JPH02167132A - 内視鏡用消毒装置 - Google Patents

内視鏡用消毒装置

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JPH02167132A
JPH02167132A JP1192843A JP19284389A JPH02167132A JP H02167132 A JPH02167132 A JP H02167132A JP 1192843 A JP1192843 A JP 1192843A JP 19284389 A JP19284389 A JP 19284389A JP H02167132 A JPH02167132 A JP H02167132A
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大作 根来
Hiroyuki Sasa
笹 宏行
Jun Yoshinaga
純 吉永
Akira Suzuki
明 鈴木
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Tadao Hagino
萩野 忠夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内視鏡を洗浄消毒する内視鏡用洗浄消毒装置に
関する。
[従来の技術] 特開昭60−90531号公報等において知られている
従来の内視鏡用洗浄消毒装置はその洗浄槽内に設置した
内視鏡の外表面にノズルから洗浄液を噴き付けるととも
にその内視鏡内部のチャンネルに洗浄液を送り込み、内
視鏡の内外表面を洗浄する。この洗浄後、洗浄槽に消毒
液を満たし、この消毒液中に内視鏡を浸漬するとともに
、その内視鏡内部のチャンネルに消毒液を送り込み、内
視鏡の内外表面を消毒するようにしている。さらに、こ
の消毒後に水道水を用いて上記洗浄動作と同じような動
作を行なうことによりすすぎ洗いを行なう。そして、最
後に内視鏡のチャンネル内に空気を送り込んでそのチャ
ンネル内の残水を除去するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この従来の洗浄消毒装置により内視鏡を
洗浄消毒する場合にはその洗浄、消毒、すすぎ洗い、乾
燥等の各工程を一連のものとして逐行するため、時間が
かかるもので、短時間での処理は困難であった。したが
りて、内視鏡の使用(症例)間の短時間で洗浄消毒でき
るものではなかった。
これまで、比較的短時間で内視鏡を消毒する方法として
ゲルタールアルデヒド系の消毒液を用いることが知られ
ているが、これは消毒工程のみが短縮されるに過ぎず、
洗浄、すすぎ洗い、乾燥等の工程に要する時間を含めた
総合的な時間として考えると、かならずしも短いとは言
えないものであった。しかも、消毒効果もその時間短縮
との兼ね合いで、必ずしも充分とは言えなかった。
このように従前のものでは短時間で確実に洗浄消毒する
ことはできないものであり、このため、内視鏡をその使
用(症例)間の短時間で洗浄消毒じたい場合には特に不
便であり、集団検診等を迅速かつ効率的に逐行するため
には特に短時間で消毒できるものが望まれていた。
本発明はこの課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは内視鏡を短時間で確実な洗浄消毒できる
とともに安全に使用できる内視鏡用洗浄消毒装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段および作用]上記課題を解
決するために第1の発明は内視鏡を洗浄槽に設置してこ
の内視鏡を洗浄消毒する内視鏡用洗浄消毒装置において
、オゾン発生手段と、このオゾン発生手段で発生したオ
ゾンを洗浄槽側に供給するオゾン供給手段と、このオゾ
ン(Jl:給手段を制御しオゾンを利用して消毒を行な
