JPH02173168A - インキ組成物 - Google Patents

インキ組成物

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JPH02173168A
JPH02173168A JP63308701A JP30870188A JPH02173168A JP H02173168 A JPH02173168 A JP H02173168A JP 63308701 A JP63308701 A JP 63308701A JP 30870188 A JP30870188 A JP 30870188A JP H02173168 A JPH02173168 A JP H02173168A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインキ組成物に関し、詳細には、インキジェッ
ト印刷装置に有用な特定のインキ組成物及びその調整方
法に関する。本発明の1実施態様では、選択した溶剤に
は溶解性であるが水には実質的に不溶性である染料から
成る水性インキ組成物が提供される。好ましい実施例で
は、インキ組成物は、水とスルホラン(5ulfora
ne )を含む特定の有機溶剤と上記の溶剤には溶解性
であるが水には実質的に不溶・性である酒精溶染料とか
ら成る。
本発明のインキ組成物は、優れた耐水性等の、以下に述
べる改善された特性を有する外に、米国特許第4.24
3.994号、同第4.325.735号及び同第4、
396.429号に見られ、また、英国特許公報第2、
007.162号及び同第2.060.499号に開示
されるように、インキがバブルの注入を可能にする沸騰
温度に加熱されるサーマルインキジェットやバブルジェ
ットを含む種々の像形成及び印刷方法に有用である。
〔従来の技術〕
インキジェット印刷装置に有用な組成物は、良く知られ
ており、−船釣には水溶性染料を含んでいる。例えば、
米国特許第3,846.141号に開示されているよう
に、水溶性染料の水性溶剤と保湿剤とを含むインキジェ
ット印刷に有用なインキ組成物が知られており、保湿剤
は、ポリエチレングリコールとジエチレングリコールの
低級アルキルエーテルとグリコールから成るグループか
ら選択された少なくとも1つの化合物と、低級アルコキ
シトリグリコールとの混合物で成る。上記米国特許に開
示された保湿剤系は、プリンタが非動作状態にあるとき
のようなプリンタの停止中にある間に、オリフィスすな
わちノズルの印刷インキがその先端部で乾いてしまうの
を実質的に防止あるいは最少にする。この米国特許は更
に、ジェット印刷の基本像形成技術は加圧インキ供給源
に接続された1つ若しくはそれ以上のインキジェット組
立体の使用を含んでいることを開示している。各インキ
ジェットには、普通0.0024インチ(約58ミクロ
ン)の直径の大変小さなオリフィスが設けられ、これが
、33〜75KHzの速度で均一な液滴の連続的な流れ
を発射ために、磁気抵抗性圧電手段によって付勢される
。この液滴流れが、例えば、紙のような移動中のウェブ
表面に向けられ、電子文字発生器から送られたビデオ信
号に応答しまた静電偏向装置に応答して印刷文字を形成
するよう制御される。
更に、米国特許第4,295,889号は、記録用液体
インキ組成物を開示しており、更に詳しくは、液体記録
組成物が液滴の形態で小さいオリフィスから噴射される
記録装置に使用される液体組成物を開示している。この
米国特許の開示によれば、記録用液体組成物は、その第
3M1I第30行から始まる一般式(A)の化合物、あ
るいは組成物が第4欄第28行に見られる染料化合物と
して参照される第3欄第47行から始まる一般式(B)
の化合物で成る。多くの染料の例が、例えば、第4欄第
28行から始まって第42欄にまで続いている。
また、この米国特許の第43欄第29行から始まる記載
