JPH0217253A - 内燃機関等における歯車騒音防止装置 - Google Patents

内燃機関等における歯車騒音防止装置

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JPH0217253A
JPH0217253A JP16640088A JP16640088A JPH0217253A JP H0217253 A JPH0217253 A JP H0217253A JP 16640088 A JP16640088 A JP 16640088A JP 16640088 A JP16640088 A JP 16640088A JP H0217253 A JPH0217253 A JP H0217253A
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combustion engine
clutch
shaft
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Takashi Shichinohe
七戸 隆
Kazuhiro Yasuda
和弘 安田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、#1車騒音防止装置に係わり、特lこ、内燃
機関の歯車伝動機構等に用いて好適な騒音防止装置に関
するものである。
[従来の技術] 一般に、内燃機関に併設されている歯車式動力伝達機構
等の歯車群においては、噛合する歯車間に微少な隙間が
存在する。
ところで、駆動歯車に回転変動が生じると、この駆動歯
車と噛合する従動歯車が、その慣性力により一定速度で
回転しようとするために、前述した隙間が存在すると、
一方の歯車の歯間で他方の歯車の歯が鋪る現象が生じて
衝撃音が発生し、これが機関運転中の騒音の原因となっ
ている。
モしC1この騒音は、機関の他の音(例えばす[〉を音
)が小さくなるアイドル時等の無負荷運転時におい“C
顕著となる。
このような騒音の発生を軽減するための一手段として、
歯に研磨加工を施して、歯間の噛み合い公差を極力狭め
ることが行われている。
しかしながら、このような方法においても、高精吹の加
工が必要でること、また、加工工数が増えること等の理
由Iこより、製造コストの高騰を招き、しかも、隙間を
完全に除去することは困難であることから、前記騒音を
全く無くすことは不可能である。
そこで、従来では、例えば、実開昭62−45461号
公報に示されるように、噛合する一方の歯車を、同軸上
でかつ厚さ方向から重ね合わされるメインギヤとサブギ
ヤとによって構成するとともに、これらのメインギヤと
サブギヤとをそれぞれの歯がずれるように相互に弾発し
た構成とし、これらのメインギヤの歯とサブギヤの歯と
の間で、池の噛合させられる歯車の歯を、回転方向の前
後から弾性的に挾持するようにして、前述した隙間を除
去する技術が提案されている。
[発明が解決しようとする課題1 ところで、前述の従来の技術においては、噛合する両歯
車の歯間の隙間を完全に除去して、騒音の発生を防止す
ることができる大きな利点を有するが、なお、次のよう
な問題点を有している。
すなわち、前述の技術においては、一対の歯で噛合させ
られる他方の歯を弾性的に挾持することにより、歯間の
隙間をなくすようにしているが、動力伝達効率の低下を
極力抑えるためには、前記メインギヤとサブギヤとを弾
発する弾発部材のセット荷重を、伝達動力の大きさに応
じて適正値に設定する必要がある。
しかしながら、メインギヤとサブギヤとを用いた歯車で
あると、前記弾発部材の装着位置や装着スペースが制限
されることから、装着し得る弾発部材の種類や形状が制
限されてしまい、前述したセント荷重の設定範囲が狭め
られてしまう。したがって、汎用性が低くなるとともに
、セット荷重の細かな調整が行えない。
したがって、従来にわいては、このような問題点への対
処が要望されている。
本発明はこのような従来の技術において残されている課
題を解決せんとするものである。
