JPH02170997A - Ｆｅ―Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修方法 - Google Patents
Ｆｅ―Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修方法Info
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D5/00—Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
- C25D5/04—Electroplating with moving electrodes
- C25D5/06—Brush or pad plating
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- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D17/00—Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
- C25D17/10—Electrodes, e.g. composition, counter electrode
- C25D17/14—Electrodes, e.g. composition, counter electrode for pad-plating
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は自動車用ボディー等として用いるＦｅ−Ｚｎ系
合金めっき鋼板の補修方法に関する。
合金めっき鋼板の補修方法に関する。
（従来の技術）
自動車のボディ材として従来からＺｎ（亜鉛）めフき鋼
板を用いているが、最近では防錆保証年数の延長等の理
由でボディの外板用材としてはＺｎめっき鋼板よりも防
錆力、被化成処理性及び塗料の耐候密着性に優れたＦｅ
−Ｚｎ系合金めつぎ鋼板を用いる傾向にある。
板を用いているが、最近では防錆保証年数の延長等の理
由でボディの外板用材としてはＺｎめっき鋼板よりも防
錆力、被化成処理性及び塗料の耐候密着性に優れたＦｅ
−Ｚｎ系合金めつぎ鋼板を用いる傾向にある。
ここでＦｅ−Ｚｎ合金めっき鋼板を得る方法としては特
開昭５９−２３８９４号にも示されるように、溶融Ｚｎ
めっき鋼板を約１０００℃で１０秒程加熱し、Ｚｎめっ
き層をＦｅ−Ｚｎ合金化したり、或いは電気めっき法で
鋼板表面にＦｅ−Ｚｎ合金層を形成する方法がある。
開昭５９−２３８９４号にも示されるように、溶融Ｚｎ
めっき鋼板を約１０００℃で１０秒程加熱し、Ｚｎめっ
き層をＦｅ−Ｚｎ合金化したり、或いは電気めっき法で
鋼板表面にＦｅ−Ｚｎ合金層を形成する方法がある。
一方、めっき鋼板を曲げたり加工する際にめっき層が剥
離することがあり、この場合の補修は実開昭５８−４９
１０８号に開示されるような筆めフき法によって補修し
ている。ここで筆めっき法としてはめっき液を鋼板の補
修面に塗布して金属イオンの置換反応によりめっき層を
形成する浸漬めっき型とめっき鋼板を陰極に接続し、補
修面にめっき液を含浸したガーゼ等で被覆した陽極を接
触させる電解めっき型がある。
離することがあり、この場合の補修は実開昭５８−４９
１０８号に開示されるような筆めフき法によって補修し
ている。ここで筆めっき法としてはめっき液を鋼板の補
修面に塗布して金属イオンの置換反応によりめっき層を
形成する浸漬めっき型とめっき鋼板を陰極に接続し、補
修面にめっき液を含浸したガーゼ等で被覆した陽極を接
触させる電解めっき型がある。
（発明が解決しようとする課題）
上述したＦｅ−Ｚｎ合金めつき鋼板のめっきが一部剥離
した場合の補修方法として、筆やつき法を用いると補修
部分のめつき層中のＦｅ濃度（割合）と原鋼板のＦｅａ
度に差が生じ、その結果めっき鋼板の表面電位に部分差
が発生して腐蝕が進行してしまう。
した場合の補修方法として、筆やつき法を用いると補修
部分のめつき層中のＦｅ濃度（割合）と原鋼板のＦｅａ
度に差が生じ、その結果めっき鋼板の表面電位に部分差
が発生して腐蝕が進行してしまう。
（課題を解決するための手段）
上記課題を解決すべく本発明は、Ｆｅ−Ｚｎ系合金めっ
き鋼板の補修を電解めっき型の筆めっき法によって行う
にあたり、めっき層中のＦｅの濃度を陽極の補修面に対
する往復動の回数によってコントロールするようにした
。
き鋼板の補修を電解めっき型の筆めっき法によって行う
にあたり、めっき層中のＦｅの濃度を陽極の補修面に対
する往復動の回数によってコントロールするようにした
。
（作用）
Ｆｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修面に対する陽極の往
復動の分当りの回数が増加すると、めっき層中のＦｅの
濃度が減少する。そこで往復動の回数を所定値に設定す
ることで補修めつき層のＦｅの濃度と原鋼板のめっき層
のＦｅの濃度とを等しくできる。
復動の分当りの回数が増加すると、めっき層中のＦｅの
濃度が減少する。そこで往復動の回数を所定値に設定す
ることで補修めつき層のＦｅの濃度と原鋼板のめっき層
のＦｅの濃度とを等しくできる。
（実施例）
以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第１図は本発明方法の工程を示すブロック図、第２図は
電解めっきを施す装置の概略図である。
電解めっきを施す装置の概略図である。
本発明にあっては先ず、Ｎａ２ＧＯ，とＮａ、ｐｏ４の
混合液等を用いてアルカリ脱脂を行う。このアルカリ脱
脂によって油脂分を除去し、引続いて行う電解脱脂用液
が汚れることを防止する。
混合液等を用いてアルカリ脱脂を行う。このアルカリ脱
脂によって油脂分を除去し、引続いて行う電解脱脂用液
