JPH08158974A - 可変容量型燃料ポンプ - Google Patents

可変容量型燃料ポンプ

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JPH08158974A
JPH08158974A JP6330361A JP33036194A JPH08158974A JP H08158974 A JPH08158974 A JP H08158974A JP 6330361 A JP6330361 A JP 6330361A JP 33036194 A JP33036194 A JP 33036194A JP H08158974 A JPH08158974 A JP H08158974A
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pump
pressure
valve
fuel
variable displacement
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JP6330361A
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Takeo Kushida
丈夫 串田
Hideya Kikuchi
英弥 菊地
Etsuro Hozumi
悦郎 穂積
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】筒内ガソリン噴射ポンプ4において可変容量運
転を行うことにより、ポンプの駆動エネルギーの損失を
小さくすることが可能であり、また取付けスペースを減
少することができ、配管接続箇所および配管長さを減少
させて安全性を向上することが可能な可変容量型燃料ポ
ンプを提供する。 【構成】燃料の吸入側通路38および吐出側通路40を
形成したポンプハウジング22内において複数のピスト
ン32を駆動することにより、燃料を吸入および吐出す
る可変容量型燃料ポンプであって、高速運転時にピスト
ン32のうち少なくともいずれかひとつを無負荷運転と
することが可能な可変容量制御機構43を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変容量型燃料ポンプに
かかるもので、とくに筒内ガソリン噴射システムにおい
て燃料の吐出量を可変とすることができる可変容量型燃
料ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の筒内ガソリン噴射システムにおけ
る燃料噴射ポンプは、その吐出量がポンプの回転速度に
依存するため、その吐出能力は一般的に、低速回転時を
基準としてこれを設定している。したがって、高速回転
時には吐出能力が過大となり、駆動エネルギーロスを生
じるという問題がある。
【0003】たとえば図4は、筒内ガソリン噴射用とし
て提案されている筒内ガソリン噴射システム(燃料噴射
装置)1の概略図であって、この筒内ガソリン噴射シス
テム(燃料噴射装置)1は、燃料タンク2と、低圧フィ
ードポンプ(低圧ポンプ)3と、高圧ガソリンポンプ4
(高圧ポンプ)と、高圧ガソリンポンプ4の低圧圧力制
御弁5(低圧プレッシャーレギュレーター)と、コモン
レール6と、インジェクター7と、ソレノイドバルブユ
ニット8と、を有する。
【0004】このソレノイドバルブユニット8は、ソレ
ノイドバルブ9と、高圧圧力制御弁10(高圧プレッシ
ャーレギュレーター)と、チェックバルブ11と、を有
するとともに、ソレノイドバルブ9にオリフィス12を
設けてある。
【0005】高圧側導入ポート13と低圧側導出ポート
14との間に高圧圧力制御弁10およびソレノイドバル
ブ9を並列に設けるとともに、チェックバルブ11を直
列に設けてある。チェックバルブ11から低圧側導出ポ
ート14を経て、リターン接続点15を設けてある。な
お、低圧圧力制御弁5の開弁圧をチェックバルブ11の
開弁圧より大きく設定してある。
【0006】こうした筒内ガソリン噴射システム1の作
動を概説すると、エンジンの始動時において、低圧圧力
制御弁5の開弁圧はチェックバルブ11の開弁圧より大
きいため低圧圧力制御弁5は「閉」状態であって、ソレ
ノイドバルブ9を「ON」としてこれを「開」状態と
し、コモンレール6およびインジェクター7への燃料圧
送を高圧ガソリンポンプ4ではなく低圧フィードポンプ
3により行う。
【0007】また、エンジン完爆後には、低圧圧力制御
弁5は「開閉」可能な状態であるとともにソレノイドバ
ルブ9を「OFF」としてこれを「閉」状態とし、コモ
ンレール6およびインジェクター7への燃料圧送を高圧
ガソリンポンプ4により行う。
【0008】ソレノイドバルブ9を「OFF」とする
と、コモンレール6およびインジェクター7の圧力は高