う工程を選択できる制御手段と、上記洗浄槽で使用した
オゾンを処理し除去するオゾン除去手段とを具備したも
のである。
この第1の発明によれば、オゾンを利用して内視鏡を洗
浄消毒するので、これを短時間で確実に行なうことがで
きる。また、使用したオゾンを処理し、そのまま外部に
放出しないので安全である。
第2の発明の内視鏡用洗浄消毒装置において、酸化剤発
生手段と、この酸化剤発生手段で発生した酸化剤を洗浄
槽側に供給する酸化剤供給手段と、この酸化剤供給手段
を制御し酸化剤を利用して消毒を行なう工程を選択でき
る制御手段と、上記洗浄槽で使用した酸化剤を処理し除
去する酸化剤除去手段とを具備したものである。
この第2の発明によれば、酸化剤を利用して内視鏡を洗
浄消毒するので、これを短時間で確実に行なうことがで
きる。また、使用した酸化剤を処理し、そのまま外部に
放出しないので安全である。
[実施例] 第1図ないし第2図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。第1図でその内視鏡用洗浄消毒装置1のシステ
ムを示す。この洗浄消毒装置1には洗浄や消毒を施そう
とする内視鏡2を収納する洗浄槽3が設けられている。
この洗浄槽3は上部の洗浄室4と下部のタンク5とに分
けられる。
洗浄室4には被洗浄消毒物である内視鏡2を設置する載
置台6、内視鏡2の各種チャンネルに送液送気を行なう
ためにそのチャネルに接続する口金7、内視鏡2に液体
を噴き付ける噴射ノズル8、排気用ファン9等が設けら
れている。排気用ファン9は排気管路系11を介して外
部に通じている。
この排気管路系11にはファン用電磁弁12が付設され
ている。また、洗浄槽3におけるタンク5には第1のヒ
ータ13が設置されている。
さらに、この洗浄槽3には上記排気管路系11の他に4
つの管路系が接続されている。つまり、循環管路系15
、排水管路系16、オゾン供給用管路系17および給水
管路系18が接続されている。
循環管路系15はタンク5から送液ポンプ21を経て上
記口金7と噴射ノズル8に通じており、口金7に至る管
路途中にはエヤー電磁弁22を介して送気管路23が合
流している。この送気管路23にはエアーポンプ24と
第2のヒータ25が設けられていて、これにより取り込
んだ外部の空気を所定温度に加温して供給するようにな
っている。
排水管路系16には排水電磁弁26、排水ポンプ27お
よびオゾン除去ユニット28が組み込まれ、これらを通
じて外部の排水設備(図示しない。)に通じている。オ
ゾン除去ユニット28は排出する洗浄水の中に含まれて
いるオゾンを除去するもので、これはたとえば吸着剤に
よる吸着、触媒による分解、加熱によるオゾン破壊等の
種々の原理にもとづくものを考えることができる。
また、この排水管路系16には洗浄室4から逃し弁29
を介してオゾン除去ユニット28に至る管路30が設け
られ、これにより洗浄室4内の圧力を調節するようにな
っている。
オゾン供給用管路系17はオゾン発生ユニット31て作
られたオゾンを洗浄槽3の洗浄室4とタンク5にそれぞ
れ供給するものである。オゾン発生ユニット31はオゾ
ン発生器を有し、そのオゾンの濃度と供給量等を制御し
て供給するようになっている。そして、このオゾン発生
器のオゾン発生手段としては酸素を原料とする無声放電
方式、光反応法、高周波電解法等の種々の方式のものが
利用できるが、ここではたとえばいわゆる固体高分子電
解法が用いられる。これは固体高分子電解膜(たとえば
ふっ素系陽イオン交換膜)の両側に電極を配置し、陽極
側に純水を供給する方式である。この方式によると、純
水から電解によってオゾンを発生させるから、一般的な
放電方式に比べてクリーンなオゾンが得られる。
また、給水管路系18は給水源から供給されるイオン交
換ユニット32と給水電磁弁33を有してなり、洗浄槽
3のタンク5に接続されている。
また、この洗浄消毒装置1における洗浄槽3はオゾンの
