JPH0216960Y2 - - Google Patents

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JPH0216960Y2
JPH0216960Y2 JP19707783U JP19707783U JPH0216960Y2 JP H0216960 Y2 JPH0216960 Y2 JP H0216960Y2 JP 19707783 U JP19707783 U JP 19707783U JP 19707783 U JP19707783 U JP 19707783U JP H0216960 Y2 JPH0216960 Y2 JP H0216960Y2
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JP
Japan
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fuel chamber
fuel
floating valve
communication hole
valve
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JP19707783U
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JPS60104399U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はフローテイングバルブに関し、特に航
空機等の燃料室内に設けられた内部燃料室を抽気
圧力により開閉するフローテイングバルブに関す
る。
〔従来技術〕
一般に航空機等の燃料供給系統には二重の燃料
室が設けられており、外部の燃料室には抽気圧力
と呼ばれる空気圧が加えられている。そして、燃
料吐出管を備えた内部燃料室には外部の燃料室と
の連通孔を開閉するバルブが設けられており、前
記抽気圧力により外部の燃料室内の燃料が加圧さ
れるとこのバルブが開き、燃料が外部の燃料室か
ら内部燃料室に流入するようになつている。
ところが、従来のこの種のバルブ、いわゆるフ
ラツパーバルブは、スプリングで内部燃料室の連
通孔を閉じる方向に付勢されているために、微少
な力ではバルブは開かず、吐出量のコントロール
を抽気圧力等の外力で行う場合、内部燃料室から
の燃料吐出量が外力に敏感に応答しないという欠
点があつた。
〔考案の目的および構成〕
本考案の目的は、航空機等の燃料供給系統、特
に、燃料室が二重になつている燃料系統におい
て、抽気圧力により燃料を内部燃料室から吐出す
る場合、燃料抽気圧のような外圧下でバルブが破
壊されず、かつ使用燃料の比重に対してバルブの
比重を調整することにより抽気圧力等の微小な外
力によつて作動するフローテイングバルブを提供
することにある。
すなわち、本考案のフローテイングバルブは、
抽気を導入する燃料室内に内蔵された内部燃料室
に設けられた前記燃料室との連通孔を開閉するフ
ローテイングバルブであつて、前記連通孔を開閉
する開閉板と、該開閉板に取り付けられた浮力材
とからなり、該浮力材が独立した微細な気泡体を
無数に包含する部材から成ることを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下添付図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案のフローテイングバルブ10の
設置された、例えば航空機等の燃料室1を示すも
のである。燃料室1の内部には内部燃料室2が設
けられており、この内部燃料室2には燃料室1を
貫通してエンジンに燃料を供給する燃料吐出管3
が接続している。4は燃料室1の上部に接続する
抽気圧導入管であり、加圧空気(抽気)がこの抽
気圧導入管4を通つて燃料室1内に導入される
と、燃料室1内部の燃料が加圧されるようになつ
ている。
前記内部燃料室2の上部には連通孔5が設けら
れており、この連通孔5から燃料室1内の燃料が
内部燃料室2内に流入するようになつている。そ
して、航空機が上昇、下降あるいは反転を行つた
時でも燃料室1内の空気が内部燃料室2内に侵入
しないように、前記連通孔5には常時はこの連通
孔5を閉止しており、抽気圧力により開く開閉弁
が設けられている。本考案のフローテイングバル
ブ10はこの開閉弁の機能をするものであり、内
部燃料室2の連通孔5の周辺部に一端を軸支され
て取り付けられている。
フローテイングバルブ10は、第2図に示すよ
うにフローテイングバルブ取付用ブラケツト11
とこれに取り付けられた回動軸12、この回動軸
12に回動自在に軸支されて前記連通孔5を開閉
するバルブ本体13とから構成されている。そし
て、このバルブ本体13は前記回動軸12に回動
自在に軸着された開閉板14、および開閉板14
の下面に固着された3個のフロート15とから構
成される。
以上のように構成されたフローテイングバルブ
10は、第1図のように内部燃料室2の内側から
連通孔5の周辺部にボルト16等を用いてブラケ
ツト11が固着される。
前記バルブ本体13は、開閉板14に金属が使
用され、フロート15には燃料の比重よりも軽い
