JPH02176552A - Dna塩基配列決定の方法と設備 - Google Patents

Dna塩基配列決定の方法と設備

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JPH02176552A
JPH02176552A JP1243267A JP24326789A JPH02176552A JP H02176552 A JPH02176552 A JP H02176552A JP 1243267 A JP1243267 A JP 1243267A JP 24326789 A JP24326789 A JP 24326789A JP H02176552 A JPH02176552 A JP H02176552A
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labeled
dna
chain
labeling
strand
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JP1243267A
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Bertrand De Cosnac
ベルトラン デ コスナツク
Bertrand Grimm
ベルトラン グリム
Serge Haan
スルジユ アーン
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    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、有機分子複合体、と〈(核酸、蛋白質、ペプ
チド、ポリマーのような生体分子複合体のモチーフを同
定する方法と設備に関するもので、遺伝子工学、生物学
、薬物学の分野において実験と基礎研究の段階ならびに
工業段階で実施される。
本発明の方法は、アミノ酸、ヌクレオチド、原子グルー
プのつながりからなる分子すべてに、とりわけDNA 
(デオΦシリボ核酸)およびRNA (りざ核酸)のよ
うな核酸に一般的に適用される。
DNAまたはRNAのヌクレオチVの配列または順序の
同定は、配列決定(a5quenqage )と呼ばれ
ている。
核酸の配列決定は、分子生物学と生物工学の分野で現実
的な重要性をもつようになった。とぐに、DNAの配列
決定によって特殊な遺伝子のなかの動物、植物およびウ
ィルスのデノムが分析できる。
生体分子の機能はその構造によって規定されるから、遺
伝子構造の決定はこの情報基礎単位に可能な操作にとっ
てきわめて重要である。
ヌクレオチドは塩基、糖、ホスフェートによって構成さ
れていることを指摘しておこう。
核酸では、塩基はプリンまたはピリミジンの型の複素環
構造をもつ窒素塩基であり、全部で4箇である。糖は、
RNAではリボース、DNAではデオキシリざ−スであ
り、ホスフェートは燐酸である。
一般的には、利用される核酸のヌクレオチドが3燐酸で
処理されているのは、この型の分子が多数の生化学反応
、とぐにDNAの重合にかかわる反応において酵素の働
きに必要なエネルギーを供給するからである。
RNAとDNA Kは3つの共通塩基がある。すなわち
、プリン化合物のアデニン(A) 、!ニゲアニン(G
)およびピリミジン化合物のシトシン(C)である。
別のピリジン型塩基は、DNAではチミン(T)、RN
Aではウラシル(U)である。
DNAでは、関係する41gのヌクレオチドはデオキシ
グアニン3燐酸すなわちdATP 、デオキシグアニン
3燐酸すなわちdGTP 、デオキシシトシン3燐酸す
なわちdcTPおよびデオキシチミン3燐酸す彦わちd
’l”rPである。以下、これらはdX’I’F’で表
わされ、そのXはA、()、CまたはTとする。
DNAは、すべての生命有様体の構成エレメントである
蛋白質の製造に必要な完全な遺伝情報をもっている。と
ぐに、3塩基の各つながりは、蛋白質組成に入るアミノ
酸のコーV(運搬RNAに仲介される)である。配列決
定の目的は、DNAまたはRNAのストランY (br
in )を構成する塩基の順序を知ることである。
DNA配列決定法には必ず次の5段階が含まれている。
すなわち、(a)rツム断片化、(b)ヌクレオチド鎖
を形成するための配列決定化学反応、(C)ヌクレオチ
ド鎖のラベル化、(d)ラベル化された鎖の分離、卦よ
び(e)検出である。
段v4a デノム、すなわちDNAのセクター集合は多数の塩基対
から構成されている(酵母では13 X 106、人で
は3X109)。デノムは、その長さのために、直接に
は配列決定反応の対象とならない。
DNAは、約1000〜30000塩基の断片に分割さ
れ、それはさらにクローニングで増殖させられる。この
断片化は、例えば、「分析生化学(Analytic 
Biochemiatrv ) J 163 * 1−
8(1987)のMoores J、C,論文’ Cu
rrent Appro−aches to DNA 
Sequencing (DNA配列決への新アプロー
