JPH02171143A - コーヒー豆の焙煎方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

ｒ産業上の利用分野】 本発明は、家庭でのコーヒー豆の焙煎方法に関するもの
である。

【従来の技術】

コーヒーは、コーヒー生豆を焙煎したのちに粉砕し、こ
れを熱湯で抽出することによって飲用されるものである
。そして通常はコーヒーの専門業者がコーヒー生豆を焙
煎し、そして小売店もしくは需要者がこの焙煎されたコ
ーヒー豆を挽いて飲料に供されるのが一般的である。

【発明が解決しようとする課題】

しかし、このようにコーヒーの生豆を専門業者で焙煎し
ていたのでは、焙煎してから飲料に供されるまで時間が
長く経過することになり、この間にコーヒーの味や香り
が低下するという問題があった。このために一部では、
コーヒーの生豆を家庭のガスコンロで煎ることによって
家庭で焙煎することができるようにした試みもなされて
いる。このように家庭でコーヒー生豆を焙煎できれば焙
煎直後に味や香りを十分に楽しみながらコーヒーを飲む
ことができ、焙煎の程度も個人の好みに合わせて自由に
おこなうことができる。 しかしこのようにガスコンロで煎って焙煎する場合には
、火力の兵舎等によって一部が焦たりして均一に焙煎す
ることが困難であり、また焦げ付くのを防止するために
始終ゆすったりしなければならず手間が掛かるという問
題がある。 本発明は上記の、αに鑑みて為されたらのであり、手間
を要することなく均一に、家庭において手軽にコーヒー
生豆を焙煎することがでさるコーヒー豆の焙煎方法を提
供することを目的とするものである。

