JP2008154517A - 害虫防除構造 - Google Patents

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達清 内田
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真 山田
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Takaaki Kataoka
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Abstract

【課題】捕虫器を用いた害虫防除構造において、設置された捕虫器の高さ位置を変更する等の面倒な手間をかけることなく、床面の近くを飛翔する虫を効率的に捕獲することができるようにする。
【解決手段】害虫防除構造1では、虫2を誘引する光源3と、光源3により誘引された虫2を捕獲する捕獲部4と、を備えた捕虫器5が用いられる。捕虫器5が、室開口部6近傍で床面7から略65cm以内の高さ位置に設置されることにより、床面の近くを飛翔する虫を効率的に捕獲することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源により誘引された虫を捕獲する捕虫器を用いた害虫防除構造に関する。
建物内に侵入した飛翔昆虫は、産業や生活において様々なトラブルの要因となる。例えば、食品工場や飲食店では、虫が商品等に混入したり、小売店では、虫が店舗内を飛びまわって買い物客に不快感を与えることがある。
そのため、従来から、建物内に侵入した飛翔昆虫を捕獲して、これらの虫による害を防除するために、様々な捕虫器やこれらの捕虫器を用いた害虫防除構造が提供されている。例えば、特許文献1に示されるように、虫を誘引する光を出射する光源を備え、光源にから出射される光に誘引された虫を捕獲する捕虫器及びその取付け構造が知られている。この捕虫器は、吊下げ用の固定器具を備え、その固定器具をユーザが適宜に操作することにより、設置高さや向きを調整することができる。
また、特許文献2に示されるように、側面にローラが取り付けられ、このローラを壁面に接触させたまま上下に移動させることができる捕虫器が知られている。これらの捕虫器は、捕獲対象となる害虫や設置環境に応じて適宜に設置高さを変更することができる。
特開平9−107859号公報 特公平7−55121号公報
しかしながら、上記の特許文献1及び特許文献2に示される捕虫器では、捕虫器の設置に際しては、その設置における高さ位置を適宜に変更して、夫々の高さ位置における捕虫効果を確認しながら、最適な高さ位置を決める必要があり、ユーザに対して面倒な手間をかけることになる。また、高さ位置を変更するための機構を別途に設けているため、器具のコスト高となる。
また、上記の特許文献1及び特許文献2に示される捕虫器は、天井に吊下げる又は壁面に直付けされることによる設置を想定しているので、実際には、室内の比較的高い位置、一般的に人の目線よりも高い位置に設置されることが多い。しかし、飛翔昆虫の中には、飛翔能力が低い又はその習性のため、床面の近くしか飛翔しない昆虫も一定数存在する。従って、これらの虫は、高い位置に設置された捕虫器では捕獲されない。
本発明は上記課題を解決するものであり、ユーザに対して捕虫器の設置における高さ位置を変更する等の面倒な手間をかけることなく、床面の近くを飛翔する虫を効率的に捕獲することができる害虫防除構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、虫を誘引する光源と、前記光源により誘引された虫を捕獲する捕獲部と、を備えた捕虫器を用いた害虫防除構造であって、前記捕虫器は、室開口部近傍で床面から略65cm以内の高さ位置に設置されるものである。
請求項2の発明は、前記捕虫器が、請求項1に記載の高さ位置に配置されることに加えて、室開口部の上端から上下略25cm以内の位置に設置されるものである。