チ)@で明らかにされているように、DNAをいくつか
の配列のレベルで切断する制限酵素の利用または超音波
の利用によって行うことができる。
段階す この段階は、DNAの4種の塩基に特定の4化学反応系
(5eries )を段階へて見られた鎖に実施するこ
とである。これらの反応によってDAHの4つの類ファ
ミリー(families )がえられ、それらの1端
は普通は固定され、他端#i4つの反応系のそれぞれに
特定の塩基からなっている。
上述のDNAの4鎖フアミリーを得るために通常2つの
方法が用いられている。マクサムトサルパートによって
発展させられた方法(Maxam A、M。
& G10)bert W、、 Proc、 Natl
、 Acad、 8ci、、 U、8.A、。
Vol、74*42.PP、560〜564of197
7゜@A new method for seque
ncing DNA (DNA配列決定の新方法)1)
は鎖の化学的変質によるもので、サンが−によって始め
られた方法(8augetF、その他、Proc、 N
atl、 Acad、 Sci、、 U、8.A、。
74 、 PP −5453〜5467 of Dec
emberl 977 e ” DNA sequen
cing with chaintermiaa−ti
ng 1nhibitors (鎖終結の阻害剤による
DNA配列決定)1)は酵素法で、ジデオキシ鎖の伸長
をおわらせる方法をとる。
サンが一法では、配列決定の4反応のそれぞれに、配列
決定すべき一本鎖DNAの多くのサンプルが用いられる
。すなわち、配列決定すべき1m1NAの1端の相補的
核酸であるプライマー dXTP04つのヌクレオチド
、配列決定すべきDNAの相補的ストランドの製造(ヌ
クレオチVから、そしてプライマーで始める)を可能に
する酵素、そして最後に、4つのジデオキシヌクレオチ
ドのうちでなだ1つ、ターミナル・ヌクレオチドと称さ
れ、ddXTPと書かれるものである。このddXTP
はデオキシリボースの3位の炭素のOH基を欠いている
プライマーは配列決定すべきDNAに相補性によって結
合し、その後で酵素は相補的ストランドを、それが鎖伸
長を止めるddXTPを組込むまで合成する。ターミナ
ル・ヌクレオチドの組込みは合成中にいつでも起9うる
もので、このことは所与の塩基Xの特定の配列決定操作
の終りには、プライマーから約400ヌクレオチドまで
の可能なすべての長さを含むDNAファミリーが存在す
ることで示される。
4つのd、dXTPに対して並列して実施される4反応
系によって4種のDNA鎖ファミリーの集合が導きださ
れるが、所与の塩基Xを代表する各ファミリーの鎖はそ
の後で電気泳動Cルのうえにおかれる。
マクサム・ザルバート法では、適切な寸法をもち、サン
が一法で見られるものに類似するDNA鎖は精製された
DNAの化学処理でつくられる。この作業によって、そ
1端で放射性ホスフェートによりラベル化された1本@
またF12本鎖のDNAの配列決定ができる。
4つの配列決定反応系のそれぞれで、DNAは2つの化
学反応の作用をうける。第1の化学反応はその糖の塩基
を変性させ、引きだし、第2の反応はこうして露出させ
られ九糖を引きだすことによってDNAを切断する。こ
うして固定部分に始まり既知の塩基に終る鎖がえられる
。反応条件は、典型的には1〜400ヌクレオチドを含
むすべての長さの鎖をつくれるように調節される。
段階C 段階すで見られ鎖は、放射性ラベル(gLrq+5ur
s)によって事前に、または反応中にラベル化される。
用いられる放射性ラベルはβ−放射体である32pまた
は35B、)リチウム、14Cである。
サンが一法にお込て、プライマー dXTPまたはdd
XTPをラベル化することが可能である。
段階d ラベル化されたDNA鎖は電動泳動により長さにしたが
って分離されるが、小さいほど速く、大きいほど遅く移
動する。−殻内にポリアクリルアミr−ビルである電気
泳@py’ルによってNおよびN十1(Nは1〜約40
0)の長さの分子が区別される。
電気泳動は、あとで乾燥されるデルの長さに応じて4〜
12時間つづく。
段階θ それから、ビルはベータ放射に敏感なフィルムのうえに
)かれる。DNA @内に組込まれた放射性ラベルは、
各電気泳動線(trac6 )のオートラジオグラフィ
像を現わすのに利用される。オートラジオグラフィは、
放射への露出の12時間以後に現像される。
4つの反応ファミリーに対応する4つのカラムのなかの
、オートラジオグラフィ像に現すれる帯域の位置比較に
よって出発IMJAの塩基配列を決定できる。
オートラジオグラフィの読取り、検査および判定のあと
で、配列は次の分析と総合のためにコンピュータのメモ
リーに入れられる。
上述した2つのDNA配列決定法は広く用いられ、いず
れも多くの変糧をもっている。きわめて能力が高く、効
果があっても、これらの方法はとても不便で、きわめて
複雑な作業を要述する。それは現実においては雌しい大
仕事であって、データ・ソースと電気泳動移動比較が信