圧となり、低圧圧力制御弁5も適宜開弁して、高圧ガソ
リンポンプ4の燃料による冷却および潤滑は通常どおり
円滑に行われる。
【0009】しかしながら、既述のように高圧ガソリン
ポンプ4は、その吐出量がその回転速度に依存し、低速
回転時を基準として吐出能力を設定しているため、エン
ジン完爆後の高速回転時には吐出能力が過大となり、そ
の駆動エネルギーロスを生じるという問題がある。
【0010】図5は、エンジンの回転数に対する流量の
関係を示すグラフであって、図示のように、エンジン回
転数の上昇にともなう燃料の要求流量(図中一点鎖線)
に対して、高圧ガソリンポンプ4が固定容量型のものの
場合には、図中点線で示すように、吐出流量が過大とな
って、駆動エネルギーないし駆動トルクを無駄に消費し
ているという問題がある。すなわち、図中実線で示すよ
うに、エンジン回転数の上昇にともなって可変容量とし
たポンプ特性が要請されている。
【0011】なお公知技術として、吸入量の可変絞り機
構を設けることにより流量を制御するようにしたラジア
ルピストンポンプ(特開平2−81962号)、バイパ
スに流路切換え手段を設けることにより吐出通路を適宜
変更するようにしたポンプ装置(特開平2−28688
6号)、および吐出通路をメイン通路とバイパス通路と
に分割し、バイパス通路側の通過流量を変化させるよう
にしたラジアルプランジャポンプ(特開平5−1801
50号)などがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、とくに筒内ガソリン
噴射ポンプにおいて可変容量運転を行うことにより、ポ
ンプの駆動エネルギーの損失を小さくすることが可能な
可変容量型燃料ポンプを提供することを課題とする。
【0013】また本発明は、複数本のピストンのうち少
なくともいずれかひとつを無負荷とすることにより減筒
運転を行うことができるようにした可変容量型燃料ポン
プを提供することを課題とする。
【0014】また本発明は、減筒運転のための可変容量
制御機構とポンプとを一体的なブロックに構成すること
により取付けスペースを減少することができるととも
に、配管接続箇所および配管長さを減少させて安全性を
向上することが可能な可変容量型燃料ポンプを提供する
ことを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、高速
回転時には、複数本のピストンのうちいずれかひとつを
無負荷とすることにより、吐出容量を減らすとともに、
駆動エネルギーの損失を減少させることに着目したもの
で、燃料の吸入側通路および吐出側通路を形成したポン
プハウジング内において複数のピストンを駆動すること
により、燃料を吸入および吐出する可変容量型燃料ポン
プであって、高速運転時に上記ピストンのうち少なくと
もいずれかひとつを無負荷運転とすることが可能な可変
容量制御機構を設けたことを特徴とする可変容量型燃料
ポンプである。
【0016】上記可変容量制御機構は、上記吐出側通路
からの吐出燃料圧力を受ける高圧圧力制御弁の作動に応
じてこれを駆動することができる。
【0017】上記高圧圧力制御弁を含むバルブユニット
と、上記ポンプハウジングとを一体的に構成することが
できる。
【0018】
【作用】本発明による可変容量型燃料ポンプにおいて
は、高速回転時には、複数本のピストンのうち少なくと
もいずれかひとつを無負荷運転とすることとしたので、
このピストンの容量分だけを全体の吐出量から減少させ
ることができるとともに、その駆動エネルギーを節約す
ることができ、駆動エネルギーの損失を抑えて、要求流
量に応じた適正なポンプ吐出特性を得ることができる。
【0019】さらに、減筒運転のための可変容量制御機
構とポンプとを一体的なブロックに構成することにより
取付けスペースを減少することができるとともに、高圧
配管の長さを短縮し、また配管接続箇所を減少させて安
全性を向上することが可能である。また、ポンプ部分と
レギュレーター(圧力制御弁)部分とを一体化すること
により、構成を簡素化かつ低コスト化し、減筒システム
を構成しやすくすることができる。
【0020】
【実施例】つぎに本発明の一実施例による可変容量型燃
料ポンプ20を低粘性燃料用ラジアルピストンポンプに
応用した場合について、図1ないし図3にもとづき説明
する。ただし、図4および図5と同様の部分には同一符
号を付し、その詳述はこれを省略する。
【0021】図1は、可変容量型燃料ポンプ20の断面
図、図2は、同、可変容量型燃料ポンプ20の低速回転
時、すなわちポンプ吐出量が小さい定容量吐出状態の概
略断面図、図3は、同、可変容量型燃料ポンプ20の高
速回転時、すなわちポンプ吐出量が大きい、一筒の吐出
量を低減させた状態の概略断面図である。