請求項1の発明によれば、床面の近くを飛翔する虫を効率的に捕獲することができ、かつ捕虫器が所定の高さ位置に設置されると、その後に高さ位置を変更する必要はないので、ユーザに面倒な手間をかけることがない。また、高さ位置を変更するための機構を別途に設ける必要もないので、捕虫器を安価とすることができる。
請求項2の発明によれば、上記に加えて、虫の侵入経路により近い位置に捕虫器が設置されるので、より効果的に虫が捕獲される。
本発明の第1の実施形態に係る害虫防除構造について、図1を参照して説明する。本実施形態の害虫防除構造1では、虫2を誘引する光源3と、光源3に誘引された虫2を捕獲する捕獲部4と、を備えた捕虫器5が、床面7から略65cm以内の高さ位置に設置される。また、捕虫器5は、虫2が侵入する室開口部6近傍の1m以内の範囲に設置されることが望ましい。なお、同図において、光源3から出射される誘虫光を破線矢印で示している。
捕虫器5は、汎用の捕虫器であり、虫2を誘引する光源3及び誘引された虫2を捕獲する捕獲部4を備えたものであれば、その構造や形状は特に限定されない。また、光源3は、汎用の捕虫器用蛍光灯(UV-Aランプ)等が用いられ、好ましくは誘虫効果の高い波長が略340〜380nmの光を出射する光源が用いられる。捕獲部4も、特に限定されないが、本実施形態の害虫防除構造1は、室内に適用されるため、電撃殺虫式等ではなく、光源3に誘引された虫2を粘着シートにより捕獲するタイプの捕獲部が望ましい。
また、本実施形態では、捕虫器5が床面7から略65cm以内と、比較的低い位置に設置されるため、光源3から出射される光が直接的に居住者の目に入らないように、捕虫器5の正面には紫外線カバー等が設けられ、光が捕虫器5の側面から壁面と水平方向に出射されるようにするのが望ましい。
以下、本実施形態の害虫防除構造1の効果を検証するために実施された捕虫実験について説明する。本実験は、雑草地に面する川べりにコンテナハウスを設け、コンテナハウスのドア(室開口部6)の近傍の内壁面に、複数の捕虫器5が、夫々所定の高さ位置に設置された。コンテナハウスは、2坪タイプ(全長3650mm×全幅2130mm×全高2300mm)であり、1つ又はそれ以上の窓が設けられている。上記の窓には黒ラシャ紙で目張りを施し、外光がコンテナハウス内部に入らないようにした。また、コンテナハウス内部には、捕虫器5とは別に、通常の放電灯型照明(以下、ベース照明という)が設置された。捕虫器5には、壁面直付タイプの光誘引捕虫器「ムシパットル:品番NN30020EL(松下電工製)」(幅666mm×高さ182mm×出しろ128mm)が用いられた。
実験は以下の手順で行われた。まず、日没と同時にコンテナハウスのドア(室開口部6)を開け、捕虫器5及びベース照明を点灯させた。なお、図1においては、室開口部6が半開きとなっている例を示したが、本実験では、虫2がコンテナハウス内に十分侵入するよう、室開口部6を全開きとした。所定時間経過後、本実験では、日没後の60〜90分後に室開口部6を閉めた。そして、午後10時にベース照明を消灯し、翌朝6時に捕虫器5を消灯した。捕虫器5の消灯後、捕獲部4において捕獲された虫2の捕虫数が計数された。その結果を表1に示す。なお、3つの捕虫器5が夫々異なる高さ位置に設置されて1回目の実験が行われ、1回目の実験とは異なる日に、3つの捕虫器5の夫々の設置高さを変更して2回目の実験が行われた。
Figure 2008154517
表1に示されるように、1回目の実験では、高さ位置が0〜25cmに設置された捕虫器5において、最も多くの虫2が捕獲され、また、2回目の実験では、高さ位置が35cm〜60cmに設置された捕虫器5において、最も多くの虫2が捕獲された。すなわち、捕虫器5が0〜60cmの高さ位置に設置されたとき、最も多くの虫2が捕獲された。
本実施形態の害虫防除構造1によれば、上記実験で示されたように、効率的に虫を捕獲することができるだけでなく、捕虫器5が所定の高さ位置に設置されると、その後に高さ位置を変更する必要はないので、ユーザに面倒な手間をかけることがない。また、高さ位置を変更するための機構を別途に設ける必要もないので、コスト高になることもない。