頼度の高いものとなるにはきわめてよく標準化されねば
ならない。
さらに、放射性鎖の電気泳動の読取#)はオートラジオ
グラフィのあとでなされ、やはり完全な再現性がオート
ラジオグラムの現像においてもその読取りにおいても絶
対に必要とされている。
事実、放射性ビルの帯域のフィルム像は帯域自体よりも
大きくて、電気泳動の4つの異なるトラック(鎖の可動
性を不均一にすることがある)の帯域位置の比較は、オ
ートラジオグラム上で効果的IC@察される解職を制限
し、これによって2ルから読める配列の長さを減少させ
ている。典型的には、200〜400の塩基が1セツト
の痕跡から読める。
さらに、ある線から他の線に突然現われる不規則性は現
在の画渫技術(例えば走査デンシトメータ)によるオー
トラジオグラム自動読取りを困難だしている。現在は、
コンぎユータより人間の目の/!9が不規則性をよく判
別できるからである。
それ故、オートラジオグラムの「手作、業」分析に注意
を集中する必要から時間がかかり、誤りが訃かされてい
る。
さらに、放射性ラベルの利用によって大変な不便さが操
作に(複雑な作業者保護システムと設備の定期的除染)
、分析中の生成物の貯蔵(、そして分析終了後の廃棄物
の貯蔵にたらされている。
最後に、実施中の作業を管理するために、電気泳動のあ
いだビルのなかの帯域を観察するのが不可能であるのに
、所定の時点で1気泳動を必ず停止させねばならず、配
列読取りをするまえにオートラジオグラムの現像をせね
ばならない。
それゆえ、すでに多くの方法が、電気泳動のあいだに移
動するDNA鎖のリアルタイム検出を目的としてき九。
そのいくつかの方法では例えば、32Pでラベル化され
た鎖からのβ−放射の検出に、また他の方法はレーデ・
ビームによる螢光放射の検出に注意がはられれている。
最初の方法では、電気泳動中の放射性帯域のオンライン
(またはリアルタイム)検出は、実行すべき作業の数を
いくらか減少させることによってその方法全体をある糧
度単純化できる。しかし、32pの短い半減期を、した
がって放射性ラベル化反応体の不安定性を考慮しなけれ
ばならない。そのうえ、サンが−またはマクサム・ギル
バートのより伝統的な方法におけると同様に、放射性生
成物の除去と取扱いてついての問題が残っている。
さらに、ディテクタの前を鎖が通過する時間がきわめて
減少するので、これは放射収集効率を低下させることに
なって、感度と解像度の問題が提起されることになる。
レーデ・ビームにより出される螢光放射の検出は、7ン
ソルジ(Ansorge )によって提案された(DE
−A−361B  605:ThよびJourna1o
f Biochamical and Biophys
ical Methods @13(1986)、pp
、315〜323の論文“Anon−radioact
if  automated  method  fo
r  DNA5equence determinat
ion (DtJA配列決定の非放射性自動化法)@を
参照せよ)。この方法は、サンが一法の枠内でプライマ
ーのラベル化に発螢光団の入を用いている。
この場合には、前述のように、4つの配列決定反応系に
よって、電気泳動2ルの4並列トラックにおかれる4つ
のDNA鎖ファミリーかえられるが、デルはその巾(l
argeur )に応じてレーデ・ぎ−ムにより完全に
貫通される。デル内で、ラベル化されたDNA g[は
電気泳動中に、レーデ・ビーム内を通過する際に配列の
順に次々と励起される。
所与の反応ファミ’J−に関係する各電気泳動トラック
のために、螢光は適切な光学系によって集められ、フィ
ルターされたあとで光倍増管型のディテクタに導かれる
この技術によって与えられる利点は、4つの電気泳動ト
ラックでの連続検出を可能にする固定ディテクタによっ
て検出装置内には可動部分がまったく除かれていること
である。
しかし、発螢光団のみ利用することは1配列の検討のた
めに電気泳動デルに対する4つの並列トラックの必然的
利用と々す、これてよってその後の感度増大と単純化の
可能性が制限される。これは32pでラベル化されたD
NA tlのリアルタイム検出についても同様である。
リアルタイム検出のこれらシステムではオた、あるトラ
ックと他のトラックでの電気泳動可動性の比較について
大きな信頼度が必要とされる。ところで、実際上は多く
の困難が経験されてむ9、とくにデル内での熱勾配の形
成と不純物の存在はデル内で鎖の局部ひずみを生じさせ
、これにより目的とする配列への塩基の帰属決定が直接
に妨げられてしまう。
他のリアルタイム検出方法では、各鎖ファミリーを個別
に同定するために多くの発螢光団の利用が提案されてい
る。この型の方法には、その構想において、配列決定反
応からえられるDNA鎖が同一の電気泳動トラックで分
離される可能性を与えるという利点がある。この方法の
システムでは4種の発螢光団からなる系列が用いられる
ので、これまで強調してきた種々の問題は解決されるよ
うに思われる。しかし、そのどのシステムに特定の作業
も問題を部分的にしか解決できていない。