では、水と一緒にキャリヤ組成物として有用な水溶性有
機溶剤の例が開示されており、その溶剤は、アルキレン
部分に2〜6炭素原子を含んだアルキレングリコールを
含んでおり、更に、第4441jl第8行からの記載に
おいて、液体現像剤の特性が、第44欄第22行に見ら
れるように、l。
3−ジメチル−2−イミダゾリジノンの如き窒素を含む
化合物を有する添加剤を添加することによって改善され
る。同じような内容の文献としては、米国特許第4,3
95,287号、同第4,395,288号、第4.3
96,429号がある。しかしながら、これらの特許に
は、酒精溶染料を含むインキ組成物に関して、不揮発性
有機染料における溶解性が水より高く、主として水の蒸
発のために生ずるインキの目詰まりを防止するという点
については何も教示していない。従って、本発明のイン
キの場合、インキジェ・ノドの目詰まりは避けられ、ま
た、特に、例えば、酒精溶染料に固有の低い水溶性すな
わち不溶解性のため、それ以外の利点も達成される。す
なわち、酒精溶染料は、例えば、代表的な水溶性酸性染
料と直接染料とが選択されたインキに比較して耐水性特
性が改善される。更に、酒精溶染料を有する本発明のイ
ンキ組成物は、上記インキ中に多量の、例えば80%ま
での有機相溶剤の存在を可能にし、普通の透明材料に相
当に親和し得るようにする。
米国特許第4,279,653号は、水溶性の湿潤剤、
水溶性の染料及び酸素吸収剤を含むインキジェット組成
物を開示している。同様に、他の米国特許第4,196
,007号は、インキジェット印刷組成物が、水溶性染
料の水性溶剤と、少なくとも1つの水溶性不飽和化合物
から成る保湿剤とを含む点を開示している。更に、米国
特許第4,267.088号は、マーキングインキとし
て特に有用なコーチングを開示しており、該インキは、
エビクロロヒドロン変成ポリエチレンイミン及びエチレ
ン酸化物変成ポリエチレンイミンから選択されている。
他の関係する文献としては、米国特許第4.101.3
29号、同第4.290,072号、同第4,383,
859号、同第4.235,773号、同第4,279
,814号、同第4,443,371号、同第4,28
6,989号、同第4,299,630号、同第4 、
167、、393号、同第3,864,296号、同第
4,238,234号、同第3,234,025号、同
第4,520.143号、同第3、920.855号、
同第4,182,612号が挙げられる。
更に、米国特許筒4.197.135号は、少なくとも
1つの水溶性染料と分子当たり7以上の窒素原子を含む
ポリアミンとから成る改善された耐水性を有するインキ
組成物を開示している。特に、この米国特許には、少な
くとも1つの水溶性染料と、約0.5〜10重量%の濃
度の分子当たり7以上の窒素原子を含むポリアミンとを
含み、且つ8以上のpH(lのインキ組成物が示されて
いる。この米国特許の第1欄第61行からの記載では、
好ましいポリアミンは、メチルまたはハイドロキシエチ
ル基のいずれかで置換された第1アミン基の水素を含ん
でいる。選択された完全に置換されたポリアミンの例は
、上記米国特許の第2欄第40行からの記載を参照され
たい。
さらに、発明の名称が、“耐水性インキジェット組成物
及びその製造方法”である米国特許筒4.659.38
2号公報には、ヒドロキシ化したポリエチレンイミン、
染料及び水を含有するインキ組成物が開示されており、
該内容の全てがここに含められる。より具体的には、前
記特許には、多量の水、ヒドロキシエチル化したポリエ
チレンイミンポリマーと染料から成るインキ組成物が開
示され、ここで、該ポリマーには、約65〜80%のヒ
ドロキシエチル基が導入されている。さらに、発明の名
称が“耐水性インキ組成物”である米国特許筒4.66
4,708号公報の開示の全てがここに含まれるが、こ
の特許には高安定性発色団が共有結合的に結合した水溶
