JPH02166195A

JPH02166195A - 洗剤組成物

Info

Publication number: JPH02166195A
Application number: JP31852088A
Authority: JP
Inventors: Yoji Watanabe; 洋二渡辺
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1988-12-19
Filing date: 1988-12-19
Publication date: 1990-06-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、新規な洗剤組成物に関するものである。さら
に詳しくいえば、本発明は、通常脂肪酸低級アルキルエ
ステルのスルホン酸塩を用いたときに発生する不快臭を
分子量５０〜３５０の有香有機エステル化合物帆０２重
量％以上配合することによリマスキングした新規な洗剤
組成物に関するものである。

従来の技術一般に、脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩を
配合した洗剤は、このものが経時的に分解し不快臭を発
し、商品価値を著しく低下させるので、この不快臭を抑
制することが必要である。

この不快臭を防止するために、ヒンダードフェノール系
化合物、ホウ砂、クエン酸ソーダを配合した洗浄剤組成
物が提案されているが（特開昭５０−１５１９０５号公
報）、これによっても脂肪酸低級アルキルエステルのス
ルホン酸塩の分解を完全に防止することはできない。

一方、臭気を抑制する方法として香料を加えてマスキン
グする方法があるが、通常、マスキング用として使用さ
れている香料では、脂肪酸低級アルキルエステルのスル
ホン酸塩の分解に起因する不快臭をマスキングするには
不十分なため、この方法もこれまで実用化されていない
。

発明が解決しようとする課題本発明は、脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩
を含む洗剤において、長期間にわたって不快臭を抑制す
ることができ、商品価値の低下をもｔこらずことのない
ようにマスキングが施されｔ二新規な洗剤組成物を提供
することを目的としてなされたものである。

課題を解決するための手段本発明者らは、脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン
酸塩の経時的な分解に基づく不快臭を効果的に抑制しう
るマスキング用香料を開発するために種々研究を重ねた
結果、特定の香料化合物を特定量配合した調合香料を用
いることにより、その目的を達成しうろことを見出し、
この知見に基づいて本発明をなすに至った。

すなわち、本発明は、脂肪酸残基の炭素数８〜２２の脂
肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩５〜３０重量
％と、分子量５０〜３５０の有香有機エステル化合物少
なくとも０．０２重量％を含有する洗剤組成物を提供す
るものである。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明方法において用いられる脂肪酸残基の炭素数８〜
２２の脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩とし
ては、典型的に下記一般式（Ｉ）で表される。

Ｒ”　−ＣＨＣＯＯＲ”　　　　　　　　　　・・・（
１）ＳＯ，Ｍ（Ｒ１はＣ６〜、。のアルキル基、Ｒ″はＣ，〜２程度
の低級アルキル基、Ｍは対イオン）この中でも、脂肪酸残基の炭素数が１２〜２２（Ｒ’　
：　Ｃ，。−□〇）のものが好適であり、又、対イオン
としてはアルカリ金属、特にナトリウム塩が好ましい。

脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩は、炭素数
８〜２２の脂肪酸を低級アルキルエステル化したのち、
通常のスルホン化装置を用いて無水硫酸と反応させ、必
要に応じて熟成、漂白を行っｔ；のち、中和することに
より得られる。また、脂肪酸のスルホン化物を低級アル
キルエステル化することによっても得られる。

原料脂肪酸としては、牛脂、ヤシ油、パーム油などから
誘導される動植物起源の所定炭素数の脂肪酸や合成脂肪
酸が用いられる。その使用量は５〜３０重量％が適量で
あって、５重量％以下では十分な洗浄力が得られず、３
０重量％以上では製造が困難である。

次に、有香有機エステル化合物としては、エチルアセテ
ート、アミルアセテート、エチルブチレート、ゲラニル
フォーメート、ベンジルフォーメート、フェニルエチル
７オーメート、イソアミルアセテート、シンナミルアセ
テート、ゲラニルアセテート、リナリルアセテート、メ
ンチールアセテート、ボルニルアセテート、イソボニル
アセテート、タービニルアセテート、フェニルエチルア
セテート、フェニルメチルカルビニルアセテート、シン
ナミルアセテート、アミルアセテート、ｐ−クレジルア
セテート、アセチルイソオイゲノール、ミルセニルアセ
テート、ｐ−ｔｅｒｔ−ブチルシクロヘキシルアセテー
ト、シバイドロタ−ビニルアセテート、エチルプロピオ
ネート、インアミルプロピオネート、シトロネリルプロ
ピオネート、リナリルプロビオネート、ゲラニルプロピ
オネート、タービニルプロピオネート、ベンジルプロピ
オネート、ジメチルベンジルカービニールアセテートー
ト、ペルドックス、メチルアンスラニレート、ノビルア
セテート、プレニルアセテート、フェニルエチルアセテ
ート、シス−３−ヘキセニルサリシレート、ペンジルサ
リシレート、ヘキシルサリシレート、ローズフェノン、
スチラリルアセテート、スチラリルブロビオネート、パ
ノリス、イスモン、オーランチオール、インブチルフェ
ニルアセテート、アリルシクロヘキサンプロピオネート
、ジハイドロミルセニルアセテート、シクロフォリエー
ト、セドリルアセテート、セドレニルアセテート、ベチ
ベリルアセテート、セドレニル７ォーメート、シクロビ
デン、ジメチルアンスラニレート、デシルアセテート、
メチルサリシレート、エチルアセテート、メチルアンス
ラニレート等が用いられる。

