JPH0217604Y2 - - Google Patents

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JPH0217604Y2
JPH0217604Y2 JP1985168938U JP16893885U JPH0217604Y2 JP H0217604 Y2 JPH0217604 Y2 JP H0217604Y2 JP 1985168938 U JP1985168938 U JP 1985168938U JP 16893885 U JP16893885 U JP 16893885U JP H0217604 Y2 JPH0217604 Y2 JP H0217604Y2
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activated carbon
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carbon layer
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ozone
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は活性炭過装置に関する。
従来の技術 し尿、下水の高次処理としてオゾン処理があ
り、脱色や滅菌などが行なわれる。こうしたオゾ
ン処理では、更に後段に活性炭過処理が溶存オ
ゾンの分解等のために利用される。従来の活性炭
過装置としては、処理槽内における活性炭層の
上部に被処理水としてのオゾン処理水の流入口を
設けた固定床下降流式接触装置と、活性炭層の下
部にオゾン処理水の流入口を設けた固定床上昇流
式(または流動床式)接触装置とが一般的であ
る。
考案が解決しようとする問題点 ところが上記従来の固定床下降流式のもので
は、活性炭層上部において閉塞が起こり、通水が
不可能になりやすく、処理槽上部でオゾン臭の発
生があるという問題点がある。また、固定床上昇
流式(または流動床式)のものでは、活性炭層の
流動による吸着性の低下および微粉炭の漏出が発
生しやすいという問題点がある。
そこで本考案はこのような問題点を解決し、活
性炭層の閉塞にもとづく損失水頭の増加をおさえ
るとともに、活性炭層の流動にもとづく吸着性の
低下や溶存オゾンに伴う過池上部でのオゾン臭
の除去と、微粉炭の漏出を防止することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本考案は、オゾンを
含有する被処理水を活性炭処理する処理槽内にお
ける活性炭層内の高さ方向中間位置に、被処理水
の流入口を上向きに設けたものである。
作 用 このようなものであると、流入口よりも上方に
おいては、被処理水が上昇流で流入するため活性
炭層はゆるい流動状態となり、また流入口よりも
下方においては、被処理水が下降流となるため活
性炭層は固定床として作用する。このため、活性
炭層上部の流動部においては、被処理水としての
オゾン処理水中に残存する溶存オゾンが吸着除去
される。また、活性炭層の閉塞が緩和される。一
方、活性炭層下部の固定部においては、固定床式
の利点である高い吸着性能が発揮され、オゾン処
理水中に溶存するオゾンが吸着される。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図において、1は活性炭過池、活
性炭過器等の処理槽で、その内側下部には支持
床2が形成され、この支持床2上には活性炭層3
が形成されている。4は被処理水の流入管で、そ
の開口端には、活性炭層3の高さ方向中間位置に
配置される上向きの流入口5が設けられている。
この流入口5は、活性炭層3の上部に被処理水を
均一に分散し得る構造の散水装置にて構成されて
いる。具体的には、活性炭層3の上部から流入口
5までの深さは50〜60cm、また流入口5よりも下
側の活性炭層3の厚さは1.0〜1.5m程度とするの
が好適である。6は処理水の排出管で、支持床2
よりも下側の処理槽1内に連通されている。
このような構成において、流入管4から流出口
5を経て、被処理水としてのオゾン処理水7が槽
1内に供給されると、流入口5よりも上側の活性
炭層3部分ではオゾン処理水7が上昇流となるた
め炭層はゆるい流動状態となり、活性炭流動部8
が形成されることになる。また、流入口5よりも
下側では、活性炭流動部8を通つた後のオゾン処
理水7が下降流となるため、活性炭固定部9が形
成されることになる。
このため、活性炭流動部8ではオゾン処理水7
中に残存する微細な気体オゾンが吸着除去され
る。この結果、処理槽1上部の排オゾンの濃度の
増大が防止されるとともに、この排オゾンの処理
が不要となる。加えて、活性炭層3の閉塞が緩和
される。また、活性炭固定部9においては、固定
床式の利点である高い吸着性能が発揮される。吸
着処理後の処理水10は、支持床2を通過し、排
出管6を経て処理槽1外に排出される。
このように、活性炭固定部9の上側に活性炭流
動部8が存在するため、処理槽1内における損失
水頭の増加がおさえられ、従来の固定床下降流式
のものに比べて逆流洗浄までの期間を長くでき
る。また、活性炭流動部8は活性炭層3の上部部
分のみに存在するだけであるため、吸着性の低下
や微粉炭の漏出を問題とならない程度とすること
ができる。
考案の効果 以上述べたように本考案によると、活性炭層が
閉塞してオゾン処理水中に残存し処理槽上部で発
生するオゾン臭を防止できるうえに、固定床式の
利点である高い吸着性能を発揮でき、しかも吸着
性の低下や微粉炭の漏出を防止することができ
て、従来の固定床式と流動床式の両方の利点をあ
わせ持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図である。 1……処理槽、3……活性炭槽、5……流入
口、7……オゾン処理水(被処理水)、8……活
性炭流動部、9……活性炭固定部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オゾンを含有する被処理水を活性炭処理する処
    理槽内における活性炭層内の高さ方向中間位置
    に、被処理水の流入口を上向きに設けたことを特
    徴とする活性炭過装置。
JP1985168938U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH0217604Y2 (ja)

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JPS6275809U JPS6275809U (ja) 1987-05-15
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JPS474120U (ja) * 1971-01-22 1972-09-08
JPS5355570A (en) * 1976-10-29 1978-05-20 Hitachi Metals Ltd Filtering method

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