性ポリマーを含有するポリマー染料および水を含有する
インキ組成物が開示されている。特に、この特許には、
水溶性ポリマーと反応生染料との反応生成物を含有する
ポリマー染料および多量の水を含有するインキ組成物が
開示されている。
上記組成物の多くはそれぞれが意図する目的に適してい
るが、別のインキ組成物及びその製造方法への要望が引
き続き存在している。とくに、優れた耐水性を有するイ
ンキ組成物が要望されており、ここで、例えば、選択さ
れた染料が沈澱として形成されるよりも溶液のなかに保
持され、それによって、インキジェットノズルの目詰ま
りを引き起こす。また、優れた色濃度を有するインキ組
成物についての要望があり、ここで、例えば、選択され
た染料の量を減少でき、例えば、先行技術に記載の直接
染料では約3〜5%使用するのに比べて、ある条件下で
は、本発明のインキではほんの約1%の染料を必要とす
るといったことである。
さらに、耐水性が約80%以上であるインキ組成物につ
いての要望がある。又、本発明のインキは、受入可能な
粘度パラメーター、適切な表面張力、と(に黒インキに
関して優れた色濃度を含む望ましい特性を有し、該イン
キはインキ組成物中に染料分子を保持でき、それによっ
て、沈澱やインキジェットノズルの望ましくない目詰ま
りを防止することができる。本発明のインキが有する他
の重要な特性には、永久的な透明画を形成できること及
びインキ組成物に含まれる水の蒸発後の溶解性を含むイ
ンキの継続した溶解を可能にすることが含まれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的はここに示した改良された性能を有するイ
ンキ組成物を提供することである。
本発明の別の目的は耐水性が向上したインキ組成物を提
供することである。
本発明の別の目的は溶媒可溶の酒精染料を有するインキ
組成物を提供することである。
さらに、本発明の別の目的は、ある有機溶媒とともに可
溶の酒精染料(該染料は水に実質的に不溶性の染料であ
る)を永久的に組成物中に含有するインキ組成物を提供
することである。
本発明の別の目的は耐水性が向上しかつ受入可能の色解
像度を有する黒インキ組成物及びカラーインキ組成物を
提供することである。
さらに、本発明の別の目的は水に実質的に不溶性の染料
とスルホラン(登録商標、5ulfolane)溶媒を
含有する水性インキ組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、インキ組成物の製造方法を提供す
ることである。
さらに、本発明の別の目的は、サーマル及びハブルジェ
ソト法を含むインキジェットプリント法に特に有用なイ
ンキ組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、水に実質的に不溶性の酒精染料を
含有し、かつ高い表面張力と低い粘度とを有するインキ
組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、表面張力が約45〜約60ダイン
/ cmであり、かつ本発明のインキ組成物から水が蒸
発する前の粘度が約2〜約6センチポイズであり、水が
蒸発した後の粘度が約12〜約20センチポイズである
インキ組成物を提供することである。
さらに、本発明の別の目的は、本発明のインキ組成物の
コーティングをその上に有する基体を含む透明体を提供
するることである。
本発明のこれらの、ならびにその他の目的は、染料を含
有する有機溶剤からなるジェット印刷用インキ組成物に
より達成される。さらに具体的には、一実施態様におい
て本発明のインキ組成物は、水、有機溶剤(スルホラン
@類(5ulfolanes■)を含めて)、イミダゾ
リトン及びある種の尿素類;ならびに前記有機溶剤には
可溶性であるが水には実質的に不溶性の染料から構成さ
れる。