浮力材が使用されているので、その重心と浮心の
位置が異なり、浮心がバルブ本体13の自由端側
に位置するのに対し、重心はバルブ本体13の回
動軸12側に位置している。このように、バルブ
本体13の浮心が重心より外側に位置することに
より、バルブ本体13にはより浮く力が働くこと
になる。
フロート15としては燃料よりも軽く、浮力の
大きい材質のものを使用するが、このフロート1
5として用いられる浮力材は燃料抽気圧力のよう
な外圧の下で変形や破壊しないものを使用する。
例えば微細な気泡体を充填した熱硬化性樹脂組成
物および硬質フオームが用いられる。微細な気泡
体としては、ガラスマイクロバルーン、シリカマ
イクロバルーン等が用いられ、熱硬化性樹脂組成
物は50〜70%シンクチツクフオームが充填された
エポキシ樹脂/酸無水物等が使用される。またフ
ロート15は硬質ウレタンフオームの表面にエポ
キシ、ポリウレタン、ポリエステル等のコーテイ
ングが施されているものでも良い。
以上のように構成された本考案のフローテイン
グバルブ10は、燃料室1と内部燃料室2の中に
燃料が満たされているとき、フロート15の浮力
により連通孔5を閉止しているが、一旦燃料が抽
気圧により加圧されると、直ちに連通孔5を開
く。即ち、フローテイングバルブ10は、前述の
ように使用燃料の比重とフロート15の比重の調
整により微小な外力で開閉するようになつている
ので、抽気圧により加圧された燃料圧により直ち
に連通孔5を開く動作を行う。この結果、燃料室
1内の燃料は内部燃料室2を経由して燃料吐出管
3からエンジン側へ供給される。
〔考案の効果〕
上記のように、本考案は、抽気を導入する燃料
室内に内蔵された内部燃料室に設けられた前記燃
料室との連通孔を開閉するフローテイングバルブ
であつて、前記連通孔を開閉する開閉板と、該開
閉板に取り付けられた浮力材とからなり、該浮力
材が独立した微細な気泡体を無数に包含する部材
から成つているので、気泡体の含有量、或いは
個々の気泡体の比重や径を前以つて調整すること
によつて使用燃料の比重に対する浮力材の比重を
簡単に調整することが可能になる。そのため、フ
ローテイングバルブの開閉動作が敏感になり、僅
かな外力によりフローテイングバルブが開閉する
ので、航空機等の燃料供給系統に使用した場合に
燃料の供給が円滑に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフローテイングバルブを設置
した二重の燃料室の縦断面図、第2図A,Bは本
考案のフローテイングバルブの一実施例の側面
図、底面図である。 1……燃料室、2……内部燃料室、3……燃料
吐出管、4……抽気圧導入管、5……連通孔、1
0……フローテイングバルブ、11……ブラケツ
ト、12……回動軸、13……バルブ本体、14
……開閉板、15……フロート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 抽気を導入する燃料室内に内蔵された内部燃料
    室に設けられた前記燃料室との連通孔を開閉する
    フローテイングバルブであつて、前記連通孔を開
    閉する開閉板と、該開閉板に取り付けられた浮力
    材とからなり、該浮力材が独立した微細な気泡体
    を無数に包含する部材から成るフローテイングバ
    ルブ。
JP19707783U 1983-12-23 1983-12-23 フロ−テイングバルブ Granted JPS60104399U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19707783U JPS60104399U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 フロ−テイングバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19707783U JPS60104399U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 フロ−テイングバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60104399U JPS60104399U (ja) 1985-07-16
JPH0216960Y2 true JPH0216960Y2 (ja) 1990-05-10

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ID=30422407

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JP19707783U Granted JPS60104399U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 フロ−テイングバルブ

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JPS60104399U (ja) 1985-07-16

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