JPH021701A - ヘミセルロースの抽出・精製法 - Google Patents

ヘミセルロースの抽出・精製法

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JPH021701A
JPH021701A JP63269502A JP26950288A JPH021701A JP H021701 A JPH021701 A JP H021701A JP 63269502 A JP63269502 A JP 63269502A JP 26950288 A JP26950288 A JP 26950288A JP H021701 A JPH021701 A JP H021701A
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Kiwamu Shiiba
究 椎葉
Hiroyoshi Hara
原 博嘉
Yoshie Negishi
根岸 美江
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  • Fodder In General (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小麦フスマからヘミセルロースを抽出・調製
する方法に関する。詳しくは、小麦フスマから水溶性の
ヘミセルロースを高純度で抽出・調製する方法に関する
〔従来の技術〕
近年、成人病の予防、整腸作用、大腸ガンの予防等の点
から繊維質食品の摂取の必要性が再認識されている。そ
れに伴って食物繊維(ダイエタリーファイバー)が健康
食品として注目を集めており、食物繊維を各種食品に添
加することが試みられている。そして、そのような試み
の1つに、従来、主に家畜用飼料として用いられてきた
食物繊維を多量に含有する小麦フスマの食品への利用が
ある。しかしながら、小麦フスマは食物繊維とともにそ
れ以外の成分をも多量に含有しており、小麦フスマをそ
のまま食品に添加して上記成人病等の発生を予防しよう
とする際には、多量の小麦フスマを食品に添加すること
が必要であり、食品の食感の低下を招いていた。
そこで、小麦フスマを処理して主に繊維質成分のみを分
取又は回収してそれを利用しようとすることが色々試み
られるようになり、そのような方法の例として、小麦フ
スマを粉砕・分級処理して繊維質分含有量の多い区分を
分取して使用する方法、小麦フスマを化学的にまたは生
物学的に処理して食物繊維性の有効成分を取り出して利
用する方法が従来知られている。
そして小麦フスマを化学的に処理して有効成分を取り出
す従来技術の1つとして小麦フスマをアルカリ側で抽出
処理して小麦フスマ中に含まれるヘミセルロースを抽出
し、これを血清コレステロール上昇抑制物質として利用
することが知られており(特公昭62−6691号)、
そこでは抽出されI;ヘミセルロースを精製せずに或は
活性炭とイオン交換樹脂又は活性炭とセロファンチュー
ブ透析膜を用いて精製してから使用している。しかしな
がら、そこではアルカリとして0.5規定以上の高濃度
のアルカリ溶液を使用しているためにヘミセルロースを
含有するアルカリ抽出液を酸で中和した後に多量の塩を
生じ、塩類の除去やその他の不純物の精製処理に長い時
間を要し、目的物を短時間に多量に且つ高収率で調製す
ることが困難であった。しかも、そこで調製されたヘミ
セルロースは精製後も灰分やその他の不純物を多く含ん
でおり、かつ水への溶解性も充分ではない。ところで、
その準医薬的な用途から、純度のより高いヘミセルロー
スが望まれており、かつ取り扱い容易性等の点から水等
への溶解性の高いヘミセルロースを高収率で得ることが
求められている。
〔発明の内容〕
本発明者等は、純度がより高く、かつ水にたいする溶解
性のより良いヘミセルロースを小麦フスマから短時間に
高収率で得ることを目的として研究を続けた。その結果
、小麦フスマをアルカリで処理してヘミセルロースを抽
出して調製する際に、アルカリとして特定の濃度の希ア
ルカリ溶液を使用するとともに、抽出後に特定の精製処
理を施すことによりかかる目的を達成し得ることを見出
して本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
小麦フスマを水洗して水溶性物質を除去した後、0.1
〜0.4規定のアルカリ水溶液で処理してヘミセルロー
スから主としてなる区分をアルカリ水溶液中に溶出させ
、限外濾過膜及びイオン交換樹脂を用いて順に精製する
ことを特徴とするヘミセルロースの抽出・精製法である
本発明では、小麦フスマとして、通常の製粉工程で生ず
