JPH0217175Y2 - - Google Patents

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JPH0217175Y2
JPH0217175Y2 JP1983129264U JP12926483U JPH0217175Y2 JP H0217175 Y2 JPH0217175 Y2 JP H0217175Y2 JP 1983129264 U JP1983129264 U JP 1983129264U JP 12926483 U JP12926483 U JP 12926483U JP H0217175 Y2 JPH0217175 Y2 JP H0217175Y2
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flat anchor
valve body
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magnetic
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は内燃機関に燃料を噴射供給する電磁式
燃料噴射弁の改良に関する。
〈背景技術〉 この種の電磁式燃料噴射弁としては、たとえば
第1図に示すようなものがある。これはたとえば
内燃機関の吸気通路の集合部の一箇所に配設され
て燃料を集中的に噴射するいわゆるシングルポイ
ントインジエクシヨン方式の燃料供給装置に使用
されるものである。
これについて説明すると、球面の一部からなる
シール面1aを有する弁体1が該シール面1aと
対応するシール面2aを有する弁座2と対峙する
ように板バネ3により支持されている。ここに、
該板バネ3はケース4の肩部4aとスペーサ5と
によつて固定支持される周辺部、弁体1が係止す
る中央係止部および該中央係止部と前記周辺部と
を連結する放射状リブからなり、弁体1はこの板
バネ3に浮動支持されることによりセンタリング
が図られるとともにスプリング6により閉弁方向
に付勢されている。
そして、この弁体1には磁性材料(たとえば
13Cr電磁ステンレス鋼)からなる平形アンカー
7が溶接により固定されており、コイル8への通
電により励磁された磁性材料からなる磁心9の磁
力により、この平形アンカー7がスプリング6の
閉弁方向の付勢力に抗して移動することによつて
開弁作動するようになつている。
このときの開弁リフト量は平形アンカー7と磁
心9とのクリアランスCにより定まり、この開弁
移動に伴い図示しない燃料通路から導入された高
圧燃料は、燃料入口10を経て燃料溜り11に導
かれ、弁座2と弁体1とのシール面2a,1aが
形成する間隙を経た後に噴口12から図示しない
吸気絞弁上流の吸気通路に噴射される。
ここにおいてコイル8には、吸入空気流量に応
じたデユーテイ比を有するパルス電流が通電さ
れ、所定混合比の混合気が得られる燃料量が噴射
されるように弁体1が開弁駆動される。
ところが、このものではコイル8に通電がなさ
れて磁心9が磁化すると、平形アンカー7が該磁
心9の磁力により吸引された磁心9と直接衝突す
る。そして、この磁性材料同士の直接衝突が繰返
されると平形アンカー7および磁心9の磁気特性
が劣化し、本来の弁体1開弁駆動が困難となり、
コイル8への通電デユーテイ比に対する流量特性
が変化するという不都合を有するものであつた。
また、平形アンカー7および磁心9を構成する
磁性材料は、剛性が小さく多数回の衝突により変
形し、平形アンカー7と磁心9とのクリアランス
C、すなわち弁体1のリフト量が変化し、これに
起因して流量特性が変化するという不都合もあ
る。
さらに、平形アンカー7と磁心9とのクリアラ
ンスCが小さいため、コイル8への通電が停止さ
れても平形アンカー7の残留磁気により開弁力が
作用し、弁体1の閉弁応答性が悪化するという問
題もある。
〈考案の目的〉 本考案は上記に鑑みなされたもので多数回の開
弁作動によつても、開弁駆動信号に対する流量特
性が変化しないような燃料噴射弁を提供すること
を目的とする。
〈考案の概要〉 このために本考案では弁体に固定される磁性材
料からなるアンカーと、該アンカーに相対して配
設されるとともにコイルが巻回さた磁心との相対
面の一部にそれぞれ強剛性部材を固定するととも
に、該強剛性部材の少なくとも一方を磁性材料部
分から突出させ、前記平形アンカーの吸着時に前
記強剛性部材相互を当接させて前記平形アンカー
及び前記磁心の磁性材料部分が所定間隙を介して
対峙するように構成し、前記強剛性部材相互のク
リアランスによつて前記弁体の開弁リフト量を規
制するようにしたことにより前記目的の達成を図
るものである。
〈実施例〉 以下本考案を第2図に示す一実施例に基づき説
明する。
構 成 すなわち、図において弁座21に対峙するよう
に球面の一からなるシール面22aを有する弁体
22が板バネ23により浮動支持され、該弁体2
2がスプリング24により閉弁方向に付勢される
ことは従来と同様である。ここに、弁体22と弁
座21とは、それぞれのシール面22a,21a
が開閉弁作動により多数回衝突しても変形しない
ように強剛性材料(たとえば18Crステンレス焼
入れ鋼)によつて構成されている。
そして、弁体22のシール面22aと反対側に
はボス22bが形成され、該ボス22bに磁性材
料からなる平形アンカー25が嵌合固定される。
この平形アンカー25に相対してコイル26が
巻回された磁心27が設けられることは従来と同
様であるが、平形アンカー25と磁心27との相
対面の一部即ち、前記弁体22のボス22bに相
対する位置に強剛性材料からなるリング28が磁
心27の端面27aから図中δで示される寸法だ
け突出するように圧入固定される。ここにリング
28と弁体22のボス22bとのクリアランスC
は弁体22のリフト量に相当するものである。
作 用 次に作用を説明する。
コイル26に通電がなされると磁界が発生し、
この磁界により磁化された磁心27の磁力によつ
て平形アンカー25が吸引され、弁体22が開弁