本発明の一実施態様において、インキ組成物は、多量の
水と:約10〜約90重量%の有機溶剤テトラメチレン
スルホン(スルホランのとして市販されている)と;ブ
ラック、シアン、マゼンタ、ブラウン及びイエロー成分
、もしくはこれらの混合物から選ばれる、約0.5〜約
5重量%の酒精溶染料とを含み、この染料は、スルホラ
ンに実質的に可溶性であり、水に実質的に不溶性である
。さらに本発明のインキは、約10〜約90重量%の水
、約90〜約10重量%の有機溶剤もしくはその混合物
、及び約0.5〜約5重量%の酒精溶染料から構成する
ことができる。特に好ましい本発明のインキ組成物は、
約60重量%の水と、40重量%の有機溶剤テトラメチ
レンスルホンと、添加成分として、約0.5〜約5重量
%の酒溶性染料を含んでいる。溶剤の混合物を選択する
場合、一般にここに例示したスルホラン類のの混合物、
Nメチルピロリドンとスルホラン類のとの混合物、など
を使用することができる。溶剤の混合物は、本発明の目
的を達成するのに有効な量の成分を含んでいるが、一般
に例えば、約20〜約30重量%の、スルホラン[F]
のような第一の溶剤と;本発明の目的を達成し得る、約
10〜約15重量%の第二、または第三の溶剤とから選
択することができる。
このように、本発明のインキ組成物は、多量の水と;テ
トラメチレンスルホン、1,1,3.3−テトラメチル
尿素、3−メチルスルホラン、及び1,3−ジメチル−
2−イミダゾリドンから成る群から選ばれる有機溶剤と
;ブラック、イエロ、シアン、マゼンタ、フ゛ラウン及
びこれらのン昆合物から成る群から選ばれ、前記溶剤に
変化することなく溶解している酒精溶染料とから構成す
ることができる。
本発明の目的を達成するために、本発明のインキ用とし
て種々の溶剤もしくはその混合物を選択することができ
る。適当な溶剤を選択するための重要な特性は、水との
完全な相溶性;望ましい蒸気圧、例えば0.1■mHg
未満;低毒性;望ましい固有粘度、例えば、約10セン
チポアズ未満;例えば、30ダイン/ cmを越える高
い表面張力;及びさらに、これらの溶剤が、染料成分を
実質上完全に溶解すること、である。本発明のインキ組
成物用に選択され、通常は約10〜約90重量%の量で
存在する、有機溶剤の具体例としては、テトラメチレン
スルホン(スルホラン0として入手できる);1,1,
3.3−テトラメチル尿素;3メチルスルホラン;l、
3−ジメチル−2−イミダゾリドンなどが挙げられる。
実質的に毒性がなく、多くの好ましい特性を備えている
という点で、特に好ましい溶剤はテトラメチレンスルホ
ンである。本発明の目的を達成し得る、その他の溶剤、
例えばホルムアミド類なども選択することができる。
有機溶剤に実質的にもしくは完全に可溶性であリ、水に
実質的に不溶性の染料を、一般に本発明のインキ組成物
に含有させる。したがって例えば本発明の酒精溶染料は
有機溶剤100mj!に少なくとも2gi解する。これ
とは対照的に、本発明のインキ用に選択された染料の水
に対する溶解性は極めて低く、いくら高くても100m
j!に対して約1gである。はとんどの場合、本発明の
インキ用の染料は水に全く溶解しない、すなわち溶剤1
00tslに対して約Ogの溶解度をもっている。
したがって、本発明のインキ組成物中に含まれる酒精溶
染料の具体例としては、オラソルブラソクRLまたはイ
ントラプラストブランクRL/ソルベントブランク29
、ラブラノールブランクBR、サビニルブランクRLS
、オラソルブラノクRLP 。
及びネオザポンブランク;ツルヘントイエロー染料、た
とえばサビニルイエロー2RLS、サビニルイエローR
LSN、イントラプラストイエロー2GLN、ネオザポ
ンイエロー081、ネオザポンイエロー1413レバデ
ルムレモンイエローザボンフアストイエローCGR,ア
イゼンファストイエローCGNH,ザポンイエロー10