【0022】この可変容量型燃料ポンプ20は、たとえ
ば図4の前記高圧ガソリンポンプ4およびソレノイドバ
ルブユニット8を一体化した構造に相当し、高圧ガソリ
ンポンプ4のカバー部分21Aおよびソレノイドバルブ
ユニット8のユニットハウジング部分21Bを一体化し
た制御弁ハウジング21と、ポンプハウジング22と、
フランジ23と、制御弁ハウジング21およびポンプハ
ウジング22の間に配置したリーフバルブ24と、ポン
プシャフト25と、を有する。
【0023】制御弁ハウジング21のカバー部分21A
には、吸入通路26および吐出通路27を形成し、固定
用ボルト28により制御弁ハウジング21とポンプハウ
ジング22とを一体化してある。また、取付けボルト2
9によりポンプハウジング22とフランジ23とを一体
化してある。
【0024】ポンプハウジング22およびフランジ23
にまたがって、非磁性材料による隔壁30を介し、ポン
プシャフト25の分割構成とした駆動側シャフト25A
および従動側シャフト25Bを設けてある。また、従動
側シャフト25Bには偏心カム部25Cを形成してあ
る。
【0025】隔壁30にまたがって、駆動側シャフト2
5Aと従動側シャフト25Bとの間にマグネットカップ
リング31を設け、駆動側シャフト25Aをエンジン
(図示せず)により駆動することによって従動側シャフ
ト25Bを回転可能としている。
【0026】ポンプハウジング22には、複数本たとえ
ば5本のピストン32を設け、ポンプシャフト25の偏
心カム部25Cによってこれらを順に往復駆動する。す
なわち、ピストン32は、ポンプシャフト25の軸線方
向に直角な面内に放射状にこれを配置し(図2および図
3の概略図を参照)、ポンプシャフト25の回転により
求心方向(図1中下降方向)および遠心方向(図1中上
昇方向)に往復動する。
【0027】リーフバルブ24には、吸入バルブ33お
よび吐出バルブ34を形成してある。さらにポンプハウ
ジング22に、吸入通路26に連通して順にカム室3
5、カップリング室36、吸入側連通路37および吸入
側通路38を形成し、吸入吐出用孔39および吐出側通
路40を介して吐出バルブ34から吐出通路27に至る
燃料通路を形成する。
【0028】上記吸入吐出用孔39に連通してピストン
32の内部に加圧室41を形成し、ピストンスプリング
42によってピストン32を求心方向に付勢し、ポンプ
シャフト25の回転駆動により、吸入バルブ33からの
吸入作用および吐出バルブ34への吐出作用を行うもの
である。
【0029】前記ソレノイドバルブユニット8は、その
高圧圧力制御弁10の内部に可変容量制御機構43を有
し、高圧ガソリンポンプ4からコモンレール6を介した
高圧制御用配管44により高圧側導入ポート13におい
てこれを接続してある。
【0030】前記ユニットハウジング部分21Bに高圧
側通路45および低圧側通路46を形成し、これらにま
たがるように当該高圧圧力制御弁10およびソレノイド
バルブ9を配置してある。
【0031】高圧圧力制御弁10は、バルブハウジング
47と、弁シート部材48と、圧力調整用弁体49と、
シート用ハウジング50と、圧力調整用スプリング51
とを有する。
【0032】なお高圧側導入側ポート13からの圧力が
過剰に高圧となったときに、圧力調整用弁体49が圧力
調整用スプリング51の付勢力に抗して弁シート部材4
8からリフトし、圧力調整用弁体49と弁シート部材4
8との間に高圧側通路45と低圧側通路46とを連通す
る開閉通路52(図中仮想線)を形成可能としてある。
【0033】可変容量制御機構43は、圧力調整用スプ
リング室53内において圧力調整用弁体49の作動用凹
部54およびシート用ハウジング50の可変用スプリン
グ室55内を上下動可能な可変用バルブボディ56と、
可変用バルブボディ56のボール弁56Aに当接してい
る可変用圧縮スプリング57と、可変用スプリング室5
5および高圧ガソリンポンプ4内の吸入側通路38を連
通する減筒制御用連通路58(図中点線)と、を有す
る。
【0034】ボール弁56Aは、通常はシート用ハウジ
ング50のシート面50Aにシートして圧力調整用スプ
リング室53および可変用スプリング室55を遮断状態
としている。
【0035】高圧圧力制御弁10の圧力調整用弁体49
が弁シート部材48からリフトしない低速回転時の状態
では、可変用バルブボディ56の底面と作動用凹部54
との間に可変用ストロークS(図2)だけをあけてあ
る。
【0036】なお減筒制御用連通路58は、可変容量制
御機構43から高圧ガソリンポンプ4のピストン32の
加圧室41のうち少なくともいずれかひとつを無負荷状
態にすることができるように、これに連通する部位であ
れば、吸入バルブ33ないし吐出バルブ34の間、ある
いは吸入側通路38ないし吐出側通路40の間のいずれ