漏出防止のために充分な密閉手段が施されており、また
、管路系も図示しない逆止弁等で液体や気体の逆流防止
手段が施されている。
次に、上記構成の洗浄消毒装置1の作用について説明す
る。この作用は第2図のタイムチャートで示すように洗
浄・消毒工程とオゾン除去・乾燥工程の2つの工程から
なる。
洗浄・消毒工程においては、まず、給水電磁弁33を開
放してタンク5内に給水する。この際、イオン交換ユニ
ット32によりその供給する水道水に含まれる塩素成分
は除去される。このように塩素成分を除去するのはオゾ
ンと塩素が反応して後述する消毒効果の低下を防止する
ためである。
そして、タンク5における水位が一定のレベルに達する
と、循環管路系15の送液ポンプ21が作動して噴射ノ
ズル8から洗浄Ff!I3の洗浄室4に入れた内視鏡2
の外表面に噴き付けるとともに口金7を通じてその内視
鏡2のチャンネル内に送水し、内視鏡2の内外表面の洗
浄が行なわれる。また、タンク5内に落下した洗浄水は
再び循環管路系15を通じて洗浄室4に入れた内視鏡2
の内外表面を洗浄する。しかしながら、このとき、タン
ク5内の洗浄水の一部は同時に排水管路系16を通じて
排出される。つまり、この洗浄動作が行なわれていると
きには同時に排水管路系16の排水電磁弁26が開き、
排水ポンプ27が作動することにより排出される。この
ように給水管路系18から順次新しい洗浄水が供給され
るとともに排水管路系16を通じて排出されることによ
り洗浄水は新しいものと更新される。
一方、この洗浄動作と同時にオゾン発生ユニット31が
作動し、ここで発生したオゾンはオゾンは給用管路系1
7を通じて洗浄槽3の洗浄室4とタンク5内に流入する
。つまり、洗浄槽3のタンク5に流入したオゾンはその
中に溜っている洗浄水に混入し、いわゆるオゾン水とな
り、殺菌作用を持つようになる。そして、この殺菌作用
をもつようになった洗浄水はその洗浄時において内視鏡
2に接することになる。また、洗浄室4に流入したオゾ
ンは気体のまま洗浄室4内で浮遊しており、主として上
述したオゾン水の噴射むらで消毒効果に多少の高低がで
きたとき、または細部にも浸透しやすいオゾン気体とし
てオゾン水の消毒効果を補う働きをする。つまり、ここ
ではオゾン水が消毒の中心であり、このため流入比率は
オゾン気体よりオゾン水が多くなるように管路オリフィ
スなどで、21整する。
さて、オゾン水は有毒であり、このまま外部に排出して
しまうことには問題がある。しかし、この構成ではその
排水管路系16にオゾン除去ユニット28を設け、これ
により排出する洗浄水を処理してオゾンを除去する。こ
のため、有毒なオゾンをそのまま外部に排出してしまう
ことを防止できるから安全性を確保できる。
この工程の後半ではその消毒効果を高めるために給排水
を停止して洗浄・消毒を行なう。つまり、洗浄水を繰り
返して循環させており、このため、オゾンの濃度が高ま
って消毒効果が増大する。この作用は洗浄水やオゾン原
料の酸素等を節約する点からも望ましい。
この工程の最後にはエヤーポンプ24を作動し、エヤー
電磁弁22を切換えて口金7から内視鏡2のチャンネル
内に送気してそのチャネル内の水切りを行なうとともに
排水管路系16を作動してタンク5内の洗浄水をすべて
排出する。これにより洗浄・消毒の工程を終了する。
次に、オゾンの除去・乾燥工程について説明する。上記
動作に続けて、つまり、エアーポンプ24を作動し続け
て口金7から内視鏡2のチャンネル内に送気つつ、第2
のヒータ25を作動させることによりその送気するエヤ
ーの温度を高める。
さらに、洗浄槽3内の第1のヒータ13を作動してその
洗浄槽3内の温度を上昇させる(なお、このときには洗
浄槽3のタンク5からはすでに排水されている。)c、
これらにより内視鏡2はその内外表面が加温され、乾燥
される。さらに、洗浄槽3内の温度が一定以上の温度に
高まると、排気用ファン9が作動して乾燥効率を高める