U課題を解決するための手段1 本発明は、前述した課題を有効に解決し得る内燃機関等
における歯車騒音防止装置を提供するもので、この騒音
防止装置は、特に、内燃機関等の駆動軸に設けられた駆
動歯車と、この駆動歯車に連動する従動歯車を備えた従
動輪とからなる歯車伝動機構に用いられる騒音防止装置
において、前記内燃機関がアイドル運転等の無負荷運転
状態であることを検出する運転状態確認手段と、内燃機
関が無負荷運転状態にあるときに、前記運転状態ra認
手段からの信号に基づき、前記従動歯車に所定の制動ト
ルクを与える負荷付与手段とからなることを特徴とし、
従動軸が歯車式変速機の入力軸であり、この入力軸に従
動歯車が設けられていること、また、従動軸がバランス
ウェイト軸であり、このバランスウェイト軸に従動歯車
が設けられていること、さらに、運転状態確認手段が、
歯車式変速機の変速機構に設けられていることを含むも
のである。
[作用] 本発明に係わる内燃機関における歯車騒音防止装置は、
内燃機関が無負荷運転中であることが運転状態確認手段
によって検出されると、負荷付与手段によって従動歯車
へ制動トルクが加えられて従動歯車の慣性力が弱められ
る。そして、この従動歯車と噛合する駆動歯車に回転変
動が生じた場合に、慣性力による従動歯車の先行回転を
抑制し、駆動歯車の歯と従動歯車の歯とを常時接触状態
に維持する。
これによって、噛合する両歯車の歯間の躍り現象をなく
して騒音の発生を防止する。
[実施例] 以下、本発明の第1の態様の一実施例を第1図および第
2図に基づき説明する。
第1図中、符号1は、本実施例が適用された内燃機関の
歯車伝動機構と17での歯車式多段変速機(以下変速機
と称す)を示す。
この変速機1は、ケーシングCによって回転自在に支持
された入力軸2と、同じくケーシングCに回転自在に支
持されるとともに、前記入力軸2と平行に配設されたカ
ウンタ軸3と、これらの入力軸2およびカウンタ軸3の
それぞれに装着され、かつ、相互に噛合させられた複数
の歯車2a〜2e・3a〜3eからなる変速歯車群Gと
、これらの歯車2a〜2e・3a〜3eの内、入力軸2
およびカウンタ軸3にその長さ方向に沿って摺動自在に
装着された可動歯車2c、3b、 adのそれぞれの外
周に、これらの回転を許容し、かつ、摺動方向への相対
移動が拘束された状態で係合させられた複数のシフトフ
ォーク4(48〜4c)と、前記入力軸2およびカウン
タ軸3と平行となるように前記ケーシングCに支持され
、前記各シフトフォーク4(48〜4c)が摺動自在に
嵌着されたシフトフォークガイド軸5と、このシフトフ
ォークガイド軸5と平行となるように前記ケー/ングC
に回転自在に支持され、かつ、前記シ・フトフォーク4
(48〜4c)が個々に摺動自在に係合させられるカム
溝68〜6cが形成されたシフトドラム6と、前記入力
軸2にクラッチ7を介して装着された従動歯車8とを備
え、この従動歯車8には、内燃機関のクランク軸(図示
路)に取り付けられた駆動歯車9が噛合させられた構成
となっており、前記従動歯車8とシフトドラム6との間
に本実施例に係わる騒音防止装置Sが設けられている。
次いで、これらの詳細について説明する。
前記従動歯車8は、クラッチ7を構成するタラノチアウ
タlOの側部に緩衝部材11を介して同軸上に取り付け
られており、かつ、前記緩衝部材11の作用により、ク
ラッチアウタlOに対して入力軸2の軸線まわりの相対
回動が若干量許容されている。
また、この従動歯車8のクラ、チアウタlOと対向させ
られた側と反対側の面には、クラッチアウタ10にリベ
ット12によって固定された押さえ板13が対向させら
れており、これによってクラッチアウタlGからの離脱
が阻止されている。
前記クラッチアウタIOは有底筒状に形成され、前記入
力軸2に、カラー14を介して相対回転自在に取り付け
られている。
また、その内部には入力軸2の軸線回りの相対回動が拘
束された状態で、環状の多数のクラッチ板15が同軸上
に装着され、また、このクラッチ板15の内側には、前
記入力軸2の一端部に固定されたクラッチセンタ16が
配設されている。
