JPH0217239Y2 - - Google Patents

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JPH0217239Y2
JPH0217239Y2 JP1986164000U JP16400086U JPH0217239Y2 JP H0217239 Y2 JPH0217239 Y2 JP H0217239Y2 JP 1986164000 U JP1986164000 U JP 1986164000U JP 16400086 U JP16400086 U JP 16400086U JP H0217239 Y2 JPH0217239 Y2 JP H0217239Y2
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JP
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link
pin
angular displacement
regulator
cable
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JP1986164000U
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案はケーブルチエーンの改良に関するもの
であり、詳しくはチエーンリンクの屈曲半径の設
定が合理的に行えるようにしたものに関する。
従来技術: 従来、産業機械類においてその移動部にエネル
ギーを供給する際使用されるケーブルを無理なく
支持して整然と進退移動させるのに、ケーブルチ
エーンを使用することは周知である。
このケーブルチエーンは、平行して配した二列
のチエーン間に所要のピツチで架設したケーブル
支持板にて支持するケーブルが、エネルギー供給
源に繋がる固定側から、エネルギー受給側である
移動部に接続されて、該移動部が所定のコースで
移動するにつれて、順次屈曲変位する。そのため
に、取扱うケーブルの寸法に応じ、ケーブルチエ
ーンの彎曲半径を許容範囲で小さくするように作
られている。
而して従来のものでは、このチエーンの彎曲半
径の設定は、最も汎用されている、たとえば特公
昭53−39999号公報などに記載されているような、
リンクプレートの連結ピンより下側のプレート端
面を斜に切削してなる接触縁辺部の傾斜角により
決められたもの、あるいは実公昭55−53810号公
報や特公昭47−33312号公報に開示されているよ
うなものがある。前者の形式では工作上接触縁辺
部の形成角度が不揃いになつたり、屈曲時に異物
が噛み込んだり、ピン連結部に生ずる緩みにて隣
接リンクが喰い違つたりする問題点がある。また
後者のものでは切欠きやこの切欠きに係合させる
突起の条件を設定値に合せて製作することになる
ので、彎曲半径の異なるものを得ようとすると、
この種製品の製作上量産するため、その都度金型
を用意しなければならず、不都合である。
考案が解決しようとする問題点: 本考案はチエーンを構成するリンクプレートの
内、内リンクプレートに所要最大限の回転角での
彎曲用長孔のものとし、彎曲半径の変更に対して
は、該長孔に回動角規制部分を備えたピンを嵌め
て外リンクと組み合せるようにし、該ピンの回動
角規制部分の寸法が異なるものを組み合せること
で彎曲半径の異なるものに対応できるようにし、
経済的に多種のケーブルチエーンが提供できるよ
うにしたのである。
考案の構成: 本考案は、1枚のリンクプレートにてなる内リ
ンクと、2枚のリンクプレートからなる外リンク
とを、順次ピン連結して、所要のピツチでケーブ
ル支持板の端部を内外リンクのいずれかに取り付
けてなるケーブルチエーンにおいて: 外リンクのリンクプレートには、連結ピン中心
から所要半径で描く円上に対称位置で角変位規制
ピン孔を設け、内リンクは厚板で形成して前記外
リンクのリンクプレートに設けてある角変位規制
ピン孔と同一半径で最大変位角の範囲の円弧孔を
両連結部で対称に穿設し、該内リンクの円弧孔に
は、一端の両脇にピンを突出させて、該ピン中心
から所要変位角分空間を制限する規制片を有した
規制子が嵌挿され、該規制子のピンを外リンクの
前記角変位規制ピン孔に嵌挿して組み合わせたも
のである。
本考案にては、角変位規制子における規制片の
長さを複数種類準備して、これを選択して内リン
クの長孔に嵌設することで、ケーブルチエーンの
彎曲半径が異なるものに対しても、内リンクの製
作に際しては標準寸法のもの、もしくは彎曲半径
が最小となる寸法のものを一種製作することに
し、これに対し所要変位角に規制できる規制片の
ものを組み込むことで、所要のものが得られるよ
うにする。この規制子としては、焼結合金・軽金
属ダイキヤスト製、あるいは機械的強度の高い合
成樹脂成形品などを用いる。
実施例: 以下本考案ケーブルチエーンについて一実施例
図により詳述すれば、第1図乃至第4図におい
て、チエーン1は適宜厚肉の板にて形成した内リ
ンク2と、薄板2枚からなる外リンク3とを、連
結ピン4により順次連結し、この連結ピン4によ
る連結位置のリンク幅方向に、それぞれ2個所
で、同芯円上に屈曲変位角θを規制するピン11
を、内リンク2を貫通して外リンク3のリンクプ
レート31,31′に設けたピン孔に挿通して組
み合せたものであり、この具体例では、外リンク
3の1方のリンクプレート31に設けた保持孔を
通じて保持片5′,5′が突出するようにしたケー
ブル支持板保持用のスペーサー5を、該外リンク
3の中間位置内部に配し、外リンク3はケーブル