。これによって内視鏡2は乾燥されるが、これに伴って
洗浄槽3内のオゾンはその高温にさらされて分解し、毒
性を失う。つまり、オゾンは元来不安定なものであるか
ら、高温雰囲気にさらされると、容易に分解が促進され
、オゾンの除去処理がなされる。
そして、この無害化された空気が外部に排出される。つ
まり、この構成ではその洗浄槽3の内部でもオゾンの除
去処理が行なわれ、この部分もオゾン除去処理手段を構
成している。
なお、排水管路系16に付設した逃し弁29を通じて洗
浄室4から気体を逃がす場合にもこれに含まれるオゾン
はオゾン除去ユニット28により除去される。
しかして、上記構成によれば、オゾンを利用して消毒す
るものであり、このオゾンは強力な消毒作用を有するか
ら、その消毒に要する時間はきわめて短時間で済む。ま
た、その消毒は洗浄と同時に逐行でき、また、そのオゾ
ンの除去は内視鏡2の乾燥と同時に逐行できる。したが
って、これらの工程に要する時間を大幅に短縮すること
ができる。つまり、充分な消毒作用を有しながら、総研
要時間を大幅に短縮できる。また、一般に、オゾン生成
原料は酸素や空気等であり、その消毒のランニングコス
トを安く抑えることができる。
第3図ないし第4図は本発明の第2の実施例を示すもの
である。この実施例は第3図で示すように上記給水管路
系18には洗剤タンク41と消毒液タンク42がそれぞ
れ洗剤電磁弁43と消毒液電磁弁44を経て合流してい
る。また、オゾン発生ユニット31は温度制御手段45
を経て上記循環管路系15とエアー管路46に通じてい
る。また、このエアー管路46はオゾン電磁弁47を介
して外部に通じる管路48が合流し、この管路48の途
中には第2のヒータ25が設けられていて、これより取
り込む外からの空気を加温するようになっている。また
、このエアー管路46は混入ブロック50を介して循環
管路系15の上記口金7側に接続されている。減圧弁5
1および調整電磁弁52を有した管路53がそのエアー
管路46と並列的に混入ブロック50に接続されている
。口金7側に通じる循環管路系15の分岐管路の途中に
は混入ブロック50より上流側に位置してチャンネル電
磁弁54が介挿されている。なお、その他の基本的な構
成は上記第1の実施例のものと同様である。
また、この実施例における作用は第4図で示すような動
作を行なう。すなわち、この場合も洗浄・消毒工程とオ
ゾン除去・乾燥工程とに分れるが、洗浄・消毒工程では
必要に応じて洗剤・消毒液を添加してその洗浄と消毒を
行なうことができる。
すなわち、洗剤電磁弁43を開放して濃縮タイプの洗剤
を給水管路系18を通じて供給すると、循環管路系15
を通じて循環する洗浄水に洗剤が混入して希釈し、適切
な濃度になる。そして、この洗浄水で内視鏡2を洗浄す
るから、内視鏡2を洗浄する効果を高める。なお、この
洗剤にタンパク分解酵素を含んだものを使用すれば、特
に血液、体液等、内視鏡2に付着した汚物の除去に効果
がある。
また、消毒液電磁弁44を開放して消毒液を給水管路系
18を通じて供給すると、上述したようにオゾンによる
消毒作用に加えてこの消R液による消毒作用が加わり、
消毒効果を高めることができる。
なお、この消毒液の注入は上記洗剤の使用とともに同時
に行なってもよいが、所定時間遅らせてから行なえば、
洗剤成分の洗い流しに余分な時間がかからない・。
また、オゾンは毒性が強いため、消毒効果に支障をきた
さない範囲で極力低濃度で使用することが望ましいが、
このように消毒液を使用することによりオゾンの濃度を
低く押えることが可能である。これは被洗浄物の耐性面
でも有効であり、オゾンによる材質劣化を最小限に抑え
ることができる。
一方、この実施例では内視鏡2のチャンネル内への送水
時、空気を混入させることができる。つまり、オゾン電
磁弁47を第2のヒータ25を設けた外部空気の導入側
に切り変え、この送気管路23に通じて外部空気を導入