る一般フスマ、それ以外のフスマのいずれも使用でき、
小麦フスマの組成や生成過程を問わない。そのうちでも
特に、一般フスマを粉砕した後、繊維質分に富む区分を
分級処理することにより得られた繊維質分含量の多いフ
スマを使用すると、純度のより高いヘミセルロースを高
収量で得ることができる。
本発明では、小麦フスマをまず水洗して蛋白質、少糖類
、その他の有機物等の水溶性夾雑物を水中に溶出させて
除去する。水の温度は、小麦フスマ中の有効成分を分解
しない温度であれば特に限定されないが、操作のし易さ
、夾雑物の除去効率、熱効率等の点から通常20〜70
℃がよく、そのうちでも特に30〜60℃がよい。水洗
は、小麦フスマを水(温水)に分散させて撹拌しながら
行うのが、フスマからの水溶性成分の除去を円滑に行う
ことができ望ましいが、これに限定されない。水に分散
させて撹拌しながら水洗する場合には、水100重量部
に対して小麦フスマ約10〜20重量部を分散させて、
周速度(回転羽根の周方向速度)約lO〜30m/秒の
回転速度で約2〜lO分間水洗を行うのが、操作のし易
さ、水溶性成分の除去効率、水洗終了後のフスマからの
水の除去の容易さ等の点から望ましい。水洗の終了は、
当初の小麦フスマ中に含有されている蛋白質の約60%
以上、好ましくは80%以上が除去された時点とする。
次いで、水洗の終了した小麦フスマから水を分離する。
水の分離は、濾過、遠心分離、遠心濾過等の固体と液体
の分離にI;いして一般に採用されているいずれの方法
で行ってもよい。操作が簡単であり速やかに水を分離で
きる点で遠心濾過による分離が好ましい。水を除去した
後の小麦フスマ固形物に、そのまま湿った状態で、又は
必要に応じて乾燥して、次のアルカリ水溶液による抽出
処理を施す。
アルカリ水溶液によるヘミセルロースの抽出処理に際し
ては、0.1〜0.4規定、好ましくは0.15〜0.
3規定、特に好ましくは0.2〜0.25規定のアルカ
リ水溶液を使用する。アルカリ水溶液としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物
、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物の水
溶液のいずれも使用出来るが、取り扱い易さ、抽出した
ヘミセルロースの精製のし易さ等の点から水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムの水溶液が好ましい。まt;抽出
処理は、ヘミセルロースの加熱による分解が生じない温
度、通常、約10〜80℃の温度で行う。アルカリ水溶
液中へのヘミセルロースの溶出のし易さ、抽出に要する
時間等の抽出効率の点から40〜70℃の範囲の温度が
好ましい。温度が10℃より低いとヘミセルロース等の
抽出に時間がかかり、効率が悪い。
温度が高いほどヘミセルロースの抽出が促進され、短時
間で抽出が可能であるが、80℃を越t6とヘミセルロ
ースの加水分解を生じ望ましくない。一般に、アルカリ
水溶液のアルカリ濃度が高いほど低温での抽出が可能で
あり、アルカリ濃度が低い場合には高温で抽出するのが
抽出効率等の点から望ましい。上記水洗処理の場合と同
様に、水洗後の小麦フスマ固形物100重量部を上記の
濃度のアルカリ水溶液約400〜1ooo重量部中に分
散させて撹拌しながら抽出処理を行うと短時間で効率良
くヘミセルロースが抽出される。アルカリ水溶液の量が
上記よりも少ないと撹拌操作が円滑に行われず、抽出効
率が落ちる。その際の撹拌は7〜25m/秒の周速度で
行うのが良い。撹拌時の周速度が大きいほどヘミセルロ
ースの抽出が促進され抽出に要する時間が短くて済む。
しかしながら撹拌の周速度が25m/秒を越えると熱を
発し抽出したヘミセルロースの加水分解を招くので好ま
しくない。アルカリ水溶液による抽出は、アルカリ水溶
液中C;抽出された糖分の全量がアルカリ水溶液1mQ
当!こり約5mg以上、好ましくは約8〜10+119
の平衡濃度になるまで行う。かかるアルカリ水溶液によ
る抽出処理を通常約30〜12.0分間行うと、上記約
8〜l Omg/ mnの平衡濃度を達成することがで
きる。例えば、水洗しI;小麦フスマ201i量部を0
.2規定の水酸化ナトリウム水溶液100重量部に分散
させて70℃、周速度20+++/秒で撹拌しながら抽
出処理を行うと、約30分後にアルカリ水溶液中の全糖
類の濃度が5mg/l+IQに達し、約1時間後には約
8rng/mQの平衡濃度になり、それ以後は処理を続
けてもアルカリ水溶液中の糖類の濃度は増加しない。
次に、抽出したヘミセルロースを含有するアルカリ水溶
