JPH02173921A - 磁気ヘッド変位駆動装置 - Google Patents

磁気ヘッド変位駆動装置

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JPH02173921A
JPH02173921A JP32816288A JP32816288A JPH02173921A JP H02173921 A JPH02173921 A JP H02173921A JP 32816288 A JP32816288 A JP 32816288A JP 32816288 A JP32816288 A JP 32816288A JP H02173921 A JPH02173921 A JP H02173921A
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JP
Japan
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magnetic
rotating drum
holding plate
head
displacement
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JP32816288A
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English (en)
Inventor
Akira Miyahara
章 宮原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、ヘリカルスキャンVTRのような回転ヘッ
ド型磁気記録再生装置において、磁気ヘッドを磁気テー
プ」二で所定の方向に変位するように駆動するための磁
気ヘッド変位駆動装置に関する。
(従来の技術) ヘリカルスキャンVTRでは、磁気ヘッドが取付1ノら
れな回転ドラムに磁気テープを巻付け、回転ドラムを回
転させるとともに、磁気テープを一方向に走行させるこ
とにより、第10図に示すように磁気テープの長手方向
に対して所定の角度(図では約2°34′)の磁気パタ
ーンとして記録が行なわれる。また、再生時には回転ド
ラム及び磁気テープを同様に回転及び走行させることに
よって、記録時に形成された磁気パターンに沿って磁気
ヘッドが走査される。
一方、スチル再生などの特殊再生時や、回転ドラムの約
−回転分の記録を行なう特殊記録などの場合には、磁気
テープが停止状態または正規の走行状態以外の走行状態
となる。このため磁気ヘッドを標準再生時と同様に単純
に回転ドラムにより回転させると、磁気ヘッドは特殊再
生時には一定の角度をなす所定の磁気パターンを正確に
追従することができず、また特殊記録時には所定の磁気
パターンを形成することができなくなる。
このような特殊再生時や特殊記録時の問題を解決するた
めには、磁気ヘッドを磁気テープ上で例えばトラック幅
方向に回転ドラムの回転平面(回転軸に直交する平面)
に平行の状態を保って変位駆動すればよい。この目的に
使用される磁気ヘッド変位駆動装置として、第12図に
示すように板状のバイモルフ素子81の一端を支持体8
2により片持ち梁状に支持し、自由端である他端に磁気
ヘッド83を取付けた構造のものが知られている。
バイモルフ素子81は表面に電極が形成された略長方形
の圧電板をシムと呼ばれる薄い金属板の両面に二枚貼り
合せたものである。二枚の圧電板の貼り合せ法及び配線
は、例えば正の電極が印加された時に上側の圧電板は長
手方向に縮み、下側の圧電板は長手方向に伸びるように
される。これによりバイモルフ素子81は凹型に変形す
るが、一端が固定されているため、自由端は上方に湾曲
して変位する。逆に電圧を極性を反転させて印加すると
、バイモルフ素子81は凸型に変形し、自由端は下方に
湾曲して変位する。従って、バイモルフ素子81に加え
る駆動電圧を変化させることにより、磁気ヘッド83を
上下方向に任意の量だけ変位駆動することができる。
しかしながら、このような構成では第12図かられかる
ように、バイモルフ素子81の変位量が大きくなるにつ
れて、その自由端に取付けられている磁気ヘッド83は
回転ドラムの回転平面に対して平行な状態を維持するこ
とはできなくなる。
このため磁気ヘッド83は駆動電圧が0のときの実線で
示す中立点の位置にあった時に比べて磁気テープ84と
角度をなすようなり、これに伴い回転ドラムからの突出
量も減少する。この結果、磁気ヘッド83と磁気テープ
84との接触状態が悪くなって、スペーシング・ロスが
増大し、良好な記録/再生が困難となる。
これに対し、例えば実開昭59−180221号に記載
されているように、厚み方向に所定の間隔を設けて平行
に配置された2個のバイモルフ素子を片持ち梁状に支持
し、自由端に連結片を設け、これら連結片の他端に磁気
ヘッドを支持したヘッドホルダを連結固定したものが知
られている。この構成によればヘッドホルダに支持され