第1のシステムは、サンが−の配列決定反応の枠内で、
スミス(Sm1th L、M、 )らによって提案され
た(PR−A−2558252を参照せよ)。
この技術では、配列決定反応は、ブライマーに結合され
九異なる螢光ラベルをそれぞれが含む分離された4つの
管のなかで実施されねばなら彦い。
スミスらによって記述された検出装置は、各発螢光団か
らの特定の波長を選択するために狭帯域干渉フィルタ系
列を利用する。
比較的に単純々この技法に基づいているシステムには、
要するにいくつかの欠陥がある。とくに、きわめて異な
る電荷とサイズの螢光分子が大きな問題である。
この状況は、異ってラベル化された種々の鎖の電気泳動
可動性の違いに基く、電気泳動中の乱れ(pertur
bations )の存在によって示される。実際に、
データの処理・修正の大規模かつかなり複雑表ン7トウ
エアをともなう改良にもかかわらず、この現象は電気泳
動中の鎖のいくつかの重なりを、さらには逆位(1nv
ersions )すらもたらして1配列によるいくつ
かの塩基の同定を妨げ、またはゆがめている。
さらに、この技術はラベル化された特定の4種のプライ
マーの利用を必ず要求している。このことによって、他
のベクター(vecteurs )が用いられている場
合には、4つの新しい螢光プライマーを合成、精製する
長くて複雑な工程を組む必要性がでてくる。
プC!パー(Prober J、M、 )らによって提
案された第2のシステム(E P −A −02526
83を参照)は、や#ioサンが一反応法の枠内で、4
つのddXTPと結ばれた4つの発螢光団の利用に基づ
いている。ddTXPの異なるラベル化はいくつかの利
点をも念らす。とくに、配列決定の4反応を同一の管で
行えること、そこにはラベル化されていない1つのプラ
イマーが利用できること、反応生成物を同一の電気泳動
カラムのなかで分離できることがあげられる。
しかし、ddXTPにかなり複雑できわめてかさのある
分子である外的ラベル、すなわち発螢光団を結合する(
 greffor )ことにより、電気泳動中のいくつ
かの鎖の可動性に予測できない偏移(d4ca−1ag
es )がもたらされ、とくに相補性酵素の選択がひど
く制限される。それで、プライマーとして通常の酵素、
例えばポリメラーゼDNA +2) KlθnO!断片
を利用する可能性が排除されている。利用される発螢光
団は一般的にフルオレセインの誘導体である。
したがって、本発明は、上述された不便さの大部分をも
たないDNA配列決定法を目的としている。
同種の問題が他のすべての核酸、とくにMAでの配列決
定にはみられるから、本発明はまた、他のすべての分子
複合体(蛋白質またはペプチド)に適用される。
本発明はある核酸の塩基の配列を決定する方法を目的と
し、その方法は下記の段階を本質的に含むことを特徴と
する: A)核酸断片の製造、 B)それぞれが1端に特定の塩基をもつ、異なったサイ
ズの鎖ファミリーを形成するための塩基の特定の化学反
応、 C)安定した同位体または小分子による、前記鎖ファミ
リーの特定のラベル化シよび6鎖の各ヌクレオチドのラ
ベル化、 D)原子化・イオン化手段中へのラベル化された鎖の1
つずつの導入、 E)前記手段によるラベル化された6鎖の原子化とイオ
ン化、 F)質量分析による、形成されたイオンのリアルタイム
での選択・検出、そして G)検出された各イオンでラベル化されたヌクレオチド
を計数して6鎖の長さを測定するため、そして各鎖ファ
ミIJ−の特定のラベル化を同定するための質量分析か
ら出される信号の処理。
リアルタイム機能は、本発明では、イオンが形成される
につれて検出されるという事実に関連している。
ラベル化された鎖のイオン化、そして質量分析計による
これら鎖の検出により、ラベル化された鎖の検出、シ念
がって核酸の塩基の同定はいちしるしく容易になってい
る。
本発明による方法はT)NA配列決定に全くうまく適用
される。
この配列決定法は連続して機能し、従来法によるラジオ
グラフィ段階も電気泳動段階も含んでい々い。さら【、
ラベル化されたヌクレオチドの鎖は、従来法のようにま
とめてではなく、1つずつ検査、分析される。
本発明によれば、6鎖のヌクレオチyすべてのラベル化
が行われる。各ヌクレオチドのラベルの検出は鎖の長さ
についての情報を与え、特定のうベル化の検出は鎖ファ
ミリーについての情報を与える。
最後に、イオン化と質量分析は種々のヌクレオチドに内
的または外的に結びつけられるラベルの利用を可能にし
ているので、きわめて普及している、種々の化学的配列
決定法、とくにサンが一法とその変種にこの方法を適用
できることになる。
有利なことには、各鎖系列の特定のラベル化および/ま
たは6鎖のすべてのヌクレオチドのラベル化は安定した
同位体ま念は小分子により行われる。
小分子については、例えばTe trahedron論
文(vol、26./1640.PP、4915〜49
18゜C1985) 、 Pe1nC,D、、 Cec
h D、 )にのべられている技術を用いて、CF2.
