JPH0217187Y2 - - Google Patents

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JPH0217187Y2
JPH0217187Y2 JP11790386U JP11790386U JPH0217187Y2 JP H0217187 Y2 JPH0217187 Y2 JP H0217187Y2 JP 11790386 U JP11790386 U JP 11790386U JP 11790386 U JP11790386 U JP 11790386U JP H0217187 Y2 JPH0217187 Y2 JP H0217187Y2
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fluid
compressor
discharge
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流体を圧縮するのに用いられる圧縮
機、特にその流体吐出部分の構造に関する。
〔従来の技術〕
一般的に圧縮機と言えば、往復運動するピスト
ンによつてシリンダー内の流体を圧縮するピスト
ン式圧縮機や、対称である二個のうず巻部材を互
いに噛み合せ一方を他方に対して公転させること
で流体を圧縮する圧縮機等を挙げることができ
る。そしていずれの圧縮機でも、外部導入通孔よ
り流体を取り込み、圧縮して外部導入通孔から吐
出するという動作を行つている。
ところで前記のような圧縮機によつて流体を圧
縮すると、必ず吐出流体に圧力脈動が発生し、こ
れは外部導出通孔を経て圧縮機の外部まで波及す
る。このため、圧縮機の外部で流体通体通路とし
て使われているホース類や凝縮器はこの圧力脈動
のエネルギーによつて励振され駆音を引き起こす
源となつている。
そこで従来の圧縮機では、この圧力脈動を低減
するため、圧縮機の吐出側に容積形等の消音器を
設けたり、圧縮機の吐出室の容積を大きくした
り、吐出室に絞り機構を設けたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし上述した圧縮機の吐出側に容積形等の消
音器を設けることは、コスト高になり、又圧縮機
の吐出室の容積を大きくすることは、圧縮機の外
寸が大きくなる欠点を生じてしまう。さらに吐出
室に絞り機構を設けた場合は、絞り径が小さいほ
ど圧力脈動を低減できるが、絞り径を小さくする
と、液圧縮という異常状態が生じ、吐出室内が異
常高圧となつてしまう。これは圧縮機の耐久上好
ましくなく、特にガスケツトの破裂という重大な
問題を生じてしまう。
本考案の目的は、絞り径を極力細くできる絞り
機構を有した流体吐出部の提供にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、圧縮機本体にて脈動をもつて
圧縮された流体を該圧縮機本体の外部に導出する
ための通孔を有した流体吐出部において、上記通
孔に配置した絞りノズル部品を含み、該絞りノズ
ル部品は、上記圧縮機本体に取り付けられた取り
付け部と、該取り付け部から流体の流出側へ突出
したばね材からなる錐体状の流出制御筒部とを有
し、該流出制御筒部は、先端の細孔と、該細孔か
ら上記取り付け部に向つて延びた複数のスリツト
とを有していることを特徴とする圧縮機の流体吐
出部が得られる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を、図面を参照して詳述す
る。第1図は本考案の一実施例による流体吐出部
を備えた圧縮機の一例を示す。この圧縮機は、複
数のシリンダー26(1個のみが図示されてい
る。)を有するシリンダーブロツク11を含んで
いる。夫々のシリンダ26にはピストン27が摺
動自在に挿入されている。
シリンダーブロツク11の一端にはフロントハ
ウジング12が固着されているフロントハウジン
グ12に形成された軸受孔15には、シヤフト1
6が挿入されかつ回転自在に軸支されている。シ
ヤフト16には、ローター14が固定されてお
り、該ローター14の斜面には軸受18を介して
揺動体19が対向して配設されている。揺動体1
9の中央部には揺動傘歯車25が設けられてお
り、これが鋼球21を介して、シリンダーブロツ
ク11に固定される支軸20に設けた固定傘磁車
23と噛み合つて、揺動体19の自転を阻止して
いる。この結果、シヤフト16が回転すると、揺
動体19はクランク室13内で自転することな
く、鋼球21を中心として揺動する。
揺動体19には、上述した複数のピストン27
がそれぞれロツド28を介して接続されている。
かくしてシヤフト16の回転時には、複数のピス
トン27がシリンダー26内で順々に往復駆動さ
れる。
シリンダーブロツク11の他端には、弁板アセ
ンブリ30を介してシリンダーヘツド31が重ね
合わされている。シリンダーヘツド31は中央部
に吐出部29、周辺部に吸入室33を有してい
る。シリンダーヘツド31には流体を吸入室33
に導入するための吸入ポート(図示せず)と吐出
室29の流体を外部に導出するための吐出ポート
39とがいずれもシリンダーヘツド31と一体に
設けられている。弁板アセンブリ30はピストン
27の往復運動時に流体が吸入室33からシリン
ダー26を経て吐出部29に至るように、流体の
流れを制御している。
上述した圧縮機において、吐出ポート39の通
孔24には吐出室29側の端部に絞りノズル部品
42を設けている。
この絞りノズル部品42は圧縮機本体に取り付
けられた円環状の取り付け部42aと、該取り付
け部42aから流出ポート先端に向けて突出した
ばね材からなる円錐体状の流出制御筒42bとを