次に、本発明の第2の実施形態に係る害虫防除構造について、図2を参照して説明する。本実施形態の害虫防除構造1では、上記第1の実施形態の害虫防除構造1に加えて、捕虫器5が、室開口部6の上端8から上下略25cm以内の位置にも設置される。本実施形態で別途に設置される捕虫器5は、上記第1の実施形態の捕虫器5と同一タイプであってもよいが、室内の比較的高い位置に設置されることが想定されるので、光源3の光が直接的に居住者の目に入らないような設置環境においては、前方から光を出射できるように開口部を有するタイプが適用されてもよい。
本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様、その効果を検証するために捕虫実験が実施された。実験の方法及び手順は、上記第1の実施形態で行われた実験と同様であり、その結果を表2に示す。なお、本実施形態では、4つの捕虫器5が夫々異なる高さ位置に設置されて1回目の実験が行われ、1回目の実験とは異なる日に、1回目と同様の条件で2回目の実験が行われた。更に、4つの捕虫器5が設置される高さ位置を夫々変更して3回目及び4回目の実験が行われた。
Figure 2008154517
表2に示されるように、1回目及び2回目の実験では、設置高さが185〜210cmである捕虫器5において、最も多くの虫が捕獲され、設置高さが185〜210cmである捕虫器5がそれに準じた。また、3回目及び4回目の実験では、設置高さが205〜230cmの捕虫器5において、最も多くの虫が捕獲された。すなわち、捕虫器5が185〜230cmの高さ位置に設置されたとき、最も多くの虫が捕獲された、0〜60cmの高さ位置に設置されたときが、その次であった。また、本実験において、室開口部6の高さが2050mmであった。従って、捕虫器5が室開口部の上端から上下25cm以内の位置に設置されると多くの虫を捕獲でき、また、床面7から65cm以内の高さ位置に捕虫器5が設置されることにより、更に多くの虫2が捕獲されることが分かる。つまり、本実施形態の害虫防除構造1によれば、上記第1の実施形態よりも更に効率的に虫2を捕獲することができる。
一般的に、昆虫が存在する又は飛翔する高さは、各昆虫種や周辺環境(餌や障害物の有無等)によって変化する。しかし、室内の誘虫源(捕虫器5の光源3や照明器具等の光源、餌となる食品や生ゴミ等)に誘引され、室内へ侵入する虫2の侵入経路は、室開口部6の上端8近傍及び床面7近傍において特にその密度が高くなる。本実施形態の害虫防除構造1は、これら室開口部6を通じて室内に侵入する虫2の侵入経路により近い位置に捕虫器5が設置されるので、特に、捕虫器5の光源3を含む、室内の誘虫源に誘引された虫2に対して、より効果的な捕獲効果を発揮する。
なお、本発明は、虫2が室内に侵入する際に、多くの虫2が、室開口部6の中央付近よりも、室開口部6の上端8近傍及び床面7近傍から室内に侵入するという虫2の性質を利用し、虫2の侵入経路の近い位置に捕虫器5を設置することにより、効果的に虫2を捕獲して、虫による害を防除するものであり、上記の用件を満たせば、上述の実施形態で説明した構成に限られることなく種々の変形が可能である。
本発明の第1の実施形態に係る害虫防除構造を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態に係る害虫防除構造を示す斜視図。
符号の説明
1 害虫防除構造
2 虫
3 光源
4 捕獲部
5 捕虫器
6 室開口部
7 床面
8 室開口部の上端

Claims (2)

  1. 虫を誘引する光源と、前記光源により誘引された虫を捕獲する捕獲部と、を備えた捕虫器を用いた害虫防除構造であって、
    前記捕虫器は、室開口部近傍で床面から略65cm以内の高さ位置に設置されることを特徴とする害虫防除構造。
  2. 前記捕虫器は、請求項1に記載の高さ位置に配置されることに加えて、室開口部の上端から上下略25cm以内の位置に設置されることを特徴とする害虫防除構造。
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