JPH02166375A - 冷熱剤 - Google Patents

冷熱剤

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Publication number
JPH02166375A
JPH02166375A JP32115588A JP32115588A JPH02166375A JP H02166375 A JPH02166375 A JP H02166375A JP 32115588 A JP32115588 A JP 32115588A JP 32115588 A JP32115588 A JP 32115588A JP H02166375 A JPH02166375 A JP H02166375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
water
endothermic
hydrate
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32115588A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Mizoguchi
溝口 紘一
Takayasu Yabe
八部 隆康
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd filed Critical Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd
Priority to JP32115588A priority Critical patent/JPH02166375A/ja
Publication of JPH02166375A publication Critical patent/JPH02166375A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は冷熱剤、例えば、暑い季節におけるレジャーお
よびスポーツ観戦用、医療用、救急用または高温作業場
等で冷熱源が容易に得られない屋内外において、容易に
冷感を得るとともに長時間にわたり使用できる冷熱剤に
関する。
(従来の技術) 従来の冷熱剤として、例えば、吸熱剤である粒状の尿素
若しくは硝安(硝酸アンモニウム)またはそれらの混合
物と液状の水とを混合させたものであり、この混合によ
り吸熱剤と水との吸熱反応が起こり温度が瞬間的に低下
して冷熱源を得るものである。これらの冷熱源は混合に
よる急激な瞬間的な吸熱反応により温度は急速に氷点下
まで下がる。このため、釣り用またはレジャー用のクー
ラーボックスのように、密閉されたボックス内部を冷却
する場合には、ボックス内部はボックスの壁部を構成す
る断熱部材により高温の外気から遮断され、ボックス内
部はかなり長時間低温を保持できる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の冷熱剤のように、吸熱剤と水とに
よるものは、暑い季節に屋外でレジャーまたは野球観戦
等のように、高温の外気に露出して使用すると、第2図
に示す曲線A、B、Cのように、例えば、温度20℃に
まで上昇する保冷時間は僅かに35分程度である。これ
は、暑い季節に対応してブース(三速設備工業■製可搬
式クリーンブース)内で、気温30℃、湿度58%の環
境を設定し、吸熱剤としてAは尿素、Bは硝安、Cは市
販品の各々と水とを各30gあて混合して吸熱反応を起
こしたものである。すなわち、吸熱反応直後には冷めた
過ぎる程冷感を有するが、その後は吸熱反応の持続がな
く、かつ、冷熱源の温度と外気温との温度が大きいので
、反応終了後は温度の上昇も急速となる。このため、有
効な冷熱惑を感する時間である保冷時間は極めて短い、
例えば、長くても約35分程度である。これは、野球観
戦等2時間またはそれ以上を必要とする場合、保冷時間
が短かすぎるという問題点がある。
そこで本発明は、暑い季節に屋外等で外気に接触し易い
状態で使用して、好適な冷感を有するとともに長時間の
保冷時間を有する冷熱剤を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、冷熱源に用いる含水剤と吸熱剤とについ
て、種類、量、それらの組合せ、吸熱の反応時間、吸熱
反応の追加効果等につき種々検討した。
その結果、吸熱反応が徐々に進み、長い保冷時間を得る
ためには、含水剤および吸熱剤は特定の化合物および特
定の組合わせが最も好ましい。特に、結晶水を含む含水
剤は保冷時間を延長するのに効果的であることを見出し
た。
また、含水剤と吸熱剤との混合には、含水剤と吸熱剤と
を特定の順序で行うのが好ましいことを見出した。
本発明者らは、さらに種々、研究を゛重ね本発明の結論
に到達した。
すなわち、本発明に係る冷熱剤は、結晶水を含有する含
水剤と、吸熱剤とを備え、含水剤および吸熱剤を混合し
吸熱反応を起こすことを特徴としている。また、含水剤
を吸熱剤内に投入して混合して吸熱反応を起こすのが好
ましい。また、含水剤の全量が複数の小分量に分割され
、各小分量の含水剤を時間的に間隔を空けて吸熱剤内に
混合するのが好ましい。
ここに、結晶水を含有する含水剤とは、例えば、芒硝(
硫酸ナトリウム10水塩、N a z S Oa  ・