た磁気ヘッドは、バイモルフ素子の変位に対して回転ド
ラムの回転平面に対して平行な状態を維持しつつ移動で
きるため、磁気テープに対して傾くことはない。ところ
が、この構成ではバイモルフ素子の変位量が大きくなる
に従ってバイモルフ素子の自由端の位置が回転ドラムの
周面から固定端側に後退し、回転ドラムからの磁気ヘッ
ドの突出量は減少してしまうという問題は解決されない
一方、情報信号を例えば複数のコンポーネント信号に分
離してそれぞれの信号を専用の磁気ヘッドにより記録/
再生するようなVTRでは、複数個の磁気ヘッドはそれ
ぞれ回転ドラムの円周方向において所定の間隔(例えば
直線近似で約2.3mnの間隔)と、回転ドラムの軸方
向において所定の段差(例えば約100μm)をもって
、所定の取付は交差(例えば5μm以内)で取付けられ
なければならない。このような条件で各磁気ヘッドをバ
イモルフ素子の自由端に取付けることは極めて難しい。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の磁気ヘッド変位駆動装置では、
変位時に磁気ヘッドが磁気テープに対I、て傾いたり、
回転ドラムからの磁気ヘッドの突出量が減少することに
より、良好な記録/再生がてきず、まtニコンポーネン
ト=己録など1こ供され4る複数の磁気ヘッドを高精度
で所定の位置に配設することか難(−1いという問題か
あった。
本発明はこのような点に鑑み、複数の磁気ヘッドを高精
度で所定の位置に配設てき、変位時において各磁気ヘッ
ドが相互の位1i“関係を正[2く保ち、しかも変位時
に磁気ヘッドか磁気テープに対して傾くことがなく、回
転ドラムからの突出量も変化1、ない磁気ヘッド変位駆
動装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の磁気ヘッド変位駆動装置においては、ヘッド保
Pj板の一方向に互いに段差を持って配列された複数の
保持面」−4に複数の磁気ヘッドがそれぞれ保持され、
このヘッド保持板における複数の保持面の配列方向両端
が、可撓性の一対の支持板を介して回転ドラム内に支持
される。そ17て、へソド保持板にはこれを厚み方向に
変位させる変位発生機構が連結される。ヘッド保持板は
変位発生機構による変位力を受けても容易にたわまない
程度の厚みに形成され、逆に一対の支持板の板厚はこの
変位力によって容易にたオ〕むように薄く設定される。
変位駆動機構は、一実施例によれば一端が前記回転ドラ
ム内に固定され、他端がヘッド保持板に連結された複数
の板状バイモルフ素子により構成される。また、他の実
施例によれば変位発生機構は磁気回路と、この磁気回路
との作用によって変位するムービングコイルと、このム
ービングコイルを保持するボビンとを有11、このボビ
ンの変位自由端が前記ヘッド保持板に連結される。
(作 用) 変位発生機構と]7てヘッド保持板に連結された複数の
バイモルフ素子を用いた場合において、それらのバイモ
ルフ素子を同一方向に変位させると、一方のバイモルフ
素子はヘッド保持板を引張り、他方のバイモルフ素子は
ヘッド保持板を押し」−げろように作用する。
可撓性を白“する一対の支持板は、バイモルフ素子の変
位による力を受けたときバイモルフ素子の変位に伴い緩
やかなS字状に変形し、それに伴い実質的に非可撓性の
ヘッド保持板が元の形を保ちつつ変位する。この場合、
片持ち梁状に支持されているバイモルフ素子は自由端が
回転ドラムの周面から後退1−ようとする。しか12、
一対の支持板は他端か回転ドラムに固定されているため
、支持板を比較的幅広の薄板により形成することより、
バイモルフ素子の後退1.ようとする作用は打消される
従って、ヘッド保持板の段差を有する複数の保持面上に
それぞれ保持された複数の磁気ヘッドは、回転ドラムの
円周方向において所定のピッチと、回転ドラムの回転軸
方向において所定の段差を保ちつつ、回転ドラムの回転
平面に平行な状態で磁気チープートを変位1−1また回
転ドラムからの突出量はほとんど変化しない。
変位発生機構にムービングコイル方式を用いた場合も、
ヘッド保持板及び一対の支持板の作用により、ヘッド保
持板に保持された複数の磁気ヘッドは、回転ドラムの円
周方向において所定のピッチと、回転ドラムの回転軸方
向において所定の段差を保ぢ、かつ回転ドラムの回転平
面に平行な状態を保って磁気テープ」二を変位し2、回
転ドラムからの突出量も−・定に保たれる。
(実施例) 以下、図面を参照12て本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る磁気ヘッド変位駆
動装置の斜視図、第2図はこの磁気ヘッド変位駆動装置
を回転ドラム内に絹込んだ状態を示す断面図である。第
1図及び第2図において、ヘッド保持板1は所定の段差
(例えば11001i )をもって一方向に所定のピッ
チ(回転ドラムの円周方向に直線近似で例えば約2 、
3 mmのピッチ)で配列された複数の保持面2,3.