液を、酸で中和してからまたは酸で中和せずに、限外濾
過膜およびイオン交換樹脂を用いて順に精製処理する。
ここで、ヘミセルロース含有水溶液を酸で中和した場合
には、水溶液が中性になりヘミセルロースの加水分解の
抑制に効果がある。この場合に、液温を低温(通常、約
40℃以下)に保って中和処理を行うと、ヘミセルロー
スの加水分解が一層抑制される。酸としては、無機酸及
び有機酸のいずれも使用出来るが、精製のし易さ等の点
から無機酸が好ましく、そのうちでも塩酸が好ましい。
酸はアルカリ水溶液が中性になる量で用い、液をゆっく
り撹拌しながら徐々に加える。酸の使用量が多いと液が
酸性になり、やはり抽出されたヘミセルロースの加°水
分解ヲ招くので注意する必要がある。酸による中和は、
固形物をアルカリ水溶液中に分散させたままで行っても
又はアルカリ水溶液から固形物を分離して除いた後に行
ってもよい。固形物の除去には上記水洗処理後の固形物
分離と同様に遠心分離、濾過、遠心濾過等の通常の固液
分離で採用されている方法を採用出来る。中和しかつ固
形物を除去したヘミセルロース等を含有する水溶液は次
いで精製処理に付される。
上記のように、本発明では、また抽出されたヘミセルロ
ースを含有するアルカリ水溶液を酸で中和せずにそのま
ま精製処理に付すことができるが、この場合には、中和
による塩形成がなく精製処理に付される水溶液が多量の
塩を含有しないために、イオン交換樹脂(特に陰イオン
交換樹脂)の塩によるイオン交換能の早期における低下
が防止でき、イオン交換樹脂を長時間再生処理せずに精
製処理に使用することができる。
精製処理は、まず限外濾過膜による処理を行い、次にイ
オン交換樹脂による処理を行う。処理順序が逆になると
イオン交換樹脂のイオン交換能の早期低下を生じやすく
精製が円滑に行われず、高純度のヘミセルロースが得ら
れない。
まI;イオン交換能の早期における低下は、イオン交換
樹脂の再生頻度が多くなることを意味し、これは経済的
な点からも好ましくない。
限外濾過膜による処理では、水溶液から塩類、オリゴ糖
、ペプチド類、色素等の低分子物質等の除去処理をまず
行い、次いでヘミセルロースの濃縮処理を行う。
低分子量物質の除去処理に際しては水溶液の粘性が大き
いと限外濾過膜への透過流速(以後、「フラックス」と
称する)が低くなり処理効率が悪くなるので、一定値以
上のフラックス(通常、15Q/hr、m”以上)を保
ツt;/) ニ、水溶液中の全糖量を一定値以下(通常
、約10mg/rx(1以下、好ましくは約5r+Ig
/mQ前後)に調整する。
限外濾過膜としては従来知られているポリスルホン、ア
クリロニトリル共重合体、芳香族ポリアミド、ポリフッ
化ビニリデン、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリイミド
樹脂等のポリマーからなる膜のいずれもが使用出来る。
限外濾過膜としては管状膜、平膜、スパイラルモジュー
ル、中空モジュール等の形状のものが知られているが、
それらの中でもl OwII+−15+++mの内径を
有するポリスルホン製の管状膜が目詰まりがなく短時間
で多量の水溶液を精製処理できるので好ましい。ポリオ
レフィン系の限外濾過膜は目的物の吸着が生じ易く好ま
しくない。膜の分画性能としては分画分子量で表わしt
;場合に約8.000〜so、oooのものが好ましい
。分画分子量が8,000未満のものは目詰まりを起こ
し易くフラックスの低下を生じる。また分画分子量がs
o、oooを越えるとやはり7ラツクスが低下する(通
常15 Q/ hr−m”以下になる)ので好ましくな
い。この限外濾過膜による低分子量物質の除去処理では
ヘミセルロース等を含有する水溶液を管状膜の内側に通
して濾過を行い膜の外側に低分子量物質を含む透過液を
排出する処理を行う。その際に膜を透過する溶液量と同
量の水を管状膜の内側に常に供給して膜処理液量を一定
に保ちながら処理を行うと、低分子量物質の除去が効率
良く行われる。その場合に通常、管状膜内部の水溶液に
約5〜10kg・f/cm’圧力を小圧力処理を行う。
処理時l二本溶液の温度を約40〜60°Cに維持して
おくのが良い。液温が40”0よりも低いと7ラツクス
の低下が生じ、又液温が60℃を越えると膜の劣化が起
こり易くなる。限外濾過膜による低分子量物質の除去は
、以後のイオン交換樹脂による処理が円滑に行われるよ
うに、水溶液中のアルカリ°金属、アルカリ土類風等の
イオン濃度が0.1重量%以下になるまで行う。なお、
限外濾過膜で処理する前のヘミセルロース含有水溶液中
のアルカリ金属等のイオン濃度は、通常、0.5〜0.