10H20) 、炭酸ナトリウム10水塩(Nag C
ox・IOH,O) 、チオ硫酸ナトリウム5水塩(N
a2 sz 03  ・5H20)、塩化カルシウム6
水塩(Ca C1z  ・6HzO)等結晶水を含む塩
が挙げられる。これらの塩においては、結晶水は塩類の
分子と水分子または配位水等の形で特定の結合力で結合
した状態で含まれている。
また、吸熱剤としては、硝安(硝酸アンモニウム、NH
4N03)、硝酸ナトリウム−(NaNO3)、塩安(
塩化アンモニウム、NH4C1)、尿素(CNHt )
z Co) 、塩化カリウム(KCl)、硝酸カリウム
(KNOs)等の各々と、含水剤の50重量部に対して
それぞれの25重量部の混合物等が挙げられる。
また、含水剤を吸熱剤内に投入して混合するとしたのは
、吸熱剤と当量の含水剤を分割して、各分割した含水剤
を小量宛時間をあけて吸熱剤内に投入して混合すると、
好適な冷感を有する保冷時間の長期化に有効であるから
である。すなわち、第2回目以降の分割した小量の含水
剤は、途中で投入を中止し、大きな時間経過の後に投入
してもよい。第2回目投入時には、再度、吸熱反応が起
こり、冷熱効果を発揮する。このため、温度7℃〜20
℃の好適な冷感を得る。保冷時間は第1回目から第2回
目移行まで続き長期化される。しかし、一方、含水剤内
に分割した小量の吸熱剤を投入し混合しても第1回の吸
熱剤の投入により含水剤中の結晶水が殆ど滲出して水と
なり、第2回目以降の吸熱剤を投入する効果がない。
(供試例1〜5) 以下、本発明を供試例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら供試例に限定されない。
暑い季節の屋外に対応して、気温30℃、湿度58%に
調整したブース(三速設備工業■製可搬式クリーンブー
ス)内に置いたガラス容器内に、次表の供試例1〜5に
示す吸熱剤を入れ、次いで、含水剤を投入し、混合した
吸熱剤と含水剤とは吸熱反応を起こし、ガラス容器内の
温度は急速に低下する。次いで、外気温等により、容器
内の温度は次第に上昇する。
含水剤を吸熱剤に徘入後から容器内の温度が20℃に上
昇するまでの保冷時間(分)を測定し、第1図にグラフ
で示した。
表 供試例5においては、供試例1〜4における結晶水を含
む含水剤である芒硝の代わりに水を用いたものである。
水を混合直後は、第1図の矢印■に示すように、急速に
温度O℃近くまで低下するが、その後の温度の上昇も早
く、温度20℃には約45分で達し、保冷時間は極めて
短時間であった。
一方、供試例4は前表および第1図の矢印■に示すよう
に、供試例5に比較し保冷時間が約125分と大幅に増
加した。すなわち、結晶水を含有する含水剤を用いるこ
とにより保冷時間が大幅に増加した。
また、供試例1〜3においては、芒硝の重量を2等分し
て、第1回目にその半分量の芒硝を投入して、容器内の
温度が20℃に上昇した後に第2回目を投入して、容器
内の温度が20℃にまで上昇する保冷時間を測定した。
試験結果は表および第1図の矢印■〜■にそれぞれ示す
ように、供試例1の保冷時間(145分)は供試例4の
保冷時間(125分)に比較して大幅に増加した。また
、供試例2.3の保冷時間は160分、135分で十分
に長時間であり、供試例5に比較し大幅に増加した。
(効果) 以上説明したように、本発明に係る冷熱剤によれば、暑
い季節に屋外等で外気に接触し易い状態で使用して、好
適な冷感を有するとともに保冷時間を大幅に増加できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る冷熱剤の試験結果を示すグラフで
ある。第2図は従来の冷熱剤の試験結果を示すグラフで
ある。 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶水を含有する含水剤と、吸熱剤とを備え、含
    水剤および吸熱剤を混合し吸熱反応を起こすことを特徴
    とする冷熱剤。
  2. (2)含水剤を吸熱剤内に投入して混合して吸熱反応を
    起こす請求項1記載の冷熱剤。
  3. (3)含水剤の全量が複数の小分量に分割され、各小分
    量の含水剤を時間的に間隔を開けて吸熱剤内に混合する
    請求項1または2記載の冷熱剤。
JP32115588A 1988-12-20 1988-12-20 冷熱剤 Pending JPH02166375A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511690A (ja) * 2008-12-09 2012-05-24 カールスバーグ・ブルワリーズ・エー/エス 自己冷却式容器と冷却装置
US9766007B2 (en) 2011-12-22 2017-09-19 Sarah Rothenberg Coolant device, dispenser and methods

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511690A (ja) * 2008-12-09 2012-05-24 カールスバーグ・ブルワリーズ・エー/エス 自己冷却式容器と冷却装置
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