4.5をTh−t、、これらの保持面2,3,4.5上
に磁気ヘッド6゜7.8.9が接着その他の手段により
それぞれ保持されている。
ヘッド保持板1は比較的低比重の材料、例えば種々の繊
維やフィラーを用いたFRP (繊維強化樹脂)のよう
な複合材料による加工成型またはプレス成型物、あるい
はエンジニアリング・プラスチック、例えば液晶ポリマ
ーによる射出成型物によって形成したり、または板ばね
材として知られるリン青銅やベリリウム・カッパーを母
材とし、この母材に上記のような成型物を固着すること
によって作ることができる。これは後述する変位発生機
構の負荷を軽減させ、応答周波数の広い磁気ヘッド変位
駆動装置を実現する上で有効である。
また、ヘッド保持板1は変位発生機構が発生する変位力
に対して実質的に非可撓性となるように比較的厚く形成
される。このヘッド保持板1にFRPを用いる場合、F
RPの繊維の積層方向は設計に基づいて任意に対応でき
るが、ここでは例えばヘッド保持板1の長手方向及び幅
方向とする。
ヘッド保持板1の保持面2,3,4.5の配列方向両端
部に、一対の支持板10a、10bの各一端がそれぞれ
結合されている。支持板10a。
10bは変位発生機構の変位力に対して可撓性を有する
ように薄板状に形成される。支持板10a。
10bの各他端は、磁気ヘッド6.7,8.9の先端が
回転ドラム33の周面の窓34より規定量、例えば60
μm程度突出して磁気テープ20に接触するように、固
定台12a、12b及びねじ13a、13b (13b
は図示せず)により回転ドラム33に固定されている。
なお、本実施例では支持板10a上に、この支持[10
aの変位量を検出するための変位検出素子11が設けら
れている。この変位検出素子11は例えばストレインゲ
ージや圧電体薄膜が用いられる。支持板10aは変位発
生機構からの作用力により緩やかなS字状に弾性変形し
、その変形に伴い変位検出索子11は引張りや圧縮の変
形応力を受ける。変位検出素子11にストレインゲージ
を用いた場合、変形応力に比例して出力端子間の抵抗変
化を生じる。また、変位検出素子11に機械−電気変換
素子の一種である圧電体を用いた場合は、変形応力によ
り出力端子に電圧が発生する。
このように変位検出素子11の出力端子に現われる抵抗
変化や電圧変化からヘッド保持板1の変位量を検出し、
それに基づいて例えば磁気ヘッド6゜7.8.9が所定
量だけ変位するように、変位発生機構を動作させる駆動
回路に利用することができる。
本実施例では、変位発生機構として一対の板状バイモル
フ素子14.15を用いている。バイモルフ素子1.4
.15は従来技術で述べたと同様に、表面に電極が形成
された略長方形の圧電板を薄い金属板(シム)の両面に
二枚貼り合せたものであり、厚み方向に所定の間隔を設
けてほぼ平行に配置されている。これらのバイモルフ素
子14゜15の各一端は、バイモルフ素子14.15の
主面がヘッド保持板1の保持面とほぼ平行となるように
、固定台16及びねじ17により回転ドラム33に固定
支持されている。また、バイモルフ素子14.15の各
他端(自由端)はヘッド保持板1の上下面に連結部材1
8.19を介して連結されている。連結部材18.19
は好ましくはヘッド保持板1と同一材料(この場合はF
RP)により形成される。
第3図に本実施例の磁気ヘッド変位駆動装置を組込んだ
回転ヘッドアッセンブリを示す。回転へラドアッセンブ
リ30は磁気テープ20を案内するためのリード31を
有する固定ドラム32と、この固定ドラム32の上に同
軸的に設けられた回転ドラム33とを主体として構成さ
れる。回転ドラム33は磁気ヘッド6.7,8.9の先
端を突出させて磁気テープ20と接触させるための窓3
4を有する。回転ドラム33は図示しないモータにより
駆動され、矢印35の方向に回転する。
また、磁気テープ20は回転ドラム33の回転方向と逆
の矢印36で示す方向に走行する。これにより磁気ヘッ
ド6〜9によって磁気テープ20上に複数のコンポーネ