このクラッチセンタ16の外周部には、前記クラッチ板
15の外端面に対向させられるフランジ16aが一体に
形成されているとともに、このフランジ16aの内側に
位置する外周面には、前記クラッチアウタIOに装着さ
れた多数のクラッチ板15間に交互に配設される他の複
数のクラッチ板17が、前記入力軸2の軸線回りの相対
回動が拘束された状態で装着されている。
また、前記クラッチアウタIOとクラッチセンタ16と
の間には、クラッチセンタ16のフランジ!6aとの間
に前記各クラッチ板15・17を挟み込むようにしてプ
レッシャープレー)1gが、入力軸2の長さ方向に摺動
自在に配設されている。
このプレッシャープレート18には、前記クラッチセン
タ16のディスク部16bを摺動自在に貫通してフラン
ジ16a側へ突出させられた突起18aが一体に複数突
設されており、これらの突起18aと前記クラッチセン
タ16との開に、両者を常時弾発して前記プレッシャー
プレート18をクラッチセンタ16へ向けて移動させる
こ、とにより、前記両クラッチ板15・17を圧接させ
るクラッチスブリンブ19が介装されている。
さらに、前記突起18aには、環状の支持部材20がボ
ルト21によって入力軸2と同軸上に取り付けられてお
り、この支持部材20の中心部にベアリングBを介して
リテーナ22が回転自在に装着されている。
このリテーナ22には、前記入力軸2の内部に形成され
た潤滑油通路23内に、クラッチセンタ16が取り付け
られた側から摺動自在に挿入される有底筒状の支持部2
2aが連設されており、内部には、その底部に当接させ
られるブンンユロノド24が、その一端部が外部に突出
させられた状態で遊嵌されている。
このブツシュロッド24の突出端には、前記ケーシング
Cに回動自在に支持された押圧レバー25が当接させら
れている。
この抑圧レバー25は、図示しないクラッチ機構に連設
されており、このクラッチ機構により回動操作されて前
記ブツシュロッド24を入力軸2の内部へ向けて抑圧移
動させるようになっているとともに、ケーシングCとの
間に介装されたリターンスプリング26により、前記ブ
ツシュロット24ヘノ押圧力を解除する方向へ常時弾発
されている。
したがって、ブツシュロッド24がクラッチ機構によっ
て入力軸2側へ押し込まれることにより、支持部材20
を介して前記プレッシャープレート1gがクラッチセン
タI6から離間する方向へ移動させられて、クラッチ7
の接続状態が解除されるようになっている。
一方、前記シフトドラム6は、その一端部に、シフトカ
ム27がボルト28によって一体に固定されており、こ
のシフトカム27は、ピン29により、シフトドラム6
に形成されているカム満6a〜6Cとの対応関係が一義
的に設定されている。
そして、このシフトドラム6は、前記シフトカム27と
、このシフトカム27に連設されたシフト機構(図示路
)とによって回動操作されることにより、前記各シフト
フォーク4を選択的に摺動させて変速機lの変速位置(
図示例では1速〜5速)を変更するようになっていると
ともに、入力軸2とカウンタ軸3との動力伝達を遮断し
たニュートラルの位置に保持するようになっている。
また、シフトドラム6の他端部と、その近傍ノケーシン
グCとの間にはポジションセンサ30が取り付けられて
いる。
このポジションセンサ30は、ケーシングCに取り付け
られたセンサ本体30aと、前記シフトドラム6に取り
付けられた検出片30bとによって構成され、この検出
片30bがシフトドラム6とともに回転させられること
により、その位置変化がセンサ本体30aによって検出
されて、その検出信号に基づき、適宜の表示装置により
変速位置が表示されるようになっている。
次いで、本実施例に係わる歯車騒音防止装置Sについて
説明する。
この歯車騒音防止装置Sは、前記ケーシングCのクラッ
チアウタ10近傍に取り付けられた揺動レバー31と、
前記シフトドラム6の一端部に一体に取り付けられ、前
記揺動レバー31の一端部に摺接させられたカムプレー
ト32と、揺動レバー31の他端部に摺動自在に取り付
けられ、この揺動レバー31の揺動により、前記クラッ
