JPH02176021A

JPH02176021A - 地下構造物用蓋体起立装置

Info

Publication number: JPH02176021A
Application number: JP63334574A
Authority: JP
Inventors: Hirotaka Nagashima; 博高長島
Original assignee: Nagashima Foundry Co Ltd
Current assignee: Nagashima Foundry Co Ltd
Priority date: 1988-12-27
Filing date: 1988-12-27
Publication date: 1990-07-09
Anticipated expiration: 2010-01-30
Also published as: JPH076207B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は地下構造物の開口を閉じる蓋体な開蓋時に起立
させる装置に関するものである。

（従来の技術）地下構造物の開口は、簡単には開放されないように重量
物の蓋体により閉じられている。蓋体は枠体から離脱す
るものもあるが、ヒンジ結合されたものもある（例えば
実公昭４５−２４８４２号、同５６−２６０３４号等）
。

（技術的課題）この種の蓋は、開蓋中、開口の傍に伏せて、或いは反転
させて置かれる。そのため作業中は開口が開かれたまま
になるので、開口へ人や物が落ち込むおそれがある。そ
こで従来は開蓋中であることを示す表示や柵を設けて注
意を促す対策がとられて来たが、その作業に手間も掛り
、開口周囲に余分な場所を占有することになり、対策と
しても万全とは言えない問題が生じた。

これに対し蓋体を開口縁部に立てることが考えられた。

それにより蓋体の置き場所が不要になり。

前記の表示や柵等による占有面積も少なくなる上、周囲
も整理され、蓋体も完全に外したり反転させたりする必
要がな（なるからである。しかし現行のものは、立てた
蓋体が不安定であり、開閉作業が１人では行なえない問
題がある。

本発明は前記のような点に着目してなされたもので、そ
の目的はマンホール等の開口を閉じる蓋体を開口縁部に
立てることができ、それにより開蓋時に場所をとらず、
周囲に十分な場所がなくても開蓋可能で、操作性が良好
であり、起立時の安定性が良く、開口への出入りの手掛
りにもなりしかも開蓋中であることが一見して明らかな
地下構造物用蓋体起立袋！を提供することにある。

（技術的手段）前記目的は、枠体の内縁に固定され、その開口を閉じる
蓋体の荷重を支える強度と、蓋体起立時に周縁部を載せ
る載置面を持った支持部と、枠体の内縁に固定され、前
記載置面よりも枠体の内方に位置する上下方向の挿通孔
を持った支持枠取付部と、前記挿通孔に抜き差し可能で
あり、差し込んだときに起立し、引き抜いたときに枠体
内方へ倒れるように支持枠取付部に軸支された支持枠と
、該支持枠に摺動可能な係合手段により結合され、開蓋
時に前記支持部に載りかつ起立した支持枠と枠体との間
で起立する蓋体とによって構成された地下構造物用蓋体
起立装置によって達成される。

（実施例）以下図面を参照して詳細に説明する。

実施例は円形のマンホール鉄蓋に関するものであり、１
は枠体、２はその間口１ａを閉じる蓋体な示す。

３は蓋体２の荷重を支える強度を持った支持部で、該支
持部３は第４図乃至第６図に示されているように、枠体
１の開口内中位に半径方向内方へ向けて一体に突設され
、起立させた蓋体２の周縁部２ａを載せる載置面４を中
央部上面に有し、それより基端部へ向って上向きに傾斜
するガイド斜面５を有する。６は蓋体周縁部２ａの下端
が嵌る周溝、７は支持部先端に設けた上向きの突起を示
す。

８は後述する支持枠１１を取付けるための取付部で、前
記支持部３より下位の両側の枠体内縁に半径方向内方へ
向けて一体に、左右一対所要の間隔で突設されており（
第６図）、前記の載置面４よりも枠体内方に位置する先
端部分に上下方向の挿通孔９が夫々形成されている。各
挿通孔９の上端部には支持枠１１を軸支するための枢軸
ｌＯが弦の方向に夫々取付けられ、該枢軸１０部分の内
側の挿通孔９の上端は切欠９ａとなっていて、支持枠１
１を内方へ倒すことができる。

前述の支持枠１１は蓋体２を枠体１へ結合する部材であ
り、例示のものは、一定間隔で配置された前記取付部８
．８の挿通孔９．９に抜き差し可能な一対のアーム１２
．１２と、それらを上端で一体化したビーム１３とから
成る略門型に形成され、ビーム１３は昇降時の手掛けを
兼ねている。各アーム１２の、挿通孔９に遊嵌される下
部にはアーム長手方向の長孔１４が形成され、これに挿
通孔上位の前記枢軸１０が挿通される。

１５は前記支持枠１１を蓋体２に摺動可能に結合するた
めの係合手段であり、第３図乃至７図に示された係合手
段１５は、支持枠１１の一対のアーム１２．１２自体と
、これを通すための略コ字型の保持金具から成り、蓋体
２の裏面所定位置に一体的に突設されている。１６はア
ーム通孔を示す。

係合手段１５の変形例は第８図乃至第１０図に示されて
おり、第８図はアームＩ２の内側にその長手方向に沿っ
た摺動溝１７を形成し、これに係合する係合子１８を各
アーム１２の内側に配置して、蓋体２に設けた例、第９
図は、アーム１２に、貫通した摺動溝１７′を設け、内
外いずれにも係合子１８を配置できるようにした例、第
１０図は第８図のものと同様に非貫通の摺動溝１７″を
各アーム１２の外側に設け、係合子Ｉ８も外側に配置す
るようにした例を示す。