する。この導入空気は上記第2のヒータ25で加温され
る。そして、この加温された空気はエヤーポンプ24て
送られ、混入ブロック50で循環管路系15からの洗浄
液に混入させられる。ここで気液混合流体か作られて口
金7を通じて内m m 2のチャンネルに送り込まれる
。これにより洗浄すると洗浄効果か高まる。
さらに、この実施例ではオゾン電磁弁47をオゾン発生
ユニット31側に切り換えて同様に行なえば、このオゾ
ンガスが混入ブロック50で循環管路系15からの洗浄
液に混入させられ、ここでオゾンを含む気液混合流体が
作られて口金7を通じて内視鏡2のチャンネルに送り込
める。これにより洗浄効果のみならず、そのオゾンによ
る消毒効果が得られる。なお、気液混合流体で内視鏡2
のチャンネル内を洗浄する場合にはオゾンを使用しない
ときに同じ空気混合でオゾンガスを供給すると、オゾン
混合比が高くなってしまうため、減圧弁51を利用して
降圧する。
また、オゾンは極めて分解しやすい物質であり、オゾン
発生ユニット31から各管路を通過する間に、その濃度
が低下することが考えられる。したがって、温度制御手
段45によってたとえばオゾン温度を低温にしてから供
給する。このようにすれば、その分解速度を遅らせるこ
とができる。
第5図ないし第6図は本発明の第3の実施例を示すもの
である。この実施例ではオゾンを気体の状態で使用する
。このため、オゾン発生ユニット31は外部エヤー管路
61と第1のオゾン゛rヒ磁弁62を介して第1のエヤ
ーポンプ63に接続され、この第1のエヤーポンプ63
は第2のオゾン電磁弁64を通じて洗浄槽3の洗浄室4
に接続されている。また、第1のエヤーポンプ63は循
環管路系15の口金7に通じる分岐管路65にエアー電
磁弁66を介して接続される。循環管路系15には上記
同様の送液ポンプ21が設けられている。
また、洗浄槽3の洗浄室4には排気管路系11が接続さ
れている。この排気管路系11は排気電磁弁67、第2
のエアーポンプ68が設けられている。さらに、排気管
路系11の排出端側には管路切換え用の除去電磁弁69
が設けれ、この一端にはオゾン除去ユニット28が接続
されている。
また、除去電磁弁69の他端にはそのまま外部に開口さ
れている。
さらに、洗浄槽3のタンク5には排水管路系16と給水
管路系18が接続されているが、その排水管路系16に
はオゾン除去手段を設けていない。また、給水管路系1
8にはイオン交換手段を設けていない。
次に、この実施例の作用について説明する。この実施例
のものではその工程を洗浄、乾燥、消毒・オゾン除去の
3つに分けることができる。まず、洗浄工程では給水管
路系18の給水電磁弁33を開放して水道水をタンク5
内に注入する。この後、循環管路系15の送液ポンプ2
1と排水管路系16の排水電磁弁26を開放するととも
に排水ポンプ27を作動する。また、エヤー電磁弁66
は循環管路系15側に切り換えておく。これにより上述
したと同様にしてその循環管路系15を通じて内視鏡2
の内外表面を洗浄できるとともに排水管路系16を通じ
て排出するとともに給水管路系18を通じて新たな洗浄
水を順次供給するため、洗浄水の更新がなされる。
このようにして洗浄が行なわれる最終段階において送液
ポンプ21の作動が先に停止し、一方、排水が継続して
行なわれる。また、エヤー電磁弁66が外部エヤー管路
61側に切り換るとともにmlのエヤーポンプ63が作
動し、内視鏡2のチャンネル内に送気が行なわれ、水切
りが行なわれる。
さらに、これに続けて乾燥工程が行なわれる。
つまり、第2のエアーポンプ68が作動するとともに排
気電磁弁67が開き、さらに、第1および第2のヒータ
13,25が作動して洗浄槽3内を暖めるとともに加温
した空気を内視鏡2のチャンネル内に送り込み乾燥する
この乾燥動作が終了すると、消毒と同時にオゾンの除去
作用が行なわれる。すなわち、エアー電磁弁66を遮断