チアウタ10の外周面に当接させられる接触子33と、
この接触子33と前記揺動レバー31との間に介装され
て、接触子33をクラッチアウタIO側へ向けて弾発す
るスプリング34とによって構成されている。
そして、前記カムプレート32は、シフトドラム6がニ
ュートラルの位置に回動させられた状態において、第2
図に示すように、前記揺動レバー31をその他端部に設
けられた接帥子33をクラッチアウタ10へ当接させる
ように、その形状ならびにシフトドラム6との取り付は
関係が設定され、これらのシフトドラム6およびカムプ
レート32とによって、本実施例における内燃機関の運
転状態確認手段Tが構成されている。
このような運転状態確認手段Tの構成とするのは、前述
した変速機1がニュートラルの位置にある場合、内燃機
関が、通常、アイドリング等の無付加運転状態であるこ
とに基づくものである。
また、前記接触子33は、第1図および第2図に示すよ
うに、前記揺動レバー31の他端部に、前記クラッチア
ウタlOの半径方向に沿って摺動自在に取り付けられて
おり、前記揺動レバー31は、その中IL’f部におい
てボルト35によってケーシングCに揺動自在に支持さ
れ、さらに、このケーシングCとの間に介装されたリタ
ーンスプリング36によって、前記接触子33をクラッ
チアウタlOから離間させる方向に弾発され、かつ、一
端部が常時カムプレート32へ接触させられている。そ
して、前記接触子33がクラ・チアラフ10Jこ接触A
せられた際に、前記スプリング34か所定量り!縮さぜ
らメ7゜ることにより、クラッチアウタIQへ制動トノ
2.りが与えられろようになっている。
そ(〜で、本実施例においては、これらの揺動レバー3
1、接触子33、スプリング3s、おLび、リターンス
プリング36により、負荷付与手段しか構成されている
本実施例では、内燃機関の通常の運転状態においては、
駆動軸とi、てのクランク軸から出力される回転が、駆
動歯車9からこの駆動歯車9と噛合する従動歯車8を経
て々う、千了パック1(1−1伝達され、クラ、千7が
接続状態にあると、クラッチ板15・17からクラ、チ
セン916を経て入力軸2へ伝達される。また、変速機
lがニュートラル以外の位置にセットされている場合に
は、各歯車2a〜2e・3a〜30からカウンタ軸3−
1伝達されて、このカウンタ軸3に取り付けられている
出カスブロケット37およびこの出力スプロケット37
に巻回されているチj−ン38等により、後段の諸機器
、例えば、内燃機関が車輌に取り付けられている場合に
jt駆動輪へ伝達され、したがって、前記内燃機関へ負
荷がかけられている。
一方、変速triがニュートラルの状態に保持されて、
内燃機関が無負荷運転状帖と丙なされると、次のような
作用Jこより、歯車の騒音発生が防1トされる。
すなわち、シフトドラム6を回動操作して内燃機関をニ
ュートうルにすると、前記2/フトドラム6の回転によ
り、カムプレート32が同時に回動させられ、このカム
プレート32によって揺動レバー31が、第2図の鎖線
で示す位置から実線で示す位置へ揺動させられて、その
他端部に設けられている接触子33がクラッチアウタ1
0の外周面に当接させられる。
前記揺動レバー31は、前記接触子33とクラ・!チア
ウタIOとの接触ののちにさらに揺動させられ、これに
伴い、スプリング34が所定量圧縮されろとともに、接
触子33を介してクラッチアウタ10に所定の制動トル
クが与えられる。
そして、変速機1がニュートラルに保持されると、内燃
機関は通常アイドル状態の回転数に抑えられ、そのクラ
ンク軸すなわち駆動歯車9が若干ながら不均一な回転と
なり回転変動をきたす。
しかしなから、前記駆動歯車9に噛合させられている従
動歯車8は、クラ・〕千チアラフ0に与えられた制動ト
ルクにより慣性力が弱められていることから、駆動歯車
9に回転変動が生じた場合においても、従動歯車8の先
走りが抑えられる。
したがって、従動歯車8の歯と駆動歯車9の歯とが常時
接触状態に保持されて、両者間の衝突が防止されるとと
もに、それに起因した騒音の発生が防止される。