5i(CH3)3のよう低1つは有する化学化合物を含
まなければならない。
本発明による方法は、安定し−た、すなわち非放射性の
、したがって作業者に危険のない同位体または小分子を
3つ、4つまたはそれ以上利用するために、同定方法へ
の人間の関与をbちしるしく容易にしている。
本発明はまた、下記のものを本質的に含む、核酸の塩基
を決定するための設備を目的としている:−各塩基ファ
ミリーが特定的にラベル化され6鎖のヌクレオチげがラ
ベル化されており、かつこれらのラベル化が安定した同
位体または小分子でなされている、異なる長さの塩基鎖
ファミリーのソース、 −ラベル化された6鎖の原子化手段、 一原子化手段中にラベル化された鎖を1つずつ導入する
手段、 一個別化され原子化された鎖のイオン化手段、−形成さ
れたイオンを選択・検出する之めに多くのディテクタを
備えた質量分析計、ならびに−検出され之各イオンによ
るラベル化されたヌクレオチドの計数により6鎖の長さ
を測定し、各鎖ファミリーの特定のラベル化を同定する
ためて、ディテクタから与えられる信号を処理する手段
すでに上述し念ように、本発明ViIMJAや’RNA
以外にすべての分子複合体に適用される。それゆえ、本
発明は、下記の段階を本質的に含む、有機分子複合体ま
たはその断片のモチーフを同定する方法をも目的として
いるニ ー前記モチーフの特定のラベル化、 一原子化・イオン化手段へのラベル化されたモチーフの
1つずつの導入、 一前記手段による、ラベル化された各モチーフの原子化
とイオン化、 一質量分析計による、形成されたイオンのリアルタイム
検出、および −ラベル化されたモチーフの計数により蛋白質の長さを
測定し、モチーフの特定のラベル化を同定するために、
質量分析からえられる信号の処理。
本発明の他の特性と利点は、付属する図に限定されない
が、以下の図示から明らかにされる:−本発明による自
動化されたDNA配列決定の段階の全系統を表わす第1
図、 一本発明によるDNA配列決定のための自動化設備の全
系統を表わす第2図、 一本発明によるDNA配列決定によってえられるデータ
の型を表わす第3図。
上述したように、本発明はすべての核酸(例えばRNA
 ) 、さらにはすべての有機分子複合体(蛋白質、ペ
プチr)に適用されるのだが、以下の説明ではDNAの
配列決定が扱われている。
本方法の第1段階(第1図参照)は、引用された従来法
によりDNA rツムの断片化を行う(段階a)。この
断片化段階は第1図で番号2をつけられている。
見られた鎖はサンが一法による配列決定反応(段階b)
Kかけられるが、必要な場合圧は各鎖ファミリーの検出
に十分な信号強度を与えるためにそのスケール(6ch
elle ) Fi増大されつる。放射ラベル化された
ヌクレオチドはこれらの配列決定反応では全く必要とさ
れない。配列決定反応は第1図上ではブロック4の記号
をつけられている。
本発明によれば、配列決定すべきDNA断片の相補的ヌ
クレオチド鎖の合成中にサンが一法によって組込まれる
ヌクレオチドすべてはラベル化されているか、または質
量分析で同定できる特性をもっている。さらに、配列決
定反応からえられる各鎖ファミリーの特定のラベル化が
行われることになっている。
ブロック6の記号をつけられているヌクレオチド鎖配列
決定は、6鎖の各ヌクレオチドならびにこれら鎖のター
ミナル塩基として働く鎖端を特定的にラベル化する之め
に、安定した同位体または同位体結合物(この結合物の
同位体は安定した小分子の成分とな9うる)を利用して
実現されうる。
鎖ファミリーの特定のラベル化は、プライマーに対して
(文献FR−A−2558262)、ま九はジデオキシ
ヌクレオチドに対して(文献Ep−A−o  252 
683)実施できるが、安定した同位体または小分子が
利用されている。
二重ラベル化システムによって、配列決定反応から出る
DNAの6鎖は二重情報をもっている。すなわち、1)
ラベル数、したがって6鎖を構成するヌクレオチドの数
の検出により与えられる鎖のサイズについての情報(こ
れまでは電気泳動によってなされていた〔段階d:])
、2)ファミリーの特定の安定したラベルの検出により
えられる、鎖の1端に存在するヌクレオチド1すなわち
塩基の型についての情報(これまで発螢光団ま念は放射
性同位体によってなされていた〔段階c〕)である。
本発明によるDNA鎖の同位体ラベル化は、ヌクレオチ
Vを構成する6化学化合物の1つ、すなわち塩基、糖ま
たは3燐酸グループに対して、場合によっては第1の燐
に結合した酸素原子が硫黄原子で置換されているアルフ
ァチオ燐酸化したグループに対して行われる。
鎖のラベル化は、ヌクレオチVの3化合物構造に含まれ
ている炭素、水素、窒素、酸素、または硫黄に対して内
的に行うことができる。本発明による、安定した自然同
位体の利用では、種々のヌクレオチド化合物構造に入れ
られうる、一般に使用されている放射性同位体(32p
 、 35S、 14c。
3H)よりも広い選択ができる。
相対的な自然リツチネスを付記した安定同位体のリスト
が第1表である。
第1表:ヌクレオチド化合物の内的ラベル化のための安
定自然同位体 同位体   相対的リツチネス優) D         O,015 13c        1.10 15NO137 1700,038 1”o        O,20 32s       95.02 ”s        O,75 34s        4.21 ”8       0.02 化学的な観点からは、安定同位体ま念は放射性同位体を
組込むための反応は同一である。
安定同位体による生体分子ラベル化の種々の方法があり
、広く普及している( petreanu E、。
Cohen J、S、およびSamuel D、の論文
” The prepa−tion of purin