し、第1のエアーポンプ63を停止させることにより継
続的に作動する第2のエアーポンプ68により洗浄槽3
内を除圧にする。ついで、この第2のエアーポンプ68
を停止し、第1のエアーポンプ63を作動し、オゾン発
生ユニット31からオゾンが送り込まれて消毒がなされ
る。最後に、再び、第2のエアーポンプ68が作動して
洗浄槽3内のオゾンを排気する。この排気するときのオ
ゾンはオゾン除去ユニット28により除去される。
ここで、洗浄槽3内に送り込まれたオゾンは順次分解し
、濃度が下がる。そこで、濃度を一定に保ため、第1の
エアーポンプ63でオゾンガスを送気しながら、第2の
エアーポンプ68で洗浄槽3内の気体(オゾンが分解し
た酸素等)を排気していく。
この実施例ではオゾンを気体で用いるため、たとえば消
毒のみ行なわない場合、乾燥等の工程が不要であり、短
時間で行なえる。したがって、症例間の消毒に有効であ
る。
第7図ないし第8図は本発明の第4の実施例を示すもの
である。この実施例では酸化剤、例えば過酸化水素(H
202)を気体の状態で使用して消毒作用に使用する。
このため、過酸化水素発生ユニットlO4は外部エヤー
管路61と第1の過酸化水素電磁弁101を介して第1
のエヤーポンプ63に接続され、この第1のエヤーポン
プ63は第2の過酸化水素電磁弁102を通じて洗浄槽
3の洗浄室4に接続されている。また、第1のエヤーポ
ンプ63は循環管路系15の口金7に通じる分岐管路6
5にエアー電磁弁66を介して接続される。循環管路系
15には上記同様の送液ポンプ21が設けられている。
また、洗浄槽3の洗浄室4には排気管路系11が接続さ
れている。この排気管路系11は排気電磁弁67、第2
のエアーポンプ68が設けられている。さらに、排気管
路系11の排出端側には管路切換え用の除去電磁弁69
が設けられ、この−端には過酸化水素除去ユニット10
3が接続されている。また、除去電磁弁69の他端はそ
のまま外部に開口している。
さらに、洗浄槽3のタンク5には排水管路系16と給水
管路系18が接続されている。
次に、この実施例の作用について説明する。この実施例
のものではその工程を洗浄、乾燥、消毒・過酸化水素除
去の3つに分けることができる。
まず、洗浄工程では給水管路系18の給水電磁弁33を
開放して水道水をタンク5内に注入する。
この後、循環管路系15の送液ポンプ21と排水管路系
16の排水電磁弁26を開放するとともに排水ポンプ2
7を作動する。また、エヤー電磁弁66は循環管路系1
5側に切り換えておく。これにより上述したと同様にし
てその循環管路系15を通じて内視鏡2の内外表面を洗
浄できるとともに排水管路系16を通じて排出するとと
もに給水管路系18を通じて新たな洗浄水を順次供給す
るため、洗浄水の更新がなされる。
このようにして洗浄が行なわれる最終段階において送液
ポンプ21の作動が先に停止し、一方、排水が継続して
行なわれる。また、エヤー電磁弁66が外部エヤー管路
61側に切り換るとともに第1のエヤーポンプ63が作
動し、内視鏡2のチャンネル内に送気が行なわれ、水切
りが行なわれる。
さらに、これに続けて乾燥工程が行なわれる。
つまり、第2のエアーポンプ68が作動するとともに排
気電磁弁67が開き、さらに、第1および第2のヒータ
13.25が作動して洗浄槽3内を暖めるとともに加温
した空気を内視鏡2のチャンネル内に送り込み乾燥する
この乾燥動作が終了すると、消毒および過酸化水素の除
去作用が行なわれる。すなわち、エアー電磁弁66を遮
断し、第1のエアーポンプ63を停止させることにより
継続的に作動する第2のエアーポンプ68により洗浄槽
3内を陰性にする。
ついで、この第2のエアーポンプ68を停止し、第1の
エアーポンプ63を作動し、過酸化水素発生ユニット1
04から過酸化水素が送り込まれて消毒がなされる。最
後に、再び、第2のエアーポンプ68が作動して洗浄槽
