツh2a、2bに対応させて冷媒の制御を
行うための主たる減圧器であって、それ等は室内ユニツ
)2a、2bの同時作動による全室運転時において最適
な運転状態を呈し得る如く、それぞれが分担する減圧量
を適正な値に設定しておくが、室内ユニツ)2a、2b
が同能力である場合には、室外ユニット1の能力と見合
わせた上で当然同じ減圧量となることは言う迄もない。
上述の構成になる玲−扉装置において冷房を行う場合、
充填冷媒量を2台運転で最適になるよう設定した条件下
で2室運転を行うと、圧縮機3から吐出された高温高圧
の冷媒ガスは、凝縮器4で外気と熱交換し高圧液となり
、分岐管9 a 、9 bに分流し、キャピラリーチュ
ーブ10 a 、10 bで夫々減圧した後、開閉弁1
1a、llbを経て室内ユニット2 a 、2 bの各
蒸発器8a、81)に至り、室内空気から吸熱蒸発し冷
媒ガスどなってアキュムレータ6を介して圧縮機1に吸
入される。
このようにして2室同時冷房が威されるが、その際両室
内ユニツ)2a、2b間での冷媒偏流が無ければ液溜め
容器7には冷媒が液状で流入しないために、既に溜まっ
ている冷媒液は細孔14,14を通じて系統内に戻され
る。
また、たとえ偏流がめったとしても流入量が少ないので
同様に細孔14,14から流出して冷媒が液状として溜
まることは無い。
なお、細孔14,14を設けない場合においても、液溜
め容器7内はキャピラリーチューブ10a、10b出口
と同じ低圧であって、温度が外気温度に比し低いため冷
媒液は蒸発し、従って液溜め容器7内に冷媒が溜まるこ
とは防止される。
次に、一方の室内ユニット例えば2aのみを運転し他方
の室内ユニツ)2bは開閉弁11 bを閉成して運転を
停止した場合、即ち1室運転の場合であると、凝縮器4
を通った冷媒液は分岐管9a。
9bに分流して、キャピラリーチューブ10 aで減圧
した冷媒とキャピラリーチューブ10b、12を経て減
圧した冷媒とが合流した後、開閉弁11 aを通過して
室内ユニツ)2aの蒸発器8aに至り、ここで蒸発液化
した後、アキュムレータ6を経て圧縮機3に吸入される
この場合に、休止側室内ユニツ1−2bの回路、特に開
閉弁11 b出口から蒸案器8b出口までの間では、2
室運転時には液ガス混合状態であるのに対して低圧ガス
のみとなるので、休止側回路内分の冷媒量が減って、全
体としてl室運転の場合が2室運転の場合に比し必要冷
媒量が少くて良いことは当然で゛ある。
しかし本考案においては、停止側開閉弁11 b入口で
の圧力が運転側開閉弁11 a入口での圧力に比して高
いので、その圧力差によって冷媒液が液溜め容器7内に
流入する。
この流入に際しては流入冷媒のほとんどは液状であるた
め、殆んど抵抗がなく、一方、出口側ではキャピラリー
チューブ12の抵抗により冷媒が減圧され、冷媒中のガ
ス量が多くなっているので、配管13j3の開口端に至
るレベルまで冷媒液が溜まり、この液溜まり状態は冷房
運転中持続される。
従って液溜め容器7のレベルL(第2図参照)を適当に
設定して容器内有効容積を2室運転時と1室運転時との
冷媒量差に見合うようにすれば冷媒調節か1動的に威さ
れて、凝縮器4に冷媒が溜まる如き不都合はここに解消
される。
なお、液溜め容器7とキャピラリーチューブ10a、1
0bの面出[コとの高低関係については特に限定はなく
、たとえ液溜め容器7の方が高くなっていても出口側の
抵抗となるキャピラリーチューブ12によって、冷媒液
が流出する如き問題は生じない。
本考案冷房機は斜上の構成ならびに作用を有するもので
あって室内ユニットの数に対応して設けた高圧液分岐管
9a、9bに開閉弁11 a、11 bを夫々設け、そ
の分岐点17と各開閉弁11 a、11 bとの間に全
室運転時に最適となる分担減圧量に形成したキャピラリ
ーチューブ10a、10bを夫々設ける一方、前記各キ
ャピラリーチューブ10 a・・・・・・各開閉弁11
a・・・・・・とを接続する配管それぞれに、キャピ
ラリーチューブ12を介設した配管13の一端を接続す
るとともに、前記配管13の他端を、適宜位置に配設し
た前記液溜め容器7内の上方部に夫々開口した構成とし
たことにより、室内ユニツ)2a・・・・・・の一部を
運転する部分負荷運転時には液溜め容器7で位置レベル
的な分離手段によって液を溜めることができて、凝縮器
4の熱交換管に冷媒を停溜する問題を解消し得ることと
なり、有効面積を100%有効に活用できて、冷房能力
の向上がはかれる一方、圧縮機3動力は低下し、従って
エネルギー有効比(E−E−R)が改善されてランニン
グコストの低減が果される。
一方、2室同時に運転する全負荷運転時においては、液
溜め容器7に液を溜めることがないので、所要循環冷媒
量を十分確保することが可能となり、その結果、部分負
荷、全負荷とで系統内の循環冷媒量を自動的に調節し得
ることから負荷の軽量に関係なく安定した運転を行うこ
とができる。
また将来買増しの予定で取敢ず室内ユニットを1基設置
して運転する場合、室内ユニットを2基設置して1基だ
け運転する場合の何れにおいても何等支障なく運転でき
るので、各様のニーズに対応可能となり、販売促進面に
もすぐれた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案冷房機の1例に係る冷凍回路、第2図は
本考案冷房機の例に係る液溜め容器の略示構造図、第3
図は従来の冷房装置の冷凍回路図である。 1・・・・・・室外ユニツ)、2a、2b・・・・・・
室内ユニット、7・・・・・・液溜め容器、9a、9b
・・・・・・分岐管、10 alo b・・・・・・キ
ャピラリーチューブ、lla、llb・・・・・・開閉
弁、12・・・・・・キャピラリーチューブ、13・・
・・・・配管、16・・・・・・高圧液管、17・・・
・・・分岐点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の室内ユニツ)2a・・・・・・を1台の室外ユニ
    ット1に接続してなる多室用冷房機において、高圧液管
    16を前記室内ユニツ)2a・・・・・・の数に対応し
    分岐させて分岐管9a・・・・・・となし、この各分岐
    管9a・・・・・・に開閉弁11 a・・・・・・を夫
    々設けて、前記分岐点17と各開閉弁11 a・・・・
    ・・との間に全室運転時最適な分担減圧量となるキャピ
    ラリーチューブ10 a・・・・・・を夫々設ける一方
    、前記各キャピラリーチューブ10 a・・・・・・と
    各開閉弁11 a・・・・・・とを接続する配管それぞ
    れに、キャピラリーチューブ12を介設した配管13の
    一端を接続するとともに、前記配管13の他端を適宜位
    置に配設した液溜め容器7内の上方部に夫々開口してな
    ることを特徴とする多室用冷房機。
JP3394279U 1979-03-15 1979-03-15 多室用冷房機 Expired JPS5850210Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3394279U JPS5850210Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 多室用冷房機

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JP3394279U JPS5850210Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 多室用冷房機

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Publication Number Publication Date
JPS55133172U JPS55133172U (ja) 1980-09-20
JPS5850210Y2 true JPS5850210Y2 (ja) 1983-11-15

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ID=28890400

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JP3394279U Expired JPS5850210Y2 (ja) 1979-03-15 1979-03-15 多室用冷房機

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