JPH02174627A

JPH02174627A - 捕虫器

Info

Publication number: JPH02174627A
Application number: JP32627888A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Kono; 昌弘河野; Sen Tagawa; 多川　閃; Mine Fujimori; 嶺藤森
Original assignee: Fuji Flavor Co Ltd; Japan Tobacco Inc
Current assignee: Fuji Flavor Co Ltd; Japan Tobacco Inc
Priority date: 1988-12-26
Filing date: 1988-12-26
Publication date: 1990-07-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は捕虫器に関し、特に工場や倉庫内等の屋内の害
虫類に対して有効な捕虫器に関する。

［従来の技術］例えばタバコや食品等の工場や貯蔵倉庫内等では、タバ
コシバンムシ等の害虫を防除する必要がある。

従来は、このような屋内での害虫防除には、人畜に対す
る安全性の観点等から、虫誘引剤による捕虫器が一般に
用いられていた。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、従来の虫誘引剤による捕虫器は、空気中
に飛散する特定の匂いにより虫を引きつけるものなので
、誘引効果が匂いの飛散する範囲に限られる。

そのため、匂いの届かない場所にいる虫に対する防除効
果が期待できない。

また、匂いが届く範囲が空気の流れ等の要因により異な
ることもあるので、設置箇所によって防除効果が相違す
ることもあり、一定の防除効果を期待することができな
い。

一方、屋外用の捕虫器として、虫誘引ランプを用いたも
のが一般に知られているが、該捕虫器は周辺に多数の虫
を誘引することができるものの、例えば粘着紙等の捕虫
部材上にまで導いて捕獲するのは困難であり、屋内の害
虫類に対して適したものとはいえない。

従って、従来の捕虫器は、いずれも充分な防除効果を有
しているとはいえず、充分な防除効果を発揮する捕虫器
が望まれていた。

［課題を解決するための手段］本発明は、以上述べた課題を解決するために、虫誘引光
を発生するランプと、虫誘引剤を保持する誘引剤保持部
材と、捕虫部材支持台とよりなる捕虫器を第１の要旨と
する。

また、第１の要旨について、誘引剤保持部材が、虫誘引
剤を収納する中空部を有し、側面に通気窓を有する薄盛
状体を垂直に支持したものであることを第２の要旨とす
る。

さらに、第１の要旨又は第２の要旨について、捕虫部材
支持台が、誘引剤保持部材の下方に、水平に設けられた
ことを第３の要旨とする。

［作用］本発明によれば、まず、ランプから発生する虫誘引光に
よって、誘引剤保持部材の近くに虫を集める。

そして、集まった虫を、虫誘引剤から発生する匂いによ
って捕虫部材支持台上へ導くことで捕獲する。

［実施例］以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

第１図は、本発明の捕虫器の側面図、第２図は本発明の
捕虫器の正面図である。

本発明の捕虫器は、虫誘引光を発生するランプ１と、虫
誘引剤を保持する誘引剤保持部材２と、捕虫部材支持台
３とを備えている。

ランプ１は、虫誘引光を発生するランプ類であればよく
、例えば、クリアランプ、昼光ランプ、蛍光灯（特に、
近紫外線波長のもの）等があり、反射板４下面に取り付
けられている。

誘引剤保持部材２は、内部に誘引効果を有する誘引剤を
保持するもので、第３図に示すように、全体が薄盛状体
で虫誘引剤を収納する中空部２ａを有し、正面側からみ
ると逆三角形型の箱体であるが、この形状に限定される
ことなく、例えば、図示は省略するが正面側から見て縦
長の長方形型の箱体であってもよい。

該誘引剤保持部材２は、上面板５と、表面が滑りやすい
材質からなる側面Ｖｉ６．６と、逆三角形状の正面板７
．背面板８とからなる。

側面板６の一部には、虫誘引剤の収納用に開閉可能な扉
６ａが設けられている。

該扉６ａは、開孔部に網等を張り付けることで形成され
た通気窓６ｂを有している。

この通気窓６ｂによって、中空部２ａに収納された虫誘
引剤の匂いが、より飛散しやすくなる。

誘引剤は、防除の対象となる虫に有効なものであればよ
く、例えば、タバコシバンムシに有効なものはセリコル
ニン（特公昭５Ｂ−１４４１５号公報）やセリコルニン
にハーブエキスを加えたもの（特公昭５８−１２２４６
号公報）等がある。