【課題を解決するための手段】

本発明に係るコーヒー豆の焙煎方法は、コーヒーの生豆
をパックした密封袋を不飽和ポリエステル樹脂製容器に
入れ、これを電子レンジにおいて高周波誘電加熱して焙
煎することを特徴とするものである。 コーヒーの生豆は酸化され易いために予め密封袋に真空
包装してパックしておいたものを用いる。 密封袋としては真空包装のために従来から使用されてい
るものを用いることができるが、電子レンジでの高周波
誘電加熱に耐える耐熱性を有し、且つ焙煎の度合の確認
ができるように透明性を有する材料であることが好まし
く、例えばポリ塩化ビニリデンで形成された真空バック
用袋を用いることができる。コーヒー生豆の密封袋への
パックは、−人前、二人前、三人前というように小人数
用にそれぞれ包装しておくのがよ（、四人分以上を焙煎
する必要があれば一人萌のパックと三人前のパックを組
み合わせたり二人前のパックを二個組み合わせたりする
ようにしてある。 焙煎にあたっては取り扱いが便利になるように、上記の
ように密封袋にパックしたコーヒーの生立を容器に入れ
て、容器を電子レンジに入れることによっておこなうが
、この容器としては電子レンジでの高周波誘電加熱に耐
える耐熱性を有する熱硬化性ａ（脂の成形品が用いられ
る。しかし熱硬化性樹脂は一般に樹脂臭が強く臭いがコ
ーヒー豆に移るおそれがあるために、このような臭いが
少なくしかも反りや変形等における耐熱性を有するもの
として、本発明では不飽和ポリエステル樹脂製の容器を
用いる。不飽和ポリエステル樹脂のなかでも、水溶とス
７工７−ル系不飽和ポリエステル樹潴を樹脂分とするも
のは耐熱性が優れており、また重合開始剤は一般的に特
有の臭気を有して臭いの移行性があるが、ｔ−ブチルパ
ーオキシイソプロビルカーボネートはこのような問題が
ない。従って本発明において不飽和ポリエステル樹脂製
容器としては、樹脂分を水溶ビス７エ〕−ル系不飽和ポ
リエステル樹脂とし、重合開始剤をｔ−ブチルパーオキ
シイソプロビルカーボネートとすると共に、その他の配
合材料として必要に応じて、スチレンモノマー、ジアリ
ル７タレートモ／マー等の架１１１Ｍ、炭酸カルシウム
、クレー、タルク、ガラス繊維等の充填剤、酸化チタン
、酸化クロム等の着色剤、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニ
ル等の熱可塑性樹脂、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸
々ルシツム等の離型剤などを配合して調製される成形材
料を成形して得られるものが好ましい。 しかして、この不飽和ポリエステル樹脂製容器に上記の
コーヒー生豆をパックした密封袋を入れ、密封袋が破裂
するのを防止するために必要に応じて密封袋に１乃至所
要個数の小さな孔をあける。 不飽和ポリエステル製容器の形状や寸法等は任意である
が、臭いの移行性の、直や使捨てを考慮したコストの点
からすれば肉厚が薄いほうがよい、また査を設けるが否
かも任意である。そしてこれを家庭用の電子レンジに入
れて高周波誘電加熱することによって、コーヒー生豆を
加熱して焙煎することができる。電子レンジによる高周
波誘電加熱で密封袋内のコーヒー生豆は内部から均一に
加熱作用を受け、焦げ付いたり焙煎が不均一になったり
することなく、コーヒー生豆を均一に焙煎することがで
きるものである。、また高周波誘電加熱でコーヒー生豆
は内部から均一に加熱作用を受けるために攪拌したりす
るような必要がないが、コーヒー生豆が加熱されるとは
じけて密封袋内で自然に攪拌される作用も受ける。従っ
て電子レンジに入れてスイッチを押すだけの操作で簡単
にコーヒー生豆を焙煎することができるものである。電
子レンジでの高周波誘電加熱の時間を調整することによ
って、任意の度合でコーヒー生豆を焙煎することができ
るものであり、例えば５００Ｗの電子レンジでは数分程
度で焙煎をおこなうことができる。このように電子レン
ジで焙煎をおこなうことができるために、〃スコンロで
焙煎をおこなう場合のように火気を使用する必要がな（
、安全である。焙煎が終わったあとは、不飽和ポリエス
テル樹脂製容器は廃棄すればよい。 【実施例］ 以下本発明を実施例によって詳述する。 艮（九 水溶とス７二７−ル系不飽和ポリエステル樹脂（日本ユ
ビカ株式会社製品番８５６０）６０重量部とスチレンモ
ノマー４０重量部、ポリスチレン１０重量部からなる樹
脂分を３０重量部とり、これに炭酸カルシウム１５重量
部、ガラス繊維チップ４０重量部、ｔ−ブチルパーオキ
シイソプロビルカーボネート１重量部、酸化チタン１０
重量部、ステアリン酸亜鉛１重量部、酸化クロム３重量
部を加え、混合、混線、造粒して不飽和ポリエステル樹
脂成形材料を調製し、この成形材料を射出成形して肉厚
がＩＩＩＩｌの皿型の不飽和ポリエステル樹脂製容器を
製作した。一方、コーヒー生豆１０ｇをポリ塩化ビニリ
デンの密ｉｔ袋に真空パックした。 そして、密封袋の１箇所に孔をあけてから不飽和ポリエ
ステル樹脂製容器にこの密封袋を入れ、ｓｏｏｗの家庭
用電子レンジに入れて３分間高周波誘電加熱した。電子
レンジから取り出して密封袋を開封し、焙煎されたコー
ヒー豆を取り出して冷却した。コーヒー豆は焦げ付きな
（均一に焙煎されていた１次にこの焙煎されたコーヒー
豆を豆挽きで挽いて熱湯を注いでコーヒーを抽出し、飲
料に供したところ、味と香りが優れたものであった。 【発明の効果］ 上述のように本発明にあっては、コーヒーの生豆をパッ
クした８１袋を不飽和ポリエステル樹脂製容器に入れ、
これを電子レンジにおいて高周波誘電加熱して焙煎する
ようにしたので、電子レンジによる高周波誘電加熱で密
封袋内のコーヒー生豆は内部から均一に加熱作用を受け
、焦げ付いたり焙煎が不均一になったりすることなく、
家庭において電子レンジに入れるだけで攪拌したりする
必要なく簡単にコーヒー生豆を均一に焙煎することがで
きるものであり、また電子レンジでの高周波誘電加熱の
時間を￥１４整することによって、任意の度合に容易に
調整してコーヒー生豆を焙煎することができるものであ
る。さらに、取り扱いを容易にするために用いる容器は
不飽和ポリエステル樹脂で作成したものであり、樹脂の
臭いがコーヒー豆に移行してコーヒーの味を低減させる
ことを堕ぐことができるものである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コーヒーの生豆をパックした密封袋を不飽和ポリ
   エステル樹脂製容器に入れ、これを電子レンジにおいて
   高周波誘電加熱して焙煎することを特徴とするコーヒー
   豆の焙煎方法。
2. （２）不飽和ポリエステル樹脂製容器が、水溶ビスフェ
   ノール系不飽和ポリエステル樹脂とｔ−ブチルパーオキ
   シイソプロピルカーボネートを含有する成形材料から成
   形されたものであることを特徴とする請求項１記載のコ
   ーヒー豆の焙煎方法。