JPH02175885A - 加熱脱脂装置 - Google Patents
加熱脱脂装置Info
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- JPH02175885A JPH02175885A JP33077888A JP33077888A JPH02175885A JP H02175885 A JPH02175885 A JP H02175885A JP 33077888 A JP33077888 A JP 33077888A JP 33077888 A JP33077888 A JP 33077888A JP H02175885 A JPH02175885 A JP H02175885A
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Links
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G5/00—Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、浸炭処理が施される被処理物に、浸炭の前
処理として脱脂処理を施すのに用いられる加熱脱脂装置
に関する。
処理として脱脂処理を施すのに用いられる加熱脱脂装置
に関する。
従来の技術
従来、この種加熱脱脂装置としては、浸炭炉に連続しか
つ内部が浸炭炉内と連通させられた脱脂炉を備えている
ものが知られている。そして、浸炭炉中に大量に供給さ
れた雰囲気ガスのうちの余剰分が脱脂炉内に入り、この
ガスで脱脂炉中に保護雰囲気を形成して脱脂処理を行っ
ていた。この方法では、脱脂炉内に装入され−た被処理
物の温度が、その表面が酸化し始める温度である５５０
℃に達するまでに、脱脂炉内には雰囲気ガスが充満して
いるので、脱脂炉内を高温（８００℃程度）に加熱し、
効率良く加熱脱脂処理を施すことができるようになって
いる。
つ内部が浸炭炉内と連通させられた脱脂炉を備えている
ものが知られている。そして、浸炭炉中に大量に供給さ
れた雰囲気ガスのうちの余剰分が脱脂炉内に入り、この
ガスで脱脂炉中に保護雰囲気を形成して脱脂処理を行っ
ていた。この方法では、脱脂炉内に装入され−た被処理
物の温度が、その表面が酸化し始める温度である５５０
℃に達するまでに、脱脂炉内には雰囲気ガスが充満して
いるので、脱脂炉内を高温（８００℃程度）に加熱し、
効率良く加熱脱脂処理を施すことができるようになって
いる。
発明が解決しようとする課題
ところで、最近では、炉内変成浸炭法が実施されている
。この方法は、浸炭炉内でガスを変成させ、この変成ガ
スを浸炭に使用するものである。しかしながら、この方
法では、製造する変成ガスの量は浸炭処理に必要とする
最少限の量であり、上記従来装置を用いた場合、脱脂炉
内までも保護雰囲気にするにはガスの量が不足し、脱脂
不良が生じるという問題があった。しかも、高温に加熱
したときに被処理物の表面が酸化するので、被処理物の
表面が酸化し始める温度である５５０℃よりも低い温度
で加熱しなければならず、熱効率が悪くなるという問題
があった。さらに、脱脂処理のさいに汚染された脱脂炉
内の雰囲気ガスが浸炭炉へ流入し、浸炭炉内の雰囲気を
乱すという問題があった。
。この方法は、浸炭炉内でガスを変成させ、この変成ガ
スを浸炭に使用するものである。しかしながら、この方
法では、製造する変成ガスの量は浸炭処理に必要とする
最少限の量であり、上記従来装置を用いた場合、脱脂炉
内までも保護雰囲気にするにはガスの量が不足し、脱脂
不良が生じるという問題があった。しかも、高温に加熱
したときに被処理物の表面が酸化するので、被処理物の
表面が酸化し始める温度である５５０℃よりも低い温度
で加熱しなければならず、熱効率が悪くなるという問題
があった。さらに、脱脂処理のさいに汚染された脱脂炉
内の雰囲気ガスが浸炭炉へ流入し、浸炭炉内の雰囲気を
乱すという問題があった。
この発明の目的は、上記問題を解決した脱脂炉を提供す
ることにある。
ることにある。
課題を解決するための手段
この発明による第１の加熱脱脂装置は、浸炭処理が施さ
