JPH0217601Y2 - - Google Patents

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JPH0217601Y2
JPH0217601Y2 JP15550183U JP15550183U JPH0217601Y2 JP H0217601 Y2 JPH0217601 Y2 JP H0217601Y2 JP 15550183 U JP15550183 U JP 15550183U JP 15550183 U JP15550183 U JP 15550183U JP H0217601 Y2 JPH0217601 Y2 JP H0217601Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、燃料中に混入している水分を燃料か
ら分離させて取出すための水分離器(セジメン
タ)に関するものである。
(従来技術) この種の水分離器の従来例としては例えば、実
開昭56−59104号公報に示される如きものが知ら
れている。
この公知例の水分離器は、該水分離器の下部に
形成された水溜部分に貯溜した水を抜く水抜き通
路と該水分離器の上部に形成された空気溜室にエ
アを導入するためのエア導入通路とが別々の場所
即ち、水抜き通路は水分離器の下側部分に、エア
導入通路は水分離器の上側部分にそれぞれ離隔し
て形成されているため、水抜き操作時には水分離
器の下側部分に設けられた水抜きコツク上側部分
に設けられたエア導入コツクとを同時に開閉操作
しなければならず、水抜き時の作業性が低劣であ
るという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、水抜き作業を単一のコツク部材の開
閉操作により簡易且つ作業性良く行ない得るよう
にしたエンジンの水分離器を提供することを目的
としてなされたものである。
(考案の構成) 本考案のエンジンの水分離器は、上方部に空気
溜室がまた下方部に水溜室がそれぞれ形成される
エンジンの水分離器であつて、前記水溜室の下側
部分に、該水溜室内に貯溜される水を外部へ排出
する水抜き通路とその一端が連通管を介して前記
空気溜室に開口されたエア導入通路とが相互に近
接して形成される一方、前記水抜き通路とエア導
入通路とが形成された部位には、その軸方向に摺
動変位することによつて前記水抜き通路を開閉す
る弁頭と該弁頭に連続してその軸方向外方に延び
るとともにその先端部に止め板を備えた弁棒とか
らなるウオータバルブと、その軸方向に摺動変位
することによつて前記エア導入通路を開閉すると
ともにその軸心部分に前記ウオータバルブの弁棒
を所定の〓間をもつて嵌挿可能な貫通穴を形成し
たドレンコツクとが、該ウオータバルブの弁棒を
該ドレンコツクの貫通穴に挿通させ且つ前記止め
板を該ドレンコツクの軸方向外方に位置せしめた
状態で同軸状に配置されるとともに、前記貫通穴
は前記ウオータバルブの弁頭とドレンコツクの端
面とが当接することによつて閉塞され、また該弁
頭とドレンコツクとが離間することにより開口さ
れて前記エア導入通路に連通可能なる如く構成さ
れ、さらに前記ウオータバルブは前記ドレンコツ
クがその端面が前記弁頭から離間する方向に移動
して前記止め板と係合することによつて該ドレン
コツクと一体的に前記水抜き通路を開口する方向
に移動せしめられる如く構成されていることを特
徴とするものである。
(実施例) 第1図には本考案の実施例に係る水分離器Zが
示されている。この水分離器Zは、上方の開口し
た分離器本体1の開口端を蓋体2で覆蓋して密閉
容器状に形成されており、この内部の上方部を空
気溜室14とし上方部を水溜室6としている。
蓋体2には、燃料導入管3と燃料導出管4及び
サクシヨンパイプ5が取付けられており、該燃料
導入管3から分離器本体1内に導入された燃料F
は、該分離器本体内において該燃料F中に混入し
ていた水分をそれらの比重差によつて分離して清
浄燃料としたのちサクシヨンパイプ5を介して燃