上記した誘引剤保持部材２は、反射板４の下面に取り付
けられた支持部材９に吊輪１０を組み合わせることによ
り、薄盛状体が垂直となるようにに支持されている。

捕虫部材支持台３は、上面に粘着紙、電撃殺虫器、水盤
等の捕虫部材が載置可能な平面板状体で、支持部材９に
取り付けられた吊部材１１によって、誘引剤保持部材２
の下方に、水平に設けられている。

上記したような捕虫器の使用例について説明する。

所定の場所に設置しだ捕虫器に、ランプ１を点灯すると
共に、側面板６の扉６ａを開けて、誘引剤を中空部２ａ
に収納しておく。

すると、ランプ１から発生する虫誘引光によって、誘引
剤保持部材２の近くに虫が集まって（る。

集まった虫は、中空部２ａに収納された誘引剤から発生
する匂いに誘引されて側面板６の表面に導かれるが、側
面板６の表面は滑りやすく、かつ、オーバーハング状に
位置しているので、油虫部材支持台３上に配置された捕
虫部材（図示せず）上に落下し、該捕虫部材によって捕
獲されることになる。

次に、上記した捕虫器の効果をｒＩＩＩ認するために行
った試験例について説明する。

・試験場所昆虫行動解析室（３Ｘ５Ｘ２．５ｍ）・供試虫の条件繭から脱出後２４時間以内の成虫を１＠当り２００頭放
飼・試験方法いずれの試験区も、３０Ｘ３０ｃｍの粘着板を、床上１
ｍで水平に位置するように設置し、虫誘引剤のみを単独
で使用する場合、虫誘引光を発生するランプを単独で使
用する場合、虫誘引剤とランプとを組み合わせて使用す
る場合（本発明による捕虫器）についてそれぞれ試験し
た。

また、各試験区共、誘引剤は、タバコシバンムシ用のも
のとしてセリコルニンー個分の倍量を１灯ごとに使用し
た。

なお、行動解析室の室内は、温度２８°Ｃ１湿度４０〜
６０％であった。

各試験区とも、捕虫器を一部屋ごとに２箇所設置し、設
置１０日後に、総捕虫数を数えて、次式により誘引率を
計算した。

誘引率−［（総捕虫数）／２００］Ｘ１００・試験結果試験結果を第１表に示す。

第　　１　　表・試験結果の考察第１表によると、誘引剤とランプとを組み合わせたもの
（本発明による捕虫器）は、誘引剤を単独に用いた場合
の結果とランプを単独に用いた場合の結果とを単に合わ
せた以上の防除効果が表われていることが確認できる。

［発明の効果］本発明の捕虫器は、以上説明した通り、ランプから発生
する誘引光により、誘引剤による匂いの飛散範囲以外の
箇所からも虫を集めることができ、しかも誘引剤により
捕虫部材に虫を導き捕獲するものである。

従って、空気の流れに影響されることなく、常に一定か
つ充分な防除効果が得られ、特に、屋内の害虫類に対し
て適している。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明の捕虫器の側面図第２図：本発明の油虫器の正面図第３図：本発明に係る誘引剤保持部材の斜視図１・・・
ランプ　　２・・・誘引剤保持部材２ａ・・・中空部　
３・・・捕虫部材支持台４・・・反射ｖｉ　　６・・・
側面板６ａ・・・扉　　　６ｂ・・・通気窓特許出願人　冨士フレーバー株式会社同　　　日本たばこ産業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】１　虫誘引光を発生するランプと、虫誘引剤を保持する
誘引剤保持部材と、捕虫部材支持台とよりなることを特
徴とする捕虫器。２　誘引剤保持部材が、虫誘引剤を収納する中空部を有
し、側面に通気窓を有する薄型状体を垂直に支持したも
のであることを特徴とする請求項１記載の捕虫器。３　捕虫部材支持台が、誘引剤保持部材の下方に、水平
に設けられた請求項１又は請求項２記載の捕虫器。