JPH02169858A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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JPH02169858A
JPH02169858A JP1121853A JP12185389A JPH02169858A JP H02169858 A JPH02169858 A JP H02169858A JP 1121853 A JP1121853 A JP 1121853A JP 12185389 A JP12185389 A JP 12185389A JP H02169858 A JPH02169858 A JP H02169858A
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JP
Japan
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fuel
pressure
passage
overflow
feed pump
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JP1121853A
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English (en)
Inventor
Koichi Nagatani
永谷 康一
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明(友 フィードポンプにより低圧燃料を噴射ポン
プ本体に供給するととも1:、噴射燃料の調量を溢流に
より行う分配型燃料噴射ポンプに関するものである。
[従来の技術] 従来 ディーゼルエンジン用の燃料噴射ポンプとして、
エンジンの駆動力を受けたフィードポンプのロータの回
転により低圧燃料を発生し、この低圧燃料を低圧燃料通
路を介して燃料噴射ポンプ本体のプランジャ室に供給し
、このプランジャ室の燃料をプランジャにより圧縮する
ことにより高圧燃料を発生してエンジンに供給するとと
も1ミこの高圧燃料を低圧側の通路(こ溢流させて燃料
噴射を終了することにより燃料噴射量を制御する溢流調
量式の分配型燃料噴射ポンプが知られている(実開昭6
0−45866号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来の燃料噴射ポンプで(表 フィードポ
ンプに接続された低圧燃料通路側に高圧燃料を溢流して
いるが、この溢流時の高圧燃料より発生する圧力波が燃
料中を伝搬してフィードポンプに至り、ロータに偏荷重
を与える。
ところで、近風 エンジンの高速化や高出力化を実現す
るにあたって、燃料噴射ポンプの高速化や圧送燃料の高
圧化により対処しているが、高圧化に伴い溢流時の圧力
波も高くなる。このような高い圧力波のために、フィー
ドポンプのロータへ偏荷重が一層大きくなり、ロータの
焼付けを招来したり、ロータを一体的に支持する燃料噴
射ポンプ本体の分配ロータまでも焼付けを招き易いとい
う問題がある。
本発明(上 上記従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、溢流調量式の燃料噴射ポンプにおいて、
溢流時の圧力波によるフィードポンプのロータ等への偏
荷重を排除し、ロータ等に焼損を招かない信頼性の高い
燃料噴射ポンプを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記問題点を解決するためになされた本発明のうち請求
項1のもの(友 フィードポンプとプランジャ室との間の燃料の供給・帰
還を低圧燃料通路を介して行い、上記プランジャ室の燃
料を、エンジンの駆動力を受けたプランジャにより加圧
して高圧通路から圧送するととも1:、この高圧通路を
連通切換手段で開くことにより上記低圧燃料通路に連通
して燃料の圧送を停止する燃料噴射ポンプにおいて、 上記低圧燃料通路側 溢流時における高圧燃料通路から
発生するフィードポンプ側への圧力波を低減または阻止
する弁を設けたことを特徴とする。
また、請求項2の発明(飄 フィードポンプの吐出口からプランジャ室ヘブランジャ