料導出管4からエンジン(図示省略)側へ供給さ
れる。一方、燃料Fから分離された水Wは水溜室
6内に貯溜される。
水溜室6の底部分即ち、分離器本体1の底部1
bには、該水溜室から下方に向けてドレンポート
11と、該ドレンポート11より大径のウオータ
バルブ嵌挿穴31と、一端が分離機本体1の下端
面1aに開口したドレンコツク取付穴32とが順
次同軸状に且つ連続して形成されている。このド
レンポート11とウオータバルブ嵌挿穴31の連
続部には、該ドレンポートに対して直交する如く
水平方向から形成された水抜き通路7が開口せし
められている。この水抜き通路7は、ウオータバ
ルブ嵌挿穴31に摺動自在に取付けられる後述す
るコツク部材10の一構成部材であるウオータバ
ルブ15によつて開閉される。
又、ウオータバルブ嵌挿穴31とドレンコツク
取付穴32の連続部には、水平方向に向けて形成
されたエア導入通路8が開口せしめられている。
このエア導入通路8は、後述する如くドレンコツ
ク取付穴32に取付けられる後述するコツク部材
10の一構成部材であるドレンコツク12によつ
て開閉される。尚、エア導入通路8の外端部8a
は、連通管23を介して前記蓋体2のしかも前記
空気溜室14に開口する如く形成したエア導入口
9に連通せしめられている。
コツク部材10は、第2図及び第3図に示す前
記ウオータバルブ嵌挿穴31内にあつて前記水抜
き通路7を開閉するウオータバルブ15と前記ド
レンコツク取付穴32内にあつて前記エア導入通
路8を開閉するドレンコツク12とを有してい
る。
ウオータバルブ15は、先端に錐状の弁頭面1
6aをもち且つその中段部に第1O−リング26
を取付けた大径の弁頭16と該弁頭16の下端面
16bから下方に向つて突出し且つその下端部1
7aに止め板18を取付けた弁棒17とを有して
いる。このウオータバルブ15は、その弁頭16
を上方に向けた状態で前記ウオータバルブ嵌挿穴
31内に上下摺動自在に且つ水密的に嵌挿されて
おり、その弁頭面16aを前記ドレンポート11
の口端部に形成されたバルブシート20に対して
着座又は離間せしめることにより前記水抜き通路
7を開閉するようになつている。
尚、このウオータバルブ15は、後述する如く
ドレンコツク12に連動して開閉駆動されるもの
であり、第2図に示す如く水抜き通路7の閉弁状
態において止め板18がドレンコツク取付穴32
の端部より外方へ適宜寸法だけ突出するように弁
棒17の長さが設定されている。
ドレンコツク12は、軸心部分に、前記ウオー
タバルブ15の弁棒17の外径寸法より適宜寸法
だけ大径の内径寸法をもつた貫通穴13を形成し
たロツド状部材であつて、その一端にはハンドル
部28が一体形成されている。このドレンコツク
12は、その先端部近くの外周面に第2O−リン
グ27を嵌装し且つ前記貫通穴13内に前記ウオ
ータバルブ15の弁棒17を挿通せしめた状態で
ドレンコツク取付穴32内に螺着されている。
尚、このドレンコツク12は、前記ウオータバル
ブ15の弁頭16の下端面16bと前記弁棒17
の止め板上面18aの間に位置せしめられてお
り、該ドレンコツク12とウオータバルブ15
は、該ドレンコツク12の軸方向長さとウオータ
バルブ15の弁棒長さの寸法差Sの範囲内におい
て軸方向に相対変位し得るようになつている。
又、ドレンコツク12の貫通穴13とウオータ
バルブ15の弁棒17の間には環状の隙間21が
形成されている、。この隙間21は、前記エア導
入通路8を外部へ連通させる連通路となるもので
あつて、該エア導入通路8と隙間21とは、第2
図において実線図示する如く全閉位置にあるウオ
ータバルブ15の弁頭16の下端面16bとドレ
ンコツク12の頂面12aが衝合することによつ
て相互に非連通(即ち、エア導入通路8は閉塞)
とされる(この場合におけるドレンコツク12の
位置を第1コツク位置という)。一方、ドレンコ
ツク12が第1コツク位置から引き出されると、
ウオータバルブ15の弁頭16の下端面16bと
ドレンコツク12の頂面12aとが非接触状態と
なつた時点においてエア導入通路8と隙間21が