s、 pyrimidines、 nuc16otid
es andrelated compounds 1
abelled with 170 and othe
rstable 1sotopes (170その他の
安定同位体でラベル化されたプリン、ピリミジン、ヌク
レオチドおよび関連化合物の製造)′、第2回ラベル化
化合物製造・貯蔵国際会議記録、pp、 489〜49
7を参照)。ラベル化された種々の分子、とくにヌクレ
オチ「は合成法または酵素法によって製造される。とく
に、安定同位体でラベル化された多数のヌクレオチド化
合物が市場で入手でき、本発明により生物学と薬物学で
種々に適用できる(例えば、論文” Dehaloge
nation reactions in fasta
tom bombardment maes−spec
trometry (高速原子衝撃質量分析でのデハロ
ジエネーション反応)°、AnaL  Chem、、1
 9B4.56.1 975− 77を参照)。
自然同位体によりラベル化されたヌクレオチドの例が付
Ff4Iと■に示されている。
これらの例は、本発明に利用しうるラベル化手段を図示
するためだけのものである。
付Warと■に示したデータのように、ラベル化け、各
ヌクレオチドのラベル化のためにはデオキシ6燐酸の形
態(付属■)およびそれに類似のアルファチ第3燐酸(
付属■)に対し実施されうるし、ファミ’)−の特定の
ラベル化のためにはジデオキシ3燐酸の形態(付属I)
およびそれて類似のアルファチ第3燐酸(付属II)に
対して実施されつる。
サンが一法反応からえられる鎖のサイtについての情報
のために内的に利用できる他のラベル化されたヌクレオ
チドとして、1または3− ”NdAW。
cf −180dCTP 、 4−180dTTP 、
 2−13CdATPi  fc は dC’TP  
、  8− 13 CdATP  、  5’−”Cd
ATP  。
α−3dATP 、α−3dC)TP 、α−8dC’
l’P 、α−8dTTP(それらでSは同位体32,
34.33または:66 )* metyl” cdr
Tpをあげることができる。
本発明によれば、6鎖のヌクレオチv5 これら鎖のジ
デオキシヌクレオチVまたはプライマーの外的ラベル化
を行うことも可能である。この型のラベル化は、これら
の分子に自然には存在してぃない原子(単原子または多
原子の形態)をヌクレオチVに結合できるという利点を
もっている。これらのラベルは、アルカリ、アルカリ土
類またはハロビンの元軍または小分子複合体から構成さ
れている。
配列決定文7KL−いて、本発明による外的ラベル化で
は、従来法での相対的に複雑な特定のアームによっての
み結びつきうる発色団ま之は発螢光団のような大分子の
付加とちがって、ヌクレオチドの物理的化学的性質をそ
こなう危険がより少い。
したがって、本発明による元素ま念は小分子複合体は、
各ヌクレオチドの塩基または糖のなかで見られる等個結
合を用いて、ヌクレオチドに直接に結合できる(例えば
最後に引用したAnal、 Chem。
論文を参照)。
本発FIAによる外的ラベル化の例は付属■に示されて
hる。これらは外的にラベル化されたRNAとDNAの
ヌクレオチV塩基の完全なセットになっている。とぐに
、Xは弗素、塩素、臭素または沃素を表わしている。
本発明[利用できるハロ2ンによってラベル化されたヌ
クレオチドとして、Q −bromo dGTP 。
5− bromo dcTP 、 3’ −bromo
 、 chloroまたは工odo dTTP 、 5
− bromo 、 1odoまたJd fluor。
dTTP 、 3’ −Fd()TPをあげることがで
きる。
種々の外的ラベルとな−りうる多(の安定同位体(例え
ばハロrン元素)の存在を考えれば、同位体によるヌク
レオチドのラベル化の可能性は大いに増大している。
ハロCン元素の種々の安定同位体がその相対的自然リツ
チネスとともに第2表に示されている。
第2表:外的ラベル化のためのハロCン元素の安定自然
同位体 同位体   相対的リッチネス(壬) 19F        100 ”’C175,77 37C124,23 79Br        50.69 sIBr        49−31 12’Fx       100 本発明によれば、配列決定反応からえられる6鎖のヌク
レオチド(サイズ情報)、これら鎖のジデオキシヌクレ
オチドおよびプライマー(ファミリー情報)のマルチプ
ル・ラベル化ヲ行うことができて、そのラベル化は内的
および/または外的である。
初めに、所与のヌクレオチドに対して多くの同型のラベ
ル同位体を組込む可能性を指摘できる。
この型のラベル化されたヌクレオチドとして、例えば1
.3−15NdATP 、 1.3−15NdCTP 
、 2.8−dichloroまたはdibromoま
たはdifluoro dATP 。
5.5− dibromo dcTPをあげることがで
きるので、ヌクレオチド鎖の検出・同定の際の感度をそ
れだけ増加できる。
第2に、多くの異なるラベルが同一のヌクレオチドにそ
の特性の明確化の念めに組込める。そのうえ、多くのラ
ベルの同時検出によって可能なラベル組合せがいちじる
しく増加する。
次の例は、3つの型の安定同位体ラベルで4つの異なる
ヌクレオチドを同定できることを示している。
L3C単独   A型ヌクレオチド 13c     +lフOG 13c  + 15N    C 15N     +lフO’r こうして、安定同位体によるヌクレオチドの内的および
外的のラベル化は組合わされて、多数で多様な現実的可
能性を与えてくれる。
この配列決定法は、可能性においてより制限をうけざる
をえない、従来法の放射性同位体による配列決定または
発螢光団による配列決定よりも順応性があり、進んだ面