方向に移動する。この移動は弁体22のボス22
bと磁心27に固定されたリング28との当接に
より拘束される。このときの弁体22の運動は急
激であり、ボス22bがリング28に衝突するこ
ととなるが、リング28は磁心27から図中δで
示す寸法だけ端面27aから突出しているから、
平形アンカー25および磁心27を構成する磁性
材料同士が前記δなる間隙を介して対峙して直接
衝突することが回避される。このため、磁性材料
が衝撃力を受けることによりその磁気特性が劣化
するのが防止されて、安定な弁体22開弁作動が
なされることになる。
また、ボス22bおよびリング28は強剛性材
料により形成されているから多数回の衝突によつ
ても変形することがなく、したがつて両者のクリ
アランスCすなわち弁体22の開弁リフト量が一
定に保たれ、開弁時における流量制御が確実にな
されるものである。
さらに、開弁作動時における平形アンカー25
と磁心27との間にはδなる間隙があるから、平
形アンカー25の残留磁気による磁心27への吸
引力(開弁力)は小さく、コイル26への通電が
停止されると直ちに弁体22は閉弁作動するよう
にり、閉弁応答性が向上する。また、前記間隙δ
が大きいと、磁心27による平形アンカー25の
磁気吸引力が弱められるが、強剛性部材であるリ
ング28が磁心27の端面から突出する構成であ
るから、この突出量をリング28の厚さとは無関
係に微小に設定することができ、これにより前記
間隙δを微小にして磁心27による磁気吸引力を
確保できるものである。
なお、弁体22の開弁移動に伴う燃料噴射の過
程は従来と同様である。
〈第2の実施例〉 次に本考案の第2の実施例を第3図に示す。
このものでは、弁体32のシール面32aと反
対側の端面に平形アンカー33がたとえば溶接に
より固定されており、該平形アンカー33の磁心
34側端面の外周に沿つて強剛性部材35が固定
されている。そして、磁心34には平形アンカー
33の強剛性部材35と相対する位置に同じく強
剛性材料からなるリング36が磁心34の端面3
4aから図中δで示す寸法だけ突出して固定され
る。
そして、コイル26に通電がなされ平形アンカ
ー33が磁心34に向けて移動した際には、これ
ら強剛性部材同士を衝突させて、磁性材料同士の
衝突を回避して、第1の実施例と同様の効果を得
るものである。
なお、以上の第1および第2の実施例では強剛
性材料からなるリング28,36を磁心27,3
4の端面27a,34aから突出させるように設
けたが、これらを該端面27a,34aと同一面
を形成するように設け、弁体22のボス22bお
よび強剛性部材35を平形アンカー25,33か
ら突出させるように設けてもよい。
また、第1の実施例におけるリング28とボス
23bの両者および第2の実施例におけるリング
36と平形アンカー33に固定する強剛性部材3
5の両者を、ともにそれぞれの磁性材料部分から
突出させるように設けてもよいことは勿論であ
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、弁体に固
定された磁性材料からなる平形アンカーと磁心と
が、その磁気吸着時に所定間隙を介して対峙し直
接衝突しないような構造としたから、磁気吸引力
を確保しつつ、平形アンカーおよび磁心を構成す
る磁性材料の衝撃荷重による磁気特性の劣化が防
止されるとともに、剛性の比較的小さい磁性材料
の変形が防止され、流量特性の経時変化が回避さ
れて安定な燃料供給が図られるものである。ま
た、平形アンカーの残留磁気による影響が軽減さ
れ、コイル通電停止に伴う弁体作動の応答性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は電磁式燃料噴射弁の従来例を示す縦断
面図、第2図は本考案の一実施例を示す要部縦断
面図、第3図は本考案の第2の実施例を示す要部
縦断面図である。 22,23……弁体、24……スプリング、2
5,33……平形アンカー、26……コイル、2
7,34……磁心、28,36……リング、35
……強剛性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁座に対峙して浮動支持され球面の一部からな
    るシール面を有する弁体と、前記弁体に固定され
    る磁性材料からなる平形アンカーと、該平形アン
    カーと相対して配設されるとともにコイルが巻回
    された磁性材料からなる磁心と、を有し、前記コ
    イルへの通電により励磁された前記磁心に前記平
    形アンカーを吸着することにより前記弁体を駆動
    する電磁式燃料噴射弁において、前記平形アンカ
    ーと前記磁心との相対面の一部にそれぞれ強剛性
    部材を固定するとともに、該強剛性部材の少なく
    とも一方を磁性材料部分から突出させ、前記平形
    アンカーの吸着時に前記強剛性部材相互を当接さ
    せて前記平形アンカー及び前記磁心の磁性材料部
    分が所定間隙を介して対峙するよう構成し、前記
    強剛性部材相互のクリアランスによつて前記弁体
    の開弁リフト量を規制するようにしたことを特徴
    とする内燃機関の電磁式燃料噴射弁。
JP12926483U 1983-08-23 1983-08-23 内燃機関の電磁式燃料噴射弁 Granted JPS6038164U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596360A (en) * 1979-01-18 1980-07-22 Tadayoshi Shiomi Fuel injector for gasoline engine
JPS57176354A (en) * 1981-04-23 1982-10-29 Nippon Denso Co Ltd Solenoid operated fuel injection valve

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