れる被処理物に、浸炭の前処理として脱脂処理を施すの
に用いられる装置であって、脱脂炉と、脱脂炉内を加熱
する加熱バーナと、脱脂炉内を加熱するとともに脱脂炉
内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガスを発生させる加熱
兼保護雰囲気ガス発生バーナと、加熱１に保護雰囲気ガ
ス発生バーナの燃焼排ガスを脱脂炉内に送込む排ガス供
給装置と、燃焼排ガス供給装置の途中に設けられかつ燃
焼排ガス中の水分を除去する除湿装置とを備えたもので
ある。
れる被処理物に、浸炭の前処理として脱脂処理を施すの
に用いられる装置であって、脱脂炉と、脱脂炉内を加熱
する加熱バーナと、脱脂炉内を加熱するとともに脱脂炉
内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガスを発生させる加熱
兼保護雰囲気ガス発生バーナと、加熱１に保護雰囲気ガ
ス発生バーナの燃焼排ガスを脱脂炉内に送込む排ガス供
給装置と、燃焼排ガス供給装置の途中に設けられかつ燃
焼排ガス中の水分を除去する除湿装置とを備えたもので
ある。
この発明による第２の加熱脱脂装置は、浸炭処理が施さ
れる被処理物に、浸炭の前処理として脱脂処理を施すの
に用いられる装置であって、脱脂炉と、脱脂炉内を加熱
する加熱バーナと、脱脂炉内の保護雰囲気ガスとなる燃
焼排ガス・を発生させる保護雰囲気ガス発生バーナと、
保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排ガスを脱脂炉内に送
込む排ガス供給装置と、燃焼排ガス供給装置の途中に設
けられかつ燃焼排ガス中の水分を除去する除湿装置とを
備えたものである。
れる被処理物に、浸炭の前処理として脱脂処理を施すの
に用いられる装置であって、脱脂炉と、脱脂炉内を加熱
する加熱バーナと、脱脂炉内の保護雰囲気ガスとなる燃
焼排ガス・を発生させる保護雰囲気ガス発生バーナと、
保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排ガスを脱脂炉内に送
込む排ガス供給装置と、燃焼排ガス供給装置の途中に設
けられかつ燃焼排ガス中の水分を除去する除湿装置とを
備えたものである。
また、上記２つの加熱脱脂装置において、脱脂炉が浸炭
炉に連続して設けられ、脱脂炉と浸炭炉との間が可動大
扉により仕切られ、脱脂炉と浸炭炉とにまたがって通気
管が配置され、通気管にバルブが設けられているのがよ
い。
炉に連続して設けられ、脱脂炉と浸炭炉との間が可動大
扉により仕切られ、脱脂炉と浸炭炉とにまたがって通気
管が配置され、通気管にバルブが設けられているのがよ
い。
作 用
この構成の加熱脱脂装置によれば、脱脂炉内を加熱する
とともに脱脂炉内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガスを
発生させる加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排ガ
ス、または脱脂炉内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガス
を発生させる保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排ガスが
、燃焼排ガス供給装置によって脱脂炉内に送られる。こ
の燃焼排ガスは、脱脂炉内に入る前に、除湿装置によっ
て水分が除去される。そして、この燃焼排ガスが、脱脂
処理のさいの保護雰囲気を形成する。
とともに脱脂炉内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガスを
発生させる加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排ガ
ス、または脱脂炉内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガス
を発生させる保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排ガスが