3内の過酸化水素を排気する。この排気するときの過酸
化水素は過酸化水素除去ユニット103により除去され
る。
ここで、洗浄槽3内に送り込まれた過酸化水素は順次分
解し、濃度が下がる。そこで、濃度を一定に保ため、第
1のエアーポンプ63で過酸化水素ガスを送気しながら
、第2のエアーポンプ68で洗浄槽3内の気体(過酸化
水素が分解した酸素、水蒸気等)を排気していく。
この実施例では過酸化水素を気体で用いるため、たとえ
ば消毒のみ行なう場合、乾燥等の工程が不要であり、短
時間で行なえる。したがって、症例間の消毒に有効であ
る。
なお、第9図で示すように過酸化水素発生ユニット10
4には熱風による過酸化水素蒸気の発生を利用してもよ
い。すなわち、原料には過酸化水素30%液(70%は
水)を用いて、エアー供給口105から外部エアーを送
風機109により吸い込み、ヒータ106で加熱して、
発生槽107内に吹き込む。発生槽107内の過酸化水
素30%液中を通過した熱風は、そに熱により蒸気化し
た過酸化水素とともに、過酸化水素送風口108から洗
浄Fel3へと導かれる。そして、洗浄FfJB内は4
0℃〜70℃に上昇する。ここで、過酸化水素ガスによ
る殺菌作用は40℃〜70℃環境で0.5〜2 mg/
Ω程度の濃度でかなりの効果が期待できるため、過酸化
水素の必要量はかなり少量で済む。
また、過酸化水素は40℃〜70℃では不安定な物質で
あり、内視鏡2の表面に付着した過酸化水素はすみやか
に自然分解除去されるため、残留等のおそれがなく、す
すぎ工程も不要である。
第10図ないし第12図は本発明の第5の実施例を示す
ものである。本実施例では過酸化水素タンク111から
過酸化水素注入電磁弁110を経て、洗浄槽3に注入し
た過酸化水素を第1のヒータ13で加熱して蒸気化する また、内視鏡2の管路内には洗浄槽3内の過酸化水素ガ
スを第1のエアーポンプ63により送り込んでいる。ま
た、消毒工程において陰性化は行なわない。すなわち、
過酸化水素を蒸気化する一方で、第2のエアーポンプ6
8により排気を行ない、洗浄槽3内にガスの流れをつく
ることで、内視鏡2全体に過酸化水素が接触するように
している。この方法だと陰性に耐える高度な密封構造が
不要となり、構造の簡略化が図れる。
また、除去方法は上記実施例と同様である。ここで洗浄
1fI3に注入される過酸化水素30%の液量は消毒時
間に応じて適量が注入される。すなわち、除去開始時点
では洗浄槽3内の過酸化水素30%液は全て気化してい
るように設定される。
また、過酸化水素ガスには水蒸気も含まれており、消毒
工程後に内視鏡3が水蒸気の付着によりやや湿った状態
となる。洗浄槽3内の温度が高いこともあって、消毒・
過酸化水素除去工程終了後には内視鏡3は、はぼ乾いた
状態となるが、より完全な乾燥状態を得るために再度、
乾燥工程を設けてもよい。その場合、内視鏡3表面の過
酸化水素の分解除去促進にも有効である。
また、過酸化水素30%液の、洗浄槽3への注入・加熱
は以下のような構成のものも考えられる。
すなわち、第1のヒマ−夕13と1体あるいは別体に設
けられた過酸化水素トレイ112に、注入口113から
過酸化水素30%液を注入する。過酸化水素トレイ11
2はアルミ等の金属でできており、第1のヒータ13の
熱を過酸化水素30%液に伝導する。過酸化水素30%
液は加熱されて順次過酸化水素ガスとなる。
なお、洗浄槽3内への過酸化水素30%液の注入は、消
毒時間中にわたって少量ずつ連続あるいは間欠に行なっ
てもよい。また、洗浄工程の最後に30%過酸化水素水
を内視鏡2の鉗子チャンネル内あるいは内視鏡2の外表
面等に接触させる工程を付加してもよい。これにより洗
浄効果がさらに向上する。
なお、本発明は上記各構成のものに限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能で