室からフィードポンプの吸入口への燃料の供給および帰
還を低圧燃料通路を介して行い、上記プランジャ室の燃
料を、エンジンの駆動力を受けたプランジャにより加圧
して高圧通路から圧送するととも1:、この高圧通路を
連通切換手段で上記低圧燃料通路に連通ずる二とにより
燃料の圧送を停止する燃料噴射ポンプにおいて、上記フ
ィードポンプの吐出口および吸入口に対して溢流時にお
ける高圧燃料通路から伝達される圧力波がほぼ等しくな
るように上記低圧燃料通路を吐出口および吸入口に接続
したことを特徴とする。
さら1ミ 請求項3の発明(戴 フィードポンプにより燃料タンクから燃料を汲み上げて
燃料ギヤラリを介してプランジャ室に燃料の供給し、プ
ランジャ室の燃料を、エンジンの駆動力を受けたプラン
ジャにより加圧して高圧通路から圧送するとともに、こ
の高圧通路を連通切換手段で開くことにより溢流室を介
して低圧燃料通路に連通して燃料の圧送を停止する燃料
噴射ポンプにおいて、 上記溢流室から燃料ギヤラリへの圧力波の伝搬を阻止す
る阻止手段を備えるとともに、プランジャ室から溢流室
に溢流された燃料を低圧燃料通路を介して燃料タンクに
戻すように構成したことを特徴とする。
[作用] 本発明の燃料噴射ポンプ1上 エンジンの駆動力を受け
たプランジャによりプランジャ室の燃料が加圧さ札 高
圧通路から燃料が圧送される。そして、高圧通路から高
圧の燃料が圧送されているときに、連通切換手段で高圧
通路を開くと、燃料が低圧燃料通路に溢流されて、燃料
の圧送が停止する。
請求項1の発明によれf?  上記溢流された高圧燃料
により圧力波が発生し、フィードポンプ側へも及ぼうと
するが、燃料供給通路等に設けられた弁により上記圧力
波はフィードポンプへの伝搬が低減または阻止される。
また、請求項2の発明によれ(戯 溢流された圧力波(
表 低圧燃料通路を介してフィードポンプの吐出口およ
び吸入口の両方に及、ス したがって、吐出口および吸
入口からもたらされる圧力波(よほぼ等しくなり、よっ
てフィードポンプのロータが圧力波から等しい力を受け
、ロータ等に対する偏荷重とならない。
ざら1′−請求項3の発明によれ(′L 溢流室に溢流
された圧力波(よ 阻止手段により燃料ギヤラリへ及ば
ないことから、ここからフィードポンプに伝搬しない、
また、溢流室に溢流された圧力波(友低圧燃料通路を介
して燃料タンクへ伝搬することから、ここからもフィー
ドポンプへ及ばない。
[実施例] 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするた
め1:、以下本発明のインナカム式分配型燃料噴射ポン
プの好適な実施例について説明する。
第1図はディーゼルエンジン用の燃料噴射ポンプの側面
断面図である。
図示するよう1:、フィードポンプ]を備えた本実施例
のインナカム式分配型燃料噴射ポンプ1友電磁溢流調量
方式のものである。その構成を燃料の流れに沿って、以
下簡略に説明する。
フィードポンプ11私  燃料タンクTから燃料を汲み
上げるものである。このフィードポンプ1(よ燃料噴射
ポンプ内に組み込まれたベーンタイプであり、つまりプ
レッシャチャンバ1a内に、偏心ロータ1bを回転自在
に支持し、このロータ1bの外周に4枚のブレード1C
を備えている。エンジンの駆動力を受けてロータ1bが
回転すると、遠心力によってブレード1Cはプレーシャ
チャンバ1aの内壁へ押し付けられる。また、ロータ1
bの中心)上 プレッシャチェンバ1aの中心に対して
偏心しているので、吸込口1dから吸入された燃料(友
 ブレー110間に供給された後に 吐出口1eより燃
料噴射ポンプ本体側へ圧送される。
なお、第1図のフィードポンプ1f190”展開して図
示し、第2図にその周辺部の断面図を示す。
フィードポンプ1から吐出された燃料は圧力調整弁3に
より調圧されるととも(:、後述する逆止弁v1を介し
てヘッド4内のギヤラリ5に供給される。ギヤラリ5内
の燃料はシリンダ6内の通路6a、ロータ7内の通路7
aを介してプランジャ8二よって形成されるプランジャ
室9に導入される。
ロータ7はシリンダ6に対して摺動自在に嵌合されると
とも1:、軸受10に保持されてエンジンにより回転駆
動される。
また、ロータフの外周に1上 嵌合孔7Aがロータ7の