O、ザポンイエロー157、及びサビニルイエローRL
S 。
マゼンタ染料、例えばネオザポンレッド492、ダイレ
クトブリリアントピンクB、サビニルピンク6BLS、
サビニルレッド3BLS、オラソルレソド2BL、イン
トラプラストレッドG(オラソルレソド)、サビニルレ
ッドBLSN、サビニルスカーレソトRLS、サビニル
ファイヤレッド3GLS及びザポンレッド335;シア
ン染料、例えばオラソルプルー2GLN、tオザポンブ
ル−807、サビニルブルーRLS、サビニルブルーG
LS、オラソルブルーGN、及びロソルブルー;ブラウ
ン染料、例えばザポンブラウン187及びサビニルブラ
ウンGLS、及びこれらの混合物、などが挙げられる。
好ましい染料の例としては、オラソルブランクRL、サ
ビニルブラックRLS、ダイレクトブリリアントピンク
B1サビニルイエローRLS、イントラプラストイエロ
ー2GLN (ソルベントイエロー88)及びオラソル
ブルー〇Nが挙げられる。
上記染料は、その有効量がインキ組成物に添加される。
すなわち、たとえば、約0.5〜約5重量%、好ましく
は約1〜約2重量%の染料成分が選択される。例えば好
ましい色強度、染料の入手の容易さ、コスト、毒性、選
択された有機溶剤に対する溶解度により、上記範囲外の
量の染料成分を使用することができる。
本発明のインキ組成物は、更に一般に約10〜90重量
%、好ましくは約30〜60重世%の量の水、好ましく
は蒸留水を含む。本発明の別の好ましいインキ組成物は
、約60〜70重量%の水と、約30〜40重量%のス
ルホラン (Sulfolane@ )溶剤と、約0.5〜5重量
%の酒精溶染料とからなる。更に、上記インキ組成物に
おいて、例えば約10〜15重量%のN−メチルピロリ
ドン及び25重量%のスルホランズ(Sulfolan
es @ )を含む溶剤の混合物から選ばれ、そのイン
キは、10重量%のピロリドンを含む場合には、65重
量%の水を含む。
本発明のインキ組成物によれば、染料は永久的にインキ
混合物中に保持され、従って、例えば、全く染料の析出
物を生じず、インキジェットの望ましくない閉塞に伴う
問題が実質的に除去される。
更に、本発明の組成物の多くは、約80〜95%の耐水
性、約4〜7のpH1約30〜60 dyn/cmの表
面張力、3〜約5センチポアズの粘度を含む重要な特性
を有し、更にこのようなインキをインキジェット印刷に
使用した場合に、許容できる色濃度及び優れた解像度を
有する像が得られる。
例えば、ポリエトキシアルコールのような界面活性剤や
、殺生物剤、エチレンジアミンテトラ四節llのナトリ
ウム塩のようなキレート剤、緩衝溶液のような、付加的
な成分を約5〜15重世%の量で本発明のインキ組成物
に含めてもよい。特に例えば、界面活性剤として、長鎖
アルキルアミンのポリエチレン誘導体や、アルコール、
アルキルフェノール、脂肪酸エステルを選択してもよい
殺生物剤の例とし、ダウサイド(Dowcide )が
あり、緩衝液の例としては、酢酸アンモニウム/水酸化
アルミニウムなどがある。本発明のインキ組酸物では、
界面活性剤やキレート剤は使用しないことが好ましい。
ここに記載のインキ組成物の配合は、例えば水と、有機
溶剤と、染料成分とを含むこれらの成分を単に混合する
ことにより達成することができる。
本発明の特別の態様によれば、インキ組成物は例えば、
十分な量の染料を実質的に飽和した有機溶剤の溶液に溶
解することによって調製することができる。その後に、
溶液は、室温で混合され、ついで例えば、不溶性不純物
や不溶解の染料物質を除去するために使用される3μm
フィルターにより濾過される。続いて、最終的なインキ
組成物は単に適当量の蒸留水及びスルホラン(Sulf
olane@ )のような純溶剤を添加することにより
、好ましくは2重量%の染料と、40重量%のスルホラ
ン(Sulfolane@ )と、60重量%の水とを