8mm量%程度である。例えば、管内径11.5mm、
分画分子量20.000、膜面ff0.76m”のポリ
スルホン限外濾過膜(NTU 3520日東電工製)を
使用して流量13Q/分、圧力10 kg・f/ cm
”で全糖量含量5119/+IIQ、のヘミセルロース
含有水溶液を液温50°Cで処理すると、約3時間でア
ルカリ金属等のイオン濃度が0.09重量%にまで低下
する。
低分子量物質の除去を行った水溶液を次いで濃縮処理す
る。かかる濃縮処理は水溶液中の全糖分の濃度が約8〜
20rt9/mQ、好ましくは101Rg/ rnQ前
後になるまで行う。濃縮操作は、上記と同じ限外濾過膜
を使用して行い、処理される水溶液を管状膜の内側に通
し、通常約5〜10kg・f/cm”の圧力をかける。
この際に、フラックスの低下が生ずるが、目的の濃度に
なるまでそのまま濃縮を続ける。濃縮を終了した水溶液
中のアルカリ金属のイオン濃度は、通常、約0.15〜
0.8mm量%になっている。
続いて上記により濃縮された水溶液をイオン交換樹脂で
処理して水溶液中に残存している塩類、蛋白質等を更に
除く。イオン交換樹脂による処理は、水溶液中の陰イオ
ン及び陽イオンの両方を除くために陰イオン交換樹脂及
び陽イオン交換樹脂の両方を使用して逐次行うのが良い
袢めに陽イオン交換樹脂で処理してから次に陰イオン交
換樹脂で処理しても又は初めに陰イオン交換樹脂で処理
してから次に陽イオン交換冑脂で処理しても良い。使用
するイオン交換樹脂としでは市販されているものでよい
。そのうちでも、ポリスルホン酸系の陽イオン交換樹脂
及びポリスチレン系の陰イオン交換樹脂を組合わせて用
いるのが好ましい。イオン交換処理に際しては、1時間
当たりイオン交換樹脂の容量の15倍容量以下の被処理
水溶液を通液して処理をするのが良い。15倍容量より
多い水溶液を通すとイオン交換能力が低下し、処理され
た液中の塩類の濃度を低くすることができない。このイ
オン交換樹脂による処理は水溶液中の塩類の濃度が0.
05重量%以下、好ましくはl OOppm以下になる
まで行う。
本発明による上記一連の処理によって塩類等の灰分、蛋
白質、ヘミセルロース以外の糖類等の不純物の含有量が
極めて少ないヘミセルロースを含有する水溶液が得られ
る。この水溶液はそのまま水溶液の形で保存し使用して
も良い。
しかしながら精製されたヘミセルロースを長時間安定に
保つためには、水溶液を乾燥してヘミセルロースを乾燥
粉末の形で回収し保存しておくのが望ましい。水溶液の
乾燥は、ヘミセルロースの熱変性や熱分解が生じない条
件下であればいずれの方法でも泉く、例えばスプレード
ライ法、ドラムドライ法、真空乾燥法、凍結乾燥法等の
いずれもが採用できる。この乾燥は通常150℃以下で
行う。
また、本発明では必要に応じてヘミセルロースを漂白剤
で処理して漂白することもできる。
この漂白剤による処理は、抽出されたヘミセルロースを
含有するアルカリ水溶液に酸化剤を添加して行う、該ア
ルカリ水溶液を酸で中和してから酸化剤を添加して行う
、限外濾過膜処理を経I;後の溶液に酸化剤を添加して
行う、イオン交換樹脂処理を行っI;後の溶液に酸化剤
を添加して行う、最終的に得られた固形状ヘミセルロー
スを酸化剤で処理する等のうちの任意の方法で行うこと
ができる。
以下に、本発明を例を挙げて具体的に説明するが本発明
はそれらによって限定されない。
下記の例中、ナトリウムイオン濃度゛は食塩濃度計SA
−10KB (東亜電波工業株式会社製)を用いて測定
しI;。また全糖量は次のようにして測定した。
〔全糖量の測定法〕
糖類を含有する水溶液を蒸留水で100倍に希釈する。