に富んでいる。そのうえ、従来法の操作と利用に際して
の不便さの大部分が避けられているのみならず完全に排
除されている。
さて、ラベル化されたDNA鎖は、イオン・ソースへの
個別導入に適切なサンプル・ソース8のなかにおかれる
。この段階は、多くとも1箇のラベル化された分子しか
含まない微小滴を形成することにより実現される。
次に、この微小滴は、原子化とイオン化を目的とするイ
オン・ソースに1滴ずつつぎつぎと導入される。この段
階は第1図で記号10をつけられ、段階りとEに対応す
る。
そこで、ラベル化された6鎖に対して形成されるイオン
は、12に示されているように、質量分析により選択、
検出され、質量分析から出る信号は、14に示されてい
るように、出発DNAを再構成する目的で処理される(
段階G)。
本発明により、自動化DNA配列決定を可能てする設備
は第2図に図式化されて込る。
2ツム断片化、配列決定化学反応および配列決定は時間
的に分畦または独立して行われるので、第2図には表わ
されていない。
図示された設備は、本発明により安定同位体でラベル化
されたI)NA鎖のソース18を備え、このソースは高
圧下にあって、緩衝溶液で約10−410−4O/ t
にうすめられたラベル化されたDNA鎖のサンプル22
を入れる容器20を含んでいる。
サンプル22中に入れられている約10ミクロンの直径
の毛細管24はラベル化されたDNA鎖を1つずつイオ
ン・ソース26に導入する。圧電気結晶28は、管24
の流れから直径数マイクロメータの微小滴に均質分別し
、噴霧する。
それから微小1IIh、高周波ジエナレータ34に接続
されている電磁コイル33のついたプラズマ・ソース3
2に1つずつ導入される。7000〜8000°Kに達
するプラズマ最高温・戸−ン32aで、DNA分子は原
子化され、イオン化される。
プラズマ・トーチが本発明によるイオン化の望ましいソ
ースであるのは、それによって分子の完全な原子化が可
能であり、単純元素の分析のあとで見られる質量スペク
トルが最大限に単純化されるからである。
その後、形成されたイオンは、−次および二次ポンプ3
9によって、デイ7エレンシアル真空がつくられる磁気
セクター型でありうる質量分析計38の入口光学系36
に入る。イオン光学系36のレベルでの圧力は10−4
 トール(10−2Pa )程度、質量分析計の磁極片
40のレベルでの圧力は10−6 )−ル(10−’ 
Pa )程度である。
質量分析計38の第1の役割は、すでに利用された同位
体トレーサによって見られた特定の質量の存在を、その
イオン光学系36と磁極片40によって選択、同定する
ことである。質量分析計38は選択モードで動作できる
が、その目的Vi最大限の感度をうるために、同位体ラ
ベルの存在によって特徴づけられる質量だけを走査する
ことである。
質量分析による検出で、断片ソース18から出た直後の
ラベル化されたDNA鎖の検出、特定ラベルによる対応
するファミリーの同定、そしてヌクレオチ「計数による
サイズの測定を同時に行うことができる。
ついで、質量分析計でイオン化され、選択された分子は
、質量分析計38の出口におかれていて、個々のイオン
の衝繋に敏感な電子増倍器型ディテクタ42の系列によ
って検出される。それゆえ、選択されたイオンは個別に
検出されて、これにより配列決定設備全体が最大限に感
度を発揮できる。
その後、各ディテクタ42によってえられた計数信号は
PC型マイクロコンピュータ46に入るが、ここでは設
備の種々のユニツ)(18、26。
38沖操作、データの処理と表示がほとんど自動的に同
時コントロールされる。
ラベル化された6鎖について、質量分析によるその同定
である事象は、1)鎖ファミリーを特徴づけるラベル、
2)鎖の各ヌクレオチドに結合された他のラベルの数を
同時検出できることによって特徴づけられる。この数は
、鎖を構成するヌクレオチドの数に、したがってその長
さに直接に関係している(例えば、ヌクレオチドの数だ
けのラベル)。
しばらくたつと、多数の鎖が1つずつ検出ユニット内を
通過してしまう。そこで、第3図に示されたような図式
をうるための統計が作成される。
第3図の図式は仮定のDNAのT()ACTGC’AC
GTAに対応するものである。
そこにはあるファミリー(例えばジデオキシでの)の安
定した特定のラベルの存在に関連づけられる事象の数は
縦座標に記されている。アデニンでおわる鎖には同位体
1(ファミリーA)、グアニンでおわる鎖には同位体2
(ファミリーG)、シトシンでおわる鎖には同位体3(
ファミリーC)およびチミンでおわる鎖には同位体4(
ファミリーT)がある。縦座標の単位は任意にとられて
いる。
ヌクレオチドと結合していて、事象の際に同時に検出さ
れる安定ラベルの数が横座標に記されている。この数は
、検出システム中で検出される鎖を構成するヌクレオチ
ドの数(n、n+1.n+2・・・・・・このn ti
1〜約1〜0)に直接関連(比例すら)している。
それゆえ、4つの型のファミI7−について作成された
図式は出発DNAの配列の全体を決定するのに必要な情
報を与えている。
以下には、仮定のDNAである’rGACTGCAAC
C)TAの種々の鎖の配列決定の3例が図示されている
サンが一法による配列決定反応中に、存在するすべての
自由スクレオチV(デオキシおよびジデオキシ)はラベ
ル化されている。合成されたアームにそれらが組込まれ
ると、次の式の鎖ができるニラベル ラベル化された ラベル化された デオキシヌクレオチド(X) 、、1 Q) −−1 上述した本発明の詳細な説明によって、RNAまたはそ
の他の型の有機分子複合体が本発明による方法および設
備によって分析されることは明瞭である。
例えば蛋白質の各アミノ酸、より特定的にはそれらのう