、燃焼排ガス供給装置によって脱脂炉内に送られる。こ
の燃焼排ガスは、脱脂炉内に入る前に、除湿装置によっ
て水分が除去される。そして、この燃焼排ガスが、脱脂
処理のさいの保護雰囲気を形成する。
また、脱脂炉が浸炭炉に連続して設けられ、脱脂炉と浸
炭炉との間が可動大扉により仕切られ、脱脂炉と浸炭炉
とにまたがって通気管が配置され、通気管にバルブが設
けられていると、浸炭炉内で発生する変成ガスのうちの
一部が通気管を通って脱脂炉の脱脂炉内に入り、加熱バ
ーナの燃焼排ガスとともに脱脂炉内に保護雰囲気を形成
する。また、可動大扉および通気管のバルブによって、
脱脂炉内の汚染された雰囲気ガスの浸炭炉への侵入が防
止される。
炭炉との間が可動大扉により仕切られ、脱脂炉と浸炭炉
とにまたがって通気管が配置され、通気管にバルブが設
けられていると、浸炭炉内で発生する変成ガスのうちの
一部が通気管を通って脱脂炉の脱脂炉内に入り、加熱バ
ーナの燃焼排ガスとともに脱脂炉内に保護雰囲気を形成
する。また、可動大扉および通気管のバルブによって、
脱脂炉内の汚染された雰囲気ガスの浸炭炉への侵入が防
止される。
実 施 −１
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明
する。
する。
この発明の１実施例が示されている第１図において、加
熱脱脂装置は、浸炭炉（１）と、浸炭炉（１）の左側に
仕切り壁（３）を介して連続して設けられた脱脂炉（２
）とを備えている。仕切り９（３）には、連通口（４）
が形成されており、・可動式界（５）で閉鎖されるよう
になっている。可動式界（５）の閉鎖時には、仕切り壁
（３）と扉（５）との間はタイトにシールされる。
熱脱脂装置は、浸炭炉（１）と、浸炭炉（１）の左側に
仕切り壁（３）を介して連続して設けられた脱脂炉（２
）とを備えている。仕切り９（３）には、連通口（４）
が形成されており、・可動式界（５）で閉鎖されるよう
になっている。可動式界（５）の閉鎖時には、仕切り壁
（３）と扉（５）との間はタイトにシールされる。
浸炭炉（１）内には、ガス変成装置（図示路）が具備せ
しめられている。ガス変成装置は、Ｃ３Ｈ８、ｃ４Ｈ１
゜などの原料ガスを空気と混合させてＣＯ２、Ｈ２０の
量を減少させるものである。得られたガスは還元性ガス
である。
しめられている。ガス変成装置は、Ｃ３Ｈ８、ｃ４Ｈ１
゜などの原料ガスを空気と混合させてＣＯ２、Ｈ２０の
量を減少させるものである。得られたガスは還元性ガス
である。
脱脂炉（２）は、脱脂炉（２）内を加熱する加熱バーナ
（６）と、脱脂炉（２）内を加熱するとともに脱脂炉（
２）内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガスを発生させる
加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナ（ｌＯ）と、加熱兼保
護雰囲気ガス発生バーナ（１０）の燃焼排ガスを脱脂炉
（２）内に送込む燃焼排ガス供給装置（７）と、燃焼排
ガス供給装置（７）の途中に設けられかつ燃焼排ガス中
の水分を除去する除湿装置（８）とを備えている。両バ
ーナ（６）（１０）は、それぞれ脱脂炉（２）の炉壁を
貫通して脱脂炉（２）内に挿入されたラジアントチュー
ブ（９）内に配置されている。また−両バーナ（１３）
（１０）には、それぞれ燃料ガス共給管（１１）および
空気供給管（１２）から枝分かれした分岐管（１１ａ）
（１２ａ）が接続されている。燃料ガスとしては、都市
ガス１３Ａ１プロパンガス、ブタンガスなどが用いられ
る。加熱バーナ（６）に送られる燃料ガスおよび空気の
量は、炭化水素に対する空気の量が燃焼理論空気量とな
るように調整され、熱効率の高い燃焼が得られる。この
バーナ（８）の燃焼排ガスは、Ｈ２０、ｃｏ２、Ｎ２を
含む酸化性のガスである。一方、加熱兼保護雰囲気ガス
発生バーナ（ｌＯ）に送られる燃料ガスおよび空気の量
は、炭化水素に対する空気の量が燃焼理論空気量の０．
６５〜０．７５倍程度になるように調整され、その結果