半径方向に複数個あけられており、この円筒孔7A内に
(上 プランジャ8が摺動自在に嵌合されている。プラ
ンジャ8の半径方向の外側端に(上 シュー12がロー
ラ13を回転自在に保持して配設されている。ロータフ
の外側に(友 内面にカム山が形成されたインナカム1
4が配置されている。プランジャ8は燃料の圧力により
半径方向の外周側へ付勢されているから、プランジャ8
端部のローラ13は常時インナカム14のカムプロフィ
ールに当接されている。 したがって、ロータフの回転
によりローラ13がインナカム14の内周内面に形成さ
れたカムプロフィールに沿って移動すると、ローラ13
はカム面に基づき半径方向に往復運動を行い、このロー
ラ13の運動はシュー12を通じてプランジャ8に伝達
される。ここで、プランジャ8がロータフの半径方向外
側に向かう行程が吸入行程であり、内側に向かう行程が
吐出行程となる。
既述したシリンダ6内の通路6aとロータ7内の通路7
aとの周方向の位置関係(友 ロータフの回転によるプ
ランジャ8の半径方向の内周側への移動による燃料の吸
入行程において両通路が連通し、圧縮行程において閉じ
るように配置されている。さらIQ  ロータ7に1友
 プランジャ室9と連通する溢流ボート15および吐出
ボート16が設けられており、吐出行程時においてシリ
ンダ6に設けた通路17、]8とそれぞれ連通する。通
路17の先には電磁溢流弁19が配置さ札 通路17と
ギヤラリ5との連通・遮断が行われる。電磁溢流弁19
はエンジンの運転状態を示す信号、例えばアクセル開度
センサ20からの信号や、回転角センサ21からの信号
等を基にして電子制御装置22により駆動される。なお
、シリンダ6内の通路18はヘッド4内の通路23を介
してデリバリバルブ24に連通し、エンジンに搭載され
ているノズルにバイブで連通される。
また 燃料噴射のタイミングの調整(友 タイマ機構に
よって行われる。すなわち、タイマ機構1友インナカム
14にスライドピン25を介して連結されたタイマピス
トン26を有し、このタイマピストン26の移動により
インナカム14を回転・変位して、燃料噴射時期を調節
するものである。
なお、カム室321上 紋り41を介して図示しないエ
ンジンの潤滑系から潤滑油が供給されている。すなわち
、・潤滑油人口431nから絞り41を経て流入する潤
滑油は、インナカム14、ローラ13、シュー12を潤
滑すると共1:、これらを冷却して摩擦熱を奪った後、
潤滑油出口43 o utから、図示しないエンジンの
潤滑系へと流出する。
次に上記構成に基づく動作について説明すると、エンジ
ンの回転によりフィードポンプ1のロータ1bが回転す
ると、低圧燃料が吐出口1eから吐出し、燃料通路2、
逆止弁Vlを介してギヤラリ5に供給される。このとき
逆止弁Vll;E、  フィードポンプ1側から燃料噴
射ポンプ本体側へか順方向であるから、燃料供給に何ら
支障とならない。ギヤラリ5内の燃料(戴 図示のロー
タフの回転位置にて通路6a、通路7aを通じてプラン
ジャ室9に導入される。次にロータフの回転に伴い吐出
ポート16が通路23と連通する吐出位置に達すると、
デリバリバルブ24を介して燃料が燃料噴射弁に圧送さ
れる。この後、燃料の噴射期間が経過すると、電磁溢流
弁19が開かれて溢流ポート15、通路17を介してギ
ヤラリ5へ燃料が溢流さ札燃料噴射が終了する。この溢
流によりギヤラリ5に(よ 高圧燃料の圧力波が発生す
る。この圧力波1友 燃料通路2にも伝達されるが、該
燃料通路2に設けられた逆止弁V1により遮断されてフ
ィードポンプ1へは至らない。
したがって、フィードポンプ1の吐出口1eに連通した
液室1fには圧力波が伝搬しないので、液室1fおよび
液室1g内の液圧はほぼ等しく、よって、圧力波はロー
タ1bに対する偏荷重とならず、第2図に示すフィード
ポンプ1のロータ1bの側端部1bl、1b2の焼付け
、あるいはフィードポンプ1を支持するロータフの焼付
けを招かない。
次に第1図の実施例の変形例を第3図および第4図を用
いて説明する。本実施例(よ 燃料通路2の逆止弁V2
O代わりにダンピングバルブV2を用いたものである。
このダンピングバルブv2は、嵌合孔50内1:、絞り
52aおよび通路52bを有する弁体52を嵌合し、こ
の弁体52をばね54によるばね力で付勢する構成を有