ント信号に分けられた情報信号(例えばビデオ信号)が
記録されたり、逆に磁気テープ20から情報信号が再生
されたりする。
次に、第4図及び第5図を参照して本実施例の磁気ヘッ
ド変位駆動装置の作用を説明する。バイモルフ素子14
.15にある極性の駆動電圧を印加すると、バイモルフ
素子14.15は第4図に破線で示すように同一方向(
この例では」二方向)に変位する。この場合、図中上側
のバイモルフ素子]、4は連結部材18を介してヘッド
保持板]を引張り」二げ、下側のバイモルフ素子15は
連結部材19を介(7てヘッド保持板1を押し下げる作
用をする。バイモルフ素子14、]5に上記と逆極性の
駆動電圧を印加(7たときは、バイモルフ素子1415
は図で下側に変位する。
この場合、ヘッド保持板1を支持している支持tfZ1
0a、10bは、バイモルフ素子1.4.15の自由端
が回転ドラム33の周面から固定端側に移動しようとす
る力を打消すとともに、へ・ソド保持板1が回転ドラム
33の回転平面に平行な状態を保って動くように作用す
る。すなわち、支持板10a、10bは比較的幅広の薄
板により形成されていることから、バイモルフ素子14
.15が」二連のように変位すると、長平方向の断面が
緩やかなS字状をなすように変形するとともに、バイモ
ルフ素子14.15が固定台16側に後退しようとする
作用を打消す。従って、磁気ヘッド6〜9は磁気テープ
20に対して傾くことなく所定の方向に変位することに
なり、また回転ドラム33の窓34からの突出二もほぼ
一定に保たれる。
第6図にヘッド保持板1及び支持板10a。
10bの種々の構成例を示す。第6図(a)においては
ヘッド保持板1が厚み方向に二分割され、また支肖板1
0a、10bは一体に形成されており、ヘッド保持板1
が一体の支持板10a、10bを両側から挟むようにし
て接着されている。この場合、ヘッド保持板1ど支持板
10a、10bとは同一材料でもよいし、例えばヘッド
保持板1が金属、支持板10a、10bがFRPという
ように異なる+]料でもよい。
第6図(b)は、ヘッド保持板1に第1図及び第2図で
説明した連結部材18,1.9を一体に形成したもので
ある。
第6図(e)においては、ヘッド保持板1及び支持板1
0a、10bをFRPによるプレス成型または液晶ポリ
マーによる射出成型等により一体に形成している。また
、図示しないが第6図(b)と同様に連結部材18.1
9を含めてヘッド保持板]を一体に形成しても構わない
第6図(d)は、第6図(a)と同様に支持板10a、
10bを一体に形成したものの中央部に、ヘッド保持板
1を接着固定(7たものである。なお、第6図(d)に
おけるヘッド保持板1と支持板10a、10bを一体に
形成してもよい。
これらのうち、特に第6図(1)) (c) (d)の
例は組立てが簡略化され、量産性に優れるという利点が
ある。
第7図は本発明の第2の実施例であり、1個のバイモル
フ素子14を用いた点景外は第1の実施例と同様である
第8図に本発明の第3の実施例と17て、4個のバイモ
ルフ素子21,22,23.24を用いた例を示す。こ
の場合、連結部材25,26はそれぞれバイモルフ素子
21.22及び23.24とヘッド保持板1とを連結す
るとともに、バイモルフ素子21.22同士及びバイモ
ルフ素子23゜24同士をそれぞれ連結する役割を持つ
。より具体的には連結部材25.26はそれぞれ2本の
満27a、27b及び28a、28b (28aは図示
せず)を有し、これらの溝27a、27b。
28a、28bにバイモルフ素子21,22゜23.2
4の自由端がそれぞれ差込まれている。
本実施例によれば、バイモルフ素子による磁気ヘッドの
変位駆動に寄与するツノを増大できるという効果がある
。なお、バイモルフ素子の個数はさらに多くともよく、
一般的には20個どし、これら20個のバイモルフ素子
の各他端(自由端)を2@の連結部材によりn個ずつ相
互1こ連結するとともに、ヘッド保持板1と連結すれば
よい。
以上の第1〜第3の実施例では変位発生機構をバイモル