不完全燃焼が起こる。このバーナ（ｌＯ）の燃焼排ガス
は、Ｈ２０、Ｃｏ、８２を含む還元性のガスである。燃
料排ガス供給装置（７）は、排ガス導入管（１３）を備
えている。そして、排ガス導入管（１３）の途中に、排
ガス中の水分を除去する冷凍式除湿装置（８）が設けら
れている。また、脱脂炉（２）は０、使用後の脱脂雰囲
気ガスを燃焼させるフユーム燃焼バーナ（１４）を備え
ている。フユーム燃焼バーナ（１４）も、脱脂炉（２）
の炉壁を貫通して脱脂炉（２）内に挿入されたラジアン
トチューブ（１５）内に配置されており、この燃焼熱も
脱脂炉（２）の加熱に供されるようになっている。汚染
された脱脂炉（２）内界囲気ガスは、排気管（１６）を
通ってフユーム燃焼バーナ（１４）に導かれて燃焼させ
られ、その排ガスが大気中に放出される。さらに、脱脂
炉（２）は、上記排気管（１６）とは、別個に設けられ
た排気管（１７）を備えている。排気管（１７）の途中
にはアクチュエータバルブ（１８）が設けられていると
ともに、その出口近傍には、油フユームの再燃焼と排気
の促進とを目的としてエジェクションバーナ（１９）が
設けられている。
（６）と、脱脂炉（２）内を加熱するとともに脱脂炉（
２）内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガスを発生させる
加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナ（ｌＯ）と、加熱兼保
護雰囲気ガス発生バーナ（１０）の燃焼排ガスを脱脂炉
（２）内に送込む燃焼排ガス供給装置（７）と、燃焼排
ガス供給装置（７）の途中に設けられかつ燃焼排ガス中
の水分を除去する除湿装置（８）とを備えている。両バ
ーナ（６）（１０）は、それぞれ脱脂炉（２）の炉壁を
貫通して脱脂炉（２）内に挿入されたラジアントチュー
ブ（９）内に配置されている。また−両バーナ（１３）
（１０）には、それぞれ燃料ガス共給管（１１）および
空気供給管（１２）から枝分かれした分岐管（１１ａ）
（１２ａ）が接続されている。燃料ガスとしては、都市
ガス１３Ａ１プロパンガス、ブタンガスなどが用いられ
る。加熱バーナ（６）に送られる燃料ガスおよび空気の
量は、炭化水素に対する空気の量が燃焼理論空気量とな
るように調整され、熱効率の高い燃焼が得られる。この
バーナ（８）の燃焼排ガスは、Ｈ２０、ｃｏ２、Ｎ２を
含む酸化性のガスである。一方、加熱兼保護雰囲気ガス
発生バーナ（ｌＯ）に送られる燃料ガスおよび空気の量
は、炭化水素に対する空気の量が燃焼理論空気量の０．
６５〜０．７５倍程度になるように調整され、その結果
不完全燃焼が起こる。このバーナ（ｌＯ）の燃焼排ガス
は、Ｈ２０、Ｃｏ、８２を含む還元性のガスである。燃
料排ガス供給装置（７）は、排ガス導入管（１３）を備
えている。そして、排ガス導入管（１３）の途中に、排
ガス中の水分を除去する冷凍式除湿装置（８）が設けら
れている。また、脱脂炉（２）は０、使用後の脱脂雰囲
気ガスを燃焼させるフユーム燃焼バーナ（１４）を備え
ている。フユーム燃焼バーナ（１４）も、脱脂炉（２）
の炉壁を貫通して脱脂炉（２）内に挿入されたラジアン
トチューブ（１５）内に配置されており、この燃焼熱も
脱脂炉（２）の加熱に供されるようになっている。汚染
された脱脂炉（２）内界囲気ガスは、排気管（１６）を
通ってフユーム燃焼バーナ（１４）に導かれて燃焼させ
られ、その排ガスが大気中に放出される。さらに、脱脂
炉（２）は、上記排気管（１６）とは、別個に設けられ
た排気管（１７）を備えている。排気管（１７）の途中
にはアクチュエータバルブ（１８）が設けられていると
ともに、その出口近傍には、油フユームの再燃焼と排気
の促進とを目的としてエジェクションバーナ（１９）が
設けられている。
フユーム燃焼バーナ（１４）およびエジェクションバー
ナ（１９）にも、燃料ガス供給管（１１）および空気供
給管（１２）からそれぞれ枝分かれした分岐管部（＋ｔ
ａ）（ｔ２ａ）が接続されている。また、脱脂炉（ｆ＞
の左側壁に形成された開口（２１）を閉鎖する扉（２２
）の外側には、被処理物トレイ（Ｔ）を脱脂炉（２）内