また、前記制動トルクの調整は、カムプレート32のプ
ロフィールを変更してリフト長を変更し、これによって
揺動レバー31の揺動角度を変更してスプリング34の
圧縮長を調整することにより、あるいは、スプリング3
4を交換することにより容易に行われる。
次いで、本発明の第2の態様について第3図ないし第5
図に示す一実施例に基づき説明する。
なお、以下の説明中、第1図および第2図に示す実施例
と共通する部分は同一符号を用いて説明を簡略化する。
この実施例に示す歯車騒音防止装置Sは、前記実施例に
おいて運転状態確認手段Tおよび負荷付与手段りを機械
的な構成としたのに対し、曲用を用いて構成した点に特
徴がある。
すなわち、前記運転状態確認手段Tは、第3図に示すよ
うに、シフトドラム6と前記ケーシングCに形成された
作動油通路40との間に設けられた制御弁41によって
構成され、また、負荷付与手段りは、前記制御弁41の
下流側のケーシングCに形成された連通路42を介して
前記作動油通路40に連通されたアクチュエータ43に
よって構成されており、本実施例においては、前記作動
油が内燃機関のtH動部や回転部に供給されている潤滑
油の一部が用いられている。また、前記連通路42も内
燃機関の潤滑系の油路の一部が用いられている。
前記制御弁41は、シフトドラム6に取り付けられるシ
フトカム27の中心部に一体に形成されるとともに、前
記ケーシングCに回動可能に嵌合されで1作動油通路4
0を閉塞する弁体41aを備え、前記ケーシングCを弁
箱とした構成となっている。
そして、前記弁体41aは、シフトカム27をシフトド
ラム6へ固定するためのボルト28が貫通させられてお
り、このボルト28によってシフトドラム6へ7フトカ
ム27とともに固定されて、このシフトドラム6と一体
回転させられるようになっているっ また、前記ボルト28と弁体41aには、前記作動油通
路40を弁体41aの側面へ連絡する連絡油路44か形
成されている。
前記連通路42は、その上流側の端部が、前記弁体41
aとケーシングCとの嵌合部の途中で、前記連絡油路4
4の弁体41aの側面に位置する端部の回転面に位置す
るように形成されており、シフトドラム6がニュートラ
ルの位置に回転させられた際に、一体回転させられる弁
体41aの連絡油路44に連通させられるとともに、こ
の連絡油路44を介して作動油通路40へ連通させられ
るようになっている。また、これ以外の位置にシフトド
ラム6および弁体41aが回転させられると、連絡油路
44との連通すなわち作動油通路40との連通が遮断さ
れるようになっている。
さらに、前記連通路42の下流側は、クラッチアウタ1
0の側部近傍まで延設され、ケーシングCの内面に突設
された前記アクチュエータ43のベース45内へ連通さ
れている。
前記アクチュエータ43は、前記ベース45からクラッ
チアウタlOの側面へ向かって突設されたボディ46と
、このボディ46内に摺動自在に嵌装され前記連通路4
2から送り込まれる作動油によってクラッチアウタ10
へ向けて移動させられるブランンヤ47と、前記ボディ
46内に摺動自在に嵌装されるとともに、ボディ46の
外部へ突出させられてクラッチアウタIOの外周面へ当
接させられる接触子48と、この接触子48と前記プラ
ンジャ47との間に介装され、前記接触子48をタラッ
チアウタlO側へ向けて弾発するスプリング49とによ
って構成されている。
また、前記ボディ46の内面には、前記プランジャ47
との係合段部46aが形成されており、プランンヤ47
の移動範囲を規制するようになっている。
この係合段部46aは、前記接触子48がクラッチアウ
タ10に当接させられてスプリング49が圧縮させられ
た際に、接触子48とクラッチアウタlOとの間に所定
の接触圧を生じさせるようなスプリング49の圧縮量が
得られる位置に形成されている。
次いで、このように構成された本実施例の歯車騒音防止
装置Sの作用について説明する。
変速機1がニュートラルとなされて内燃機関が無負荷運
転状態となされると、シフトドラム6の回転により制御
弁4Iの弁体41aも同様に回転させられて、この弁体