の部分にも連通するように形成することができるもの
で、本実施例では図2および図3に示すように、5本の
ピストン32のうちのひとつのみに連通してあるものと
する。
【0037】ソレノイドバルブ9は、高圧側通路45と
低圧側通路46との間にまたがってこれを設けてあり、
アーマチャー60と、スプリングシート部材61と、ソ
レノイドスプリング62と、ソレノイド63と、バルブ
シート部材64と、アーマチャー60の先端部に一体に
形成するとともに前記オリフィス12部分を開閉するバ
ルブボディ65と、を有する。
【0038】このソレノイドバルブ9は、図4にもとづ
き既述したと同様に、エンジンの始動時にソレノイド6
3を「ON」とすることにより高圧側通路45と低圧側
通路46との間を「開」とし、高圧ガソリンポンプ4か
らではなく低圧フィードポンプ3からの燃料圧送を可能
とし、低圧燃料による始動が可能となるとともに、エン
ジンが完爆後の通常高圧運転時は、ソレノイド63を
「OFF」とすることにより、高圧側通路45と低圧側
通路46との間を「閉」とすると、高圧ガソリンポンプ
4を用いた高圧噴射が行われるものであるが、本発明と
は直接の関係がないのでこれ以上の詳述を省略する。
【0039】こうした構成の可変容量型燃料ポンプ20
およびソレノイドバルブユニット8の作用、とくに可変
容量制御機構43の作用を、図2および図3の概略図も
参照して以下説明する。エンジン完爆後、通常運転状態
の高圧ガソリンポンプ4の部分において、ポンプシャフ
ト25の回転によってピストン32を往復動させ、燃料
の吸入吐出を行って、吐出通路27からコモンレール6
およびインジェクター7に燃料を圧送する。
【0040】ソレノイドバルブ8および可変容量制御機
構43の部分においては、圧力調整用弁体49の弁シー
ト部材48からのリフト量が「ゼロ」ないし可変用スト
ロークSをこえない間は、可変用バルブボディ56のボ
ール弁56Aがシート用ハウジング50のシート面50
Aにシートしたままの状態にあり、可変用スプリング室
55ないし減筒制御用連通路58を非連通状態としてい
るので、高圧ガソリンポンプ4の吐出量はその全量が単
純に高圧圧力制御弁10を通過してゆくだけである。
【0041】すなわち高圧ガソリンポンプ4の回転数が
上昇して、高圧制御用配管44からの燃料圧力が所定の
高さ(圧力調整用スプリング51の付勢力)をこえる
と、圧力調整用弁体49が弁シート部材48からリフト
して開閉通路52が形成され、高圧ガソリンポンプ4の
通常の高速運転を適宜制御する。
【0042】圧力調整用弁体49のリフト量が可変用ス
トロークSをこえると、圧力調整用弁体49が圧力調整
用スプリング51および可変用圧縮スプリング57の合
成付勢力に抗して可変用バルブボディ56をリフトさ
せ、そのボール弁56Aがシート用ハウジング50のシ
ート面50Aからリフトして可変用スプリング室55を
圧力調整用スプリング室53を介して低圧側通路46に
連通する。
【0043】したがって高圧ガソリンポンプ4の吸入側
通路38が減筒制御用連通路58を介して低圧側通路4
6と連通することになり、この減筒制御用連通路58を
連通形成したピストン32のみが無負荷状態とされる。
【0044】つまり高圧ガソリンポンプ4の吐出圧力
(回転数)が所定値をこえると、5本のピストン32の
うちの1本が無負荷状態となり、この1筒分が常に低圧
となって、リーフバルブ24の吸入バルブ33および吐
出バルブ34はともに閉鎖しているので、高圧の吐出に
関係せず、1筒分の吐出量が減少する。
【0045】かくして、高圧ガソリンポンプ4の吐出容
量が減少するとともに、このピストン32を駆動するた
めの駆動トルクの無駄が低減され、図5のグラフに示す
ような可変容量のポンプ特性を得ることができる。
【0046】なお上述の実施例においては、1筒のみの
吐出量を減ずる場合を説明したが、複数筒の吐出量を減
少させることも可能であり、この場合には各ピストン3
2への減筒制御用連通路58の重なりを防止するため
に、電磁弁などを必要とし多少構造が複雑となる。
【0047】さらに、ソレノイドバルブユニット8およ
び高圧ガソリンポンプ4のユニットハウジング部分21
Bおよびカバー部分21Aを一体のブロック化したの
で、構造を簡素化し、全体をコンパクトにすることがで
きるとともに、高圧配管の長さを短縮し、かつ配管接続
箇所を減少して安全性を向上することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高圧ガソ
リンポンプなどに可変容量制御機構を設け、高速回転時
に少なくともひとつのピストンを無負荷とするようにし
たので、高速回転時の駆動トルクの損失を低減すること
ができるとともに、適正なポンプ特性を得ることができ
る。
【0049】また、高圧ガソリンポンプと可変容量制御