に押し込むとともに、脱脂処理が施された被処理物の載
せられたトレイ（Ｔ）を浸炭炉（１）内に押し込むブツ
シャ（２３）が配置されている。
ナ（１９）にも、燃料ガス供給管（１１）および空気供
給管（１２）からそれぞれ枝分かれした分岐管部（＋ｔ
ａ）（ｔ２ａ）が接続されている。また、脱脂炉（ｆ＞
の左側壁に形成された開口（２１）を閉鎖する扉（２２
）の外側には、被処理物トレイ（Ｔ）を脱脂炉（２）内
に押し込むとともに、脱脂処理が施された被処理物の載
せられたトレイ（Ｔ）を浸炭炉（１）内に押し込むブツ
シャ（２３）が配置されている。
また、浸炭炉（１）と脱脂炉（２）とにまたがって、両
者を連通させる通気管（２４）が設けられている。通気
管（２４）の途中にはアクチュエータバルブ（２５）が
設けられている。
者を連通させる通気管（２４）が設けられている。通気
管（２４）の途中にはアクチュエータバルブ（２５）が
設けられている。
上記の構成において、脱脂炉（２）内は、常時燃焼させ
られているバーナ（８） （ｔｏ）の働きにより８００
℃に保たれている。また、加熱兼保護雰囲気ガス発生バ
ーナ（１０）の排ガスは、除湿装置（８）により除湿さ
れた後脱脂炉（２）内に供給されている。供給される排
ガスの量は、脱脂炉（２）の内容積の５〜１０倍である
。被処理物が載せられたトレイ（Ｔ）は、開口（２１）
からブッシャ（２３）によって脱脂炉（２）内に押し込
まれる。
られているバーナ（８） （ｔｏ）の働きにより８００
℃に保たれている。また、加熱兼保護雰囲気ガス発生バ
ーナ（１０）の排ガスは、除湿装置（８）により除湿さ
れた後脱脂炉（２）内に供給されている。供給される排
ガスの量は、脱脂炉（２）の内容積の５〜１０倍である
。被処理物が載せられたトレイ（Ｔ）は、開口（２１）
からブッシャ（２３）によって脱脂炉（２）内に押し込
まれる。
トレイ（Ｔ）が押し込まれた後扉（２２）が閉じられる
。そして、被処理物が脱脂炉（２）内の雰囲・気により
加熱させられ、これに脱脂処理が施される。この処理の
間中、通気管（２４）のバルブ（２５）は閉じられてお
り、脱脂炉（２）内の脱脂油分、燃焼水分などを含む汚
染された雰囲気ガスが通気管（２４）を通って浸炭炉（
１）内に流入することが防止されており、その結果浸炭
炉（１）内の雰囲気が乱されるのを防止している。汚染
された脱脂炉（２）内の雰囲気ガスは、フユーム燃焼バ
ーナ（１４）へ導かれ、燃焼させられた後大気中に排出
される。フユーム燃焼バーナ（１４）の燃焼熱も脱脂炉
（２）の加熱に供される。また、汚染された脱脂炉（２
）内の雰囲気ガスは、別の排気管（１７）からも排出さ
れ、エジェクタバーナ（１９）で燃焼させられた後大気
中に排出される。
。そして、被処理物が脱脂炉（２）内の雰囲・気により
加熱させられ、これに脱脂処理が施される。この処理の
間中、通気管（２４）のバルブ（２５）は閉じられてお
り、脱脂炉（２）内の脱脂油分、燃焼水分などを含む汚
染された雰囲気ガスが通気管（２４）を通って浸炭炉（
１）内に流入することが防止されており、その結果浸炭
炉（１）内の雰囲気が乱されるのを防止している。汚染
された脱脂炉（２）内の雰囲気ガスは、フユーム燃焼バ
ーナ（１４）へ導かれ、燃焼させられた後大気中に排出
される。フユーム燃焼バーナ（１４）の燃焼熱も脱脂炉
（２）の加熱に供される。また、汚染された脱脂炉（２
）内の雰囲気ガスは、別の排気管（１７）からも排出さ
れ、エジェクタバーナ（１９）で燃焼させられた後大気
中に排出される。
脱脂炉（２）内に装入されている被処理物に対する脱脂
処理が完了すれば、加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナ（
１０）の排ガスは、後工程における他の用途、たとえば
焼入油槽内のパージガスとして使用するために、図示し
ない導管を通って送られる。また、排気管（■７）のア
クチュエータバルブ（１８）を閉じるとともに、フユー
ム燃焼バーナ（１４）の燃焼量を絞る。その後、脱脂炉
（２）の左側壁の扉（２２）および仕切り壁（３）の扉
（５）が開かれ、ブツシャ（２３）によって新たな被処