各係合手段１５は非常に単純化された形状、構造とする
ことにより、蓋体等と同様に鋳造によって製造できるよ
うに設計されたものである。１９は蓋体２の他側に設け
られた施錠機構、２０は間外工具２１の挿入係止口を示
す。

また２２は蓋体２の略中央部に設けた手掛けで、前記支
持枠１１のビーム１３及び枠体１の内縁にハの字型に設
けたステップ兼手掛け２３と共に、マンホールへの出入
りの際に使用される。

（作用）以上の構成に於て、蓋体１を開くには第２図に示すよう
に開蓋工具２１を挿入係止０２０に挿し込み。

工具先端で蓋体２をこし上げ、枠体１の口縁からややず
らせる（図示の状態）。このとき蓋体２の周縁部下端は
、周溝６から脱し、ガイド斜面５又は載置面４への途中
にあり、更にずらせても周縁部２ａが突起７に係止する
ので、蓋体２は適当な位置に置かれる。

次いで枠体１よりずれ出た蓋体２の縁を持って、支持部
３上に蓋体２を起こすと（第４図鎖線参照）、枢軸ｌＯ
を中心として全体が回動し、起立当初、枢軸１０が長孔
１４の下端に位置するので、その後自重により支持枠１
１全体が長孔１４の長さ分だけ取付部８内に嵌挿され、
ここで支持枠１１は自動的に起立状態を保つことになる
（第５図）。

起立させた状態では、蓋体２は載置面４で荷重が支えら
れ、係合手段１５を介して支持枠１１に保持されている
ので、内方にも外方にも、又両側方へも倒れないように
安定している。なお、起立した蓋体２は、枠体１の口縁
に、２点ａ、ｂで接触することもある（第６図）。

マンホール開口への出入りには手掛け２２と共に、ビー
ム１３が手掛りとなり、安定に起立した蓋体２を頼りに
安全に出入りすることができる。

この起立状態から、蓋体２を閉じるには支持枠１１を、
ビーム１３を持って引き上げ、長孔１４の下端を枢軸Ｉ
Ｏに位置させてから蓋体２を倒す。その後、開蓋時のよ
うに枠体１にずれた状態で載せ、次いで蓋体２を側方移
動させると、周縁部下端がガイド斜面５に沿って案内さ
れ、完全に嵌合して閉蓋状態となる。なお、閉蓋時、蓋
体２は施錠機構１９と起立装置で固定されているので、
浮上防止がなされる。

（効果）従って本発明によれば、枠体に設けられた支持枠取付部
の挿通孔に抜き差し式に支持枠が取付けられ、この支持
枠上下方向の挿通孔へ差し込むことにより起立するので
起立状態が確固としており、枠体は枠体に設けられた支
持部に荷重が負担された状態で前記支持枠により起立状
態が保持されるので、非常に安定な起立状態が得られ、
外力が加えられても倒れるおそれがなく従って安全性も
高（維持できる特徴を発揮する。起立時の安定性が高い
ためマンホールへの出入りの際掴むのに利用できる。し
かも支持枠を引き抜（ことで閉蓋可能となるから、１人
でも十分開閉することができる良好な操作性を有し、ま
た開蓋中の占有面積が最少限度となり、場所をとらずか
つ開蓋中であることが一見して明らかなので、作業中で
あることも第３者に明瞭に知らせることができる等、大
変顕著な効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る地下構造物用蓋体起立装置の実施例
を示すもので、第１図はマンホール全体の閉蓋時の斜視
図、第２図は開蓋操作中の斜視図、第３図は開蓋時の斜
視図、第４図は閉蓋時の要部断面図、第５図は開蓋時の
要部断面図、第６図は内方から見た装置正面図、第７図
は開蓋時の断面図、第８図、第９図、第１θ図は係合手
段の３変形例を示す斜視図である。１・・・枠体、２・・・蓋体、３・・・支持部、４・・
・載置面、８・・・支持枠取付部、９・・・挿通孔、１
０・・・枢軸、１１・・・支持枠、１５・・・係合手段
。第閃第４１！１第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）枠体の内縁に固定され、その開口を閉じる蓋体の
荷重を支える強度と、蓋体起立時に周縁部を載せる載置
面を持った支持部と、枠体の内縁に固定され、前記載置
面よりも枠体の内方に位置する上下方向の挿通孔を持っ
た支持枠取付部と、前記挿通孔に抜き差し可能であり、
差し込んだときに起立し、引き抜いたときに枠体内方へ
倒れるよう、に支持枠取付部に軸支された支持枠と、該
支持枠に摺動可能な係合手段により結合され、開蓋時に
前記支持部に載りかつ起立した支持枠と枠体との間で起
立する蓋体とによって構成された地下構造物用蓋体起立
装置。
（２）支持枠は、一定間隔で並設された支持枠取付部の
挿通孔に抜き差しされる端部をもった一対のアームと、
他方の端部で両アームを一体化したビームとから成る略
門型状を有する請求項第１項記載の地下構造物用蓋体起
立装置。
（３）係合手段は蓋体裏面の所定位置に固定されており
、一対のアームを摺動可能に嵌挿する通孔を有する請求
項第１項又は第２項記載の地下構造物用蓋体起立装置。
（４）一対のアームは、夫々の長手方向に沿った側面に
貫通状又は非貫通状の摺動溝を有しており、該摺動溝と
これらに係合する係合子とによって係合手段が構成され
た請求項第２項記載の地下構造物用蓋体起立装置。