これらの化合物は、通常複数の香料と混合して使用する
。この有香有機エステルの使用量は洗剤組成物の全量に
基づき０。０２重量％以上であるが、好適には０．０２
１〜０．０３％であって、香料組成物の組み合わせによ
っても若干異なってくる。なお、０．０２重量％以下で
は脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩を含む洗
剤において長期間にわたる不快臭の抑制をすることがで
きない。

これらの有香料脂肪酸低級アルキルエステルが不快臭を
感じさせることなく芳香を発散させて、商品価値を著し
く高める理由としては、おそらく香料の化学構造及び物
理的性質から推測するに、有香有機エステル化合物は、
アルコール、アルデヒド、ケトン等に比べて極性が低い
ため、蒸発しやすいので、不快臭が存在しても分子量５
０〜３５０の有香有機エステル化合物の量が多いので不
快臭を感じさせないためと考えられる。

発明の効果本発明方法によると、脂肪酸低級アルキルエステルのス
ルホン酸塩を洗剤として用いても不快臭を感じさせるこ
となく、芳香を発散させて商品価値を著しく高めるもの
である。

実施例次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。

実施例第１表の配合組成にて嵩密度０．５〜１−２ｙ／ｃｃの
洗剤を製造して、第２表に示す香料組成物にてそれぞれ
賦香して室温で２ケ月経時した、洗剤の粉末の香り、洗
濯液の香り及び洗い上がった衣類の残香について比較検
討した結果を第３表に示す。

第表第１表中の各成分は次のものを示す。

ａ−５Ｆ：脂肪酸残基の炭素数８〜２２の脂肪酸低低級
アルキルエステルのスルホン酸塩ＡＯ３：α−オレフィンスルホン酸ソータ（Ｃ１２〜Ｃ
ｌ８）ＬＡＳ　　：直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ（
Ｃ１２〜Ｃｌ８）石＃：脂肪酸ソーダ（Ｃ１２〜Ｃｌ８）ゼオライト：７ニオン：アルキル基またはアルケニル基の炭素数が９
〜１１でエチレンオキシドの平均付加モル数が５〜１２
のアルキルエトキシレート、アルキル基またはアルケニ
ル基の炭素数が１２〜Ｉ５でエチレンオキシドの平均付
加モル数が３〜６のアルキルエトキシレート、アルキル
基またはアルケニル基の炭素数６〜１３でエチレンオキ
シドの平均付加モル数が３〜８のアルキル７エ二ルエト
キシレート、ショ糖モノまたはジ脂肪酸エステルから選
ばれる１種または２種以上のノニオン界面活性剤少量添加物：蛍光剤、酵素、色素等法に使用した香料組成を第２表に示す。

−〜ｎｗ哨ψＮ−−８＝＝香りの評価ｌ）洗剤製品時の香りの評価洗剤の配合組成−１に、香料組成−１及び香料組成−２
の各香料を０．２重量部賦香して容量２０〇−の広口ビ
ンにそれぞれ１００ｍｆｆ入れて蓋をし、室温で２ケ月
保存した後に、蓋を開いた直後の香りについて、バヒュ
ーマー６人で不快臭の程度を評価した。

不快臭の評価基準０：不快臭を感じない Δ：やや不快臭を感じる ×：不快臭を感じる２）洗濯時の香りの評価洗剤の配合組成−１に、香料組成−１及び香料組成−２
の各香料を０．２重量部賦香して容量２００ｍｆｆの広
口ビンにそれぞれ１００Ｔ１１ａ入れて蓋をし、室温で
２ケ月保存した後に、２０℃の水道水３０αに２５９を
洗濯機で撹拌溶解した直後の洗濯液の香りについて、　
りと同様に不快臭の程度を評価した。

３）洗い上がった衣類の残香性の評価２）で用いた洗濯液に衣類（木綿肌着５００ｇ、混紡シ
ャツ５００９）　ｌ　＆９投入し、１５分間洗濯後３分
間脱水し、次いで２０”０の水道水を１５１／Ｉｎ１ｎ
の流量で流しながら、６分間すすぎ、３分間脱水した後
、室内で一晩風乾しＩ；後の木綿肌着の残香性の強さを
、基準洗剤で同じ処理をしｔ；ものとの一対比較で（１
）と同様に評価した。

する洗剤組成物において、分子量５０〜３５０の有香有
機エステル化合物がｉｏｎ量％以下の香料（香料組成−
１）を配合しｔ；ものでは、σ−３Ｆ臭のマスキングが
十分でなかったが、分子量５０〜３５０の有香有機エス
テル化合物が１０重量％以上の香料（香料組成−２）を
配合したものでは、ａ　−３Ｆ臭のマスキングが十分で
あり商品価値を高めることができた。

第　　　３　　　表

Claims

【特許請求の範囲】

１　脂肪酸残基の炭素数８〜２２の脂肪酸低級アルキル
エステルのスルホン酸塩５〜３０重量％と、分子量５０
〜３５０の有香有機エステル化合物少なくとも０．０２
重量％とを含有することを特徴とする洗剤組成物。