するものであり、フィードポンプ1側から順方向aへの
低圧燃料は、燃料通路2を介して何ら支障なく流札 逆
方向すへの高圧燃料および圧力波(友 弁体52が図示
右方向へ移動し、絞り52aだけを通じて流れるため、
圧力波がフィードポンプ1側へ及ぶことはない。
第1図の逆止弁Vlで1表 圧力波および燃料流の両方
を遮断するのに対し、ダンピングバルブv2は、フィー
ドポンプ]側への圧力波のみを遮断することによりギヤ
ラリ5の圧力波を減衰させる効果があるため、吸入系の
脈動が小さくなり、安定した燃料の吸入が得られるとい
う効果もある。
第5図は他の実施例を示す要部の断面図であり、フィー
ドポンプ1の吐出口1eからギヤラリ5に接続された燃
料通路2(飄 通路2b、ロータ7内の通路2cと、吸
入ボート2d、吸入行程時に上記吸入ボート2dに連通
する通路2eを含み、さら1:、ギヤラリ5からフィー
ドポンプ1へ戻る燃料通路2(上 燃料タンクTへ至る
通路2fおよびフィードポンプ1の吸入口1dに連通ず
る通路2g等から構成されている。上記通路2gに(友
 ギヤラリ5から燃料タンクT側へを順方向とする逆止
弁v3が設けられている。
次に上記構成の動作について第6図のタイムチャートと
ともに説明する。いま、時点t1からカムリフト量が増
大すると、吸入ボート7aと通路6aおよび吸入ボート
2dと通路2eとが遮断し、かつ吐出ボート16と通路
18.23が連通状態になるので、燃料の圧送が行われ
る。続く時点t2にて、電磁溢流弁19の励磁により溢
流ボート15が開いて溢流が行われると燃料噴射が終了
する。
このとき高圧燃料が通路2fに溢流されるが、通路2f
の逆止弁v3の開弁設定値がこのときの圧力より小さく
設定されているので、溢流燃料(よ 燃料タンクTへ戻
される。したがって、溢流燃料1表フィードポンプ1に
対しては遮断さ札 燃料タンクTに戻されるから、溢流
に伴う圧力波(友 フィードポンプ1への偏荷重の影響
とはならない。
続いて時点t2からカムリフト量が減少すると、上記溢
流ボート15の遮断と同時に吸入ボート2dが通路2e
に接続される吸入行程に移行し、フィードポンプ1から
の燃料がギヤラリ5へ供給される。このときギヤラリ5
(上 通路2fを介して燃料タンクTにも連通ずるが、
逆止弁v3のばね力はフィードポンプ1の液圧では開弁
じない大きさに設定されているために、フィード燃料(
友 燃料タンク下へ流入することはない。
第7図はさらに他の実施例を示すものである。
すなわち、フィードポンプ1とギヤラリ5とを接続する
燃料通路2に(飄 フィードポンプ1の吐出口1eと吸
入口]dとの間の通路2hに逆止弁■4が設けら瓢 さ
らに燃料タンクTから吸入口1dに至る通路21に逆止
弁v5が設けられている。上記逆止弁v4のばね力(戴
 フィード圧以上で溢流時の圧力以下の値で開弁するよ
うに設定さ札 一方、逆止弁v5のばね力E  ごく小
さな圧力で作動するように設定されている。
いま、図示のロータフの位置における吸入行程時におい
て、ギヤラリ5に燃料が供給されるが、逆止弁v4のば
ね力はフィード圧以上となったときに開弁するように設
定されているから、逆止弁V4は開弁しない。また、吐
出行程時において、高圧燃料の溢流により通路2)を伝
搬した圧力波床フィードポンプ1の吐出口1eに作用す
るととも1:、逆止弁V4を開弁させ、逆止弁■5を閉
弁させるために、フィードポンプ1の吸入口1dにも作
用する。これによって、フィードポンプ1の吐出口1e
および吸入口]dから受ける圧力波はほぼ等しくなり、
よってロータ1bが受ける圧力波による荷重がキャンセ
ルされることになり、ロータ1bに対して偏荷重を発生
させない。
さら1:、第8図に他の実施例を示す。
本実施例で(上 ギヤラリ5を燃料供給ギヤラリ5aと
溢流ギヤラリ5bとに分け、両ギヤラリ5a、5b間に
逆止弁v6を設け、また、溢流ギヤラリ5bと燃料タン
クTとの間の通路2kに逆止弁(オーバーフローバルブ
)V7を設け、さらに、タイマ機構のタイマ高圧室27
と、フィードポンプ1及び燃料供給ギヤラリ5aとの間
の通路2nに、オリフィス0を設けている。
ここで、逆上弁v6の開弁圧(友 フィードポンプ1の
燃料吐出圧より低く設定されており、また、逆止弁v7