ある。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、オゾンまたは酸化
剤を利用して内視鏡を洗浄消毒するので、これを短時間
で確実に行なうことができる。
また、使用したオゾンまたは酸化剤を処理し、そのまま
外部に放出しないので安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例を示すその内視鏡用洗浄消毒装置
の概略的な構成説明図、第2図は同じくその内視鏡用洗
浄消毒装置の作動のタイムチャート、第3図は第2の実
施例を示すその内視鏡用洗浄消毒装置の概略的な構成説
明図、第4図は同じくその内視鏡用洗浄消毒装置の作動
のタイムチャート、第5図は第3の実施例を示すその内
視鏡用洗浄消毒装置の概略的な構成説明図、第6図は同
じくその内視鏡用洗浄消毒装置の作動のタイムチャート
、第7図は第4の実施例を示すその内視鏡用洗浄消毒装
置の概略的な構成説明図、第8図は同じくその内視鏡用
洗浄消毒装置の作動のタイムチャート、第9図はその変
形例の構成図、第10は第5の実施例を示すその内視鏡
用洗浄消毒装置の概略的な構成説明図、第11図は同じ
くその内視鏡用洗浄消毒装置の作動のタイムチャート、
第12図はその要部の構成図である。 1・・・洗浄消毒装置、2・・・内視鏡、3・・・洗浄
槽、4・・・洗浄室、11・・・排気管路系、15・・
・循環管路系、17・・・オゾン供給管路系、18・・
・給水管路系、28・・・オゾン除去ユニット、31・
・・オゾン発生ユニット、103・・・過酸化水素除去
ユニット、104・・・過酸化水素発生ユニット、11
1・・・過酸化水素タンク、112・・・過酸化水素ト
レイ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内視鏡を洗浄槽に設置してこの内視鏡を洗浄消毒
    する内視鏡用洗浄消毒装置において、オゾン発生手段と
    、このオゾン発生手段で発生したオゾンを洗浄槽側に供
    給するオゾン供給手段と、このオゾン供給手段を制御し
    オゾンを利用して消毒を行なう工程を選択できる制御手
    段と、上記洗浄槽で使用したオゾンを処理し除去するオ
    ゾン除去手段とを具備したことを特徴とする内視鏡用洗
    浄消毒装置。
  2. (2)内視鏡を洗浄槽に設置してこの内視鏡を洗浄消毒
    する内視鏡用洗浄消毒装置において、酸化剤発生手段と
    、この酸化剤発生手段で発生した酸化剤を洗浄槽側に供
    給する酸化剤供給手段と、この酸化剤供給手段を制御し
    酸化剤を利用して消毒を行なう工程を選択できる制御手
    段と、上記洗浄槽で使用した酸化剤を処理し除去する酸
    化剤除去手段とを具備したことを特徴とする内視鏡用洗
    浄消毒装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07171101A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Raizaa Kogyo Kk 内視鏡の洗浄方法とその装置
JP2014033794A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Ihi Shibaura Machinery Corp オゾン殺菌装置および殺菌方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58221949A (ja) * 1981-11-10 1983-12-23 テクノ−セテ−ズ・エス・エ− 小型の医療又は補助医療器具の殺菌消毒用装置
JPS63209657A (ja) * 1987-02-27 1988-08-31 増田 佳子 歯科用器具の消毒殺菌装置

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