相互に連通し、しかも該ドレンコツク12の下動
に伴つてその開度が次第に増大し、第2図におい
て鎖線図示(符号12′)する如く全閉位置にあ
るウオータバルブ止め板18の上面18aにドレ
ンコツク12のハンドル部28の下端面28aが
当接した位置において全開とされる(この場合に
おけるドレンコツク12の位置を第2コツク位置
という)。
続いて、この実施例の水分離器Zの作用を第1
図ないし第3図を参照して簡単に説明すると、先
ず非水抜き操作時には、第2図に示す如くコツク
部材10のドレンコツク12を第1コツク位置ま
でねじ込んだ状態で使用する。この状態において
は、第2図に示す示くドレンコツク12のねじ込
み力によつてウオータバルブ15の弁頭16がド
レンポート11のバルブシート20に押圧着座さ
れ水抜き通路7が全閉とされるとともに、該ウオ
ータバルブ15の弁頭16の下端面16bとドレ
ンコツク12の頂面12aが気密的に衝合してエ
ア導入通路8が閉塞されている。従つて、水分離
器Zは通常の水分分離作用を行なう。
一方、水溜室6内に多量の水がたまると該水が
サクシヨンパイプ5からエンジン側に吸入される
おそれがあるため、コツク部材10を操作して水
抜きを行なうが、この場合には先ず、ドレンコツ
ク12を螺回操作して該ドレンコツク12を第1
コツク位置から第2コツク位置まで引き出す。ド
レンコツク12が第2コツク位置に位置決めされ
るとエア導入通路8が隙間21を介して大気に連
通し、該エア導入通路8から大気が分離器本体1
の空気溜室14に導入され、該空気溜室14の内
圧が大気圧に保持される。
この状態からさらにドレンコツク12を引き出
すと、該ドレンコツク12のハンドル部28の下
端面28aとウオータバルブ15の止め板18の
上端面18aとが上下方向において係合している
ため、ウオータバルブ15はドレンコツク12と
一体的に下動して水抜き通路7が開弁され、該水
抜き通路7から水溜室6内の水が外部へ排出され
る。この際、水抜き通路7からの排水分に相当す
る空気量が、エア導入通路8から空気溜室14内
に供給されるため、スムーズに水抜き作用が行な
われる。
水抜作業が終了した時には、前記水抜き作業時
手順とは逆に、第2コツク位置よりさらに下方ま
で引き出されているドレンコツク12を第1コツ
ク位置までねじ込む。この際、該ドレンコツク1
2が第1コツク位置に達した時点において自動的
に水抜き通路7とエア導入通路8の両方が閉塞さ
れる。
(考案の効果) 本発明のエンジンの水分離器は、上方部に空気
溜室がまた下方部に水溜室がそれぞれ形成される
ものにおいて、前記水溜室の下側部分に、該水溜
室内に貯溜される水を外部へ排出する水抜き通路
とその一端が連通管を介して前記空気溜室に開口
されたエア導入通路とが相互に近接して形成され
る一方、前記水抜き通路とエア導入通路とが形成
された部位には、その軸方向に摺動変位すること
によつて前記水抜き通路を開閉する弁頭と該弁頭
に連続してその軸方向外方に延びるとともにその
先端部に止め板を備えた弁棒とからなるウオータ
バルブと、その軸方向に摺動変位することによつ
て前記エア導入通路を開閉するとともにその軸心
部分に前記ウオータバルブの弁棒を所定の〓間を
もつて嵌挿可能な貫通穴を形成したドレンコツク
とが、該ウオータバルブの弁棒を該ドレンコツク
の貫通穴に挿通させ且つ前記止め板を該ドレンコ
ツクの軸方向外方に位置せしめた状態で同軸状に
配置されるとともに、前記貫通穴は前記ウオータ
バルブの弁頭とドレンコツクの端面とが当接する
ことによつて閉塞され、また該弁頭とドレンコツ
クとが離間することにより開口されて前記エア導
入通路に連通可能なる如く構成され、さらに前記
ウオータバルブは前記ドレンコツクがその端面が
前記弁頭から離間する方向に移動して前記止め板
と係合することによつて該ドレンコツクと一体的
に前記水抜き通路を開口する方向に移動せしめら
れる如く構成されていることを特徴とするもので
ある。
従つて、本考案の水分離器によれば、ドレンコ