次にこの希釈された水溶液0.5mQに5%フェノール
水溶液0.5mQを添加して撹拌した後濃硫酸3mff
を加えて更に撹拌した。そのまま20分間放置して空冷
した後、波長490nmの吸光度を測定する。測定値を
キシロースを基質とした標準曲線に照合して全糖量を求
めた。
実施例 l 精選フスマ(蛋白質含量16重量%)271gを50℃
の温水20I2に分散させて撹拌機とじて日清エンジニ
アリング社製スーパーFを使用して周速度25+m/秒
で5分間撹拌する。撹拌終了後、遠心濾過機(田辺鉄工
新製)により固形分を溶液部から分離する。得られた固
形分(水分約50%、蛋白質含量33重量%)3kgを
70℃、0.2N水酸化ナトリウム水溶液20ff中に
入れ、前記と同じ撹拌機を用いて周速度20m/秒で9
0分間撹拌する。放冷してから0.8N塩酸水溶液5I
II2を撹拌しながらゆっくりと加えて中和する。中和
しI;溶液を5.000Xgで10分間遠心分離する。
遠心分離後、その上清液を分取し、その全糖量が5 m
tt/ mffj二なるように水で希釈する。また、そ
の溶液温度を50℃に保温する。全溶液を日東電工製の
管状限外濾過膜NTυ3520(P−18型膜面IF0
.76m”、内径11.5清期)の管内を通し圧力g 
kg・f / cm’s流速13 (1/ minの条
件下で3時間処理する。この時、膜透過溶液と同量の水
を常に管内に補給し膜処理液量を一定とする。
3時間後水の供給をとめ、前記と同様の条件で(流速1
3 (1/ lll1n、圧力8 kfl” f / 
cam’)で濃縮を開始し7ラツクスの低下を考慮する
ことなく濃縮を行い、水溶液の糖濃度が約10 my/
 mQになるまで行う(約1.5時間)。処理液をオル
ガノ社製陽イオン交換樹脂IR−120E 500cc
に1時間当りイオン交換樹脂容量の10倍の流速で溶出
し、次いで同社製陰イオン交換樹脂IRA−93に同流
速で流す。イオン交換処理後得られた水溶液を真空凍結
乾燥しく温度30℃真空度0.ITorr以下)白色の
生成特約1509得た。
実施例 2 実施例1の精選フスマの代わりに、一般フスマを粉砕し
気体分級して得た食物繊維含量70%の高繊維分画フス
マを用いて以下実施例1と同様に旭理を行い、約170
9の白色生成物を得た。
比較例 l 特公昭62−6691号の方法により、ヘミセルロース
主体の物質を得た。この時の小麦フスマとして実施例2
で用いたものと同様の高繊維分画フスマを用いI;。方
法としては、分画7スマ100gを5a容の三角フラス
コに採り、これにグルコアミラーゼ1 x 10’CU
N/ y 59を蒸留水4Qに溶かし濾紙で濾過し、炉
液に0.2M酢酸塩緩衝液(pH4,2)LQを加え調
製しI;グルコアミラーゼ溶液5Q及びトルエン数滴を
加えて40℃に24時間保った。これをガラスフィルタ
ーで濾過し、水で洗浄後2Q容の三角フラスコに移し、
0−5N水酸化ナトリウム水溶液lQを加え容器内に窒
素ガスを充満させゴム栓で密栓し、室温で16時間振と
うさせてアルカリ可溶のヘミセルロース区分の抽出を行
った。このものを遠心分離(3、00Orpm、 10
分)して溶液部を分取し、この溶液を氷酢酸で中和しト
リクロール酢酸を最終濃度が7%になるように添加して
蛋白質を沈澱させた。沈澱物を遠心分離して陳去し、得
られた分離液に水を加えて約1.3Qとしたのち、セロ
ファンチューブを用いて3日間流水中で透析した。透析
内容物が中性になつI;のを確認したのち、4倍量のエ
チルアルコールを加え、−夜装置して沈澱を十分に生成
させた。
この沈澱を遠心分離(4、000rpmで10分間)し
て採取し、蒸留水lQに溶解させ、乾結乾燥して約7.