理物が脱脂炉（２）内に送込まれるとともに、脱脂処理
の施された被処理物は浸炭炉（１）内に押出される。そ
の後、通気管（２４）のバルブ（２５）を開き、浸炭炉
（１）内の雰囲気ガスを脱脂炉（２）内に導入するとと
もに、加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナ（ｌＯ）の燃焼
排ガスを、再び脱脂炉（２）内に送込み、上記と同様に
して被処理物に脱脂処理を施す。
処理が完了すれば、加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナ（
１０）の排ガスは、後工程における他の用途、たとえば
焼入油槽内のパージガスとして使用するために、図示し
ない導管を通って送られる。また、排気管（■７）のア
クチュエータバルブ（１８）を閉じるとともに、フユー
ム燃焼バーナ（１４）の燃焼量を絞る。その後、脱脂炉
（２）の左側壁の扉（２２）および仕切り壁（３）の扉
（５）が開かれ、ブツシャ（２３）によって新たな被処
理物が脱脂炉（２）内に送込まれるとともに、脱脂処理
の施された被処理物は浸炭炉（１）内に押出される。そ
の後、通気管（２４）のバルブ（２５）を開き、浸炭炉
（１）内の雰囲気ガスを脱脂炉（２）内に導入するとと
もに、加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナ（ｌＯ）の燃焼
排ガスを、再び脱脂炉（２）内に送込み、上記と同様に
して被処理物に脱脂処理を施す。
第２図には、この発明の他の実施例が示されている。第
２図において、図示しない加熱兼保護雰囲気ガス発生バ
ーナは、脱脂炉（２）の外部に設けられたものであり、
その熱は他の用途に使７１１されるようになっている。
２図において、図示しない加熱兼保護雰囲気ガス発生バ
ーナは、脱脂炉（２）の外部に設けられたものであり、
その熱は他の用途に使７１１されるようになっている。
その他は、ｆｆ１１図に示すものと同一の構成である。
そして、上記加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排
ガスが、燃焼排ガス供給装置（７）の排ガス導入性（１
３）を通り、除湿装置（８）により除湿された後脱脂炉
（２）内に供給される。
ガスが、燃焼排ガス供給装置（７）の排ガス導入性（１
３）を通り、除湿装置（８）により除湿された後脱脂炉
（２）内に供給される。
上記２つの実施例においては、脱脂炉（２）が浸炭炉（
１）に連続して設けられているが、これに限らず、脱脂
炉（２）が浸炭炉（１）とは別個に設けられていてもよ
い。
１）に連続して設けられているが、これに限らず、脱脂
炉（２）が浸炭炉（１）とは別個に設けられていてもよ
い。
発明の効果
この発明の加熱脱脂装置によれば、上述のようにして加
熱バーナの燃焼排ガスが、水分が除去された後脱脂炉内
に送られるので、この大量の燃焼排ガスを用いて脱脂炉
内に保護雰囲気を形成することができる。したがって、
脱脂不良が起こるのが防止される。さらに、上記保護雰
囲気の働きにより、高温に加熱したさいの被処理物表面
の酸化が防止されるので、被処理物の表面が酸化し始め
る温度である５５０℃以上の温度で加熱することが可能
となる。したがって、熱効率が向上し、短時間で脱脂処
理を施すことが可能になる。
熱バーナの燃焼排ガスが、水分が除去された後脱脂炉内
に送られるので、この大量の燃焼排ガスを用いて脱脂炉
内に保護雰囲気を形成することができる。したがって、
脱脂不良が起こるのが防止される。さらに、上記保護雰
囲気の働きにより、高温に加熱したさいの被処理物表面
の酸化が防止されるので、被処理物の表面が酸化し始め
る温度である５５０℃以上の温度で加熱することが可能
となる。したがって、熱効率が向上し、短時間で脱脂処
理を施すことが可能になる。
また、脱脂炉が浸炭炉に連続して設けられ、脱脂炉と浸
炭炉との間が可動大扉により仕切られ、脱脂炉と浸炭炉
とにまたがって通気管が配置され、通気管にバルブが設
けられているので、浸炭炉内で発生する変成ガスのうち
の余剰のものが通気管を通って脱脂炉の脱脂炉内に入り