41aに形成されている連絡油路44と連通路42とが
連通させられるとともに、この連絡油路44を介して、
連通路42へ作動油通路40が連通させられる(第4図
参照)。
このように作動油通路40が連通路42へ連通させられ
ると、作動油通路40から供給される作動油がアクチュ
エータ43のベース45からボディ46の内部へ送り込
まれて、前記プランジャ47をクラッチアウタIOへ向
けて移動させる。
このプランジャ47の移動により、接触子48も同様に
クラッチアウタIOへ向けて移動させられて、第3図に
鎖線で示すように、クラッチアウタIOの外周面に当接
させられる。
前記プランジャ47は、接触子48がクラッチアウタ1
0に接触させられたのちも、ボディ46の係合段部46
aへ係合するまで移動させられ、この係合がなされた時
点でスプリング49が所定長圧縮させられることにより
、接触子48が所定圧力のちとにクラッチアウタ10へ
接触させられる。
これによって、クラッチアウタ1Gを介して従動歯車8
へ所定の制動トルクが与えられ、前記実施例と同様に、
駆動歯車9と従動歯車8との間の衝突による騒音の発生
が防止される。
この実施例においてもボディ46の係合段部46aの位
置調整、あるいは、弾性係数の異なるスプリング49に
変更することにより、制動トルクの調整が容易に行われ
る。
また、ニュートラルの状態が解除されて、通常運転に移
行した場合には、シフトドラム6の回転に伴う弁体41
aの回転により、第5図に示すように、弁体41aの連
絡油路44と下流側の連通路42との連通が遮断され、
アクチユエータ43への作動油の供給が停止される。
そしてアクチユエータ43においては、内部の作動油が
プランジャ47とボディ46との隙間から外部へ流出す
ることに上り、プランジャ47と、このプランジャ47
に続いて前記接触子48がボディ46内に後退してクラ
ッチアウタ10への制動トルクが零となされる。
本実施例は、前記実施例に比して次のような利点がある
rなわち、前記実施例では、運転状態確認手段Tと負荷
付与手段りとを機械的に接続しであることから、両者を
至近位置に設けなければならず、これらの設置位置の自
由度が制限されるが、本実施例の場合には、前記連通路
42がケーンングCにほぼ自由に形成することができる
ので、前述のような不具合が大幅に解消される。
したがって、例えば、運転状態確認手段Tを7フトドラ
ム6を用いて構成しておき、負荷付与手段りを、第6図
に示すように、クランク軸50に併設されたバランスウ
ェイト軸釘と一体に設けられ、前記クランク軸50に設
けられた駆動歯車52へ噛合させられた従動歯車53へ
対向配置して、この従動歯車53へ制動トルクを与える
ようにすることも可能となる。
なお、本発明は前述の各実施例に限定されることなく、
適用する内燃機関の種類や設計要求等に基づき種々変更
可能である。
例えば、運転状態確認手段Tや負荷付与手段I5を前述
した機械的な方法ならびに油圧を用いた方法の他に、第
7図に示すように電気的な方法によっても構成すること
ができる。
第7図に示す例においては、運転状態確認手段Tに前述
したポジションセンサ30を用い、また、負荷付与手段
りとして電磁ツレ/イド54を用い、前記ポジションセ
ンサ30がニュートラルを検出したときにのみ前記電磁
ツレ/イド54へ駆動電流を供給して、そのプランジャ
55を例えばクラッチアウタ10へ当接させるようにし
ている。
そして、この場合、電磁ソレノイド54へ供給する駆動
電流を調整することによりクラッチアウタ10へ与える
制動トルクの調整が行われる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係わる内燃機関等におけ
る歯車騒音防止装置は、内燃機関等の駆動軸に設けられ
た駆動歯車と、この駆動歯車に連動する従動歯車を備え
た従動輪とからなる歯車伝動機構に用いられる騒音防止
装置において、前記内燃機関がアイドル運転等の無負荷
運転状態であることを検出する運転状態確認手段と、内
燃機関が無負荷運転状態にあるときに、前記運転状態確