ツクの操作に連動してウオータバルブが操作され
る構成であるため、該ドレンコツクの操作のみに
よつて水抜き通路とエア導入通路の両方を開閉で
き、例えば、水抜き通路とエア導入通路とを別々
の個所に設けて水抜き操作時には水抜き通路側の
コツク部材とエア導入通路側のコツク部材とを同
時に操作するようにした従来の水分離器(実開昭
56−59104号公報)の場合に比して水抜き操作の
作業性が向上するという実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るエンジンの水
分離器の縦断面図、第2図は第1図の部拡大
図、第3図は第2図に示したコツク部材の作動状
態図である。 1……分離器本体、2……蓋体、6……水溜
室、7……水抜き通路、8……エア導入通路、9
……エア導入口、10……コツク部材、11……
ドレンポート、12……ドレンコツク、13……
貫通穴、14……空気溜室、15……ウオータバ
ルブ、16……弁頭、17……弁棒、23……連
通管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方部に空気溜室がまた下方部に水溜室がそれ
    ぞれ形成されるエンジンの水分離器であつて、前
    記水溜室の下側部分に、該水溜室内に貯溜される
    水を外部へ排出する水抜き通路とその一端が連通
    管を介して前記空気溜室に開口されたエア導入通
    路とが相互に近接して形成される一方、前記水抜
    き通路とエア導入通路とが形成された部位には、
    その軸方向に摺動変位することによつて前記水抜
    き通路を開閉する弁頭と該弁頭に連続してその軸
    方向外方に延びるとともにその先端部に止め板を
    備えた弁棒とからなるウオータバルブと、その軸
    方向に摺動変位することによつて前記エア導入通
    路を開閉するとともにその軸心部分に前記ウオー
    タバルブの弁棒を所定の〓間をもつて嵌挿可能な
    貫通穴を形成したドレンコツクとが、該ウオータ
    バルブの弁棒を該ドレンコツクの貫通穴に挿通さ
    せ且つ前記止め板を該ドレンコツクの軸方向外方
    に位置せしめた状態で同軸状に配置されるととも
    に、前記貫通穴は前記ウオータバルブの弁頭とド
    レンコツクの端面とが当接することによつて閉塞
    され、また該弁頭とドレンコツクとが離間するこ
    とにより開口されて前記エア導入通路に連通可能
    なる如く構成され、さらに前記ウオータバルブは
    前記ドレンコツクがその端面が前記弁頭から離間
    する方向に移動して前記止め板と係合することに
    よつて該ドレンコツクと一体的に前記水抜き通路
    を開口する方向に移動せしめられる如く構成され
    ていることを特徴とするエンジンの水分離器。
JP15550183U 1983-10-05 1983-10-05 エンジンの水分離器 Granted JPS6063405U (ja)

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JP15550183U JPS6063405U (ja) 1983-10-05 1983-10-05 エンジンの水分離器

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JP15550183U JPS6063405U (ja) 1983-10-05 1983-10-05 エンジンの水分離器

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Publication Number Publication Date
JPS6063405U JPS6063405U (ja) 1985-05-04
JPH0217601Y2 true JPH0217601Y2 (ja) 1990-05-17

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