含むインキが得られる。他の同様な調製法として、水と
溶剤を混合し、酒精溶染料を添加し、水と溶剤混合物を
混合し、次いで酒精溶染料を添加する方法がある。酒精
溶染料に変換された水溶性染料、例えば実施例Hに示さ
れているマゼンタ染料を使用してもよい。更に、ここで
示されるように、本発明の範囲には、例えばポリスルホ
ンの支持体と、その支持体の上に設けられかつ多量の水
、特定の有機溶剤及びその溶剤中に溶解している酒精溶
染料からなり、ここで記載されるコーティングとしての
インキ組成物と、からなる透明画も含まれる。
透明画の支持体の厚みは、選択する成分を含むファクタ
ーの数に依存する。しかしながら、一般には、支持体の
厚みは約3〜5ミルである。
以下、実施例により本発明について更に詳細に説明する
が、これらの実施例は単なる説明のためのものであり、
本発明の範囲を何ら限定するものではない。なお、部及
び%は、他に規定する場合の除いて、重量表示である。
実施例1 黒色インキ組成物を以下の方法により製造した。
100ミリリツトルのフラスコ中に、4グラムの黒色染
料オラゾールブラックRL P (0rasolBla
ck RL P )を、フィリップス石油−がらスルホ
ラン(Sulfolane@ )として入手できる有機
溶剤のテトラメチレンスルホン30gと約4時間混合し
た。その後、生成した溶液を極小量の残留物を除く為に
3ミクロンのフィルターを通し、得られたろ液をさらに
47グラムのスルホランの、118グラムの水、及び2
0グラムのN−メチルピロリドンで希釈した。その結果
、最終のインキ組成物は、2パーセントのオラゾールブ
ラックRLP染料、35パーセントのスルホランの、1
0パーセントのN−メチルピロリドン、及び53パーセ
ントの水を含有した。
該インキは、シリカ被覆のシアプロ(Diablo )
紙上で、前もって光学濃度を測定しひき続き該インキを
紙上のコーティングとして攪拌水中に10分間浸漬して
測定することにより、95パーセントの耐水性を有して
いた。耐水性の値は、水中に浸漬後、及び水中に浸漬前
の光学濃度の比である。
さらに、該インキは以下の特性を有していた。
表面張力        48ダイン/(Jl粘 度 
        3.5センチポアズ周波数応答は、該
インキ組成物の液滴がインキジェットノズルから放射さ
れることのできる速度をいい、潜伏時間は約10%の比
較的低い相対湿度においであるインキジエラl−ta縮
物が操作できずに(静止状態で)留まる時間をいう。加
熱寿命は、焼けたり液滴の性質を失うこと無しに生成す
る液滴数をいう。
実施例2 以下の方法により、マゼンタインキ組成物を製造L/ 
タ。250ミリリツトルのフラスコ中に21グラムのマ
ゼンタ染料デイレクトブリリアントピンクB(Dire
ct Br1lliant Pink B、  C,I
 、デイレクトレッド9号)を21グラムのジフェニル
グアニジニウムスルフェート、及びスルホラン(5u−
1folane @ )として入手できる有機溶剤テト
ラメチルスルホン161グラムと混合した。その後、生
成した溶液を攪拌しつつ60℃で4時間加熱すると、原
マゼンタ発色物質の大部分は溶解し、殆ど硫酸ナトリウ
ムから成る大量の結晶性の白色塩が析出した。無水のる
液から白色析出物を除くために、8亥ン容液を3ミクロ
ンのフィルターを通した。該ろ液の呼称組成は11゜4
パーセントのデイレクトレッド9号及び88.6バーセ
ントのスルホランのである。10gの二亥ろ液に、3グ
ラムのN−メチルピロリドン、12グラムの追加スルホ
ランの、及び13.9グラムの水を加え、最終のインキ
組成を3.8パーセントのデイレクトレッド9号染色の
ジフェニルグアニジニウム塩;10.0パーセントのN
−メチルピロリドン、40.0パーセントのスルホラン
の、46.2パーセントの水を含む様にした。
本インキは52ダイン/c1mという高表面張力と2.