フ素子により構成したが、例えばムービングコイル方式
のアクチュエータを用いてもよい。
その実施例を第9図に示す。第9図において、ヘッド保
持板1、支持板1.Oa、10b及び支持板10a、1
0bを回転ドラムに固定する固定台12a、12b等は
これまでの実施例と同様である。
本実施例においては、永久磁石41とヨーク42及びポ
ールピース43によって、空隙44を有する磁気回路4
0が形成されている。磁気回路40は回転ドラム(図示
せず)に固定される。永久磁石41及びポールピース4
3の外側に円筒状のボビン45が設けられ、このボビン
45に空隙44内に位置するコイル(ムービングコイル
)46が巻かれている。ボビン45は空隙44内を上下
方向に変位可能となるように、上端が板ばね47により
保持されている。また、ボビン45の下端(変位自由端
)は連結部材48を介してヘッド保持板1に連結されて
いる。
ムービングコイル46に所定の駆動電流を流すと、コイ
ル46から発生する磁界と空隙44における磁界との相
互作用により、コイル46に上下方向の変位力が働く。
これによりムービングコイル46及びボビン45ととも
にヘッド保持板1が変位する。この変位時のヘッド保持
板1及び支持板10a、10bの状態は第5図の場合と
同様となる。
本発明の磁気ヘッド変位駆動装置は、前述したようにヘ
リカルスキャンVTRにおいてスチル再生のような特殊
再生や、回転ドラムの約−回転性の記録を行なう特殊記
録を行なう場合に、特に有効である。
第10図にヘリカルスキャンVTRの磁気テープ上の磁
気パターンを模式的に示す。正規の状態で記録/再生が
行なわれる時、磁気ヘッドが形成する磁気パターンは5
1,52.53で示される。
一方、正規の状態以外で磁気テープ20が走行または停
止している時、例えば磁気テープ20が停止している状
態(スチル再生)における磁気ヘッドの走査軌跡は、矢
印54で示される。この場合、図かられかるように、磁
気ヘッドは磁気パターン52の開始部分55から走査を
始めるが、途中から磁気パターン52を外れ、ガートバ
ンド56を横切って隣りの磁気パターン51の終了部分
57に到達する。
このように磁気ヘッドが固定された状態では、スチル再
生に必要な磁気パターン52を全長にわたって走査する
ことができないばかりでなく、ガートバンド56を磁気
ヘッドが通過することにより、再生信号にノイズが混入
する。このような場合、本発明の磁気ヘッド変位駆動装
置を用い、磁気ヘッドを磁気パターン52に沿って走査
するように矢印58の方向に変位させればよい。また、
磁気テープ20が正規の状態以外の状態で走行する場合
、例えば1/2倍スローモーション再生や逆転再生など
を行なう場合にも、同様に磁気ヘッドを変位させること
により、ノイズの少ない再生が可能となる。
第11図は本発明の磁気ヘッド変位駆動装置を用いて複
数の磁気ヘッドにより記録/再生を行なう場合の磁気テ
ープ20上の磁気パターンを模式的に示したものである
。同図において、61゜62.63は正規に記録/再生
が行なわれているときの磁気パターンであり、それぞれ
は例えば磁気パターン61を例にとると、複数の磁気ヘ
ッド6.7,8.9により形成される複数の磁気パター
ン61a、61b、61c、61dからなっている。正
規の状態以外の状態で磁気テープ20か走行している時
や、停止している時の各磁気ヘッドの走査軌跡や、磁気
ヘッド変位駆動装置の作用による軌跡の変化等は、第1
0図と同様である。
このような場合、本発明の磁気ヘッド変位駆動装置によ
れば、複数の磁気ヘッドを高精度で所定の位置に配設し
、それらを磁気テープに対して傾いたり、回転ドラムか
らの突出量を変化させたりすることなく変位させること
ができるため、特殊記録/再生が可能となる。
[発明の効果] 本発明による磁気ヘッド変位駆動装置は、変位時に磁気
ヘッドが磁気テープに対して傾がず、しかも回転ドラム
からの突出量が変化しない。従って、磁気ヘッドと磁気
テープとの良好な接触状態を保つことができ、スペーシ