認手段からの信号に基づき、前記従動歯車に所定の制動
トルクを与える負荷付与手段とからなることを特徴とし
、従動軸が歯車式変速機の入力軸であり、この入力軸に
従動歯車が設けられていること、また、従動軸がバラン
スウェイト軸であり、このバランスウェイト軸に従動歯
車が設けられていること、さらに、運転状態確認手段が
、歯車式変速機の変速機構に設けられていることを含む
もので、次のような優れた効果を奏する。
内燃機関の無負荷運転時に従動歯車に制動トルクを与え
て、従動歯車と噛合する駆動歯車に回転変動が生じた場
合においても、前記従動歯車の慣性力を弱めてその先行
回転を防止し、これによって駆動歯車と従動歯車とを常
時接触状態に保持して、特に、無負荷運転時において顕
著となる歯車間の衝撃による騒音の発生を防止すること
ができる。
前記制動トルクを外部的に付与して、その制動トルクの
調整を容易にする。
【図面の簡単な説明】
図面中筒1図および第2図は本発明の第1の態様の一実
施例を示すもので、第1図は一実施例が適用された歯車
式多段変速機の縦断面図、第2図は第1図の■−■線に
沿う矢視断面図、第3図ないし第5図は本発明の第2の
態様の一実施例を示ずオ、・・うで、第3図は第1図と
同様の図、第4図は第:(図のIV−IV線に沿う矢視
断面図、第5図は制御斧の作用を説明するための第4図
と同様の図、第に図は第2の態様の他の実施例を示す反
部の縦断面図、第7図は本発明の他の態様を示す第1図
と同様の図である。 ]−m型式多段変速機、2・・入勾軸く駆動軸)、3・
 カウンタ軸、6・・・シフトドラム、8・・・従動歯
Φ、9・・・駆動両車、 1G・・フラジ(アウタ、3
0・・・ポジ/3ンセン+、3X・揺動レバー、32・
・カムプレート、33  接M 7−134・・スプリ
ング、41・・・制御弁、43・アクチュエータ、44
・・・連通40路、46・・・ボディ、47  ブラン
ンヤ、48・・接触子、49・スプリング、50・クラ
ンク軸、51 ・−・バランスウェイト1lll、52
・・駆動jh車、53・・従動歯車、54・・・電磁ソ
レノイド、55・・・プランジャ、S・・・歯車騒音防
止装置、T・・・運転状態確認手段、I7・・D荷付与
手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関等の駆動軸に設けられた駆動歯車と、こ
    の駆動歯車に連動する従動歯車を備えた従動軸とからな
    る歯車伝動機構に用いられる騒音防止装置において、前
    記内燃機関がアイドル運転等の無負荷運転状態であるこ
    とを検出する運転状態確認手段と、内燃機関が無負荷運
    転状態にあるときに、前記運転状態確認手段からの信号
    に基づき、前記従動歯車に所定の制動トルクを与える負
    荷付与手段とからなることを特徴とする内燃機関等にお
    ける歯車騒音防止装置
  2. (2)従動軸が歯車式変速機の入力軸であり、この入力
    軸に従動歯車が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の内燃機関等における歯車騒音防止装置
  3. (3)従動軸がバランスウェイト軸であり、このバラン
    スウェイト軸に従動歯車が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の内燃機関等における歯車騒音防止装
  4. (4)運転状態確認手段が、歯車式変速機の変速機構に
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし3記載
    の内燃機関等における歯車騒音防止装置
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JPH03261306A (ja) * 1990-03-09 1991-11-21 Toyota Motor Corp 電気自動車の回生制動制御装置
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