5センチポアズの粘度を有していた。熱付着(1lea
ter deposits )は少なくとも107バル
スまでは無視でき、潜伏(1atency )は、室温
で10%の相対湿度下に約800秒であった。耐水性は
、シアプロシリカ紙に印刷後数日で80パーセントが達
成された。
実施例3 保土谷化学−から入手できる実質的に水不溶の酒精溶染
料である市販のアイゼンスピロンイエローCGNH(A
izen 5piron Yellow CGNH)染
料2グラムを100ミリリツトルのフラスコ中で18グ
ラムのスルホラン[F]溶剤と混合し、100”C(’
F)で10分間加熱し、その後31ミクロンフィルター
でろ過した。該生成ろ液17.9グラムを、0.9グラ
ムのスルホランの、21.5グラムの水、及び4.5グ
ラムのN−メチルピロリドンとその後混合して、4重量
パーセントのアイゼンスピロンイエローCGNH染料、
1(litパーセントのN−メチルピロリドン、38重
量パーセントのスルホランの、及び48パーセントの水
を含む最終インキ組成物を得た。本インキは改良シアプ
ロ平版印刷機でシアプロシリカコーテイング紙に印刷す
ると、1.2より大きい反射密度で明黄色(a bri
ght process yellow )を与えた。
さらに、本インキは実施例1のインキ組成物と同様の特
性を存していた。また、実施例1と同様に本実施例のイ
ンキもインキジエ”)トの目詰りは生ぜず、さらにいか
なる画像不良もなかった。
実施例4 サーマルインキジェット法で特に有用なインキ組成物を
、以下に示す様に製造した。酒精溶シアン染料オラゾー
ルブルーGN(0rasol Blue GN。
C,1,61、チパーガイギー社製)2グラムを25.
4グラムのスルホランのと6時間攪拌した。
生成した溶液を39グラムの水でその後希釈し、1時間
攪拌した後、3ミクロンフィルターでろ過した。ひき続
き、生成した濃厚インキを、適量のスルホランのと水の
40/60混合溶剤で希釈して、1.5パーセントのオ
ラゾールブルー GN、40パーセントのスルホラン0
、及び58.5パーセントの水を含むインキを製造した
本インキは実施例Iのインキと同等の特性を有していた
。シアプロシリカコーテイング紙で1.30という固体
面密度が達成され、また、上記で製造しれたインキにつ
いて2X107の液滴を越えては重大な熱付着は見い出
せなかった。本インキの重要な特性としては、他に、比
較的高い表面張力、48ダイン/ell;低い粘度、2
.5センチポアズ;84パーセントの耐水性;及びエイ
ムス(Ames )試験で変異原性を示さないという特
性を挙げることができる。
本開示を読んだことを基にして当業者は本発明の他の改
良をすることができるであろうが、その様な改良は本発
明の範囲に含まれるものである。
手 続 補 正 書 (方式) %式% ■、事件の表示 昭和63年特許願第308701、 発明の名称 イ ン キ 組 成 物 3、補正をする者 事件との関係 出 願 人 名 称 ゼロックス コーポレーション 4、代 理 人 5、補正命令の日付 平成1年3月28日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)多量の水とテトラメチレンスルホン、1、1、3
    、3−テトラメチル尿素、3−メチルスルホン及び1、
    3−ジメチル−2−イミダゾリドンからなる群から選ば
    れる有機溶剤とを含み、該溶媒はろの中にブラック、イ
    エロー、シアン、マゼンタ、ブラウン及びそれらの混合
    物からなる群から選ばれる酒精溶染料を永久に溶解して
    いる、インキ組成物。(2)有機溶剤がテトラメチレン
    スルホンである請求項1記載の組成物。 (3)水が約20重量%〜約80重量%の量で存在する
    請求項1記載の組成物。 (4)有機溶剤が約20重量%〜約80の量で存在する
    請求項1記載の組成物。 (5)染料が約0.5重量%〜約5重量%の量で存在す
    る請求項1記載の組成物。 (6)染料がオラゾールブラックRL(OrasolB
    lackRL)、イントラプラストブラックRL/ソル
    ベントブラック29(IntraplastBlack
    RL/SolventBlack29)及びサビニルブ
    ラックRLS(SavinylBlackRLS)から
    なる群から選ばれる請求項1記載の組成物。 (7)染料がサビニルイエロー2RLS(Saviny
    lYellow2RLS)、サビニルイエローRLSN