支持板6の装着リンクを担当するようになつてい
る。ケーブル支持板6は、その両端を前記外リン
クに付設したスペーサー5の保持片5′対間に端
部を挿入して挾持させ、外側からボルト7締着し
て取り付ける。なお、この支持板の取り付け手段
としては、1方の(内側になる方の)リンクプレ
ートの一部を、従来のケーブルチエンの場合と同
様にプレス曲げして舌片対を形成し、この舌片対
間に支持板端を挿入するような方式にしてもよ
い。
あるいは、このケーブル支持板の装着リンクと
して内リンクを用いることも可能であり、この場
合は、該リンクの長手方向中央位置にて直接また
は受け金具を介して、ケーブル支持板端をボルト
締着する。
而して、チエーン1の彎曲半径の規制手段とし
ては、前記外リンク3に設けた規制ピン挿入孔3
2,32と、内リンク2に設けた円弧孔21,2
1とに挿通したピン11により行うのであり、内
リンク2に設けた円弧孔21,21は、取扱われ
るケーブルチエーンとしての最小彎曲半径に設定
できる回動変位角で左右対称位置で、それぞれ
第3図に示すように、連結ピン4孔を基準として
前記規制ピン挿入孔32と等しい半径で描く円上
の対向する位置に、設けておく。これに対して回
動変位角の規制子10としては第4図a,bによ
つて示すように、一端部に外リンク3のピン挿入
孔32に嵌合するピン11を両側に突設し、この
ピン位置から内リンク2に設けた円弧孔21に収
まる規制片12を一体に成形したものである。そ
してこの規制子10は回動変位角θを設定するた
めに、異なるものを用意し、所望の寸法のものを
用いるようにする。なお、この規制子10は機械
的強度の高い合成樹脂たとえばポリカーボネー
ト、ポリプロピレン、ナイロンなどで成形したも
の、あるいは焼結合金、アルミニウム合金等の成
形品を用いる。
このように構成しておけば、内外各リンク2,
3はすべて標準寸法のものを打抜き加工等で製作
しておき、回動変位角規制子10のみ、その目的
回動変位角θが得られるよう円弧孔21の回動変
位角−規制変位角θ′=θとなるようにした規制
子10を組込んでチエーン1を構成しておけば、
円弧孔21における規制子10嵌挿残余空間アが
回動可能な回動変位角となる(第3図参照)。
考案の効果: 叙上の如く本考案によれば、リンクプレートに
ついてはすべて標準寸法のものを作成しておき、
回動変位角の規制子のみを複数種用意して、彎曲
半径の異なるものに対応した規制子を組み込めば
よく、しかもこの規制子のピン部分は外リンクの
ピン孔に嵌めるだけで止め具を必要としない等加
工上の合理化が図られ、その分低廉で多品種の製
品を提供することが可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ケーブルチエーンの一実施例一
部平面図、第2図は第1図の正面図で彎曲態様を
一部併記した図、第3図は回動変位角の規制態様
を示す図、第4図a,bは回動変位角規制子の全
体斜視図と側面図を拡大して示すものである。 1……チエーン、2……内リンク、3……外リ
ンク、4……連結ピン、5……スペーサー、5′
……保持片、6……ケーブル支持板、7……支持
板締着ボルト、10……回動変位角規制子、11
……変位角規制ピン、12……規制片、21……
円弧孔、31,31′……外リンクプレート、3
2……規制ピン挿入孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1枚のリンクプレートにてなる内リンクと、2
    枚のリンクプレートからなる外リンクとを、順次
    ピン連結して、所要のピツチでケーブル支持板の
    端部を内外リンクのいずれかに取り付けてなるケ
    ーブルチエーンにおいて: 外リンクのリンクプレートには、連結ピン中心
    から所要半径で描く円上に対称位置で角変位規制
    ピン孔を設け、内リンクは厚板で形成して前記外
    リンクのリンクプレートに設けてある角変位規制
    ピン孔と同一半径で最大変位角の範囲の円弧孔を
    両連結部で対称に穿設し、該内リンクの円弧孔に
    は、一端の両脇にピンを突出させて、該ピン中心
    から所要変位角分空間を制限する規制片を有した
    規制子が嵌挿され、該規制子のピンを外リンクの
    前記角変位規制ピン孔に嵌挿して組み合わせたこ
    とを特徴とするケーブルチエーン。
JP1986164000U 1986-10-25 1986-10-25 Expired JPH0217239Y2 (ja)

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JP1986164000U JPH0217239Y2 (ja) 1986-10-25 1986-10-25

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JP1986164000U JPH0217239Y2 (ja) 1986-10-25 1986-10-25

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JPS6369836U JPS6369836U (ja) 1988-05-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5086053A (ja) * 1973-12-04 1975-07-11

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