、加熱バーナの燃焼排ガスとともに脱脂炉内に保護雰囲
気を形成する。したがって、脱脂炉内の保護雰囲気の形
成をより短時間で行うことができる。また、可動大扉お
よび通気管のバルブの働きにより、脱脂処理のさいに汚
染された雰囲気ガスの浸炭炉への侵入が防止されるので
、浸炭炉内雰囲気を安定させることができる。
炭炉との間が可動大扉により仕切られ、脱脂炉と浸炭炉
とにまたがって通気管が配置され、通気管にバルブが設
けられているので、浸炭炉内で発生する変成ガスのうち
の余剰のものが通気管を通って脱脂炉の脱脂炉内に入り
、加熱バーナの燃焼排ガスとともに脱脂炉内に保護雰囲
気を形成する。したがって、脱脂炉内の保護雰囲気の形
成をより短時間で行うことができる。また、可動大扉お
よび通気管のバルブの働きにより、脱脂処理のさいに汚
染された雰囲気ガスの浸炭炉への侵入が防止されるので
、浸炭炉内雰囲気を安定させることができる。
第１図は、浸炭炉およびこれに連続して設けられた脱脂
炉よりなる加熱脱脂装置の１実施例を示す水平断面図、
第２図は同じく他の実施例を示す水平断面図である。 （１）・・・浸炭炉、（２）・・・脱脂炉、（５）・・
・可動式扉、（６）・・・加熱バーナ、（７）・・・排
ガス供給装置、（８）・・・除湿装置、（１０）・・・
加熱兼保護雰囲気ガ・ス発生バーナ、（２４）・・・通
気管、（２５）・・・バルブ。 以 上
炉よりなる加熱脱脂装置の１実施例を示す水平断面図、
第２図は同じく他の実施例を示す水平断面図である。 （１）・・・浸炭炉、（２）・・・脱脂炉、（５）・・
・可動式扉、（６）・・・加熱バーナ、（７）・・・排
ガス供給装置、（８）・・・除湿装置、（１０）・・・
加熱兼保護雰囲気ガ・ス発生バーナ、（２４）・・・通
気管、（２５）・・・バルブ。 以 上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、浸炭処理が施される被処理物に、浸炭の前処理とし
て脱脂処理を施すのに用いられる装置であって、脱脂炉
と、脱脂炉内を加熱する加熱バーナと、脱脂炉内を加熱
するとともに脱脂炉内の保護雰囲気ガスとなる燃焼排ガ
スを発生させる加熱兼保護雰囲気ガス発生バーナと、加
熱兼保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排ガスを脱脂炉内
に送込む排ガス供給装置と、燃焼排ガス供給装置の途中
に設けられかつ燃焼排ガス中の水分を除去する除湿装置
とを備えた加熱脱脂装置。 ２、浸炭処理が施される被処理物に、浸炭の前処理とし
て脱脂処理を施すのに用いられる装置であって、脱脂炉
と、脱脂炉内を加熱する加熱バーナと、脱脂炉内の保護
雰囲気ガスとなる燃焼排ガスを発生させる保護雰囲気ガ
ス発生バーナと、保護雰囲気ガス発生バーナの燃焼排ガ
スを脱脂炉内に送込む排ガス供給装置と、燃焼排ガス供
給装置の途中に設けられかつ燃焼排ガス中の水分を除去
する除湿装置とを備えた加熱脱脂装置。 ３、脱脂炉が浸炭炉に連続して設けられ、脱脂炉と浸炭
炉との間が可動式扉により仕切られ、脱脂炉と浸炭炉と
にまたがって通気管が配置され、通気管にバルブが設け
られている請求項１または２記載の加熱脱脂装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33077888A JPH02175885A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 加熱脱脂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33077888A JPH02175885A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 加熱脱脂装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02175885A true JPH02175885A (ja) | 1990-07-09 |
Family