が汚れることを防止する。
以上のアルカリ脱脂及び電解脱脂工程が終了したならば
第２図に示すめっき装置を用いて補修を行う。
第２図に示すめっき装置を用いて補修を行う。
めっき装置は直流電源１のプラス端子にカーボン、フェ
ライト或いはステンレス等からなる不溶性陽極２を接続
し、マイナス端子にＦｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板３を接
続する。このＦｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板３の表面には
Ｆｅ−Ｚｎ合金のめっき層４が形成され、このめっき層
４の一部が剥離しておりこの表面を補修面５とする。そ
して補修面５に接続する陽極２の下端をガーゼ等の保護
部材６にて覆うことで陽極の汚れと破損を防止し、また
陽極２は補修面５に接触しつつ往復動するようにしてい
る。尚陽極２を往復動させる代りにめっき鋼板３を往復
動させてもよい。
ライト或いはステンレス等からなる不溶性陽極２を接続
し、マイナス端子にＦｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板３を接
続する。このＦｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板３の表面には
Ｆｅ−Ｚｎ合金のめっき層４が形成され、このめっき層
４の一部が剥離しておりこの表面を補修面５とする。そ
して補修面５に接続する陽極２の下端をガーゼ等の保護
部材６にて覆うことで陽極の汚れと破損を防止し、また
陽極２は補修面５に接触しつつ往復動するようにしてい
る。尚陽極２を往復動させる代りにめっき鋼板３を往復
動させてもよい。
而してＦｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板３の補修面５に電解
めっきを施すには、補修面５に残留している脱脂液を脱
イオン水によって洗浄し、Ｆｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板
３を前記直流電源１のマイナス端子に接続するとともに
Ｆｅ−Ｚｎ系めっき溶液を補修面５に塗布する。塗布の
方法としては補修面５に直接塗布するか陽極２を被覆す
るガーゼ等の保護部材６に含浸せしめて間接的に塗布す
る。
めっきを施すには、補修面５に残留している脱脂液を脱
イオン水によって洗浄し、Ｆｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板
３を前記直流電源１のマイナス端子に接続するとともに
Ｆｅ−Ｚｎ系めっき溶液を補修面５に塗布する。塗布の
方法としては補修面５に直接塗布するか陽極２を被覆す
るガーゼ等の保護部材６に含浸せしめて間接的に塗布す
る。
ここでＦｅ−Ｚｎ系めっき溶液としては例えば、ｐＨ３
〜５のＨ，ＳＯ２： １１に対し、Ｚｎ：４８ｇ。
〜５のＨ，ＳＯ２： １１に対し、Ｚｎ：４８ｇ。
Ｆｅ：３２ｇを溶解したものを用いる。
次いで陽極２を補修面５に接触させながら往復動させつ
つ電圧８〜１２ｖで電解めっきを施す。
つ電圧８〜１２ｖで電解めっきを施す。
ここで往復動の回数は補修するＦｅ−Ｚｎ系合金めっき
鋼板３のめっき層４中のＦｅの割合と補修によって形成
されるめっき層中のＦｅの割合とが等しくなるようにす
る。即ち第３図に示すように陽極２の毎分の往復動の回
数を多くするとめつき層中のＦｅの濃度が減少すること
が判明した。これはＦｅよりもＺｎの方が析出しやすく
且つ陽極の往復動の回数を増加させることで新鮮なめつ
き溶液が補修面５に供給されることによると考えられる
。そこで予じめ陽極２の往復動の回数を設定することに
よりＦｅの濃度を所定のものにすることができる。例え
ばＦｅの濃度を１０〜１５％程度とするには毎分の往復
動の回数を３０〜５０回好ましくは３５〜４５回とする
。
鋼板３のめっき層４中のＦｅの割合と補修によって形成
されるめっき層中のＦｅの割合とが等しくなるようにす
る。即ち第３図に示すように陽極２の毎分の往復動の回
数を多くするとめつき層中のＦｅの濃度が減少すること
が判明した。これはＦｅよりもＺｎの方が析出しやすく
且つ陽極の往復動の回数を増加させることで新鮮なめつ
き溶液が補修面５に供給されることによると考えられる
。そこで予じめ陽極２の往復動の回数を設定することに
よりＦｅの濃度を所定のものにすることができる。例え
ばＦｅの濃度を１０〜１５％程度とするには毎分の往復
動の回数を３０〜５０回好ましくは３５〜４５回とする
。
また電圧を前記した範囲にしたのは、８ｖ未満であると
めっきの析出速度が大巾に遅くなり１２ｖを超えるとめ
っき液の分解が起るおそれがあることによる。
めっきの析出速度が大巾に遅くなり１２ｖを超えるとめ
っき液の分解が起るおそれがあることによる。
更に、補修めっき層の厚みのコントロールはめっき時間
によって行う。第４図は電圧１０ｖで、往復動の回数を
４０回／分とした場合のめっき時間とめっき厚との関係
を示すグラフであり、例えば５μ厚のめっき層を形成す
るには約８０秒めっきを施せばよい。
によって行う。第４図は電圧１０ｖで、往復動の回数を
４０回／分とした場合のめっき時間とめっき厚との関係
を示すグラフであり、例えば５μ厚のめっき層を形成す
るには約８０秒めっきを施せばよい。
以上の如くして電解めっきが終了したならば、補修面に
残留しているめっき液を脱イオン水で洗浄した後、乾燥
させ、更に使用までの期間が長い場合には防錆油を塗布
して補修を終了する。
残留しているめっき液を脱イオン水で洗浄した後、乾燥
させ、更に使用までの期間が長い場合には防錆油を塗布
して補修を終了する。
（発明の効果）
以上の説明から明らかなように本発明によれば、Ｆｅ−
Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修面に電解めフき法によって
Ｆｅ−Ｚｎ系合金めっき層を形成するにあたり、陽極の
毎分の往復動回数を所定回数とすることで、原鋼板のめ
っき層中のＦｅの濃度と補修めっき層中のＦｅの濃度を
等しくするようにしたので、補修部分とそれ以外の部分
間に電位差が生じることはなく、耐腐蝕性が向上する。
Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修面に電解めフき法によって
Ｆｅ−Ｚｎ系合金めっき層を形成するにあたり、陽極の
毎分の往復動回数を所定回数とすることで、原鋼板のめ
っき層中のＦｅの濃度と補修めっき層中のＦｅの濃度を
等しくするようにしたので、補修部分とそれ以外の部分
間に電位差が生じることはなく、耐腐蝕性が向上する。
第１図は本発明方法を示すブロック図、第２図はめっき
装置の概略図、第３図は陽極の往復回数とＦｅｌＪｌ度
との関係を示すグラフ、第４図はめっき時間とめつぎ厚
との関係を示すグラフである。 尚、図面中１は直流電源、２は陽極、３はＦｅ−Ｚｎ系
合金めっき鋼板、５は補修面である。
装置の概略図、第３図は陽極の往復回数とＦｅｌＪｌ度
との関係を示すグラフ、第４図はめっき時間とめつぎ厚
との関係を示すグラフである。 尚、図面中１は直流電源、２は陽極、３はＦｅ−Ｚｎ系
合金めっき鋼板、５は補修面である。
Claims (3)
- （１）陰極に接続したＦｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板の補
修面にＦｅ−Ｚｎ系めっき溶液を塗布し、次いで補修面
に陽極を接触させながら往復動させることで該補修面に
電解めっきを施すとともに陽極の往復動の回数によりめ
っき層中のＦｅの濃度を制御するようにしたことを特徴
とするＦｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修方法。 - （２）前記陽極の往復動の回数は毎分３０〜５０回とし
たことを特徴とする請求項１に記載のＦｅ−Ｚｎ系合金
めっき鋼板の補修方法。 - （３）前記陽極をガーゼ等の保護部材で被覆したことを
特徴とする請求項１に記載のＦｅ−Ｚｎ系合金めっき鋼
板の補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32457188A JPH02170997A (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | Ｆｅ―Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32457188A JPH02170997A (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | Ｆｅ―Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02170997A true JPH02170997A (ja) | 1990-07-02 |
Family
ID=18167299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32457188A Pending JPH02170997A (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | Ｆｅ―Ｚｎ系合金めっき鋼板の補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02170997A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10259361A1 (de) * | 2002-12-18 | 2004-07-08 | Siemens Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Auffüllen von Materialtrennungen an einer Oberfläche |
| WO2019107339A1 (ja) | 2017-11-30 | 2019-06-06 | 三菱電機株式会社 | めっき装置およびめっき方法 |
-
1988
- 1988-12-22 JP JP32457188A patent/JPH02170997A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10259361A1 (de) * | 2002-12-18 | 2004-07-08 | Siemens Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Auffüllen von Materialtrennungen an einer Oberfläche |
| US7544282B2 (en) | 2002-12-18 | 2009-06-09 | Siemens Aktiengesellschaft | Method for filling material separations on a surface |
| WO2019107339A1 (ja) | 2017-11-30 | 2019-06-06 | 三菱電機株式会社 | めっき装置およびめっき方法 |
| US11629427B2 (en) | 2017-11-30 | 2023-04-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Plating apparatus and plating method |
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