ング・ロスが生じに<<、良好な特殊記録/再生が可能
となる。
そl−で、本発明によりば複数の磁気ヘッドを相互の位
置関係を高精度に保ちつつ、磁気テープに対して傾いた
り、回転ドラムからの突出量が変化15たすすることな
く変位させることができるため、情報信号を複数のコン
ポーネント信号に分離して記録/再生を行なうVTR等
において、スローモーション等の特殊再生や、特殊記録
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る磁気ヘッド変位駆
動装置の斜視図、第2図は同実施例の磁気ヘッド変位駆
動装置を回転ドラム内に組込んだ状態を示す断面図、第
3図は磁気ヘッド変位駆動装置が組込まれる回転ヘッド
アッセンブリの斜視図、第4図及び第5図は同実施例の
磁気ヘッド変位駆動装置の変位時の状態を概略的に示す
側面図及び斜視図、第6図(a) (b) (e) (
d)は本発明におけるヘッド保持板及び支持板の種々の
例を示す斜視図、第7図及び第8図はそれぞれ本発明の
第2及び第3の実施例に係る磁気ヘッド変位駆動装置の
斜視図、第9図は本発明の第4の実施例に係る磁気ヘッ
ド変位駆動装置の断面図、第10図はヘリカルスキャン
VTRにおける磁気テープ上の磁気パターンを模式的に
示す図、第1.〕図は複数の磁気ヘッドにより記録/再
生を行なう場合の磁気テープ上の磁気パターンを模式的
に示す図、第12図は従来の磁気ヘッド変位駆動装置の
概略構成を示す側面図である。 1・・・ヘッド保持板、2〜5・・・保持面、6〜9・
・・磁気ヘッド、10a、]−0b−・・支持板、14
゜15・・・バイモルフ素子、16・・・固定台、18
゜19・・・連結部材、20・・・磁気テープ、21,
22゜23.24・・・バイモルフ素子、25.26・
・・連結部材、30・・・回転ヘッドアッセンブリ、3
2・・・固定ドラム、33・・・回転ドラム、40・・
・磁気回路、41・・・永久磁石、42・・・ヨーク、
43・・・ポールピース、44・・・空隙、45・・・
ボビン、46・・・ムービングコイル、47・・・板ば
ね、48・・一連結部材。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第3図 第1図 第4図 第2図 第 図 第 図 第 図 ら7 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転ドラム内に搭載された複数の磁気ヘッドを、
    回転ドラムに巻付けられて走行する磁気テープ上で所定
    の方向に変位駆動する磁気ヘッド変位駆動装置において
    、 互いに段差をもって一方向に配列された複数の保持面上
    に前記複数の磁気ヘッドをそれぞれ保持するヘッド保持
    板と、 このヘッド保持板の前記複数の保持面の配列方向両端に
    一端が結合され、他端が前記回転ドラム内に固定された
    可撓性の一対の支持板と、 前記ヘッド保持板に連結され、該ヘッド保持板を厚み方
    向に変位させる変位発生機構とを備えたことを特徴とす
    る磁気ヘッド変位駆動装置。
  2. (2)前記変位発生機構は、一端が前記回転ドラム内に
    固定され、他端が前記ヘッド保持部材に連結された複数
    の板状バイモルフ素子により構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気ヘッド変位駆動装置。
  3. (3)前記変位発生機構は、磁気回路と、この磁気回路
    との作用によって変位するムービングコイルと、このム
    ービングコイルを保持するボビンとを有し、このボビン
    の変位自由端が前記ヘッド保持板に連結されていること
    を特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド変位駆動装置。
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