ID=18236438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33077888A Pending JPH02175885A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 加熱脱脂装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02175885A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0780492A1 (en) * | 1995-12-19 | 1997-06-25 | Kanto Yakin Kogyo Kabushiki Kaisha | Removal of oil from metallic objects by evaporation |
| JP2008196005A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-08-28 | Koyo Thermo System Kk | 連続浸炭炉 |
| JP2014047423A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-17 | Koyo Heat Treatment Co Ltd | 連続熱処理装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS582588A (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-08 | 中濃窯業株式会社 | 窯業用焼成炉のシ−ル装置 |
| JPS58113315A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-06 | Daido Steel Co Ltd | 零囲気熱処理炉 |
| JPS6173825A (ja) * | 1984-09-19 | 1986-04-16 | Daido Steel Co Ltd | 雰囲気熱処理方法 |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP33077888A patent/JPH02175885A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS582588A (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-08 | 中濃窯業株式会社 | 窯業用焼成炉のシ−ル装置 |
| JPS58113315A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-06 | Daido Steel Co Ltd | 零囲気熱処理炉 |
| JPS6173825A (ja) * | 1984-09-19 | 1986-04-16 | Daido Steel Co Ltd | 雰囲気熱処理方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP0780492A1 (en) * | 1995-12-19 | 1997-06-25 | Kanto Yakin Kogyo Kabushiki Kaisha | Removal of oil from metallic objects by evaporation |
| JP2008196005A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-08-28 | Koyo Thermo System Kk | 連続浸炭炉 |
| JP2014047423A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-17 | Koyo Heat Treatment Co Ltd | 連続熱処理装置 |
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