有する。取り付け部42aはシリンダーヘツド3
1の通孔24の入口付近にかしめ技術を適用する
ことによりしつかりと固定される。ここでかしめ
部分を符号32で示した。
さらに第2図及び第3図をも参照すると、この
流出制御筒42bは先端の細孔42cとこの細孔
42cから上記取り付け部42aに向つて延びた
8本のスリツト42dとを有している。これらの
スリツト42dは互いに等間隔をなす位置に形成
されている。この結果、流出制御筒42bは8枚
のばね片42eを有する。これらのばね片42e
の各々の剛性圧縮機は通常の圧力条件の最大値ま
で変形しないように設定してある。しかし吐出室
29内の流体の圧力が通常状態の最大値を越える
液圧縮という異常状態の場合には各ばね片42e
が外側へ変形して開くようになつている。この結
果、絞りノズル部品42は、圧縮機の通常状態で
は極力細くした細孔42cによつて吐出流体の圧
力脈動を充分に低減し、液圧縮による吐出流体の
異常高圧時には、細孔42cの拡大と各スリツト
42dの拡大によつて圧力を低下させ、圧縮機の
劣化や破損を防いでいる。
なお上述では、流体制御筒42b部が円錐体状
のものについて説明したが、角錐体状のものであ
つてもよい。また流体制御筒42b部のばね片4
2eの数も任意に設定し得ることはいうまでもな
い。
第4図は本考案の他の実施例を示しており、吐
出ポート39がシリンダーヘツド31の外周面に
設けてある。吐出ポート39が流体を吐出するた
めの貫通孔39aを有することはいうまでもな
い。
一方、吐出室29の側壁には肩又は段43があ
り、この段43に絞りノズル部品42が取り付け
られている。この絞りノズル部品42の取り付け
部42aは、前記実施例に較べその外径が大きく
なつているが、流出制御筒42bは前記実施例の
場合と同じ寸法である。
こうして吐出室29は絞りノズル部品42によ
つて上流室29aと下流室29bとに分けられて
いる。下流室29bは吐出ポート39の貫通孔3
9aに連通孔44を介して連通している。したが
つて上流室29aの圧縮流体は絞りノズル部品4
2を通つて下流室29bに移り、さらに上述の連
通孔44及び貫通孔39aを通つて外部へ流出さ
れる。即ちこの実施例においては、下流室29
b、連通孔44及び貫通孔39aが、圧縮流体を
外部へ導出するための通孔となつている。
なお上述した二つの実施例では、ピストン式の
圧縮機を例にとつて説明したが他のタイプの圧縮
機でも同様に実施できることはいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案は圧縮機の流体吐出
部に、吐出流体が異常な高圧になつた時、その開
口面積が大きくなるように変化する絞りノズル部
品を設けているので、吐出圧力脈動による騒音を
大幅に低減できながら吐出流体の異常な圧力上昇
があつた時は、それをすみやかに低下させて、圧
縮機の劣化や破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による流体吐出部を
備えた圧縮機を示す断面図、第2図は本考案の一
実施例による流体吐出部に設けた絞りノズル部品
の斜視図、第3図は第2図の平面図、第4図は本
考案の他の実施例による流体吐出部を備えた圧縮
機を示す断面図である。 11…シリンダーブロツク、24…通孔、26
…シリンダー、27…ピストン、29…吐出室、
30…弁板アセンブリ、31…シリンダーヘツ
ド、33…吸入室、39…吐出ポート、42…絞
りノズル部品、42a…取り付け部、42b…流
出制御筒、42c…細孔、42d…スリツト、4
2e…ばね片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機本体にて脈動をもつて圧縮された流体を
    該圧縮機本体の外部に導出するための通孔を有し
    た流体吐出部において、上記通孔に配置した絞り
    ノズル部品を含み、該絞りノズル部品は、上記圧
    縮機本体に取り付けられた取り付け部と、該取り
    付け部から流体の流出側へ突出したばね材からな
    る錐体状の流出制御筒部とを有し、該流出制御筒
    部は、先端の細孔と該細孔から上記取り付け部に
    向つて延びた複数のスリツトとを有していること
    を特徴とする圧縮機の流体吐出部。
JP11790386U 1986-07-31 1986-07-31 Expired JPH0217187Y2 (ja)

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JP11790386U JPH0217187Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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JP11790386U JPH0217187Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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JPS6324384U JPS6324384U (ja) 1988-02-17
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JP6396712B2 (ja) * 2014-07-31 2018-09-26 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 冷凍装置
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