5gの物質を得t;。
比較例 2 上記実施例1で限外濾過膜による処理とイオン交換樹脂
による処理を順序を逆にして精製を行った・ 上記の実施例1および2ならびに比較例1および2で得
られた生成物中の各成分の含有量ならびにその水に対す
る溶解性を下記の表に示す。
実施例1 実施例2 比較例1 比較例2の収率(fU
量%) 天 分(重量%)       0.12  0   
 3.6   1.6全窒素(重量%)       
4.8   4.7   2.9   5.8全糖量(
重量%)93.6   94.4   91.7   
90.3キシロース(重量%)    47.0   
47.8   45.6   46.7アラビノース(
重量%)   41.5   44.5   36.0
   41.6グルコース<X量%)     2.1
    1.3   7.8    1.4・その他(
重量%”)       1.48   0.9   
1.8   2.3水不溶分(重量%)      0
    0    26.0   0上記表中、「灰分
」は最終的に得られl;ヘミセルロースの乾燥粉末を8
00℃で2時間にわたって灰化しt;ときの残存物の重
量を当初のヘミセルロース粉末の重量で割った値で示し
た。
また「全窒素含量」はケルダール分析法により測定した
。全糖量は上記と同様にして求めt;。
糖分中の各構成成分(キシロース、アラビノース、グル
コース等)の含有量は各例で最終的に得られた生成物を
TARIO,BHATTI等の方法CBiochimi
ca e、t Biophysica Acta 22
2巻(1970)339〜347頁〕により加水分解し
I;後メチル化し、これをガスクロマトグラフィーを使
用して分析することにより求めた。表中の値は全て乾物
として換算した値である。また「水不溶分」は水不溶性
成分の重量割合を示す。
上記表中の結果から、希水酸化ナトリウム水溶液を使用
して小麦フスマの抽出処理を行った後頁に限外濾過膜及
びイオン交換樹脂による精製ル理を順に行っている本発
明の実施例1及び2では、濃水酸化ナトリウム水溶液を
用いた比較例1に比べて、また実施例1及び2と同じ濃
度の水酸化ナトリウム水溶液を用いているがイオン交換
樹脂による精製処理後に限外濾過膜による処理を行って
いる比較例2に比べて灰分の含有量の極めて少ない純度
の高いヘミセルロースがより高い収率で得られることが
わかる。また上記の表から明らかなように、本発明の実
施例1及び2で得られたヘミセルロースは水に対する溶
解性の高いアラビノキシランから主としてなり、このこ
とは本発明で得られたヘミセルロース中にはその親水性
に大きく寄与するアラビノース分の含有量が高いことに
よっても裏付けられる。また本発明の実施例1及び2の
生成物では窒素分(蛋白質)の含量も高いがこれは生成
物の水溶性を大きくする働きを有しており害にはならな
い。
〔発明の効果〕
小麦フスマを0.1〜0.4規定の希アルカリ水溶液で
抽出処理してから限外濾過膜及びイオン交換樹脂で順に
精製処理している本発明では、小麦フスマを0.5規定
以上の濃アルカリ水溶液で抽出処理してから活性炭と透
析膜または活性炭とイオン交換樹脂で精製処理する従来
法と比べて目的とするヘミセルロースを高純度でかつ高
収率で得ることが出来る。しかも本発明では小麦フスマ
をあらかじめ単に水洗処理するだけで上記の一連の処理
を行う事が出来、小麦フスマにあらかじめ他の化学処理
や生物学的°処理を施す必要がない。
その上、本発明により調製されたヘミセルロースは水に
対する溶解性が極めて良いので、使用に際しては水に溶
解して容易に使用することができる。
本発明で得られた水溶解性の高いヘミセルロースは、保
水性に優れ、拡散阻害作用、カチオン吸着性を有し、水
不溶性繊維とは異なる性質を示す。また、本発明で得ら
れた水溶性ヘミセルロースはビフィズス菌等の良性腸内
細菌の代謝を助ける等の生理作用を有し、その栄養学的
な効果は水不溶性のものとは大きく異なっている。
手続補正書 平成元年 1月27日 特許庁長官  吉 1)文 毅  殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第269502号 2、発明の名称 ヘミセルロースの抽出・精製法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都中央区日本橋小網町19番12号名称日清
製粉株式会社 4、代理人 住所 東京都千代田区麹町3丁目2番地(相互第一ビル
)5、補正命令の日付 (自発) 7、補正の内容 正します。
以 上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 小麦フスマを水洗して水溶性物質を除去した後、0.1
    〜0.4規定のアルカリ水溶液で処理してヘミセルロー
    スから主としてなる区分をアルカリ水溶液中に溶出させ
    、限外ろ過膜及びイオン交換樹脂を用いて順に精製する
    ことを特徴とするヘミセルロースの抽出・精製法。
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