    、イントラプラストイエロー2GLN(Intrapl
    astYellow2GLN)、ネオザポンイエロー0
    81(NeozaponYellow081)、ネオザ
    ポンイエロー141、ザポンイエロー100(Zapo
    nYellow100)、ザポンイエロー157、サビ
    ニルイエローRLS(SavinylYellowRL
    S)、ネオザポンレッド492(NeozaponRe
    d492)、ディレクトブリリアントピンクB(Dir
    ectBrilliantPinkB)、サビニルピン
    ク6BLS(SavinylPink6BLS)、サビ
    ニルレッド3BLS(SavinylRed3BLS)
    、オラゾールレッド2BL(OrasolRed2BL
    )、イントラプラストレッドG(Intraplast
    RedG)、サビニルレッドBLSN(Savinyl
    RedBLSN)、サビニルスカーレットRLS(Sa
    vinylScarletRLS)、サビニルファイア
    ーレッド3GLS(SavinylFireRed3G
    LS)、ザポンレッド335(ZaponRed335
    )、オラゾールブルー2GLN(OrasolBlue
    2GLN)ネオザポンブルー807(Neozapon
    Blue807)、サビニルブルーRLS(Savin
    ylBlueRLS)、サビニルブルーGLS、ロゾー
    ルブルー(LosolBlue)、ザポンブラウン18
    7(ZaponBrown187)、サビニルブラウン
    GLS(SavinylBrownGLS)及びそれら
    の混合物からなる群から選ばれる請求項1記載の組成物
    。 (8)インキの耐水性が約80パーセント〜約95パー
    セントである請求項1記載の組成物。 (9)粘度が約2〜約6センチポイズであり、表面張力
    が約45〜約60ダイン/cmである請求項1記載の組
    成物。 (10)酒精溶染料が水性媒体に実質的に不溶性である
    請求項1記載の組成物。 (11)蒸留水が選ばれる請求項1記載の組成物。 (12)請求項1記載のインキ組成物で形成した像と接
    触させることを含む像現像方法。(13)像がインキジ
    ェット印刷法中で形成され、現像される請求項12記載
    の方法。 (14)像がサーマルインキジェット印刷法中で形成さ
    れ、現像される請求項12記載の方法。 (15)第2有機溶剤が含有されている請求項1記載の
    組成物。 (16)第2有機溶剤がN−メチルピロリドンである請
    求項15記載の組成物。 (17)界面活性剤、殺生物剤、キレート剤、及び緩衝
    液からなる群から選ばれる付加的成分をさらに含有する
    請求項1記載の組成物。 (18)約10〜約90重量%の水及び約90〜約10
    重量%の溶剤テトラメチレンスルホンを含み、該溶剤は
    その中に約0.5〜約5重量%の量で酒精溶染料を永久
    に溶解し、該染料は実質的に水不溶性である、インキ組
    成物。 (19)酒精溶染料がブラック、イエロー、シアン、マ
    ゼンタ、ブラウン及びそれらの混合物からなる群から選
    ばれる請求項18記載の組成物。 (20)支持基体からなり、その上に請求項1記載のイ
    ンキ組成物を被覆した透明画。 (21)支持基体がポリスルホンである請求項20記載
    の透明画。 (22)支持基体からなり、その上に請求項14記載の
    インキ組成物を被覆した透明画。(23)多量の水とテ
    トラメチレンスルホン、1、1、3、3−テトラメチレ
    ン尿素、3−メチルスルホラン及び1、3−ジメチル−
    2−イミダゾリドンからなる群から選ばれる有機溶剤と
    を含み、該溶剤はその中に酒精溶染料を永久に溶解して
    いる、インキ組成物。
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US5354369A (en) * 1992-05-13 1994-10-11 Canon Kabushiki Kaisha Ink, ink-jet recording process making use of the ink, and equipment therefor
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