の開弁圧(表 フィードポンプ]の燃料吐出圧より高く
設定されている。よって、フィードポンプ1の燃料1表
 燃料供給ギヤラリ5aに充填されるととも1ミ 逆止
弁V6を開いて、溢流ギャラJ5bにも充填されるが、
逆止弁v7の開弁圧以下にであるために、燃料タンクT
側へは直接戻されない。
なお、タイマ機構のタイマ高圧室27と燃料タンクTと
を連通ずる通路2mに(友 電磁弁28が設けられてい
るが、この電磁弁28(友 開弁してタイマ高圧室27
の燃料を排出することによりタイマピストン26を移動
させるものである。
上記構成において、電磁溢流弁19への信号を遮断して
該電磁溢流弁19を開くと、プランジャ室9の燃料1戴
 溢流ボート151通路17を介して低圧側の溢流ギヤ
ラリ5bへ排出されて、燃料噴射は終了する。このとき
、高圧燃料に伴う圧力波が発生するが、この圧力波1よ
 逆止弁v6の作用により燃料供給ギヤラリ5aへは及
ばす、逆止弁v7の開弁圧以上に溢流ギヤラリ5bの液
圧を上昇させたとき1:、通路2kを介して燃料タンク
Tへ及7人 すなわち、溢流時の圧力波1山 燃料タンクTへ及ぶだ
けで、ここからフィードポンプ1へ伝搬しないから、ロ
ータ]bへの偏荷重とはならない。
また、溢流時の圧力波が燃料供給ギヤラリ5aへ波及し
ないことは、該燃料供給ギヤラリ5aの燃料圧の脈動を
なくし、燃料圧が一定に維持されることを意味するから
、プランジャ室8へ安定した燃料の吸入が行われる。ざ
らE、  燃料供給ギヤラリ5 a It、  通路2
nを通じてタイマ機構のタイマ高圧室27に連通してい
るが、燃料供給ギヤラリ5aが圧力波を受けないことが
ら、タイマ高圧室27へも圧力波が加わることがなく、
よって、安定したタイマ機構の作動が得られる。
ざら(:、上記実施例で(よ 逆止弁V6を介して燃料
供給ギヤラリ5aから溢流ギヤラリ5bへ燃料が流入で
きることから、溢流時の圧力波が減衰し、逆止弁v6が
開いている状態で電磁溢流弁19を開くことにより、溢
流ギヤラリ5bの燃料を通路、17、溢流ボート15を
介してプランジャ室9に供給することができ、よって吸
入充填効率の向上を図ることができる。
また、第1図に示す実施例のようにフィードポンプ1か
ら燃料ギヤラリ5への通路2に逆止弁Vlが設けられて
いる構成で(上 溢流時の圧力波により逆止弁Vlの開
弁圧が上昇して、フィードポンプ1側の燃料圧が高くな
り、フィードポンプ1への偏荷重の要因となるが、本実
施例で(よ このような逆止弁を設けていないので、よ
り一層フィードポンプ1への偏加重を減らすことができ
る。
そのうえ、上記構成において、タイマ高圧室27に(よ
 燃料圧送時の駆動反力により、インナカム14等を通
じてタイマピストン26が微動して、周期的に圧力波が
発生するが、この圧力波は通路2nに設けられたオリフ
ィスOにより減衰されるため1:、フィードポンプ1や
燃料ギヤラリ5aには及ばず、上述したと同様な効果を
奏する。
第9図は第8図の実施例の変形例で、燃料供給ギヤラリ
5aと溢流ギヤラリ5bとを隔壁により遮断した例であ
る。この実施例で(上 逆止弁v6を廃止できるから構
成が簡単になるが、溢流ギヤラリ5bから燃料が供給さ
れないことから、吸入ボート7aのみで、必要十分な吸
入が行える場合に好適な構成である。また、本実施例の
変形例として、溢流ギヤラリ5bには燃料を必ずしも満
たす必要がないから、燃料タンクTに連通ずる通路2k
に設けた逆止弁v7を廃止してもよい。
さらに 第8図の実施例で匝 タイマ高圧室27からの
圧力波をオリフィス0にて減衰させているが、第10図
に示すように、逆止弁V8にて遮断してもよい。
なお、上記各実施例において、逆止弁Vl、V3〜v8
、低圧燃料通路2、及びダンピングバルブV2、オリフ
ィスO等(良 その機能にしたがって適宜選択・組み合
わせて使用することができるのは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の溢流調量式の燃料噴射ポン
プにおいて、請求項]、3によれば、溢流時の高圧燃料
から発生する圧力波がフィードポンプに伝搬されること
がないので、ロータ等に偏荷重を与えることがなく、よ
ってロータなどの焼付けなどを生じることがない。
また、請求項2の発明によれ(戯 フィードポンプの吐