ちのいくつかをラベル化することにより、本発明によっ
て、ラベル原子を計数すること、それから特定的にラベ
ル化されていた蛋白質のアミノ酸の数、ならびにアミノ
酸の数を推定することができる。アミノ酸のすべての型
に対して本操作をモディファイすることによって、蛋白
質のアミノ酸での組成を決定できる。
同様にして、断片のヌクレオチドの数にひとしいラベル
数を計測することによって、DNAおよびR?JAの制
限断片の長さを決定できる。
付 属 α−1フ0 (d)dATP 4−180 (d)dTTP B−13(H (a)dGTP −XISN (cl) dc’rP R−OH4dXTP R−H410)dXTP 付 属 ■ 付 属 ■ アデニン ウ ラシル alpha −thio(d) dNTPB−328、
356、348、36B R−0)14 (IX’I’P R冨 H4d(iXTP グアニン シ ドシン
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による自動化されたDNA配列決定の
段階の全系統を表わす。 第2図は、本発明によるDNA配列決定のための自動化
設備の全系統を表わす。 第3図は、本発明によるDNA配列決定によって見られ
るデータの型を表わす。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の段階を本質的に含むことを特徴とする、核
    酸の塩基配列の決定法: A)核酸断片の製造(2)、 B)各ファミリーが1端に特定の塩基を有する、種々の
    サイズの鎖のファミリーを形成するための塩基の特定の
    化学反応(4)、 C)安定した同位体または小分子による前記の鎖ファミ
    リーの特定のラベル化および各鎖の各ヌクレオチドのラ
    ベル化(6)、 D)原子化とイオン化の手段(26,28,30,32
    )へのラベル化された鎖の1つずつの導入(24)、 E)前記手段による、ラベル化された各鎖の原子化およ
    びイオン化、 F)質量分析法による、形成されたイオンの、リアルタ
    イムでの選択および検出(12)、ならびにG)検出さ
    れた各イオンによりラベル化されたヌクレオチドの計数
    して各鎖の長さを測定し、かつ各鎖ファミリーの特定の
    ラベル化を同定することを目的とする、質量分析から出
    る信号の処理(14)。
  2. (2)ラベル化をD,^1^3C,^1^5N,^1^
    7O,^1^8O,^3^2S,^3^3S,^3^4
    Sおよび^3^6Sから選ばれる少くとも1つの同位体
    を用いて内的に行うことを特徴とする、前記第1項記載
    の方法。
  3. (3)ラベル化が^1^9F,^3^5Cl,^3^7
    Cl,^7^9Br,^8^1Brおよび^1^2^7
    Iから選ばれる少くとも1つの同位体を用いて外的に行
    うことを特徴とする、前記第1項記載の方法。
  4. (4)核酸がDNAであることを特徴とする、前記第1
    項記載の方法。
  5. (5)段階B)が前記核酸の断片からの相補的ヌクレオ
    チド鎖の合成(プライマーにはじまり、前述の鎖がジデ
    オキシヌクレオチドを組込むまで)であることを特徴と
    する前記第1項記載の方法。
  6. (6)ラベル化がジデオキシヌクレオチドの塩基、糖、
    3燐酸(triphosphate)およびプライマー
    から選ばれる1エレメントに対して行われることを特徴
    とする、前記第5項記載の方法。
  7. (7)各鎖の合成中に組込まれる各ヌクレオチドがラベ
    ル化されていることを特徴とする、前記第5項記載の方
    法。
  8. (8)下記のものを本質的に含む、核酸の塩基を同定す
    るための設備: −各塩基ファミリーは特定的にラベル化されており、各
    鎖のヌクレオチドもラベル化されている(いずれのラベ
    ル化も安定した同位体または小分子によつてなされる)
    、種々の長さの塩基の鎖ファミリー・ソース(18)、 −ラベル化された鎖を1つずつ原子化手段に導入するた
    めの手段(22,24)、 −ラベル化された各鎖を原子化する手段(26,28,
    30)、 −個別化され、原子化された鎖をイオン化する手段(3
    2)、 −形成されたイオンを選択、検出するための多くのディ
    テクタ(42)をそなえた質量分析計(38)、および −検出された各イオンによる、ラベル化されたヌクレオ
    チドの計数によつて各鎖の長さを測定し、各鎖ファミリ
    ーの特定のラベル化を同定することを目的とする、ディ
    テクタ(42)からえられる信号を処理する手段(46
    )。
  9. (9)イオン化の手段がプラズマ・トーチ(32)をも
    つことを特徴とする、前記第8項記載の設備。
  10. (10)下記の段階を本質的に含む、有機分子複合体ま
    たはその分子の断片のモチーフ(motif)同定する
    方法: −安定した同位体または小分子による、前記モチーフの
    特定のラベル化(6)、 −原子化とイオン化の手段(26,28,30,32)
    にラベル化されたモチーフを1つずつ導入すること、 −前記手段による、ラベル化された各モチーフの原子化
    およびイオン化(10)、 −質量分析による、形成されたイオンのリアルタイム検
    出(12)、および −ラベル化されたモチーフの計数により蛋白質の長さを
    測定し、それらの特定のラベル化を同定することを目的
    とする、質量分析から出る信号の処理(14)。
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