機構とのハウジング部分を一体化すれば全体をコンパク
トに構成することができる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による可変容量型燃料ポンプ
20の断面図である。
【図2】同、可変容量型燃料ポンプ20の低速回転時、
すなわちポンプ吐出量が小さい定容量吐出状態の概略断
面図である。
【図3】同、可変容量型燃料ポンプ20の高速回転時、
すなわちポンプ吐出量が大きい、一筒の吐出量を低減さ
せた状態の概略断面図である。
【図4】筒内ガソリン噴射用として提案されている筒内
ガソリン噴射システム1(燃料噴射装置)の概略図であ
る。
【図5】エンジンの回転数に対する流量の関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 筒内ガソリン噴射システム(燃料噴射装置) 2 燃料タンク 3 低圧フィードポンプ(低圧ポンプ) 4 高圧ガソリンポンプ(高圧ポンプ) 5 低圧圧力制御弁(低圧プレッシャーレギュレータ
ー) 6 コモンレール 7 インジェクター 8 ソレノイドバルブユニット 9 ソレノイドバルブ 10 高圧圧力制御弁(高圧プレッシャーレギュレータ
ー) 11 チェックバルブ 12 オリフィス 13 高圧側導入ポート 14 低圧側導出ポート 15 リターン接続点 20 可変容量型燃料ポンプ 21 制御弁ハウジング 21A 高圧ガソリンポンプ4のカバー部分 21B ソレノイドバルブユニット8のユニットハウジ
ング部分 22 ポンプハウジング 23 フランジ 24 リーフバルブ 25 ポンプシャフト 25A ポンプシャフト25の駆動側シャフト 25B ポンプシャフト25の従動側シャフト 25C ポンプシャフト25の偏心カム部 26 吸入通路 27 吐出通路 28 固定用ボルト 29 取付けボルト 30 非磁性材料による隔壁 31 マグネットカップリング 32 ピストン 33 吸入バルブ 34 吐出バルブ 35 カム室 36 カップリング室 37 吸入側連通路 38 吸入側通路 39 吸入吐出用孔 40 吐出側通路 41 加圧室 42 ピストンスプリング 43 可変容量制御機構 44 高圧制御用配管 45 高圧側通路 46 低圧側通路 47 バルブハウジング 48 弁シート部材 49 圧力調整用弁体 50 シート用ハウジング 50A シート用ハウジング50のシート面 51 圧力調整用スプリング 52 開閉通路 53 圧力調整用スプリング室 54 作動用凹部 55 可変用スプリング室 56 可変用バルブボディ 56A 可変用バルブボディ56のボール弁 57 可変用圧縮スプリング 58 減筒制御用連通路 60 アーマチャー 61 スプリングシート部材 62 ソレノイドスプリング 63 ソレノイド 64 バルブシート部材 65 バルブボディ S 可変用バルブボディ56の底面と作動用凹部54と
の間の可変用ストローク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の吸入側通路および吐出側通路を
    形成したポンプハウジング内において複数のピストンを
    駆動することにより、燃料を吸入および吐出する可変容
    量型燃料ポンプであって、 高速運転時に前記ピストンのうち少なくともいずれかひ
    とつを無負荷運転とすることが可能な可変容量制御機構
    を設けたことを特徴とする可変容量型燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記可変容量制御機構は、前記吐出側
    通路からの吐出燃料圧力を受ける高圧圧力制御弁の作動
    に応じてこれを駆動することを特徴とする請求項1記載
    の可変容量型燃料ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記高圧圧力制御弁を含むバルブユニ
    ットと、前記ポンプハウジングとを一体的に構成したこ
    とを特徴とする請求項2記載の可変容量型燃料ポンプ。
JP6330361A 1994-12-07 1994-12-07 可変容量型燃料ポンプ Pending JPH08158974A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0905374A1 (en) 1997-09-25 1999-03-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha High pressure plunger pump for fuel injection with pulsation damper
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