出口と吸入口に1上 溢流による等しい圧力波が伝搬さ
れるので、両圧力波によりロータに対する荷重がほぼ等
しくなり、ロータの偏荷重による焼損を生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのインナカム式分配型
燃料噴射ポンプの概略構成は 第2図はフィードポンプ
を示す断面図 第3図は他の実施例のダンピングバルブ
を示す断面図 第4図は第2図の+V −+V線に沿っ
た断面図 第5図は他の実施例の燃料噴射ポンプの主要
部を示す概略構成は第6図は他の実施例の動作を説明す
るタイムチャート 第7図はさらに他の実施例を示す燃
料噴射ポンプの主要部を示す概略構成は 第8図は他の
実施例を示す燃料噴射ポンプの概略構成医 第9図及び
第10図は第8図の変形例の要部を示す断面図である。 逆止弁  v6・・・逆止弁 v2・・・ダンピングバルブ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フィードポンプとプランジャ室との間の燃料の供給
    ・帰還を低圧燃料通路を介して行い、上記プランジャ室
    の燃料を、エンジンの駆動力を受けたプランジャにより
    加圧して高圧通路から圧送するとともに、この高圧通路
    を連通切換手段で開くことにより上記低圧燃料通路に連
    通して燃料の圧送を停止する燃料噴射ポンプにおいて、 上記低圧燃料通路に、溢流時における高圧燃料通路から
    発生するフィードポンプ側への圧力波を低減または阻止
    する弁を設けたことを特徴とする燃料噴射ポンプ。 2 フィードポンプの吐出口からプランジャ室へ、プラ
    ンジャ室からフィードポンプの吸入口ヘの燃料の供給お
    よび帰還を低圧燃料通路を介して行い、上記プランジャ
    室の燃料を、エンジンの駆動力を受けたプランジャによ
    り加圧して高圧通路から圧送するとともに、この高圧通
    路を連通切換手段で上記低圧燃料通路に連通することに
    より燃料の圧送を停止する燃料噴射ポンプにおいて、上
    記フィードポンプの吐出口および吸入口に対して溢流時
    における高圧燃料通路から伝達される圧力波がほぼ等し
    くなるように上記低圧燃料通路を吐出口および吸入口に
    接続したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。 3 フィードポンプにより燃料タンクから燃料を汲み上
    げて燃料ギャラリを介してプランジャ室に燃料の供給し
    、プランジャ室の燃料を、エンジンの駆動力を受けたプ
    ランジャにより加圧して高圧通路から圧送するとともに
    、この高圧通路を連通切換手段で開くことにより溢流室
    を介して低圧燃料通路に連通して燃料の圧送を停止する
    燃料噴射ポンプにおいて、 上記溢流室から燃料ギャラリへの圧力波の伝搬を阻止す
    る阻止手段を備えるとともに、プランジャ室から溢流室
    に溢流された燃料を低圧燃料通路を介して燃料タンクに
    戻すように構成したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
JP1121853A 1988-09-02 1989-05-16 燃料噴射ポンプ Pending JPH02169858A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5624072A (en) * 1994-05-13 1997-04-29 Nippondenso Co., Ltd. Fuel injection pump having reduced reflux pulsation effects

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5624072A (en) * 1994-05-13 1997-04-29 Nippondenso Co., Ltd. Fuel injection pump having reduced reflux pulsation effects

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